【文献】
”nishiのマインクラフト攻略”,[online],2015年 5月10日,[平成28年9月21日検索], インターネット<URL:http://n5v.net/configuration-285/>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
影響度設定手段により、影響度が設定された第2仮想ボックスに隣接し、且つ、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックスについての影響度の設定を、繰り返して実行した場合に、同一の仮想ボックスについて異なる影響度が算出される場合は、基準影響度により近い値を影響度として設定する、
請求項2に記載の描画処理プログラム。
仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する仮想ボックス設定手段と、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するオブジェクト配置手段と、
光源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、光源による影響度として基準となる基準影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の第2仮想ボックスの影響度を設定する影響度設定手段と、
設定された影響度に基づいて、仮想空間内の描画処理を実行する描画処理手段と
を備える描画処理装置。
仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する仮想ボックス設定手段と、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するオブジェクト配置手段と、
音源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、音源による影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの影響度を設定する影響度設定手段と、
設定された影響度に基づいて、該音源に関する発音処理を実行する発音処理手段と
を備える、発音処理装置。
仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する仮想ボックス設定手段と、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するオブジェクト配置手段と、
仮想空間内の所定の点から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、配置されたオブジェクトにより形成される空間が屋内であるか屋外であるかの度合いを表す屋内度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された屋内度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの屋内度を設定する屋内度設定手段と、
設定された屋内度に基づいて、所定の音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行する処理手段と
を備える発音処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下、効果に関する記載は、本発明の実施の形態の効果の一側面であり、ここに記載するものに限定されない。また、以下で説明するフローチャートを構成する各処理の順序は、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で順不同である。
【0020】
[第一の実施の形態]
次に、本発明の第一の実施の形態の概要について説明をする。
図1は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、仮想ボックス設定部201、オブジェクト配置部202、影響度設定部203、及び、描画処理部204を少なくとも備える。
【0021】
仮想ボックス設定部201は、仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する機能を有する。オブジェクト配置部202は、複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置する機能を有する。
【0022】
影響度設定部203は、光源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、光源による影響度として基準となる基準影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の第2仮想ボックスの影響度を設定する機能を有する。描画処理部204は、設定された影響度に基づいて、仮想空間内の描画処理を実行する機能を有する。
【0023】
本発明の第一の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図2は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0024】
コンピュータ装置1は、仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する(ステップS1)。設定された複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置する(ステップS2)。
【0025】
光源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、光源による影響度として基準となる基準影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の第2仮想ボックスの影響度を設定する(ステップS3)。そして、設定された影響度に基づいて、仮想空間内の描画処理を実行し(ステップS4)、終了する。
【0026】
第一の実施の形態の一側面として、仮想ボックスに影響度を設定し、設定された影響度に基づいて描画処理を行うことで、仮想空間におけるシミュレーション処理に関する負荷を軽減させることが可能となる。
【0027】
第一の実施の形態において、「コンピュータ装置」とは、例えば、デスクトップ型又はノート型パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は、PDA等をいい、表示画面がタッチパネルセンサを備える携帯型端末であってもよい。「描画」とは、例えば、レンダリング処理によって仮想空間のオブジェクト等を描くことである。
【0028】
「仮想空間」とは、例えば、コンピュータ上の仮想的な空間をいう。「光源」とは、例えば、光を発するもと、あるいは、発光するものをいい、太陽などの無限遠光源や火、ライト等の点光源のいずれをも含む概念である。「オブジェクト」とは、例えば、仮想空間内で有形の物体をいう。
【0029】
「仮想ボックス」とは、例えば、仮想空間内を、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体に分割したものをいう。「第一仮想ボックス」とは、例えば、光源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な仮想ボックスをいう。「第二仮想ボックス」とは、例えば、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスをいう。
【0030】
[第二の実施の形態]
次に、本発明の第二の実施の形態の概要について説明をする。第二の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、
