(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ラベル貼付条件は、前記ラベル吸着部の中心位置を、ラベル発行口から商品上のラベル貼付位置までの水平方向の移動距離を示す水平移動距離データと、前記ラベル吸着部を商品上のラベル貼付位置から商品に向かって降下開始するタイミングデータと、ラベルの貼付方向と、を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のラベル貼付装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態に係るラベル貼付装置を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100の一例を示す斜視図である。
図2はラベル貼付装置100の概要を示す図である。
図3はラベル貼付装置100のラベル発行部40の一例を示す図である。
図4はラベル貼付装置100の電気的なブロック図である。
【0010】
本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、ラベル発行部40と、ラベル発行部40から発行されたラベルを吸着保持し、商品の所定位置にラベルを貼付する貼付手段としてのラベル貼付部41と、を有する。また、ラベル貼付装置100は、商品Wを上流側からラベル貼付領域Lpに搬送し、ラベル貼付領域Lpでラベル貼付部41によりラベルを貼付した商品Wを下流側に排出する搬送手段1と、商品のラベル貼付位置を記憶する記憶手段としての記憶部32と、ラベル貼付部41および搬送手段1などを制御する制御部31と、を有する。
【0011】
本実施形態に係る商品Wは、加工された食品などの被包装物がトレイ上に載置されており、トレイ上面の開口部をフィルムで覆うように包装されている。ラベル貼付部41は、その貼付対象物である商品の上面(被貼付面)にラベルを貼付する。尚、ラベル貼付対象物としての商品Wは、上記実施形態に限られるものではない。
ラベル発行部40は印字データの大きさなどに基づいて規定される可変長のラベルを発行する。ラベル貼付部41が、商品の被貼付面のサイズよりも小さいラベルを商品に貼付した場合、ラベル貼付済み商品を搬送コンベア(搬送手段1)により下流側に排出する。例えば、
図1に示したように、搬送手段1の下流側には、ストックコンベア51が配置されており、搬送コンベア(搬送手段1)により下流側に排出された商品Wが順に一時的に滞留する。
また、ラベル貼付部41は、商品の被貼付面よりも大きいサイズ(長いサイズ)のラベルを商品に貼付する場合、被貼付面の端部から、ラベルの端部がはみ出た状態で貼付される。
【0012】
詳細には、例えば、食品添加物や原材料等の含有が多い食品(商品)に貼付する比較的長いラベルは、商品上面の被貼付面に、ラベル貼付部41により貼付される上面貼付領域La(顧客の商品購入時に判断基準とされる、例えば、品名、原産地、内容量、価格、賞味期限或いは消費期限、またはPOSレジスタ等での精算時に機械的に読取られるバーコード等の印字)と、商品の側面に貼付し表示させてもよい側面貼付領域Lb(顧客が商品購入時に比較的判断基準としない食品添加物や原材料等の印字、但し、アレルギー等の含有物質については判別し易い形態にて印字がなされているものとする)と、その上面貼付領域Laと側面貼付領域Lbとの間に折曲部と、を有する。従って、商品毎に印字される台紙レスラベルは、ラベルに印字するために設定された商品毎の印字項目数およびその印字項目に設定された印字情報量(文字数、文字間隔、文字フォントの大きさ等)によってラベル発行方向の長さが可変長となるので、側面貼付領域Lbが商品の側面側ではなく、商品の上面にはみ出すことなく貼付される場合もある。
【0013】
制御部31は、ラベル吸着部の中心位置を、ラベル発行口から商品上のラベル貼付位置までの水平方向の移動距離に対する増減量の水平移動距離データと、前記ラベル吸着部を商品上のラベル貼付位置から商品に向かって降下開始させるタイミングデータとからなる貼付位置データと、印字項目に応じたラベルのサイズとに基づいて、ラベルが商品の被貼付面からはみ出だすか否かを判断し、はみ出すと判断したラベルを、商品Wの被貼付面からはみ出す状態で商品に貼付した場合、搬送手段1の駆動を停止させる処理を行う。
そして、制御部31は、表示部39に、ラベルがはみ出して商品に貼付された旨を示す画像などを表示する処理を行い、操作者(オペレータ)などにそれを報知する。
なお、商品Wへのラベル貼付位置データは、図示していないラベル貼付条件決定テーブル(ラベル貼付条件)を記憶部に記憶し、この記憶部に記憶させておく情報は、商品が収容されたトレイのサイズ(種類等も含む)に応じたトレイ番号に応じて設定され、具体的には、風袋重量(トレイ重量)と、ラベル貼付位置を特定するためのラベル貼付座標(X2,Y2)と、ラベルの貼付方向(トレイの辺(端部)に対し貼付する角度)が設定される。
【0014】
ラベル貼付座標(X2,Y2)は、ラベル貼付部41のラベル吸着部の中心位置を、ラベル発行口から商品上のラベル貼付位置までの水平方向の移動距離データ(ラベル貼付座標X2)と、ラベル吸着部を商品上のラベル貼付位置から商品に向かって降下させた位置(ラベル貼付座標Y2)とからなる。ラベル吸着部を商品上から降下させた位置とは、ラベル吸着部を商品上から降下開始させるタイミングデータTと略同意である。つまり、ラベル吸着部を商品上から降下させた位置は、ラベル吸着部を商品上から降下開始させるタイミングデータTによって規定される。
詳細には、タイミングデータTは、商品Wがセンサー35により検出された時(T=0)から、ラベル吸着部を待機位置(X,Z)から下降開始させるまでの遅延時間であり、商品W上におけるY軸方向のラベル接着位置(ラベル貼付座標Y2)を定める。
したがって、時間T=0のときにY2=0とした場合は、商品Wがラベル貼付領域Lpに搬送される搬送速度が毎秒D(mm)とすると、貼付タイミング時間T(タイミングデータT)は、T=Y2/Dにより算出される。ただし、Y2はラベル貼付条件から求まる。
なお、ラベル吸着部の待機位置におけるZデータは、ラベル貼付領域Lpにおける商品Wの載置面から鉛直上方向におけるラベル吸着部の初期位置(原点)からラベル貼付を行なうためのラベル吸着部の待機位置までの垂直距離を表す。Zデータは、次の数式(1)により算出される。
【0015】
[数1]
Z=(Z0−Z2)−H ・・・(1)
【0016】
