(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記設定手段は、所定の通信回線を介して接続された他の撮像装置に設定された生成条件に従って生成される複数の名称とは異なる複数の名称を生成するための生成条件を設定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
各々の生成条件に従って前記名称生成手段により生成される複数の名称を互いに異ならせるような複数の生成条件を生成する第1条件生成手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置。
ユーザによる操作部の所定操作に基づいて指定されるか、或いは、所定の通信回線を介して接続される撮像装置の数に応じて、当該撮像装置の台数分の生成条件を生成する第2条件生成手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置。
前記画像に関連付けられる名称は、当該画像が記録されるファイルの名称及び当該画像を格納するフォルダの名称のうち、少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の撮像装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0012】
図1は、本発明を適用した本実施形態の撮像システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の撮像システム100は、連携撮像可能な複数の撮像装置1、…(
図1には、3つ図示)を備え、これら撮像装置1、…の中で、連携撮像のマスタとなる何れか一の撮像装置1(1A)と、スレーブとなる残りの他の撮像装置1(1B)との間で無線通信回線を介して情報通信可能に接続される。
なお、連携撮像とは、複数の撮像装置1、…で被写体や撮像のテーマを共通とする撮像や、複数の撮像装置1、…による撮像動作を連動させた撮像等のことである。
【0013】
撮像装置1は、マスタとなるかスレーブとなるかによって動作の内容が異なるものの、構成自体は略同様となっている。
以下に、撮像装置1について、
図2を参照して説明する。
【0014】
図2は、撮像装置1の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、撮像装置1は、中央制御部101と、メモリ102と、撮像部103と、画像データ処理部104と、表示部105と、記録媒体制御部106と、操作入力部107と、無線処理部108と、名称制御部109と、ファイル記録部110とを備えている。
また、中央制御部101、メモリ102、撮像部103、画像データ処理部104、表示部105、記録媒体制御部106、無線処理部108、名称制御部109及びファイル記録部110は、バスライン111を介して接続されている。
【0015】
中央制御部101は、撮像装置1の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部101は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、撮像装置1用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
【0016】
メモリ102は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部101の他、当該撮像装置1の各部によって処理されるデータ等を一時的に記憶するものである。
【0017】
撮像部103は、被写体を撮像する撮像手段を構成している。具体的には、撮像部103は、レンズ部103aと、電子撮像部103bと、撮像制御部103cとを備えている。
【0018】
レンズ部103aは、例えば、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。
電子撮像部103bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサから構成され、レンズ部103aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
なお、図示は省略するが、撮像部103は、レンズ部103aを通過する光の量を調整する絞りを備えていても良い。
【0019】
撮像制御部103cは、撮像部103による被写体の撮像を制御する。即ち、撮像制御部103cは、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部103cは、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部103bを走査駆動して、所定周期毎にレンズ部103aにより結像された光学像を電子撮像部103bにより二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部103bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像を読み出して画像データ処理部104に出力させる。
【0020】
画像データ処理部104は、被写体の画像データを生成する。
即ち、画像データ処理部104は、処理手段として、撮像部103により撮像されるフレーム画像を逐次処理する。具体的には、画像データ処理部104は、電子撮像部103bから転送されたフレーム画像のアナログ値の信号に対してRGBの各色成分毎に適宜ゲイン調整した後に、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。そして、画像データ処理部は、生成された所定の解像度の画像データをメモリ102に出力する。
【0021】
また、画像を記録する際には、画像データ処理部104は、被写体のYUVデータを所定の符号化方式(例えば、JPEG形式、モーションJPEG形式、MPEG形式等)に従って圧縮して、記録媒体制御部106に出力する。