図1のブロック図に示されるものと同じ構成を採用することができる。
【0031】
本発明の第二の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図3は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0032】
コンピュータ装置1は、仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する(ステップS11)。設定された複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置する(ステップS12)。
【0033】
光源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、光源による影響度として基準となる基準影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の第2仮想ボックスの影響度を設定する。さらに、第2仮想ボックスに設定された影響度に基づいて、影響度が設定された第2仮想ボックスに隣接し、且つ、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックスについて、光源による影響度を設定する(ステップS13)。
【0034】
さらに、影響度が設定された第2仮想ボックスに隣接し、且つ、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックスについての影響度の設定を、すべての第2仮想ボックスに影響度を設定するまで、繰り返して実行する。そして、仮想ボックスに設定された影響度にしたがって、仮想空間内の描画処理を実行し(ステップS15)、終了する。
【0035】
第二の実施の形態の一側面として、影響度が設定された第2仮想ボックスに隣接し、且つ、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックスについての影響度の設定を、繰り返して実行し、設定された影響度に基づいて描画処理を行うことで、仮想空間におけるシミュレーション処理に関する負荷を軽減させることが可能となる。
【0036】
第二の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「描画」、「仮想空間」、「光源」、「オブジェクト」、「第一仮想ボックス」、及び、「第二仮想ボックス」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容と同一である。
【0037】
[第三の実施の形態]
次に、本発明の第三の実施の形態の概要について説明をする。第三の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、
図1のブロック図に示されるものと同じ構成を採用することができる。さらに、第三の実施の形態におけるプログラム実行処理のフローは、
図3のフローチャートに示されるものと同じ構成を採用することができる。
【0038】
第三の実施の形態の一側面として、同一の仮想ボックスについて異なる影響度が算出される場合は、基準影響度により近い値を影響度として設定することで、より現実に即した、高品質なグラフィックスを表現することができる。
【0039】
第三の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「描画」、「仮想空間」、「光源」、「オブジェクト」、「第一仮想ボックス」、及び、「第二仮想ボックス」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容と同一である。
【0040】
[第四の実施の形態]
次に、本発明の第四の実施の形態の概要について説明する。
図4は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、制御部11、RAM(Random Access Memory)12、ストレージ部13、サウンド処理部14、グラフィックス処理部15、DVD/CD−ROMドライブ16、通信インタフェース17、インタフェース部18とを少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
【0041】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)から構成される。制御部11は、ストレージ部13や記録媒体24に格納されたプログラムを実行し、コンピュータ装置1の制御を行う。また、制御部11は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM12は、制御部11のワークエリアである。ストレージ部13は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。
【0042】
DVD/CD−ROMドライブ16は、DVD−ROMやCD−ROMなどのプログラムが格納された記録媒体24を装着することが可能である。記録媒体24には、例えばプログラム及びデータが記憶されている。DVD/CD−ROMドライブ16により、プログラム及びデータが記録媒体24から読み出され、RAM12にロードされる。
【0043】
制御部11は、プログラム及びデータをRAM12から読み出して処理を行う。制御部11は、RAM12にロードされたプログラム及びデータを処理することで、サウンド出力の指示をサウンド処理部14に出力し、描画命令をグラフィックス処理部15に出力する。
【0044】
サウンド処理部14は、スピーカであるサウンド出力装置21に接続されている。制御部11がサウンド出力の指示をサウンド処理部14に出力すると、サウンド処理部14はサウンド出力装置21にサウンド信号を出力する。
【0045】
グラフィックス処理部15は表示装置22に接続されている。表示装置22は表示画面23を有している。制御部11が描画命令をグラフィックス処理部15に出力すると、グラフィックス処理部15は、ビデオメモリ(フレームバッファ)19に画像を展開し、表示画面23上に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。グラフィックス処理部15は、フレーム単位で1枚の画像の描画を実行する。画像の1フレーム時間は、例えば30分の1秒である。グラフィックス処理部15は、制御部11だけで行ってきた描画に関する演算処理の一部を受け持ち、システム全体の負荷を分散させる役割を有する。
【0046】
インタフェース部18には入力部20(例えば、マウスやキーボード等)が接続され得る。ユーザによる入力部20からの入力情報はRAM12に格納され、制御部11は入力情報をもとに各種の演算処理を実行する。あるいは、インタフェース部18に記憶媒体読取装置を接続し、メモリ等からプログラム及びデータ等を読み込むことも可能である。また、タッチパネルを備えた表示装置22を入力部20とすることもできる。
【0047】
通信インタフェース17は無線又は有線により通信ネットワーク2に接続が可能であり、通信ネットワーク2を介して他のコンピュータ装置との間で情報の送受信を行うことが可能である。
【0048】
次に、本発明の第四の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図5は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。本発明の第四の実施の形態では、例えば、光源を有する仮想空間にオブジェクトを配置し、仮想世界を描画するプログラムを挙げる。
【0049】
