特許第6039078号(P6039078)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6039078新規な化合物及びこれを含む有機電界発光素子
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6039078
(24)【登録日】2016年11月11日
(45)【発行日】2016年12月7日
(54)【発明の名称】新規な化合物及びこれを含む有機電界発光素子
(51)【国際特許分類】
   C07D 487/04 20060101AFI20161128BHJP
   C09K 11/06 20060101ALI20161128BHJP
   H01L 51/50 20060101ALI20161128BHJP
【FI】
   C07D487/04 137
   C07D487/04CSP
   C09K11/06 690
   H05B33/14 B
   H05B33/22 D
   H05B33/22 B
【請求項の数】4
【全頁数】153
(21)【出願番号】特願2015-527368(P2015-527368)
(86)(22)【出願日】2013年8月13日
(65)【公表番号】特表2015-528445(P2015-528445A)
(43)【公表日】2015年9月28日
(86)【国際出願番号】KR2013007282
(87)【国際公開番号】WO2014027822
(87)【国際公開日】20140220
【審査請求日】2015年4月13日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0090244
(32)【優先日】2012年8月17日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】504408236
【氏名又は名称】ドゥーサン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク、ホ チョル
(72)【発明者】
【氏名】ペ、ヒョン チャン
(72)【発明者】
【氏名】ウム、ミン シク
(72)【発明者】
【氏名】ペク、ヨン ミ
(72)【発明者】
【氏名】イ、チャン ジュン
(72)【発明者】
【氏名】シン、ジン ヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム、テ ヒョン
【審査官】 三上 晶子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2011−526610(JP,A)
【文献】 特表2011−506475(JP,A)
【文献】 特表平10−502374(JP,A)
【文献】 特開2012−001513(JP,A)
【文献】 特開2010−205982(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/039561(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/136755(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/107244(WO,A2)
【文献】 国際公開第2012/050371(WO,A1)
【文献】 特開2012−140365(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/136586(WO,A1)
【文献】 特開2007−088016(JP,A)
【文献】 特表2015−502953(JP,A)
【文献】 Khimiya Geterotsiklicheskikh Soedinenii,1981年,No.4,pp.497-500
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D487/00−491/22
C09K 11/00− 11/89
H01L 51/50
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の化5乃至化6で示されることを特徴とする有機電界発光化合物。
【化1】
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【化2】
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式中、
乃至Yは、それぞれ独立に、N又はCRであり、
乃至Yは、それぞれ独立に、N又はCRであり、
前記Ar及びArは、それぞれ独立に、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基からなる群から選択され、この時、Ar及びArのうちの1つ以上は、下記のA1乃至A106で示される構造からなる群から選択され、
【化3】
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前記R乃至Rは、それぞれ独立に、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C60のアリールオキシ基、C〜C40のアルキルシリル基、C〜C60のアリールシリル基、C〜C40のアルキルボロン基、C〜C60のアリールボロン基、C〜C60のアリールホスフィン基、C〜C60のアリールホスフィンオキサイド基、及びC〜C60のアリールアミン基からなる群から選択され、
前記R乃至R、Ar及びArの、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルシリル基、アリールシリル基、アルキルボロン基、アリールボロン基、アリールホスフィン基、アリールホスフィンオキサイド基、及びアリールアミン基は、それぞれ独立に、重水素、ハロゲン、シアノ、C〜C40のアルキル基、C〜C40のシクロアルキル基、核原子数3乃至40のヘテロシクロアルキル基、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C60のアリールオキシ基、C〜C40のアルキルシリル基、C〜C60のアリールシリル基、C〜C40のアルキルボロン基、C〜C60のアリールボロン基、C〜C60のアリールホスフィン基、C〜C60のアリールホスフィンオキサイド基、及びC〜C60のアリールアミン基からなる群から選択された1種以上で置換されることができる。
【請求項2】
陽極、陰極、及び前記陽極と陰極との間に介在した1層以上の有機物層を含む有機電界発光素子であって、
前記1層以上の有機物層のうちの少なくとも1層は、請求項1に記載の化合物を含むことを特徴とする有機電界発光素子。
【請求項3】
前記化合物を含む有機物層としては、正孔注入層、正孔輸送層、及び発光層からなる群から選択されることを特徴とする請求項に記載の有機電界発光素子。
【請求項4】
前記化合物を含む有機物層は、燐光発光層であることを特徴とする請求項に記載の有機電界発光素子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な化合物及びこれを含む有機電界発光素子に関する。
【背景技術】
【0002】
有機電界発光素子は、両電極の間に電圧をかけると、陽極からは正孔が、陰極からは電子が、有機物層に注入され、注入された正孔と電子とが結合して励起子(exciton)が形成され、形成された励起子が底状態に遷移する時に発光するようになる。前記有機物層に使用される材料は、機能によって、発光物質、正孔注入物質、正孔輸送物質、電子輸送物質、電子注入物質などに分類することができる。
【0003】
前記発光物質は、発光色によって、青色、緑色、赤色の発光物質と、より良好な天然色を具現するために必要な黄色及び橙色の発光物質とに区分することができる。なお、色純度の増加とエネルギー転移を通じて発光効率を向上させるため、発光材料として、ホスト/ドーパント系のものを使用することが可能である。
【0004】
ドーパント材料は、有機物質を使用する蛍光ドーパントと、Ir、Ptなどの重原子が含まれた金属錯体化合物を使用する燐光ドーパントとに分類することができる。燐光材料の開発は、理論的に、蛍光に比べて、発光効率を4倍も向上させることができるため、燐光ドーパントだけでなく、燐光ホスト材料に関する研究も行われている。
【0005】
現在、正孔輸送物質、正孔注入物質、電子輸送物質などとしては、NPB、BCP、Alqなどが広く知られており、発光物質としては、アントラセン誘導体などが使用されている。特に、発光物質の効率向上の面で大きな長所を持っている、Firpic、Ir(ppy)、(acac)Ir(btp)などのようなIrを含む金属錯体化合物は、青色(blue)、赤色(red)、緑色(green)の燐光ドーパント材料として使用されており、CBPは、燐光ホスト材料として使用されている。
【0006】
しかし、従来の発光材料は、発光特性が良好であるが、ガラス転移温度が低く、熱的安定性に劣るため、有機電界発光素子の寿命については満足するものではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、発光能、正孔輸送能及び正孔注入能などに優れ、発光層材料、正孔輸送層材料及び正孔注入層材料として使用することができる、新規な化合物を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、前記新規な化合物を含むことで、駆動電圧が低く、発光効率が高く、かつ、寿命の向上した有機電界発光素子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述のような目的を達成するため、本発明は、下記の化1で示される化合物を提供する。
【化1】
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(化1)
式中、Y乃至Yは、それぞれ独立に、N又はCRであり、YとY、YとY、YとYのうちのいずれか1つは、下記の化2で示される縮合環を形成し、
【化2】
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(化2)
式中、Y乃至Yは、それぞれ独立に、NまたはCRであり、破線は、前記化1で示される化合物との縮合部位を指し、
前記Ar及びArは、それぞれ独立に、C〜C40のアルキル基、C〜C40のシクロアルキル基、核原子数3乃至40のヘテロシクロアルキル基、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C60のアリールオキシ基、C〜C40のアルキルシリル基、C〜C60のアリールシリル基、C〜C40のアルキルボロン基、C〜C60のアリールボロン基、C〜C60のアリールホスフィン基、C〜C60のアリールホスフィンオキサイド基、及びC〜C60のアリールアミン基からなる群から選択され、この時、Ar及びArのうちの1つ以上は、下記の化3で示され、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]

(化3)
式中、Lは、単結合であるか、フェニレンであり、
Raは、下記のS−1乃至S−17で示される構造からなる群から選択され、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]

前記構造において、R11乃至R14、R21乃至R25、R31乃至R33、及びR41乃至R56は、それぞれ独立に、水素、重水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C〜C40のアルキル基、C〜C40のシクロアルキル基、核原子数3乃至40のヘテロシクロアルキル基、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C60のアリールオキシ基、C〜C40のアルキルシリル基、C〜C60のアリールシリル基、C〜C40のアルキルボロン基、C〜C60のアリールボロン基、C〜C60のアリールホスフィン基、C〜C60のアリールホスフィンオキサイド基、及びC〜C60のアリールアミン基からなる群から選択され、*は、Lとの結合部位を指し、
前記R乃至Rは、それぞれ独立に、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、C〜C40のアルキル基、C〜C40のシクロアルキル基、核原子数3乃至40のヘテロシクロアルキル基、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C60のアリールオキシ基、C〜C40のアルキルシリル基、C〜C60のアリールシリル基、C〜C40のアルキルボロン基、C〜C60のアリールボロン基、C〜C60のアリールホスフィン基、C〜C60のアリールホスフィンオキサイド基、及びC〜C60のアリールアミン基からなる群から選択され、隣接した基と縮合環を形成することができ、
前記R乃至R、R11乃至R14、R21乃至R25、R31乃至R33、及びR41乃至R56の、アルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルシリル基、アリールシリル基、アルキルボロン基、アリールボロン基、アリールホスフィン基、アリールホスフィンオキサイド基、及びアリールアミン基は、それぞれ独立に、重水素、ハロゲン、シアノ、C〜C40のアルキル基、C〜C40のシクロアルキル基、核原子数3乃至40のヘテロシクロアルキル基、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C60のアリールオキシ基、C〜C40のアルキルシリル基、C〜C60のアリールシリル基、C〜C40のアルキルボロン基、C〜C60のアリールボロン基、C〜C60のアリールホスフィン基、C〜C60のアリールホスフィンオキサイド基、及びC〜C60のアリールアミン基からなる群から選択された1種以上で置換されることができる。ここで、複数個の置換基に置換される場合、それぞれの置換基は、互いに、同一又は異なっていることができる。
【0010】
さらに、本発明は、下記の化4乃至化9で示される化合物からなる群から選択される化合物を提供する。
【化5】
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(化4)

【化6】
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(化5)

【化7】
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(化6)

【化8】
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(化7)

【化9】
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(化8)

【化10】
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(化9)
式中、Y乃至Yは、それぞれ独立に、N又はCRであり、Y乃至Yは、それぞれ独立に、N又はCRであり、
Ar及びArは、互いに異なっており、C〜C60のアリール基又は核原子数5乃至60のヘテロアリール基であり、この時、Ar及びArのうちの1つ以上は、下記の化3で示され、
【化11】
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(化3)
式中、Lは、単結合であるか、フェニレンであり、
前記R乃至R及びRaは、それぞれ独立に、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、C〜C40のアルキル基、C〜C40のシクロアルキル基、核原子数3乃至40のヘテロシクロアルキル基、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C60のアリールオキシ基、C〜C40のアルキルシリル基、C〜C60のアリールシリル基、C〜C40のアルキルボロン基、C〜C60のアリールボロン基、C〜C60のアリールホスフィン基、C〜C60のアリールホスフィンオキサイド基、及びC〜C60のアリールアミン基からなる群から選択され、隣接した基と縮合環を形成することができ、
前記R乃至R及びRaの、アルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルシリル基、アリールシリル基、アルキルボロン基、アリールボロン基、アリールホスフィン基、アリールホスフィンオキサイド基、及びアリールアミン基は、それぞれ独立に、重水素、ハロゲン、シアノ、C〜C40のアルキル基、C〜C40のシクロアルキル基、核原子数3乃至40のヘテロシクロアルキル基、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C60のアリールオキシ基、C〜C40のアルキルシリル基、C〜C60のアリールシリル基、C〜C40のアルキルボロン基、C〜C60のアリールボロン基、C〜C60のアリールホスフィン基、C〜C60のアリールホスフィンオキサイド基、及びC〜C60のアリールアミン基からなる群から選択された1種以上で置換されることができる。
【0011】
ここで、Ar及びArは、互いに異なっているが、一方又は両方が上記の化3で示されることができ、この時、化3中のRaは、下記のS−1乃至S−17で示される構造からなる群から選択されることが好ましい。
【化12】
[この文献は図面を表示できません]

