特許第6037651号(P6037651)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6037651
(24)【登録日】2016年11月11日
(45)【発行日】2016年12月7日
(54)【発明の名称】照明制御装置及び照明制御システム
(51)【国際特許分類】
   H05B 37/02 20060101AFI20161128BHJP
【FI】
   H05B37/02 E
【請求項の数】12
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2012-107551(P2012-107551)
(22)【出願日】2012年5月9日
(65)【公開番号】特開2013-235720(P2013-235720A)
(43)【公開日】2013年11月21日
【審査請求日】2015年4月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099461
【弁理士】
【氏名又は名称】溝井 章司
(74)【代理人】
【識別番号】100176728
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 慎吾
(72)【発明者】
【氏名】大澤 祐也
(72)【発明者】
【氏名】岩坪 幸喜
【審査官】 石井 孝明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−206713(JP,A)
【文献】 特開2010−009847(JP,A)
【文献】 特開2000−164367(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 37/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
部屋の出入口付近に設置された人感センサが属する入退出管理グループと、前記部屋の他の位置に設置された人感センサ及び照明装置が属し、それぞれに属する人感センサの位置が互いに異なる複数の通常グループとを設定する設定部と、
前記設定部により設定された複数の通常グループのうち、1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、それ以前の所定の時間内又は同時に、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していれば、前記1つの通常グループの照明装置を点灯させる照明制御部と
を備え
前記照明制御部は、前記1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していなくても、それ以前の所定の時間内又は同時に、前記設定部により設定された複数の通常グループのうち、他の通常グループの人感センサが人体の存在を検知していれば、前記1つの通常グループの照明装置を点灯させる照明制御装置。
【請求項2】
前記他の通常グループは、前記1つの通常グループに隣接する通常グループである請求項1に記載の照明制御装置。
【請求項3】
前記照明制御部は、前記他の通常グループの照明装置が点灯している場合に、前記他の通常グループの人感センサが人体の存在を検知しているとみなす請求項又は2に記載の照明制御装置。
【請求項4】
前記照明制御部は、前記1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していなくても、それ以前の予め指定された時間内に、前記1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知していれば、前記1つの通常グループの照明装置を点灯させる請求項からのいずれか1項に記載の照明制御装置。
【請求項5】
部屋の出入口付近に設置された人感センサが属する入退出管理グループと、前記部屋の他の位置に設置された人感センサ及び照明装置が属し、それぞれに属する人感センサの位置が互いに異なる複数の通常グループとを設定する設定部と、
前記設定部により設定された複数の通常グループのうち、1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、それ以前の所定の時間内又は同時に、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していれば、前記1つの通常グループの照明装置を点灯させる照明制御部と
を備え
前記照明制御部は、前記1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していなくても、それ以前の予め指定された時間内に、前記1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知していれば、前記1つの通常グループの照明装置を点灯させる照明制御装置。
【請求項6】
前記照明制御部は、前記1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していなくても、それ以前に最後に人体の存在を検知した人感センサが前記設定部により設定された複数の通常グループのいずれかの人感センサであれば、前記1つの通常グループの照明装置を点灯させる請求項からのいずれか1項に記載の照明制御装置。
【請求項7】
部屋の出入口付近に設置された人感センサが属する入退出管理グループと、前記部屋の他の位置に設置された人感センサ及び照明装置が属し、それぞれに属する人感センサの位置が互いに異なる複数の通常グループとを設定する設定部と、
前記設定部により設定された複数の通常グループのうち、1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、それ以前の所定の時間内又は同時に、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していれば、前記1つの通常グループの照明装置を点灯させる照明制御部と
を備え
前記照明制御部は、前記1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していなくても、それ以前に最後に人体の存在を検知した人感センサが前記設定部により設定された複数の通常グループのいずれかの人感センサであれば、前記1つの通常グループの照明装置を点灯させる照明制御装置。
【請求項8】
部屋の出入口付近に設置された人感センサが属する入退出管理グループと、前記部屋の他の位置に設置された人感センサ及び照明装置が属し、それぞれに属する人感センサの位置が互いに異なる複数の通常グループとを設定する設定部と、
前記設定部により設定された複数の通常グループのうち、1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、それ以前の所定の時間内又は同時に、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していれば、前記1つの通常グループの照明装置を点灯させる照明制御部と
を備え
前記設定部は、前記入退出管理グループとして、それぞれに属する人感センサが前記部屋の別々の出入口付近に設置されている複数の入退出管理グループを設定し、
前記複数の入退出管理グループ及び前記複数の通常グループは、複数の分割グループに分類され、
前記照明制御部は、前記1つの通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、それ以前の所定の時間内又は同時に、前記設定部により設定された複数の入退出管理グループのうち、前記1つの通常グループと同じ分割グループに属する入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していれば、前記1つの通常グループの照明装置を点灯させる照明制御装置。