また、画像を再生表示する場合には、画像データ処理部104は、記録媒体制御部106により記録媒体Mから読み出された表示対象に係る静止画像や動画像の画像データを対応する所定の符号化方式に従って復号して、表示制御部105bに出力する。このとき、画像データ処理部104は、読み出された画像データを、例えば、表示パネル105aの表示解像度等に基づいて所定サイズ(例えば、VGAやQVGAサイズ)に縮小して表示制御部105bに出力しても良い。
【0022】
表示部105は、表示パネル105aと、表示制御部105bとを具備している。
表示パネル105aは、表示領域内に画像を表示する。また、表示パネル105aとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
【0023】
表示制御部105bは、記録媒体Mから読み出され画像データ処理部104により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル105aの表示画面に表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部105bは、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、画像データ処理部104により復号されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレート(例えば、60fps)で読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示パネル105aに出力する。
【0024】
記録媒体制御部106は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等の記録媒体Mが着脱自在に構成され、装着された記録媒体Mからのデータの読み出しや記録媒体Mに対するデータの書き込みを制御する。
即ち、記録媒体制御部106は、画像データ処理部104の符号化部(図示略)により所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式、モーションJPEG形式、MPEG形式等)で符号化された記録用の画像データを記録媒体Mの所定の記録領域に記録させる。
【0025】
また、記録媒体制御部106は、所定の規格(例えば、DCF(Design rule for Camera File system)等)に準拠したフォーマットで画像データをファイル化して、記録媒体Mに記録させる。このとき、記録媒体制御部106は、画像データのファイルの名称(ファイル名)や当該画像データが格納されるフォルダの名称(ファイル名)を決定する。
例えば、DCF規格の場合、記録媒体制御部106は、ルートディレクトリの直下のディレクトリ名「DCIM」のディレクトリ(DCFイメージディレクトリ)の中に、画像データのファイル(DCFファイル)を格納するためのDCFディレクトリを生成する(
図5(a)等参照)。DCFディレクトリ名(フォルダ名)は、8文字からなり、先頭3文字が「100」〜「999」の番号からなるディレクトリ番号と、このディレクトリ番号に続く5文字が任意の英数大文字からなる自由番号とを含んで構成されている。
DCFファイルは、例えば、拡張子を「JPG」とするExif規格に準拠した画像ファイルを含む。DCFファイル名(ファイル名)は、8文字からなり、先頭4文字が任意の英数大文字からなる自由番号と、この自由番号に続く4文字が「0001」〜「9999」の番号からなるファイル番号とを含んで構成されている。
【0026】
操作入力部107は、当該撮像装置1の所定操作を行うためのものである。具体的には、操作入力部107は、例えば、装置本体の電源のON/OFFに係る電源ボタン、被写体の撮像指示に係るシャッタボタン、撮像モードや機能等の選択指示に係る選択決定ボタン、ズーム量の調整指示に係るズームボタン(何れも図示略)等の操作部を備えている。そして、操作入力部107は、ユーザによる操作部の各ボタンの所定操作に応じて所定の操作信号を中央制御部101に出力する。
【0027】
無線処理部108は、他の撮像装置1の無線処理部108との間で所定の無線通信を行い、当該他の撮像装置1の無線処理部108との間で情報の通信制御を行う。
即ち、無線処理部108は、所定の通信回線を介して通信する通信手段を構成している。具体的には、無線処理部108は、例えば、外部のアクセスポイント(固定基地局)を経由せずに直接他の撮像装置1の無線処理部108との間で無線通信回線を構築するPeer to Peer(アドホックモード)で動作する。例えば、無線処理部108は、無線LANモジュール等から構成され、無線通信可能範囲内に存する他の撮像装置1の無線処理部108との間で無線LAN(Local Area Network)等の所定の無線通信回線を介して信号の送受信を行う。
このとき、無線処理部108は、例えば、当該無線通信回線の通信方式、暗号化情報、チャンネル、IPアドレス等の各種情報を他の撮像装置1の無線処理部108に送信する。
【0028】
また、連携撮像のマスタの撮像装置1Aにあっては、無線処理部108は、名称制御部109のファイル生成部109c(後述)により生成された所定数の設定ファイルFのうち、スレーブとなる各撮像装置1B用の設定ファイルFb(
図4(b)参照)を当該撮像装置1Bに対して所定の無線通信回線を介して送信する。
一方、スレーブの各撮像装置1Bにあっては、無線処理部108は、マスタの撮像装置1Aの無線処理部108から所定の無線通信回線を介して送信された設定ファイルFbを受信する。
【0029】
なお、無線処理部108は、例えば、無線通信可能範囲内に存するアクセスポイントとの間で所定の無線通信回線を構築して、当該無線通信回線を介して他の撮像装置1の無線処理部108との間で信号の送受信を行うインフラストラクチャモードで動作しても良い。
また、無線処理部108は、例えば、記録媒体Mに内蔵された構成であっても良いし、当該装置本体に所定のインタフェース(例えば、USB(Universal Serial Bus)等)を介して接続された構成であっても良い。
また、無線通信回線は、無線LAN(Local Area Network)に限られるものではなく、例えば、WAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用しても良い。