前記構造において、前記R11乃至R14、R21乃至R25、R31乃至R33、及びR41乃至R56は、それぞれ独立に、水素、重水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C〜C40のアルキル基、C〜C40のシクロアルキル基、核原子数3乃至40のヘテロシクロアルキル基、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C60のアリールオキシ基、C〜C40のアルキルシリル基、C〜C60のアリールシリル基、C〜C40のアルキルボロン基、C〜C60のアリールボロン基、C〜C60のアリールホスフィン基、C〜C60のアリールホスフィンオキサイド基、及びC〜C60のアリールアミン基からなる群から選択され、*は、Lとの結合部位を指し、
前記R11乃至R14、R21乃至R25、R31乃至R33、及びR41乃至R56の、アルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルシリル基、アリールシリル基、アルキルボロン基、アリールボロン基、アリールホスフィン基、アリールホスフィンオキサイド基、及びアリールアミン基は、それぞれ独立に、重水素、ハロゲン、シアノ、C〜C40のアルキル基、C〜C40のシクロアルキル基、核原子数3乃至40のヘテロシクロアルキル基、C〜C60のアリール基、核原子数5乃至60のヘテロアリール基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C60のアリールオキシ基、C〜C40のアルキルシリル基、C〜C60のアリールシリル基、C〜C40のアルキルボロン基、C〜C60のアリールボロン基、C〜C60のアリールホスフィン基、C〜C60のアリールホスフィンオキサイド基、及びC〜C60のアリールアミン基からなる群から選択された1種以上で置換されることができる。
【0012】
本発明において使用されるアルキルとは、炭素数1乃至40の直鎖又は側鎖の飽和炭化水素から水素原子を除去して得られる一価の官能基を意味し、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、iso−アミル、ヘキシルなどがあげられるが、これらに制限されない。
【0013】
本発明において使用されるアルケニル(alkenyl)とは、炭素−炭素二重結合を1つ以上有する炭素数2乃至40の直鎖又は側鎖の不飽和炭化水素から水素原子を除去して得られる一価の官能基を意味する。例えば、ビニル(vinyl)、アリル(allyl)、イソプロペニル(isopropenyl)、2−ブテニル(2−butenyl)などが挙げられるが、これらに制限されない。
【0014】
本発明において使用されるアルキニル(alkynyl)とは、炭素−炭素三重結合を1つ以上有する炭素数2乃至40の直鎖又は側鎖の不飽和炭化水素から水素原子を除去して得られる一価の官能基を意味する。例えば、エチニル(ethynyl)、2−プロピニル(2−propynyl)などが挙げられるが、これらに制限されない。
【0015】
本発明において使用されるシクロアルキルとは、炭素数3乃至40のモノサイクリック又はポリサイクリックの非芳香族炭化水素(飽和環状炭化水素)から水素原子を除去して得られる一価の官能基を意味する。例えば、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボルニル(norbornyl)、アダマンチン(adamantine)などが挙げられるが、これらに制限されない。
【0016】
本発明において使用されるヘテロシクロアルキルとは、核原子数3乃至40の非芳香族炭化水素(飽和環状炭化水素)から水素原子を除去して得られる一価の官能基を意味し、環の中の1以上の炭素、好ましくは、1乃至3個の炭素が、N、O又はSのようなヘテロ原子に置換される。例えば、ホルフォリン、ピペラジンなどが挙げられるが、これらに制限されない。
【0017】
本発明において使用されるアリールとは、単環又は2以上の環の組み合わせからなる、炭素数6乃至60の芳香族炭化水素から水素原子を除去して得られる一価の官能基を意味する。この時、2以上の環は、互いに、単に付着又は縮合により結合されることができる。例えば、フェニル、ビフェニル、テルフェニル(terphenyl)、ナフチル、フェナントリル、アントリルなどが挙げられるが、これらに制限されない。
【0018】
本発明において使用されるヘテロアリールとは、核原子数5乃至60のモノへテロサイクリック又はポリヘテロサイクリックの芳香族炭化水素から水素原子を除去して得られる一価の官能基であって、環の中の1以上の炭素、好ましくは、1乃至3個の炭素が、窒素(N)、酸素(O)、硫黄(S)又はセレニウム(Se)のようなヘテロ原子に置換される。この時、ヘテロアリールは、2以上の環が、互いに、単に付着又は縮合により結合されることができ、さらには、アリール基と縮合するものを含むことができる。このようなヘテロアリールとしては、例えば、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニルなどのような6員モノサイクリック環;フェノキサチエニル(phenoxathienyl)、インドリジニル(indolizinyl)、インドリル(indolyl)、プリニル(purinyl)、キノリル(quinolyl)、ベンゾチアゾール(benzothiazole)、カルバゾール(carbazolyl)のようなポリサイクリック環;及び、2−フラニル、N−イミダゾリル、2−イソオキサゾリル、2−ピリジニル、2−ピリミジニルなどが挙げられるが、これらに制限されない。
【0019】
本発明において使用されるアルキルオキシとは、RO−で示される一価の官能基を意味し、前記Rは、炭素数1乃至40のアルキルであって、直鎖(linear)、側鎖(branched)又はサイクリック(cyclic)の構造を含むことができる。このようなアルキルオキシとしては、例えば、メトキシ、エトキシ、N−プロポキシ、1−プロポキシ、t−ブトキシ、n−ブトキシ、ペントキシなどが挙げられるが、これらに制限されない。
【0020】
本発明において使用されるアリールオキシとは、R’O−で示される一価の官能基を意味し、前記R’は、炭素数6乃至60のアリールである。このようなアリールオキシとしては、例えば、フェニルオキシ、ナフチルオキシ、ジフェニルオキシなどが挙げられるが、これらに制限されない。
【0021】
本発明において使用されるアルキルシリルとは、炭素数1乃至40のアルキルで置換されたシリルを意味し、アリールシリルとは、炭素数6乃至60のアリールで置換されたシリルを意味し、アリールアミンとは、炭素数6乃至60のアリールで置換されたアミンを意味する。
【0022】
本発明において使用される縮合環とは、縮合脂肪族環、縮合芳香族環、縮合ヘテロ脂肪族環、縮合ヘテロ芳香族環又はこれらの組み合わせを意味する。
【0023】
さらに、本発明は、陽極、陰極、及び前記陽極と陰極との間に介在した1層以上の有機物層を含む有機電界発光素子であって、前記1層以上の有機物層のうちの少なくとも1層は、前記化1で示される化合物を含むものであることを特徴とする有機電界発光素子を提供する。
【0024】
この時、前記化1で示される化合物を含む1層以上の有機物層は、正孔輸送層、正孔注入層、及び発光層からなる群から選択され、好ましくは、正孔輸送層及び/又は発光層であり、より好ましくは、燐光発光層であることができる。
【0025】
具体的に、前記化1で示される化合物は、燐光発光層の燐光ホスト材料であることができる。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明について説明する。
【0027】
I.新規な化合物
本発明に係る新規な化合物は、融合されたインドール誘導体に特定の置換基が結合されて基本骨格が形成される化合物であって、前記化1で示されるものであることを特徴とする。
【0028】
このような本発明に係る化1で示される化合物は、広い一重項エネルギー準位と、高い三重項エネルギー準位を有するインドール誘導体に、特定の置換基(R乃至R、Ar、Ar)が導入されることで、エネルギー準位が効果的に調節され、正孔阻止能及び正孔注入/輸送能を最大限にさせ、有機電界発光素子の正孔注入層、正孔輸送層の材料として有用に応用することが可能である。また、本発明に係る化1で示される化合物は、連結基が変化することによって優れた発光特性を示すことができ、有機電界発光素子の発光層材料として有用に適用することができる。
【0029】
即ち、本発明に係る化1で示される化合物は、有機電界発光素子の燐光特性を向上させると共に、正孔注入/輸送能、発光効率、駆動電圧、寿命特性などを向上させることができる。また、導入される置換体の種類に応じて電子輸送能力を向上させることもできる。従って、本発明に係る化1で示される化合物は、有機電界発光素子の有機物層材料、好ましくは、発光層材料(青色、緑色及び/又は赤色の燐光ホスト材料)、正孔輸送層材料、及び正孔注入層材料として使用されることができる。
【0030】
具体的に、本発明に係る化1で示される化合物は、種々の置換体、特にアリール基及び/又はヘテロアリール基が導入され、化合物の分子量が有意に増大することで、ガラス転移温度が上昇し、これにより、従来の発光材料(例えば、CBP)より高い熱的安定性を有することが可能となる。従って、本発明に係る化1で示される化合物を含む有機電界発光素子は、性能及び寿命特性が大きく向上できる。このように、性能及び寿命特性が向上した有機電界発光素子は、結果的に、フルカラー有機発光パネルの性能を最大限にさせることが可能となる。
【0031】
本発明に係る化1で示される化合物において、Ar及びArのうちの1つ以上は、前記化3で示されるが、この時、前記化3は、下記のA1乃至A100で示される構造からなる群から選択されることが好ましい。なお、*は、N(窒素)との結合部位を指す。
【化13】
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【0032】
また、有機電界発光素子の性能及び寿命特性を考慮すれば、本発明に係る化1で示される化合物において、Y乃至Yのうち縮合環を形成しないものは、CRであり(例えば、YとYとが縮合環を形成する場合、YとYとはいずれもCRである)、Y乃至Yのうち縮合環を形成しないものは、CRである(例えば、YとYとが縮合環を形成する場合、YとYとはいずれもCRである)ことが好ましい。この時、前記R及びRは、互いに、同一又は異なっていることができる。
【0033】
具体的に、本発明に係る化1で示される化合物は、下記の化4乃至化9で示される化合物からなる群から選択されることが好ましい。
【化14】
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(化4)
【化15】
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(化5)

【化16】
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(化6)

【化17】
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(化7)

【化18】
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(化8)

