特許第6039249号(P6039249)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ キヤノン株式会社の特許一覧

特許6039249シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム
<>
  • 特許6039249-シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム 図000002
  • 特許6039249-シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム 図000003
  • 特許6039249-シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム 図000004
  • 特許6039249-シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム 図000005
  • 特許6039249-シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム 図000006
  • 特許6039249-シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム 図000007
  • 特許6039249-シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム 図000008
  • 特許6039249-シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6039249
(24)【登録日】2016年11月11日
(45)【発行日】2016年12月7日
(54)【発明の名称】シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   B65H 37/04 20060101AFI20161128BHJP
   G03G 15/00 20060101ALI20161128BHJP
【FI】
   B65H37/04 D
   G03G15/00 432
【請求項の数】13
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2012-129549(P2012-129549)
(22)【出願日】2012年6月7日
(65)【公開番号】特開2013-252937(P2013-252937A)
(43)【公開日】2013年12月19日
【審査請求日】2015年6月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145827
【弁理士】
【氏名又は名称】水垣 親房
(74)【代理人】
【識別番号】100199820
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 博志
(72)【発明者】
【氏名】陸野 将弘
【審査官】 冨江 耕太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−195414(JP,A)
【文献】 特開2010−146100(JP,A)
【文献】 特開2010−168134(JP,A)
【文献】 特開2008−221477(JP,A)
【文献】 特開2003−291093(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H37/00−37/06
G03G15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成されて排紙されるシートに対して綴じ処理を実行するシート処理装置であって、
ユーザによる数値の入力を受け付け、当該受け付けた数値を前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数として設定する設定手段と、
前記設定手段がユーザによる数値の入力を受け付ける場合に、前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数として設定できる数値の上限値及び下限値を表示する表示手段と、
を有し、
前記表示手段は、基準となるシートの種類における前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を超える値を、前記設定手段で設定できる数値の上限値として表示し、
前記設定手段は、前記上限値及び前記下限値の範囲内で前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を設定することを特徴とするシート処理装置。
【請求項2】
前記設定手段は、綴じ処理の種類ごとに各々の綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を設定することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項3】
