(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
ジェットエンジン等の部品の一つであるタービン翼には、その使用時において、強い遠心力やガス流等による強い応力が加わる。よって、そのようなタービン翼には耐熱性に加えて特に高い強度が要求されるので、通常、金属材料を用いて製造される。例えば、
図13(a)は、一般的な航空機用ターボファンエンジンの概略斜視図であり、
図13(b)は、そのタービン動翼の一部を拡大した概略斜視図であるが、エンジンの駆動時にタービン動翼には翼部の長手方向へ強い遠心力がかかるので、通常、タービン動翼はNi基合金等から製造される。また、
図13(b)に示すように、タービン動翼70は翼部72と、その翼面に対して垂直方向へ伸びるプラットフォーム部74と、翼部72の一方端部に配置されたダブテール部76と、翼部72の他方端部においてその翼面に対して垂直方向へ伸びるチップシュラウド部78とを備える複雑な形状を有するものであるものの、Ni基合金等の金属材料を鋳造することで、容易に製造することができる。また、タービン静翼についても同様であり、複雑な形状を有するものの、Ni基合金等の金属材料を材料として用いて容易に製造することができる。
【0003】
タービン翼は、単翼として用いる場合と、連翼として用いる場合がある。動翼の場合は、チップシュラウド部を接合して連翼化する。静翼の場合は、単翼のシュラウド部(アウタバンド部)とプラットフォーム部(インナバンド部)を接合して連翼化するか、鋳造で一体成型する場合もある。
図13(c)は連翼構造のタービン動翼を示す概略斜視図であり、連翼構造のタービン動翼80は翼部82と、その翼面に対して垂直方向へ伸びるプラットフォーム部84と、翼部82の一方端部に配置されたダブテール部86と、翼部82の他方端部においてその翼面に対して垂直方向へ伸びるチップシュラウド部88とを備える。この場合、その形状はさらに複雑になるものの、高度な鋳型を用いることで製造することが可能である。
【0004】
そして、近年、セラミックス繊維織物とセラミックスマトリックスとからなるセラミックス基複合部材(CMC)のタービン翼への適用が期待されている。セラミックス基複合部材は軽量で耐熱性に優れるため、タービン翼として利用することができれば、エンジンの重量削減および燃料消費率の低減が期待できる。
【0005】
従来、このようなセラミックス基複合材料を適用したタービン翼やその製造方法がいくつか提案されている。また、
図14に例示するような連翼構造のタービン翼についても、従来、提案されている(例えば特許文献1または2参照)。
図14は4つのタービン静翼が連結されたものであり、連翼構造のタービン静翼90は翼部92a、92b、92c、92dと、各翼部の一方端部および他方端部においてその翼面に対して垂直方向へ伸びるアウタバンド部94およびインナバンド部96とを備えるものである。そして、4つの翼部92a、92b、92c、92dと、アウタバンド部94およびインナバンド部96との間を接着剤を用いて接着、または機械的に連結したものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら特許文献1または2に記載のような従来のセラミックス基複合部材からなるタービン翼は、接合ができないため特に各部材間の連結強度が不足しており、タービン翼として用いるには強度が足りなかった。複数のタービン翼を含む連翼構造のセラミックス基複合部材の場合、連結部分が多いため、特にその影響は顕著である。
【0008】
本発明はこのような課題を解決することを目的とする。
すなわち、本発明は、タービン翼として使用可能な強度を持つ、複数の翼部を含む連結構造のセラミックス基複合部材、およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は鋭意検討し、上記の課題を解決するセラミックス基複合部材およびその製造方法を見出し、本発明を完成させた。
【0010】
本発明は以下の(1)〜(6)である。