最初に、仮想空間内の直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状(好ましくは、立方体状)の仮想ボックスを設定する(ステップS21)。仮想ボックスの設定対象となる仮想空間内の直方体状の所定の領域は、仮想空間内の一部であっても、全体であってもよい。仮想ボックスを設定する領域は、後述する描画処理を行うすべての対象を含むように設定されることが好ましい。
【0050】
次に、複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置する(ステップS22)。オブジェクトの配置は、予め定められたプログラムにしたがって、所定の種類のオブジェクトを、所定の位置に配置しても良く、プレイヤの操作により、任意のオブジェクトを任意の位置に配置することもできる。オブジェクトには少なくとも1以上の属性を有していてもよく、例えば、オブジェクトの属性として、「草」、「土」、「水」、「岩」等の材質を表すものであってもよい。オブジェクトの属性ごとに、オブジェクトの表示態様は異なる。
【0051】
仮想ボックスの設定及びオブジェクトの配置に関して、図を用いて説明する。
図6は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、仮想ボックスの設定及びオブジェクトの配置を表す図である。
【0052】
図6(a)は、ステップS21の仮想ボックスの設定後の三次元仮想空間を模式的に表した模式図である。例えば、仮想空間が直交座標系にて管理され、地平面に平行にX軸、Y軸が設定され、Z軸が高さ方向に、X軸とY軸に直交するように設定されているような場合において、仮想空間をX−Z平面で、平面視した図である。図中、縦方向が、仮想空間の高さ方向に相当する。仮想空間(点線で図示)内の所定の領域100に、複数の仮想ボックス101(実線で図示)が設定されている。仮想空間の大きさは、図示するように仮想空間の一部が所定の領域100であってもよいし、仮想空間全体が所定の領域100と同じであってもよい。
【0053】
図6(b)は、ステップS22のオブジェクトの配置後の状況を表しており、
図6(a)の仮想空間にオブジェクトを配置した図である。仮想ボックス101と同一の形状及び大きさを有する複数のオブジェクト102(網掛けで図示)が配置される。オブジェクトは、仮想ボックス内のいずれのボックスに対応して配置されてもよい。
【0054】
続いて、
図5のフローチャートに戻り、ステップS21において設定された仮想ボックスのうち、オブジェクトの配置がされていない仮想ボックスに対し、ステップS22において配置されたオブジェクトに応じて、仮想空間に設置された光源による影響度を設定する影響度設定処理を行う(ステップS23)。
【0055】
影響度設定処理について、図を用いて説明する。
図7は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、影響度設定処理のフローチャートである。
【0056】
まず、仮想空間内に設定された光源(無限遠光源又は点光源のいずれでもよい)から伸びる直線(光線)が、ステップS22において配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、光源による影響度として基準となる基準影響度を設定する(ステップS31)。続いて、第1仮想ボックスに設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスであって、オブジェクトの配置されていない第2仮想ボックスの影響度を設定する(ステップS32)。
【0057】
第1仮想ボックスの基準影響度、及び、第1仮想ボックスに隣接する第2仮想ボックスの影響度の設定について図を用いて説明する。
図8は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、影響度の設定について表す図である。
【0058】
図8(a)は、第1仮想ボックスに対する基準影響度の設定を表す図である。仮想空間の所定の領域100において、光源110が図示する位置に設定されている場合に、光源から直線(光線)が直接照射される仮想ボックスに対しては、基準となる影響度である基準影響度を設定する。図においては、仮想ボックスを表す枠内に記載した数値を影響度とし、一例として、基準影響度を「10」とした。枠内に「10」と示された仮想ボックス111は、すべて第1仮想ボックスである。
【0059】
一方、仮想ボックス112は、オブジェクト102により、光源から光が直接照射されない位置にあるため、仮想ボックス112には基準影響度は設定されない。このように、ステップS31において基準影響度を設定された第1仮想ボックスと、影響度が設定されない第2仮想ボックスとに区別される。
【0060】
次に、
図8(b)は、第1仮想ボックスに隣接する第2仮想ボックスに対する影響度の設定を表す図である。
図8(a)において、基準影響度を設定された第1仮想ボックス111に隣接し、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックス112及び113に対して、第1仮想ボックスに設定された基準影響度に基づいて、影響度を設定する。
【0061】
ここで、影響度の設定は、基準影響度より小さい値(或いは基準影響度より大きい値)であればどのような値であってもよいが、より自然な描写とするために、距離に応じて減少(或いは増加)するように設定することが好ましい。
【0062】
例えば、第1仮想ボックスの基準影響度が「10」である場合に、第1仮想ボックスと隣接する第2仮想ボックスには、所定の値である「1」を減算した影響度を設定するようにしてもよい。このようにして、第1仮想ボックスに隣接する第2仮想ボックス112及び113には、「9」の影響度が設定される。減算する所定の値は、例えば、仮想空間の状況に応じて設定することができ、晴れていれば「1」、雨のときは「2」、霧のときは「5」等と設定することができる。
【0063】
続いて、
図7のフローチャートに戻り、すべての第2仮想ボックスへ影響度の設定を行う。まず、影響度が設定された第2仮想ボックスに隣接し、且つ、影響度が設定されていない第2仮想ボックスを特定する(ステップS33)。特定した第2仮想ボックスに対して設定される影響度を算出する(ステップS34)。
【0064】
算出方法は、上述の第1ボックスに隣接する仮想ボックスに対する影響度の設定と同様に、影響度が設定されている第2仮想ボックスの影響度より小さい値(或いは基準影響度より大きい値)であることが好ましい。例えば、図示しないが、
図8(b)において影響度が設定された第2仮想ボックス112及び113に隣接し、且つ、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックス(第2仮想ボックス112及び113の右側で隣接する仮想ボックス)についての影響度は、設定された該第2仮想ボックスの影響度「9」に基づいて、所定の値である「1」を減算した影響度「8」を設定するようにしてもよい。
【0065】
影響度を距離に応じて算出する場合に、距離の計算は、マンハッタン距離、あるいは、ユークリッド距離のいずれの方法で計算してもよい。
【0066】
ところで、上述したように、第2仮想ボックスの影響度の算出には2通りの方法がある。1つは、第1仮想ボックスに隣接し、第1仮想ボックスの基準影響度に基づいて算出する方法である。もう1つは、影響度が設定された第2仮想ボックスに隣接し、且つ、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックスの影響度を、設定された第2仮想ボックスの影響度に基づいて算出する方法である。
【0067】
第2仮想ボックスの影響度を算出する方法によっては、設定され得る影響度が異なる場合がある。第2仮想ボックスの影響度が算出方法によって異なる場合を、図を用いて説明する。
【0068】