【化19】
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(化9)
式中、Ar及びAr、Y乃至Y、及びR乃至Rは、上記で定義した通りである。
【0034】
上述のような本発明に係る化1で示される化合物の具体例としては、下記の例(Inv1〜Inv1328)が挙げられるが、これらに限定されない。
【化20】
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【0035】
上述のような本発明に係る化1で示される化合物は、下記の合成例によって種々合成することができる。
【0036】
II.有機電界発光素子
本発明は、前記化1で示される化合物(好ましくは、化4乃至化9で示される化合物のうちのいずれか1つの化合物)を含む有機電界発光素子を提供する。
【0037】
具体的に、本発明に係る有機電界発光素子は、陽極(anode)、陰極(cathode)、及び前記陽極と陰極との間に介在した1層以上の有機物層を含み、前記1層以上の有機物層のうちの少なくとも1層は、前記化1で示される化合物(好ましくは、化4乃至化9で示される化合物のうちのいずれか1つ)を、一種以上含むことを特徴とする。
【0038】
前記1層以上の有機物層としては、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などが挙げられるが、この中で、少なくとも1つの有機物層が、前記化1で示される化合物を含むことができる。好ましくは、前記化1で示される化合物を含む1層以上の有機物層は、正孔輸送層、正孔注入層、又は発光層であることができ、より好ましくは、発光層、又は正孔輸送層であることができる。
【0039】
本発明に係る有機電界発光素子の構造としては、特に限定されないが、例えば、基板、陽極、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、及び陰極が順に積層される構造であることができる。なお、電子輸送層の上には、電子注入層がさらに積層される構造をとることもできる。また、本発明に係る有機電界発光素子は、電極と有機物層との界面に絶縁層又は接着層が挿入される構造をとることもできる。
【0040】
本発明に係る有機電界発光素子は、前記有機物層のうちの1層以上(具体的には、発光層、正孔輸送層及び/又は電子輸送層)が、前記化1で示される化合物を含むように形成する点を除き、当業界で公知の材料及び方法で製造されることができる。
【0041】
前記有機物層は、真空蒸着法や溶液塗布法により形成することができる。前記溶液塗布法としては、例えば、スピンコート、ディップコート、ドクターブレード、インクジェット印刷、又は熱転写法などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0042】
本発明における有機電界発光素子の製造時に使用される基板としては、シリコンウェハ、石英、又は、ガラス板、金属板、プラスチックフィルムやシートなどが使用されることができるが、これらに限定されない。
【0043】
なお、陽極材料としては、バナジウム、クロム、銅、亜鉛、金のような金属或いはこれらの合金;亜鉛酸化物、インジウム酸化物、インジウム−スズ酸化物(ITO)、インジウム−亜鉛酸化物(IZO)のような金属酸化物;ZnO:Al、又はSnO:Sbのような金属と酸化物との組み合わせ;ポリチオフェン、ポリ(3−メチルチオフェン)、ポリ[3,4−エチレン−1,2−ジオキシ]チオフェン](PEDT)、ポリピロール及びポリアニリンのような導電性高分子;又は、カーボンブラックなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0044】
また、陰極材料としては、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、チタニウム、インジウム、イットリウム、リチウム、ガドリニウム、アルミニウム、銀、錫、又は鉛のような金属或いはこれらの合金;LiF/Al又はLiO/Alのような多層構造物質などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0045】
なお、正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、及び電子輸送層としては、特に限定されず、当業界で周知の材料を使用することができる。
【実施例】
【0046】
以下、本発明について実施例を挙げて詳述する。但し、下記の実施例は、本発明の例示に過ぎず、本発明は、これらの実施例により限定されるものではない。
【0047】
[準備例1]IC−1の合成
<ステップ1>5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化21】
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窒素気流下、5−ブロモ−1H−インドール(25g、0.128mol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(48.58g、0.191mol)、Pd(dppf)Cl(5.2g、5mol)、KOAc(37.55g、0.383mol)、及び1,4−ジオキサン(500ml)を混合し、130℃で12時間攪拌した。
【0048】
反応終了後、エチルアセテートで抽出した後、MgSOで水分を除去し、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=10:1(v/v))で精製して5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール(22.32g、収率72%)を得た。
1H-NMR: δ 1.24 (s, 12H), 6.45 (d, 1H), 7.27 (d, 1H), 7.42 (d, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.95 (s, 1H), 8.21 (s, 1H)
【0049】
<ステップ2>5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化22】
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窒素気流下、1−ブロモ−2−ニトロベンゼン(15.23g、75.41mmol)と、上記の<ステップ1>で得られた5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール(22g、90.49mmol)、NaOH(9.05g、226.24mmol)、及びTHF/HO(400ml/200ml)を混合した後、40℃でPd(PPh(4.36g、5mol%)を入れ、80℃で12時間攪拌した。
【0050】
反応終了後、メチレンクロライドで抽出し、MgSOを入れ、ろ過した。得られた有機層から溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=3:1(v/v))で精製して5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドール(11.32g、収率63%)を得た。
1H-NMR: δ 6.47 (d, 1H), 7.25 (d, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.65 (t, 1H), 7.86 (t, 1H), 7.95 (s, 1H), 8.00 (d, 1H), 8.09 (t, 1H), 8.20 (s, 1H)
【0051】
<ステップ3>5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの合成
【化23】
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窒素気流下、上記の<ステップ2>で得られた5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドール(11g、46.17mmol)、ヨードベンゼン(14.13g、69.26mmol)、Cuパウダー(0.29g、4.62mmol)、KCO(6.38g、46.17mmol)、NaSO(6.56g、46.17mmol)、ニトロベンゼン(200ml)を混合し、190℃で12時間攪拌した。
【0052】
反応終了後、ニトロベンゼンを除去し、メチレンクロライドで有機層を分離し、MgSOを用いて水を除去した。水が除去された有機層から溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:MC=3:1(v/v))で精製して5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドール(10.30g、収率71%)を得た。
1H-NMR: δ 6.48 (d, 1H), 7.26 (d, 1H), 7.45 (m, 3H), 7.55 (m, 4H), 7.63 (t, 1H), 7.84 (t, 1H), 7.93 (s, 1H), 8.01 (d, 1H), 8.11 (t, 1H)
【0053】
<ステップ4>IC−1の合成
【化24】
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窒素気流下、上記の<ステップ3>で得られた5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドール(5g、15.91mmol)、トリフェニルホスフィン(10.43g、39.77mmol)、及び1,2−ジクロロベンゼン(50ml)を混合し、12時間攪拌した。
【0054】
反応終了後、1,2−ジクロロベンゼンを除去し、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層からMgSOで水を除去し、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:MC=3:1(v/v))で精製してIC−1(2.38g、収率53%)を得た。
1H-NMR: δ 6.99 (d, 1H), 7.12 (t, 1H), 7.27 (t, 1H), 7.32 (d, 1H), 7.41 (t, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.60 (m, 5H), 7.85 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 10.59 (s, 1H)
【0055】
[準備例2]IC−2の合成
【化25】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドール、トリフェニルホスフィン、及び1,2−ジクロロベンゼンを用いて上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−2を得た。
1H-NMR: δ 6.98 (d, 1H), 7.13 (t, 1H), 7.26 (t, 1H), 7.33 (d, 1H), 7.42 (t, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.61 (m, 5H), 7.84 (d, 1H), 8.03 (s, 1H), 10.58 (s, 1H)
【0056】
[準備例3]IC−3の合成
<ステップ1>6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化26】
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5−ブロモ−1H−インドールの代わりに、6−ブロモ−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1<ステップ1>と同様にして6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 1.25 (s, 12H), 6.52 (d, 1H), 7.16 (d, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.49 (d, 1H), 7.53 (s, 1H), 8.15 (s, 1H)
【0057】
<ステップ2>6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化27】
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5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ2>と同様にして6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.57 (d, 1H), 7.07 (d, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.43 (t, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.58 (t, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 8.19 (s, 1H)
【0058】
<ステップ3>6−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの合成
【化28】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ3>と同様にして6−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.81 (d, 1H), 7.12 (t, 1H), 7.22 (t, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.51 (m, 3H), 7.56 (m, 2H), 7.62 (m, 2H), 7.85 (d, 1H), 8.02 (d, 1H)
【0059】
<ステップ4>IC−3の合成
【化29】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、6−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−3を得た。
1H-NMR: δ 6.80 (d, 1H), 7.11 (t, 1H), 7.23 (t, 1H), 7.42 (d, 1H), 7.50 (m, 3H), 7.57 (m, 2H), 7.63 (m, 2H), 7.86 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 9.81 (s, 1H)
【0060】
[準備例4]IC−4の合成
【化30】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、6−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−4を得た。
1H-NMR: δ 6.81 (d, 1H), 7.12 (t, 1H), 7.22 (t, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.51 (m, 3H), 7.58 (m, 2H), 7.64 (m, 2H), 7.85 (d, 1H), 8.02 (s, 1H), 9.82 (s, 1H)
【0061】
[準備例5]IC−5の合成
<ステップ1>4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化31】
[この文献は図面を表示できません]

5−ブロモ−1H−インドールの代わりに、4−ブロモ−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ1>と同様にして4−(4,4,5,5−テトラメチルー1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを得た。
1H NMR: δ 1.26 (s, 12H), 6.43 (d, 1H), 7.26 (t, 1H), 7.48 (d, 1H), 7.74 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 8.23 (s, 1H)
【0062】
<ステップ2>4−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化32】
[この文献は図面を表示できません]

5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ2>と同様にして4−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
1H NMR: δ 6.45 (d, 1H), 7.27 (t, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.66 (t, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.89 (m, 2H), 7.99 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 8.24 (s, 1H)
【0063】
<ステップ3>4−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの合成
【化33】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた4−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ3>と同様にして4−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを得た。
1H NMR: δ 6.47 (d, 1H), 7.28 (t, 1H), 7.47 (m, 2H), 7.52 (m, 2H), 7.60 (m, 2H), 7.67 (t, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.89 (m, 2H), 8.00 (d, 1H), 8.06 (d, 1H)
【0064】
<ステップ4>IC−5の合成
【化34】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた4−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−5を得た。
1H NMR: δ 6.49 (d, 1H), 7.29 (t, 1H), 7.46 (m, 2H), 7.54 (m, 2H), 7.61 (d, 1H), 7.69 (t, 1H), 7.74 (d, 1H), 7.88 (m, 2H), 8.01 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 8.23 (s, 1H)
【0065】
[準備例6]IC−6の合成
<ステップ1>7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの合成
【化35】
[この文献は図面を表示できません]

5−ブロモ−1H−インドールの代わりに、7−ブロモ−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ1>と同様にして7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを得た。
1H NMR: δ 1.25 (s, 12H), 6.43 (d, 1H), 7.25 (d, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.56 (d, 1H), 7.71 (d, 1H), 8.22 (s, 1H)
【0066】
<ステップ2>7−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化36】
[この文献は図面を表示できません]