Z0はラベル吸着部の初期位置(原点)からラベル貼付領域Lpにおける商品Wの載置面までの垂直距離(一定値:機構上決定されている)を示し、Z2はラベル貼付を行なうためのラベル吸着部の待機位置(X,Z)からラベル接着位置(商品Wの上面)までの垂直距離(一定値)を示し、Hはセンサー15bにより検出された商品Wの高さを示す。
なお、Z2データは、貼付タイミング時間T(タイミングデータT)と共に商品W上のラベルLaのY方向の位置を決定するものであり、商品の高さHによってラベル接着位置にバラツキが生じないように一定値に設定される。
【0017】
水平移動距離データには、ラベル発行口から商品上のラベル貼付位置までの距離と、この距離に対して補正する水平移動距離(+、−)が設定されており、同様に、タイミングデータには、ラベル発行口から商品上のラベル貼付位置までの距離と該商品の搬送速度に基づくタイミングと、このタイミングに対して補正するデータ(+、−)が設定されている。なお、商品の搬送方向をY軸方向とするXY直交座標系において、この座標系の原点に商品(トレイ)の右下コーナー部を位置させた時のラベル吸着面の中心がラベルの中心(LC)とほぼ一致する。従って、例えば、長い台紙レスラベルの上面貼付領域Laを商品の上面に貼付すると、ラベルの折曲部が商品端部に位置するように貼付される。
【0018】
操作者(オペレータ)などは、ラベル貼付領域Lpまたはその近傍に載置された、ラベルがはみ出た状態の商品Wを手に取り、その商品Wをラベル貼付領域Lp外に持ち出した後、ラベルを略L字形状に折曲げて、折曲げた部分を商品Wの側面などに貼付する。尚、ラベルを折曲げて商品Wの側面に貼付した状態で、ラベルが側面からはみ出した場合、操作者は、さらにラベルを折曲げて、商品の底面にラベルを貼付する。
【0019】
次に、操作者などは、上記ラベルを貼付した商品をラベル貼付領域Lpまたはその近傍の元の位置に載置する。次に、操作者は、表示操作部4に表示された停止解除ボタンの操作や機械的な停止解除ボタンを操作する。制御部31は、停止解除ボタンが操作されて、搬送手段1の駆動停止の解除指示を受けた場合、搬送手段1の駆動停止の解除を行い、搬送手段を駆動させる。
【0020】
以下、本発明の実施形態のラベル貼付装置100を詳細に説明する。
【0021】
図1、
図2、
図3、
図4に示したように、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、包装機能を有する。詳細には、ラベル貼付装置100は、ストレッチ包装部11と、ラベル発行部(計量ラベルプリンタ)40と、ラベル発行部40から発行されたラベルを受け取って包装済みの商品Wにラベルを貼付するラベル貼付部41と、などを有する。
ラベル発行部40はストレッチ包装部11におけるヒータ10(ヒートシール部)の側方上部に配置され、ラベル貼付部41はラベル発行部40の近傍に配置されている。
【0022】
なお、ラベル貼付部41の構成は詳細に図示していないが、以下の様な構成となっている。ラベル貼付部41は、3つの駆動機構を備えており、第一の駆動機構は、水平モータと該モータを駆動させる駆動回路を備え、ラベル吸着部面を水平、即ち商品の搬送方向と直交する方向に移動させる水平モータ(第1の駆動機)を駆動する回路で、その水平モータとしてはステッピングモータが使用されている。従って、ステッピングモータの駆動パルス数をカウントすることでラベル吸着部の位置を検出することができる。このステッピングモータは、例えば、右回転の時はプラスカウント、左回転の時はマイナスカウントとなるように構成されている。
【0023】
また、更に水平基準位置センサーを備え、この水平基準位置センサーは、ラベル吸着部が水平方向の基準位置に位置したことを検出するセンサーで、この基準位置からの前記駆動パルスのカウント値によってラベル吸着部の水平方向の位置決めが行われる。
第二の駆動機構は、上下モータと該上下モータを駆動させる駆動回路及び上下基準位置センサーとを備えたものであり、上下モータ(第2の駆動機構)がラベル吸着部を上下方向へ移動させるものである以外は前記した水平モータと同様である。
第三の駆動機構は、ラベル吸着部を回転させるための回転モータと該回転モータを駆動させる駆動回路及び回転基準位置センサーを備えたものであり、回転モータ(第3の駆動機構)は、ラベル吸着部を商品搬送面と平行な面で回転させるモータで、回転モータの駆動パルスで位置決めされる距離ではなく、回転角度である点を除くと前記した水平モータの場合と同じである。
【0024】
また、ラベル貼付部41は、ラベル貼付センサーを更に備えており、ラベルが商品に貼付されたこと、つまりラベル吸着部の吸着面が商品Wに当接されたことを検出するセンサーで、ラベル吸着部に上側方向の力が一定以上加わったことにより前記上側の平行アームが支持腕から離間したことを検出する。
【0025】
ストレッチ包装部11は、機枠11aの前方に商品Wを載置する商品載置部12が配置され、その商品載置部12に載せた商品Wをプッシャコンベア13により機枠内部に設けたエレベータ14まで搬送する。
尚、商品Wは容器であるトレイに収容された状態で搬送される場合を例示し、また、商品載置部12は計量部50の計量皿として構成されており、その商品載置部12の手前側近傍には商品Wの横幅を検出する幅検出センサ15aが設けられている。
更に、プッシャコンベア13による商品搬送路上には、そのプッシャコンベア13の側方に位置させて商品Wの高さを検出する高さ検出センサ15bは、高さを検出すると共に商品Wの奥行き寸法(搬送方向に沿った長さ寸法)を計測する長さ検出センサを兼ねている。
【0026】
商品載置部12に載置された商品Wの横幅(L)を検出する幅検出センサ15aは、可動式の右側および左側の反射型光センサーを有する。
商品Wの右側長さ(LR)を検出する右側の反射型光センサーおよび商品Wの左側長さ(LL)を検出する左側の反射型光センサーはそれぞれ、商品Wが載置された略中央位置から横幅方向に離間するように移動して(商品の右側長さLL+商品の左側長さLR)を検出する。この商品Wの横幅(寸法L)は包装機の制御に使用される。幅検出センサ15aは、長さデータL、即ち(LL+LR)をラベル発行部(計量ラベルプリンタ)40の制御部に送信する。
【0027】
また、商品Wの高さHを検出する検出センサ15bは投光器と受光器を有し、投光器と受光器が商品搬送路の途中に搬送路を挟んで高さ方向に所定の間隔をおいて多数個配置され、搬送路上を搬送される商品の高さに応じて投光器の光が遮られることで商品の高さHを検出する。そして、その高さデータは包装機の制御に用いられると共に、ラベル発行部(計量ラベルプリンタ)40の制御部に送信される。
【0028】