図9は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、第2仮想ボックスに対する影響度の設定方法に関する図である。仮想空間の所定の領域100において、所定の領域全体に等しく光が照射される、いわゆるアンビエントライトを光源110として用いる場合に、第1仮想ボックス111に基準影響度が設定されている。例えば、基準影響度は「10」であり、図中の枠内に「10」と示された仮想ボックスは、すべて第1仮想ボックスである。
【0069】
次に、第2仮想ボックス114の影響度は、光源110bにより設定された第1仮想ボックスの基準影響度に基づいて設定される。図中では、第2仮想ボックス114の影響度として、第1仮想ボックスの影響度から「1」を減算した「9」が設定される。さらに、第2仮想ボックス115の影響度は、第2仮想ボックス114の影響度に基づいて設定され得る。図中では、第2仮想ボックス115の影響度として、第2仮想ボックス114の影響度から「1」を減算した「8」が設定され得る。
【0070】
一方、第2仮想ボックス116の影響度は、光源110gにより設定された第1仮想ボックスの基準影響度に基づいて設定される。図中では、例として「9」が設定される。また、第2仮想ボックス117の影響度は、第2仮想ボックス116に設定された影響度に基づいて設定される。図中では、例として「8」が設定され得る。さらに、第2仮想ボックス115の影響度は、第2仮想ボックス117に設定された影響度に基づいて設定され得る。図中では、例として「7」が設定され得る。
【0071】
このように、同一の第2仮想ボックス115について異なる影響度が算出される場合は、基準影響度により近い値を影響度として設定するようにしてもよい。上述の例の場合では、基準影響度「10」により近い値である「8」が、第2仮想ボックス115の影響度として設定される。
【0072】
図7のフローチャートにおいて、ステップS34において第2仮想ボックスの影響度を算出した後、同一の仮想ボックスについて異なる影響度が算出されたか否か判定する(ステップS35)。異なる影響度が算出された場合は(ステップS35にてYES)、いずれの影響度を設定するか決定する(ステップS36)。
【0073】
ステップS33にて特定した第2仮想ボックスに対して、同一の仮想ボックスについて異なる影響度が算出された場合には(ステップS35にてYES)、ステップS36にて決定した影響度を、同一の仮想ボックスについて異なる影響度が算出されなかった場合(ステップS35にてNO)には、ステップS34にて算出した影響度を設定する(ステップS37)。次に、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックスを特定し、全ての第2仮想ボックスに対して影響度を設定するまで、ステップS33からステップS37までの処理を繰り返し実行する。
【0074】
次に、
図5のフローチャートに戻り、描画処理を行う(ステップS24)。描画処理について、図を用いて説明する。
図10は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、描画処理のフローチャートである。
【0075】
最初に、仮想ボックスの影響度と対応付けて記憶された、他のオブジェクトと接触しない面の表示態様としてのテクスチャを、コンピュータ装置1のストレージ部13から読み込む(ステップS41)。
【0076】
配置されたオブジェクトについて、他のオブジェクトと接触しない面の表示態様を特定する(ステップS42)。描画処理が必要な面を有するオブジェクトについて、図を用いて説明する。
図11は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、描画処理が必要な面を有するオブジェクトに関する図である。
【0077】
配置されたオブジェクト120が平面状に並んでいる場合に、オブジェクトの平面121は、他のオブジェクトと接触しない面である。図示するように、オブジェクト120は仮想ボックス122と隣接しており、平面121は、オブジェクト120及び仮想ボックス122に共有されている。ステップS41において読み込んだ複数のテクスチャのうち、オブジェクト120に隣接し、且つ、他のオブジェクトと接触しない平面121を共有する仮想ボックス122に設定された影響度(以下、隣接影響度ということがある)に応じたテクスチャを特定することで、オブジェクトの表示態様を特定する。
【0078】
続いて、図を用いてテクスチャの特定の説明をする。
図12は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、オブジェクト表示態様マスタテーブルを表す図である。オブジェクト表示態様マスタ130には、オブジェクト属性131及び隣接影響度132に関連付けて、テクスチャ133が記憶されている。
【0079】
オブジェクト属性131には、テクスチャを貼付する対象のオブジェクトが有する属性に対応する情報が登録されている。隣接影響度132には、隣接する仮想ボックスの影響度に対応する情報が登録されている。テクスチャ133には、特定されたオブジェクトに対して貼り付けるテクスチャに関する情報が登録されている。
【0080】
登録されているテクスチャに関する情報は、テクスチャの種類に関する名前を付した、テクスチャファイルへのパスに関する情報である。テクスチャファイルは、コンピュータ装置1のストレージ部13に記憶されている。
【0081】
テクスチャ133は、影響度が基準影響度とは異なる値となるにつれて、基準影響度に対応するテクスチャとは、より異なる態様を有するものとしてもよい。一例として、オブジェクト表示態様マスタ130に登録された情報のように、基準影響度「10」とは異なる値となるにしたがって、次第に黒に近い、暗い色合いのテクスチャとなるように記憶されるようにしてもよい。
【0082】
例えば、オブジェクト属性131が「土」で隣接影響度132が「10」である場合にテクスチャ133は「タン」であり、明るい茶色である。一方、隣接影響度132が「1」のテクスチャ133は「チョコレート」であり、濃い茶色である。このように、影響度に応じて異なる態様を有することで、より自然な配色を、簡易な処理で行うことができ、処理負荷を軽減することが可能となる。
【0083】
続いて、ステップS42により特定されたオブジェクトの表示態様であるテクスチャを用いて、オブジェクトにテクスチャを貼付する(ステップS43)。配置されたすべてのオブジェクトについて、他のオブジェクトと接触しない面にテクスチャが貼付されるまで、ステップS42及び43の処理が、繰り返し実行される。ステップS42及びS43の処理が終了すると、仮想空間内を透視変換し、生成された画像をグラフィックス処理部15において描画処理を実行する(ステップS44)。
【0084】
第四の実施形態において、上述した影響度の設定方法は一例であり、第2仮想ボックスの影響度の算出に用いるアルゴリズムは限定されない。例えば、A*アルゴリズムを用いてもよいし、他のグラフ探索アルゴリズムを用いてもよい。
【0085】
第四の実施形態において、光源は1点に限られるものではなく、
図9に示すように、上辺全てが光源であるとしてもよい。太陽光のような自然光を表現する場合に、より自然な描写が可能となる。
【0086】
第四の実施形態において、上述した手法は仮想空間におけるシミュレーションについて適用することができる。特に、サンドボックス型ゲームのように、プレイヤの操作指示により自由にオブジェクトを配置又は排除可能なゲームであって、リアルタイムかつシームレスに処理を行う必要がある場合に有用である。
【0087】
第四の実施の形態の一側面として、配置されたオブジェクトについて、他のオブジェクトと接触しない面の表示態様を、該他のオブジェクトと接触しない面に接する位置に設定された仮想ボックスの影響度に応じて特定し、特定されたオブジェクトの表示態様にしたがって、仮想空間内の描画処理を実行することで、仮想空間におけるシミュレーション処理に関する負荷を軽減させることが可能となる。