5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ2>と同様にして7−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
1H NMR: δ 6.42 (d, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.43 (t, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.70 (m, 2H), 7.88 (t, 1H), 8.01 (d, 1H), 8.11 (d, 1H), 8.23 (s, 1H)
【0067】
<ステップ3>7−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの合成
【化37】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた7−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして7−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを得た。
1H NMR: δ6.43 (d, 1H), 7.26 (d, 1H), 7.44 (m, 3H), 7.56 (m, 4H), 7.71 (m, 2H), 7.89 (t, 1H), 8.02 (d, 1H), 8.10 (d, 1H)
【0068】
<ステップ4>IC−6の合成
【化38】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた7−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−6を得た。
1H NMR: δ 6.45 (d, 1H), 7.24 (d, 1H), 7.45 (m, 3H), 7.57 (m, 3H), 7.63 (d, 1H), 7.70 (d, 1H), 7.88 (t, 1H), 8.00 (d, 1H), 8.09 (d, 1H), 8.22 (s, 1H)
【0069】
[準備例7]IC−7の合成
<ステップ1>5−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化39】
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1−ブロモ−2−ニトロベンゼンの代わりに、2,4−ジブロモ−1−ニトロベンゼンを使用する以外は、準備例1の<ステップ2>と同様にして5−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
1H NMR: δ 6.45 (d, 1H), 7.26 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.96 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.21 (s, 1H)
【0070】
<ステップ2>5−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの合成
【化40】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた5−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして5−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを得た。
1H NMR: δ 6.44 (d, 1H), 7.25 (d, 1H), 7.46 (m, 3H), 7.56 (m, 4H), 7.65 (d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.95 (s, 1H), 8.11 (s, 1H)
【0071】
<ステップ3>7−ブロモ−3−フェニル−3,10−ジヒドロピロロ[3,2−a]カルバゾールの合成
【化41】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた5−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ4>と同様にして7−ブロモ−3−フェニル−3,10−ジヒドロピロロ[3,2−a]カルバゾールを得た。
1H-NMR: δ 6.45 (d, 1H), 7.26 (d, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.57 (m, 3H), 7.64 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.23 (s, 1H)
【0072】
<ステップ4>IC−7の合成
【化42】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた7−ブロモ−3−フェニル−3,10−ジヒドロピロロ[3,2−a]カルバゾールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にしてIC−7を得た。
1H-NMR: δ 6.58 (d, 1H), 7.32 (d, 1H), 7.59 (m, 10H), 7.76 (s, 1H), 7.88 (d, 1H), 8.02 (m, 2H)
【0073】
[準備例8]IC−8の合成
<ステップ1>6−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化43】
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1−ブロモ−2−ニトロベンゼンと、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールの代わりに、2,4−ジブロモ−1−ニトロベンゼンと、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ2>と同様にして6−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
1H NMR: δ 6.51 (d, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.69 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 8.01 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.25 (s, 1H)
【0074】
<ステップ2>6−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの合成
【化44】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた6−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして6−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを得た。
1H NMR: δ 6.49 (d, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.51 (m, 3H), 7.61 (m, 4H), 7.70 (d, 1H), 7.91 (d, 1H), 8.00 (s, 1H), 8.16 (s, 1H)
【0075】
<ステップ3>7−ブロモ−1−フェニル−1,10−ジヒドロピロロ[2,3−a]カルバゾールの合成
【化45】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた6−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ4>と同様にして7−ブロモ−1−フェニル−1,10−ジヒドロピロロ[2,3−a]カルバゾールを得た。
1H-NMR: δ 6.47 (d, 1H), 7.28 (d, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.47 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.59 (m, 3H), 7.66 (d, 1H), 7.87 (d, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.25 (s, 1H)
【0076】
<ステップ4>IC-〔請求項8〕の合成
【化46】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた7−ブロモ−1−フェニル−1,10−ジヒドロピロロ[2,3−a]カルバゾールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にしてIC−8を得た。
1H NMR: δ 6.57 (d, 1H), 7.32 (d, 1H), 7.60 (m, 11H), 7.76 (s, 1H), 7.88 (m, 2H), 8.47 (d, 1H)
【0077】
[準備例9]IC−9の合成
<ステップ1>5−(2−ニトロフェニル)−1−o−トリル−1H−インドールの合成
【化47】
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ヨードベンゼンの代わりに、1−ブロモ−2−メチルベンゼンを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして5−(2−ニトロフェニル)−1−o−トリル−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 1.92 (s, 3H), 6.47 (d, 1H), 7.25 (d, 1H), 7.46 (m, 3H), 7.56 (m, 3H), 7.64 (t, 1H), 7.85 (t, 1H), 7.94 (s, 1H), 8.00 (d, 1H), 8.12 (t, 1H)
【0078】
<ステップ2>IC−9の合成
【化48】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた5−(2−ニトロフェニル)−1−o−トリル−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−9を得た。
1H-NMR: δ 1.93 (s, 3H), 6.98 (d, 1H), 7.11 (t, 1H), 7.28 (t, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.42 (t, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.61 (m, 4H), 7.86 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 10.58 (s, 1H)
【0079】
[準備例10]IC−10の合成
<ステップ1>1−(ビフェニル−4−イル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化49】
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ヨードベンゼンの代わりに、4−ブロモビフェニルを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして1−(ビフェニル−4−イル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.73 (d, 1H), 7.18 (d, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.47 (m, 3H), 7.54 (d, 1H), 7.59 (m, 3H), 7.64 (m, 4H), 7.75 (d, 2H), 7.82 (d, 1H)
【0080】
<ステップ2>IC−10の合成
【化50】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた1−(ビフェニル−4−イル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−10を得た。
1H-NMR: δ 6.75 (d, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.42 (m, 2H), 7.51 (m, 3H), 7.56 (d, 1H), 7.62 (m, 3H), 7.68 (m, 3H), 7.76 (d, 2H), 7.85 (d, 1H), 10.45 (s, 1H)
【0081】
[準備例11]IC−11の合成
<ステップ1>IC−11−1の合成
【化51】
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ヨードベンゼンの代わりに、1−ブロモ−3,5−ジフェニルベンゼンを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にしてIC−11−1を得た。
1H-NMR: δ 6.98 (d, 1H), 7.11 (t, 1H), 7.24 (t, 1H), 7.38 (t, 2H), 7.46 (m, 6H), 7.58 (d, 1H), 7.81 (d, 4H), 7.87 (m, 4H), 7.93 (d, 1H), 7.99 (d, 1H)
【0082】
<ステップ2>IC−11の合成
【化52】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られたIC−11−1を使用する以外は、準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−11を得た。
1H-NMR: δ 6.97 (d, 1H), 7.10 (t, 1H), 7.23 (t, 1H), 7.37 (t, 2H), 7.45 (m, 6H), 7.58 (d, 1H), 7.80 (d, 4H), 7.86 (m, 3H), 7.92 (d, 1H), 7.98 (d, 1H), 10.60 (s, 1H)
【0083】
[準備例12]IC−12の合成
<ステップ1>5−(2−ニトロフェニル)−1−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドールの合成
【化53】
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ヨードベンゼンの代わりに、I-ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして5−(2−ニトロフェニル)−1−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.48 (d, 1H), 7.26 (d, 1H), 7.47 (m, 3H), 7.57 (m, 3H), 7.63 (t, 1H), 7.84 (t, 1H), 7.95 (s, 1H), 8.01 (d, 1H), 8.13 (t, 1H)
【0084】
<ステップ2>IC−12の合成
【化54】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた5−(2−ニトロフェニル)−1−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−12を得た。
1H-NMR: δ 6.97 (d, 1H), 7.12 (t, 1H), 7.29 (t, 1H), 7.32 (d, 1H), 7.41 (t, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.60 (m, 4H), 7.85 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 10.57 (s, 1H)
【0085】
[準備例13]IC−13の合成
<ステップ1>1−(ビフェニル−3−イル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化55】
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ヨードベンゼンの代わりに、3−ブロモビフェニルを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして1−(ビフェニル−3−イル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.75 (d, 1H), 7.19 (d, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.48 (m, 3H), 7.52 (d, 1H), 7.58 (m, 3H), 7.65 (m, 4H), 7.76 (m, 2H), 7.85 (d, 1H)
【0086】
<ステップ2>IC−13の合成
【化56】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた1−(ビフェニル−3−イル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−13を得た。
1H-NMR: δ 6.74 (d, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.41 (m, 2H), 7.52 (m, 3H), 7.56 (d, 1H), 7.61 (m, 3H), 7.69 (m, 3H), 7.77 (m, 2H), 7.86 (d, 1H), 10.44 (s, 1H)
【0087】
[準備例14]IC−14の合成
<ステップ1>1−(ビフェニル−3−イル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化57】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、ヨードベンゼンの代わりに、6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、3−ブロモビフェニルを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ3>と同様にして1−(ビフェニル−3−イル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.76 (d, 1H), 7.18 (d, 1H), 7.37 (m, 2H), 7.47 (m, 3H), 7.51 (d, 1H), 7.57 (m, 3H), 7.64 (m, 4H), 7.75 (m, 2H), 7.86 (d, 1H)
【0088】
<ステップ2>IC−14の合成
【化58】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた1−(ビフェニル−3−イル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−14を得た。
1H-NMR: δ 6.75 (d, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.51 (m, 3H), 7.57 (d, 1H), 7.62 (m, 3H), 7.70 (m, 3H), 7.76 (m, 2H), 7.85 (d, 1H), 10.43 (s, 1H)
【0089】
[準備例15]IC−15の合成
<ステップ1>1−(ビフェニル−4−イル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化59】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、ヨードベンゼンの代わりに、6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、4−ブロモビフェニルを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ3>と同様にして1−(ビフェニル−4−イル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ6.74 (d, 1H), 7.19 (d, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.46 (m, 3H), 7.55 (d, 1H), 7.58 (m, 3H), 7.63 (m, 4H), 7.75 (d, 2H), 7.83 (d, 1H)
【0090】
<ステップ2>IC−15の合成
【化60】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた1−(ビフェニル−4−イル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−15を得た。
1H-NMR: δ 6.74 (d, 1H), 7.19 (d, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.52 (m, 3H), 7.57 (d, 1H), 7.63 (m, 3H), 7.69 (m, 3H), 7.75 (d, 2H), 7.86 (d, 1H), 10.46 (s, 1H)
【0091】
[準備例16]IC−16の合成
<ステップ1>IC−16−1の合成
【化61】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、ヨードベンゼンの代わりに、6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、1−ブロモ−3,5−ジフェニルベンゼンを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にしてIC−16−1を得た。
1H-NMR: δ 6.98 (d, 1H), 7.11 (t, 1H), 7.24 (t, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.45 (m, 6H), 7.57 (d, 1H), 7.80 (d, 4H), 7.86 (m, 4H), 7.92 (d, 1H), 7.98 (d, 1H)
【0092】
<ステップ2>IC−16の合成
【化62】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られたIC−16−1を使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−16を得た。
1H-NMR: δ 6.97 (d, 1H), 7.10 (t, 1H), 7.23 (t, 1H), 7.37 (t, 2H), 7.45 (m, 6H), 7.58 (d, 1H), 7.80 (d, 4H), 7.86 (m, 3H), 7.92 (d, 1H), 7.98 (d, 1H), 10.59 (s, 1H)
【0093】
[準備例17]IC−17の合成
<ステップ1>6−(2−ニトロフェニル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドールの合成
【化63】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、ヨードベンゼンの代わりに、6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、1−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして6−(2−ニトロフェニル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.80 (d, 1H), 7.11 (t, 1H), 7.21 (t, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.50 (m, 2H), 7.55 (m, 2H), 7.63 (m, 2H), 7.86 (d, 1H), 8.01 (d, 1H)
【0094】
<ステップ2>IC−17の合成
【化64】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた6−(2−ニトロフェニル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−17を得た。
1H-NMR: δ 6.81 (d, 1H), 7.12 (t, 1H), 7.24 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.51 (m, 2H), 7.58 (m, 2H), 7.64 (m, 2H), 7.85 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 9.82 (s, 1H)
【0095】
[準備例18]IC−18の合成
<ステップ1>3−(5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドール−1−イル)−9−フェニル−9H−カルバゾールの合成
【化65】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、ヨードベンゼンの代わりに、6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、3−ブロモ−9−フェニル−9H−カルバゾールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして3−(5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドール−1−イル)−9−フェニル−9H−カルバゾールを得た。
GC−Mass(理論値:479.16g/mol、測定値:479g/mol)
【0096】
<ステップ2>IC−18の合成
【化66】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた3−(5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドール−1−イル)−9−フェニル−9H−カルバゾールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−18を得た。
GC−Mass(理論値:447.17g/mol、測定値:447g/mol)
【0097】
[準備例19]IC−19の合成
<ステップ1>9−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−3−(5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドール−1−イル)−9H−カルバゾールの合成
【化67】
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5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、ヨードベンゼンの代わりに、6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、3−ブロモ−9−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−9H−カルバゾールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして9−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−3−(5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドール−1−イル)−9H−カルバゾールを得た。
GC−Mass(理論値:634.21g/mol、測定値:634g/mol)
【0098】
<ステップ2>3−(9−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−9H−カルバゾール−3−イル)−3,10−ジヒドロピロロ[3,2−a]カルバゾールの合成
【化68】
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5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた9−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−3−(5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドール−1−イル)−9H−カルバゾールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−19を得た。
GC−Mass(理論値:602.22g/mol、測定値:602g/mol)
【0099】
[準備例20]IC−20の合成
<ステップ1>5−ブロモ−2−フェニル−1H−インドールの合成
【化69】
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窒素気流下、5−ブロモ−1H−インドール(25g、0.13mmol)、ヨードベンゼン(31.22g、0.15mol)、Pd(OAc)(1.43g、5mol%)、トリフェニルホスフィン(1.67g、5mol%)、KOAc(37.55g、0.38mol)、及びHO(300ml)を混合し、110℃で24時間攪拌した。
【0100】
反応終了後、エチルアセテートで抽出した後、MgSOで水分を除去し、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=10:1(v/v))で精製して5−ブロモ−2−フェニル−1H−インドール(16.66g、収率48%)を得た。
1H-NMR: δ 6.89 (dd, 1H), 7.20 (dd, 1H), 7.34 (m, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.47 (t, 2H), 7.71 (d, 1H), 7.86 (dd, 2H), 11.74 (s, 1H)
【0101】
<ステップ2>5−(2−ニトロフェニル)−2−フェニル−1H−インドールの合成
【化70】
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窒素気流下、2−ニトロフェニルボロン酸(11.04g、66.14mmol)と、上記の<ステップ1>で得られた5−ブロモ−2−フェニル−1H−インドール(15g、55.12mmol)、NaOH(6.61g、165.36mmol)、及びTHF/HO(200ml/100ml)を混合した後、40℃でPd(PPh(3.18g、5mol)を入れ、80℃で12時間攪拌した。
【0102】
反応終了後、メチレンクロライドで抽出し、MgSOを入れ、ろ過した。得られた有機層から溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=5:1(v/v))で精製して5−(2−ニトロフェニル)−2−フェニル−1H−インドール(10.74g、収率62%)を得た。
1H-NMR: δ 6.88 (dd, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.32 (m, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.46 (m, 3H), 7.64 (m, 2H), 7.77 (d, 2H), 8.02 (d, 2H), 11.73 (s, 1H)
【0103】
<ステップ3>5−(2−ニトロフェニル)−1,2−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化71】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた5−(2−ニトロフェニル)−2−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして5−(2−ニトロフェニル)−1,2−ジフェニル−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:390.14g/mol、測定値:390g/mol)
【0104】
<ステップ4>IC−20の合成
【化72】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた5−(2−ニトロフェニル)−1,2−ジフェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−20を得た。
GC−Mass(理論値:358.15g/mol、測定値:358g/mol)
【0105】
[準備例21]IC−21の合成
<ステップ1>6−クロロ−2−フェニル−1H−インドールの合成
【化73】
[この文献は図面を表示できません]