前記設定手段は、綴じ処理の種類ごと、且つ、シートの種類ごとに、綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を設定することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項4】
前記綴じ処理の種類は、折り処理とともに実行される第1の種類の綴じ処理と、折り処理を伴わずに実行される第2の種類の綴じ処理を少なくとも含むことを特徴とする請求項2または3に記載のシート処理装置。
【請求項5】
前記設定手段は、シートの種類ごとに前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を設定することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項6】
綴じ処理が指定されたジョブを実行する前に、綴じるべきシートの枚数が当該指定された綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を超えるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により綴じるべきシートの枚数が当該指定された綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を超えると判断された場合、当該綴じ処理が行えないことを通知する通知手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート処理装置。
【請求項7】
画像形成されて排紙されるシートに対して、複数種類の後処理の中から選択された少なくとも1つの処理を実行するシート処理装置であって、
後処理の種類ごとに数値の入力を受け付け、当該受け付けた数値を各種類の後処理を実行可能なシートの上限枚数として設定する設定手段と、
前記設定手段が、ユーザによる数値の入力を受け付ける場合に、各々の後処理を実行可能なシートの上限枚数として設定できる数値の上限値及び下限値を表示する表示手段と、を有し、
前記表示手段は、基準となるシートの種類における前記後処理を実行可能なシートの上限枚数を超える値を、前記設定手段で設定できる数値の上限値として表示し、
前記設定手段は、前記上限値及び前記下限値の範囲内で、各種類の後処理を実行可能なシートの上限枚数を設定することを特徴とするシート処理装置。
【請求項8】
前記複数種類の後処理は、少なくともステイプル針を用いてシートを綴じる綴じ処理と、シートを折る折り処理を含むことを特徴とする請求項7に記載のシート処理装置。
【請求項9】
前記設定手段は、前記後処理の種類ごと、且つ、シートの種類ごとに、後処理を実行可能なシートの上限枚数を設定することを特徴とする請求項7または8に記載のシート処理装置。
【請求項10】
所定の後処理が指定されたジョブを実行する前に、後処理すべきシートの枚数が前記所定の後処理を実行可能なシートの上限枚数を超えるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により所定の後処理が指定されたジョブを実行する前に、後処理すべきシートの枚数が前記所定の後処理を実行可能なシートの上限枚数を超えると判断された場合に、前記所定の後処理が行えないことを通知する通知手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のシート処理装置。
【請求項11】
画像形成されて排紙されるシートに対して綴じ処理を実行するシート処理装置の制御方法であって、
ユーザによる数値の入力を受け付け、当該受け付けた数値を前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数として設定する設定工程と、
前記設定工程でユーザによる数値の入力を受け付ける際に、前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数として設定できる数値の上限値及び下限値を表示部に表示する表示工程と、を有し、
前記表示工程では、基準となるシートの種類における前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を超える値を、前記設定工程で設定できる数値の上限値として表示し、
前記設定工程では、前記上限値及び前記下限値の範囲内で前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を設定することを特徴とするシート処理装置の制御方法。
【請求項12】
画像形成されて排紙されるシートに対して、複数種類の後処理の中から選択された少なくとも1つの後処理を実行するシート処理装置の制御方法であって、
後 処理の種類ごとに数値の入力を受け付け、当該受け付けた数値を各種類の後処理を実行可能なシートの上限枚数として設定する設定工程と、
前記設定工程で、ユーザによる数値の入力を受け付ける際に、各々の後処理を実行可能なシートの上限枚数として設定できる数値の上限値及び下限値を表示部に表示する表示工程と、を有し、
前記表示工程では、基準となるシートの種類における前記後処理を実行可能なシートの上限枚数を超える値を、前記設定工程で設定できる数値の上限値として表示し、
前記設定工程では、前記上限値及び前記下限値の範囲内で、各々の後処理を実行可能なシートの上限枚数を設定することを特徴とするシート処理装置の制御方法。
【請求項13】
