特許第6039415号(P6039415)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ キヤノン株式会社の特許一覧

特許6039415無線通信装置、その制御方法、プログラム
<>
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000002
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000003
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000004
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000005
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000006
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000007
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000008
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000009
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000010
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000011
  • 特許6039415-無線通信装置、その制御方法、プログラム 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6039415
(24)【登録日】2016年11月11日
(45)【発行日】2016年12月7日
(54)【発明の名称】無線通信装置、その制御方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20161128BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20161128BHJP
【FI】
   H04M1/00 U
   H04N5/225 F
【請求項の数】13
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2012-286680(P2012-286680)
(22)【出願日】2012年12月28日
(65)【公開番号】特開2014-131106(P2014-131106A)
(43)【公開日】2014年7月10日
【審査請求日】2015年12月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100124442
【弁理士】
【氏名又は名称】黒岩 創吾
(72)【発明者】
【氏名】川合 裕司
【審査官】 石井 則之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−154332(JP,A)
【文献】 特開2010−93386(JP,A)
【文献】 特開2007−142839(JP,A)
【文献】 特開2008−236150(JP,A)
【文献】 特開2008−153821(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 1/38−1/58
7/24−7/26
H04M 1/00
1/24−3/00
3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
99/00
H04W 4/00−99/00
H04N 5/225
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部装置と無線通信する無線通信装置であって、
外部のアクセスポイントが形成したネットワークに参加する第1の通信モードと、前記通信モードがアクセスポイントとしてネットワークを形成する第2の通信モードとを含む通信モードのいずれかに移行する移行手段と、
前記外部装置と無線通信を確立した後、前記外部装置との通信における電波環境を示す指標を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記指標の情報を表示手段に表示する表示制御手段とを有し、
前記決定手段は、前記無線通信装置が前記第1の通信モードにある場合と、前記第2の通信モードである場合とで、異なる種類のパラメータを用いて前記電波環境を示す指標を決定することを特徴とする無線通信装置
【請求項2】