5−ブロモ−1H−インドールと、ヨードベンゼンの代わりに、6−クロロ−1H−インドールと、ブロモベンゼンを使用する以外は、上記の準備例20の<ステップ1>と同様にして6−クロロ−2−フェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.92 (d, 1H), 7.02 (dd, 1H), 7.33 (t, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.47 (t, 2H), 7.54 (d, 1H), 7.85 (d, 2H), 11.68 (s, 1H)
【0106】
<ステップ2>6−(2−ニトロフェニル)−2−フェニル−1H−インドールの合成
【化74】
[この文献は図面を表示できません]

5−ブロモ−2−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた6−クロロ−2−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例20の<ステップ2>と同様にして6−(2−ニトロフェニル)−2−フェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 6.91 (d, 1H), 7.03 (d, 1H), 7.31 (t, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.48 (m, 3H), 7.53 (d, 1H), 7.76 (m, 3H), 8.01 (d, 2H), 11.66 (s, 1H)
【0107】
<ステップ3>6−(2−ニトロフェニル)−1,2−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化75】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた6−(2−ニトロフェニル)−2−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして6−(2−ニトロフェニル)−1,2−ジフェニル−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:390.14g/mol、測定値:390g/mol)
【0108】
<ステップ4>6−(2−ニトロフェニル)−1,2−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化76】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた6−(2−ニトロフェニル)−1,2−ジフェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−21を得た。
GC−Mass(理論値:358.15g/mol、測定値:358g/mol)
【0109】
[準備例22]IC−22の合成
<ステップ1>6−クロロ−3−フェニル−1H−インドールの合成
【化77】
[この文献は図面を表示できません]

窒素気流下、6−クロロ−1H−インドール(25g、0.17mmol)、ブロモベンゼン(31.19g、0.20mol)、Pd(OAc)(1.86g、5mol)、トリフェニルホスフィン(2.17g、5mol%)、KCO(68.64g、0.50mol)、及び1,4−ジオキサン(300ml)を混合し、130℃で18時間攪拌した。
【0110】
反応終了後、エチルアセテートで抽出した後、MgSOで水分を除去し、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=10:1(v/v))で精製して6−クロロ−3−フェニル−1H−インドール(24.5g、収率65%)を得た。
1H-NMR: δ 7.10 (dd, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.43 (t, 2H), 7.49 (d, 1H), 7.67 (dd, 2H), 7.73 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 11.49 (s, 1H)
【0111】
<ステップ2>6−(2−ニトロフェニル)−3−フェニル−1H−インドールの合成
【化78】
[この文献は図面を表示できません]

5−ブロモ−2−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた6−クロロ−3−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例20の<ステップ2>と同様にして6−(2−ニトロフェニル)−3−フェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 7.11 (d, 1H), 7.26 (m, 1H), 7.44 (t, 2H), 7.48 (m, 2H), 7.55 (m, 3H), 7.61 (d, 1H), 7.73 (d, 1H), 8.00 (d, 2H), 11.48 (s, 1H)
【0112】
<ステップ3>6−(2−ニトロフェニル)−1,3−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化79】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた6−(2−ニトロフェニル)−3−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして6−(2−ニトロフェニル)−1,3−ジフェニル−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:390.14g/mol、測定値:390g/mol)
【0113】
<ステップ4>6−(2−ニトロフェニル)−1,3−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化80】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた6−(2−ニトロフェニル)−1,3−ジフェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−22を得た。
GC−Mass(理論値:358.15g/mol、測定値:358g/mol)
【0114】
[準備例23]IC−23の合成
<ステップ1>5−ブロモ−2,3−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化81】
[この文献は図面を表示できません]

6−クロロ−1H−インドールの代わりに、5−ブロモ−2−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例22の<ステップ1>と同様にして5−ブロモ−2,3−ジフェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 7.23 (d, 1H), 7.31 (t, 2H), 7.43 (m, 6H), 7.67 (d, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.84 (d, 2H), 11.34 (s, 1H)
【0115】
<ステップ2>5−(2−ニトロフェニル)−2,3−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化82】
[この文献は図面を表示できません]

5−ブロモ−2−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた5−ブロモ−2,3−ジフェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例20の<ステップ2>と同様にして5−(2−ニトロフェニル)−2,3−ジフェニル−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:390.14g/mol、測定値:390g/mol)
【0116】
<ステップ3>5−(2−ニトロフェニル)−1,2,3−トリフェニル−1H−インドールの合成
【化83】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた5−(2−ニトロフェニル)−2,3−ジフェニル−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして5−(2−ニトロフェニル)−1,2,3−トリフェニル−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:466.17g/mol、測定値:466g/mol)
【0117】
<ステップ4>IC−23の合成
【化84】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた5−(2−ニトロフェニル)−1,2,3−トリフェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−23を得た。
GC−Mass(理論値:434.18g/mol、測定値:434g/mol)
【0118】
[準備例24]IC−24の合成
<ステップ1>6−クロロ−2,3−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化85】
[この文献は図面を表示できません]

6−クロロ−1H−インドールの代わりに、6−クロロ−2−フェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例22の<ステップ1>と同様にして6−クロロ−2,3−ジフェニル−1H−インドールを得た。
1H-NMR: δ 7.18 (d, 1H), 7.29 (t, 2H), 7.50 (m, 6H), 7.62 (d, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.89 (d, 2H), 11.35 (s, 1H)
【0119】
<ステップ2>6−(2−ニトロフェニル)−2,3−ジフェニル−1H−インドールの合成
【化86】
[この文献は図面を表示できません]

5−ブロモ−2−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた6−クロロ−2,3−ジフェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例20の<ステップ2>と同様にして6−(2−ニトロフェニル)−2,3−ジフェニル−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:390.14g/mol、測定値:390g/mol)
【0120】
<ステップ3>6−(2−ニトロフェニル)−1,2,3−トリフェニル−1H−インドールの合成
【化87】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ2>で得られた6−(2−ニトロフェニル)−2,3−ジフェニル−1H−インドールを使用する以外は、準備例1の<ステップ3>と同様にして6−(2−ニトロフェニル)−1,2,3−トリフェニル−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:466.17g/mol、測定値:466g/mol)
【0121】
<ステップ4>IC−24の合成
【化88】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ3>で得られた6−(2−ニトロフェニル)−1,2,3−トリフェニル−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−24を得た。
GC−Mass(理論値:434.18g/mol、測定値:434g/mol)
【0122】
[準備例25]IC−25の合成
<ステップ1>1−(3−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)フェニル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化89】
[この文献は図面を表示できません]