(1)タービン翼として用いる連翼構造のセラミックス基複合部材であって、
翼部を構成するセラミックス繊維織物である翼部用繊維織物および連結部を構成するセラミックス繊維織物である連結部用繊維織物について、前記連結部用繊維織物によって、複数の前記翼部用繊維織物を連結し、その後、型に組み付けて一体に成形し、得られた成形体にセラミックスマトリックスを含浸してなる、セラミックス基複合部材。
(2)前記連結部がチップシュラウド部であり、タービン動翼として用いる、上記(1)に記載のセラミックス基複合部材。
(3)前記連結部がアウタバンド部またはインナバンド部であり、タービン静翼として用いる、上記(1)に記載のセラミックス基複合部材。
(4)前記連結部用繊維織物が2以上の貫通孔を有し、前記翼部用繊維織物の一方または両方の端部を前記貫通孔に通過させ、その通過した部分が前記連結部となるように折り曲げる操作を行う、上記(1)〜(3)のいずれかに記載のセラミックス基複合部材。
(5)タービン翼として用いる連翼構造のセラミックス基複合部材の製造方法であって、
前記連結部用繊維織物および複数の前記翼部用繊維織物を用意し、前記連結部用繊維織物によって、複数の前記翼部用繊維織物を連結して織物連結体を得る連結工程と、
前記織物連結体を型に組み付けて一体に成形して成形体を得る成形工程と、
前記成形体にマトリックスを含浸する含浸工程と
を備える、セラミックス基複合部材の製造方法。
(6)前記連結部用繊維織物が2以上の貫通孔を有し、
前記連結工程が、前記翼部用繊維織物の一方または両方の端部を前記貫通孔に通過させ、その通過した部分が前記連結部となるように折り曲げる操作を含む工程である、上記(5)に記載のセラミックス基複合部材の製造方法。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、タービン翼として使用可能な強度を持つ、複数の翼部を含む連結構造のセラミックス基複合部材、およびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1(a)は本発明の動翼用複合部材について説明するための概略斜視図であり、
図1(b)は本発明の静翼用複合部材について説明するための概略斜視図である。
【
図2】
図2は本発明の動翼用複合部材を得るための連結工程について説明するための概略図である。
【
図3】
図3は本発明の動翼用複合部材を得るための連結工程について説明するための別の概略図である。
【
図4】
図4は本発明の動翼用複合部材を得るための連結工程について説明するためのさらに別の概略図である。
【
図5】
図5は本発明の動翼用複合部材を得るための連結工程について説明するためのさらに別の概略図である。
【
図6】
図6は本発明の動翼用複合部材を得るための連結工程について説明するためのさらに別の概略図である。
【
図7】
図7は本発明の動翼用複合部材を得るための連結工程について説明するためのさらに別の概略図である。
【
図8】
図8は本発明の静翼用複合部材を得るための連結工程について説明するための概略図である。
【
図9】
図9は本発明の静翼用複合部材を得るための連結工程について説明するための別の概略図である。
【
図10】
図10は本発明の静翼用複合部材を得るための連結工程について説明するためのさらに別の概略図である。
【
図11】
図11は本発明の静翼用複合部材を得るための連結工程について説明するためのさらに別の概略図である。
【
図12】
図12は本発明の静翼用複合部材を得るための連結工程について説明するためのさらに別の概略図である。
【
図13】
図13(a)は、一般的な航空機用ターボファンエンジンの概略斜視図であり、
図13(b)は、そのタービン動翼の一部を拡大した概略斜視図であり、
図13(c)は、連翼構造のタービン動翼を拡大した概略斜視図である。
【
図14】
図14は従来の連翼構造のタービン静翼を説明するための概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明について説明する。
