(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記テント内に天井クレーンを設置し、該天井クレーンで前記保持装置を移動させることにより前記切断工具が前記装置又は設備を切断する位置を変えることを特徴とする請求項1に記載の解体方法。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態に係る解体方法で用いる解体装置10を示す正面図であり、
図2は、解体対象のグローブボックス20を示す斜視図である。
図1に示すように、解体装置10は、テントフレーム30と、テントフレーム30に吊られて支持されると共に解体対象のグローブボックス20を収容する解体用のテント40と、テント40に接続された複数の解体作業用のグローブ12とを備えている。なお、
図1及び
図2の手前側の面、奥側の面を夫々前面、後面といい、
図1及び
図2の左側の面、右側の面を夫々左面、右面という。
【0012】
図2に示すように、グローブボックス20は、直方体形状のフレーム22と、フレーム22の前面及び後面に縦横に設置されたグローブ24と、グローブ24の周囲に設けられ、グローブ24とフレーム22とを接続するアクリル板26とを備えている。フレーム22はステンレスで作製され、グローブ24は、ビニル等の柔軟な材料で作製されている。また、フレーム22は、天板22A、底板22B、側板22C、前後両面に配された複数の柱材22D及び梁材22E、及び前後両面の上部の板22Fで構成されている。以上のような構成のグローブボックス20には、放射性物質により汚染された機器が収容されている。
【0013】
図1に示すように、テントフレーム30は、複数の鋼管32を縦横に配して連結することにより直方体形状に構成されている。また、テント40は、前面、後面、天面、底面、左面及び右面を夫々構成するシートを、溶着することにより直方体形状に構成されている。各シートは、難燃軟質塩化ビニルフィルム等の難燃軟質であって気密性の高い素材で形成されている。このテント40は、柔軟な素材で形成されていることにより押し潰して畳むことができる。さらに、テント40は、透明又は半透明の素材で形成されていることにより、その内部が視認可能となっている。
【0014】
テント40の前後上下左右の接合部や前後左右の面の上下方向中間部に接合された帯体42には、その長手方向に沿って多数の紐通し孔が形成されており、該紐通し穴に挿通された紐44がテントフレーム30の鋼管32に結び付けられている。これにより、テント40が、テントフレーム30に張架され、吊られた状態で支持されている。
【0015】
また、テント40の前後左右の面及び天面にはそれぞれ、複数のグローブ12が配されている。各グローブ12は、酢酸ビニルフィルム等の難燃軟質であって気密性の高いシール材で形成された筒状部材であり、テント40に接続されている。また、各グローブ12の先端は、手を模した形状に形成されており、作業者は、グローブ12に腕を挿入してテント40内での作業を行うことができる。
【0016】
ここで、テント40を設営する際には、テント40の底面を構成するシートを敷設してその上にグローブボックス20を設置し、そのグローブボックス20に、底面を除いて完成されたテント40を被せて、テント40の底面の周縁と前後左右の底端とを溶着する。これにより、テント40内の密封空間にグローブボックス20を収納することができる。
【0017】
また、テント40の前面左下部には、解体された物や使用した工具等をテント40外に取り出すためのポート46が設けられている。このポート46には、筒難燃軟質塩化ビニルフィルム等の難燃軟質であって気密性の高い素材で形成され筒状のシート48が溶着されている。このシート48の先端は溶着されることで密封されている。ここで、ポート46から解体物等を取り出す際には、シート48の先端まで解体物を取り出し、解体物とポート46との間でシート48を溶着することで、シート48内に解体物を収容する密封空間を形成する。そして、シート48を溶着した箇所で切断することにより、解体物を収容したシート48をテント40から分離する。
【0018】
図3は、切断装置100を示す斜視図であり、
図4は、切断装置100を示す側面図であり、
図5は、切断装置100を示す正面図である。これらの図に示すように、解体装置10は、テント40内に設置された切断装置100、吸着装置50、及び、天井クレーン60を備えている。切断装置100は、電動のレシプロソー102と、レシプロソー102をグローブボックス20のフレーム22にスライド可能に保持するためのホルダ装置110と、レシプロソー102をスライド移動させるための駆動機構150とを備えている。
【0019】
レシプロソー102は、鋸刃が形成されたブレード104を往復運動させることにより金属等の硬質な部材を切断する電動の切断工具である。ブレード104は、レシプロソー102の本体の装着部102Aに着脱可能に装着されている。ここで、装着部102Aには解除位置と固定位置とに回転するレバーが設けられており、ブレード104を装着部102Aに押込むとレバーが解除位置から固定位置へ回転してブレード104が装着部102Aに固定され、レバーを固定位置から解除位置へ回転させると、ブレード104が装着部102Aから引抜き可能となる。