【請求項9】
前記複数の通常グループは、隣接する通常グループ同士が同じ分割グループに属するように、同じ通常グループが2つ以上の分割グループに属することを許して、前記複数の分割グループに分類される請求項8に記載の照明制御装置。
【請求項10】
前記設定部は、前記入退出管理グループとして、前記部屋の出入口付近に設置された人感センサとともに当該出入口付近に設置された照明装置が属する入退出管理グループを設定し、
前記照明制御部は、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、当該入退出管理グループの照明装置を点灯させる請求項1から9のいずれか1項に記載の照明制御装置。
【請求項11】
前記照明制御部は、前記入退出管理グループの照明装置が点灯している場合に、前記入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知しているとみなす請求項10に記載の照明制御装置。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか1項に記載の照明制御装置と、
前記入退出管理グループに属する人感センサと、
前記通常グループに属する人感センサと、
前記通常グループに属する照明装置と
を備える照明制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明制御装置及び照明制御システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
焦電センサが外光のゆらぎやカーテンのゆれによる入射光量の変化等を誤検出して、照明装置の誤動作が発生する問題の対策として、マイクを搭載して人の入室音を検知し、さらに検知後の所定時間以内に人感センサが人を検知することを条件として、照明装置を点灯させる照明制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−206713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の照明制御装置は、人の入室音を検知するためのマイクを搭載するため、コストアップになるという課題があった。また、人の入室音を検知する精度によっては、誤動作を回避できないという課題があった。
【0005】
本発明は、例えば、人がいないにも関わらず照明装置を点灯させてしまうという誤動作を起こりにくくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の態様に係る照明制御装置は、
部屋の出入口付近に設置された人感センサが属する入退出管理グループと、前記部屋の他の位置に設置された人感センサ及び照明装置が属する通常グループとを設定する設定部と、
前記設定部により設定された通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、前記設定部により設定された入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していれば、当該通常グループの照明装置を点灯させる照明制御部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一の態様において、照明制御装置は、通常グループの人感センサが人体の存在を検知した場合、入退出管理グループの人感センサが人体の存在を検知していれば、当該通常グループの照明装置を点灯させる。このため、本発明の一の態様によれば、人がいないにも関わらず照明装置を点灯させてしまうという誤動作が起こりにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る照明制御システムの構成を示すブロック図。
図2】実施の形態1に係る通信ユニットに接続された照明装置(LEDの場合)の構成を示すブロック図。
図3】実施の形態1に係る通信ユニットに接続された照明装置(蛍光灯の場合)の構成を示すブロック図。
図4】実施の形態1に係るコントローラの構成を示すブロック図。
図5】実施の形態1に係る照明制御システムの機器配置図。
図6】実施の形態1に係るコントローラの動作を示すフローチャート。
図7】実施の形態1の変形例に係る照明制御システムの機器配置図。
図8】実施の形態1の変形例に係るコントローラの動作を示すフローチャート。
図9】実施の形態2に係るコントローラの動作を示すフローチャート。
図10】実施の形態3に係るコントローラの動作を示すフローチャート。
図11】実施の形態4に係るコントローラの動作を示すフローチャート。
図12】実施の形態5に係るコントローラの動作を示すフローチャート。
図13】実施の形態6に係る照明制御システムの機器配置図。
図14】実施の形態6の変形例に係る照明制御システムの機器配置図。
図15】実施の形態7に係る照明制御システムの構成を示すブロック図。
図16】実施の形態8に係る照明制御システムの構成を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった方向は、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。
【0010】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る照明制御システム10の構成を示すブロック図である。
【0011】
図1において、照明制御システム10は、コントローラ11、通信ユニット12、照明装置13、人感センサ14、照度センサ15、壁スイッチ16、ワイヤレスリモコン17、設定装置18を備える。
【0012】
コントローラ11は、照明制御装置の例であり、壁スイッチ16の操作、人感センサ14の検知状態、照度センサ15によりモニタした照度値等に応じて、照明装置13の点滅(点灯/消灯)、調光状態を制御する。
【0013】
通信ユニット12は、コントローラ11と無線通信又は有線通信を行う。この通信を上位通信という。また、通信ユニット12は、照明装置13、人感センサ14、照度センサ15、壁スイッチ16と信号線を介して2線式シリアル通信(双方向通信)を行う。この通信を下位通信という。通信ユニット12は、上位通信と下位通信との間のゲートウェイ機能をもつ。具体的には、通信ユニット12は、無線通信又は有線通信によりコントローラ11から受信したデータ設定、モニタリング指示、照明制御(点灯、消灯、調光等)に係る信号を2線式有線シリアル信号に変換する機能をもち、それぞれの照明装置13、人感センサ14、照度センサ15、壁スイッチ16に予め整理番号となる個別アドレスを割り付けて、個別にデータ設定、モニタリング指示、照明制御を行う。
【0014】
なお、コントローラ11と通信ユニット12とが一体になって、コントローラ11が照明装置13、人感センサ14、照度センサ15、壁スイッチ16と直接通信するようにしてもよい。また、通信ユニット12(あるいは通信ユニット12と一体のコントローラ11)と照明装置13、人感センサ14、照度センサ15、壁スイッチ16との間の通信は、有線シリアル通信以外の任意の通信方式で行ってもよい。
【0015】
照明装置13、人感センサ14、照度センサ15、壁スイッチ16は、図1に示すように、1台の通信ユニット12にそれぞれ1台の機器が接続されてもよいし、1台の通信ユニット12に複数の機器(例えば、照明装置13)が接続されてもよいし、1台の通信ユニット12にその他の任意の組み合わせで接続されてもよい。即ち、照明制御システム10の全体構成は、構築される照明システムの態様に応じて決められる。
【0016】
照明装置13は、LED、蛍光灯、あるいは、その他の光源と、この光源を点灯させる点灯回路とを備えた器具である。照明装置13は、コントローラ11から通信ユニット12を介して送信される信号(照明制御に係る信号)に応じて、光源を点灯又は消灯したり、光源の明るさ(出力)を変えたりする。