また、商品Wの縦幅Wを検出する検出センサ15aは、所定の基準点に対するセンサーの位置P0と、商品載置部12に載置された商品Wがプッシャコンベア13のプッシャーに押されて機枠内部に設けたエレベータ14に商品Wを搬送する際、搬送路上を搬送される商品Wによってセンサーの投光器の光が遮られたときのプッシャーの位置Pとの差分(P0−P)として商品Wの縦幅が検出される。
このように、商品W(トレイ)のサイズ(横幅L・高さH・縦幅W)は、ストレッチ包装部11の機枠内部に設けたエレベータ14に搬送される途中で検出される。
【0029】
上記エレベータ14の上方には包装部16が設けられ、その包装部16の側方(プッシャコンベアと直角に交差した方向)にフィルムロール17をセットし、該フィルムロール17から繰り出されるフィルム17aをフィルムフィード機構5により引き出し、所定長さにカットした後に包装部16まで移送する。
【0030】
上記包装部16には、フィルムフィード機構5の上方に、商品Wの上面を覆うフィルム17aの端部を商品Wの底部側に折り込む後折り込み部材6と左右折り込み部材7,7’、その左右折り込み部材7,7’の上方に位置して包装済みの商品Wを排出する排出プッシャ(プッシャ)8、及び、排出プッシャ8の移動方向前方位置に前折り込みローラ9が配設されている。
上記フィルムフィード機構5は、フィルムの幅方向の側端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト5a,5bと、下側の弾性ベルト5bを上側の弾性ベルト5a側へ圧接するクランプ板5cとで構成され、それらが包装部16を挟んで前後に配置されている。
【0031】
また、前折り込みローラ9の前方には、商品Wの底面側に折り込まれたフィルムの端部の重なり部を加熱して接着し排出するヒータ(ヒートシール部)10とその前部に排出部が配設され、機枠11a上には表示操作部4(コンソール部)が、更にヒータ(ヒートシール部)10の側方上部にラベル発行部40(計量ラベルプリンタ)が、ヒータ(ヒートシール部)10の上方にはラベル貼付部41が設置されている。
【0032】
ヒータ(ヒートシール部)10は、複数のプーリに亘ってガラス繊維等からなる無端状ベルトが回転可能に巻回され、その無端状ベルトの搬送面(往路側ベルト)の下部に熱板が配置されて構成されている。熱板は電気的に加熱されヒータ(ヒートシール部)の熱源となる。また、熱板は温度検出手段として制御手段を構成するサーモスタット(図示省略)に電気的に接続され、一定温度を保つように制御されている。サーモスタットが所定値以上の温度になると熱板への通電が遮断され、所定値以下の温度になると熱板に通電される。無端状ベルトはベルト全体が包装されて排出された商品の底面に折込まれたフィルムをヒートシール可能な温度に加熱維持されている。
【0033】
プッシャ8の底部に断熱部は必須ではないが、発泡合成樹脂、例えばポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォーム等の断熱材で構成された断熱部が、排出プッシャ8の底部一面に設けるようにしてもよい。そして、排出プッシャ8の底部に設けられた断熱部の底面はヒータ(ヒートシール部)10の上面(無端状ベルトの表面)に対して擦らないよう僅かな隙間が設けられている。
【0034】
また、排出プッシャ8の押圧面(商品Wと接触してその被包装物を押圧移送する面)の前面に断熱部は必須ではないが、排出プッシャ8の押圧面に断熱材が貼着された断熱部を構成するようにしてもよい。これにより金属板で構成された押圧面がヒータ10の熱で熱くなったとしても、包装済みの商品Wと接する部分は断熱材からなる断熱部である為、包装するフィルムに熱で穴が開くのを防止することができる。
【0035】
また、排出プッシャ8を移動させる駆動機構(図示省略)には、その排出プッシャ8が待機位置に位置することを検知する第1プッシャ位置検出センサと、排出プッシャ8が包装済みの商品Wを排出部上のラベル貼付領域Lpへ排出させた位置(即ち、ヒータ(ヒートシール部)10上に位置する)に移動したことを検知する第2プッシャ位置検出センサが設けられ、排出プッシャ8を第2プッシャ位置検出センサで検知すると排出プッシャ8を初期位置(待機位置)に戻す制御を行なう。これにより、商品Wをラベル貼付領域Lpへ排出させる移動制御が行なわれる。
つまり、排出プッシャ8を第1プッシャ位置検出センサで待機位置に位置していることを検知した後、第2プッシャ位置検出センサにより前記排出プッシャ8を検出することにより、商品Wがラベル貼付領域Lpに位置していると判断することができる。
【0036】
また、ラベル貼付領域Lpは、排出プッシャ8が商品Wを排出部へ排出するという包装動作の完了を示す。尚、例えば、第1及び第2プッシャ位置検出センサは透過型フォトセンサが使用され、該位置にて排出プッシャ8に付いているフラグがセンサを遮ることで該位置に排出プッシャ8が位置していることを検知する。なお、第1及び第2プッシャ位置検出センサとしては、例えば反射型フォトセンサを使用してもよい。
【0037】
上記構成のストレッチ包装部11は、プッシャコンベア13でエレベータ14上に搬送された商品Wがエレベータ14の上昇により包装部16に張架されたフィルム17aに対して突き上げられ、商品Wの上面を覆ったフィルム17aの端部は、後折り込み部材6と左右折り込み部材7,7’とにより商品Wの底面側に折り込まれる。
次に、排出プッシャ8により商品Wはヒータ(ヒートシール部)10へ向けて水平に押動され、その押動の途中、フィルム17aの前側端部は前折り込みローラ9で商品Wの底面側に折り込まれ、その底面側に折り込まれたフィルム端部の重なり部はヒータ(ヒートシール部)10でヒートシールされ、フィルムで包装された商品Wが得られる。そして、その包装を完了した商品Wは排出プッシャ8の押動によってヒータ(ヒートシール部)10上から排出部上に排出される。
【0038】
ラベル貼付装置100は、上述したように、ラベル発行部40と、そのラベル発行部40から発行されたラベルを商品(物品)Wに貼付するラベル貼付部41と、を備える。
【0039】
ラベル貼付部41は、ラベル発行部40から発行されたラベルを受け取って搬送コンベア1’上を移動する商品(物品)Wにラベルを貼付する。詳細には、ラベル貼付部41は、発行されるラベルを、空気の負圧作用によってラベルを吸着保持し、そのラベルを吸着保持した部材を、ラベル貼付領域Lpの商品(物品)Wに押し付けてラベルを物品に貼付するように構成されている。ラベル貼付部41によって貼付するラベルの貼付位置は、商品(物品)Wの大きさ(例えば、トレーのサイズ)や形によって異なる。そのため、ラベル貼付部41は、搬送される商品(物品)Wの大きさや形に合わせてラベルの貼付位置を変更できるように移動可能に支持されている。