本発明は、タービン翼として用いる連翼構造のセラミックス基複合部材であって、翼部を構成するセラミックス繊維織物である翼部用繊維織物および連結部を構成するセラミックス繊維織物である連結部用繊維織物について、前記連結部用繊維織物によって、複数の前記翼部用繊維織物を連結し、その後、型に組み付けて一体に成形し、得られた成形体にセラミックスマトリックスを含浸してなる、セラミックス基複合部材である。
このようなセラミックス基複合部材を、以下では「本発明の複合部材」ともいう。
【0014】
本発明の複合部材は、前記連結部がチップシュラウド部であり、タービン動翼として用いるものであることが好ましい。
このような本発明の複合部材を、以下では「本発明の動翼用複合部材」ともいう。
本発明の動翼用複合部材について図を用いて説明する。
【0015】
図1(a)は本発明の動翼用複合部材について説明するための概略斜視図である。
図1(a)に示すように、本発明の動翼用複合部材1は複数(
図1(a)の場合は2つ)の翼部を含むものである。
図1(a)に示す本発明の動翼用複合部材1は、2つの翼部2a、2bと、その翼面に対して垂直方向へ伸びるプラットフォーム部3a、3bと、翼部2a、2bの一方端部に配置されたダブテール部4a、4bとを備えている。そして、2つの翼部2a、2bは、それらの他方端部において1つのチップシュラウド部5によって連結されている。
すなわち、本発明の動翼用複合部材は、従来のタービン動翼(例えば
図13(b)に示したもの)が複数結合した外径を備えているが、チップシュラウド部を1つのみ有している点で、従来のものとは異なっている。
【0016】
このようなタービン動翼1は、その使用時において、ダブテール部4a、4bがディスクに嵌められ、そのディスクが回転することで、翼部2a、2bの長手方向へ強い遠心力が加わる。
【0017】
図1(a)に例示した本発明の動翼用複合部材1は、後に詳細に説明するように、チップシュラウド部5を構成するセラミックス繊維織物(連結部用繊維織物)によって、2つの翼部2a、2bの構成する2つのセラミックス繊維織物(翼部用繊維織物)を連結した後、型に組み付けて一体に成形し、得られた成形体にセラミックスマトリックスを含浸してなるものであるので、各部材間(例えば翼部2とチップシュラウド部5と間)の連結強度が高く、その使用時において強い負荷(遠心力等)が加わっても壊れない。
これに対して従来のものは、各部材間を接着剤を用いて接着したり、機械的に連結したりするものであるので、各部材間の連結部分の強度が不足しており、タービン動翼として用いるには強度が足りない場合があった。
【0018】
図1(a)に例示した本発明の動翼用複合部材1は2つの翼部を有するものであるが、本発明の動翼用複合部材における翼部の数は特に限定されない。本発明の動翼用複合部材は2個程度の翼部を含むことがさらに好ましい。
【0019】
また、本発明の複合部材は、前記連結部がアウタバンド部またはインナバンド部であり、タービン静翼として用いるものであることが好ましい。ここで前記連結部はアウタバンド部とインナバンド部との両方であってよい。すなわち、本発明の複合部材はアウタバンドブとしての連結部と、インナバンド部としての連結部との2つを有するものであることが好ましい。
このような本発明の複合部材を、以下では「本発明の静翼用複合部材」ともいう。
本発明の静翼用複合部材について図を用いて説明する。
【0020】
図1(b)は本発明の静翼用複合部材について説明するための概略斜視図である。
図1(b)に示すように、本発明の静翼用複合部材11は複数(
図1(b)の場合は4つ)の翼部を含むものである。
図1(b)に示す本発明の静翼用複合部材11は、4つの翼部12a、12b、12c、12dを備え、それらの一方端部および他方端部において、アウタバンド15およびインナバンド部16によって連結されている。
このような本発明の静翼用複合部材11は、その使用時において翼部へガス流等による強い負荷が加わる。
【0021】