【0030】
名称制御部109は、生成条件生成部109aと、生成条件設定部109bと、ファイル生成部109cと、判定部109dと、名称生成部109eとを具備している。
なお、名称制御部109の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
【0031】
生成条件生成部109aは、各画像に関連付けられる名称を生成するための生成条件を生成する。
即ち、生成条件生成部(条件生成手段)109aは、名称生成部109eにより生成され、複数の画像データの各々に関連付けられる名称を互いに異ならせた固有の名称とする生成条件を生成する。
ここで、画像データに関連付けられる名称とは、当該画像データのファイルの名称(ファイル名)及び当該画像データを格納するフォルダの名称(フォルダ名)のうち、少なくとも一方を含む。なお、ファイル名及びフォルダ名は、上記したように、所定の規格(例えば、DCF等)に準拠したフォーマットで生成される。
【0032】
具体的には、連携撮像にてマスタとなる撮像装置1Aにあっては、生成条件生成部109aは、連携撮像可能な複数の撮像装置1、…の各々に対応する複数の生成条件を含む生成条件セットを生成する(
図3(a)等参照)。
生成条件セットには、撮像装置1の台数分の複数の生成条件が含まれ、例えば、マスタとなる1台目の撮像装置1A用の生成条件、スレーブとなる2台目以降の撮像装置1B(所定の通信回線を介して接続される他の撮像装置1)用の生成条件が含まれる。
また、生成条件には、各撮像装置1毎に互いに異なる範囲内の番号を含む名称を生成するための条件が含まれている。即ち、生成条件生成部109aは、画像データのファイル名に含まれる番号の範囲や画像データが格納されるフォルダ名に含まれる番号の範囲を複数の撮像装置1、…で互いに異ならせるような複数の生成条件を生成する。
また、生成条件セットに含まれる生成条件の数は、例えば、ユーザによる操作入力部107の所定操作に基づいて指定されても良いし、所定の無線通信回線を介して接続される撮像装置1の台数に応じて設定されても良い。
【0033】
例えば、連携撮像される撮像装置1の数が3台の場合(
図3(a)等参照)、生成条件生成部109aは、例えば、デフォルトとして指定される生成条件セット1の他に、生成条件セット2や生成条件セット3等を生成する。
生成条件セット1は、例えば、1台目の撮像装置1(1A)に係る生成条件として、ファイル番号(ファイル名に含まれる番号)の範囲を「1〜50」とし、2台目の撮像装置1(1B)に係る生成条件として、ファイル番号の範囲を「51〜100」とし、3台目の撮像装置1(1B)に係る生成条件として、ファイル番号の範囲を「101〜150」とするように規定されている。
また、生成条件セット2は、例えば、1台目の撮像装置1(1A)に係る生成条件として、ディレクトリ番号(フォルダ名に含まれる番号)の範囲を「105〜106」とし、且つ、ファイル番号の範囲を「1〜50」とし、2台目の撮像装置1(1B)に係る生成条件として、ディレクトリ番号の範囲を「105〜106」とし、且つ、ファイル番号の範囲を「51〜100」とし、3台目の撮像装置1(1B)に係る生成条件として、ディレクトリ番号の範囲を「107〜108」とし、且つ、ファイル番号の範囲を「101〜150」とするように規定されている。
また、生成条件セット3は、例えば、1台目の撮像装置1(1A)に係る生成条件として、ファイル番号の範囲を「1、4、7、10、…、3n−2(nは自然数)」とし、2台目の撮像装置1(1B)に係る生成条件として、ファイル番号の範囲を「2、5、8、11、…、3n−1(nは自然数)」とし、3台目の撮像装置1(1B)に係る生成条件として、ファイル番号の範囲を「3、6、9、12、…、3n(nは自然数)」とするように規定されている。
【0034】
また、例えば、連携撮像される撮像装置1の数が2台の場合(
図3(b)等参照)、生成条件生成部109aは、例えば、デフォルトとして指定される生成条件セット1の他に、生成条件セット2等を生成する。
生成条件セット1は、例えば、1台目の撮像装置1(1A)に係る生成条件として、ファイル番号の範囲を偶数とし、2台目の撮像装置1(1B)に係る生成条件として、ファイル番号の範囲を奇数とするように規定されている。
また、生成条件セット2は、例えば、1台目の撮像装置1(1A)に係る生成条件として、ファイル番号の範囲を「1〜100」とし、2台目の撮像装置1(1B)に係る生成条件として、ファイル番号の範囲を「101〜200」とするように規定されている。
【0035】
なお、上記した生成条件セットの数は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。また、生成条件として、DCFファイルのファイル番号やDCFディレクトリのディレクトリ番号の範囲を規定するものを例示したが、DCFファイルやDCFディレクトリの自由番号の範囲を規定しても良い。
【0036】
生成条件設定部109bは、各画像データに関連付けられる名称を生成するための生成条件を任意に設定する。
即ち、生成条件設定部109bは、設定手段として、ユーザによる操作入力部107の所定操作、或いは、所定の設定条件に基づいて、生成条件を任意に設定する。
具体的には、マスタの撮像装置1Aにあっては、生成条件設定部109bは、ユーザによる操作入力部107の操作部(例えば、選択決定用ボタン等)の所定操作に基づいて指定された何れか一の生成条件を設定する。即ち、表示部105の表示制御部105b(後述)は、表示制御手段として、生成条件生成部109aにより生成された複数の生成条件セット(例えば、
図3(a)に示す複数の生成条件セット1〜3等)を表示パネル105aに表示させる。そして、表示制御部105bにより表示パネル105aに表示された複数の生成条件セットの中で、ユーザによる操作部の選択決定ボタン等の所定操作に基づいて何れか一の生成条件セット(例えば、生成条件セット2等)が指定されると、生成条件設定部109bは、当該生成条件セットに含まれる複数の生成条件の中で、各撮像装置1用の生成条件を設定する。