前記電波環境を示す指標は、前記電波環境を段階的なレベルで示すものであることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記決定手段により決定された指標をアイコンで表示することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記表示制御手段により表示される前記指標の情報の表示形態は、前記決定手段により用いられたパラメータの種類によらないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記第1の通信モードで前記外部装置と通信している場合、前記決定手段は、前記外部のアクセスポイントが送信するビーコンに基づく第1のパラメータを用いて前記電波環境を示す指標を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記第1のパラメータは、前記外部のアクセスポイントが送信するビーコンのSNRを示すパラメータであることを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記第2の通信モードで前記外部装置と通信している場合、前記決定手段は、前記外部装置における電波環境を示す第2のパラメータを用いて前記電波環境を示す指標を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の無線通信装置。
【請求項8】
前記第2のパラメータは、前記外部装置から受信したRSSIを示すパラメータであることを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
【請求項9】
前記外部装置における電波環境を示す第2のパラメータを特定する特定手段を更に有し、
前記特定手段は、前記外部装置のMACアドレスに基づき、前記外部装置における電波環境を示す第2のパラメータを特定することを特徴とする請求項7または8に記載の無線通信装置。
【請求項10】
前記特定手段は、前記外部装置のIPアドレスとARPテーブルに基づき、前記外部装置のMACアドレスを特定し、当該MACアドレスに基づき、前記外部装置における電波環境を示す第2のパラメータを特定することを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置。
【請求項11】
前記通信モードは、前記外部装置とアクセスポイントを介さずにアドホックモードで通信する第3の通信モードをさらに含み、
前記第3の通信モードで前記外部装置と通信している場合、前記決定手段は、前記外部装置とのデータ通信において得られる第3のパラメータを用いて前記電波環境を示す指標を決定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の無線通信装置。
【請求項12】
外部装置と無線通信する無線通信装置の制御方法であって、
外部のアクセスポイントが形成したネットワークに参加する第1の通信モードと、前記通信モードがアクセスポイントとしてネットワークを形成する第2の通信モードとを含む通信モードのいずれかに移行する移行工程と、
前記外部装置と無線通信を確立した後、前記外部装置との通信における電波環境を示す指標を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定された前記指標の情報を表示手段に表示する表示工程とを有し、
前記決定工程では、前記無線通信装置が前記第1の通信モードにある場合と、前記第2の通信モードである場合とで、異なる種類のパラメータを用いて前記電波環境を示す指標を決定することを特徴とする無線通信装置の制御方法
【請求項13】
コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の無線通信装置の各手段として機能させるコンピュータが実行可能なプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信装置における電波環境表示処理に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の無線通信用デバイスの集積化により、携帯用パーソナルコンピュータ(いわゆるノートPC)のみならず、プリンタ、携帯情報端末、デジタルカメラ、携帯電話、スマートフォン等に無線LANが搭載されるようになってきた。これにより従来、USB接続などの特定の機器との間で有線接続による通信手段しか持たなかった機器が、無線通信手段を有することにより様々な機器との間でデータ通信を行うことが可能となっている。
【0003】
有線通信の場合、ケーブル等によって機器と機器を接続すれば、所望の機器との間に接続を明示的に確立することができるが、無線通信の場合、機器間の接続状態を目で見て確認することができない。そのため、ユーザは無線通信を開始する際に、機器を操作して接続を確立する必要がある。無線通信を利用して機器を相手機器と接続する場合、まず接続する無線ネットワークを選択して無線接続処理を行い、その後接続相手機器を選択して機器接続処理を行う場合が多い。例えば、デジタルカメラとスマートフォンとの接続を行う場合、相手機器との機器接続処理が完了すると、画像などのデータの送受信などを行うことができる。
【0004】
相手機器との接続方法としては、インフラストラクチャーモード、アドホックモードなどの種々のモードがあり、用途に応じてモードを切り換えることができる。
【0005】
