(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ウェブページを閲覧するユーザが使用する閲覧ユーザ端末から、ウェブページを検索する検索サーバに与えられた検索キーワードを検出するとともに、上記検索サーバにより上記検索キーワードで検索されたウェブページの中で、上記閲覧ユーザ端末によりアクセスされたウェブページをアクセスページとして検出するアクセスページ検出手段と、
上記アクセスページ検出手段により検出されたアクセスページ上にリンクが設定されているウェブページであるリンク先ページを特定するリンク先ページ特定手段と、
上記アクセスページ検出手段により検出されたアクセスページから上記リンク先ページ特定手段により特定された1以上のリンク先ページへの移動を監視して、各リンク先ページへの移動回数を集計する移動回数集計手段と、
上記アクセスページ検出手段により検出されたアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、上記移動回数集計手段により集計された各リンク先ページへの移動回数とを上記閲覧ユーザ端末に表示されているアクセスページ上に描画するアクセス状況表示手段と
を備えたアクセス状況管理装置。
アクセスページ検出手段により検出されたアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、リンク先ページ特定手段により特定されたリンク先ページと、移動回数集計手段により集計された上記アクセスページから上記リンク先ページへの移動回数との対応関係を管理する対応関係管理手段を備え、
アクセス状況表示手段は、ウェブページのアクセス状況を分析するユーザが使用する分析ユーザ端末から分析対象のアクセスページの指定を受けると、上記対応関係管理手段により管理されている対応関係を参照して、上記アクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、上記アクセスページから移動されている各リンク先ページへの移動回数とを取得し、上記検索キーワードと上記各リンク先ページへの移動回数とを上記分析ユーザ端末に表示されている分析対象のアクセスページ上に描画することを特徴とする請求項1記載のアクセス状況管理装置。
アクセス状況表示手段は、分析ユーザ端末から検索キーワードの表示個数としてN個の指定を受けると、対応関係管理手段により管理されている対応関係を参照して、分析対象のアクセスページから移動されているリンク先ページの中で、移動回数集計手段により集計された移動回数が多い上位N個のリンク先ページを特定して、上位N個のリンク先ページに対応する検索キーワードと、上位N個のリンク先ページへの移動回数とを取得し、上記検索キーワードと上位N個のリンク先ページへの移動回数とを上記分析ユーザ端末に表示されている分析対象のアクセスページ上に描画することを特徴とする請求項2記載のアクセス状況管理装置。
アクセス状況表示手段は、アクセスページ検出手段により検出されたアクセスページ上に設定されているリンクの位置を検出し、その位置を中心とする所定の領域内に、上記アクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、移動回数集計手段により集計されたリンク先ページへの移動回数とを描画することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のアクセス状況管理装置。
アクセス状況表示手段は、リンクの位置を中心とする所定の領域内に、アクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、移動回数集計手段により集計されたリンク先ページへの移動回数とをオーバーラップ表示することを特徴とする請求項4記載のアクセス状況管理装置。
移動回数集計手段は、アクセスページ検出手段により検出されたアクセスページからリンク先ページ特定手段により特定された各リンク先ページへの移動回数を集計する際、同一の閲覧ユーザ端末による上記アクセスページから同じリンク先ページへの移動回数は、複数回移動が行われても1回だけのカウントとすることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のアクセス状況管理装置。
移動回数集計手段は、アクセスページ検出手段により検出されたアクセスページからリンク先ページ特定手段により特定された各リンク先ページへの移動回数を集計する際、同一の閲覧ユーザ端末による上記アクセスページから同じリンク先ページへの移動回数は、所定の期間内で複数回移動が行われても1回だけのカウントとすることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のアクセス状況管理装置。
