(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
質問調査装置2は、監査についての質問を含む質問表(アンケート)を送付し、送付した質問表に対する回答を受付け、回答について評価する情報処理装置であり、例えば、後述する
図1に示すようなコンピュータとして実現される。
【0022】
なお、本実施形態の質問調査装置2は、全社統制(全社的な内部統制)の運用を問う質問表を送付し、その回答を評価する。全社統制の運用評価では、例えば連結対象の全会社に対しそれぞれ質問表を送付し、内部統制が正しく機能しているか否かを評価する。内部統制の評価は、例えば、業務プロセスにおけるリスクに対するコントロール(内部統制活動)が有効に機能しているか否かを、質問表に対する回答によって判定することによりなされる。
【0023】
図1は本発明の実施形態に係る質問調査装置2のハードウェア構成を示す図である。
【0024】
本実施形態の質問調査装置2は、
図1に示されるように、CPU4、メモリ6、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置8、ネットワークを介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)10、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置12を有する。これらの構成要素は、制御バス14を介して互いに接続されている。
【0025】
CPU4は、メモリ6または記憶装置8に格納された制御プログラムに基づいて処理を実行して、質問調査装置2の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU4は、メモリ6または記憶装置8内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU4に提供することも可能であるし、通信IF10を介してCPU4に提供することも可能である。
【0026】
図2は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現される質問調査装置2の機能構成を示すブロック図である。
【0027】
質問調査装置2は、
図2に示されるように、業務プロセス情報作成部20と、業務プロセス情報格納部22と、質問表作成部24と、質問表送付部26と、回答受付部28と、質問表情報格納部30と、回答評価部32と、文字列情報分析部34と、アクセス履歴分析部36と、類似度分析部38と、テキスト情報抽出部40と、URLアクセス部42と、評価結果出力部44と、評価入力受付部46とを備えている。
【0028】
業務プロセス情報作成部20は、業務プロセスについての情報を作成する。業務プロセス情報作成部20により作成された業務プロセス情報は、業務プロセス情報格納部22に格納される。なお、業務プロセス情報作成部20は、UI装置12による操作に基づいて業務プロセス情報を作成してもよいし、通信IF10を介して受信した情報に基づいて業務プロセス情報を作成してもよい。
【0029】
業務プロセス情報格納部22は、業務プロセス情報作成部20により作成された業務プロセス情報を格納する。
【0030】
図3A〜3Dは、業務プロセス情報格納部22が格納する情報の一例を示す表である。
図3Aは、組織と業務プロセスとの関係を示す情報の一例であり、例えば、組織(例えば、会社)ごとに業務プロセスが定義されている。
【0031】
図3Bは、業務プロセスにおけるリスク、コントロール、対策及び確認基準についての情報の一例である。なお、対策とは、コントロールに対する対策であり、例えばコントロールに対する具体的な行動内容が該当する。確認基準は、対策ごとに定められており、質問表に対する回答を評価する際に用いるために定義された基準である。
【0032】
ここで、リスク、コントロール、対策及び確認基準についての関係について説明する。
図4は、リスク、コントロール、対策及び確認基準についての関係の一例を示す模式図である。業務プロセスの各活動おける1つ以上のリスクには、それぞれ、
図4に示されるように1つ以上のコントロールが定義される。そして、各コントロールに対し、行動内容を示す対策が1つ以上決められ、決められた対策ごとに、それぞれ確認基準が設けられる。
【0033】
例えば、業務プロセスの一例として「決算処理」について考えると、活動として、例えば、「決算内容の入力」、「決算内容の承認」などが挙げられる。また、活動「決算内容の入力」についてのリスクとしては、例えば、「社員の不正」、「入力ミス」などが挙げられる。そして、「社員の不正」というリスクについて、例えば、コントロールとして「経営理念等が明文化されている事」が決められ、このコントロールに対し、例えば「会社のウェブサイトに"経営理念"、"今年の事業方針"を掲載」するという対策が定められる。