【0017】
人感センサ14は、コントローラ11から通信ユニット12を介して送信される信号(データ設定やモニタリング指示に係る信号)に応じて、周囲の特定エリア(検知エリア)内における人の在/不在を検知し、その結果を示す検知情報をコントローラ11に通知する。
【0018】
照度センサ15は、コントローラ11から通信ユニット12を介して送信される信号(データ設定やモニタリング指示に係る信号)に応じて、周囲の特定エリア内における照度(例えば、机上面の照度)を測定し、その結果を示す照度情報をコントローラ11に通知する。
【0019】
壁スイッチ16は、照明装置13の光源の点灯制御や調光制御のためにユーザによって操作される(例えば、ボタンが押下される)。壁スイッチ16は、ユーザによって操作されると、その状態(例えば、ボタンの押下)を示す操作情報をコントローラ11に通知する。
【0020】
ワイヤレスリモコン17は、コントローラ11や通信ユニット12と無線通信を行い、ユーザの遠隔操作によって照明装置13の光源の点灯制御や調光制御、コントローラ11や通信ユニット12を含む各機器の状態モニタやデータ設定を行う。
【0021】
設定装置18は、例えばパーソナルコンピュータであり、コントローラ11や通信ユニット12と無線通信又は有線通信を行い、画面から照明装置13の光源の点灯制御や調光制御、コントローラ11や通信ユニット12を含む各機器の状態モニタやデータ設定を行う。
【0022】
図2は、通信ユニット12に接続された照明装置13(LEDの場合)の構成を示すブロック図である。
【0023】
図2において、照明装置13は、制御ユニット21、LED電源装置22、LED光源23を備える。
【0024】
制御ユニット21は、通信ユニット12と有線通信を行い、通信ユニット12からの指令を基にLED電源装置22に対してPWM(パルス幅変調)調光信号を出力する。LED電源装置22は、制御ユニット21からのPWM調光信号に従い、LED光源23を点灯又は消灯させたり、調光したりする。LED光源23は、LEDチップを搭載した光源で、LED電源装置22により駆動される。
【0025】
例えば、通信ユニット12から制御ユニット21に調光率を変化させる信号が送信されると、制御ユニット21は受信した信号(データ)を解析し、LED電源装置22に対して出力しているPWM調光信号を変化させることで、LED光源23の明るさを変化させる。
【0026】
図3は、通信ユニット12に接続された照明装置13(蛍光灯の場合)の構成を示すブロック図である。
【0027】
図3において、照明装置13は、制御ユニット21、インバータ24、蛍光ランプ25を備える。
【0028】
制御ユニット21は、通信ユニット12と有線通信を行い、通信ユニット12からの指令を基にインバータ24に対してPWM調光信号を出力する。インバータ24は、制御ユニット21からのPWM調光信号に従い、蛍光ランプ25を点灯又は消灯させたり、調光したりする。蛍光ランプ25は、インバータ24により駆動される。
【0029】
例えば、通信ユニット12から制御ユニット21に調光率を変化させる信号が送信されると、制御ユニット21は受信した信号(データ)を解析し、インバータ24に対して出力しているPWM調光信号を変化させることで、蛍光ランプ25の明るさを変化させる。
【0030】
図4は、コントローラ11の構成を示すブロック図である。
【0031】
図4において、コントローラ11は、設定部31、記憶部32、照明制御部33を備える。
【0032】
設定部31は、コントローラ11と直接あるいは通信ユニット12を介して接続された人感センサ14及び照明装置13を、入退出管理グループ又は通常グループに割り付ける。具体的には、設定部31は、部屋の出入口付近に設置された人感センサ14が属する入退出管理グループと、部屋の他の位置に設置された人感センサ14及び照明装置13が属する通常グループとを設定する。設定部31は、1つの入退出管理グループのみを設定していてもよいが、本実施の形態では、それぞれに属する人感センサ14が部屋の別々の出入口付近に設置されている複数の入退出管理グループ(例えば、後述する入退出管理グループ1,2)を設定しているものとする。また、設定部31は、1つの通常グループのみを設定していてもよいが、本実施の形態では、それぞれに属する人感センサ14の位置が互いに異なる複数の通常グループ(例えば、後述する通常グループ1〜6)を設定しているものとする。なお、設定部31は、入退出管理グループとして、部屋の出入口付近に設置された人感センサ14とともに当該出入口付近に設置された照明装置13が属する入退出管理グループを設定していてもよい。
【0033】
記憶部32は、設定部31により設定された入退出管理グループごとに、入退出管理グループの識別子(例えば、番号)と、その入退出管理グループの人感センサ14の識別子(例えば、番号)やアドレス、人感センサ14が最後に人体を検知した時刻、その入退出管理グループの人体の検知状態(例えば、人感センサ14が最後に人体を検知してから所定の時間内を在検知状態、それ以外を不在状態又は不在検知状態とする)等を対応付けて記憶する。また、記憶部32は、設定部31により設定された通常グループごとに、通常グループの識別子(例えば、番号)と、その通常グループの人感センサ14の識別子(例えば、番号)やアドレス、人感センサ14が最後に人体を検知した時刻、その通常グループの人体の検知状態等、その通常グループの照明装置13の識別子(例えば、番号)やアドレス、照明装置13の点灯状態等を対応付けて記憶する。
【0034】
照明制御部33は、設定部31により設定された入退出管理グループの人感センサ14が人体の存在を検知しているかどうか、設定部31により設定された通常グループの人感センサ14が人体の存在を検知しているかどうか、それぞれの人感センサ14が人体の存在を検知したタイミング等に応じて、記憶部32に記憶された情報を参照しながら、どの照明装置13を点灯又は消灯させるかを決定し、それぞれの照明装置13の照明制御を行う。本実施の形態において、照明制御部33は、設定部31により設定された通常グループの人感センサ14が人体の存在を検知した場合、それ以前の所定の時間内(例えば、1分以内)(所定の時間はゼロに設定してもよい)に、設定部31により設定された入退出管理グループの人感センサ14が人体の存在を検知していれば、当該通常グループの照明装置13を点灯させる。これにより、通常グループの人感センサ14が人体以外による周囲環境の変化(赤外線、磁界、静電容量、超音波の反射波、電磁波の反射波等の変化)を検知した場合、即ち、誤検知があった場合に、人が部屋に入ってきていない(入ってきていれば直前又は同時に入退出管理グループの人感センサ14が人体の存在を検知しているはずである)にも関わらず、その通常グループの照明装置13を点灯させてしまうという誤動作が起こりにくくなる。
【0035】
記憶部32は、例えば、メモリ(例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ)である。図示していないが、コントローラ11は、例えば、プログラムを実行するCPU等のプロセッサを備える。プロセッサは、バスを介して記憶部32と接続され、各部を制御する。記憶部32は、前述した識別子やアドレス以外にも各種のデータや信号を記憶する。データや信号は、バスや信号線やケーブルその他の伝送媒体により伝送される。設定部31や照明制御部33は、ROMに記憶されたファームウェアで実現されていても構わないし、あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、素子・デバイス・基板・配線等のハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実現されていても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、記憶部32に記憶される。このプログラムはプロセッサにより読み出され、プロセッサにより実行される。