ウェブページを閲覧するユーザが使用する閲覧ユーザ端末から与えられた検索キーワードに合致するウェブページを検索する検索サーバと、上記閲覧ユーザ端末によるウェブページのアクセス状況を管理するアクセス状況管理装置とから構成されているアクセス状況管理ステムにおいて、
上記アクセス状況管理装置は、
上記閲覧ユーザ端末から上記検索サーバに与えられた検索キーワードを検出するとともに、上記検索サーバにより上記検索キーワードで検索されたウェブページの中で、上記閲覧ユーザ端末によりアクセスされたウェブページをアクセスページとして検出するアクセスページ検出手段と、
上記アクセスページ検出手段により検出されたアクセスページ上にリンクが設定されているウェブページであるリンク先ページを特定するリンク先ページ特定手段と、
上記アクセスページ検出手段により検出されたアクセスページから上記リンク先ページ特定手段により特定された1以上のリンク先ページへの移動を監視して、各リンク先ページへの移動回数を集計する移動回数集計手段と、
上記アクセスページ検出手段により検出されたアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、上記移動回数集計手段により集計された各リンク先ページへの移動回数とを上記閲覧ユーザ端末に表示されているアクセスページ上に描画するアクセス状況表示手段と
を備えていることを特徴とするアクセス状況管理システム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるアクセス状況管理システムを示す構成図である。
図1において、閲覧ユーザ端末1はWebページ(ウェブページ)を閲覧するユーザが操作する端末であり、例えば、パソコン、モバイルPC、スマートフォンなどが該当する。
検索サーバ2は例えばインターネットやLANなどのネットワーク4を介して閲覧ユーザ端末1と接続されており、閲覧ユーザ端末1から検索キーワードが与えられると、その検索キーワードに合致するWebページを検索する検索エンジンを搭載しているコンピュータである。
アクセス状況管理装置3はネットワーク4を介して閲覧ユーザ端末1及び検索サーバ2と接続されており、閲覧ユーザ端末1によるWebページのアクセス状況を管理するWebサーバである。
【0011】
図2はこの発明の実施の形態1によるアクセス状況管理システムに適用されるアクセス状況管理装置3を示す構成図である。
図2において、アクセス検出部11はネットワーク4に対するインタフェース機器の他に、CPUを実装している半導体集積回路などから構成されており、閲覧ユーザ端末1から検索サーバ2に与えられた検索キーワードを検出するとともに、検索サーバ2により上記検索キーワードで検索されたWebページの中で、閲覧ユーザ端末1によりアクセスされたWebページ(以下、「アクセスページ」と称する)などを検出して、その検出結果をアクセスログテーブル格納部12に出力する処理を実施する。なお、アクセス検出部11はアクセスページ検出手段を構成している。
【0012】
アクセスログテーブル格納部12は例えばRAMやハードディスクなどの記憶装置から構成されており、アクセス検出部11の検出結果(例えば、アクセス日時、閲覧ユーザ端末1のIPアドレス、流入元URL(流入元URLには、例えば、検索サーバ2における検索エンジンのURL、検索キーワードが含まれる)、移動リンク先URLを示すアクセスログテーブルを格納している。
リンク先ページ特定部13は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、アクセス検出部11により検出されたアクセスページ上にリンクが設定されている1以上のリンク先ページを特定する処理を実施する。なお、リンク先ページ特定部13はリンク先ページ特定手段を構成している。
【0013】
リンク先移動状況分析部14は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、アクセスログテーブル格納部12により格納されているアクセスログテーブルを参照して、アクセス検出部11により検出されたアクセスページから各リンク先ページへの移動を監視して、各リンク先ページへの移動回数を集計する処理を実施する。なお、リンク先移動状況分析部14は移動回数集計手段を構成している。
移動回数テーブル格納部15は例えばRAMやハードディスクなどの記憶装置から構成されており、アクセス検出部11により検出されたアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、リンク先ページ特定部13により特定されたリンク先ページのURLと、リンク先移動状況分析部14により集計されたアクセスページからリンク先ページへの移動回数との対応関係を示す移動回数テーブルを格納している。なお、移動回数テーブル格納部15は対応関係管理手段を構成している。
【0014】