請求項11または12に記載のシート処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを処理するシート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置に対して、フィニッシャの機能として、ステイプル、中綴じ製本、中綴じ折りなどの後処理を行うシート処理装置が提案されている。後処理は、画像形成装置の機構上の制限から予め後処理可能な上限枚数が決められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−33071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載されるように従来のシート処理装置では、ステイプルなどの後処理を行う場合に上限枚数が固定で決められている。
具体的には、普通紙を基準に、ステイプル処理を60枚まで可能としている。しかしながら、普通紙より薄いであれば、80枚まで一度にステイプル処理が実行できるにもかかわらず、80枚の薄紙に対してステイプル処理を実行できなかった。近年では、シート処理装置で扱えるシートの種類が増えている。
なお、このような課題は、ステイプル処理にかかわらず、折り処理等の他の後処理においても発生する。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ユーザが後処理を実行可能なシートの上限枚数を設定する際に、上限枚数として設定できる範囲を容易に判別できるようにする仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明のシート処理装置は画像形成されて排紙されるシートに対して綴じ処理を実行するシート処理装置であって、ユーザによる数値の入力を受け付け、当該受け付けた数値を前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数として設定する設定手段と、前記設定手段がユーザによる数値の入力を受け付ける場合に、前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数として設定できる数値の上限値及び下限値を表示する表示手段と、有し、前記表示手段は、基準となるシートの種類における前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を超える値を、前記設定手段で設定できる数値の上限値として表示し、前記設定手段は、前記上限値及び前記下限値の範囲内で前記綴じ処理を実行可能なシートの上限枚数を設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザが後処理を実行可能なシートの上限枚数を設定する際に、上限枚数として設定できる範囲を容易に判別できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】シート処理装置を適用する画像処理システムの全体構成を示すブロック図である。
図2】画像処理システムのソフトウェアモジュール構成を示すブロック図である。
図3図1に示したフィニッシャの構成の一例を示す断面図である。
図4】シート処理装置に対する設定を行うUIの一例を示す図である。
図5】シート処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。
図6】シート処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。
図7】用紙の種類と坪量との関係を示す図である。
図8】シート処理装置に対する設定を行うUIの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<画像形成装置の説明>
【0011】
図1は、本実施形態に係るシート処理装置を適用する画像処理システムの全体構成を示すブロック図である。本例に示す画像形成装置は、全体を制御するコントローラユニット100、画像入力デバイスであるスキャナ117、画像出力デバイスであるプリンタエンジン118、フィニッシャ119を備える。さらに、本例に示す画像形成装置は、操作者からの指示の入力と、操作者への情報の表示を行うための操作部151と、スキャナ117はスキャナ処理部115とを備える。プリンタエンジン118は、一方でフィニッシャ119と接続され、他方でプリンタ処理部116と接続される。なお、スキャナ処理部115、プリンタ処理部116、操作部151はそれぞれ、コントローラユニット100に接続され、コントローラユニット100からの指示により制御される。
【0012】
図1において、コントローラユニット100は、CPU101を有する。CPU101はシステムバス108を通して、RAM102、ROM103、HDD104、画像パスI/F105、操作部I/F106、ネットワークI/F107と接続される。RAM102はCPU101の作業領域を提供するためのメモリである。RAM102はパラメータ設定を一時記録するための設定値記憶メモリと、画像データを一部記憶するための画像メモリとして使用される。ROM103はブートROMであり、システムブートプログラムが格納されている。HDD104には、システムソフトウェア、パラメータ設定値履歴、画像データなどが格納される。