【0040】
図3に示したように、ラベル発行部(プリンタ)40は、ラベル用紙として一方面が印字面で他方面が粘着層を有する貼付面である長尺帯状のラベル用紙21’がロール巻きされた台紙レスラベルロール21を用いる台紙レスラベル発行部である。
【0041】
ラベル発行部40は、ケース40a内にロール装填部23が設けられ、そのロール装填部23にセットされる台紙レスラベルロール21のラベル用紙の繰り出し方向前方位置に、印字部25と、印字された台紙レスラベル用紙を所定長さに切断する切断手段26と、が配置されている。台紙レスラベルロール21は、ロール装填部23に回転可能に支持される。
切断手段26は、印字部25で商品などの情報が印字され、ラベル送出口に向けて送出されるラベル用紙21’を所定長さの枚葉状に切断する。切断手段26は、ラベル送出口より水平状に送出されるラベル用紙21’を挟むように配置した上下一対の可動刃26aと固定刃26bとを有する。
【0042】
印字部25は、ラベル用紙21’の下方(貼付面側)に位置するプラテンローラ25aと、ラベル用紙21’の上方(印字面側)に位置するサーマルヘッド25bとを有する。プラテンローラ25aは後述するステッピングモータ25cによって駆動回転するように構成されている。
ラベル用紙21’の上方に位置するサーマルヘッド25bは、ラベル用紙21’を下側のローラ(プラテンローラ25a)とで挾着するように下方に付勢され、それによりラベル用紙21’を安定して送出し得るように構成されている。
【0043】
また、印字部25のプラテンローラ25aは、それぞれの表面に剥離剤がコーティングされており、ラベル用紙21’の印字面とは反対側面に塗着されている粘着剤が付着しないように構成され、それによってラベル用紙21’の送出が円滑に行われるようになっている。尚、ラベル用紙21’の粘着層が上記ローラに付着しにくくする構成は上記構成に限らず、上記ローラ自体又はローラの最外周部分を易剥離性の部材で構成してもよい。
【0044】
図4は、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100の電気的なブロック図である。
ラベル貼付装置100は、ラベル発行貼付部40Eと包装機構制御部102Eとを備えている。ラベル発行貼付部40Eは、主としてラベル発行部40とラベル貼付部41などの制御を行なうもので、制御部(CPU)41によって制御される。包装機構制御部102Eは、主としてストレッチ包装機102の機構部の制御を行うもので、CPU61によって制御される。
【0045】
<包装機構制御部102E>
次に、包装機構制御部102Eについて説明する。
包装機構制御部102Eは、CPU61、通信用インタフェース回路(INF)65、ROM62、RAM63、操作部64、及び、機構駆動部66を有する。各構成要素はバス(データ通信線など)61aを介して接続されている。
【0046】
通信用インタフェース回路(INF)65は、ラベル発行貼付部40Eと各種データ、指令の通信を行なうための回路である。
【0047】
ROM62は、CPU61が実行する制御プログラムを記憶している。
RAM63は、CPU61がROM62の制御プログラムを実行する場合に用いる各種レジスタ及びフラグのエリアの他に、商品の形状データ(縦、横、高さ)に基づいて制御データを決定するための各種テーブル等が記憶されている。
操作部64は、装置の起動、停止等のためのスイッチである。
【0048】
機構駆動部66は、包装を実行する場合に包装機の各機構部を駆動するための回路で、具体的にはエレベータを駆動するモータ67、被包装物を搬入するプッシャコンベアの搬入モータ68、フィルムフィード機構のフィルム移送モータ69等がある。尚、包装機の詳細については説明を省略する。
また、機構駆動部66には、被包装物の横幅を検出する商品の幅検出センサ15aと、被包装物の高さを検出する高さ検出センサ15b、商品の長さを検出する長さ検出センサが接続されており、検出データをCPU61へ供給するようになっている。
【0049】
ラベル発行貼付部40Eから包装機構制御部102Eへ、商品載置部上に載置された被包装物の計量が安定したことを報知する信号が送信される。また、包装機構制御部102Eからラベル発行貼付部40Eへ、ラベル貼付位置決定のためのデータとして、幅検出センサ15aで検出された一方の長さデータ(商品の中央から幅方向端部までの長さデータ)と、検出センサ15bにより検出された高さデータと、長さ(奥行き)データとなどが送信される。
【0050】
<ラベル発行貼付部40E>
ラベル発行貼付部40Eは、制御部31、記憶部32、表示操作部(コンソール部)4、通信用のインタフェース回路(INF)46、第1の物品検出センサ35、第2の物品検出センサ36、ラベル発行部40、ラベル貼付部41、貼付駆動部42、搬送駆動部43、商品検出センサ59、計量部50、などを有する。各構成要素は、バス31a(データ通信線)などを介して接続されている。
【0051】
ラベル発行部40は、サーマルヘッド(印字手段)25b、プラテンローラ25aを駆動するステッピングモータ25c、サーマルヘッド25bで印字したラベル用紙21’を切断する切断手段26としてのカッターなどを有する。サーマルヘッド(印字部)25b、ステッピングモータ25c、切断手段26としてのカッターなどは、インタフェース37を介して、制御部31に接続されている。
【0052】
記憶部32は、台紙レスラベルのラベル長などを記憶する。
記憶部32は、ROM33、RAM34などの記憶装置を有する。
ROM33には、制御部31が実行する各種制御プログラムが記憶されている。
RAM34は、制御部31がROM33の制御プログラムを実行する場合に用いる各種レジスタ、フラグ等のエリアと、商品毎に予め各種データが記憶されたプリセットデータエリアとを備えている。
プリセットデータエリアには、被包装物(商品番号)に対応して、値段計算及びラベル印字用のデータである「品名」、「単価」、「バーコード」等の各種商品データが記憶された商品ファイル、ラベル印字のフォーマットが定義されたラベルフォーマットファイル、トレイファイルなどが記憶されている。
【0053】
表示操作部(コンソール部)4は、キーボードとタッチパネルからなる操作入力部38と、液晶表示器などで構成された表示部39と、を有する。表示操作部(コンソール部)4は、各種データ及び指令の入力、或いは制御部31の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行う。