分析結果表示部16は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、移動回数テーブル格納部15により格納されている移動回数テーブルを参照して、アクセス検出部11により検出されたアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、そのアクセスページから移動されている各リンク先ページへの移動回数とを取得し、その検索キーワードと各リンク先ページへの移動回数とを閲覧ユーザ端末1に表示されているアクセスページ上にオーバーラップ表示する処理を実施する。なお、分析結果表示部16はアクセス状況表示手段を構成している。
【0015】
図2の例では、アクセス状況管理装置3の構成要素であるアクセス検出部11、アクセスログテーブル格納部12、リンク先ページ特定部13、リンク先移動状況分析部14、移動回数テーブル格納部15及び分析結果表示部16のそれぞれが専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、アクセス状況管理装置3がコンピュータで構成されていてもよい。
アクセス状況管理装置3をコンピュータで構成する場合、アクセスログテーブル格納部12及び移動回数テーブル格納部15をコンピュータの内部メモリ又は外部メモリ上に構成するとともに、アクセス検出部11、リンク先ページ特定部13、リンク先移動状況分析部14及び分析結果表示部16の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図3はこの発明の実施の形態1によるアクセス状況管理装置3の処理内容を示すフローチャートである。
【0016】
次に動作について説明する。
まず、閲覧ユーザ端末1は、所望のWebページを閲覧するために、検索キーワードを検索サーバ2の検索エンジンに与える。
検索サーバ2の検索エンジンは、閲覧ユーザ端末1から検索キーワードが与えられると、その検索キーワードに合致するWebページを検索し、その検索結果を閲覧ユーザ端末1に出力する。
これにより、閲覧ユーザ端末1の画面には、検索サーバ2により検索されたWebページの一覧が表示される。
ユーザは、閲覧ユーザ端末1の画面に表示されているWebページの一覧の中に、所望のWebページがあれば、閲覧ユーザ端末1を操作して、所望のWebページを選択する。
ユーザが所望のWebページを選択すると、閲覧ユーザ端末1が当該Webページにアクセスし、そのWebページが閲覧ユーザ端末1の画面に表示される。
【0017】
アクセス状況管理装置3のアクセス検出部11は、閲覧ユーザ端末1のアクセスを監視しており、上記のように、検索キーワードを検索サーバ2の検索エンジンに与えることで、検索サーバ2により検索されたWebページの中から、所望のWebページが選択されてアクセスが行われると、閲覧ユーザ端末1から検索サーバ2の検索エンジンに与えられた検索キーワードを検出するとともに、所望のWebページに対するアクセス日時、閲覧ユーザ端末1のIPアドレス、流入元URL(検索サーバ2における検索エンジンのURL)、移動リンク先URL(所望のWebページであるアクセスページのURL)を検出し、その検出結果をアクセスログテーブル格納部12に出力する(
図3のステップST1)。
これにより、アクセスログテーブル格納部12に格納されているアクセスログテーブルには、アクセス検出部11の検出結果が記録される。
【0018】
ここでは、流入元URLが、検索サーバ2における検索エンジンのURLである例を示しているが、検索サーバ2の検索エンジンを利用しないで、閲覧ユーザ端末1が所望のWebページにアクセスしている場合には、そのWebページをアクセスする前に、閲覧ユーザ端末1に表示されていたWebページのURLが流入元URLとなる。
なお、アクセス検出部11の機能は、一般的なWebサーバに備わっているアクセスログ記録機能によって実現することができる。具体的には、アクセスログ記録に関する設定として、「アクセス日時」、「アクセス元IPアドレス」、「流入元WebページのURL」、「移動先WebページのURL」を記録する設定を行うことで実現することができる。
【0019】
図4はアクセスログテーブル格納部12に格納されているアクセスログテーブルの一例を示す説明図である。
例えば、
図4における1行目のログには、閲覧ユーザ端末1のアクセス日時「2012/9/18 14:26」、閲覧ユーザ端末1のIPアドレス「10.240.90.104」のほか、流入元URLとして、検索エンジンのURL「http://www.○×△.co.jp」と、検索キーワード「激安 時計」とが記録されている。また、移動リンク先URLとして、所望のWebページであるアクセスページのURL「watch-store/index.html」が記録されている。
この場合、URLが「http://www.○×△.co.jp」である検索エンジンに検索キーワード「激安 時計」が与えられて検索されたのち、その検索キーワードで検索されたURLが「watch-store/index.html」のWebページにアクセスされていることを示している。
