(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
回転軸(27)に固定されるロータ(26)を囲繞するステータコア(56)の内周に複数のスロット(55)が設けられ、相互間に複数のスロット(55)を介在させて前記ステータコア(56)の周方向に離隔したスロット(55)に収容される複数のコイル辺部(57a,58a)が前記ステータコア(56)の軸方向両端外方に配置される複数のコイルエンド部(57b,58b)で連結されて成るコイル(57,58)が前記ステータコア(56)に巻装され、前記ステータコア(56)内に冷却空気を流通させる冷却ファン(29)が前記回転軸(27)に固定される発電機において、
前記ステータコア(56)の軸方向に沿う一端側で、前記回転軸(27)の軸線に沿う方向から見て前記ステータコア(56)の内周よりも内方で2つのスロット(55)間をショートカットして結ぶ複数のコイルエンド部(57b,58b)が、前記回転軸(27)の挿通を許容する開口部(62)を中心部に形成するようにして分散配置され、
前記冷却ファン(29)が前記ステータコア(56)の軸方向に沿う他端側のみで前記回転軸(27)に固定され、
複数の嵌合凹部(81)を有する複数個の結束部材(80)が、複数の前記コイルエンド部(57b,58b)の分散配置を維持すべく、それらのコイルエンド部(57b,58b)を前記嵌合凹部(81)にそれぞれ嵌合させるようにして複数の前記コイルエンド部(57b,58b)に装着されることを特徴とする発電機におけるステータ構造。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態
及び参考形態について添付の図面を参照しながら説明する。
【0011】
本発明の
参考形態について
図1〜
図16を参照しながら説明すると、先ず
図1〜
図3において、この発電機のハウジング21は、第1ブラケット22と、第1ブラケット22に結合される第2ブラケット23と、第2ブラケット23と反対側で第1ブラケット22に取付けられるカバー24とを備える。
【0012】
図4および
図5を併せて参照して、前記ハウジング21の第1ブラケット22にはステータ25が固定されており、第1ブラケット22が有する軸受部22aに回転軸27の一端部がボールベアリング28を介して回転自在に支承され、前記ステータ25で囲まれるロータ26が前記回転軸27に固定され、前記回転軸27とともに回転する冷却ファン29が第2ブラケット23で覆われる。
【0013】
図6を併せて参照して、第1ブラケット22は、前記ボールベアリング28の外輪28aを嵌入させるようにして短円筒状に形成される前記軸受部22aと、前記ステータ25を囲繞する略円筒状の筒状部22bと、前記軸受部22aの周方向に間隔をあけた複数箇所たとえば4箇所に一端部が連なるとともに他端部が前記筒状部22bの一端部の周方向に間隔をあけた複数箇所に連なる複数の連結腕部22c,22c…とを一体に有する。
【0014】
前記軸受部22aに嵌入された前記外輪28aの外周および前記軸受部22aの内周間には、前記ボールベアリング28の前記軸受部22a内での軸方向移動を阻止する止め輪30が介装される。
【0015】
図7を併せて参照して、第2ブラケット23は、第1ブラケット22の前記筒状部22bに一端部が結合される筒状の側壁部23aと、該側壁部23aの他端部から半径方向内方に張り出す内向き鍔部23bとを一体に有し、前記内向き鍔部23bの内周で円形の開口部31が形成される。
【0016】
第1ブラケット22における筒状部22bの第2ブラケット23側の端部には、平坦な外向き鍔部22dが外側方に張り出すように一体に設けられ、その外向き鍔部22dの外周には、第2ブラケット23における前記側壁部23aの一端部を当接させるようにして第2ブラケット23側にわずかに突出する結合突部22eが無状に連なって一体に形成される。而して第1ブラケット22の前記結合突部22eは、前記筒状部22bの周方向に間隔をあけた複数箇所に配置されるボルト32,32…で、第2ブラケット23の前記側壁部23aに締結される。
【0017】
第2ブラケット23は、前記回転軸27に同軸に連結される駆動軸としてのクランクシャフト34を備える駆動源たとえば内燃機関Eの機関本体35に取付けられるものであり、第2ブラケット23の前記内向き鍔部23bには、前記開口部31の周囲に配置される複数たとえば4つの締結孔36,36…が設けられ、第2ブラケット23は、前記締結孔36,36…に挿通されるボルト37,37…で前記機関本体35に締結される。
【0018】