【0088】
第四の実施の形態の一側面として、影響度が基準影響度とは異なる値となるにつれて、基準影響度に対応するテクスチャとは、より異なる態様を有するテクスチャを貼付することにより、シェーディング処理をすることなく、より現実的な表現をすることができ、仮想空間におけるシミュレーション処理に関する負荷を軽減させることが可能となる。
【0089】
第四の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「描画」、「仮想空間」、「光源」、「オブジェクト」、「第一仮想ボックス」、及び、「第二仮想ボックス」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容と同一である。
【0090】
第四の実施の形態において、「テクスチャ」とは、例えば、三次元コンピュータグラフィックスで、物体の表面の質感を表現するために貼り付ける画像である。「オブジェクトの属性」とは、ある事物に属する性質・特徴であって、オブジェクトの性質又は特徴をいう。
【0091】
[第五の実施の形態]
次に、本発明の第五の実施の形態の概要について説明する。
図13は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、仮想ボックス設定部211、オブジェクト配置部212、影響度設定部213、及び、発音処理部214を少なくとも備える。
【0092】
仮想ボックス設定部211は、仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する機能を有する。オブジェクト配置部212は、複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置する機能を有する。
【0093】
影響度設定部213は、音源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、音源による影響度として基準となる基準影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の第2仮想ボックスの影響度を設定する機能を有する。発音処理部214は、設定された影響度に基づいて、仮想空間内の発音処理を実行する機能を有する。
【0094】
本発明の第五の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図14は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0095】
コンピュータ装置1は、仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する(ステップS51)。設定された複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置する(ステップS52)。
【0096】
音源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、音源による影響度として基準となる基準影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の第2仮想ボックスの影響度を設定する(ステップS53)。そして、設定された影響度に基づいて、仮想空間内の発音処理を実行し(ステップS54)、終了する。
【0097】
第五の実施の形態の一側面として、仮想ボックスに影響度を設定し、設定された影響度に基づいて発音処理を行うことで、仮想空間におけるシミュレーション処理に関する負荷を軽減させることが可能となる。
【0098】
第五の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「仮想空間」、「オブジェクト」、及び、「第一仮想ボックス」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容と同一である。
【0099】
第五の実施の形態において、「音源」とは、例えば、音の出ているもと、また、音を出すもととなるものをいう。「発音処理」とは、例えば、音を発生させる処理をいう。
【0100】
[第六の実施の形態]
次に、本発明の第六の実施の形態の概要について説明する。第六の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、
図4のブロック図に示されるものと同じ構成を採用することができる。さらに、第六の実施の形態におけるプログラム実行処理のフローは、
図14のフローチャートに示されるものと同じ構成を採用することができる。本発明の第六の実施の形態では、例えば、仮想空間にオブジェクトを配置し、仮想空間の所定の位置において、音源から聴取可能な音を発生させるプログラムを挙げる。
【0101】
最初に、仮想空間内の直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する(ステップS51)。
【0102】
次に、複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置する(ステップS52)。オブジェクトには少なくとも1以上の属性を有していてもよい。仮想ボックスの設定及びオブジェクトの配置に関しては、
図6に示される概念と同じものを採用することができる。
【0103】
続いて、ステップS51において設定された仮想ボックスに対し、ステップS52において配置されたオブジェクトを考慮して、仮想空間に設置された音源による影響度を設定する影響度設定処理を行う(ステップS53)。
【0104】
影響度設定処理について、
図7のフローチャートに示される概念と同じものを採用することができる。つまり、音源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、音源による影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの影響度を設定するものである。
【0105】
ただし、音は光と異なり、障害物に衝突して反響するだけでなく、障害物を回避して回り込む習性を有するため、影響度の設定を距離に応じるものに限定されるものではなく、音響工学に関する理論を用いて影響度を設定することとしてもよい。
【0106】
最後に、設定された影響度に基づいて、音源に関する発音処理を実行する(ステップS54)。発音処理は、図示しないが、
図10に示した描画処理と同様に、仮想ボックスに設定された影響度に応じて、音源から発せられた音の音色(波形)、大きさ(振幅)、高さ又は低さ(周波数)等を設定することができる。
【0107】
第六の実施形態において、上述した影響度の設定方法は一例であり、影響度の算出に用いるアルゴリズムは限定されない。例えば、A*アルゴリズムを用いてもよいし、他のグラフ探索アルゴリズムを用いてもよい。
【0108】
第六の実施形態において、音源は1点に限られるものではなく、複数の音源があってもよい。仮想ボックスに複数の影響度が算出された場合には、いずれかを選択するのではなく、両方の音を聴取可能に独立して設定するようにしてもよい。また、同種の音であれば、音を増幅又は共鳴させたり、あるいは、減衰させるようにしてもよい。
【0109】
第六の実施形態において、上述した手法は仮想空間におけるシミュレーションについて適用することができる。特に、サンドボックス型ゲームのように、プレイヤの操作指示により自由にオブジェクトを配置又は排除可能なゲームであって、リアルタイムかつシームレスに処理を行う必要がある場合に有用である。
【0110】
第六の実施の形態の一側面として、仮想ボックスに影響度を設定し、設定された影響度に基づいて発音処理を行うことで、仮想空間におけるシミュレーション処理に関して、負荷を軽減させることが可能となる。