【0020】
リンク先ページ特定部13は、アクセス検出部11が、所望のWebページに対する閲覧ユーザ端末1のアクセスを検出すると、所望のWebページであるアクセスページ上に設定されている1以上のリンクを検出して、各リンク先のWebページであるリンク先ページを特定する(ステップST2)。
リンク先ページ特定部13は、各リンク先ページを特定すると、閲覧ユーザ端末1のIPアドレスと、アクセスページの検索に用いられた検索キーワードと、リンク先ページのURLとを紐付けて、その紐付け結果をリンク先移動状況分析部14に出力する(ステップST3)。
ここで、
図5はリンク先ページ特定部13により紐付けられたIPアドレス、検索キーワード及びリンク先ページのURLの一例を示す説明図である。
なお、検索キーワードとリンク先ページURLの紐付け処理は、所望のWebページであるアクセスページが検索サーバ2の検索エンジンにより検索されたWebページである場合に行われ、検索サーバ2の検索エンジンを利用しないで、所望のWebページにアクセスされた場合には行われない。
【0021】
リンク先移動状況分析部14は、リンク先ページ特定部13から紐付け結果を受けると、移動回数テーブル格納部15により格納されている移動回数テーブルの中に、その紐付け結果に含まれている検索キーワード及びリンク先ページURL(移動リンク先URL)の組み合わせと同じ組み合わせが記録されていなければ、その紐付け結果に含まれている検索キーワード及びリンク先ページURL(移動リンク先URL)の組み合わせを上記移動回数テーブルに追記する。
図6は移動回数テーブルに記録されている各リンク先ページへの移動回数を示す説明図である。
図6の移動回数テーブルには、例えば、検索キーワード「激安 時計」と紐付けられている移動リンク先URL「watch-store/sale/watchA.html」の移動回数のほか、検索キーワード「高級 時計」と紐付けられている移動リンク先URL「watch-store/brand list/index.html」の移動回数などが記録されている。
【0022】
また、リンク先移動状況分析部14は、アクセスログテーブル格納部12により格納されているアクセスログテーブル(アクセスログテーブルは、アクセス検出部11によってリアルタイムに更新される)を参照して、閲覧ユーザ端末1のアクセス状況を監視することで、アクセスページから各リンク先ページへの移動を検出する(ステップST4)。
リンク先移動状況分析部14は、アクセスページから、或るリンク先ページへの移動を検出すると、
図6の移動回数テーブルに記録されている当該アクセスページから当該リンク先ページへの移動回数を1だけカウントアップする(ステップST5)。
例えば、検索キーワード「激安 時計」で検索されたアクセスページから、URLが「watch-store/sale/watchA.html」のリンク先ページへの移動を検出した場合、移動回数を「550」から「551」に更新する。
【0023】
分析結果表示部16は、移動回数テーブル格納部15により格納されている移動回数テーブルを参照して、アクセス検出部11により検出されたアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、そのアクセスページから移動されている各リンク先ページへの移動回数とを取得する。
例えば、アクセスページの検索に用いられている検索キーワードが「激安 時計」であり、そのアクセスページにリンクが設定されているリンク先ページが3個であれば、その検索キーワード「激安 時計」と紐付けられている3個のリンク先ページへの移動回数を取得する。
【0024】
分析結果表示部16は、アクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、そのアクセスページから移動されている各リンク先ページへの移動回数とを取得すると、そのアクセスページ上に設定されているリンクの位置を検出する。
例えば、以下のようにして、アクセスページ上に設定されているリンクの位置を検出する。
図7はアクセスページ上に設定されているリンクの位置の検出方法を説明する概念図である。
【0025】
まず、分析結果表示部16は、アクセスページのHTML(ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)ソースから、リンク先ページに対応するリンクを示すオブジェクトを抽出する。
即ち、分析結果表示部16は、閲覧ユーザ端末1のWebブラウザがアクセスページを表示しているとき、アクセスページ上のオブジェクトの中で、<a>タグで括られているオブジェクトのうち、リンク先ページのURLが指定されている<a>タグのhref属性(リンク先のURL)を抽出する。
【0026】