【0020】
レシプロソー102の装着部102Aの近傍には、ブレードガイド106が設けられている。ブレードガイド106には、長孔が形成されており、ブレード104が挿通されている。この長孔の幅方向は、ブレード104の厚み方向と一致し、長孔の長手方向は、ブレード104の幅方向と一致する。ここで、長孔の幅は、ブレード104の厚みより僅かに大きい(例えば、1〜数mm未満)程度に設定されており、ブレード104の厚み方向の撓みや振動がブレードガイド106により規制される。
【0021】
ホルダ装置110は、スライドレール112と、スライドレール112の長手方向両端をグローブボックス20のフレーム22に固定するための一対のL字状のブラケット120と、スライドレール112に沿って移動するスライドブロック130と、レシプロソー102をスライドブロック130に昇降可能に支持する昇降ユニット140とを備えている。スライドレール112には長手方向一端から他端までラック112Aが形成されている。
【0022】
L字状のブラケット120は、スライドレール112の長手方向端部に固定されるレール固定部120Aと、スライドレール112とグローブボックス20のフレーム22との間に配され固定金具122が取り付けられるボックス固定部120Bとを備えている。レール固定部120Aは、スライドレール112が挿通される孔が形成された一対の平行な板により構成されており、ボルトで上下左右に締め付けることによりスライドレール112に固定されている。また、レール固定部120Aとスライドレール112の長手方向端部には、チェーンブロック64のフック64Aを取り付けるための吊ボルト124が取り付けられている。
【0023】
ボックス固定部120Bは、スライドレール112のラック112A側の面とは反対側の面とグローブボックス20のフレーム22との間に配された板である。固定金具122は、長孔が形成された板材122Bにボルト122Cを一体化した構成されており、ボックス固定部120Bにボルト122C及びナット122Dにより固定されて、ボックス固定部120Bからスライドレール112の反対側へ突出している。
【0024】
ここで、ボルト122Cはボックス固定部120Bに空けられた長孔に挿通され、ナット122Dで締め付けることによりボックス固定部120Bに固定されるようになっており、固定金具122の位置は調整可能になっている。そして、ホルダ装置110がフレーム22に固定された状態では、一方のブラケット120に固定された固定金具122と他方のブラケット120に固定された固定金具122とが、フレーム22を介して対向し、両者の間隔が、フレーム22の幅方向の長さに設定されている。また、フレーム22には、両側の固定金具122の長孔の位置に合わせてスタッドボルト27(
図4及び
図5参照)が打設されており、スタッドボルト27及びナット28(
図4及び
図5参照)により固定金具122がフレーム22に固定されている。これにより、ホルダ装置110が、フレーム22を幅方向に挟んだ状態でフレーム22に固定されている。
【0025】
スライドブロック130は、ラック112Aと噛み合って回転するピニオンギヤ(不図示)を内蔵する矩形箱状のブロックであり、ピニオンギヤに回転力が加えられると、ラック112Aに沿って移動する。
【0026】
昇降ユニット140は、レシプロソー102を保持するホルダ部142と、ホルダ部142を昇降可能にスライドブロック130に保持する昇降機構144とを備えており、レシプロソー102を、スライドレール112と直交する方向に離れた位置で昇降可能に保持する。ホルダ部142は、レシプロソー102の本体部が嵌め込まれて固定されるブロック体であり、レシプロソー102を、ブレード104の鋸刃がスライド方向を向いてフレーム22に当るように保持する。
【0027】
ここで、レシプロソー102は、ブレード104の鋸刃がフレーム22の天板22A等の切断対称の板材に対して直角ではなく、所定角度(例えば、10°)傾斜して交差するように、ホルダ部142に保持されている。
【0028】
昇降機構144は、不図示の台形ねじと、該台形ねじの両側に配された一対のガイドシャフト144Bと、台形ねじが回転するとガイドシャフト144Bに沿って直線移動する移動台144Cと、台形ねじ144Aに回転力を与える回転駆動機構144Dとを備えている。台形ねじ144A及びガイドシャフト144Bは、フレーム22の切断対象の板材に対して直角に配されており、移動台144Cは、フレーム22の切断対称の板材に対して直交する方向に直線移動する。移動台144Cにはホルダ部142が固定されている。
【0029】
回転駆動機構144Dは、ハンドル144Eと、ハンドル144Eによって回転される傘歯車等を収容したギヤボックス144Fと、ハンドル144Eの回転止めをするレバー144Gとを備えている。ギヤボックス144F内の傘歯車は、台形ねじ144に噛み合っており、ハンドル144Eが回転されると傘歯車を介して台形ねじ144が回転され、移動台144Cが直線移動する。
【0030】
即ち、ハンドル144Eを回転することにより、レシプロソー102が昇降させてレシプロソー102のフレーム22の切断対称の板材に対する位置を調整することができる。また、レバー144Gでハンドル144Eの回転止めをすることにより、レシプロソー102を昇降しないように停止させることができる。