【0034】
例えば、子会社における内部統制の担当者は、期初に、各コントロールに対する対策を定める。また、この定められた対策について、例えば、子会社における内部統制の担当者、又は親会社における全社統制の担当者などにより、確認基準が定められる。子会社では、期中に対策を実行する。そして、例えば、期末に、親会社から子会社に向けて、質問調査装置2が質問表を送付する。質問調査装置2が送付する質問表(後述する
図5参照。)には、例えば、コントロールに関する質問が記載されており、例えば子会社における内部統制の担当者は、質問に対する回答として、期初に定めた対策を記載し、対策を実行したことを証明する証拠である証跡を付加する。
【0035】
なお、証跡の付加は、文書などのファイルを添付することによりなされてもよいし、文書などの所在(例えばURL)を特定することによりなされてもよい。
【0036】
この回答を質問調査装置2が受付け、質問調査装置2は、予め定められた上記確認基準に基づいて、回答を評価する。
【0037】
この場合、例えば、回答として記された対策が確認基準を満たしているときには、期初に立てた対策が、子会社においてしっかりと認識されていることが期待され、また、回答として記された証跡が確認基準を満たしているときには、期初に立てた対策が、子会社においてしっかりと実行されていることが期待される。
【0038】
図3Cは、対策の一例を示す表である。
図3Cに示されるように、例えば、コントロールに対する具体的な行動内容として対策が定められる。
【0039】
図3Dは、確認基準の一例を示す表である。回答の確認基準は、回答を評価する際の基準となる条件であり、
図3Dに示されるように、記載事項についての確認基準と証跡についての確認基準とから構成されている。例えば、あるコントロールについての質問において、全ての記載事項及び証跡がそれぞれ確認基準を満たしている場合、当該回答は、基準を満たすものとして評価され(例えば、OK(可)と評価される)、いずれかの記載事項又は証跡が確認基準を満たしていない場合、基準を満たさないものとして評価される(例えば、NG(不可)と評価される)。なお、あるコントロールについての質問において、確認基準を満たしておりOKと評価された場合には、例えば、当該コントロールが有効に機能していると評価されることとなる。
【0040】
なお、質問調査装置2における回答の評価は、監査人にとっての参考情報として用いられてもよい。例えば、監査人は、上記のような質問調査装置2による評価結果を参考に監査を行い、監査人の監査結果としての評価を別途行ってもよい。この場合、監査人は、UI装置12による操作により監査結果としての評価を入力し、後述する評価入力受付部46が、この入力を受付ける。
【0041】
図3Dに示した例では、確認基準KK1−1において、記載事項についての確認基準として、予め定めた文字列(
図3Dに示した例では、「経営理念」、「今年の事業方針」)が含まれることが定められている。また、証跡についての確認基準の例として、証跡の所在として明示されたURLのページの文書に、予め定めた文字列(
図3Dに示した例では、「経営理念」、「今年の事業方針」)が含まれることが定められている。また、証跡についての確認基準の例として、ファイルとして添付されたアクセスログにおいて、ユーザの80パーセント以上がアクセスしていることを確かめられることが定められている。また、証跡についての確認基準の例として、ファイルとして添付された文書の記載が、予め定めた文書Xの記載と80パーセント以上類似していると判定されることが定められている。
【0042】
図3Dに示した例では、証跡についての確認基準として、上述のように3つの基準が定められているが、これらの基準は、AND条件として定められていてもよいし、OR条件として定められていてもよい。
【0043】
図2に戻り、各構成の説明を続ける。
質問表作成部24は、監査についての質問を含む質問表を作成する。本実施形態では、全社統制(全社的な内部統制)の運用を評価する質問表として、コントロールに関する質問が記載された質問表を作成する。なお、質問表作成部24は、UI装置12による操作者の操作に従って質問表を作成してもよいし、予め定めた規則に基づいて業務プロセス情報格納部22に格納された業務プロセス情報を用いて作成してもよい。
【0044】
質問表送付部26は、質問表作成部24により作成された質問表を送付する。本実施形態では、質問表送付部26は、ネットワークを介して、全社統制の対象である各社に対して質問表を送付する。
【0045】