分析結果表示部16は、リンク先ページに対応するリンクを示すオブジェクトを抽出すると、Webブラウザにおける当該オブジェクトの左上端の座標を取得する。
即ち、分析結果表示部16は、当該オブジェクトの左上端のx座標を示すDOM要素(offsetTopプロパティ)を取得し、当該オブジェクトの左上端のy座標を示すDOM要素(offsetLeftプロパティ)を取得する。
また、分析結果表示部16は、当該オブジェクトのサイズを取得する。
即ち、分析結果表示部16は、当該オブジェクトの幅を示すDOM要素(offsetWidthプロパティ)を取得し、当該オブジェクトの高さを示すDOM要素(offsetHeightプロパティ)を取得する。
【0027】
分析結果表示部16は、オブジェクトの左上端座標及びサイズを取得すると、その取得値を参照して、オブジェクトの中心座標を計算する。
オブジェクトの中心座標のx座標は、オブジェクトの左上端のx座標に対して、オブジェクトの幅の半値を加算した座標に相当する。
オブジェクトの中心座標のy座標は、オブジェクトの左上端のy座標に対して、オブジェクトの高さの半値を加算した座標に相当する。
【0028】
分析結果表示部16は、リンクを示すオブジェクトの中心座標を計算すると、閲覧ユーザ端末1のWebブラウザがアクセスページを表示している状態で、中心の位置がリンクを示すオブジェクトの中心座標と一致するような透明なマーカーオブジェクト(例えば、当該リンク先ページへの移動回数が多い程、半径が大きな円形のマーカー)を、リンクを示すオブジェクトの全て覆うようにオーバーラップ表示する(例えば、CanvasやSVGなどのベクトル描画言語を用いて、透明なマーカーオブジェクトを描画させる)。このとき、マーカーオブジェクトは透明であるため、リンクを示すオブジェクトを確認することができる。
分析結果表示部16は、透明なマーカーオブジェクトをリンクを示すオブジェクトの上にオーバーラップ表示すると、そのマーカーオブジェクトの内部又は近傍の領域上に、アクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、そのアクセスページから移動されているリンク先ページへの移動回数とを文字列として描画する(ステップST6)。
【0029】
図8は分析結果表示部16による検索キーワードと移動回数の表示例を示す説明図である。
図8の表示例では、例えば、検索キーワード「激安 時計」を用いてアクセスページを閲覧している他のユーザが、過去に、当該アクセスサイトから「watchA」のサイトには550回移動し、「watchB」のサイトには223回移動し、「watchC」のサイトには420回移動していることを表している。
また、検索キーワード「高級 時計」を用いてアクセスページを閲覧している他のユーザが、過去に、当該アクセスサイトから「watchB」のサイトには52回移動し、「watchC」のサイトには88回移動していることを表している。
これにより、現在、アクセスページを閲覧しているユーザは、自分と同じ検索キーワードを用いて同じアクセスページを閲覧している他のユーザが、過去にどのリンク先ページへ移動しているのかを的確に認識することができる。
【0030】
図9は検索キーワード「激安 時計」で検索されたアクセスページからリンク先ページへの移動状況と、検索キーワード「高級 時計」で検索されたアクセスページからリンク先ページへの移動状況との一例を示す説明図である。
この例では、検索キーワード「激安 時計」を用いている多くのユーザが、“セール品の時計”のWebページにアクセスしていることが表されている。
また、検索キーワード「高級 時計」を用いている多くのユーザが、“取り扱いブランド一覧”のWebページにアクセスしていることが表されている。
【0031】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、アクセス検出部11により検出されたアクセスページからリンク先ページ特定部13により特定された1以上のリンク先ページへの移動を監視して、各リンク先ページへの移動回数を集計するリンク先移動状況分析部14を設け、分析結果表示部16が、アクセス検出部11により検出されたアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、リンク先移動状況分析部14により集計された各リンク先ページへの移動回数とを閲覧ユーザ端末1に表示されているアクセスページ上に描画するように構成したので、現在、アクセスページを閲覧しているユーザが、自分と同じ志向で検索しているユーザがどのリンク先ページへ移動しているのかを的確に認識することができる効果を奏する。
【0032】
また、この実施の形態1によれば、分析結果表示部16が、アクセス検出部11により検出されたアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、そのアクセスページから移動されている各リンク先ページへの移動回数とを閲覧ユーザ端末1に表示されているアクセスページ上にオーバーラップ表示するように構成したので、アクセスページ上の他の表示内容の邪魔になることなく移動回数等を表示することができるようになり、その結果、アクセスページのレイアウトに自由度を持たせることができる効果を奏する。