前記回転軸27は、前記内燃機関E側の端部にテーパ孔38を有して円筒状に形成されるものであり、前記開口部31を貫通して第2ブラケット23内に挿入される前記クランクシャフト34の端部のテーパ部34aが前記テーパ孔38に同軸に嵌入され、前記カバー24側から前記回転軸27に挿入されるボルト39を前記クランクシャフト34に螺合して締めつけることで、前記クランクシャフト34に前記回転軸27が同軸にかつ相対回転不能に連結される。
【0019】
ところで、第1ブラケット22は、前記ステータ25が固定されるとともに前記軸受部22aに一端部が回転自在に支承された回転軸27に前記ロータ26が固定された状態で、前記機関本体35に締結された状態にある第2ブラケット23に締結されるものであり、その際に、前記回転軸27および前記クランクシャフト34の軸芯を合わせるべく位置決めするための複数たとえば2つのノックピン40…の両端部を嵌合するための有底の位置決め孔41…,42…が、第1ブラケット22の前記結合突部22eならびに第2ブラケット23の前記側壁部23aにそれぞれ設けられる。
【0020】
図8および
図9を併せて参照して、前記ロータ26は、複数の電磁鋼板が積層されて成るとともに前記回転軸27に固定されるロータコア43に、前記回転軸27の中心軸線を通る一平面PLの両側に配置される界磁コイル45,45がボビン44を介して巻装されて成る。
【0021】
また前記回転軸27の一端部は前記ボールベアリング28の内輪28bに圧入され、このボールベアリング28および前記ロータ26間で前記回転軸27に固定されるスリップリング支持体46の外周に、一対の界磁コイル45,45にそれぞれ電気的に接続される一対のスリップリング47,47が前記回転軸27の軸方向に間隔をあけて設けられ、
図4で示すように、第1ブラケット22で支持されたブラシホルダ48で保持される一対のブラシ49,49が前記スリップリング47,47に個別に摺接する。
【0022】
前記ボビン44は、合成樹脂によって同一形状に形成される一対のボビン半体50,50が、前記回転軸27の軸線に沿う方向で両側から前記ロータコア43を挟むようにして、前記ロータコア43に装着されて成る。
【0023】
図10を併せて参照して、前記ボビン半体50は、前記回転軸27の軸線に沿って前記ロータコア43の外方で前記回転軸27を挿通させる円筒支持部50aと、前記回転軸27の中心軸線を通る前記一平面PLに沿って延びるようにして前記円筒支持部50aの内端部両側に連なるとともに前記回転軸27の軸線に沿う前記ロータコア43の外端に対向、当接する一対の端板部50b,50bと、それらの端板部50b…の前記一平面PL側の長手方向両端部にそれぞれ連なって前記一平面PLに沿って回転軸27の軸線方向に延びる一対ずつ2組の内側側板部50c,50c…と、前記一平面PLから離隔した側から前記内側側板部50c,50c…に対向するようにして回転軸27の軸線方向に延びるとともに前記端板部50b…の長手方向両端部にそれぞれ連なる一対ずつ2組の外側側板部50d,50d…と、相互に対向する内側側板部50c,50c…および外側側板部50d,50d…間をそれぞれ結ぶ底板部50e,50e…と、前記内側側板部50c,50c…に面一に連なって前記端板部50b,50bに立設されるとともに前記円筒支持部50aの外端部に連なる一対の内側規制板部50f,50fと、前記一平面PLに沿う前記内側規制板部50f,50fの両端部間を連結する一対の連結板部50g,50gとを一体に有する。
【0024】
前記内側側板部50c,50c…と、その内側側板部50c,50c…に対向する外側側板部50d,50d…と、それらの内側側板部50c,50c…および内側側板部50d,50d…間を結ぶ底板部50e,50e…とで外方に開放した溝51,51…がそれぞれ形成され、前記一平面PLに沿う方向で対をなす2組の溝51,51…が前記ボビン半体50すなわちボビン44に形成される。また前記内側規制板部50f,50fには、前記円筒支持部50aの両側に位置する流通孔52,52…が設けられており、それらの流通孔52,52を回転軸27の軸線に沿う方向で横切る補強枠部50h,50h…が前記ボビン半体50に一体に形成される。
【0025】
図11を併せて参照して、前記回転軸27の中心軸線を通る前記一平面PLに沿う方向で対をなす溝51,51には界磁コイル45のコイル辺部45a,45aがそれぞれ収容される。前記界磁コイル45の両端のコイルエンド部45b,45bは、対をなすコイル辺部45a,45aを連結するようにして、前記内側規制板部50fで前記一平面PL側への移動を規制されるようにしつつ前記端板部50bを覆うように配置される。
【0026】
しかも前記ロータコア43の外端に対応する部分で前記ボビン44には、前記界磁コイル45のコイルエンド部45b,45bを、