【0111】
第六の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「仮想空間」、「オブジェクト」、及び、「第一仮想ボックス」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容と同一である。
【0112】
第六の実施の形態において、「音源」、「発音処理」とは、それぞれ第五の実施形態において記載した内容と同一である。
【0113】
[第七の実施の形態]
次に、本発明の第七の実施の形態の概要について説明する。
図15は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、仮想ボックス設定部221、オブジェクト配置部222、屋内度設定部223、及び、発音又は動作処理部224を少なくとも備える。
【0114】
仮想ボックス設定部221は、仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する機能を有する。オブジェクト配置部222は、複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置する機能を有する。
【0115】
屋内度設定部223は、仮想空間内の所定の点から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、配置されたオブジェクトにより形成される空間が屋内であるか屋外であるかの度合いを表す屋内度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された屋内度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの屋内度を設定する機能を有する。
【0116】
発音又は動作処理部224は、設定された屋内度に基づいて、所定の音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行する機能を有する。
【0117】
本発明の第七の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図16は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0118】
コンピュータ装置1は、仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する(ステップS61)。設定された複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置する(ステップS62)。
【0119】
仮想空間内の所定の点から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、配置されたオブジェクトにより形成される空間が屋内であるか屋外であるかの度合いを表す屋内度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された屋内度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの屋内度を設定する(ステップS63)。そして、設定された屋内度に基づいて、所定の音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行し(ステップS64)、終了する。
【0120】
第七の実施の形態の一側面として、仮想ボックスに屋内度を設定し、設定された屋内度に基づいて、所定の音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行することで、仮想空間におけるシミュレーション処理に関する負荷を軽減させることが可能となる。
【0121】
第七の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「仮想空間」、「オブジェクト」、及び、「第一仮想ボックス」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容と同一である。
【0122】
第七の実施の形態において、「音源」及び「発音処理」とは、それぞれ第五の実施形態において記載した内容と同一である。
【0123】
第七の実施の形態において、「屋内度」とは、例えば、配置されたオブジェクトにより形成される空間が屋内であるか屋外であるかの度合いを表すものをいう。
【0124】
[第八の実施の形態]
次に、本発明の第八の実施の形態の概要について説明する。第八の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、
図4のブロック図に示されるものと同じ構成を採用することができる。さらに、第八の実施の形態におけるプログラム実行処理のフローは、
図16のフローチャートに示されるものと同じ構成を採用することができる。本発明の第八の実施の形態では、例えば、仮想空間にオブジェクトを配置し、仮想空間内が屋内であるか屋外であるかの度合いを表す屋内度に基づいて、音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行するプログラムを挙げる。
【0125】
最初に、仮想空間内の直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する(ステップS61)。
【0126】
次に、複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置する(ステップS62)。オブジェクトには少なくとも1以上の属性を有していてもよい。仮想ボックスの設定及びオブジェクトの配置に関しては、
図6に示される概念と同じものを採用することができる。
【0127】
続いて、ステップS61において設定された仮想ボックスに対し、ステップS62において配置されたオブジェクトにより形成される空間が屋内であるか屋外であるかの度合いを表す屋内度を設定する屋内度設定処理を行う(ステップS63)。
【0128】
屋内度設定処理について、
図7のフローチャートに示される概念と同じものを採用することができる。つまり、仮想空間内の所定の点(所定の点とは、無限遠を含む概念である)から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、配置されたオブジェクトにより形成される空間が屋内であるか屋外であるかの度合いを表す屋内度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された屋内度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの屋内度を設定する。
【0129】
ただし、音は光と異なり、障害物に衝突して反響するだけでなく、障害物を回避して回り込む習性を有するため、屋内度の設定を要素ごとに独立して設定するようにしてもよい。例えば、音の場合は、距離に応じるものに限定されるものではなく、音響工学に関する理論を用いて屋内度を設定することとしてもよい。また、風の場合は、距離に応じるものに限定されるものではなく、流体力学に関する理論を用いて屋内度を設定することとしてもよい。
【0130】
最後に、設定された屋内度に基づいて、所定の音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行し(ステップS64)、終了する。
【0131】
ここで、所定の音源に関する発音処理について説明する。所定の音源とは、例えば、仮想空間内の所定の空間において音を発生させる物質のことである。所定の空間が屋外である場合には、音の聞こえ方に変化はないが、所定の空間が屋内である場合には、音が配置されたオブジェクトに衝突してオブジェクト自体が振動し、さらにそのオブジェクトの振動により再び音声が発生する、音の反響が生じる。このように、第八の実施形態における発音処理は、屋内外の違いによって音の聞こえ方に変化がある状況をより現実的に表現するための処理であって、例えば、屋内における音の反響を表現するための処理をいう。