【0033】
この実施の形態1では、リンク先移動状況分析部14が、アクセスページから、或るリンク先ページへの移動を検出すると、
図6の移動回数テーブルに記録されている当該アクセスページから当該リンク先ページへの移動回数を1だけカウントアップするものを示したが、同一の閲覧ユーザ端末1によるアクセスページから同じリンク先ページへの移動回数の重複カウントを避けるために、
図4のアクセスログテーブルの中に、閲覧ユーザ端末1のIPアドレス、流入元URL及び移動リンク先URLが同じ組み合わせが複数ある場合、当該アクセスページから当該リンク先ページへの移動回数のカウントを1回に限るようにしてもよい。即ち、1回目のアクセスのときだけ移動回数をカウントして、2回目以降は移動回数をカウントしないようにしてもよい。
【0034】
あるいは、予め設定した期間(例えば、過去の特定日時から現在日時までの期間)内で、閲覧ユーザ端末1のIPアドレス、流入元URL及び移動リンク先URLが同じ組み合わせが複数ある場合、当該アクセスページから当該リンク先ページへの移動回数のカウントを1回に限るようにしてもよい。即ち、予め設定した期間内では、1回目のアクセスのときだけ移動回数をカウントして、2回目以降は移動回数をカウントしないようにしてもよい。
これにより、同一の閲覧ユーザ端末1による移動回数のカウントが制限されるため、一部の閲覧ユーザ端末1が、同一のリンク先ページへ繰り返し移動している状況が発生しても、同一のリンク先ページへ移動しているユーザの正確な人数を認識することができる効果を奏する。
【0035】
実施の形態2.
図10はこの発明の実施の形態2によるアクセス状況管理システムを示す構成図であり、図において、
図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
分析ユーザ端末5はWebページのアクセス状況を分析するユーザが操作する端末であり、例えば、パソコン、モバイルPC、スマートフォンなどが該当する。
なお、分析ユーザ端末5は、例えば、イントラネットなどプライベートネットワークを介してアクセス状況管理装置3と接続されている。
【0036】
図11はこの発明の実施の形態2によるアクセス状況管理システムに適用されるアクセス状況管理装置3を示す構成図であり、図において、
図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
分析結果表示部17は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、
図2の分析結果表示部16と同様の処理を実施する他に、分析ユーザ端末5から分析対象のアクセスページの指定を受けると、移動回数テーブル格納部15により格納されている移動回数テーブルを参照して、分析対象のアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、そのアクセスページから移動されている各リンク先ページへの移動回数とを取得し、その検索キーワードと各リンク先ページへの移動回数とを分析ユーザ端末5に表示されている分析対象のアクセスページ上にオーバーラップ表示する処理を実施する。なお、分析結果表示部17はアクセス状況表示手段を構成している。
【0037】
図11の例では、アクセス状況管理装置3の構成要素であるアクセス検出部11、アクセスログテーブル格納部12、リンク先ページ特定部13、リンク先移動状況分析部14、移動回数テーブル格納部15及び分析結果表示部17のそれぞれが専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、アクセス状況管理装置3がコンピュータで構成されていてもよい。
アクセス状況管理装置3をコンピュータで構成する場合、アクセスログテーブル格納部12及び移動回数テーブル格納部15をコンピュータの内部メモリ又は外部メモリ上に構成するとともに、アクセス検出部11、リンク先ページ特定部13、リンク先移動状況分析部14及び分析結果表示部17の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
【0038】
次に動作について説明する。
分析ユーザ端末5が追加されている点で上記実施の形態1と相違しており、分析ユーザ端末5が追加されることで、分析結果表示部の処理内容が追加されている。
以下、上記実施の形態1と相違している部分を説明する。
【0039】
Webページのアクセス状況を分析するユーザは、分析ユーザ端末5を操作して、分析対象のアクセスページを指定する。
アクセス状況管理装置3の分析結果表示部17は、