【0036】
図5は、照明制御システム10の機器配置図である。図5は、入退出管理グループに照明装置13を含まない場合における入退出管理グループの人感センサ14、通常グループの人感センサ14及び照明装置13の配置例を示している。
【0037】
図5の例では、部屋の中を6個のブロックに分け、通常グループ1〜6とし、各通常グループに4個の照明装置13と1個の人感センサ14を割り付けている。また、部屋の中の通常グループ1〜6のほかに、部屋の2個の出入口付近に設置された人感センサ14をそれぞれ入退出管理グループ1,2として設定している。
【0038】
図6は、通常グループの人感センサ14が人体の存在を検知した場合のコントローラ11の動作を示すフローチャートである。
【0039】
図6において、通常グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS11で「発生」)、コントローラ11は、入退出管理グループの検知状態を確認する(ステップS12)。入退出管理グループが在検知状態であれば(ステップS12で「在検知状態」)、コントローラ11は、通常グループの在検知を有効として(ステップS13)、その通常グループの照明装置13を点灯させる(ステップS14)。入退出管理グループが不在状態であれば(ステップS12で「不在状態」)、コントローラ11は、通常グループの在検知を無効として、次に人感センサ14による在検知が発生するまで動作しない。
【0040】
ここで、図5の例のように入退出管理グループ及び通常グループが設定されている場合のコントローラ11の詳細な動作を説明する。
【0041】
例えば、設定部31により設定された全ての通常グループ1〜6の人感センサ14が最後に人体の存在を検知してから所定の時間(例えば、1分)が経過しているとき(即ち、全ての通常グループ1〜6が不在状態のとき)は、全ての通常グループ1〜6の照明装置13が消灯している。この状態で、通常グループ1〜6のうち、通常グループ1(1つの通常グループの例)の人感センサ14が人体の存在を検知した(即ち、通常グループ1が在検知状態になった)とする(ステップS11で「発生」)。この場合、照明制御部33は、それ以前の所定の時間内(例えば、1分以内)に、設定部31により設定された入退出管理グループ1,2のいずれかの人感センサ14が人体の存在を検知しているかどうかを判定する(ステップS12)。即ち、照明制御部33は、入退出管理グループ1,2のいずれかが在検知状態になっているかどうかを判定する。
【0042】
入退出管理グループ1,2のいずれかが在検知状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS13,S14)。入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を消灯させたままにする(ステップS11に戻る)。
【0043】
上記のように、本実施の形態では、通常グループと入退出管理グループの全てが不在検知状態のときは、通常グループの人感センサ14が在検知した場合でも在検知を無効とし、予め同一の通常グループに割り付けられていた照明装置13の点灯動作を実施させない。一方、通常グループの人感センサ14が在検知したときに、既に入退出管理グループが在検知状態であれば、通常グループの在検知を有効とし、予め同一の通常グループに割り付けられていた照明装置13の点灯動作を実施する。
【0044】
この機能により、人感センサ14が人体の動作以外、即ち、人感センサ14自体から発生するポップコーンノイズや、伝送ラインから受信するノイズ、空間から受信する電波ノイズ、空調等による気流の変化、温度変化、小動物や人体以外の物体の移動、及び熱源となる電気・電子機器の動作等によって、人が存在しない状態で在検知した場合に、照明装置13が不要な点灯動作をする誤動作を防ぐことができる。部屋の出入口付近に設定した入退出管理グループの人感センサ14を在検知させることなく人が入室することはできないため、1つ目の通常グループの在検知を有効にするには、入退出管理グループが在検知状態になっていることを条件とし、入退出管理グループが不在状態にも関わらず、1つ目の通常グループの人感センサ14が在検知した場合には、誤検知であると判断し、在検知を無効にする。
【0045】
以下では、本実施の形態の変形例について説明する。
【0046】
図7は、照明制御システム10の機器配置図である。図7は、入退出管理グループに照明装置13を含む場合における入退出管理グループの人感センサ14、通常グループの人感センサ14及び照明装置13の配置例を示している。
【0047】
図7の例では、図5の例と同様に通常グループ1〜6を設定している。また、部屋の2個の出入口付近に設置された人感センサ14をそれぞれ入退出管理グループ1,2として設定している。入退出管理グループ1には、人感センサ14のほかに2個の照明装置13を割り付けている。
【0048】
図8は、入退出管理グループの人感センサ14が人体の存在を検知した場合のコントローラ11の動作を示すフローチャートである。
【0049】
図8において、入退出管理グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS21で「発生」)、コントローラ11は、無条件で入退出管理グループの在検知を有効として(ステップS22)、その入退出管理グループの照明装置13を点灯させる(ステップS23)。
【0050】
ここで、図7の例のように入退出管理グループ及び通常グループが設定されている場合のコントローラ11の詳細な動作を説明する。
【0051】
通常グループ1〜6のいずれかの人感センサ14が人体の存在を検知した(即ち、通常グループ1〜6のいずれかが在検知状態になった)場合の動作については、図5の例のように入退出管理グループ及び通常グループが設定されている場合の動作と同様である。
【0052】
例えば、設定部31により設定された入退出管理グループ1の人感センサ14が最後に人体の存在を検知してから所定の時間(例えば、1分)が経過しているとき(即ち、入退出管理グループ1が不在状態のとき)は、入退出管理グループ1の照明装置13が消灯している。この状態で、入退出管理グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知した(即ち、入退出管理グループ1が在検知状態になった)とする(ステップS21で「発生」)。この場合、照明制御部33は、入退出管理グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS22,S23)。
【0053】
上記のように、入退出管理グループ内でも、例えば、人感センサ14が在検知した場合に照明装置13が点灯し、不在検知した場合には消灯するようにしてもよい。
【0054】
本実施の形態において、各グループの中には、単一又は複数の照明装置13及び人感センサ14を割り付けることができ、複数の人感センサ14が割り付けられた場合、コントローラ11は、グループ内で1台のみの人感センサ14が在検知した場合でも、そのグループが在検知状態になったと判定する。コントローラ11は、全ての人感センサ14が不在検知した場合のみ、そのグループが不在状態になったと判定する。また、各グループには、前述した照度センサ15、壁スイッチ16を割り付けることで、組み合わせて制御することが可能である。
【0055】