また、生成条件設定部109bは、デフォルトとして指定されている生成条件を設定する。例えば、表示パネル105aに表示された複数の生成条件セットの中で、何れの生成条件セットも指定されなかった場合には、生成条件設定部109bは、デフォルトとして指定されている生成条件セット(例えば、生成条件セット1等)に含まれる複数の生成条件の中で、マスタの撮像装置1A用の生成条件(1台目の生成条件)を設定する。
【0037】
なお、生成条件設定部109bは、例えば、複数の生成条件の中で、これまでに設定済みの生成条件セットを除外することで、これまでに設定済みの生成条件セットに含まれる生成条件に従って生成される各画像データと関連付けられている名称とは異なる複数の名称を生成するための生成条件を設定するようにしても良い。
【0038】
一方、スレーブとなる撮像装置1Bにあっては、生成条件設定部109bは、マスタの撮像装置1Aから送信され無線処理部108により受信された当該撮像装置1B用の設定ファイルFbが記録されているファイル記録部110から当該設定ファイルFbを読み出して取得し、この設定ファイルFbに含まれる生成条件(例えば、生成条件セット2に含まれる2台目や3台目の生成条件;
図4(b)、
図4(c)参照)を設定する。
【0039】
ファイル生成部109cは、生成条件設定部109bにより設定された各撮像装置1用の生成条件に従って、各撮像装置1用の設定ファイルFを生成する。
即ち、マスタの撮像装置1Aにあっては、ファイル生成部109cは、1台目の撮像装置1A用の生成条件に従って、当該撮像装置1A用の設定ファイルFaを生成する(
図4(a)参照)。そして、ファイル生成部109cは、生成された撮像装置1A用の設定ファイルFaをファイル記録部110に転送して記録させる。
また、ファイル生成部109cは、スレーブとなる2台目や3台目の撮像装置1B用の生成条件に従って、当該各撮像装置1B用の設定ファイルFbを生成する(
図4(b)及び
図4(c)参照)。そして、ファイル生成部109cは、生成された各撮像装置1B用の設定ファイルFbを無線処理部108に転送して、無線処理部108は、当該設定ファイルFbを対応する各撮像装置1Bに所定の無線通信回線を介して送信する。
【0040】
判定部(判定手段)109dは、設定ファイルFがファイル記録部110に記録されているか否かを判定する。
即ち、マスタの撮像装置1Aにあっては、判定部109dは、ファイル生成部109cにより生成された当該撮像装置1A用の設定ファイルFaがファイル記録部110に記録されているか否かを判定する。一方、スレーブとなる撮像装置1Bにあっては、判定部109dは、マスタの他の撮像装置1Aから送信され無線処理部108により受信された当該撮像装置1B用の設定ファイルFbがファイル記録部110に記録されているか否かを判定する。
【0041】
名称生成部109eは、各画像データに関連付けられる名称を生成条件に従って自動的に生成する。
即ち、名称生成部109eは、名称生成手段として、生成条件設定部109bにより設定された生成条件に従って各画像データに関連付けられる名称を自動的に生成する。また、名称生成部109eは、画像データ処理部104により記録される画像データが生成された際、即ち、撮像部103による被写体の撮像が行われた際に、各画像データに関連付けられる名称を自動的に決定する名称決定処理(
図7参照;後述)を行うことで、当該名称を生成する。
具体的には、マスタの撮像装置1Aにあっては、名称生成部109eは、ファイル記録部110から当該撮像装置1A用の設定ファイルFaを読み出して取得し、この設定ファイルFaに含まれる生成条件(例えば、生成条件セット2に含まれる1台目の生成条件;
図4(a)参照)に従って、画像データのファイル名や当該画像データが格納されるフォルダのフォルダ名を生成する。例えば、
図5(a)に示すように、名称生成部109eは、ディレクトリ名「DCIM」のディレクトリの中に生成されるDCFディレクトリの名称(フォルダ名)のうち、ディレクトリ番号を「105」、「106」とする。また、名称生成部109eは、DCFディレクトリの中に格納されるDCFファイルの名称(ファイル名)のうち、ファイル番号を「0001」〜「0050」とする。
また、スレーブとなる各撮像装置1Bにあっては、名称生成部109eは、ファイル記録部110から当該撮像装置1B用の設定ファイルFbを読み出して取得し、この設定ファイルFbに含まれる生成条件(例えば、生成条件セット2に含まれる2台目や3台目の生成条件;
図4(b)、
図4(c)参照)に従って、画像データのファイル名や当該画像データが格納されるフォルダのフォルダ名を生成する。例えば、
図5(b)に示すように、2台目の撮像装置1Bの名称生成部109eは、ディレクトリ名「DCIM」のディレクトリの中に生成されるDCFディレクトリの名称(フォルダ名)のうち、ディレクトリ番号を「105」、「106」とする。また、名称生成部109eは、DCFディレクトリの中に格納されるDCFファイルの名称(ファイル名)のうち、ファイル番号を「0051」〜「0100」とする。また、
図5(c)に示すように、3台目の撮像装置1Bの名称生成部109eは、ディレクトリ名「DCIM」のディレクトリの中に生成されるDCFディレクトリの名称(フォルダ名)のうち、ディレクトリ番号を「107」、「108」とする。また、名称生成部109eは、DCFディレクトリの中に格納されるDCFファイルの名称(ファイル名)のうち、ファイル番号を「0001」〜「0050」とする。
【0042】
また、名称生成部109eは、判定部109dにより設定ファイルFがファイル記録部110に記録されていないと判定された場合に、デフォルトとして指定されている他の生成条件に従って画像データに関連付けられる名称を生成する。
即ち、名称生成部109eは、例えば、デフォルトとして指定されている生成条件セット1(
図3(a)等参照)を含む設定ファイルFをファイル記録部110から取得して、当該設定ファイルFの生成条件セット1に基づいて画像データのファイル名や当該画像データが格納されるフォルダのフォルダ名を生成する。
【0043】
ファイル記録部110は、設定ファイルFを記録する。