回答受付部28は、質問表に対する回答を受付ける。回答には、監査対象の事項についての行動内容を示す情報と、この情報についての証跡とが含まれる。なお、本実施形態では、コントロールについての質問に対して記載された対策が、監査対象の事項についての行動内容を示す情報に該当する。
【0046】
回答受付部28は、質問表送付部26による質問表の送付先から、ネットワークを介して、回答を受付ける。なお、回答受付部28は、ネットワークを介さずに、例えば、UI装置12から入力された回答を受付けてもよいし、記憶媒体に格納された回答を読み出し、読み出された回答を受付けてもよい。回答受付部28により受付けられた回答は、質問表情報格納部30に格納される。
【0047】
また、回答受付部28は、さらに、後述する評価結果出力部44により評価結果が出力された回答について、回答を修正する情報を受付ける。
【0048】
質問表情報格納部30は、質問表についての情報を格納する。なお、回答受付部28により受付けられた回答についての情報は、質問表情報格納部30に格納される。また、回答に対する回答評価部32による評価結果も格納される。
【0049】
回答評価部32は、予め定めた基準である確認基準に基づいて、回答を評価する。なお、本実施形態における回答評価部32は、監査対象の事項についての行動内容を示す情報である記載事項、及びこの記載事項についての証跡がそれぞれ予め定めた基準を満たしているか否かに基づいて回答を評価する。なお、回答評価部32は、回答における記載事項又は証跡のいずれか一方(例えば証跡)について、予め定めた基準を満たしているか否かを判定し、回答を評価してもよい。
【0050】
本実施形態の回答評価部32は、具体的には、文字列情報分析部34、アクセス履歴分析部36又は類似度分析部38による回答の分析結果から、回答が業務プロセス情報格納部22に格納されている確認基準を満たしているか否かを判定し、評価を行う。
【0051】
本実施形態では、回答評価部32は、回答受付部28により受付けられた回答を質問表情報格納部30から読み出す。また、回答評価部32は、業務プロセス情報格納部22から、この回答に対応する質問において対象としているコントロールに関する確認基準を、読み出す。
【0052】
そして、回答評価部32は、回答に含まれる記載事項及び証跡がそれぞれ予め定めた確認基準を満たすか否か判定し、あるコントロールに対する対策として記載された記載事項およびその証跡について、全て確認基準を満たしている場合、当該コントロールについての質問に対する回答は、基準を満たすものとしてOKと評価し、一方、記載事項又は証跡が確認基準を満たしていない場合には、基準を満たさないものとしてNGと評価する。
【0053】
なお、回答評価部32は、回答受付部28により回答が受付けられるごとに逐次、評価を行い、評価結果を質問表情報格納部30に格納するとともに、評価結果出力部44に通知する。
【0054】
文字列情報分析部34は、記載事項又は証跡の内容に、確認基準として予め定められた文字列が含まれているか否かを分析する。
【0055】
ここで、証跡の内容とは、回答に証跡として文書などのデータが添付されている場合には、そのデータをいい、回答に証跡としてURLなどのデータの所在を示す情報が記載されている場合には、所在を示す情報により特定されるデータのことをいう。
【0056】
証跡がURLの場合、文字列情報分析部34は、後述するURLアクセス部42により取得された当該URLのページのデータについて、確認基準として予め定められた文字列が含まれるか否かを分析する。なお、画像などのイメージ情報に含まれる文字については、後述するテキスト情報抽出部40がイメージ情報から文字を抽出し、抽出された文字について、文字列情報分析部34が、確認基準として予め定められた文字列が含まれるか否かを分析する。
【0057】
アクセス履歴分析部36は、証跡の内容である文書の利用履歴を分析する。本実施形態では、証跡として示されたURLのページの利用割合であるアクセス率を、証跡として添付された当該ページへのアクセスログ(アクセス履歴が記録されたファイル)から算出する。
【0058】
具体的には、アクセス履歴分析部36は、組織の利用者リストに基づいて、いずれの利用者が当該URLのページにアクセスしているかをアクセスログから確認し、利用者リストに掲載された全利用者のうち、当該URLのページにアクセスしている利用者の割合を算出する。なお、組織の利用者リストは、例えば業務プロセス情報格納部22に格納されており、組織ごとの構成員を一覧した情報である。
【0059】
類似度分析部38は、証跡の内容である文書の記載と、確認基準として予め定めた文書の記載との類似度合いを分析する。類似度分析部38は、例えば、ベクトル空間法により両文書の類似度合いを計算する。確認基準として予め定めた文書としては、例えば、昨年度提出され評価がOKとされた文書や、親会社が用いている文書などが挙げられる。