【0132】
次に、仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理について説明する。所定の空間が屋外である場合に、例えば、風の影響を受けてオブジェクトが揺れることがある。一方、所定の空間が屋内である場合には、風の影響を受けないため、オブジェクトの動作に変化が生じない。このように、第八の実施形態における仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理は、屋内外の違いによってオブジェクトの動作に変化がある状況をより現実的に表現するための処理であって、例えば、屋外における風の影響を考慮した描画処理をいう。
【0133】
第八の実施形態において、上述した屋内度の設定方法は一例であり、屋内度の算出に用いるアルゴリズムは限定されない。例えば、A*アルゴリズムを用いてもよいし、他のグラフ探索アルゴリズムを用いてもよい。
【0134】
第八の実施形態において、音源は1点に限られるものではなく、複数の音源があってもよい。仮想ボックスに複数の影響度が算出された場合には、いずれかを選択するのではなく、両方の音を聴取可能に独立して設定するようにしてもよい。また、同種の音であれば、音を増幅又は共鳴させたり、あるいは、減衰させるようにしてもよい。
【0135】
第八の実施形態において、上述した手法は仮想空間におけるシミュレーションについて適用することができる。特に、サンドボックス型ゲームのように、プレイヤの操作指示により自由にオブジェクトを配置又は排除可能なゲームであって、リアルタイムかつシームレスに処理を行う必要がある場合に有用である。
【0136】
第八の実施の形態の一側面として、仮想ボックスに屋内度を設定し、設定された屋内度に基づいて、所定の音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行することで、複雑なシェーディング処理や音に関する演算処理を行うことなく、仮想空間におけるシミュレーション処理に関する負荷を軽減させることが可能となる。
【0137】
第八の実施の形態の一側面として、仮想ボックスに屋内度を設定し、設定された屋内度に基づいて、所定の音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行することで、屋外においてのみ実行される処理と、屋内においてのみ実行される処理とを区別でき、より現実に即した、グラフィックス及びサウンドを表現することができる。
【0138】
第八の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「仮想空間」、「オブジェクト」、及び、「第一仮想ボックス」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容と同一である。
【0139】
第八の実施の形態において、「仮想空間内の所定の点」とは、例えば、例えば、屋外と定義された空間に含まれる点であれば、いずれの点であってもよい。「屋内」とは、例えば、建物の中や洞窟の中、あるいは、森林の中等をいい、空間の設定に応じて定義することが可能な空間の属性である。「屋外」とは、例えば、仮想空間上の空間であって、屋内でない空間をいう。
【0140】
第八の実施の形態において、「音源」及び「発音処理」とは、それぞれ第五の実施形態において記載した内容と同一である。
【0141】
第八の実施の形態において、「オブジェクトの動作処理」とは、例えば、外力によってオブジェクトが動作する処理であって、描画処理を含むものをいう。
【0142】
[付記]
上で述べた実施の形態の説明は、下記の発明を、発明の属する分野における通常の知識を有する者がその実施をすることができるように記載した。
【0143】
[1] コンピュータ装置において実行される描画処理プログラムであって、
コンピュータ装置を、
仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する仮想ボックス設定手段、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するオブジェクト配置手段、
光源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、光源による影響度として基準となる基準影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の第2仮想ボックスの影響度を設定する影響度設定手段、
設定された影響度に基づいて、仮想空間内の描画処理を実行する描画処理手段
として機能させる描画処理プログラム。
【0144】
[2] 影響度設定手段が、
第1仮想ボックスに設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックスに隣接する第2仮想ボックスについて光源による影響度を設定し、
さらに、第2仮想ボックスに設定された影響度に基づいて、影響度が設定された第2仮想ボックスに隣接し、且つ、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックスについて、光源による影響度を設定するものであり、
影響度が設定された第2仮想ボックスに隣接し、且つ、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックスについての影響度の設定を、繰り返して実行する、
[1]に記載の描画処理プログラム。
【0145】
[3] 影響度設定手段により、影響度が設定された第2仮想ボックスに隣接し、且つ、未だ影響度が設定されていない第2仮想ボックスについての影響度の設定を、繰り返して実行した場合に、同一の仮想ボックスについて異なる影響度が算出される場合は、基準影響度により近い値を影響度として設定する、
[2]に記載の描画処理プログラム。
【0146】
[4] コンピュータ装置を、さらに、
配置されたオブジェクトについて、他のオブジェクトと接触しない面の表示態様を、該他のオブジェクトと接触しない面に接する位置に設定された仮想ボックスの影響度に応じて特定するオブジェクト表示態様特定手段
として機能させ、
描画処理手段が、特定されたオブジェクトの表示態様にしたがって、仮想空間内の描画処理を実行する、[1]〜[3]のいずれかに記載の描画処理プログラム。
【0147】
[5] コンピュータ装置をさらに、
他のオブジェクトと接触しない面の表示態様としてのテクスチャを、仮想ボックスの影響度と対応付けて記憶するオブジェクト表示態様記憶手段
として機能させ、
描画処理手段は、配置されたオブジェクトについて、他のオブジェクトと接触しない面に、仮想ボックスの影響度に応じたテクスチャを貼付して、仮想空間内の描画処理を実行する、[4]に記載の描画処理プログラム。
【0148】
[6] オブジェクト表示態様記憶手段は、影響度が基準影響度とは異なる値となるにつれて、基準影響度に対応するテクスチャとは、より異なる態様を有するテクスチャを対応付けて記憶したものである、[5]に記載の描画処理プログラム。
【0149】
[7] 仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する仮想ボックス設定手段と、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するオブジェクト配置手段と、
光源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、光源による影響度として基準となる基準影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の第2仮想ボックスの影響度を設定する影響度設定手段と、