一方で、入退出管理グループについては、コントローラ11は、全てのグループが不在検知状態であっても、入退出管理グループの人感センサ14が在検知した場合には在検知を有効とし、予め同一の入退出管理グループに割り付けられた照明装置13があれば、点灯動作を実行する。即ち、入退出管理グループは他のグループの検知状態に関わらず在検知が有効となる。
【0056】
なお、コントローラ11は、通常グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS11で「発生」)、その時点で入退出管理グループの照明装置13が点灯中であれば、入退出管理グループの検知状態に関わらず、通常グループの在検知を有効として(ステップS13)、その通常グループの照明装置13を点灯させてもよい(ステップS14)。即ち、照明制御部33は、入退出管理グループの照明装置13が点灯している場合に、当該入退出管理グループの人感センサ14が人体の存在を検知しているとみなしてもよい。
【0057】
以上説明したように、本実施の形態において、照明制御システム10は、複数の照明装置13と、照明装置13の点灯制御及び機能設定を行うための命令信号を送信するコントローラ11と、照明装置13と信号線により接続されコントローラ11から送信された命令信号を受信するとともに信号線を介して照明装置13に出力する複数の通信ユニット12と、通信ユニット12と信号線で接続され、関連付けた照明装置13を点滅制御するために、コントローラ11に操作情報を発信する壁スイッチ16と、該当する範囲の照度値を検知してコントローラ11に照度情報を発信する照度センサ15と、検知エリアに人が侵入したことを検知し、コントローラ11の検知情報を発信する人感センサ14からなる。照明装置13を設置しているエリアの出入口付近に設置された単一又は複数の入退出管理グループと、出入口以外に設置された単一又は複数の通常グループとの2種類のグループが設けられている。コントローラ11は、全ての通常グループが不在状態のときには、入退出管理グループのいずれか1つが在検知状態になっている場合(あるいは、入退出管理グループのいずれか1つで照明装置13が点灯状態になっている場合)のみ、通常グループの在検知を有効とする。これにより、人が入ってきたのではなく、ノイズ等が原因で人感センサ14が誤検知した場合でも、照明装置13の不要点灯確率を低減することができる。
【0058】
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
【0059】
図9は、通常グループの人感センサ14が人体の存在を検知した場合のコントローラ11の動作を示すフローチャートである。
【0060】
図9において、通常グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS31で「発生」)、コントローラ11は、入退出管理グループの検知状態を確認する(ステップS32)。入退出管理グループが在検知状態であれば(ステップS32で「在検知状態」)、コントローラ11は、通常グループの在検知を有効として(ステップS34)、その通常グループの照明装置13を点灯させる(ステップS35)。入退出管理グループが不在状態であった場合でも(ステップS32で「不在状態」)、他の通常グループで、在検知状態のグループが1つでもある場合(ステップS33で「在検知状態」)、コントローラ11は、通常グループの在検知を有効として(ステップS34)、その通常グループの照明装置13を点灯させる(ステップS35)。他の通常グループが全て不在状態であれば(ステップS33で「不在状態」)、コントローラ11は、通常グループの在検知を無効として、次に人感センサ14による在検知が発生するまで動作しない。
【0061】
ここで、図5の例のように入退出管理グループ及び通常グループが設定されている場合のコントローラ11の詳細な動作を説明する。
【0062】
例えば、設定部31により設定された通常グループ1の人感センサ14が最後に人体の存在を検知してから所定の時間(例えば、1分)が経過しているとき(即ち、通常グループ1が不在状態のとき)は、通常グループ1の照明装置13が消灯している。この状態で、通常グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知した(即ち、通常グループ1が在検知状態になった)とする(ステップS31で「発生」)。この場合、照明制御部33は、それ以前の所定の時間内(例えば、1分以内)に、設定部31により設定された入退出管理グループ1,2のいずれかの人感センサ14が人体の存在を検知しているかどうかを判定する(ステップS32)。即ち、照明制御部33は、入退出管理グループ1,2のいずれかが在検知状態になっているかどうかを判定する。
【0063】
入退出管理グループ1,2のいずれかが在検知状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS34,S35)。入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっている場合、照明制御部33は、それ以前の所定の時間内(例えば、1分以内)に、通常グループ2〜6のいずれか(他の通常グループの例)の人感センサ14が人体の存在を検知しているかどうかを判定する(ステップS33)。即ち、照明制御部33は、通常グループ2〜6のいずれかが在検知状態になっているかどうかを判定する。
【0064】
入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっていても、通常グループ2〜6のいずれかが在検知状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS34,S35)。入退出管理グループ1,2及び通常グループ2〜6の全てが不在状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を消灯させたままにする(ステップS31に戻る)。
【0065】
なお、コントローラ11は、通常グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS31で「発生」)、かつ、入退出管理グループが不在状態であった場合(ステップS32で「不在状態」)、その時点で他の通常グループの照明装置13が点灯中であれば、他の通常グループの検知状態に関わらず、通常グループの在検知を有効として(ステップS34)、その通常グループの照明装置13を点灯させてもよい(ステップS35)。即ち、照明制御部33は、他の通常グループの照明装置13が点灯している場合に、当該他の通常グループの人感センサ14が人体の存在を検知しているとみなしてもよい。
【0066】
また、コントローラ11は、通常グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS31で「発生」)、かつ、入退出管理グループが不在状態であった場合(ステップS32で「不在状態」)、他の通常グループのいずれか1つが検知状態であれば(ステップS33で「在検知状態」)、通常グループの在検知を有効として(ステップS34)、その通常グループの照明装置13を点灯させるが(ステップS35)、このとき、検知状態になっている他の通常グループの照明装置13も(消灯中ならば)あわせて点灯させてよい。
【0067】
上記のように、本実施の形態では、通常グループのいずれか1つが在検知状態になっている場合(あるいは、通常グループのいずれか1つで照明装置13が点灯状態になっている場合)は、入退出管理グループが全て不在状態であっても、他の通常グループの在検知を有効にする。
【0068】
この機能により、室内の通常グループの範囲で人が存在し、長時間作業を行った場合で、入退出管理グループ付近には人が存在しない場合でも、通常グループ間で人が移動し、新たに別の通常グループが在検知したときには、有効として照明装置13を点灯させることができる。