【0013】
CPU101は、ROM103に格納されたシステムブートプログラムをRAM102に読み出して実行することができる。
【0014】
操作部I/F106は、操作部151との間で入出力を行うためのインタフェースである。操作部I/F106は、CPU101からの指示に従って、表示する画像データを操作部151へ出力する。また、操作部I/F106は、操作者が操作部151を介して入力した情報を、CPU101へ伝送する。
ネットワークI/F107は、LAN120に接続され、LAN120に対して情報の入出力を行う。RIP部110は、LAN120から受信したPDLコードをビットマップ画像に展開する。
【0015】
画像伸長部113は、プリンタ処理部116で画像処理をし、プリンタエンジン118で出力する場合に、HDD104に圧縮、符号化されて格納されている画像データを復号し、伸長するものである。また画像圧縮部114はRIP部110やスキャナ処理部115で処理された画像データをHDD104へ格納する際に所定の圧縮方式で符号化するものである。
【0016】
デバイスI/F111は、スキャナ処理部115およびプリンタ処理部116を介してスキャナ117やプリンタエンジン118およびフィニッシャ119を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換と、設定値、調整値、機器状態のデータの伝送を行う。スキャナ処理部115は、スキャナ117から入力された画像データに対して、補正、加工、像域分離、変倍、2値化処理などの編集等の各種処理を行う。
【0017】
スキャナ117は、圧板読取装置を持ち、原稿の画像を読み取る。また、スキャナ117は、自動連続原稿送り装置(ADF)によって、複数枚の原稿を搬送しつつ、その原稿の片面または両面を読み取ることができる。また、図示しない原稿カバー開閉、原稿の有無、原稿サイズの検知を行うセンサを有している。検知した情報やスキャナ117の状態情報はスキャナ処理部115とデバイスI/F111を介してCPU101へ送信される。
【0018】
プリンタ処理部116は、プリント出力する画像データに対して、プリンタエンジン118に応じた補正、解像度変換などの処理や、画像の印字位置の調整といった処理を行う。また、プリンタ処理部116は、CPU101からの指示に従って、ステイプル処理、パンチ処理、中綴じ製本処理などの後処理を実行するフィニッシャ119を制御する処理も行う。
【0019】
プリンタエンジン118は、印刷するシートを格納するための給紙カセットからシートを給紙し、給紙されたシートに画像を印刷し、画像が印刷されたシートを機外に排紙する。給紙カセットには、格納されたシートのサイズを検知するサイズ検知センサが設けられている。CPU101は、サイズ検知センサによって検知されたシートのサイズを示す情報を、プリンタエンジン118とプリンタ処理部116とデバイスI/F111を介して受信する。また、CPU101は、フィニッシャ119の構成情報や状態情報、各給紙カセットの用紙残量、カセットの開閉状態などの機器状態情報も、プリンタ処理部116とデバイスI/F111を介して受信する。
<ソフトウェアモジュールの説明>
図2は、本実施形態を示す画像処理システムのソフトウェアモジュール構成を示すブロック図である。ここで示される各ソフトウェアモジュールは、主にCPU101が、ROM103に記憶されたプログラムをRAM102に読み出して実行することで実現される。
【0020】
図2において、ジョブコントロール処理部2010は、図示/不図示の各ソフトウェアモジュールを制御し、コピー、プリント、スキャン、UI処理などの画像形成装置内で発生するあらゆるジョブの制御を行う。
【0021】
UI処理部2020は、主に操作部151、操作部I/F106に係る制御を行う。操作者が操作部151を操作した内容を、ジョブコントロール処理部2010へ通知するとともに、ジョブコントロール処理部2010からの指示に基づいて、操作部151上の表示画面の表示内容を制御する。また操作部151に表示するための描画データの編集などを行う。
【0022】
ネットワーク処理部2030は主にネットワークI/F107を介して行われる外部との通信を制御するモジュールであり、LAN120上の各機器との通信を制御する。具体的に、ネットワーク処理部2030はLAN120の各機器からの制御コマンドやデータを受信すると、その内容をジョブコントロール処理部2010へ通知する。また、ジョブコントロール処理部2010からの指示に基づき、LAN120の各機器へ制御コマンドやデータの送信を行う。
【0023】
RIP処理部2040は、ジョブコントロール処理部2010の指示に基づいて、PDL(ページ記述言語)の解釈(インタプリット)を行い、RIP部110を制御してレンダリングすることで、ビットマップ画像への展開を行う。
【0024】
画像編集処理部2050は、ジョブコントロール処理部2010の指示に基づいて、画像処理部112を制御し、指定した画像に対して画像処理を行う。画像編集処理部2050はジョブコントロール処理部2010より画像データ、画像情報(画像データのサイズ、カラーモード、解像度など)を受け付ける。そして、画像処理部112、画像伸長部113、画像圧縮部114を制御して、画像データに対して適切な画像処理を施し、画像処理後の画像をジョブコントロール処理部2010へ通知する。