窒素気流下、6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドール(10g、41.97mmol)、2−(3−クロロフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン(17.32g、50.37mmol)、Pd(OAc)(0.47g、5mol%)、NaO(t−bu)(8.07g、83.95mmol)、P(t−bu)(0.85g、4.19mmol)、及びトルエン(100ml)を混合し、110℃で12時間攪拌した。
【0123】
反応終了後、エチルアセテートで抽出した後、MgSOで水分を除去し、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:EA=3:1(v/v))で精製して1−(3−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)フェニル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドール(15.8g、収率69%)を得た。
GC−Mass(理論値:545.19g/mol、測定値:545g/mol)
【0124】
<ステップ2>IC−25の合成
【化90】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた1−(3−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)フェニル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−25を得た。
GC−Mass(理論値:513.20g/mol、測定値:513g/mol)
【0125】
[準備例26]IC−26の合成
<ステップ1>1−(3−(4,6−ジフェニルピリミジン−2−イル)フェニル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化91】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−クロロフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの代わりに、2−(3−クロロフェニル)−4,6−ジフェニルピリミジンを使用する以外は、上記の準備例25の<ステップ1>と同様にして1−(3−(4,6−ジフェニルピリミジン−2−イル)フェニル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:544.19g/mol、測定値:544g/mol)
【0126】
<ステップ2>IC−26の合成
【化92】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた1−(3−(4,6−ジフェニルピリミジン−2−イル)フェニル)−6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−26を得た。
GC−Mass(理論値:512.20g/mol、測定値:512g/mol)
【0127】
[準備例27]IC−27の合成
<ステップ1>1−(3−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)フェニル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化93】
[この文献は図面を表示できません]

6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの代わりに、5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例25の<ステップ1>と同様にして1−(3−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)フェニル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:545.19g/mol、測定値:545g/mol)
【0128】
<ステップ2>IC−27の合成
【化94】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた1−(3−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)フェニル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−27を得た。
GC−Mass(理論値:513.20g/mol、測定値:513g/mol)
【0129】
[準備例28]IC−28の合成
<ステップ1>1−(3−(4,6−ジフェニルピリミジン−2−イル)フェニル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールの合成
【化95】
[この文献は図面を表示できません]

6−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、2−(3−クロロフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの代わりに、5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールと、2−(3−クロロフェニル)−4,6−ジフェニルピリミジンを使用する以外は、上記の準備例25の<ステップ1>と同様にして1−(3−(4,6−ジフェニルピリミジン−2−イル)フェニル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを得た。
GC−Mass(理論値:544.19g/mol、測定値:544g/mol)
【0130】
<ステップ2>IC−28の合成
【化96】
[この文献は図面を表示できません]

5−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−1H−インドールの代わりに、上記の<ステップ1>で得られた1−(3−(4,6−ジフェニルピリミジン−2−イル)フェニル)−5−(2−ニトロフェニル)−1H−インドールを使用する以外は、上記の準備例1の<ステップ4>と同様にしてIC−28を得た。
GC−Mass(理論値:512.20g/mol、測定値:512g/mol)
【0131】
[準備例29]IC−29の合成
<ステップ1>9−フェニル−9H−カルバゾール−2−アミンの合成
【化97】
[この文献は図面を表示できません]

窒素気流下、9.66g(30.0mmol)の2−ブロモ−9−フェニル−9H−カルバゾールを、トルエン100mlに溶かした後、28%アンモニア水10.2ml(150mmol)と、Cu 0.10g(5mol%)を入れ、110℃で12時間攪拌した。反応終了後、メチレンクロライドで抽出し、MgSOを入れ、ろ過した。ろ過された有機層の溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィを用いて、目的化合物である9−フェニル−9H−カルバゾール−2−アミン6.5g(収率83%)を得た。
1H-NMR : δ 6.51 (s, 2H), 6.72 (m, 2H), 7.53 (m, 2H), 7.55 (m, 5H), 7.98 (d, 1H),8.05 (d, 1H), 8.62 (d, 1H)
【0132】
<ステップ2>IC−29の合成
【化98】
[この文献は図面を表示できません]

窒素気流下、5.16g(20.0mmol)の9−フェニル−9H−カルバゾール−2−アミンをHO/ジオキサン(10ml/90ml)に溶かした後、トリエタノールアンモニウムクロライド0.372g(2mmol)、RuCln・HO 0.052g(0.2mmol)、PPh 0.158g(0.6mmol)、SnCl・2HO 0.452g(2mmol)を入れ、180℃で20時間攪拌した。反応終了後、水5%HClに反応物を注ぎ、メチレンクロライドで抽出し、MgSOを入れ、ろ過した。ろ過された有機層の溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィを用いて、目的化合物であるIC−29を2.8g(収率54%)得た。
1H-NMR : δ 6.48 (d, 1H), 7.35 (m, 4H), 7.58 (m, 5H), 7.98 (d, 1H), 8.15 (d, 1H), 8.59 (d, 1H), 10.12 (s, 1H)
【0133】
[準備例30]IC−30の合成
<ステップ1>9−フェニル−9H−カルバゾール−1−アミンの合成
【化99】
[この文献は図面を表示できません]

2−ブロモ−9−フェニル−9H−カルバゾールの代わりに、1−ブロモ−9−フェニル−9H−カルバゾールを使用する以外は、準備例29の<ステップ1>と同様にして目的化合物である9−フェニル−9H−カルバゾール−1−アミン6.2g(収率80%)を得た。
1H-NMR : δ 6.37 (s, 2H), 6.82 (d, 1H), 7.15 (t, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.62 (m, 5H), 8.02 (d, 1H), 8.63 (d, 1H)
<ステップ2>IC−30の合成
【化100】
[この文献は図面を表示できません]

9−フェニル−9H−カルバゾール−2−アミンの代わりに、9−フェニル−9H−カルバゾール−1−アミンを使用する以外は、準備例29の<ステップ2>と同様にして目的化合物であるIC−30を2.4g(収率42%)得た。
1H-NMR : δ 6.52 (d, 1H), 7.41 (m, 3H), 7.58 (m, 5H), 8.01 (d, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.62 (d, 1H), 10.22 (s, 1H)
【0134】
[合成例1]Inv5の合成
【化101】
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窒素気流下、IC−1(2.5g、8.85mmol)、2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレン(4.07g、10.62mmol)、Cuパウダー(0.05g、0.88mmol)、KCO(1.22g、8.85mmol)、NaSO(2.51g、17.7mmol)、ニトロベンゼン(30ml)を混合し、190℃で12時間攪拌した。反応終了後、ニトロベンゼンを除去し、メチレンクロライドで有機層を抽出した後、MgSOで乾燥した。有機層の溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィで精製してInv5(3.6g、収率69%)を得た。
GC−Mass(理論値:584.71g/mol、測定値:584g/mol)
【0135】
[合成例2]Inv29の合成
【化102】
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2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−N,N−ジフェニルアニリンを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv29(3.1g、収率66%)を得た。
GC−Mass(理論値:525.64g/mol、測定値:525g/mol)
【0136】
[合成例3]Inv38の合成
【化103】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−(4−ブロモフェニル)−6−フェニルジベンゾ[b,d]チオフェンを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv38(3.3g、収率:61%)を得た。
GC−Mass(理論値:616.77g/mol、測定値:616g/mol)
【0137】
[合成例4]Inv39の合成
【化104】
[この文献は図面を表示できません]


2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−6−フェニルジベンゾ[b,d]チオフェンを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv39(2.8g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:540.68g/mol、測定値:541g/mol)
【0138】
[合成例5]Inv42の合成
【化105】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−(4−ブロモフェニル)−6−フェニルジベンゾ[b,d]フランを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv42(3.2g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:600.71g/mol、測定値:600g/mol)
【0139】
[合成例6]Inv46の合成
【化106】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(3−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9,10−ジヒドロアクリジンを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv46(2.7g、収率54%)を得た。
GC−Mass(理論値:565.7g/mol、測定値:566g/mol)
【0140】
[合成例7]Inv47の合成
【化107】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、5−(4−ブロモフェニル)−10−フェニル−5,10−ジヒドロフェナジンを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv47(3.3g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:614.74g/mol、測定値:614g/mol)
【0141】
[合成例8]Inv48の合成
【化108】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(3−ブロモフェニル)−10H−フェノキサジンを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv48(3.1g、収率64%)を得た。
GC−Mass(理論値:539.62g/mol、測定値:539g/mol)
【0142】
[合成例9]Inv58の合成
【化109】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(4−ブロモフェニル)−10H−フェノチアジンを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv58(2.9g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:555.69g/mol、測定値:555g/mol)
【0143】
[合成例10]Inv65の合成
【化110】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、9−(3−ブロモフェニル)−9H−カルバゾールを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv65(2.8g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:523.63g/mol、測定値:523g/mol)
【0144】
[合成例11]Inv167の合成
【化111】
[この文献は図面を表示できません]

IC−1の代わりに、IC−3を使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv167(3.3g、収率64%)を得た。
GC−Mass(理論値:584.71g/mol、測定値:584g/mol)
【0145】
[合成例12]Inv192の合成
【化112】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、3−ブロモ−N,N−ジフェニルアニリンを使用する以外は、合成例11と同様にして目的化合物であるInv192(2.9g、収率63%)を得た。
GC−Mass(理論値:525.64g/mol、測定値:525g/mol)
【0146】
[合成例13]Inv200の合成
【化113】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−(4−ブロモフェニル)−6−フェニルジベンゾ[b,d]チオフェンを使用する以外は、合成例11と同様にして目的化合物であるInv200(3.4g、収率62%)を得た。
GC−Mass(理論値:616.77g/mol、測定値:616g/mol)
【0147】
[合成例14]Inv205の合成
【化114】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−6−フェニルジベンゾ[b,d]フランを使用する以外は、合成例11と同様にして目的化合物であるInv205(4.64g、収率58%)を得た。
GC−Mass(理論値:524.61g/mol、測定値:524g/mol)
【0148】
[合成例15]Inv208の合成
【化115】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(4−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9,10−ジヒドロアクリジンを使用する以外は、合成例11と同様にして目的化合物であるInv208(3.4g、収率68%)を得た。
GC−Mass(理論値:565.7g/mol、測定値:565g/mol)
【0149】
[合成例16]Inv222の合成
【化116】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(4−ブロモフェニル)−10H−フェノキサジンを使用する以外は、合成例11と同様にして目的化合物であるInv222(2.7g、収率56%)を得た。
GC−Mass(理論値:539.62g/mol、測定値:539g/mol)
【0150】
[合成例17]Inv219の合成
【化117】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、5−(3−ブロモフェニル)−10−フェニル−5,10−ジヒドロフェナジンを使用する以外は、合成例11と同様にして目的化合物であるInv219(3.3g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:614.74g/mol、測定値:614g/mol)
【0151】
[合成例18]Inv224の合成
【化118】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、9−(4−ブロモフェニル)−3−フェニル−9H−カルバゾールを使用する以外は、合成例11と同様にして目的化合物であるInv224(2.9g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:599.72g/mol、測定値:599g/mol)
【0152】
[合成例19]Inv572の合成
【化119】
[この文献は図面を表示できません]