本発明における台紙レスラベルLの貼付に関する各種データの入力等は、この表示操作部4の操作部または操作入力部38を操作することで行うことができる。
計量部50は、商品載置部に載置された被包装物の計量信号を制御部31へ供給するものである。
【0054】
通信用のインタフェース回路(INF)46は、包装機構制御部102Eと各種データ、指令の通信を行う。
サーマルヘッド25b、ステッピングモータ25c、切断手段26としてのカッターは、ラベル発行部40の印字部を構成し、制御部31の指令に基づいて台紙レスラベルテープに品名、値段、単価、バーコード等の印字を行い、印字したラベルテープを切断手段26としてのカッターで枚葉状に切断して、台紙レスラベルLをラベル発行口に発行する。
商品検出センサ59は、排出路の側方で、ラベル吸着部が貼付のために垂直下降する位置の若干手前(包装部寄り)に配置され、該排出路に包装物の有無を検出して、ラベル貼付のための信号を発生する。商品検出センサ59は、包装物がラベル貼付場所、即ち排出路(ヒートシール部)へ位置した場合、その旨を制御部31へ出力する。
【0055】
搬送駆動部43は、搬送コンベア(搬送手段1)を駆動する搬送モータなどを有し、制御部31の制御により搬送モータを駆動または駆動停止を行う。
【0056】
第1の物品検出センサ35は、発光部と受光部などから構成され、
図2に示したように、排出路(ヒートシール部)10の側方に配置され、排出プッシャ8によりラベル貼付領域Lpに排出された商品Wの有り無しを検知し、それを示す信号を制御部31に出力する。制御部31は、その信号を基に商品Wへのラベル貼付のタイミングを調整する。
【0057】
第2の物品検出センサ36は、排出路(ヒートシール部)10の前部に配設された搬送コンベア(搬送手段1)またはその近傍に、商品Wが載置されているか否かを示す信号を出力する。第2の物品検出センサ36は、後述するように、発光部と受光部などを有する。
【0058】
制御部31は、各構成要素を統括的に制御する。制御部31は、記憶部32から読み出した制御プログラム(PRG)などを実行することにより、コンピュータとしてのラベル貼付装置100に各機能を実現させる。
【0059】
制御部31は、上述したように、商品Wに貼付するラベルの印字項目に応じたラベルのサイズとラベル吸着部の中心位置を、ラベル発行口から商品上のラベル貼付位置までの水平方向の移動距離に対する水平移動距離データと、ラベル吸着部を商品上のラベル貼付位置から商品に向かって降下開始するタイミングデータとに基づいて、そのラベルが商品の被貼付面からはみ出だすか否かを判断し、はみ出すと判断されたラベルを、商品Wの被貼付面からはみ出す状態で該商品に貼付した場合、搬送手段1の駆動を停止させる処理を行う。
【0060】
また、制御部31は、ラベル貼付部41によりラベルLを商品Wの被貼付面からはみ出す状態で該商品に貼付して、搬送手段1を停止させた場合、表示操作部4の表示部39に、ラベルLがはみ出して貼付された旨を報知する処理を行う。
また、制御部31は、操作入力部38により、搬送手段1の駆動停止の解除指示を受けた場合、搬送手段1の駆動停止の解除を行う。
【0061】
ラベル発行部40、ラベル貼付部41、貼付駆動部42などについては、上述したので説明を省略する。
【0062】
図5は、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100の台紙レスラベルLの一例を示す図であり、詳細には、
図5(a)は短いラベル長の台紙レスラベルL1、
図5(b)は中長の台紙レスラベルL2、
図5(c)は長いラベル長の台紙レスラベルL3の一例を示す図である。
【0063】
各台紙レスラベルL1、L2、L3の幅Xは一定値に規定されている。各台紙レスラベルL1、L2、L3は、それぞれ印字発行方向に沿った各長さ(ラベル長)Y1は、バーコード迄の上面貼付領域とバーコードの下方の側面貼付領域に印字する商品に含まれる添加物や原材料の量によって長さが可変となる。従って、各ラベルの長さY1は、ラベルに印字される印字データの大きさなどにより規定される。なお、
図5の各台紙レスラベルL1、L2、L3におけるLCは上面貼付領域における略中心座標である。
【0064】
図6は、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置のラベルと貼付対象物の位置関係の一例を示す図である。
図6に示したように、横の長さ(横幅)X0、縦の長さ(奥行き)Y0の大きさの商品W(トレイ)にラベルLを貼付する。ラベルLの貼付位置は、
図6に示すように、ラベル貼付データファイルにはトレイ端部からラベル中央部までの距離データ(X2、Y2)が設定されている。
例えば、
図6に示すようにトレイ上におけるラベル貼付位置は、トレイの隣り合う辺(端部)からラベル中心までの距離で、例えば、横幅:200mm、縦幅:150mmのトレイで、X2:30mm、Y2:130mmが設定された例を示す。この場合、トレイ上におけるラベルの外周縁とトレイの端部との間には空白の距離(S1)が存在する。
【0065】
また、貼付手段の移動距離(水平移動距離データ)Xは、予め入力設定されたトレイ端部からラベル中央部までの距離データ(X2、Y2)と、包装過程でトレイの横幅が検知された際に算出される。その算出された移動距離XとタイミングデータTとに基づいてラベル貼付制御が行われる。但し、使用するトレイファイルをラベル貼付データファイルと関連付けるようにして、包装動作前に移動距離XとタイミングデータTとを算出するようにしてもよい。つまり、トレイは商品載置部12の中心に置かれ、トレイの横幅(L)と、トレイ端部からラベル中央までの距離X2が分かるので、移動距離Xが決定される。
制御部31は、トレイ上のラベル貼付位置(LC)Laの座標を算出することにより、LbにおけるY3の長さを算出すことができ、Y3の値が零より小さい値(負数)である場合、商品上面の被貼付面の端部からラベルLがはみ出すと判断する。Y3の値が零より大きい(正数)である場合、商品上面の被貼付面内にラベルLが貼付されると判断する。従って、可変長に印字される台紙レスラベルの発行方向の長さ(印字イメージ長)と、予め設定された、X2、Y2,S1の設定値の大きさとによって、可変長に印字された台紙レスラベルが貼付された時に商品端部より側面貼付領域Lbがはみ出すか否かが決定する。
【0066】
図7は、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置の可変長ラベルと貼付対象物の一例を示す図、