ここで、従来の通信環境を表示する方法として、インフラストラクチャーモードの場合、アクセスポイントとの間の電波強度に関するパラメータ(信号対雑音比SNR(Signal to Noise ratio)など)を取得する方法がある。一方、アドホックモードの場合は接続相手機器との間のSNRを取得する方法がある。そして取得した電波強度に応じたアイコンを表示画面に表示することにより、電波環境がどれくらいかを分かるようにしていた(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−290695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、機器の接続形態によっては、無線モジュールの制約から接続相手機器との間のSNRを取得することができないため電波環境が表示できず、ユーザが電波環境がどれくらいかを確認することができない場合がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、接続形態に応じた方法で電波環境を表示することができる無線通信装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る無線通信装置は、外部装置と無線通信する無線通信装置であって、外部のアクセスポイントが形成したネットワークに参加する第1の通信モードと、前記通信モードがアクセスポイントとしてネットワークを形成する第2の通信モードとを含む通信モードのいずれかに移行する移行手段と、前記外部装置と無線通信を確立した後、前記外部装置との通信における電波環境を示す指標を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記指標の情報を表示手段に表示する表示制御手段とを有し、前記決定手段は、前記無線通信装置が前記第1の通信モードにある場合と、前記第2の通信モードである場合とで、異なる種類のパラメータを用いて前記電波環境を示す指標を決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、接続形態に応じた方法で電波環境を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態に係るデジタルカメラのシステム構成を示す図である。
図2】本発明の実施形態に係るスマートフォンのシステム構成を示す図である。
図3】本発明の実施形態に係るネットワーク構成を示す図である。
図4A】本発明の実施形態に係るデジタルカメラにおける接続処理を示すフローチャート図である。
図4B】本発明の実施形態に係るデジタルカメラにおける接続相手機器のMACアドレス記憶処理を示すフローチャート図である。
図5】本発明の実施形態に係るスマートフォンにおける接続処理を示すフローチャート図である。
図6】本発明の実施形態に係るデジタルカメラにおけるアンテナ表示の画面図である。
図7A】本発明の実施形態に係るデジタルカメラにおけるアンテナ表示の更新処理を示すフローチャート図である。
図7B】本発明の実施形態に係るデジタルカメラにおけるアンテナ表示処理を示すフローチャート図である。
図7C】本発明の実施形態に係るデジタルカメラにおけるアンテナ本数決定処理を示すフローチャート図である。
図8】本発明の実施形態に係るデジタルカメラにおけるアンテナ本数決定処理に用いる閾値を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面によって本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。
【0013】
本発明の実施形態において、デジタルカメラとデジタルカメラ、デジタルカメラと携帯電話を機器接続する場合を例にあげて説明する。
【0014】
[第1の実施形態]
<デジタルカメラの構成>
図1は、本発明の実施形態における無線通信機器の一例であるデジタルカメラ100の構成を示す図である。
【0015】
10はレンズバリア、11は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッターであり、撮像制御手段13によって制御される。
【0016】
14は光学像を電気信号100に変換する撮像素子、15は画像処理回路であり、 撮像素子14からのデータ或いはメモリ制御回路16からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
【0017】
16はメモリ制御回路であり、撮像素子14のデータが画像処理回路15においてA/D変換され、メモリ18に書き込まれる。
【0018】
17はTFT LCD等から成る画像表示部であり、メモリ18に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換されて画像表示部17により表示される。
【0019】
18は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。
【0020】
これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ18に対して行うことが可能となる。
【0021】
また、メモリ18はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0022】
メモリ50は撮影画像の被写体認識処理や、被写体認識結果と管理データの照合処理や、ステータスデータの生成処理など、本実施形態で必要な各種処理を実行する。また、メモリ50はデジタルカメラ100全体を制御するシステム制御回路、51はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。
【0023】
52は画像処理部であり、静止画のリサイズを行うなど、各種画像処理を行う。
【0024】
60は通信制御手段であり、外部機器との通信機能を制御し、アンテナ61と接続されている。
【0025】