即ち、ファイル記録部110は、生成条件設定部109bにより設定された生成条件を含む設定情報を記録する記録手段を構成している。具体的には、マスタの撮像装置1Aにあっては、ファイル記録部110は、ファイル生成部109cにより生成された当該撮像装置1A用の設定ファイルFaを取得して記録する。一方、スレーブとなる撮像装置1Bにあっては、ファイル記録部110は、マスタである他の撮像装置1Aにより生成されて送信され無線処理部108により受信された当該撮像装置1B用の設定ファイルFbを取得して記録する。
【0044】
次に、本実施形態の撮像システム100を構成する各撮像装置1の動作について、
図6及び
図7を参照して説明する。
【0045】
<撮像準備処理>
先ず、撮像準備処理について
図6を参照して説明する。
図6は、撮像準備処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
撮像準備処理は、連携撮像前に、複数の撮像装置1、…の各々で逐次実行される処理である。
【0046】
図6に示すように、複数の撮像装置1、…の各々の中央制御部101のCPUは、ユーザによる操作入力部107の所定操作に基づいて連携撮像の実行指示が入力されているか否かを判定する(ステップS1)。
ここで、複数の撮像装置1、…のうち、中央制御部101のCPUによって連携撮像の実行指示が入力されている(ステップS1;YES)と判定された撮像装置1が連携撮像のマスタとなり、中央制御部101のCPUによって連携撮像の実行指示が入力されていない(ステップS1;NO)と判定された撮像装置1が連携撮像のスレーブとなる。
【0047】
ステップS1にて、連携撮像の実行指示が入力されている(ステップS1;YES)と判定された撮像装置1(例えば、マスタの撮像装置1A)にあっては、中央制御部101のCPUは、無線処理部108により無線通信可能範囲内に存する連携撮像可能な周辺の他の撮像装置1を探索する(ステップS2)。例えば、中央制御部101のCPUは、無線処理部108によりアドホックモードにて通信可能な他の撮像装置1の無線処理部108を探索する。
一方、ステップS1にて、連携撮像の実行指示が入力されていない(ステップS1;NO)と判定された撮像装置1(例えば、スレーブとなる撮像装置1B)にあっては、中央制御部101のCPUは、ステップS2〜S10(後述)の処理をスキップして、処理をステップS11に移行させる。
【0048】
ステップS2による他の撮像装置1の探索後、生成条件生成部109aは、検出された撮像装置1の台数分(例えば、3台等)の生成条件を含む生成条件セット(例えば、生成条件セット1〜3等)を複数生成する(ステップS3)。続けて、表示制御部105bは、生成条件生成部109aにより生成された複数の生成条件セットを表示パネル105aに一覧形式で表示させる(ステップS4)。
そして、中央制御部101のCPUは、ユーザによる操作入力部107の選択決定ボタン等の所定操作に基づいて何れか一の生成条件セットの選択指示が入力されたか否かを判定する(ステップS5)。
【0049】
マスタの撮像装置1Aにあっては、ステップS5にて、何れか一の生成条件セットの選択指示が入力されたと判定されると(ステップS5;YES)、生成条件設定部109bは、選択された当該生成条件セットに含まれる複数の生成条件を対応する各撮像装置1毎に割り当てる(ステップS6)。その後、ファイル生成部109cは、当該マスタ(1台目)である撮像装置1に割り当てられた生成条件に従って、当該撮像装置1A用の設定ファイルFa(
図4(a)参照)を生成するとともに、スレーブとなる2台目の撮像装置1Bや3台目の撮像装置1Bに割り当てられた生成条件に従って、当該各撮像装置1用の設定ファイルFb(
図4(b)及び
図4(c)参照)を生成する(ステップS7)。
一方、ステップS5にて、何れか一の生成条件セットの選択指示が入力されていないと判定されると(ステップS5;NO)、生成条件設定部109bは、複数の生成条件セットの中で、デフォルトとして指定されている生成条件セット(例えば、生成条件セット1等)を選択した後(ステップS8)、処理をステップS6に移行させる。そして、選択された生成条件セットに基づいて、上記と同様に、生成条件設定部109bは、複数の生成条件を対応する各撮像装置1毎に割り当てた後(ステップS6)、ファイル生成部109cは、各撮像装置1に割り当てられた生成条件に従って、当該撮像装置1用の設定ファイルFをそれぞれ生成する(ステップS7)。
【0050】
次に、マスタの撮像装置1Aにあっては、ファイル記録部110は、ファイル生成部109cにより生成された自己の撮像装置1に対応する設定ファイルFaを取得して記録する(ステップS9)。
その後、無線処理部108は、スレーブとなる他の各撮像装置1Bに対して、ファイル生成部109cにより生成された各撮像装置1Bに対応する設定ファイルFbを連携撮像の要求指示と対応付けて所定の無線通信回線を介して送信する(ステップS10)。
【0051】
続けて、各撮像装置1にあっては、中央制御部101のCPUは、無線処理部108を介して他の撮像装置1(マスタの撮像装置1A)から連携撮像の要求指示が入力されたか否かを判定する(ステップS11)。
ここで、スレーブとなる撮像装置1Bにあっては、中央制御部101のCPUは、連携撮像の要求指示が入力されたと判定し(ステップS11;YES)、当該撮像装置1Bのファイル記録部110は、無線処理部108により受信された連携撮像の要求指示と対応付けられている設定ファイルFbを取得して記録する(ステップS12)。
一方、ステップS11にて、マスタの撮像装置1Aにあっては、中央制御部101のCPUは、連携撮像の要求指示が入力されていないと判定し(ステップS11;NO)、ステップS12の処理をスキップする。
【0052】
次に、その後、各撮像装置1にあっては、中央制御部101のCPUは、ユーザによる操作入力部107の選択決定ボタン等の所定操作に基づいて設定ファイルFの編集指示が入力されたか否かを判定する(ステップS13)。
ここで、設定ファイルFの編集指示が入力されたと判定されると(ステップS13;YES)、中央制御部101のCPUは、ユーザによる操作入力部107の所定操作に応じて設定ファイルFの内容(例えば、フォルダ名やファイル名の生成条件等)の編集処理を行って(ステップS14)、当該撮像準備処理を終了する。