図7(a)は短ラベルを貼付対象物に貼付した場合、
図7(b)は長ラベルを貼付対象物に貼付した図、
図7(c)は長ラベルを折曲げた状態を示す図である。
【0067】
図7(a)に示したように、短いラベルLを、商品Wの上面の被貼付面Waに貼付する場合、ラベルLの端部が商品上面の被貼付面Waからはみ出さずに貼付される。
【0068】
上述したように、比較的長いラベルLは、商品Wの上面の被貼付面Waに、ラベル貼付部41により貼付される上面貼付領域Laと、商品Wの側面Wbに貼付される側面貼付領域Lbと、その上面貼付領域Laと側面貼付領域Lbとの間に折曲部LLとを有する。
【0069】
図7(b)に示したように、比較的長いラベルLを、商品Wの上面の被貼付面Waに貼付する場合、ラベルLの上面貼付領域Laが商品Wの上面の被貼付面Waに貼付され、ラベルLの折曲部LLが、商品Wの上面の被貼付面Waの端部に位置するように配置され、ラベルLの側面貼付領域Lbが商品Wの上面の被貼付面Waの端部からはみ出た状態となる。
【0070】
次に、
図7(c)に示したように、ラベルLを略L字形状に折曲部LLで折り曲げると、ラベルLの側面貼付領域Lbが商品Wの側面Wbに貼付された状態となる。
尚、さらに長いラベルLを商品Wに貼付する場合、ラベルを略U字形状に折り曲げて商品Wの底面にまで貼付することとなる。
【0071】
<ラベル貼付装置100の動作>
図8は、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
図8を参照しながら、ラベル貼付装置100の動作の一例を説明する。
【0072】
ステップST11において、制御部31は、搬送手段1を搬送駆動部43の駆動モータにより駆動する。
【0073】
ステップST13において、制御部31は、表示操作部4などからラベル発行指示を受けた場合、ラベルの発行処理を開始する。詳細には、ストレッチ包装部11の機枠内部に設けたエレベータ14に搬送される途中で、幅検出センサ15a,検出センサ15bにより検出されてラベル発行部(計量ラベルプリンタ)40の制御部に送信された商品W(トレイ)のサイズ(横幅L・高さH・縦幅W)に基づき、トレイのサイズ(種類)選択手段は、記憶部32のRAM34に記憶されたラベル貼付条件決定テーブルを参照し、RAM34から風袋重量(トレイの重量、または商品の正味重量以外の重量)とラベル貼付条件(ラベル貼付座標(X2,Y2)、およびラベル貼付角度)とを読み出して設定する。そして、制御部31は、読出したラベル貼付条件と、ラベル発行指示された商品の印字項目(印字情報)に応じたラベルのサイズ(印字情報に基づき印字方向の長さが可変になる台紙レスラベルのサイズ)とに基づいて、ラベル発行部40によるラベル発行タイミング、ラベル貼付部41によるラベル貼付タイミングなどを算出する。
【0074】
ステップST15において、制御部31は、上記ラベル発行タイミングで、印字データに基づいてラベル発行部40による印字処理、および、ラベルの送出処理を行う。
【0075】
ステップST17において、制御部31は、ラベル貼付部41により、ラベルを吸着する処理を行う。
ステップST19において、制御部31は、切断手段26によりラベルLを切断する処理を行う。
【0076】
尚、上記ステップST17、ST19のラベル貼付部41によるラベルLの吸着、および、切断手段26によるラベルLの切断のタイミングに関しては、略同時であってもよいし、順番が逆であってもよい。
【0077】
ステップST21において、制御部31は、記憶部32から読み出した商品Wのラベル貼付位置に、ラベル貼付部41を貼付駆動部42により移動させる処理を行う。
【0078】
ステップST23において、制御部31は、ラベル貼付部41を算出した移動距離Xを移動させ、所定のタイミングで、商品Wのラベル貼付位置にラベルLを貼付する処理を行う。
【0079】
ステップST25において、本実施形態では、制御部31は、
図6、
図7(a)、
図7(b)に示したように、商品Wの上面の被貼付面Wa、その商品Wのラベル貼付位置、印字項目に応じたラベルLのサイズに基づいて、該ラベルLが商品Wの被貼付面Waからはみ出だすか否かを判断し、はみ出さないと判断した場合ステップST27の処理に進み、はみ出すと判断した場合、ステップST29の処理に進む。
【0080】
ステップST27において、制御部31は、
図7(a)に示したように、ラベルLが商品Wの被貼付面Waに貼付された商品を、搬送コンベア(搬送手段1)により下流側の後工程へ搬送し、ステップST37の処理に進む。
【0081】
ステップST29において、制御部31は、
図7(b)に示したように、商品Wの被貼付面Waからはみ出だすと判断されたラベルLを、商品Wの被貼付面Waからはみ出す状態で商品Wに貼付した場合、搬送駆動部43の駆動モータの駆動を停止させる処理を行う。
【0082】
ステップST31において、制御部31は、表示部39に、ラベルLがはみ出して貼付された旨を表示して、操作者(オペレータ)などに報知する処理を行う。
【0083】
操作者(オペレータ)などは、
図7(b)に示したように、ラベル貼付領域Lpまたはその近傍に載置された、ラベルLがはみ出た状態の商品Wを手に取り、その商品Wをラベル貼付領域Lp外に取り出した後、
図7(c)に示したように、ラベルLを略L字形状に折曲げて、折曲げた部分(側面貼付領域Lb)を商品Wの側面Wbなどに貼付する。
次に、操作者などは、略L字状に折り曲げたラベルLを貼付した商品Wを、搬送コンベア(搬送手段1)のラベル貼付領域Lpまたはその近傍の元の位置に載置する。
次に、操作者は、表示操作部4に表示された停止解除ボタン(OKボタン)の操作や機械的な停止解除ボタン(OKボタン)を操作する。
【0084】
ステップST33において、制御部31は、表示操作部4に表示された停止解除ボタン(OKボタン)の操作や機械的な停止解除ボタン(OKボタン)が操作されたか否かを判断し、OKボタンが操作されていない場合、ステップST12の処理に進み、OKボタンが操作されたと判断した場合、ステップST35の処理に進む。
【0085】
ステップST35において、制御部31は、操作入力部38などにより、搬送手段1の駆動停止の解除指示を受けた場合、搬送手段1の駆動停止の解除を行う。詳細には、搬送駆動部43の駆動モータを駆動する処理を行い、ステップST37の処理に進む。
【0086】
ステップST37において、制御部31は、第1の物品検出センサ35などの検出信号等に基づいて、次のラベルを貼付するか否かを判断し、貼付する場合ステップST13の処理に進み、それ以外の場合、一連のラベル発行処理、ラベル貼付処理などを終了する。