70はシステム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0026】
71は、データ記録速度や、取得するデータのデータレートを測定するなどに使われるタイマである。
【0027】
90はメモリカード等の外部記憶媒体とデータの送受信を行うカードコントローラ、91はメモリカード等の外部記憶媒体とのインタフェース、92はメモリカード等の外部記憶媒体と接続を行うコネクタである。93はメモリカード等の外部記憶媒体、94はコネクタ92に外部記憶媒体93が装着されているか否かを検知する記憶媒体着脱検知手段である。
【0028】
以上がデジタルカメラ100の全体のシステム構成である。
【0029】
<携帯電話の構成>
図2は、本発明の実施形態における外部装置の一例である携帯電話200の構成を示す図である。
【0030】
201は3G回線等の公衆網と通信を行うための公衆網通信手段であり、公衆網アンテナ202と接続されている。
【0031】
203はLCD表示、LED表示などでユーザに対する情報を表示する表示部であり、表示処理部204によって処理される。
【0032】
205は操作部であり、システムコントローラ206を介してスイッチやダイアル、タッチパネル、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される各種の動作指示を入力するための操作手段である。
【0033】
207は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリである。208は携帯電話の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0034】
209はメモリカード等の外部記憶媒体とデータの送受信を行うカードコントローラ、210はメモリカード等の外部記憶媒体とのインタフェースである。
【0035】
211は無線LAN通信手段であり、212はBluetooth(登録商標)通信手段であり、ともにアンテナ213に接続されている。
【0036】
214は位置情報を取得するためのGPS通信手段であり、GPSアンテナ215に接続されている。
【0037】
216はPCなどの外部機器とUSBを用いて接続する為のUSBデバイスインタフェースである。
【0038】
217は音声処理部であり、マイク218から取得した音声データの処理や、処理した音声データをスピーカー219を介して出力処理を行う
以上が携帯電話200の全体のシステム構成である。
【0039】
<接続形態の概要>
図3は、本実施形態における、デジタルカメラ100と携帯電話200との接続形態を模式的に表した図である。デジタルカメラ100と携帯電話200が無線でデータを送受信する場合、図3(a)、図3(b)の2つの接続形態が考えられる。
【0040】
図3(a)は、外部中継装置の一例である外部アクセスポイント(以下、AP)300が形成する無線LANネットワークに、デジタルカメラ100と携帯電話200とが参加する形態である。デジタルカメラ100及び携帯電話200は、外部AP300が定期的に送信するビーコン信号を検知し、外部AP300が形成する無線LANネットワークに参加する。デジタルカメラ100と携帯電話200は同じ無線LANネットワークに参加した後、互いの機器発見、機器の能力取得などを経て無線LANによるデータの送受信が可能な状態となる(機器間の接続を確立する)。この形態ではデジタルカメラ100はインフラストラクチャーモードの子機として動作する。この形態を便宜上、通常インフラストラクチャーモードと呼ぶ。でのデジタルカメラ100の動作モードは第1の接続モードの一例である。
【0041】
図3(b)は、外部AP300を介さず、デジタルカメラ100と携帯電話200とが直接接続する形態である。この場合は、デジタルカメラ100が簡易APとして動作して無線LANネットワークを形成する。デジタルカメラ100は簡易APとして動作すると、ビーコン信号の定期的な送信を開始する。携帯電話200はビーコン信号を検知し、デジタルカメラ100が形成した無線LANネットワークに参加する。そして図3(a)の場合と同様、互いの機器発見、機器の能力取得などを経て通信を確立し、データの送受信が可能な状態となる。この形態ではデジタルカメラ100はインフラストラクチャーモードの親機として動作する。この形態を便宜上、簡易APモードと呼ぶ。この形態でのデジタルカメラ100の動作モードは第2の接続モードの一例である。
【0042】
図3(c)は、外部AP300を介さず、デジタルカメラ100とデジタルカメラ100’とが直接接続する形態である。この場合は、どちらか一方のデジタルカメラ100がアドホックネットワークを形成し、ビーコン信号の定期的な送信を開始する。もう一方のデジタルカメラ100’はビーコン信号を検知し、デジタルカメラ100が形成した無線LANネットワークに参加する。そして図3(a)の場合と同様、互いの機器発見、機器の能力取得などを経て通信を確立し、データの送受信が可能な状態となる。この形態でのデジタルカメラ100の動作モードは第3の接続モードの一例である。
【0043】
以上述べたように、デジタルカメラ100と携帯電話200には2種類の接続形態があり、デジタルカメラ100とデジタルカメラ100’には1種類の接続形態がある。本実施形態では、これらの接続形態に応じて適切な制御を行う例について説明する。
【0044】