一方、ステップS13にて、設定ファイルFの編集指示が入力されていないと判定されると(ステップS13;NO)、中央制御部101のCPUは、ステップS14の処理をスキップして、当該撮像準備処理を終了する。
【0053】
<名称決定処理>
先ず、名称決定処理について
図7を参照して説明する。
図7は、名称決定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
名称決定処理は、各撮像装置1の撮像部103により被写体の撮像が行われて、画像データ処理部104により記録される画像データが生成される際に、当該画像データと関連付けられる名称を生成するために各撮像装置1の名称生成部109eにより実行される処理である。
以下の説明では、マスタの撮像装置1Aにより実行される名称決定処理を例示して説明し、スレーブの撮像装置1Bによっても同様の処理が行われるため、その処理内容は省略する。
【0054】
図7に示すように、先ず、マスタの撮像装置1Aの名称生成部109eは、ファイル記録部110に設定ファイルFaが記録されているか否かを判定する(ステップS21)。
ここで、設定ファイルFaが記録されていると判定されると(ステップS21;YES)、名称生成部109eは、前回のフォルダ番号(例えば、「105」等)をフォルダ番号(例えば、DCFディレクトリのディレクトリ番号等)として指定するとともに、前回のファイル番号(例えば、「1」等)を+1インクリメントしてファイル番号(例えば、DCFファイルの自由番号等)を指定する(ステップS22)。
なお、フォルダ番号やファイル番号における前回とは、既に決定されている番号のうち、最も新しい番号に対応している。また、ここでは前回のファイル番号を+1インクリメントしたが、設定ファイルFaに含まれる生成条件に応じてインクリメントする数を変えるようにしてもよい。
【0055】
続けて、名称生成部109eは、指定されたファイル番号が自己の撮像装置1A用の設定ファイルFa(
図4(a)参照)に規定されているファイル番号の範囲に含まれているか否かを判定する(ステップS23)。なお、ファイル番号の範囲が上限と下限で規定される生成条件の場合には、ファイル番号をインクリメントした際に上限を超えないことだけを判定するようにしてもよい。
ステップS23にて、ファイル番号の範囲に含まれている(上限を超えていない)と判定されると(ステップS23;YES)、名称生成部109eは、指定されたフォルダ番号が自己の撮像装置1A用の設定ファイルFaに規定されているフォルダ番号の範囲に含まれているか否かを判定する(ステップS24)。
【0056】
ステップS24にて、フォルダ番号の範囲に含まれている(上限を超えていない)と判定されると(ステップS24;YES)、名称生成部109eは、指定されたフォルダ番号やファイル番号が既に存在しているか否かを判定する(ステップS25)。
ステップS25にて、フォルダ番号やファイル番号が存在していないと判定されると(ステップS25;NO)、名称生成部109eは、当該フォルダ番号及びファイル番号を画像データと関連付けられるフォルダ及びファイルの名称として決定する(ステップS26)。
【0057】
一方、ステップS25にて、フォルダ番号やファイル番号が存在すると判定されると(ステップS25;YES)、名称生成部109eは、フォルダ番号をそのままとし、指定されたファイル番号(例えば、「2」等)を+1インクリメントしてファイル番号を指定する(ステップS27)。
その後、名称生成部109eは、処理をステップS23に移行して、それ以降の各処理を上記と同様に実行し、ステップS25にて、フォルダ番号やファイル番号が存在していないと判定すると(ステップS25;NO)、処理をステップS26に移行する。
【0058】
一方、ステップS23にて、ファイル番号の範囲に含まれていない(上限を超えている)と判定されると(ステップS23;NO)、名称生成部109eは、ステップS22にて指定されたフォルダ番号を+1インクリメントしてフォルダ番号(例えば、「106」等)を指定するとともに、最小のファイル番号(例えば、「1」等)をファイル番号として指定する(ステップS28)。
その後、ステップS24にて、上記と同様に、名称生成部109eは、指定されたフォルダ番号が自己の撮像装置1A用の設定ファイルFaに規定されているフォルダ番号の範囲に含まれているか否かを判定する(ステップS24)。
ステップS24にて、フォルダ番号の範囲に含まれている(上限を超えていない)と判定された場合(ステップS24;YES)、名称生成部109eは、処理をステップS25に移行して、それ以降の各処理を上記と同様に実行する。
【0059】
ステップS24にて、フォルダ番号の範囲に含まれていない(上限を超えている)と判定されると(ステップS24;NO)、即ち、例えば、ステップS26にて、フォルダ番号「107」等が指定された場合には、名称生成部109eは、自己の撮像装置1A用の設定ファイルFaに規定されているフォルダ番号及びファイル番号の全ての範囲をチェックして、全てのフォルダ番号及びファイル番号が既に存在するか否かを判定する(ステップS29)。
ステップS29にて、全てのフォルダ番号及びファイル番号が存在しないと判定されると(ステップS29;NO)、即ち、設定ファイルFaに規定されているフォルダ番号及びファイル番号の範囲内で欠番が存在しているので、名称生成部109eは、最小のフォルダ番号(例えば、「105」等)をフォルダ番号として指定するとともに、最小のファイル番号(例えば、「1」等)をファイル番号として指定する(ステップS30)。その後、名称生成部109eは、処理をステップS25に移行して、それ以降の各処理を上記と同様に実行することで、欠番を探索する。
そして、ステップS25にて、フォルダ番号やファイル番号が存在していないと判定されると(ステップS25;NO)、即ち、指定されたフォルダ番号やファイル番号が欠番となっているので、名称生成部109eは、処理をステップS26に移行して、当該フォルダ番号及びファイル番号を画像データと関連付けられるフォルダ及びファイルの名称として決定する(ステップS26)。
【0060】