設定された影響度に基づいて、仮想空間内の描画処理を実行する描画処理手段と
を備える描画処理装置。
【0150】
[8] コンピュータ装置において実行される描画処理方法であって、
コンピュータ装置を、
仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定するステップと、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するステップと、
光源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、光源による影響度として基準となる基準影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された基準影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の第2仮想ボックスの影響度を設定するステップと、
設定された影響度に基づいて、仮想空間内の描画処理を実行するステップ
を有する描画処理方法。
【0151】
[9] コンピュータ装置において実行される発音処理プログラムであって、
コンピュータ装置を、
仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する仮想ボックス設定手段、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するオブジェクト配置手段、
音源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、音源による影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの影響度を設定する影響度設定手段、
設定された影響度に基づいて、該音源に関する発音処理を実行する発音処理手段
として機能させる発音処理プログラム。
【0152】
[10] 仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する仮想ボックス設定手段と、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するオブジェクト配置手段と、
音源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、音源による影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの影響度を設定する影響度設定手段と、
設定された影響度に基づいて、該音源に関する発音処理を実行する発音処理手段と
を備える、発音処理装置。
【0153】
[11] コンピュータ装置において実行される発音処理方法であって、
コンピュータ装置を、
仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定するステップと、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するステップと、
音源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、音源による影響度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された影響度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの影響度を設定するステップと、
設定された影響度に基づいて、該音源に関する発音処理を実行するステップと
を有する発音処理方法。
【0154】
[12] コンピュータ装置において実行される発音処理プログラムであって、
コンピュータ装置を、
仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する仮想ボックス設定手段、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するオブジェクト配置手段、
仮想空間内の所定の点から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、配置されたオブジェクトにより形成される空間が屋内であるか屋外であるかの度合いを表す屋内度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された屋内度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの屋内度を設定する屋内度設定手段、
設定された屋内度に基づいて、所定の音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行する処理手段
として機能させる発音処理プログラム。
【0155】
[13] 仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する仮想ボックス設定手段と、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するオブジェクト配置手段と、
仮想空間内の所定の点から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、配置されたオブジェクトにより形成される空間が屋内であるか屋外であるかの度合いを表す屋内度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された屋内度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの屋内度を設定する屋内度設定手段と、
設定された屋内度に基づいて、所定の音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行する処理手段と
を備える発音処理装置。
【0156】
[14] コンピュータ装置において実行される発音処理方法であって、
コンピュータ装置を、
仮想空間内の少なくとも直方体状の所定の領域について、同一の形状及び大きさを有し、且つ、相互に直交する3つの軸方向のそれぞれに整列した、複数の直方体状の仮想ボックスを設定するステップと、
前記複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを、仮想ボックスの形状と重なるように配置するステップと、
仮想空間内の所定の点から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差する前に、交差することが可能な第1仮想ボックスについて、配置されたオブジェクトにより形成される空間が屋内であるか屋外であるかの度合いを表す屋内度を設定し、さらに、第1仮想ボックスについて設定された屋内度に基づいて、第1仮想ボックス以外の仮想ボックスの屋内度を設定するステップと、
設定された屋内度に基づいて、所定の音源に関する発音処理又は仮想空間内の所定のオブジェクトの動作処理を実行するステップと
を有する発音処理方法。
コンピュータ装置において実行される描画処理プログラムであって、仮想空間内の直方体状の所定の領域について、複数の直方体状の仮想ボックスを設定する仮想ボックス設定手段、複数の仮想ボックスの少なくとも一部に、仮想ボックスと同一の形状及び大きさを有するオブジェクトを配置するオブジェクト配置手段、光源から伸びる直線が、配置されたオブジェクトと交差前に交差可能な第1仮想ボックスに基準となる基準影響度を設定し、基準影響度に基づいて、第2仮想ボックスの影響度を設定する影響度設定手段、設定された影響度に基づいて、仮想空間内の描画処理を実行する描画処理手段として機能させる描画処理プログラム。