図4A図4Bを参照して、デジタルカメラ100と携帯電話200を簡易APモードおよび通常インフラストラクチャーモードで接続する流れを説明する。また、図5を参照して、デジタルカメラ100とデジタルカメラ100’とをアドホックモードで接続する流れについて説明する。まず、デジタルカメラ側の接続処理について説明する。図4Aは、本実施形態におけるデジタルカメラにおける接続処理を示したフローチャート図である。このフローチャートにおける各処理は、システム制御回路50が、不揮発性メモリ51に格納されたプログラムをメモリ18に展開して実行することにより実現される。
【0045】
まず、S401において、ユーザは接続する相手機器の種別を操作部70を用いて選択する。システム制御回路50は、ユーザにより選択された接続相手機器の種別をメモリ18に記憶し、S402に進む。本実施形態では、接続相手機器種別としてデジタルカメラと携帯電話を選択できるものとする。
【0046】
S402において、システム制御回路50は、ユーザにより選択された接続相手機器種別が携帯電話であるか否かを判断する。S402において携帯電話であると判断した場合はS404に進む。S402において携帯電話でないと判断した場合はS403に進む。
【0047】
まず、S401においてユーザによりデジタルカメラが選択された場合について説明する。S403において、システム制御回路50は、デジタルカメラとの接続処理を行い、S411へ進む。デジタルカメラ同士の接続においては、お互いにパラメータを交換することによって、どちらがアドホックネットワークを構築して、どちらが構築されたアドホックネットワークに参加するかの役割を決定して接続することで、直接接続を行うことができる。
【0048】
次に、S401においてユーザにより携帯電話が選択された場合について説明する。S404において、ユーザは通信モードの中から所望の通信モードを操作部70を用いて選択する。システム制御回路50は、ユーザにより選択された通信モードをメモリ18に記憶し、S405に進む。通信モードとしては、APを経由して接続を行う通常インフラストラクチャーモードと自身がAPとなりピアツーピアで接続を行う簡易APモードがある。
【0049】
S405において、システム制御回路50は、ユーザにより選択された通信モードが簡易APモードか否かを判断する。S405において簡易APモードであると判断した場合はS406に進む。S405において簡易APモードでないと判断した場合はS410に進む。
【0050】
まず、簡易APモードを選択した場合について説明する。
【0051】
S406において、システム制御回路50は、簡易APを起動する際に用いるESSIDとパスフレーズを生成し、S407に進む。
【0052】
S407において、システム制御回路50は、S406で生成したESSIDとパスフレーズを画像表示部17に表示し、S408に進む。ユーザが画像表示部17に表示されたESSIDとパスフレーズを携帯電話側で設定することによりデジタルカメラAが起動する簡易APに接続することができる。携帯電話側の接続処理については後述する。
【0053】
S408において、システム制御回路50は、通信制御手段60を用いて、S406で生成したESSIDとパスフレーズを用いて簡易APを起動し、S409に進む。
【0054】
S409において、システム制御回路50は、通信制御手段60を用いて、DHCPサーバを起動し、S411に進む。DHCPサーバは、起動した簡易APに参加してきた機器に対して、IPアドレスを割り当てる機能を有している。
【0055】
S405において簡易APモードでないと判断した場合、つまり、ユーザにより通常インフラストラクチャーモードが選択された場合、S410において、システム制御回路50は、APへの接続処理を行い、S411に進む。
【0056】
S411において、システム制御回路50は、通信制御手段60を用いて、機器検索処理を行い、S412に進む。機器検索処理は、UPnP(Universal Plug and Play)やmDNS(multicast DNS)等のプロトコルを用いて実現する。
【0057】
S412において、システム制御回路50は、相手機器を発見したか否かを判断する。S412において相手機器を発見したと判断した場合は、S413に進む。S412において相手機器を発見していないと判断した場合は、S412に戻る。
【0058】
S413において、システム制御回路50は、S401においてユーザにより選択された接続相手機器種別をメモリ18から読み出し、接続相手機器種別が携帯電話であるか否かを判断する。S413において、接続相手機器種別が携帯電話であると判断した場合はS414に進み、携帯電話ではないつまりデジタルカメラであると判断した場合はS418に進む。
【0059】
S414において、システム制御回路50は、S412において発見した相手機器一覧を画像表示部17に表示し、S415に進む。
【0060】
S415において、ユーザは発見した相手機器一覧の中から所望の接続相手機器を操作部70を用いて選択し、S416に進む。
【0061】
S416において、システム制御回路50は、S404においてユーザにより選択された通信モードが簡易APモードであるか否かを判断する。S416において簡易APモードであると判断した場合はS417に進み、簡易APモードではないと判断した場合はS418に進む。
【0062】