【0025】
スキャン処理部2060は、ジョブコントロール処理部2010の指示に基づいて、スキャナ117、およびスキャナ処理部115を制御して、スキャナ117上に設置されている原稿の読み込みを指示する。そして、読み込んだ原稿画像に対してスキャナ処理部115での画像処理を指示する。スキャナ処理部115とスキャナ117の状態情報を取得してジョブコントロール処理部2010へ通知する。
【0026】
プリント処理部2070はジョブコントロール処理部2010の指示に基づいて、画像処理部112、プリンタ処理部116およびプリンタエンジン118を制御し、指定された画像処理及び印刷処理を行う。プリント処理部2070はジョブコントロール処理部2010より、画像データ、画像情報(画像データのサイズ、カラーモード、解像度など)、レイアウト情報(オフセット、拡大縮小、面付けなど)及び出力用紙情報(サイズ、印字方向)等の情報を受け付ける。
【0027】
そして、画像伸長部113、画像圧縮部114、画像処理部112およびプリンタ処理部116を制御して、画像データに対して適切な画像処理を施し、プリンタエンジン118を制御して印刷用紙への印刷を指示する。
【0028】
プリンタ処理部116とプリンタエンジン118を制御して印刷用紙への印刷を指示する。プリンタエンジン118は、プリンタ処理部116より受け取った情報を元に、図示しないデバイスユニット内のCPUでフィニッシャ119に指示しフィニッシャ119を制御する。そして、プリンタ処理部116とプリンタエンジン118、フィニッシャ119の状態情報を取得して、ジョブコントロール処理部2010へ通知する。
【0029】
図3は、本実施形態を示すシート処理装置の例である画像処理装置を示す断面図である。
図3において、プリンタエンジン118は、CPU101からの給紙要求を受信すると、給紙カセット202または給紙カセット203に印刷に必要なシートが存在し、給紙できるかどうかを判定する。ここで、給紙できるであると判定した場合、CPU101は、印刷データに従って、レーザ光を感光ドラム200に照射して印刷データに応じた潜像形成を行い、感光ドラム200の潜像部分に現像器201内のトナーを付着させる。
そして、プリンタエンジン118はレーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙カセット202または給紙カセット203から、シートを給紙して転写部204へ搬送し、感光ドラム200に付着されたトナーをシートに転写する。
【0030】
そして、プリンタエンジン118はトナーの載ったシートを中間転写ベルト205から定着部206に搬送し、定着部206の熱と圧力によりトナーをシートに定着させる。定着部206を通過したシートは排紙ローラ207によって排紙され、フィニッシャ119を通って排紙トレイ208に排紙される。プリンタエンジン118は、転写後に、シート上に残ったトナーをトナーボックス209に排出する。
【0031】
また、印刷ジョブで両面印刷が指定されている場合、プリンタエンジン118は、排紙ローラ207まで搬送した1面目印刷後のシートを、排紙ローラ207の回転方向を逆転させてフラッパ210によって再給紙搬送路211へ導く。そして、当該シートを、再給紙搬送路211から転写部204に搬送する。
プリンタエンジン118は2面目の印刷が完了したシートを排紙ローラ207によって搬送し、フィニッシャ119を通して排紙トレイ208に排紙する。なお、給紙不可能な場合、プリンタエンジン118は、給紙不可能のステータスをCPU101に送信し、上述の潜像や給紙、搬送、転写、定着にかかる動作を行わない。
【0032】
一方、印刷設定にステイプル処理が指定されているジョブを画像形成装置が受け付けた場合、CPU101は、フィニッシャ119を制御して記録紙にステイプル処理を実行させる。
その際、CPU101は、ステイプル処理するシートの枚数に達するまで、シートを、フィニッシャ119の内部トレイ303上に、溜め置くよう制御する。そして、CPU101は、内部トレイ303上に溜め置かれたシートの枚数が、ステイプル処理するシートの枚数に達したと判断した場合に、フィニッシャ119に対してステイプル処理を実行するよう指示する。フィニッシャ119は、その指示を受けると、内部トレイ303上に溜め置かれたシートに対して、ステイプラ304によってステイプル針を用いてステイプル処理を実行し、ステイプル処理によって綴じられたシート束を排紙トレイ208に排紙する。
本例のシート処理装置は、スタックトレイ302及び、処理トレイ303、ステイプラ304、ブックレットトレイ305、中綴じ製本部306を有する。また、フィニッシャ119は、ステイプル処理以外に、シートの中央を綴じ、シートを2つに折って製本物を生成する中綴じ処理や、シートの中央を綴じずに、シートを2つに折って製本物を生成する未綴じ折り処理などの後処理(フィニッシング処理)を実行する。
【0033】
中綴じ処理を実行する場合、CPU101は、中綴じ製本部306によりシートの中央部分を2ヶ所綴じた後に、シートの中央部分をローラに噛ませることによりシートを2つに折る。中綴じ製本部306で製本されたシートは、ブックレットトレイ305に排出される。
