特許6035880IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

内燃機関のクランクシャフトと同期して回転する駆動側回転部材に対する従動側回転部材の相対回転位相を制御する弁開閉時期制御装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

最近では、環境に対する配慮から走行中に赤信号等で一時停止したときにでもエンジンの作動を一時的に停止させるアイドリングストップの機能が車両に備えられている。アイドリングストップ時には相対回転位相を最遅角位相にしてエンジンを停止させる。これは、アイドリングストップ時にはエンジンが高温であり、最遅角位相から始動させるとエンジンの始動を行うため混合気の点火が容易になるからである。また、相対回転位相を最遅角に設定してクランキングを行った場合には、クランクシャフトの回転を軽負荷で円滑に開始することができるからである。 しかし、エンジンが高温状態にあるときに始動させると、エンジンの回転速度が低い上に作動油の温度も高く粘性が低いため、作動油の供給圧力は相当低くなる。そのため、作動油の供給圧力は相対回転位相を安定して保持するには不十分である。 特許文献1に開示された弁開閉時期制御装置においては、アイドリングストップ時の始動における内部ロータやベーンの動作は、作動油の供給圧力ではなく、カムシャフトのトルク変動に基づく遅角方向及び進角方向の変位力とトーションスプリングによる付勢力が支配的となる。すなわち、カムシャフトのトルク変動に基づく遅角側への平均変位力がトーションスプリングによる進角側への付勢力によって相殺され、相対回転位相を安定して保持することが困難な状態となる。従って、ハウジングと内部ロータとの間で機械的な拘束も規制もなされていない最遅角位相においては、内部ロータとベーンが遅角方向及び進角方向に揺動し、ベーンが流体圧室の壁面に衝突して打音が発生するおそれがあった。 問題に鑑み、本発明は、内燃機関の始動性が高く、アイドリング時のHC排出量を抑制すると共に、アイドリングストップ後の始動も安定している弁開閉時期制御装置を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するために、本発明に係る弁開閉時期制御装置の特徴構成は、内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転部材と、前記駆動側回転部材と同軸上に配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと同期回転する従動側回転部材と、前記駆動側回転部材と前記従動側回転部材とで形成される流体圧室と、前記駆動側回転部材および前記従動側回転部材の少なくとも一方に設けられた仕切部で前記流体圧室を仕切・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】第1弁開閉時期制御装置の構成を表す縦断面図である。

【図2】図1のII−II線断面図で、第1中間ロック位相状態を表す。

【図3】弁開閉時期制御装置の第2中間ロック位相状態を表す断面図である。

【図4】弁開閉時期制御装置の最遅角ロック位相状態を表す断面図である。

【図5】オリフィス部の構成を表す断面図である。

【図6】図5のVI-VI線断面図である。

【図7】第1中間ロック位相時のロック機構と流体制御機構を表す模式図である。

【図8】第1中間ロック位相から第2中間ロック位相へ相対回転位相が変化する際のロック機構と流体制御機構を表す模式図である。

【図9】第2中間ロック位相時のロック機構と流体制御機構を表す模式図である。

【図10】第2中間ロック位相と最遅角ロック位相の中間位相時のロック機構と流体制御機構を表す模式図である。

【図11】最遅角ロック位相時のロック機構と流体制御機構を表す模式図である。

【図12】弁開閉時期制御装置の制御のタイムチャートである。

【図13】他の弁開閉時期制御装置の第1中間ロック位相状態を表す断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 クランクシャフト   3 カムシャフト   10 弁開閉時期制御装置   11 外部ロータ(駆動側回転部材)   12 内部ロータ(従動側回転部材)   17 ベーン(仕切部)   20 油圧ポンプ(流体制御機構)   21 進角制御油路(流体制御機構)   22 遅角制御油路(流体制御機構)   23 主解除油路(流体制御機構、共通流路)   24 位相制御弁(流体制御機構)   25 解除制御弁(流体制御機構)   31 第1ロック部材   32 第2ロック部材   35 第1凹部   36 第2凹部   37 第3凹部   E エンジン(内燃機関)   C 流体圧室   Ca 進角室   Cb 遅角室   L1 第1中間ロック機構   L2 第2中間ロック機構   L3 最遅角ロック機構   P1 第1中間ロック位相   P2 第2中間ロック位相   P3 最遅角ロック位相   R オリフィス部(遅延部)

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