図1(b)に例示した本発明の静翼用複合部材11は、後に詳細に説明するように、アウタバンド部15を構成するセラミックス繊維織物(連結部用繊維織物)およびインナバンド部16を構成するセラミックス繊維織物(連結部用繊維織物)によって、4つの翼部12a、12b、12c、12dを構成するセラミックス繊維織物(翼部用繊維織物)を連結した後、型に組み付けて一体に成形し、得られた成形体にセラミックスマトリックスを含浸してなるものであるので、各部材間(例えば翼部12と、アウタバンド部15またはインナバンド部16と間)の連結強度が高く、その使用時において強い負荷が加わっても壊れない。
これに対して従来のものは、各部材間を接着剤を用いて接着したり、機械的に連結したりするものであるので、各部材間の連結部分の強度が不足しており、タービン静翼として用いるには強度が足りない場合があった。
【0022】
図1(b)に例示した本発明の静翼用複合部材11は4つの翼部を有するものであるが、本発明の静翼用複合部材における翼部の数は特に限定されない。本発明の静翼用複合部材は、2〜8個の翼部を含むことが好ましく、3〜6個の翼部を含むことがより好ましく、4個程度の翼部を含むことがさらに好ましい。
【0023】
次に、本発明の複合部材の製造方法について説明する。
本発明の複合部材の製造方法は、タービン翼として用いる連翼構造のセラミックス基複合部材の製造方法であって、前記連結部用繊維織物および複数の前記翼部用繊維織物を用意し、前記連結部用繊維織物によって、複数の前記翼部用繊維織物を連結して織物連結体を得る連結工程と、前記織物連結体を型に組み付けて一体に成形して成形体を得る成形工程と、前記成形体にマトリックスを含浸する含浸工程とを備える、セラミックス基複合部材の製造方法である。
このような製造方法を、以下では単に「本発明の製造方法」ともいう。
【0024】
<連結工程>
本発明の製造方法における連結工程について説明する。
本発明の製造方法において連結工程は、前記連結部用繊維織物および複数の前記翼部用繊維織物を用意し、前記連結部用繊維織物によって、複数の前記翼部用繊維織物を連結して織物連結体を得る工程である。
以下に、本発明の製造方法によって、本発明の動翼用複合部材を得る場合の連結工程と、本発明の静翼用複合部材を得る場合の連結工程とについて、各々説明する。
【0025】
本発明の動翼用複合部材を得る場合における連結工程について、図を用いて具体的に説明する。
図2(a)および(b)は、翼部およびダブテール部になるセラミックス繊維織物23と、プラットフォーム部になるセラミックス繊維織物25とが繋がっている一体三又繊維織物21を表した図であり、
図2(a)が概略側面図であり、
図2(b)は
図2(a)におけるA−A線断面図である。
【0026】
このような一体三又繊維織物21を得た後、
図3(a)に示すように、翼部およびダブテール部になるセラミックス繊維織物23に対して、プラットフォーム部になるセラミックス繊維織物25を所望の角度(タービン動翼の場合は略90度)をなすように折り曲げる。そして、2つのプラットフォーム部になる繊維織物25が重なった部分251を別の繊維束を用いて縫い合わせることが好ましい。得られる翼部用繊維織物の強度がより高まるからである。
このようにして
図3(b)に示すような態様の翼部用繊維織物27を得る。
【0027】
上記のようにして、
図3(b)に示すような態様の翼部用繊維織物27を複数得た後、
図4、
図5、
図6および
図7に示すようにして翼部用繊維織物27とチップシュラウド部を構成することになる連結部用繊維織物31とを連結する。なお、連結部用繊維織物は概ね矩形の繊維織物であり、翼部用繊維織物27の一方端部を通過させることができる貫通孔を2つ形成してなる。貫通孔は機械加工等の従来公知の方法で形成することができる。
【0028】
連結部用繊維織物31は、2つの貫通孔311、312を有しており、この貫通孔に翼部用繊維織物27の一方端部を通過させる。
図5に示すように2つの翼部用繊維織物27a、27bの各々について、その一方端部を2つの貫通孔311、312へ通過させた後、
図6に示すように、その通過した部分が後に連結部となるように折り曲げる操作を行う。
そして、
図6に示すように必要に応じて他の部品315を付けて、