図11で明示するように、前記回転軸27の半径方向に沿う内方側の部分45ba…と、外方側の部分45bb…とに分ける分離突部50i,50iが設けられ、前記回転軸27の周方向に沿う前記分離突部50i,50iの両側で前記内方側の部分45ba…および前記外方側の部分45bb…間に空隙53,53がそれぞれ形成される。
【0027】
ところで前記ボビン44の前記端板部50bには、その長手方向中央部から前記回転軸27の軸方向外方に隆起して前記コイルエンド部45b,45bを支持する支持台50j,50jが,前記回転軸27の周方向に沿う前記支持台50j,50jの両側で前記コイルエンド部45b…および前記端板部50b…間に空気通路54,54を形成するようにして前記端板部50bに一体に設けられる。しかも前記分離突部50i…は、前記支持台50j…に突設される。
【0028】
前記端板部50bの長手方向両端部の外周には、前記一平面PLから遠ざかる側への移動を規制する外側規制突部50k,50k…がそれぞれ一体に突設され、前記支持台50j…の外端部には、支持台50j…上に載った前記コイルエンド部45b…の外側への移動を規制する規制突部50m…が一体に突設される。
【0029】
而して前記支持台50jの両側で前記コイルエンド部45bおよび前記端板部50b間に形成される空気通路54,54は、前記回転軸27の半径方向に沿う外端で前記支持台50jおよび前記両外側規制突部50k,50k間を介してロータ26の外方に開放され、前記回転軸27の半径方向に沿う空気通路54,54の内端は、前記内側規制板部50fに設けられる流通孔52…を経て前記回転軸27の軸方向に沿う外端で前記ロータ26の外方に開放される。
【0030】
図12を併せて参照して、前記ステータ25は、複数の電磁鋼板が積層されて成るとともに内周に複数のスロット55…が設けられるステータコア56に、複数の出力コイル57,57…および一対の励磁コイル58,58が巻装されて成る。
【0031】
しかも前記ステータ25は、第1ブラケット22の前記筒状部22bで囲繞されるようにして第1ブラケット22に固定されるものであり、前記冷却ファン29で吸引される冷却空気は、前記ロータ26および前記ステータ25間を流通可能であるとともに、前記ステータ25の外周および前記筒状部22bの内周間も流通可能である。
【0032】
前記ステータ25における前記ステータコア56の外周の周方向複数箇所たとえば4箇所は、前記筒状部22b内に圧入される。ところで、前記筒状部22bの内周は、前記ステータコア56を第2ブラケット23側から前記筒状部22b内に挿入するのを容易とするために、第2ブラケット23側を最大径としたテーパ状に形成されており、この筒状部22bの中間部の周方向に間隔をあけた4箇所に前記ステータコア56の外周を圧入するための被圧入部59…が設けられる。
【0033】
それらの被圧入部59…は、前記回転軸27の軸線に沿って延びる被圧入面60…を先端部に有するとともに前記回転軸27の軸線に沿う方向に平行に延びるようにして前記筒状部22bの内面に一体に突設される2または3個の突条61,61…から成り、各突条61,61…相互間で、前記ステータ25の外周および前記筒状部22bの内周間を冷却空気が流通可能である。
【0034】
図13を併せて、複数の出力コイル57,57…および一対の励磁コイル58,58は、相互間に複数のスロット55,55…を介在させて前記ステータコア56の周方向に離隔した2つのスロット55,55に収容される複数のコイル辺部57a,57a…;58a…,58a…が、前記ステータコア56の軸方向両端外方に配置される複数のコイルエンド部57b,57b…;58b,58bで連結されて成る。
【0035】
しかも前記ステータコア56の軸方向に沿う一端側
(冷却ファン29と反対方向の一端側)で、前記回転軸27の軸線に沿う方向から見て前記ステータコア56の内周よりも内方で2つのスロット55,55間をショートカットして結ぶ複数のコイルエンド部57b,57b…;58b,58bが、それらのコイルエンド部57b,57b…;58b,58bを構成する複数の導線をファスナ63,63…で結束するとともに前記回転軸27の挿通を許容する開口部62を中心部に形成するようにして分散配置され、分散配置された各コイルエンド部57b,57b…;58b,58b同士はワニス含浸によって相互に固定される。なおファスナ63に代えて、電気的に絶縁された粘着テープや、レーシング糸を用いても良い。
【0036】
再び
図4、
図5および