【0031】
駆動機構150は、モーター152と、モーター152とスライドブロック130内のピニオンギヤとを連結する減速機154とを備えている。モーター152が駆動されると減速機154内のウォームギヤ等を介してスライドブロック130内のピニオンギヤが回転され、スライドブロック130がスライドレール112に沿って移動する。
【0032】
また、減速機154のウォームギヤの軸は、減速機154の筐体から突出しており、その頭部には、六角頭部154Aが形成されている。この六角頭部154Aにはハンドルを取り付けることができ、該ハンドルを回してウォームギヤを回転させることにより、スライドブロック130内のピニオンギヤを回転させてスライドブロック130をスライドレール112に沿って移動させることができる。
【0033】
モーター152とレシプロソー102とは、それぞれケーブル160、162を介して不図示の遠隔制御盤に接続されている。この遠隔制御盤には、モーター152とレシプロソー102とのON/OFFやモーター152の回転速度の調整をするための操作ボタンが設けられている。また、遠隔制御盤には、モーター152の電流値が表示されており、この電流値が所定値(例えば、2.0〜2.5A)になるようにモーター152の回転速度を調整することにより、モーター152やレシプロソー102の過負荷を防止できる。
【0034】
吸着装置50は、サクションリフターであり、丸い吸盤52上に設けられたレバー54の操作により、吸盤52が真空状態になり、接触面に吸着する。この吸着装置50の上には、チェーンブロック64のフック64Aを取り付けるための吊具58が取り付けられている。
【0035】
天井クレーン60は、テント40の天面に面して互いに平行に配された一対のレール62と、レール62に沿って移動可能にレール62に吊り下げられた複数のチェーンブロック64とを備えている。一対のレール62は、テント40の長手方向に沿って配されており、連結部66(
図4参照)を介してテントフレーム30の上部に固定されている。連結部66は、テントフレーム30の上部とレール62との間に介在するテント40の天面を貫通しており、連結部66とテント40の天面との間は、気密状態となるようにシールされている。
【0036】
図6〜
図12は、グローブボックス20を解体する手順を示す側面図、正面断面図又は斜視図である。図示は省略するが、まず、グローブボックス20のグローブ24やアクリル板26等の軟質な部分を、作業者がニブラ等の切断工具を手動で操作して切断し、その後、ステンレス製のフレーム22を切断装置100を操作して切断する。
【0037】
図6に示すように、フレーム22の切断は天板22Aから始める。また、フレーム22の天板22Aの切断は、テント40外に設置されケーブル160、162(
図3等参照)でモーター152、レシプロソー102に接続された遠隔制御盤を操作し、駆動機構150によりレシプロソー102をフレーム22の前側から後側へ所定速度でスライドさせながらレシプロソー102を作動させることにより行う。ここで、天板22Aの切断に先行して、フレーム22の前面上側の板22Fにドリルで孔Hを空ける。この孔Hは、天板22Aと板22Fとの角部を切断しているレシプロソー102のブレード104の先端が通過する位置に形成する。なお、天板22Aは所定間隔おきに切断するが、各切断位置に対応するように、複数の孔Hを前面上側の板22Fに空けておく。
【0038】
ここで、
図7に示すように、ブレード104が天板22Aに対して直角ではなく、所定角度(例えば、10°)傾斜して交差するように配されていることにより、ブレード104の鋸刃を天板22Aと板22Fとの角部に当てて往復動させることができる。また、ブレード104の先端は鋸刃が設けられていないが、この先端は孔Hを通過するため、板22Fに当たらない。従って、該角部からその反対側の角部までブレード104をスライド移動させて天板22Aの幅方向一端から他端まで切断することができる。
【0039】
そして、天板22Aの全幅の切断が終了すると、
図8に示すように、ホルダ装置110のフレーム22への固定を解除し、天井クレーン60のチェーンブロック64のフック64Aをホルダ装置110の吊ボルト124に取り付け、切断装置100をチェーンブロック64で保持してレール62に沿って次の切断位置へ移動させる。
【0040】
ここで、スタッドボルト27を、各切断位置に対応するように、前後両面の上側の板22Fに取り付けておき、切断位置に移動されたホルダ装置110の固定金具122の長孔にスタッドボルト27を通し、ナット28を締付けて固定金具122をフレーム22に固定する。また、ナット122Dを締め付けて固定金具122をブラケット120に固定する。
【0041】
そして、
図9に示すように、スライドレール112の両側で天板22Aに吸着装置50を吸着させ、チェーンブロック64で吸着装置50を引き上げることにより、天板22Aの振動を抑制する。この状態で、レシプロソー102をフレーム22の前側から後側へ所定速度でスライドさせながらレシプロソー102で天板22Aを切断する。
【0042】