【0087】
図9は本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100の動作の他の例を示すフローチャートである。
図10は、ラベル貼付装置100のラベル貼付領域Lpまたはその近傍における第2の物品検出センサ36と商品Wの位置関係の一例を示す図であり、詳細には
図10(a)は貼付されたラベルLがはみ出たラベル貼付済み商品Wが載置された状態を示す図、
図10(b)は商品Wが取り除かれた状態、
図10(c)はラベルLが折曲げられた商品Wが再度載置された状態を示す図である。
図11は、ラベル貼付装置100の第2の物品検出センサ36(検出部)の受光部36bの検出信号Iのレベルを示す図である。
【0088】
図11に示したように、第2の検出センサ(検出部)36は、発光ダイオードなどの発光部36aと、所定間隔を空けて配置されたフォトダイオードなどの受光部36bと、を有する。
発光部36aと受光部36bとの間に障害物がない場合、発光部36aから射出された光が受光部36bで受光して、受光部36bの検出信号Iのレベルが閾値以上のレベル(ハイレベル)となる。
発光部36aと受光部36bとの間に障害物ある場合、発光部36aから射出された光が受光部36bで受光されずに、受光部36bの検出信号Iのレベルが閾値より低いレベル(ローレベル)となる。
【0089】
具体的には、
図10(a)に示したように、搬送コンベア(搬送手段1)が停止している状態で、ラベル貼付領域Lpまたはその近傍に、
図7(b)に示したように、商品上面からはみ出た状態でラベルが貼付された商品が載置されている。発光部36aから射出された光は、商品Wで遮蔽される。このため、受光部36bの検出信号はローレベルとなる。
【0090】
次に、操作者(オペレータ)は、ラベル貼付領域Lpまたはその近傍の商品Wを手に取り、その商品Wをラベル貼付領域Lp外に持ち出し、
図7(c)に示したように、ラベルLを折曲部で折曲げて、折曲部分を商品の側面に貼付する。
図10(b)、
図11に示したように、発光部36aから射出された光は、受光部36bで受光される。このため、受光部36bの検出信号はハイレベルとなる。
【0091】
次に、操作者(オペレータ)は、
図7(c)に示したように、ラベルLを折り返して、商品(トレイ)Wの側面にラベルを貼付した商品Wを、元の位置であるラベル貼付領域Lpまたはその近傍に載置する。
図10(c)、
図11に示したように、発光部36aから射出された光は、商品Wで遮蔽される。このため、受光部36bの検出信号はローレベルとなる。
【0092】
図9に示したフローチャートと、
図8に示したフローチャートとの相違点は、ステップST33aである。
図9に示したラベル貼付装置100の動作の一例では、操作者などは、略L字状に折り曲げたラベルLを貼付した商品Wを、ラベル貼付領域Lpまたはその近傍の元の位置に載置するだけで、搬送コンベア(搬送手段1)の駆動を再開する。
【0093】
詳細には、ステップST33aにおいて、制御部31は、搬送手段1を停止させた状態で、第2の物品検出センサ(検出部)36から出力された信号が、
図10(a)〜
図10(c)、
図11に示したように、ラベル貼付領域Lpまたはその近傍から商品Wを一時的に取り除かれたのち再度ラベル貼付領域Lpまたはその近傍に載置されたことを示すパターンと一致する場合、ステップST35の処理(搬送手段1の駆動停止解除を行い)、それ以外の場合、ステップST31の処理に進む。
その他の動作については、
図8と同じであるので説明を省略する。
【0094】
以上、説明したように、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、可変長の台紙レスラベルを発行可能なラベル発行部40と、ラベル発行部40から発行されたラベルLをラベル吸着部で吸着保持し、商品Wの端部に対して所定位置にラベルLを貼付する貼付手段としてのラベル貼付部41と、商品Wを、ラベル貼付領域Lpに搬送し、該ラベル貼付領域Lpでラベル貼付部41によりラベルLを貼付した商品Wをラベル貼付領域Lpより下流側に排出する搬送手段1と、ラベル貼付部41のラベルLの貼付位置を定めるためのラベル貼付条件を記憶する記憶手段としての記憶部32と、少なくとも貼付手段および搬送手段を制御する制御部31と、を有する。この制御部31は、商品Wの印字項目に応じたラベルのサイズと、ラベル貼付条件とに基づいて、そのラベルLが商品の被貼付面からはみ出だすか否かを判断し、商品Wの被貼付面からそのラベルがはみ出す状態で貼付されると判断した場合、搬送手段1の駆動を停止させる処理を行う。このため、例えば、商品の被貼付面からラベルをはみ出して貼付する場合であっても、搬送下流側で、はみ出したラベルによる他の部分への粘着などの不具合を防止可能なラベル貼付装置100を提供することができる。
【0095】
また、ラベル貼付条件は、前記ラベル吸着部の中心位置を、ラベル発行口から商品上のラベル貼付位置までの水平方向の移動距離を示す水平移動距離データと、前記ラベル吸着部を商品上のラベル貼付位置から商品に向かって降下開始するタイミングデータと、ラベルの貼付方向を示すデータとを有する。制御部31は、このラベル貼付条件に基づいて、ラベルが商品の被貼付面からはみ出だすか否かを判断し、商品の被貼付面からはみ出す状態で該商品に貼付すると判断した場合、搬送手段1の駆動を停止させる処理を行う。
すなわち、可変長のラベルを発行可能なラベル貼付装置100であって、商品の被貼付面から比較的長いラベルをはみ出して貼付した場合であっても、搬送下流側で、はみ出したラベルLによる他の部分への粘着などの不具合を防止可能なラベル貼付装置100を提供することができる。
【0096】
また、制御部31は、印字項目に応じたラベルのサイズと、ラベル吸着部の中心位置をラベル発行口から商品上のラベル貼付位置までの水平方向の移動距離に対する水平移動距離データと、ラベル吸着部を商品上のラベル貼付位置から商品に向かって降下開始するタイミングデータとに基づいて、該ラベルが商品の被貼付面からはみ出だすか否かを判断し、商品の前記被貼付面からはみ出す状態で該商品に貼付すると判断した場合、搬送手段1の駆動を停止させる処理を行う。
すなわち、商品の被貼付面から比較的長いラベルをはみ出して貼付した場合であっても、搬送下流側で、はみ出したラベルLによる他の部分への粘着などの不具合を防止可能なラベル貼付装置100を提供することができる。
【0097】