【0060】
テキスト情報抽出部40は、イメージ情報から文字を抽出する。テキスト情報抽出部40は、例えば、OCR(Optical Character Recognition)技術を用いて文字を抽出する。
【0061】
URLアクセス部42は、指定されたURLのページのデータを取得する。
【0062】
評価結果出力部44は、回答評価部32から通知された評価結果を出力する。本実施形態では、評価結果出力部44は、回答受付部28に受付けられるごとに回答評価部32によりNGと評価された評価結果を、当該回答の送付元の装置にネットワークを介して出力する。なお、評価結果出力部44は、評価結果をUI装置12に出力してもよいし、評価結果がOKの場合にも出力を行うようにしてもよい。
【0063】
例えば、評価結果出力部44によりNGの評価結果が出力された場合、当該回答を送付した内部統制の担当者は、評価結果がOKとなるように、回答を修正するための修正情報を質問調査装置2へ送信する。質問調査装置2では、回答受付部28によって、この回答を修正する情報が受付けられる。
【0064】
評価入力受付部46は、回答に対する評価の入力を受付ける。評価入力受付部46は、UI装置12による操作による入力を受付けてもよいし、通信IF10を介して受信した入力を受付けてもよい。
【0065】
例えば、監査人は、回答評価部32による評価結果を参考にし、監査人による評価として、回答に対する評価を入力する。
【0066】
評価入力受付部46は、受付けた評価の入力を例えば質問表情報格納部30に格納する。
【0067】
図5は、質問表についての一例を示す模式図であり、
図5(A)は、質問表作成部24により作成される質問表の一例を示し、
図5(B)は、回答受付部28が受付ける回答の一例を示し、
図5(C)は、回答評価部32による評価結果が反映された様子の一例を示している。
【0068】
図5(A)に示す例では、質問表に、コントロールごとに、例えばコントロールに対する対策を問う質問が記されている。また、質問表には回答欄が設けられており、各コントロールに対する1以上の対策及び証跡を記載できるよう構成されている。さらに各質問に対して、評価を記載する欄が設けられている。
【0069】
図5(B)に示す例では、回答は、回答欄に記載されており、コントロールに対する対策が記載事項欄に記載され、さらに、各対策についての証跡が、対策ごとに記載されている。回答評価部32では、質問ごとに、回答として記載された対策及び証跡が、当該質問対象のコントロールにおける確認基準を満たしているか否かを判定し、質問ごとに回答を評価する。
【0070】
図5(C)に示す例では、回答評価部32による回答の評価結果が質問ごとに評価欄に記入されている。
【0071】
図6は、本実施形態において、質問表が送付されてから質問表への回答が評価されるまでの処理の流れを説明するフローチャートである。
【0072】
ステップ100(S100)において、質問表送付部26は、質問表を全社統制の対象である各社に対して送付する。
【0073】
ステップ102(S102)において、回答受付部28は、質問表に対する回答を受付ける。
【0074】
ステップ104(S104)において、回答評価部32は、ステップ102で受付けられた回答について評価する。
【0075】
ステップ106(S106)において、回答評価部32による評価がOKであるか否か判定され、評価がOKである場合、ステップ112に移行し、評価がNGである場合にはステップ108へ移行する。
【0076】
ステップ108(S108)において、評価結果出力部44は、ステップ102で受付けた回答の送付元に出力する。
【0077】
ステップ108で出力された評価結果に対し、例えば内部統制の担当者が、既に送付した回答を修正する場合(ステップ110でYesの場合)には、修正情報が質問調査装置2に送付され、ステップ102に戻ることとなる。一方、例えば内部統制の担当者が、既に送付した回答を修正しない場合(ステップ110でNoの場合)には、ステップ112へ移行することとなる。
【0078】
ステップ112(S112)では、ステップ100で送付した全ての質問表について回答を受付けたか否かが判定され、全ての回答が受付けられていない場合には、ステップ102へ戻り、全ての回答が受付けられた場合には、終了する。
【0079】
図7は、回答評価部32による評価処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【0080】
ステップ200(S200)において、質問対象のコントロールに関する確認基準のうち1つを選択する。例えば、