【0069】
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
【0070】
図10は、通常グループの人感センサ14が人体の存在を検知した場合のコントローラ11の動作を示すフローチャートである。
【0071】
図10において、通常グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS41で「発生」)、コントローラ11は、入退出管理グループの検知状態を確認する(ステップS42)。入退出管理グループが在検知状態であれば(ステップS42で「在検知状態」)、コントローラ11は、通常グループの在検知を有効として(ステップS44)、その通常グループの照明装置13を点灯させる(ステップS45)。入退出管理グループが不在状態であった場合でも(ステップS42で「不在状態」)、今回在検知した人感センサ14が属する通常グループに隣接する通常グループが在検知状態である場合(ステップS43で「在検知状態」)、コントローラ11は、今回在検知した人感センサ14が属する通常グループの在検知を有効として(ステップS44)、その通常グループの照明装置13を点灯させる(ステップS45)。隣接する通常グループが不在状態であれば(ステップS43で「不在状態」)、コントローラ11は、今回在検知した人感センサ14が属する通常グループの在検知を無効として、次に人感センサ14による在検知が発生するまで動作しない。
【0072】
なお、どの通常グループ同士が隣接しているかを示す設定情報は、ワイヤレスリモコン17や設定装置18から、予めコントローラ11の記憶部32に書き込んでおくものとする。
【0073】
ここで、図5の例のように入退出管理グループ及び通常グループが設定されている場合のコントローラ11の詳細な動作を説明する。
【0074】
例えば、設定部31により設定された通常グループ1の人感センサ14が最後に人体の存在を検知してから所定の時間(例えば、1分)が経過しているとき(即ち、通常グループ1が不在状態のとき)は、通常グループ1の照明装置13が消灯している。この状態で、通常グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知した(即ち、通常グループ1が在検知状態になった)とする(ステップS41で「発生」)。この場合、照明制御部33は、それ以前の所定の時間内(例えば、1分以内)に、設定部31により設定された入退出管理グループ1,2のいずれかの人感センサ14が人体の存在を検知しているかどうかを判定する(ステップS42)。即ち、照明制御部33は、入退出管理グループ1,2のいずれかが在検知状態になっているかどうかを判定する。
【0075】
入退出管理グループ1,2のいずれかが在検知状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS44,S45)。入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっている場合、照明制御部33は、それ以前の所定の時間内(例えば、1分以内)に、通常グループ1に隣接する通常グループ2,4(さらに、通常グループ5を含めてもよい)のいずれかの人感センサ14が人体の存在を検知しているかどうかを判定する(ステップS43)。即ち、照明制御部33は、通常グループ2,4のいずれかが在検知状態になっているかどうかを判定する。
【0076】
入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっていても、通常グループ2,4のいずれかが在検知状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS44,S45)。入退出管理グループ1,2及び通常グループ2,4の全てが不在状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を消灯させたままにする(ステップS41に戻る)。
【0077】
なお、コントローラ11は、通常グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS41で「発生」)、かつ、入退出管理グループが不在状態であった場合(ステップS42で「不在状態」)、その時点で隣接する通常グループの照明装置13が点灯中であれば、隣接する通常グループの検知状態に関わらず、通常グループの在検知を有効として(ステップS44)、その通常グループの照明装置13を点灯させてもよい(ステップS45)。即ち、照明制御部33は、隣接する他の通常グループの照明装置13が点灯している場合に、当該他の通常グループの人感センサ14が人体の存在を検知しているとみなしてもよい。
【0078】
また、コントローラ11は、通常グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS41で「発生」)、かつ、入退出管理グループが不在状態であった場合(ステップS42で「不在状態」)、隣接する通常グループが検知状態であれば(ステップS43で「在検知状態」)、通常グループの在検知を有効として(ステップS44)、その通常グループの照明装置13を点灯させるが(ステップS45)、このとき、検知状態になっている、隣接する通常グループの照明装置13も(消灯中ならば)あわせて点灯させてよい。
【0079】
上記のように、本実施の形態では、全ての通常グループが不在状態のときには、入退出管理グループが在検知状態になっていない場合でも、通常グループの中で、任意の時間以内に隣接するグループが連続して在検知状態になった場合(あるいは、隣接する通常グループのいずれか1つで照明装置13が点灯状態になっている場合)には、通常グループの在検知を有効とする。
【0080】
この機能により、室内の通常グループの範囲で人が存在し、長時間作業を行った場合で、入退出管理グループ付近には人が存在しない場合でも、通常グループ間で人が移動し、隣接した通常グループが在検知した場合に限定して、今回の通常グループを有効とし、照明装置13を点灯させることができる。
【0081】
実施の形態4.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
【0082】
図11は、通常グループの人感センサ14が人体の存在を検知した場合のコントローラ11の動作を示すフローチャートである。
【0083】
図11において、通常グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS51で「発生」)、コントローラ11は、入退出管理グループの検知状態を確認する(ステップS52)。入退出管理グループが在検知状態であれば(ステップS52で「在検知状態」)、コントローラ11は、通常グループの在検知を有効として(ステップS54)、その通常グループの照明装置13を点灯させる(ステップS55)。入退出管理グループが不在状態であった場合でも(ステップS52で「不在状態」)、今回在検知した人感センサ14が属する通常グループにおいて直前の任意の猶予期間内で人感センサ14が在検知した履歴がある場合(ステップS53で「履歴あり」)、コントローラ11は、今回在検知した人感センサ14が属する通常グループの在検知を有効として(ステップS54)、その通常グループの照明装置13を点灯させる(ステップS55)。任意の猶予期間内で在検知した履歴がない場合は(ステップS53で「履歴なし」)、コントローラ11は、今回在検知した人感センサ14が属する通常グループの在検知を無効として、次に人感センサ14による在検知が発生するまで動作しない。
【0084】
なお、猶予期間は任意に設定でき(ただし、前述した所定の時間より長めに設定する)、ワイヤレスリモコン17や設定装置18から、予めコントローラ11の記憶部32に書き込んでおくものとする。