未綴じ折り処理を実行する場合、CPU101は、中綴じ製本部306によりシートの中央部分をローラに噛ませることによりシートを2つに折った後に、折られたシートをブックレットトレイ305に排出する。
【0034】
図4は、本実施形態を示すシート処理装置に対する設定を行うユーザインタフェースの一例を示す図である。本例では、図1に示した操作部151の表示部に、入力可能なフィニッシング処理機能(ステイプル、中綴じ、未綴じ折り)に対する上限枚数を設定する操作画面401を表示した例である。
【0035】
図4において、ステイプル枚数制限枚数402では、ステイプルにおける綴じ枚数の上限枚数を設定可能である。上限枚数405として、例えば「2」枚〜「200」枚の範囲で初期設定可能である。
中綴じ枚数制限枚数403では、ステイプルにおける綴じ枚数の上限枚数を初期設定可能で、上限枚数406として、例えば「2」枚〜「50」枚の範囲で初期設定可能である。未綴じ折り枚数制限枚数404では、未綴じ折りにおける枚数の上限枚数を初期設定可能で、上限枚数407として、例えば「1」枚〜「16」枚の範囲で初期設定可能である。図4の画面に示す値は、本実施形態における画像処理装置が、普通紙に対して実行できる後処理の上限枚数として適した値を表示している。ステイプル処理の上限枚数として100枚が設定されており、中綴じ処理の上限枚数として25枚が設定されており、未綴じ折りの上限枚数として5枚が設定されている。なお、本実施形態では、上限枚数の設定範囲を数値で明示して、それ以外の数値が設定されないようにしている。ここで、この数値を超える値を入力しても、CPU101は、それを受け付けないように制御している。
【0036】
本実施形態では、ステイプル処理、中綴じ処理、未綴じ折り処理等のように後処理の種類毎に上限枚数を設定可能に構成されている。したがって、ユーザは、給紙カセット202や給紙カセット203にセットするシートの種類を考慮、後処理の種類毎に上限枚数を変更することができる。例えば、普通紙よりも薄いシートを給紙カセットにセットする場合、ユーザは、ステイプル処理の上限枚数の設定値を増やすことによって、普通紙の上限枚数よりもより多いシート束にステイプル処理することが可能となる。また、ユーザは、中綴じ処理や未綴じ折り処理のそれぞれについて、ステイプル処理とは異なる上限枚数を設定することができる。例えば、ユーザは、普通紙よりも薄いシートを給紙カセットにセットし、ステイプル処理の上限枚数を100枚から150枚に増やし、中綴じ製本処理の上限枚数を25枚から40枚に増やし、未綴じ折り処理の上限枚数を5枚から10枚に増やすことができる。一方、普通紙よりも厚いシートを給紙カセットにセットする場合、ユーザは、後処理の上限枚数を減らせばよい。
【0037】
なお、このような設定がなされた状態で、受信する1つのジョブで設定されるシートの種類が複数ある場合において、そのシート毎に上限枚数が異なることを検知した場合、CPU101は、操作部151にシート処理できないことを警告表示してもよい。これにより、複数の種類のシートを使用するジョブ中に、処理されたシート束にシート処理ができない状態となることを、事前にユーザに通知することができる。
【0038】
図5は、本実施形態を示すシート処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図4で上限枚数を入力した場合のシート処理を伴う印刷処理例である。なお、各ステップは、図1に示したCPU101が図2に示したモジュールをRAM102にロードして実行することで実現される。以下、図2に示したモジュールを制御主体として説明する。
【0039】
LAN120を介して、図示しない情報処理装置にインストールされたプリンタドライバからの印刷指示や、操作部151からの印刷指示をソフトモジュールであるジョブコントロール処理部2010が印刷指示を受信する(S501)。情報処理装置にインストールされたプリンタドライバから印刷指示を受け付ける場合、印刷データと印刷指示の内容(印刷設定内容)が情報処理装置から画像処理装置に送信される。操作部151から印刷指示を受け付ける場合、スキャナ117によって原稿の画像を読み取り、読み取った原稿の画像を得る。印刷指示の内容(印刷設定内容)は、操作部151を介して受け付ける。印刷指示の内容(印刷設定内容)には、印刷解像度や、印刷レイアウトの設定、後処理の設定等が含まれる。
S501の印刷指示から、ジョブコントロール処理部2010が印刷指示の内容を解析し、印刷指示の内容からステイプルなどのフィニッシング情報(後処理情報)を取得する(S502)。ここでは、印刷指示に、ステイプル指示が含まれている場合を例に説明する。
【0040】
S502で、ジョブコントロール処理部2010は、取得したフィニッシング情報に基づき、図4で保存されている各フィニッシング処理に合わせた制限枚数(通常使用される用紙を基準として設定された上限枚数)を取得する(S503)。S504で、ジョブコントロール処理部2010からの指示でプリント処理部2070が印刷処理を開始する(S504)。
【0041】
S505で、プリント処理部2070がフィニッシャ109から1束分のシートの印刷が完了し、内部トレイ303に溜め置かれたか否かを判断する(S505)。ここで示す1束分のシートの印刷の完了とは、例えば1部分のシートの印刷が完了した場合など、フィニッシングされる単位の印刷物の印刷の完了を示す。1束分終了していないとプリント処理部2070が判断した場合は、印刷動作を続行する。