図4で示したコントロール1についての質問が質問表に存在し、この質問に対する回答を回答評価部32が評価する場合、確認基準A,B及びCの3つの確認基準から1つを選択する。
【0081】
ステップ202(S202)において、ステップ200で選択された確認基準を満たす回答が含まれているかを判定する。確認基準を満たす回答が含まれている場合には、ステップ204へ移行し、含まれていない場合には、ステップ208へ移行する。例えば、質問に対する回答として記載された対策が3つある場合、これら3つ記載のうちいずれかが、ステップ200で選択された確認基準(例えば、確認基準A)を満たしているか否かを判定する。
【0082】
なお、ステップ202では、上述のように、回答評価部32は、文字列情報分析部34、アクセス履歴分析部36又は類似度分析部38による回答の分析結果から、確認基準を満たしているか否かを判定する。
【0083】
ステップ204(S204)において、質問対象のコントロールに関する確認基準の全てについて、確認基準を満たすことの確認がなされたかを判定し、全ての確認基準を回答が満たしていることが確認された場合には、ステップ206へ移行する。一方、全ての確認基準を回答が満たしていることが確認されていない場合には、ステップ200へ戻る。上記例では、確認基準B及びCについて、ステップ202の判定がなされていないため、ステップ200に戻り、確認基準B又はCのいずれかが選択されることとなる。
【0084】
ステップ206(S206)では、回答評価部32は、当該質問に対する回答についてOKと評価する。
【0085】
一方、ステップ208(S208)では、回答評価部32は、当該質問に対する回答についてNGと評価する。
【0086】
なお、ステップ202におけるアクセス履歴分析部36の分析は、例えば、次のように行われる。
【0087】
図8は、アクセス履歴分析部36によるアクセス割合の算出処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【0088】
ステップ300(S300)において、アクセス履歴分析部36は、アクセス履歴が記録されたファイルからアクセス履歴を1つ選択する。
【0089】
ステップ302(S302)において、ステップ300で選択されたアクセス履歴におけるアクセス者が利用者リストに掲載されているか否かを判定し、利用者リストに存在する利用者によるアクセスである場合には、ステップ304へ移行し、利用者リストに存在しない利用者によるアクセスである場合には、ステップ308へ移行する。
【0090】
ステップ304(S304)において、ステップ300で選択されたアクセス履歴におけるアクセス者について、既に計数済みであるか否かを判定し、まだ計数されていない場合には、ステップ306へ移行し、既に計数されている場合には、ステップ308へ移行する。
【0091】
ステップ306(S306)において、アクセス履歴分析部36は、ステップ300で選択されたアクセス履歴におけるアクセス者を、アクセス割合の算出に用いるアクセス者数として計数する。
【0092】
ステップ308(S308)において、アクセス履歴分析部36は、アクセス履歴が記録されたファイルに示される全てのアクセス履歴を確認したか否かを判定し、全てのアクセス履歴を確認した場合には、ステップ310へ移行し、全てのアクセス履歴を確認していない場合には、ステップ300に戻り次のアクセス履歴を選択する。
【0093】
ステップ310(S310)において、アクセス履歴分析部36は、アクセス割合を算出する。具体的には、例えば、アクセス履歴分析部36は、ステップ306による計数で得られたアクセス者数を、ユーザリストに掲載されたユーザ数で除算することにより算出する。
【0094】
上記実施形態では、質問調査装置2が質問表を作成し、作成した質問表を送付したが、質問調査装置2は、質問表の作成及び送付を行わず、回答の受付及び評価を行う構成としてもよい。
【0095】
また、上記実施形態では、全社統制(全社的な内部統制)の運用を問う質問表を送付し、その回答を評価する例について説明したが、EMS(環境マネジメントシステム)、QMS(品質マネジメントシステム)、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)などのマネジメントシステムについて問う質問表を送付し、その回答を評価し、マネジメントシステムが正常に機能しているかどうかを確認するよう構成してもよい。
【0096】
また、上記実施形態では、回答には、監査対象の事項についての行動内容を示す情報(対策)と、この情報についての証跡とが含まれるが、質問調査装置2は、証跡のみの回答を求める質問表を送付し、証跡のみが示された回答を受付けてもよい。