一方、ステップS29にて、全てのフォルダ番号及びファイル番号が存在すると判定されると(ステップS29;YES)、即ち、設定ファイルFaに規定されているフォルダ番号及びファイル番号の範囲内で欠番が存在しないので、名称生成部109eは、名称決定処理をエラー処理とし、表示制御部105bは、ファイル数がフルである旨を表示パネル105aに表示させる(ステップS31)。
【0061】
一方、ステップS21にて、設定ファイルFaが記録されていないと判定されると(ステップS21;NO)、中央制御部101のCPUは、設定ファイルFaの内容を基準としない通常の名称決定処理を行って(ステップS32)、当該名称決定処理を終了する。
【0062】
このようにして複数の撮像装置1、…で個別に撮像して記録された複数の画像ファイルは、例えば、メモリーカードや通信ケーブルを介してパーソナルコンピュータなどに移動またはコピーされ、一括して管理または電子アルバム生成などの所定の処理が施されることになる。このとき、全てのファイル名が重複しない生成条件を用いた場合であれば全てのファイルを1つのフォルダ内に移動またはコピーすればよいが、フォルダ名とファイル名の組み合わせが重複しない生成条件を用いた場合には、フォルダごとファイルを移動またはコピーすればよい。
また、複数の撮像装置1、…で個別に撮像して記録された複数の画像ファイルを、マスタの撮像装置1A(スレーブの撮像装置1B)からの無線通信による指令によって自動的に収集し、マスタの撮像装置1A(スレーブの撮像装置1B)上で一括して管理または所定の処理を実行するようにしてもよい。
【0063】
以上のように、本実施形態の撮像システム100によれば、各画像に関連付けられる名称(例えば、画像が記録されるファイルの名称や当該画像を格納するフォルダの名称等)の生成条件を、ユーザによる操作入力部107の所定操作、或いは、所定の設定条件に基づいて任意に設定するので、各画像に関連付けられる名称を任意の生成条件に従って生成することができる。即ち、例えば、ユーザ所望の生成条件やデフォルトの生成条件に従って各画像に関連付けられる名称を生成することができ、当該名称の生成の自由度を向上させることができる。
具体的には、設定された生成条件を含む設定ファイルFを記録しておくことで、各画像に関連付けられる名称の生成の際に設定ファイルFを読み出して、当該設定ファイルFに含まれる生成条件を利用して、各画像に関連付けられる名称を任意の生成条件で生成することができる。さらに、設定ファイルFが記録されていない場合には、予め設定されている他の生成条件、即ち、例えば、デフォルトの生成条件等に従って画像に関連付けられる名称を生成することができる。
【0064】
また、生成条件には、所定の通信回線を介して接続される他の撮像装置1(例えば、スレーブとなる撮像装置1B等)により撮像される画像に関連付けられる名称を生成する際の条件が含まれるので、他の撮像装置1により撮像される画像に関連付けられる名称も任意の生成条件で生成することができる。これにより、例えば、他の撮像装置1との連携撮像において、各画像に関連付けられる名称が同一になってしまうことを防止することができ、何れかの撮像装置1や外部のコンピュータ(図示略)等を用いた撮像後のファイル管理の際にファイル名やフォルダ名の変更などの煩わしい作業を不要とすることができる。
さらに、例えば、スレーブとなる撮像装置1Bにあっては、所定の通信回線を介して接続される他の撮像装置1(例えば、マスタの撮像装置1A等)から送信されて受信された設定ファイルFを記録しておくことで、各画像に関連付けられる名称の生成の際に設定ファイルFを読み出して、当該設定ファイルFに含まれる生成条件を利用して、各画像に関連付けられる名称を任意の生成条件で生成することができる。
また、画像に関連付けられる名称が番号を含む名称である場合に、所定の通信回線を介して接続される撮像装置1毎に互いに異なる範囲内の番号を含む名称を生成することができ、他の撮像装置1との連携撮像において、各画像のファイル名やフォルダ名に含まれる番号が同一となってしまうことを防止することができることとなって、撮像後のファイル管理をより容易なものとすることができる。
【0065】
また、これまでに設定済みの生成条件に従って生成される複数の名称とは異なる複数の名称を生成するための生成条件を設定することで、各画像に関連付けられる名称が同一になってしまうことを防止することができる。特に、所定の通信回線を介して接続された他の撮像装置1に設定された生成条件に従って生成される複数の名称とは異なる複数の名称を生成するための生成条件を設定することで、他の撮像装置1との連携撮像において、各画像に関連付けられる名称が同一となってしまうことを防止することができ、撮像後のファイル管理をより容易なものとすることができる。
【0066】
また、各々の生成条件に従って生成される複数の名称を互いに異ならせるような複数の生成条件を生成するので、各画像に関連付けられる名称の自由度をさらに向上させることができる。さらに、生成された複数の生成条件を表示パネル105aに表示させ、表示された複数の生成条件の中で、ユーザによる操作入力部107の所定操作に基づいて指定された何れか一の生成条件を設定するので、ユーザ所望の生成条件に従って各画像に関連付けられる名称を生成することができる。
【0067】
また、ユーザによる操作入力部107の所定操作に基づいて指定されるか、或いは、所定の通信回線を介して接続される撮像装置1の数に応じて、当該撮像装置1の台数分の生成条件を生成するので、他の全ての撮像装置1によって撮像される各画像に関連付けられる名称を任意の生成条件で生成することができ、例えば、他の撮像装置1との連携撮像後のファイル管理をより容易なものとすることができる。
【0068】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。例えば、所定の通信回線として、無線通信回線を例示して説明したが、撮像装置1どうしを有線ケーブル等により接続して通信を行う有線通信回線であっても良い。
【0069】
さらに、連携撮像を行う複数の撮像装置1、…を備える撮像システム100を例示したが、撮像システム100を構成するか否かに拘わらず一の撮像装置1について本発明を適用しても良い。