図8に注目して、前記冷却ファン29は、第2ブラケット23内で前記回転軸27に嵌合、固定される円筒状の取付け筒部29aと、前記ロータ26と反対方向に向かうにつれて大径となるようにして小径端が前記取付け筒部29aに連設されるテーパ筒部29bと、該テーパ筒部29bの外周の周方向に間隔をあけた位置に基端部が連設される複数の羽根29c,29c…と、前記ステータ25の前記冷却ファン29側の端部に対向してリング状に形成されるとともに複数の前記羽根29c,29c…の外周部に共通に連設されるリング板状の仕切り板29dとを一体に備え、前記テーパ筒部29bの内周には複数の補強リブ29e,29e…が一体に突設される。
【0037】
第2ブラケット23の下部には、前記冷却ファン29から吐出される冷却空気を側方に排出するための排出筒部23cが一体に設けられており、この排出筒部23cの外端開口部には、該外端開口部を複数に区画するルーバ64が設けられる。
【0038】
図1、
図3〜
図5に注目して、前記カバー24は、筒状の側壁部24aと、その側壁部24aの外端を閉じる端壁部24bを一体に有して合成樹脂によって有底筒状に形成されるものであり、第1ブラケット22における前記軸受部22aの両側に一体に設けられる円筒状のボス部22f,22fに、ボルト65,65で締結されることによって第1ブラケット22に固定される。
【0039】
このカバー24における前記側壁部24aの下部には下方に開放した複数の第1吸入孔66,66…が設けられる。また前記側壁部23aの両側には、前記回転軸27の軸線に沿う方向で長く延びる複数の第2吸入孔67,67…が上下に間隔をあけて設けられるとともに、それらの第2吸入孔67,67…を側面視で隠すようにして第2吸入孔67,67…の上縁から突出する庇部24c,24c…が設けられる。さらに前記カバー24における前記端壁部24bには複数の第3吸入孔68,68…が設けられ、前記冷却ファン29の作動によって第1吸入孔66,66…、第2吸入孔67,67…および第3吸入孔68,68…から前記ハウジング21内に冷却空気が吸入されることになる。
【0040】
ところで第1ブラケット22の一端部すなわち前記カバー24側の端部の下部には、前記カバー24側から見たときに該カバー24の下方に配置されるようにして前記カバー24側に臨む平坦な取付け面70,70を有する左右一対の取付け部22g,22gが一体に設けられる。
【0041】
これらの取付け部22g,22gには、
図14で示すように、発電機をたとえば架台69上に防振ゴム72,72を介して支持するにあたって一対の前記防振ゴム72,72をボルト71,71で取付ける状態、
図15で示すように、発電機をたとえば架台69上に取付け脚73を介して支持するにあたってその取付け脚73を一対のボルト71,71で取付ける状態、ならびに
図16で示すように、排気マフラーを取付けるためのステー74および前記防振ゴム72,72を一対のボルト71,71による共締めで取付ける状態を切り換えることができ、発電機の支持脚部に汎用性を持たせることができる。
【0042】
次にこの
参考形態の作用について説明すると、回転軸27の一端部を軸支する軸受部22aを有する第1ブラケット22と、回転軸27とともに回転する冷却ファン29を覆う第2ブラケット23とを有するハウジング21にステータ25が固定され、該ステータ25で囲まれるロータ26が前記回転軸27に固定されるのであるが、第1ブラケット22に、前記ステータ25が固定されるとともに、前記冷却ファン29で吸引される冷却空気を前記ステータ25の外周との間に流通させるようにして前記ステータ25を囲繞する筒状部22bが一体に設けられ、第2ブラケット23が、前記筒状部22bに結合されるので、ステータ25の外周に沿って冷却空気を流通させてステータ25の冷却効率を高め、また長いスルーボルトを用いることなく第1および第2ブラケット22,23を結合するようにしてコスト低減を図ることができる。
【0043】
また前記ステータ25の外周の周方向複数箇所が、前記筒状部22b内に圧入されるので、ステータ25を第1ブラケット22に固定するにあたって部品点数を少なくすることができる。
【0044】
また前記冷却ファン29に、前記ステータ25の前記冷却ファン29側の端部に対向するリング板状の仕切り板29dが固設されるので、ステータ25の外周に沿って流通してきた冷却空気の流通方向を、ステータ25の冷却ファン29側の端部で回転軸27側に変化させることによってステータ25の冷却ファン29側の端部を冷却空気で効果的に冷却することができる。
【0045】