【0042】
一方、S505で1束分のシートの印刷が完了し、内部トレイ303に溜め置かれたとプリント処理部2070が判断した場合、S503で、取得した上限枚数と排紙枚数との比較を行い、排紙枚数が上限枚数以下であるかどうかを判断する(S50)。なお、ここでいう排紙枚数とは、内部トレイ303に排紙された排紙枚数のことをいう。この排紙枚数は、内部トレイ303にシートを排紙する排紙口に設けられたセンサによってカウントされる。
【0043】
S506で、排紙枚数が上限枚数以下であると判断した場合、プリント処理部2070は、内部トレイ303に溜め置かれたシートにステイプル処理を実行させる(S507)。そして、S508で、プリント処理部207は、後処理が実行された印刷物をスタックトレイ302に排紙させる。
一方、排紙枚数が上限枚数より大きいと判断した場合、プリント処理部2070は、S508で、内部トレイ303に溜め置かれたシートにステイプル処理を実行せずにシートをスタックトレイ302に排紙させる。
なお、ここでは、ステイプル処理を例に説明したが、中綴じ処理や、未綴じ折り処理を実行する場合にも同様である。ただし、中綴じ処理や、未綴じ折り処理の場合、内部トレイ303の代わりに、中綴じ製本部306にシートを溜め置く点、及び、スタックトレイ302ではなく、ブックレットトレイ305にシートを排紙する点が異なる。
【0044】
第1実施形態によれば、フィニッシャ119で実行可能な後処理において上限枚数を設定可能な上限および下限で設定可能であり、設定された上限枚数に従って後処理を実行可能である。
これにより、様々な出力用紙に対応した後処理が可能となり、フィニッシャ119の性能を最大限に活かすことができる。
なお、上述の実施形態では、ユーザが後処理の上限枚数を変えると、印刷で使用さるシートの種類に関わらず、その上限枚数が用いられる例を説明した。
しかしながら、本発明は、これに限られない。例えば、シートの種類ごとに、各後処理の上限枚数をユーザが設定してHDD104に保存しておいてもよい。そして、CPU101は、印刷指示を受け付けた場合に、印刷指示の内容を解析し、印刷に必要なシートの種類と後処理の種類を特定する。その後、CPU101は、特定したシートの種類と後処理の種類によって決まる上限枚数をHDD104から取得する。そして、印刷され、溜め置かれたシートの枚数が上限枚数以下であるか否かを判定し、上限枚数を超えていると判定した場合に、シートに後処理を実行せずに排紙し、上限枚数以下であれば、シートに後処理を実行して排紙すればよい。それによって、シートの種類が変わるごとに、ユーザが上限値を設定し直さずとも、シートの種類ごとに、適した上限枚数でシートの後処理を実行することができるようになる。
〔第2実施形態〕
【0045】
第1実施形態では、フィニッシャの後処理に対して上限枚数を自由に変更できるシート処理装置について説明した。本実施形態では、例えば普通紙についてフィニッシング制限枚数を設定した場合の各種のシートに対する動作について説明する。
【0046】
なお、シート処理装置を含む画像処理システムの構成とソフトウェアモジュール構成は第1実施形態同様であるため説明を省略する。本実施形態においても、図4に示した制限枚数設定画面を用いてユーザが設定してフィニッシング制限枚数が設定されている。
【0047】
図6は、本実施形態を示すシート処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図4で上限枚数を入力した場合のシート処理を伴う印刷処理例である。なお、各ステップは、図1に示したCPU101が図2に示したモジュールをRAM102にロードして実行することで実現される。以下、図2に示したモジュールを制御主体として説明する。以下、本実施形態では、図4でフィニッシング設定枚数が設定されており、シート処理を実行する場合に、シート処理できる用紙の枚数に制限が入る用紙種類を選んだ場合の動作について説明する。
【0048】
LAN120を介した図示しない情報処理装置にインストールされたプリンタドライバからの印刷指示や操作部151からの印刷指示をソフトモジュールであるジョブコントロール処理部2010が印刷指示を受け付ける(S801)。情報処理装置にインストールされたプリンタドライバから印刷指示を受け付ける場合、印刷データと印刷指示の内容(印刷設定内容)が情報処理装置から画像処理装置に送信される。操作部151から印刷指示を受け付ける場合、スキャナ117によって原稿の画像を読み取り、読み取った原稿の画像を得る。印刷指示の内容(印刷設定内容)は、操作部151を介して受け付ける。印刷指示の内容(印刷設定内容)には、印刷解像度や、印刷レイアウトの設定、後処理の設定等が含まれる。
S802で、ジョブコントロール処理部2010は、印刷指示の内容を解析し、ステイプルなどのフィニッシング情報を取得する(S802)。
ジョブコントロール処理部2010は、S802で取得した取得したフィニッシング情報に基づき、図4で保存されている各フィニッシング処理に合わせた上限枚数を取得する(S803)。
【0049】