また、撮像装置1の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これらに限られるものではない。
【0070】
加えて、上記実施形態にあっては、名称生成手段、設定手段としての機能を、中央制御部101の制御下にて、名称生成部109e、生成条件設定部109bが駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部101のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、名称生成処理ルーチン、設定処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、名称生成処理ルーチンにより中央制御部101のCPUを、撮像手段により撮像された各画像に関連付けられる名称を他の画像に対応する名称と互いに異ならせた固有の名称とする生成条件に従って自動的に生成する名称生成手段として機能させるようにしても良い。また、設定処理ルーチンにより中央制御部101のCPUを、ユーザによる操作部の所定操作、或いは、所定の設定条件に基づいて生成条件を任意に設定する設定手段として機能させるようにしても良い。
【0071】
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
【0072】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
撮像手段により撮像された各画像に関連付けられる名称を他の画像に対応する名称と互いに異ならせた固有の名称とする生成条件に従って自動的に生成する名称生成手段と、
ユーザによる操作部の所定操作、或いは、所定の設定条件に基づいて前記生成条件を任意に設定する設定手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
<請求項2>
前記設定手段により設定された生成条件を含む設定情報を記録する記録手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
<請求項3>
前記設定情報が前記記録手段に記録されているか否かを判定する判定手段を更に備え、
前記名称生成手段は、前記判定手段により前記設定情報が記録されていないと判定された場合に、予め設定されている他の生成条件に従って前記画像の名称を生成することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
<請求項4>
前記生成条件は、所定の通信回線を介して接続される他の撮像装置により撮像される画像に関連付けられる名称を生成する際の条件を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
<請求項5>
所定の通信回線を介して接続される他の撮像装置と通信する通信手段を更に備え、
前記記録手段は、前記他の撮像装置から送信され前記通信手段により受信された前記設定情報を記録することを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の撮像装置。
<請求項6>
前記設定手段は、これまでに設定済みの生成条件に従って生成される複数の名称とは異なる複数の名称を生成するための生成条件を設定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
<請求項7>
前記設定手段は、所定の通信回線を介して接続された他の撮像装置に設定された生成条件に従って生成される複数の名称とは異なる複数の名称を生成するための生成条件を設定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
<請求項8>
各々の生成条件に従って前記名称生成手段により生成される複数の名称を互いに異ならせるような複数の生成条件を生成する第1条件生成手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置。
<請求項9>
前記第1条件生成手段により生成された前記複数の生成条件を表示手段に表示させる表示制御手段を更に備え、
前記設定手段は、前記表示制御手段により表示された前記複数の生成条件の中で、ユーザによる操作部の所定操作に基づいて指定された何れか一の生成条件を設定することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
<請求項10>
ユーザによる操作部の所定操作に基づいて指定されるか、或いは、所定の通信回線を介して接続される撮像装置の数に応じて、当該撮像装置の台数分の生成条件を生成する第2条件生成手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置。
<請求項11>
前記画像に関連付けられる名称は、当該画像が記録されるファイルの名称及び当該画像を格納するフォルダの名称のうち、少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の撮像装置。
<請求項12>
前記画像に関連付けられる名称は、番号を含む名称であり、
前記生成条件は、所定の通信回線を介して接続される撮像装置毎に互いに異なる範囲内の番号を含む名称を生成するための条件を含むことを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の撮像装置。
<請求項13>
撮像装置を用いた撮像方法であって、
撮像手段により撮像された各画像に関連付けられる名称を他の画像に対応する名称と互いに異ならせた固有の名称とする生成条件に従って自動的に生成する処理と、
ユーザによる操作部の所定操作、或いは、所定の設定条件に基づいて前記生成条件を任意に設定する処理と、
を含むことを特徴とする撮像方法。
<請求項14>
撮像装置のコンピュータを、
撮像手段により撮像された各画像に関連付けられる名称を他の画像に対応する名称と互いに異ならせた固有の名称とする生成条件に従って自動的に生成する名称生成手段、
ユーザによる操作部の所定操作、或いは、所定の設定条件に基づいて前記生成条件を任意に設定する設定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。