また回転軸27に同軸に連結されるクランクシャフト34を備える内燃機関Eの機関本体35に締結される第2ブラケット23と、前記回転軸27の一端部を第1ブラケット22の軸受部22aで回転自在に支承した状態にある第2ブラケット23とを締結する前に前記回転軸27および前記クランクシャフト34の軸芯を合わせて位置決めするための複数のノックピン40…の両端部を嵌合するための位置決め孔41…,42…が、第1および第2ブラケット22,23にそれぞれ設けられるので、第1および第2ブラケット22,23を嵌合位置決めするものに比べると、凹凸嵌合部が不要となり、第2ブラケット23の外形形状を大きくすることなく冷却ファン29の外径を大きくして冷却効果のさらなる向上を図ることができる。
【0046】
またロータ26は、回転軸27に固定されるロータコア43に装着されるボビン44に、前記回転軸27の中心軸線を通る一平面PLの両側に配置されるようにして界磁コイル45,45が巻装されるように構成され、前記ロータコア43の軸方向外端に対応する部分で前記ボビン44には、前記回転軸27の軸方向に沿う前記界磁コイル45…の両端のコイルエンド部45b,45bを、前記回転軸27の半径方向に沿う内方側の部分45ba…と、外方側の部分45bb…とに分ける分離突部50i…が設けられ、前記回転軸27の周方向に沿う前記分離突部50i…の両側で前記内方側の部分45ba…および前記外方側の部分45b…間に空隙53…がそれぞれ形成されるので、界磁コイル45のコイルエンド部45bの放熱面積を増大し、コイルエンド部45bひいては界磁コイル45を効果的に冷却し、発電効率の向上を図ることができる。
【0047】
またロータコア43の軸方向外端に対向、当接するようにして前記ボビン44が備える端板部50bに、それらの端板部50bから前記回転軸27の軸方向外方に隆起して前記界磁コイル45の前記コイルエンド部45bを支持する支持台50jが、前記回転軸27の周方向に沿う前記支持台50jの両側で前記コイルエンド部45bおよび前記端板部50b間に空気通路54,54を形成するようにして前記端板部50bに一体に設けられ、前記分離突部50iが前記支持台50jに突設されるので、コイルエンド部45bの放熱面積をより増大し、コイルエンド部45bひいては界磁コイル45をより効果的に冷却し、発電効率のさらなる向上を図ることができる。
【0048】
さらに回転軸27に固定されるロータ26を囲繞するステータコア56の内周に複数のスロット55,55…が設けられ、相互間に複数のスロット55,55…を介在させて前記ステータコア56の周方向に離隔したスロット55,55に収容される複数のコイル辺部57a,57a…;58a…,58a…が前記ステータコア56の軸方向両端外方に配置される複数のコイルエンド部57b,57b…;58b,58bで連結されて成る複数の出力コイル57,57…および一対の励磁コイル58,58が前記ステータコア56に巻装されており、前記ステータコア56の軸方向に沿う一端側で、前記回転軸27の軸線に沿う方向から見て前記ステータコア56の内周よりも内方で2つのスロット間をショートカットして結ぶ複数のコイルエンド部57b,57b…;58b,58bが、前記回転軸27の挿通を許容する開口部62を中心部に形成するようにして分散配置され
、冷却ファン29がステータコア56の軸方向に沿う他端側のみで回転軸27に固定されるので、コイルエンド部57b,57b…;58b,58bの長さを短くして銅量の低減を図ることができるとともに、ステータコア56内を流通する冷却空気による冷却効果を向上することができ、しかもコイルエンド部57b,57b…;58b,58bの放熱面積を増大し、より優れた冷却効果を得ることができる。
【0049】
本発明
の実施の形態について
図17を参照しながら説明すると、ステータコア56の軸方向に沿う一端側で、複数のコイルエンド部57b,57b…,58b,58bは、前記回転軸27(
参考形態参照)の軸線に沿う方向から見て前記ステータコア56の内周よりも内方で2つのスロット55,55間をショートカットして結ぶように配置されるのであるが、それらのコイルエンド部57b,57b…,58b,58bには、複数の嵌合凹部81,81…をそれぞれ有する複数の結束部材80,80…が装着される。
【0050】
而して
複数個の前記結束部材80の嵌合凹部81,81…に各コイルエンド部57b,57b…,58b,58bが嵌合されることによって、開口部62を中心部に形成するようにして各コイルエンド部57b,57b…,58b,58bが分散配置される状態が維持されることになり、結束部材80…が装着された状態で各コイルエンド部57b,57b…;58b,58b同士はワニス含浸によって相互に固定される。
【0051】
こ
の実施の形態によれば、部品点数の増大を抑えつつ複数のコイルエンド部57b,57b…,58b,58bの分散配置を簡単に維持することができる。
【0052】
以上、本発明の実施の形態
及び参考形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。