図2の分析結果表示部16と同様の処理を実施するが、分析ユーザ端末5から分析対象のアクセスページの指定を受けると、移動回数テーブル格納部15により格納されている移動回数テーブルを参照して、分析ユーザ端末5により指定された分析対象のアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、そのアクセスページから移動されている各リンク先ページへの移動回数とを取得する。
【0040】
分析結果表示部17は、分析対象のアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、そのアクセスページから移動されている各リンク先ページへの移動回数とを取得すると、
図2の分析結果表示部16と同様の方法で、そのアクセスページ上に設定されているリンクの位置を検出する。
分析結果表示部16は、リンクの位置を検出する(リンクを示すオブジェクトの中心座標を計算する)と、分析ユーザ端末5のWebブラウザが分析対象のアクセスページを表示している状態で、中心の位置がリンクを示すオブジェクトの中心座標と一致するような透明なマーカーオブジェクト(例えば、当該リンク先ページへの移動回数が多い程、半径が大きな円形のマーカー)を、リンクを示すオブジェクトの全て覆うようにオーバーラップ表示する(例えば、CanvasやSVGなどのベクトル描画言語を用いて、透明なマーカーオブジェクトを表示させる)。このとき、マーカーオブジェクトは透明であるため、リンクを示すオブジェクトを確認することができる。
分析結果表示部17は、透明なマーカーオブジェクトをオーバーラップ表示すると、そのマーカーオブジェクトの内部又は近傍の領域に、分析対象のアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、そのアクセスページから移動されているリンク先ページへの移動回数とを文字列として描画する。
【0041】
図12は分析結果表示部17による検索キーワードと移動回数の表示例を示す説明図である。
図12の表示例では、例えば、検索キーワード「激安 時計」を用いてアクセスページを閲覧しているユーザが、過去に、当該アクセスサイトから「watchA」のサイトには550回移動し、「watchB」のサイトには223回移動し、「watchC」のサイトには420回移動していることを表している。
また、検索キーワード「高級 時計」を用いてアクセスページを閲覧しているユーザが、過去に、当該アクセスサイトから「watchB」のサイトには52回移動し、「watchC」のサイトには88回移動していることを表している。
これにより、Webページのアクセス状況を分析するユーザは、同じ検索キーワードを用いて、同じアクセスページを閲覧している各ユーザが、過去にどのリンク先ページへ移動しているのかを的確に分析することができる。
【0042】
図12の例では、検索キーワード「激安 時計」を用いてアクセスページを閲覧しているユーザが、「watchB」のサイトと比べて、「watchA」や「watchC」のサイトに多く移動していることが分かる。このような分析結果を利用して、アクセスページの画面レイアウトの変更や掲載商品の入れ替えなどを検討することが可能になる。
【0043】
この実施の形態2では、分析ユーザ端末5から分析対象のアクセスページの指定を受けると、分析結果表示部17が、移動回数テーブル格納部15により格納されている移動回数テーブルを参照して、分析対象のアクセスページの検索に用いられている検索キーワードと、そのアクセスページから移動されている各リンク先ページへの移動回数とを取得し、その検索キーワードと各リンク先ページへの移動回数とを分析ユーザ端末5に表示されている分析対象のアクセスページ上にオーバーラップ表示するものを示したが、分析ユーザ端末5から検索キーワードの表示個数としてN個の指定を受けると、移動回数テーブル格納部15により格納されている移動回数テーブルを参照して、分析対象のアクセスページから移動されているリンク先ページの中で、リンク先移動状況分析部14により集計された移動回数が多い上位N個のリンク先ページを特定して、上位N個のリンク先ページに対応する検索キーワードと、上位N個のリンク先ページへの移動回数とを取得し、その検索キーワードと上位N個のリンク先ページへの移動回数とを分析ユーザ端末5に表示されている分析対象のアクセスページ上にオーバーラップ表示するようにしてもよい。
【0044】
上記実施の形態1,2では、リンク先移動状況分析部14が、移動回数テーブル格納部15により格納されている移動回数テーブルを直接参照している例を示しているが、その移動回数テーブルから必要な項目を抜き出したインデックステーブルを生成して、そのインデックステーブルを参照するようにしてもよい。この場合、処理の効率化を図ることができる。
【0045】
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。