図7に示すような織物連結体38を得ることができる。
【0029】
次に、本発明の静翼用複合部材を得る場合における連結工程について、図を用いて具体的に説明する。
図8は、翼部を構成することになる4つの翼部用繊維織物47a、47b、47c、47dと、アウタバンド部を構成することになる連結部用繊維織物51と、インナバンド部を構成することになる連結部用繊維織物53とを表す概略斜視図である。
【0030】
アウタバンド部を構成することになる連結部用繊維織物51およびインナバンド部を構成することになる連結部用繊維織物53は、概ね矩形の繊維織物であり、後述するように翼部用繊維織物47a、47b、47c、47dの各々における端部を通過させることができる貫通孔を4つ形成してなる。貫通孔は機械加工等の従来公知の方法で形成することができる。
【0031】
複数の翼部用繊維織物47を用意し、
図9に示すようにして翼部用繊維織物47と連結部用繊維織物51、53とを連結する。
ここで連結部用繊維織物51、53は、各々4つの貫通孔511、512、513、514および531、532、533、534を有しており、この貫通孔に翼部用繊維織物47の端部を通過させる。
図10に示すように4つの翼部用繊維織物47a、47b、47c、47dの各々について、その端部を4つの貫通孔へ通過させた後、
図10に示すように、その通過した部分が後に連結部となるように折り曲げる操作を行う。そして、
図10および
図11に示すように、必要に応じて他の部品516、517および536、537を付けて、
図12に示す織物連結体58を得ることができる。
【0032】
上記のような翼部用繊維織物および連結部用繊維織物は例えば従来公知の方法で製造することができるが、3次元構造を備えるものであることが好ましい。3次元構造の繊維織物は、例えば、セラミックス繊維を数百〜数千本程度束ねて繊維束とした後、この繊維束をXYZ方向に織ることによって得られる。具体的には、例えば、繊維束をX方向およびそれに垂直なY方向に配置してなる層を複数枚得た後、各層を重ね、その厚み方向(Z方向)に別の繊維束によって縫うことで、3次元構造の繊維織物を得ることができる。その後、必要に応じて加工することで所望の形の翼部用繊維織物および連結部用繊維織物を得ることができる。
なお、翼部用繊維織物および連結部用繊維織物は、3次元構造を備えるものでなくてもよいし、部分的に3次元構造を備えるものであってもよい。
【0033】
また、翼部用繊維織物および連結部用繊維織物を構成するセラミックス繊維の材質や太さ等は特に限定されない。例えばSiC、C、Si
3N
4、Al
2O
3、BNなどからなるセラミックス繊維を用いることができる。また、セラミックス繊維の太さは従来公知のセラミックス繊維と同様であってよく、例えば数μm〜数十μm程度であってよい。
【0034】
<成形工程>
本発明の製造方法における成形工程について説明する。
本発明の製造方法において成形工程は、前記織物連結体を型に組み付けて一体に成形して成形体を得る工程である。
【0035】
成形工程では、上記の連結工程によって得られた織物連結体を型に組みつけて一体に成形する。例えば6分割程度の型に織物連結体を組み付けて成形する。型は内部形状が、求める成形体の形状となっており、織物連結体を型に沿って変形させて組み付けることで、型の内部で織物連結体を一体に成形することができる。
【0036】
<含浸工程>
次に、本発明の製造方法における含浸結工程について説明する。
本発明の製造方法において含浸工程は、前記成形体にマトリックスを含浸する工程である。
含浸工程では、上記のようにして得た成形体に気体からの化学反応や固体粉末をスラリー状にして流し込み焼結させる等の方法でセラミックスマトリックスを形成する。
例えば、型の内部で一体となった前記成形体をチャンバーの中で原料ガスに曝して化学反応によって前記成形体の表面にマトリックスを析出させる方法や、一体となった前記成形体に原料粉末固体をスラリー状にして含浸し、焼結する方法が挙げられる。
このようにして本発明のセラミックス基複合材料を得ることができる。