【0085】
ここで、図5の例のように入退出管理グループ及び通常グループが設定されている場合のコントローラ11の詳細な動作を説明する。
【0086】
例えば、設定部31により設定された全ての通常グループ1〜6の人感センサ14が最後に人体の存在を検知してから所定の時間(例えば、1分)が経過しているとき(即ち、全ての通常グループ1〜6が不在状態のとき)は、全ての通常グループ1〜6の照明装置13が消灯している。この状態で、通常グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知した(即ち、通常グループ1が在検知状態になった)とする(ステップS51で「発生」)。この場合、照明制御部33は、それ以前の所定の時間内(例えば、1分以内)に、設定部31により設定された入退出管理グループ1,2のいずれかの人感センサ14が人体の存在を検知しているかどうかを判定する(ステップS52)。即ち、照明制御部33は、入退出管理グループ1,2のいずれかが在検知状態になっているかどうかを判定する。
【0087】
入退出管理グループ1,2のいずれかが在検知状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS54,S55)。入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっている場合、照明制御部33は、それ以前の予め指定された時間内(例えば、5分以内)に、通常グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知していたかどうかを判定する(ステップS53)。即ち、照明制御部33は、前回、通常グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知してから猶予期間が経過していないかどうかを判定する。
【0088】
入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっていても、前回、通常グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知してから猶予期間が経過していなければ、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS54,S55)。入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっており、前回、通常グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知してから猶予期間が経過していれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を消灯させたままにする(ステップS51に戻る)。
【0089】
上記のように、本実施の形態では、全ての通常グループが不在状態のときには、入退出管理グループが在検知状態になっていない場合でも、通常グループの中で、任意の時間以内に同一のグループが再び在検知状態になった場合には、通常グループの在検知を有効とする。
【0090】
この機能により、例えば、室内の通常グループの範囲で人が存在し、入退出管理グループ付近に人が存在しない場合、通常グループの範囲内で一定時間動作をしないことが原因で、人感センサ14が不在検知して照明装置13が消灯した場合に、予め設定している猶予期間内であれば、その場で再度人が動作することで、同一の人感センサ14が再度在検知し、通常グループの在検知が有効となり、照明装置13を点灯させることができる。
【0091】
実施の形態5.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
【0092】
図12は、通常グループの人感センサ14が人体の存在を検知した場合のコントローラ11の動作を示すフローチャートである。
【0093】
図12において、通常グループの人感センサ14の在検知があった場合(ステップS61で「発生」)、コントローラ11は、入退出管理グループの検知状態を確認する(ステップS62)。入退出管理グループが在検知状態であれば(ステップS62で「在検知状態」)、コントローラ11は、通常グループの在検知を有効として(ステップS64)、その通常グループの照明装置13を点灯させる(ステップS65)。入退出管理グループが不在状態であった場合でも(ステップS62で「不在状態」)、前回、全グループが不在状態になったときに、最後に不在検知したのが通常グループだった場合(ステップS63で「通常グループ」)、コントローラ11は、今回在検知した人感センサ14が属する通常グループの在検知を有効として(ステップS64)、その通常グループの照明装置13を点灯させる(ステップS65)。前回、全グループが不在状態になったときに、最後に不在検知したのが入退出管理グループだった場合は(ステップS63で「入退出管理グループ」)、コントローラ11は、今回在検知した人感センサ14が属する通常グループの在検知を無効として、次に人感センサ14による在検知が発生するまで動作しない。
【0094】
ここで、図5の例のように入退出管理グループ及び通常グループが設定されている場合のコントローラ11の詳細な動作を説明する。
【0095】
例えば、設定部31により設定された全ての通常グループ1〜6の人感センサ14が最後に人体の存在を検知してから所定の時間(例えば、1分)が経過しているとき(即ち、全ての通常グループ1〜6が不在状態のとき)は、全ての通常グループ1〜6の照明装置13が消灯している。この状態で、通常グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知した(即ち、通常グループ1が在検知状態になった)とする(ステップS61で「発生」)。この場合、照明制御部33は、それ以前の所定の時間内(例えば、1分以内)に、設定部31により設定された入退出管理グループ1,2のいずれかの人感センサ14が人体の存在を検知しているかどうかを判定する(ステップS62)。即ち、照明制御部33は、入退出管理グループ1,2のいずれかが在検知状態になっているかどうかを判定する。
【0096】
入退出管理グループ1,2のいずれかが在検知状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS64,S65)。入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっている場合、照明制御部33は、それ以前に最後に人体の存在を検知した人感センサ14がどのグループの人感センサ14であるかを判定する(ステップS63)。
【0097】
入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっていても、最後に人体の存在を検知した人感センサ14が通常グループ1〜6のいずれかの人感センサ14であれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS64,S65)。入退出管理グループ1,2の全てが不在状態になっており、最後に人体の存在を検知した人感センサ14が入退出管理グループ1,2のいずれかの人感センサ14であれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を消灯させたままにする(ステップS61に戻る)。
【0098】
上記のように、本実施の形態では、全ての通常グループが不在状態のときには、全てのグループの中で最後に不在検知したグループが通常グループだった場合、入退出管理グループが在検知状態になっていない場合でも、通常グループの在検知を有効とする。
【0099】