S417において、システム制御回路50は、S415においてユーザにより選択された接続相手機器のIPアドレスをメモリ18に記憶し、S418に進む。接続相手機器のIPアドレスは、S412において機器を発見した際に、発見した機器の情報の一つとして取得できる。システム制御回路50は、機器情報の中からユーザにより選択された接続相手機器のIPアドレスをメモリ18に記憶する。
【0063】
S418において、システム制御回路50は、通信制御手段60を用いて、S415においてユーザにより選択された相手接続機器に対して機器接続処理を行い、S419に進む。機器接続処理とは画像の送受信などを行うプロトコルレベルでの接続処理を行うことである。
【0064】
S419において、システム制御回路50は、通信制御手段60を用いて、接続相手機器との機器接続処理が完了したか否かを判断する。機器接続処理が完了したと判断した場合はS420に進み、機器接続処理が完了していないと判断した場合にはS419に戻る。
【0065】
S420において、システム制御回路50は、S404においてユーザにより選択された通信モードが簡易APモードであるか否かを判断する。S420において簡易APモードであると判断した場合はS421に進み、簡易APモードではないと判断した場合は接続処理を終了する。
【0066】
S421において、システム制御回路50は、接続相手機器のMACアドレスをメモリ18に記憶し、接続処理を終了する。図4Bを用いて、接続相手機器のMACアドレスの記憶方法について説明する。
【0067】
図4Bは、本実施形態におけるデジタルカメラにおける接続相手機器のMACアドレスを記憶する処理の流れを示したフローチャート図である。このフローチャートにおける各処理は、システム制御回路50が、不揮発性メモリ51に格納されたプログラムをメモリ18に展開して実行することにより実現される。
【0068】
まず、S431において、システム制御回路50は、S417においてメモリ18に記憶した接続相手機器のIPアドレスを取得し、S432に進む。
【0069】
S432において、システム制御回路50は、メモリ18に記憶されているARPテーブルを参照し、S433に進む。ARPテーブルとは、接続相手機器のIPアドレスとMACアドレスの対応表である。ARPテーブルは、ARP要求のパケットを受信した場合と、ARP応答のパケットを受信した際に登録、もしくは更新される。
【0070】
S433において、システム制御回路50は、ARPテーブルを参照してS431で取得した接続相手機器のIPアドレスに対応したMACアドレスを取得し、S434に進む。
【0071】
S434において、システム制御回路50は、S433において取得した接続相手機器のMACアドレスをメモリ18に記憶し、MACアドレス記憶処理を終了する。
【0072】
次に携帯電話側の接続処理について説明する。
【0073】
図5は、本実施形態におけるデジタルカメラと携帯電話を接続する際の携帯電話の処理の流れを示したフローチャート図である。このフローチャートにおける各処理は、システム制御回路50が、不揮発性メモリ51に格納されたプログラムをメモリ18に展開して実行することにより実現される。
【0074】
まず、S501において、ユーザは携帯電話のネットワーク選択において、表示部203に表示されたネットワークの中から操作部205を用いて接続するネットワークを選択し、S502に進む。本実施形態では、携帯電話200はデジタルカメラ100の簡易APに参加する、もしくは外部AP300のネットワークに参加する。このため、図4AのS407においてデジタルカメラの画像表示部17に表示されたESSIDのネットワーク、もしくは外部APのESSIDを携帯電話のネットワーク選択画面で選択する。
【0075】
S502において、ユーザはS501で選択したネットワークのパスフレーズを操作部205を用いて入力し、S503に進む。簡易APのパスフレーズは、図4のS407においてデジタルカメラの画像表示部17にESSIDとともに表示される。外部APのパスフレーズについては、外部APに設定してあるパスフレーズを入力する必要がある。
【0076】
S503において、システムコントローラ206は、無線LAN通信手段211を用いて、S501、S502において選択、入力されたネットワーク、パスフレーズに基づいてネットワーク参加処理を行い、S504に進む。
【0077】
ネットワーク参加処理が完了すると、S504において、システムコントローラ206は、無線LAN通信手段211を用いて、DHCPアドレッシングを行い、S505に進む。DHCPアドレッシングとは、無線ネットワーク上のDHCPサーバにIPアドレスを要求し、IPアドレスを取得する方法である。本実施形態では、デジタルカメラおよび外部APにDHCPサーバが搭載されている。
【0078】
S505において、ユーザは操作部205を用いて専用のアプリケーションを起動し、S506に進む。本実施形態では、デジタルカメラと携帯電話を機器接続するために専用のアプリケーションが必要であるものとする。
【0079】
S506において、システムコントローラ206は、無線LAN通信手段211を用いて、デジタルカメラとの機器接続処理を行い、携帯電話側の接続処理を終了する。デジタルカメラと携帯電話との機器接続処理が完了することで画像の送受信や、携帯電話からデジタルカメラ内部の画像の閲覧などを行うことができるようになる。
【0080】