IC−1の代わりに、IC−11を使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv572(3.2g、収率64%)を得た。
GC−Mass(理論値:736.9g/mol、測定値:736g/mol)
【0153】
[合成例20]Inv596の合成
【化120】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−N,N−ジフェニルアニリンを使用する以外は、合成例19と同様にして目的化合物であるInv596(2.9g、収率64%)を得た。
GC−Mass(理論値:677.83g/mol、測定値:677g/mol)
【0154】
[合成例21]Inv606の合成
【化121】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−6−フェニルジベンゾ[b,d]チオフェンを使用する以外は、 合成例19と同様にして目的化合物であるInv606(3g、収率65%)を得た。
GC−Mass(理論値:692.87g/mol、測定値:692g/mol)
【0155】
[合成例22]Inv609の合成
【化122】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−(4−ブロモフェニル)−6−フェニルジベンゾ[b,d]フランを使用する以外は、合成例19と同様にして目的化合物であるInv609(3.1g、収率62%)を得た。
GC−Mass(理論値:752.9g/mol、測定値:752g/mol)
【0156】
[合成例23]Inv611の合成
【化123】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(3−ブロモフェニル)−10H−フェノキサジンを使用する以外は、 合成例19と同様にして目的化合物であるInv611(2.8g、収率62%)を得た。
GC−Mass(理論値:691.82g/mol、測定値:691g/mol)
【0157】
[合成例24]Inv614の合成
【化124】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(3−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9,10−ジヒドロアクリジンを使用する以外は、合成例19と同様にして目的化合物であるInv614(2.5g、収率53%)を得た。
GC−Mass(理論値:717.9g/mol、測定値:717g/mol)
【0158】
[合成例25]Inv615の合成
【化125】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、5−(4−ブロモフェニル)−10−フェニル−5,10−ジヒドロフェナジンを使用する以外は、合成例19と同様にして目的化合物であるInv615(2.8g、収率56%)を得た。
GC−Mass(理論値:766.93g/mol、測定値:766g/mol)
【0159】
[合成例26]Inv625の合成
【化126】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(4−ブロモフェニル)−10H−フェノチアジンを使用する以外は、合成例19と同様にして目的化合物であるInv625(2.7g、収率58%)を得た。
GC−Mass(理論値:707.88g/mol、測定値:707g/mol)
【0160】
[合成例27]Inv632の合成
【化127】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、9−(3−ブロモフェニル)−9H−カルバゾールを使用する以外は、合成例19と同様にして目的化合物であるInv632(2.6g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:675.82g/mol、測定値:675g/mol)
【0161】
[合成例28]Inv653の合成
【化128】
[この文献は図面を表示できません]

IC−1の代わりに、IC−20を使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv653(3.5g、収率63%)を得た。
GC−Mass(理論値:660.8g/mol、測定値:660g/mol)
【0162】
[合成例29]Inv678の合成
【化129】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、3−ブロモ−N,N−ジフェニルアニリンを使用する以外は、合成例28と同様にして目的化合物であるInv678(2.8g、収率56%)を得た。
GC−Mass(理論値:601.74g/mol、測定値:601g/mol)
【0163】
[合成例30]Inv686の合成
【化130】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−(4−ブロモフェニル)−6−フェニルジベンゾ[b,d]チオフェンを使用する以外は、 合成例28と同様にして目的化合物であるInv686(3.3g、収率56%)を得た。
GC−Mass(理論値:692.87g/mol、測定値:692g/mol)
【0164】
[合成例31]Inv691の合成
【化131】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−6−フェニルジベンゾ[b,d]フランを使用する以外は、合成例28と同様にして目的化合物であるInv691(3g、収率61%)を得た。
GC−Mass(理論値:600.71g/mol、測定値:600g/mol)
【0165】
[合成例32]Inv694の合成
【化132】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(4−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9,10−ジヒドロアクリジンを使用する以外は、合成例28と同様にして目的化合物であるInv694(3.3g、収率62%)を得た。
GC−Mass(理論値:641.8g/mol、測定値:641g/mol)
【0166】
[合成例33]Inv705の合成
【化133】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、5−(3−ブロモフェニル)−10−フェニル−5,10−ジヒドロフェナジンを使用する以外は、合成例28と同様にして目的化合物であるInv705(3.4g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:690.83g/mol、測定値:690g/mol)
【0167】
[合成例34]Inv707の合成
【化134】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(3−ブロモフェニル)−10H−フェノチアジンを使用する以外は、合成例28と同様にして目的化合物であるInv707(3.3g、収率52%)を得た。
GC−Mass(理論値:631.79g/mol、測定値:631g/mol)
【0168】
[合成例35]Inv708の合成
【化135】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(4−ブロモフェニル)−10H−フェノキサジンを使用する以外は、合成例28と同様にして目的化合物であるInv708(3.1g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:615.72g/mol、測定値:615g/mol)
【0169】
[合成例36]Inv710の合成
【化136】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、9−(4−ブロモフェニル)−3−フェニル−9H−カルバゾールを使用する以外は、合成例28と同様にして目的化合物であるInv710(3.3g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:675.82g/mol、測定値:675g/mol)
【0170】
[合成例37]Inv896の合成
【化137】
[この文献は図面を表示できません]

IC−1の代わりに、IC−24を使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv896(3g、収率62%)を得た。
GC−Mass(理論値:736.9g/mol、測定値:736g/mol)
【0171】
[合成例38]Inv920の合成
【化138】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−N,N−ジフェニルアニリンを使用する以外は、合成例37と同様にして目的化合物であるInv920(2.9g、収率64%)を得た。
GC−Mass(理論値:677.83g/mol、測定値:677g/mol)
【0172】
[合成例39]Inv930の合成
【化139】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−6−フェニルジベンゾ[b,d]チオフェンを使用する以外は、合成例37と同様にして目的化合物であるInv930(2.8g、収率61%)を得た。
GC−Mass(理論値:692.87g/mol、測定値:692g/mol)
【0173】
[合成例40]Inv933の合成
【化140】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−(4−ブロモフェニル)−6−フェニルジベンゾ[b,d]フランを使用する以外は、合成例37と同様にして目的化合物であるInv933(2.7g、収率54%)を得た。
GC−Mass(理論値:752.9g/mol、測定値:752g/mol)
【0174】
[合成例41]Inv935の合成
【化141】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(3−ブロモフェニル)−10H−フェノキサジンを使用する以外は、合成例37と同様にして目的化合物であるInv935(2.6g、収率57%)を得た。
GC−Mass(理論値:691.82g/mol、測定値:691g/mol)
【0175】
[合成例42]Inv938の合成
【化142】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(3−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9,10−ジヒドロアクリジンを使用する以外は、合成例37と同様にして目的化合物であるInv938(2.8g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:717.9g/mol、測定値:717g/mol)
【0176】
[合成例43]Inv939の合成
【化143】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、5−(4−ブロモフェニル)−10−フェニル−5,10−ジヒドロフェナジンを使用する以外は、合成例37と同様にして目的化合物であるInv939(2.9g、収率58%)を得た。
GC−Mass(理論値:766.93g/mol、測定値:766g/mol)
【0177】
[合成例44]Inv949の合成
【化144】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(4−ブロモフェニル)−10H−フェノチアジンを使用する以外は、合成例37と同様にして目的化合物であるInv949(2.6g、収率55%)を得た。
GC−Mass(理論値:707.88g/mol、測定値:707g/mol)
【0178】
[合成例45]Inv956の合成
【化145】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、9−(3−ブロモフェニル)−9H−カルバゾールを使用する以外は、合成例37と同様にして目的化合物であるInv956(2.5g、収率56%)を得た。
GC−Mass(理論値:675.82g/mol、測定値:675g/mol)
【0179】
[合成例46]Inv977の合成
【化146】
[この文献は図面を表示できません]

IC−1の代わりに、IC−29を使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv977(3.1g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:584.71g/mol、測定値:584g/mol)
【0180】
[合成例47]Inv1002の合成
【化147】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、3−ブロモ−N,N−ジフェニルアニリンを使用する以外は、合成例46と同様にして目的化合物であるInv1002(2.9g、収率63%)を得た。
GC−Mass(理論値:525.64g/mol、測定値:525g/mol)
【0181】
[合成例48]Inv1010の合成
【化148】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−(4−ブロモフェニル)−6−フェニルジベンゾ[b,d]チオフェンを使用する以外は、合成例46と同様にして目的化合物であるInv1010(3.4g、収率62%)を得た。
GC−Mass(理論値:616.77g/mol、測定値:616g/mol)
【0182】
[合成例49]Inv1015の合成
【化149】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−6−フェニルジベンゾ[b,d]フランを使用する以外は、 合成例46と同様にして目的化合物であるInv1015(4.64g、収率58%)を得た。
GC−Mass(理論値:524.61g/mol、測定値:524g/mol)
【0183】
[合成例50]Inv1018の合成
【化150】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(4−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9,10−ジヒドロアクリジンを使用する以外は、合成例46と同様にして目的化合物であるInv1018(3.4g、収率68%)を得た。
GC−Mass(理論値:565.7g/mol、測定値:565g/mol)
【0184】
[合成例51]Inv1029の合成
【化151】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、5−(3−ブロモフェニル)−10−フェニル−5,10−ジヒドロフェナジンを使用する以外は、合成例46と同様にして目的化合物であるInv1029(3.3g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:614.74g/mol、測定値:614g/mol)
【0185】
[合成例52]Inv1032の合成
【化152】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(4−ブロモフェニル)−10H−フェノキサジンを使用する以外は、合成例46と同様にして目的化合物であるInv1032(2.7g、収率56%)を得た。
GC−Mass(理論値:539.62g/mol、測定値:539g/mol)
【0186】
[合成例53]Inv1031の合成
【化153】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(3−ブロモフェニル)−10H−フェノチアジンを使用する以外は、合成例46と同様にして目的化合物であるInv1031(2.6g、収率53%)を得た。
GC−Mass(理論値:555.69g/mol、測定値:555g/mol)
【0187】
[合成例54]Inv1034の合成
【化154】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、9−(4−ブロモフェニル)−3−フェニル−9H−カルバゾールを使用する以外は、合成例46と同様にして目的化合物であるInv1034(2.9g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:599.72g/mol、測定値:599g/mol)
【0188】
[合成例55]Inv1058の合成
【化155】
[この文献は図面を表示できません]