また、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、表示部と操作入力部とを有する。制御部31は、貼付手段としてのラベル貼付部41により比較的長いラベルLを商品Wの被貼付面からはみ出す状態でその商品Wに貼付して、搬送手段1を停止させた場合、表示部39に、ラベルLがはみ出して貼付された旨を報知する処理を行う。また、制御部31は、操作入力部38により、搬送手段1の駆動停止の解除指示を受けた場合、搬送手段1の駆動停止の解除を行う。
このため、長いラベルが商品の上面などの被貼付面に貼付されて、搬送手段が停止し、且つ、ラベル発行手段による発行が停止した場合、操作者(オペレータ)は、表示部39に表示された、ラベルLがはみ出して貼付された旨を示す文字や画像などを見て、ラベルLがはみ出して商品Wに貼付されたと認識する。操作者は、そのラベルがはみ出して貼付された商品Wを、ラベル貼付領域Lpまたはその近傍から取り出し、
図7(b)、
図7(c)に示したように、ラベルを折り曲げ、そのラベルの折り曲げ部分を商品側面Wbに貼付する。そして、操作者は、
図7(c)に示したように、ラベルがいわゆるL字貼りされた商品をラベル貼付領域またはその近傍に載置する。
すなわち、ラベル貼付装置100が長いラベルLをはみ出して商品Wに貼付して、搬送手段1が停止した場合、操作者が長いラベルのはみ出た部分を折曲げて、商品Wの側面Wbに貼付し、再度搬送手段1のラベル貼付領域Lpまたはその近傍に載置して、OKボタンを操作することにより、簡単に、ラベル貼付作業を再開することができるラベル貼付装置100を提供することができる。
【0098】
また、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、商品Wが貼付領域Lpまたはその近傍に載置されているか否かを示す信号を出力する検出部としての第2の物品検出センサ36を備える。制御部31は、搬送手段1を停止させた状態で、検出部(第2の物品検出センサ36)から出力された信号が、ラベルの貼付領域Lpまたはその近傍から商品Wを一時的に取り除かれたのち再度貼付領域Lpまたはその近傍に載置されたことを示す場合、搬送手段1の駆動停止解除を行う。
すなわち、ラベル貼付装置100が長いラベルLをはみ出して商品Wに貼付して、搬送手段1が停止した場合、操作者が長いラベルのはみ出た部分を折曲げて、商品Wの側面Wbに貼付し、再度搬送手段1のラベル貼付領域Lpまたはその近傍に載置するだけで、OKボタンを操作することなく、搬送手段1の駆動の再開を行うことができるラベル貼付装置100を提供することができる。このため高効率のラベル貼付装置100を提供することができる。
【0099】
尚、ラベル貼付装置100の制御部31は、長いラベルLをはみ出して商品Wに貼付して、搬送手段1を停止した場合、操作者が長いラベルのはみ出た部分を折曲げて、商品Wの側面Wbに貼付し、再度搬送手段1のラベル貼付領域Lpまたはその近傍に載置し、且つ、OKボタンを操作することを検知したことを条件として、搬送手段1の駆動の再開を行ってもよい。
すなわち、操作ミスの少ないラベル貼付装置100を提供することができる。
【0100】
また、上記実施形態に係るラベル貼付装置100は、ラベル発行部40とラベル貼付部41との相対的位置関係が固定されていたが、この形態に限られるものではない。例えば、ラベル発行部40から発行されたラベルの中心位置を、ラベル貼付部41が吸着するように、ラベル発行部40とラベル貼付部41との相対位置関係を動的に変化させる機構を備えていてもよい。
【0101】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
【0102】
また、本発明の実施形態では、ラベル吸着部の中心位置を、ラベル発行口から商品上のラベル貼付位置までの水平方向の移動距離に対する増減量の水平移動距離データと、前記ラベル吸着部を商品上のラベル貼付位置から商品に向かって降下開始させるタイミングデータとからなる貼付位置データ(X2,Y2)と、商品の印字項目に応じたラベルのサイズとに基づいて、ラベルが商品の被貼付面からはみ出だすか否かを判断し、はみ出すと判断したラベルを、商品Wの被貼付面からはみ出す状態で商品に貼付した場合、搬送手段1の駆動を停止させる処理を行なっているが、これに限られるものではない。
例えば、ラベル貼付装置100のラベル貼付部41のラベル吸着部は、ラベルを貼付するために移動する移動方向が
図6に示すY軸方向(
図2における装置前後方向に相当)に移動するものであってもよい。この場合、ラベル発行部40とラベル発行口を装置正面から見た包装部の後方上部に配設し、ラベル貼付部41が、前記ラベル発行部40から発行されたラベルを受け取って、包装部の後方上部より前方側へY軸に平行に移動し、包装済みの商品Wの上部よりラベル貼付部41を下降させた位置(X軸)にラベルを貼付する方式であってもよい。
詳細には、ラベル吸着部の中心位置を、ラベル発行口から商品上のラベル貼付位置まで後方上部より前方へ平行にY軸方向へ移動する移動距離データ(Y2:距離に対する増減量含む)と、前記ラベル吸着部を商品上のラベル貼付位置から商品に向かって降下させる位置(X2)とからなる貼付位置データ(Y2、X2:ラベル貼付条件、タイミングデータを含む)と、商品の印字項目に応じたラベルのサイズとに基づいて、ラベルが商品の被貼付面からはみ出だすか否かを判断し、はみ出すと判断した場合、ラベル貼付済みの商品を搬送する搬送手段の駆動を停止させるようにしてもよい。
上記したように、ラベル貼付部41がラベル発行口から商品上のラベル貼付位置まで移動する方向は、貼付する商品に対するX軸またはY軸の何れかの方向を基準とし、そのラベル貼付部41を移動させる移動距離データ(増減量含む)と、ラベル吸着部を商品上のラベル貼付位置から商品に向かって降下させた位置とからなる貼付位置データと、商品の印字項目に応じたラベルのサイズとに基づいて、ラベルが商品の被貼付面からはみ出だすか否かを判断し商品を下流側へ搬送する搬送手段を制御するようにする。
なお、ラベル吸着部を商品上から降下させた位置とは、ラベル吸着部を商品上から降下開始させるタイミングデータTと略同意である。つまり、ラベル吸着部を商品上から降下させた位置は、ラベル吸着部を商品上から降下開始させるタイミングデータTによって規定される。
【0103】
また、本発明の実施形態では、商品を盛り付けたトレイをフィルムで包装するストレッチ包装部を例示したがこれに限らず、商品をフィルムに直接載置した後、該商品の上面をフィルムで被い、フィルムで商品を挟んだ(包んだ)そのフィルムの四方また三方を熱溶着して包装(パッケージ)するノントレイ包装部であってもよい。