次に、デジタルカメラ100とデジタルカメラ100’、およびデジタルカメラ100と携帯電話200の接続が完了した際に、電波環境を表示する処理の流れについて説明する。なお、本実施形態では電波環境を示す表示形態としてアンテナのアイコンを用いる。アンテナのアイコンは電波強度に応じて電波を示す指標が0〜3本(本数が多いほど高強度)表示される。以下、アンテナアイコンを用いた電波環境の表示を、単に「アンテナ表示」と呼ぶこともある。
【0081】
図6は、本実施形態におけるデジタルカメラ100とデジタルカメラ100’、およびデジタルカメラ100と携帯電話200の接続が完了した際のデジタルカメラにおける画面図である。図6に示すように、デジタルカメラの画像表示部17にアンテナアイコンを表示している。本実施形態においては、電波環境によってアンテナ表示が0から3本に変化するものとする。また、アドホックモード接続、簡易APモード接続、通常インフラストラクチャーモード接続にかかわらず、デジタルカメラの画像表示部17上に表示されるアンテナアイコンは、同じものを表示するものとする。
【0082】
図7A図7B図8を参照して、デジタルカメラ100におけるアンテナ表示の際の処理について説明する。
【0083】
図7Aは、本実施形態におけるデジタルカメラにおけるアンテナ表示の更新処理を示したフローチャート図である。このフローチャートにおける各処理は、システム制御回路50が、不揮発性メモリ51に格納されたプログラムをメモリ18に展開して実行することにより実現される。図7Aにおける処理は、デジタルカメラとデジタルカメラ、およびデジタルカメラと携帯電話の接続処理が完了した後に行われる。
【0084】
まず、S701において、システム制御回路50は、接続相手機器との接続が切断されたか否かを判断する。S701において、接続相手機器との接続が切断されたと判断した場合はS706に進み、接続が切断されていないと判断した場合はS702に進む。
【0085】
S702において、システム制御回路50はアンテナ表示処理を行い、S703へ進む。アンテナ表示処理の詳細については後述する。
【0086】
S703において、システム制御回路50は、タイマをスタートさせて、S704に進む。
【0087】
S704において、システム制御回路50は、タイマがタイムアウトしたか否かを判断する。たS704において、タイマがタイムアウトしたと判断した場合はS705に進み、タイムアウトしていないと判断した場合は、S704に戻る。タイマのタイムアウト時間は、アンテナ表示を更新したい時間に設定する。
【0088】
S705において、システム制御回路50は、タイマを停止させてS701に戻る。
【0089】
S701において、接続相手機器と切断されたと判断した場合は、S706において、システム制御回路は切断処理を行い、アンテナ表示更新処理を終了する。
【0090】
次に、図7Bを参照して、図7AのS702におけるアンテナ表示処理についての詳細を述べる。
【0091】
図7Bは、本実施形態におけるデジタルカメラにおけるアンテナ表示処理を示したフローチャート図である。このフローチャートにおける各処理は、システム制御回路50が、不揮発性メモリ51に格納されたプログラムをメモリ18に展開して実行することにより実現される。
【0092】
まず、S721において、システム制御回路は、現在接続しているモードが簡易APモードであるか否かを判断する。S721において、簡易APモードであると判断した場合はS723へ進み、簡易APモードではないと判断した場合はS722へ進む。
【0093】
S723において、簡易APモードの場合、システム制御回路50は、簡易APに接続されている機器の情報を取得し、S724に進む。簡易APには1台だけでなく複数台接続することができるため、接続されている機器の情報の一覧を取得する。ここでの例としては、接続している機器のMACアドレス取得処理やRSSI取得処理、省電力モードか否かの情報を取得する処理などあげられる。
【0094】
S724において、システム制御回路50は、図4AのS421においてメモリ18に記憶した、接続相手機器のMACアドレスをもとに、S723で取得した情報から接続相手機器のRSSIを取得し、メモリ18に記憶し、S727に進む。
【0095】
次に、S721において簡易APモードではないと判断した場合は、S722において、システム制御回路50は、現在接続しているモードが通常インフラストラクチャーモードであるか否かを判断する。S722において、通常インフラストラクチャーモードであると判断した場合はS725へ進み、通常インフラストラクチャーモードではない、つまりアドホックモードであると判断した場合はS726へ進む。
【0096】
S725において、通常インフラストラクチャーモードの場合、システム制御回路50は、現在接続している外部APから定期的に送信されるビーコンのSNRを取得し、メモリ18に記憶し、S727へ進む。SNRの取得はパラメータ取得処理の一例である。
【0097】
S726において、アドホックモードの場合、システム制御回路50は、アドホックネットワークに接続している機器から送信されるデータのSNRを取得し、メモリ18に記憶し、S727へ進む。アドホックモードの場合、ある機器が構築するアドホックネットワークに複数の機器が参加することができ、ビーコンを定期的に送信しているため、ビーコンのSNRを取得してもどの機器のビーコンかわからない。そこで、実際にプロトコルレベルでの接続が完了し、データを送信したときのSNRを取得することにより、接続相手機器のSNRを取得することができる。したがって、アドホックモードでの接続の場合、データのSNRを取得する必要がある。