そして、S809で、ジョブコントロール処理部2010は、印刷指示により設定された用紙種類とフィニッシャ上限枚数の比較を行って、上限オーバーの可能性を判断する(S809)。ここで、上記比較処理は、図4のフィニッシャ制限枚数で予め決められた上限枚数の基準となった用紙(例えば普通紙)の種類の坪量Wd(gsm)と、印刷指示で指定された用紙種類の坪量Wsを比較することによって行われる。また、上限枚数の基準となった用紙(例えば普通紙)の種類の上限枚数Fdと、ユーザによって設定されてHDD104に格納されている上限枚数Fとを比較することによって行われる。
【0050】
Ws>WdでかつF>Fdである場合、印刷に使用するシートが、普通紙より坪量が大きいにも関わらず、普通紙より多くの上限枚数が設定されている。そのため、ジョブコントロール処理部2010が、Ws>WdでかつF>Fdであると判断した場合は、正しくフィニッシング処理ができなくなる可能性があるので、S810に進む。つまり、図7に示す各用紙の種類と坪量との関係を用いて説明すると、普通紙基準で上限値405が設定されておりフィニッシング上限枚数が「100」である。そして、現在の設定値が「200」とする。
【0051】
ユーザにより印刷指定時に厚紙が選択されていれば、図7より厚紙の坪量は普通紙の坪量より高く、フィニッシング上限枚数が普通紙に適した上限枚数より多く設定されているのでNGとジョブコントロール処理部2010が判断し、S810へ進む。逆に、フィニッシング処理が正しくできるとジョブコントロール処理部2010が判断した場合は、S804に進む。
【0052】
S810では、ジョブコントロール処理部2010がS809でフィニッシング処理が正しく処理できないと判断された結果を、図8にユーザインタフェース画面を用いて操作部151に表示を行う(S810)。
【0053】
ここで、ユーザにより、OKボタン701が押下されたとジョブコントロール処理部2010が判断した場合は、S804に進み印字処理を実行する(S811)。一方、ユーザによりキャンセルボタン702が押下されたとジョブコントロール処理部2010が判断した場合、印刷指示に基づく印刷を中止し、処理を終了する。
【0054】
S804で、ジョブコントロール処理部2010からの指示でプリント処理部2070は印刷処理を開始する。S805で、プリント処理部2070がフィニッシャ109からシートが1束分、内部トレイ303、または中綴じ製本部306に溜め置かれたか否かを判断する(S805)。1束分のシートが溜め置かれていないとプリント処理部2070が判断した場合は、印刷動作を続行する。
【0055】
一方、S805で、1束分のシートが溜め置かれているとプリント処理部2070が判断した場合、S803で取得した上限枚数を元に、排紙枚数と上限枚数の比較を行う。そして、プリント処理部2070は、排紙枚数が上限枚数を超えているかどうかを判断する(S806)。なお、ここでいう排紙枚数とは、内部トレイ303に排紙された排紙枚数のことをいう。この排紙枚数は、内部トレイ303にシートを排紙する排紙口に設けられたセンサによってカウントされる。
【0056】
S806で、排紙枚数が上限枚数以下であるとプリント処理部2070が判断した場合、プリント処理部2070は、フィニッシャ119に、後処理を実行させる(S807)。そして、S08で、プリント処理部207は、後処理が実行された印刷物をスタックトレイ302に排紙させる。
【0057】
一方、排紙枚数が上限枚数より大きいと判断した場合、プリント処理部2070は、S08で、内部トレイ303に溜め置かれたシートにステイプル処理を実行せずにシートをスタックトレイ302に排紙させる(S808)。
【0058】
第2実施形態における画像形成装置によればフィニッシャ119で実行可能なフィニッシング処理において上限枚数によりフィニッシング処理ができなくなる旨に対してユーザに示すことが可能となる。
これにより、ユーザは予めフィニッシング処理ができないかどうかを知ることができ、フィニッシャ119の性能を最大限に活かすことができる。
なお、本実施形態によれば、用紙の坪量と、後処理の種類に基づいてS810のポップアップを表示できるので、印刷指示によって実際に印刷される印刷枚数を特定する必要がない。そのため、印刷枚数を特定するために、印刷データに含まれるページの数をカウントする必要がないため、印刷の開始が遅くなることを防ぐことができる。
また、上述した実施形態は、情報処理装置にインストールされたプリンタドライバからの印刷指示と印刷データを受け付けて印刷を実行するプリントジョブの場合と、操作部151からの印刷指示を受け付けて印刷を実行するコピージョブの場合を例に説明した。
しかしながら、HDD104に予め格納しておいた印刷データに対して印刷指示を受け付け、その印刷データに基づいて印刷を実行するボックスジョブに適用することもできる。
【0059】
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
【0060】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
【符号の説明】
【0061】
301 フィニッシャ
302 スタックトレイ
303 スタックトレイ
304 ステイプラ
305 ブックレットトレイ
306 中綴じ製本部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8