以上のようにして天板22Aを複数に切断した後には、
図10に示すように、切断装置100をチェーンブロック64で保持して側板22Cの横に下降させる。ここで、スタッドボルト27を、側板22Cの各切断位置に対応するように、側板22Cの幅方向両端に取り付けておき、切断位置に移動させたホルダ装置110の固定金具122の長孔にスタッドボルト27を通し、ナット28を締付けて固定金具122をフレーム22に固定する。また、ナット122Dを締め付けて固定金具122をブラケット120に固定する。
【0043】
そして、
図11に示すように、レシプロソー102をフレーム22の前側から後側へ所定速度でスライドさせながらレシプロソー102で側板22Cを切断する。なお、側板22Cの幅方向両端部は直角に屈曲されており、この両端部には、各切断位置に対応するように、ブレード104の先端が通過する孔を空けておく。
【0044】
以上の側板22Cを切断する工程を下側へ位置を変えながら実施して側板22Cを複数に切断した後は、レシプロソー102とは別のレシプロソーで前後両面上側の板22Fや柱材22Dや梁材22Eを切断し、その後、
図12に示すように、切断装置100をチェーンブロック64で保持して底板22B上に下降させる。ここで、底板22Bの幅方向両端部は直角に屈曲されており、この両端部には、各切断位置に対応するように、スタッドボルト27を取り付けておき、切断位置に移動させたホルダ装置110の固定金具122の長孔にスタッドボルト27を通し、ナット28を締付けて固定金具122をフレーム22に固定する。また、ナット122Dを締め付けて固定金具122をブラケット120に固定する。
【0045】
また、スライドレール112の両側で底板22Bに吸着装置50を吸着させ、チェーンブロック64で吸着装置50を引き上げることにより、底板22Bの振動を抑制する。この状態で、レシプロソー102をフレーム22の前側から後側へ所定速度でスライドさせながらレシプロソー102で底板22Bを切断する。以上の底板22Bを切断する工程を、底板22Bの長手方向へ位置を変えながら実施することにより、底板22Bを複数に切断する。
【0046】
以上説明したように、本実施形態に係る解体方法では、電動の切断工具であるレシプロソー102をスライド可能に保持するホルダ装置110を解体対象のグローブボックス20のステンレス製のフレーム22に固定した状態で、レシプロソー102をスライドさせながらレシプロソー102でグローブボックス20のフレーム22を切断する。これにより、放射性物質を密封するテント40内に作業者が入ることなく、テント40内に収納されたステンレス製の硬質なフレーム22を切断するという難作業を容易化することができ、グローブボックス20の解体作業に要する工数、工期を低減することができる。
【0047】
また、本実施形態に係る解体方法では、レシプロソー102により切断するフレーム22の天板22A、底板22Bに吸着装置50を吸着させ、該吸着装置50を天井クレーン60からチェーンブロック64で吊り上げて引張った状態で、レシプロソー102で天板22A、底板22Bを切断する。これにより、天板22A、底板22Bの振動を抑えた安定した状態で、レシプロソー102による天板22A、底板22Bの切断を行うことができる。
【0048】
また、本実施形態に係る解体方法では、テント40内にレール62とチェーンブロック64とからなる天井クレーン60を設置し、ホルダ装置110を吊持したチェーンブロック64をレール62に沿って移動させるという容易な作業で、ホルダ装置110をグローブボックス20の長手方向に移動させてレシプロソー102によるグローブボックス20のフレーム22の切断位置を変えることができる。これにより、放射性物質を密封するテント40内に作業者が入ることなく、テント40内に収納されたホルダ装置110を移動させるという難作業を容易化することができ、グローブボックス20の解体作業に要する工数、工期を低減することができる。
【0049】
また、本実施形態に係る解体方法では、モーター152の動力によりレシプロソー102をスライドレール112に沿ってスライドさせながらレシプロソー102でグローブボックス20のフレーム22を切断する。これにより、上述したように難作業であるグローブボックス20の解体作業を容易化でき、作業者の労力を軽減できる。
【0050】
なお、上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
【0051】
例えば、上述の実施形態では、汚染グローブボックスを解体する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、汚染グローブボックス以外の、内部が放射性物質により汚染された他の装置又は設備を解体する場合にも適用できる。また、上述の実施形態では、外部の動力源によって駆動される切断工具としてレシプロソー102を用いたがチェーンソー等の他の電動の切断工具や油圧駆動式の切断工具等を用いてもよい。
【0052】
また、上述の実施形態では、ホルダ装置110にモーター152を設けてモーター152の動力でレシプロソー102をスライドレール112に沿ってスライドさせたが、レシプロソー102は手動でスライドさせてもよい。