【0098】
簡易APモードでは接続相手機器のRSSI、通常インフラストラクチャーモードでは外部APのビーコンのSNR、アドホックモードでは接続している機器からのデータのSNRをそれぞれ取得し、メモリ18に記憶する。
【0099】
S727において、システム制御回路はS724、S725、S726において取得したパラメータをもとにアンテナ表示する際の、アンテナの本数を決定し、S728へ進む。アンテナ本数を決定する処理の詳細は後述する。
【0100】
S728において、システム制御回路50は、S727において決定したアンテナの本数だけ、画像表示部17にアンテナアイコンを表示し、アンテナ表示処理を終了する。
【0101】
次に、図7C図8を用いて、図7BのS727におけるアンテナ本数の決定処理について詳細を述べる。
【0102】
図7Cは、本実施形態におけるデジタルカメラにおけるアンテナ表示の際のアンテナ本数を決定する処理を示したフローチャート図である。このフローチャートにおける各処理は、システム制御回路50が、不揮発性メモリ51に格納されたプログラムをメモリ18に展開して実行することにより実現される。
【0103】
まず、S741において、システム制御回路50は、図7BのS724、S725、S726において取得し、メモリ18に記憶したパラメータm(RSSI、SNR)とアンテナ本数を決定する閾値とを比較し、S742へ進む。図8に本実施形態におけるアンテナ本数の決定に用いるSNRとRSSIの閾値例を示す。本実施形態では、アンテナ本数は0〜3本とするため、図8に示すように、LEVEL1〜LEVEL3の3つの閾値が必要となる。メモリ18に記憶したパラメータ(RSSI、SNR)と図8に示す閾値とを比較する。接続しているモードが簡易APモードの場合はRSSIの閾値を、それ以外のモードの場合はSNRの閾値を参照する。
【0104】
S742において、システム制御回路は、メモリ18に記憶したパラメータmが図8に示す閾値LEVEL3より大きいか否かを判断する。S742においてパラメータmが閾値LEVEL3より大きい場合はS743へ進み、パラメータmが閾値LEVEL3より小さい場合はS744へ進む。
【0105】
S743において、システム制御回路は、アンテナの本数を3と決定し、アンテナ本数決定処理を終了する。
【0106】
S744において、システム制御回路は、メモリ18に記憶したパラメータmが図8に示す閾値LEVEL2より大きいか否かを判断する。S744においてパラメータmが閾値LEVEL2より大きい場合はS745へ進み、パラメータmが閾値LEVEL2より小さい場合はS746へ進む。
【0107】
S745において、システム制御回路は、アンテナの本数を2と決定し、アンテナ本数決定処理を終了する。
【0108】
S746において、システム制御回路は、メモリ18に記憶したパラメータmが図8に示す閾値LEVEL1より大きいか否かを判断する。S746においてパラメータmが閾値LEVEL1より大きい場合はS747へ進み、パラメータmが閾値LEVEL1より小さい場合はS748へ進む。
【0109】
S743において、システム制御回路は、アンテナの本数を1と決定し、アンテナ本数決定処理を終了する。
【0110】
S743において、システム制御回路は、アンテナの本数を0と決定し、アンテナ本数決定処理を終了する。
【0111】
以上説明したようにアンテナ表示において表示するアンテナの本数を決定し、図7BのS728において、画像表示部17に表示する。図8に示すアンテナ本数を決定するの際の閾値は、決まった値があるわけではなく、実際の計測によって値を決定したり、機器の形状によって変更したりすることができる。
【0112】
以上説明したように、本実施形態によれば、デジタルカメラと携帯電話を簡易APモードで接続した場合でも、RSSIを取得することにより、アンテナ表示を行うことができる。簡易APモードの場合、デジタルカメラが起動する簡易APに1台だけでなく複数台の機器が接続することができる。そこで、機器との接続が完了した際に接続相手機器のMACアドレスを記憶して、RSSIを取得する際に接続相手機器のMACアドレスをもとに取得する。このようにすることで、プロトコルレベルでつながっている機器のRSSIのみを取得することができ、接続相手機器に対応するアンテナ表示をすることができる。
【0113】
また、簡易APモード、通常インフラストラクチャーモード、アドホックモードのどのモードのときでも、画面の表示上は同じアンテナ表示にすることで、ユーザに接続しているモードを意識させることがない。
【0114】
なお、本実施形態では、デジタルカメラの簡易APには複数台の機器が参加できるものと仮定して、図4AのS421におけるMACアドレス記憶処理、図7BのS724のRSSI取得処理を行っている。しかし、簡易APに参加できる機器が1台のみである場合には、参加している機器のパラメータしか取得できないため、MACアドレス記憶、MACアドレスをもとにしたパラメータの取得を行う必要がない。このようにすることで、簡易APに参加できる機器が1台のみである場合には、MACアドレスに関する処理の処理時間分だけ短縮することが可能である。
【0115】
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7A
図7B
図7C
図8