この機能により、最後に不在検知したのが通常グループだった場合は、室内に人がまだ存在するが、停止している等の理由で不在検知していると判断でき、最後に不在検知したのが入退出管理グループだった場合には、人が出入口から退出したと判断できる。
【0100】
実施の形態6.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
【0101】
本実施の形態では、複数の入退出管理グループ及び複数の通常グループが、複数の分割グループに分類される。
【0102】
図13は、照明制御システム10の機器配置図である。図13は、図5の例における分割グループの設定例を示している。
【0103】
図13の例では、通常グループ1,4を分割グループ1、通常グループ2,5を分割グループ2、通常グループ3,6を分割グループ3として割り付けている。
【0104】
実施の形態1では、各条件に従って室内の通常グループの在検知状態を基に、今回在検知した人感センサ14が属する通常グループの在検知の有効/無効を決定しているが、本実施の形態では、判断対象とする通常グループの範囲を室内全ての通常グループではなく、同一の分割グループに属する通常グループのみとすることで、誤検知による不要動作を効率的に抑えることが可能となる。なお、実施の形態2〜5においても、本実施の形態と同様に分割グループを設定して分割グループ単位で照明制御を行う(照明装置13を点灯させるグループを決定する)ことが可能である。即ち、図9図12のように、通常グループの状態を見る場合も、分割グループが対象になってよい。
【0105】
ここで、図6を用いて、図13の例のように入退出管理グループ及び通常グループが設定されている場合のコントローラ11の詳細な動作を説明する。
【0106】
例えば、設定部31により設定された通常グループ1,2の人感センサ14が最後に人体の存在を検知してから所定の時間(例えば、1分)が経過しているとき(即ち、分割グループ1に属する通常グループ1,2が不在状態のとき)は、通常グループ1,2の照明装置13が消灯している。この状態で、通常グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知した(即ち、通常グループ1が在検知状態になった)とする(ステップS11で「発生」)。この場合、照明制御部33は、それ以前の所定の時間内(例えば、1分以内)に、入退出管理グループ1,2のうち、通常グループ1と同じ分割グループ1に属する入退出管理グループ1の人感センサ14が人体の存在を検知しているかどうかを判定する(ステップS12)。即ち、照明制御部33は、入退出管理グループ1が在検知状態になっているかどうかを判定する。
【0107】
入退出管理グループ1が在検知状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を点灯させる(ステップS13,S14)。入退出管理グループ1が不在状態になっていれば、照明制御部33は、通常グループ1の照明装置13を消灯させたままにする(ステップS11に戻る)。
【0108】
以下では、本実施の形態の変形例について説明する。
【0109】
この変形例では、隣接する通常グループ同士が同じ分割グループに属するように、同じ通常グループが2つ以上の分割グループに属することを許して、複数の通常グループが複数の分割グループに分類される。
【0110】
図14は、照明制御システム10の機器配置図である。図14は、図5の例における分割グループの設定例を示している。
【0111】
図14の例では、通常グループ1,2,4,5を分割グループ1、通常グループ2,3,5,6を分割グループ2として割り付けている。
【0112】
この変形例では、分割グループについて、隣接する分割グループに属する通常グループ同士が、関連して動作するために、隣接する分割グループの境界に位置する通常グループが互いの分割グループに含まれ、設定範囲が重複している。そのため、例えば、通常グループ2が在検知状態になっている場合は、通常グループ2が分割グループ1、分割グループ2の両方に属しているため、入退出管理グループ1,2のどちらが在検知状態になったときでも同様に通常グループ2の在検知を有効にして照明装置13を点灯させることができる。
【0113】
実施の形態7.
本実施の形態について、主に実施の形態1〜6との差異を説明する。
【0114】
図15は、本実施の形態に係る照明制御システム10の構成を示すブロック図である。
【0115】
図15において、照明制御システム10は、図1に示した実施の形態1の各機器のほか、上位システムを構成するゲートウェイ19、中央管理装置20を備える。図示していないが、本実施の形態において、照明制御システム10は、コントローラ11を複数備える。それぞれのコントローラ11は、実施の形態1と同様に、通信ユニット12より下位に位置する機器の設定、制御状態の管理を行う。
【0116】
ゲートウェイ19は、複数のコントローラ11の上位側に有線接続され、それぞれのコントローラ11と有線シリアル通信を行う。また、ゲートウェイ19は、中央管理装置20とローカルエリアネットワーク(例えば、Ethernet(登録商標))を介して接続され、中央管理装置20とLAN通信を行う。即ち、ゲートウェイ19は、有線シリアル通信とLAN通信との変換機能を有し、この機能によりデータの送受信を行う。
【0117】
中央管理装置20は、パーソナルコンピュータ等、画面(例えば、液晶画面)が備えられた装置である。ユーザは、中央管理装置20を操作することにより、複数のコントローラ11及びその下位の各機器を画面上で一括制御及び監視することができる。中央管理装置20は、空調機器等、他の設備機器と連動することも可能である。
【0118】
本実施の形態では、中央管理装置20から各種設定を行うことができ、その設定値は、複数のコントローラ11に送信される。
【0119】
このように、本実施の形態では、実施の形態1と同様の通信シーケンスを利用し、さらに上位に構成されたシステムにおいて、操作画面による操作、状態モニタを行うことができ、実施の形態1〜6でワイヤレスリモコン17や設定装置18で実施していた猶予期間や隣接グループ等の設定を上位システムから実施することができる。
【0120】
実施の形態8.
本実施の形態について、主に実施の形態7との差異を説明する。
【0121】
図16は、本実施の形態に係る照明制御システム10の構成を示すブロック図である。
【0122】
図16において、照明制御システム10は、図15に示した実施の形態7と同様の機器を備えるが、コントローラ11と通信ユニット12とが一体になっている。
【0123】
このように、通信ユニット12の機能をコントローラ11に搭載することで、コントローラ11が各機器(照明装置13、人感センサ14、照度センサ15、壁スイッチ16)とデータの送受信を直接行うことができるようになる。
【0124】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。例えば、実施の形態2〜5の機能を組み合わせることで、必要に応じて特徴のある判定条件を作り出すことが可能である。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0125】
10 照明制御システム、11 コントローラ、12 通信ユニット、13 照明装置、14 人感センサ、15 照度センサ、16 壁スイッチ、17 ワイヤレスリモコン、18 設定装置、19 ゲートウェイ、20 中央管理装置、21 制御ユニット、22 LED電源装置、23 LED光源、24 インバータ、25 蛍光ランプ、31 設定部、32 記憶部、33 照明制御部。
図1
図2
図3
図4
図5
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図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図15
図16