IC−1の代わりに、IC−30を使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv1058(3.6g、収率69%)を得た。
GC−Mass(理論値:584.71g/mol、測定値:584g/mol)
【0189】
[合成例56]Inv1082の合成
【化156】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−N,N−ジフェニルアニリンを使用する以外は、合成例55と同様にして目的化合物であるInv1082(3.1g、収率66%)を得た。
GC−Mass(理論値:525.64g/mol、測定値:525g/mol)
【0190】
[合成例57]Inv1092の合成
【化157】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−ブロモ−6−フェニルジベンゾ[b,d]チオフェンを使用する以外は、合成例55と同様にして目的化合物であるInv1092(2.8g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:540.68g/mol、測定値:541g/mol)
【0191】
[合成例58]Inv1095の合成
【化158】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−(4−ブロモフェニル)−6−フェニルジベンゾ[b,d]フランを使用する以外は、合成例55と同様にして目的化合物であるInv1095(3.2g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:600.71g/mol、測定値:600g/mol)
【0192】
[合成例59]Inv1097の合成
【化159】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(3−ブロモフェニル)−10H−フェノキサジンを使用する以外は、合成例55と同様にして目的化合物であるInv1097(3.1g、収率64%)を得た。
GC−Mass(理論値:539.62g/mol、測定値:539g/mol)
【0193】
[合成例60]Inv1100の合成
【化160】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(3−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9,10−ジヒドロアクリジンを使用する以外は、合成例55と同様にして目的化合物であるInv1100(2.7g、収率54%)を得た。
GC−Mass(理論値:565.7g/mol、測定値:566g/mol)
【0194】
[合成例61]Inv1101の合成
【化161】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、5−(4−ブロモフェニル)−10−フェニル−5,10−ジヒドロフェナジンを使用する以外は、合成例55と同様にして目的化合物であるInv61(3.3g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:614.74g/mol、測定値:614g/mol)
【0195】
[合成例62]Inv1111の合成
【化162】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、10−(4−ブロモフェニル)−10H−フェノチアジンを使用する以外は、合成例55と同様にして目的化合物であるInv1111(2.9g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:555.69g/mol、測定値:555g/mol)
【0196】
[合成例63]Inv1118の合成
【化163】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、9−(3−ブロモフェニル)−9H−カルバゾールを使用する以外は、合成例55と同様にして目的化合物であるInv1118(2.8g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:523.63g/mol、測定値:523g/mol)
【0197】
[合成例64]Inv1139の合成
【化164】
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窒素気流下、IC−7(3g、6.85mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(3−(トリフェニレン−2−イル)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロラン(3.5g、8.23mmol)、NaOH(0.82g、20.57mmol)、及びTHF/HO(60ml/20ml)を混合した後、40℃でPd(PPh(0.23g、0.2mmol)を入れ、80℃で12時間攪拌した。
【0198】
反応終了後、メチレンクロライドで抽出し、MgSOを入れ、有機層を乾燥させた。有機層から溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィで精製してInv1139(3.8g、収率84%)を得た。
GC−Mass(理論値:660.8g/mol、測定値:660g/mol)
【0199】
[合成例65]Inv1141の合成
【化165】
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IC−1の代わりにIC−7を、2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに10H−フェノチアジンを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv1141(2.9g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:555.69g/mol、測定値:523g/mol)
【0200】
[合成例66]Inv1142の合成
【化166】
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10H−フェノチアジンの代わりに、10H−フェノキサジンを使用する以外は、合成例65と同様にして目的化合物であるInv1142(3.1g、収率64%)を得た。
GC−Mass(理論値:539.62g/mol、測定値:539g/mol)
【0201】
[合成例67]Inv1144の合成
【化167】
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10H−フェノチアジンの代わりに、9,9−ジメチル−9,10−ジヒドロアクリジンを使用する以外は、合成例65と同様にして目的化合物であるInv1144(2.7g、収率54%)を得た。
GC−Mass(理論値:565.7g/mol、測定値:565g/mol)
【0202】
[合成例68]Inv1145の合成
【化168】
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10H−フェノチアジンの代わりに、ジフェニルアミンを使用する以外は、合成例65と同様にして目的化合物であるInv1145(3.1g、収率66%)を得た。
GC−Mass(理論値:525.64g/mol、測定値:525g/mol)
【0203】
[合成例69]Inv1150の合成
【化169】
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10H−フェノチアジンの代わりに、5−フェニル−5,10−ジヒドロフェナジンを使用する以外は、合成例65と同様にして目的化合物であるInv1150(2.7g、収率64%)を得た。
GC−Mass(理論値:614.74g/mol、測定値:614g/mol)
【0204】
[合成例70]Inv1151の合成
【化170】
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4,4,5,5−テトラメチル−2−(3−(トリフェニレン−2−イル)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに、4,4,5,5−テトラメチル−2−(6−フェニルジベンゾ[b,d]フラン−4−イル)−1,3,2−ジオキサボロランを使用する以外は、合成例64と同様にして目的化合物であるInv1151(3.5g、収率85%)を得た。
GC−Mass(理論値:600.71g/mol、測定値:600g/mol)
【0205】
[合成例71]Inv1152の合成
【化171】
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4,4,5,5−テトラメチル−2−(3−(トリフェニレン−2−イル)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに、4,4,5,5−テトラメチル−2−(6−フェニルジベンゾ[b,d]チオフェン−4−イル)−1,3,2−ジオキサボロランを使用する以外は、合成例64と同様にして目的化合物であるInv1152(3.6g、収率85%)を得た。
GC−Mass(理論値:616.77g/mol、測定値:616g/mol)
【0206】
[合成例72]Inv1164の合成
【化172】
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窒素気流下、IC−7の代わりにIC−8を使用する以外は、合成例64と同様にして目的化合物であるInv1164(3.7g、収率82%)を得た。
GC−Mass(理論値:660.8g/mol、測定値:660g/mol)
【0207】
[合成例73]Inv1166の合成
【化173】
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IC−1の代わりにIC−8を、2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに10H−フェノチアジンを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv1166(2.6g、収率53%)を得た。
GC−Mass(理論値:555.69g/mol、測定値:523g/mol)
【0208】
[合成例74]Inv1167の合成
【化174】
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10H−フェノチアジンの代わりに、10H−フェノキサジンを使用する以外は、合成例73と同様にして目的化合物であるInv1167(2.7g、収率56%)を得た。
GC−Mass(理論値:539.62g/mol、測定値:539g/mol)
【0209】
[合成例75]Inv1169の合成
【化175】
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10H−フェノチアジンの代わりに、9,9−ジメチル−9,10−ジヒドロアクリジンを使用する以外は、合成例73と同様にして目的化合物であるInv1169(3.4g、収率68%)を得た。
GC−Mass(理論値:565.7g/mol、測定値:565g/mol)
【0210】
[合成例76]Inv1170の合成
【化176】
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10H−フェノチアジンの代わりに、ジフェニルアミンを使用する以外は、合成例73と同様にして目的化合物であるInv1170(2.9g、収率63%)を得た。
GC−Mass(理論値:525.64g/mol、測定値:525g/mol)
【0211】
[合成例77]Inv1175の合成
【化177】
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10H−フェノチアジンの代わりに、5−フェニル−5,10−ジヒドロフェナジンを使用する以外は、合成例73と同様にして目的化合物であるInv1175(2.8g、収率66%)を得た。
GC−Mass(理論値:614.74g/mol、測定値:614g/mol)
【0212】
[合成例78]Inv1176の合成
【化178】
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4,4,5,5−テトラメチル−2−(6−フェニルジベンゾ[b,d]フラン−4−イル)−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに、4,4,5,5−テトラメチル−2−(3−(トリフェニレン−2−イル)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロランを使用する以外は、合成例72と同様にして目的化合物であるInv1176(3.3g、収率80%)を得た。
GC−Mass(理論値:600.71g/mol、測定値:600g/mol)
【0213】
[合成例79]Inv1177の合成
【化179】
[この文献は図面を表示できません]

4,4,5,5−テトラメチル−2−(6−フェニルジベンゾ[b,d]フラン−4−イル)−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに、4,4,5,5−テトラメチル−2−(6−フェニルジベンゾ[b,d]チオフェン−4−イル)−1,3,2−ジオキサボロランを使用する以外は、合成例72と同様にして目的化合物であるInv1177(3.4g、収率80%)を得た。
GC−Mass(理論値:616.77g/mol、測定値:616g/mol)
【0214】
[合成例80]Inv1185の合成
【化180】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、2−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレンを使用する以外は、合成例1と同様にして目的化合物であるInv1185(2.5g、収率59%)を得た。
GC−Mass(理論値:474.59g/mol、測定値:474g/mol)
【0215】
[合成例81]Inv1206の合成
【化181】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、2−ブロモ−9,9−ジフェニル−9H−フルオレンを使用する以外は、合成例11と同様にして目的化合物であるInv1206(3.1g、収率58%)を得た。
GC−Mass(理論値:598.73g/mol、測定値:598g/mol)
【0216】
[合成例82]Inv1254の合成
【化182】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、2−ブロモ−9,9’−スピロビ[フルオレン]を使用する以外は、合成例19と同様にして目的化合物であるInv1254(2.7g、収率53%)を得た。
GC−Mass(理論値:748.91g/mol、測定値:748g/mol)
【0217】
[合成例83]Inv1259の合成
【化183】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、2−(3−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9H−フルオレンを使用する以外は、合成例28と同様にして目的化合物であるInv1259(2.9g、収率55%)を得た。
GC−Mass(理論値:626.79g/mol、測定値:626.79g/mol)
【0218】
[合成例84]Inv1289の合成
【化184】
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2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、4−(4−ブロモフェニル)−6−フェニルジベンゾ[b,d]フランを使用する以外は、合成例37と同様にして目的化合物であるInv1289(3.1g、収率60%)を得た。
GC−Mass(理論値:827.02g/mol、測定値:827g/mol)
【0219】
[合成例85]Inv1319の合成
【化185】
[この文献は図面を表示できません]

2−(3−ブロモフェニル)トリフェニレンの代わりに、2−(3−ブロモフェニル)−9,9’−スピロビ[フルオレン]を使用する以外は、合成例46と同様にして目的化合物であるInv1319(3.3g、収率56%)を得た。
GC−Mass(理論値:672.81.7g/mol、測定値:672g/mol)
【0220】
[実施例1乃至85]緑色の有機電界発光素子の製作
合成例1乃至85で合成した化合物を、常法で高純度の昇華精製を行った後、下記の過程に従って緑色の有機電界発光素子を製作した。
先ず、ITO(Indium Tin Oxide)が1500Aの厚さで薄膜コーティングされたガラス基板を蒸留水超音波で洗浄した。蒸留水洗浄が終わると、イソプロピルアルコール、アセトン、メタノールなどの溶剤で超音波洗浄を行い、乾燥させた後、UV OZONE洗浄機(Power sonic 405、ファシンテック製)に移送した後、UVを用いて前記基板を5分間洗浄し、真空蒸着機に基板を移送した。
【0221】
上述のように用意されたITO透明基板(電極)の上に、m−MTDATA(60nm)/TCTA(80nm)/合成例1乃至85におけるそれぞれの化合物+10%Ir(ppy)(300nm)/BCP(10nm)/Alq(30nm)/LiF(1nm)/Al(200nm)の順に積層して有機電界発光素子を製作した。
【0222】
[比較例]
発光層の形成時、発光ホスト材料として、上記の合成例1で得られた化合物の代わりに、CBPを使用する点を除き、上記の実施例1と同様にして緑色の有機電界発光素子を製作した。
【0223】
上記の実施例1乃至85及び比較例において使用されたm−MTDATA、TCTA、Ir(ppy)、CBP、及びBCPの構造は、下記の通りである。
【化186】
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【0224】
[評価例]
実施例1乃至85及び比較例で製作したそれぞれの有機電界発光素子について、電流密度10mA/cmでの駆動電圧、電流効率及び発光ピークを測定し、その結果を下記の表1に示す。
【表1】
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【0225】
表1に示されるように、本発明に係る化合物を、緑色の有機電界発光素子の発光層材料として使用する場合(実施例1乃至85)、従来のCBPを発光層材料として使用した緑色の有機電界発光素子(比較例)に比べ、効率及び駆動電圧の面で優れた性能を示すことがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0226】
本発明の化1で示されるインドール系化合物は、優れた耐熱性、正孔注入及び輸送能、発光能などを示している。従って、上記の化合物を、正孔注入層、正孔輸送層又は発光層に含む有機電界発光素子は、発光性能、駆動電圧、寿命、効率などが大きく向上でき、フルカラーディスプレイパネルなどに効果的に適用することが可能である。