技術分野
例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、作動油、エンジン冷却水等を冷却する熱交換装置を備えた建設機械
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、特許文献2による熱交換装置では、冷却ファンから所定寸法離れた位置にオイルクーラ、ラジエータを配置しているから、冷却ファンとオイルクーラ、ラジエータとの間から周囲の空気を吸込まないように、シュラウドをボックス状に形成し、冷却ファンとオイルクーラ、ラジエータとの間を覆う構成としている。
従って、シュラウドと共に熱交換装置が大型化してしまうばかりか、シュラウドの形状が複雑になることにより、熱交換装置の重量が増大してしまう。また、複雑な形状のシュラウドは、製造コストが嵩む上に、組立作業性、メンテナンス作業性が低下するという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、シュラウドの形状を簡略化することにより、熱交換装置の小型化、組立作業性、メンテナンス作業性の向上等を図ることができるようにした建設機械を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に油圧アクチュエータを動力源として俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの後側に左,右方向に延在する横置き状態で搭載されたエンジンと、該エンジンの左,右方向の一側に位置して該エンジンの出力軸に取付けられるハブ部・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、熱交換装置の外形をなす枠部材を、下側に位置して前,後方向に延び前記旋回フレームに取付けられる下枠、該下枠の長さ方向の両端から上側に延びた一対の側枠および該各側枠の上部に亘って前,後方向に延びた上枠を用いて角枠状に組立てる。また、冷却ファンは、各羽根が枠部材に対しエンジン側の端面から該枠部材内に進入した状態で配設している。さらに、オイルクーラとラジエータは、枠部材に対しエンジンと反対側に冷却ファンと間隔をもって取付けている。
熱交換装置の枠部材は、オイルクーラ、ラジエータを支持するものであるから、剛性を有しており、重量物を支持することができる。一方、サポート部材は、エンジンの上側を左,右方向に延びて設けられた建屋支持台と、上端が該建屋支持台の左,右方向の他側位置に取付けられエンジンを前,後方向に跨いで下端が旋回フレームに取付けられた前脚部および後脚部とにより構成している。このサポート部材の建屋支持台は、左,右方向の一側が自由端として形成されている。この上で、サポート部材は、その建屋支持台の自由端を熱交換装置の枠部材に取付ける構成としている。 従って、サポート部材は、左,右方向の一側の脚部を省略し、左,右方向の他側だけに各脚部を設けた場合でも、熱交換装置の枠部材を利用することにより、他側の各脚部と一側の枠部材とによって建屋支持台を両持ち状態で安定的に支持することができる。 この結果、サポート部材を旋回フレームに取付ける場合には、左,右方向の他側に位置する各脚部を旋回フレームに取付け、建屋支持台の自由端(一側)を熱交換装置の枠部材に取付けるだけで、サポート部材を旋回フレームに取付けることができる。これにより、旋回フレームにサポート部材を取付けるときの作業工数を削減することができ、組立作業性を向上することができる。しかも、左,右方向の一側の脚部を省略した分だけ、旋回フレーム上の設置スペースを有効利用することができ、上部旋回体を小型化することができる。さらに、サポート部材は、一側の脚部を省略した分だけ重量を軽減することができるから、建設機械を軽量化することができる。
この上で、枠部材のエンジン側端面には、冷却ファンの各羽根の外周を取囲むシュラウドを取付ける構成としているから、シュラウドは、枠部材、オイルクーラおよびラジエータとの間にファン収容室を形成することができる。この構成では、冷却ファンとオイルクーラ、ラジエータとが干渉するのを防止できる上に、冷却ファンによる冷却風をオイルクーラ、ラジエータの全体に供給することができる。
従って、シュラウドは、冷却ファンと枠部材との隙間を覆うことができる形状であればよく、単純な平板状に形成することができる。この結果、シュラウドの形状を簡略化したことにより、熱交換装置の小型化、軽量化、製造コストの低減を図ることができる上に、組立作業性、メンテナンス作業性等を向上することができる。
請求項2の発明によれば、シュラウドは、矩形状の板体に冷却ファンを取囲むための円形開口を加工するだけで容易に形成することができる。さらに、シュラウドは、その周囲を枠部材に対し着脱可能に取付ける構成としているから、オイルクーラ、ラジエータの清掃作業、点検作業、エンジンの出力軸に掛けられたファンベルト等の交換作業等を容易に行うことができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の実施の形態に係るキャノピ仕様の油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】 作業装置を省略した油圧ショベルを左前側から見た斜視図である。
【図3】 旋回フレームにエンジン、熱交換装置、サポート部材、キャノピを搭載した状態を右後側から見た斜視図である。
【図4】 旋回フレームとサポート部材からキャノピを分離した状態を図3と同様位置から見た分解斜視図である。
【図5】 旋回フレームにエンジン、熱交換装置、サポート部材、フロア部材を搭載した状態を左前側から見た斜視図である。
【図6】 旋回フレームからフロア部材を取外した状態を図5と同様位置から見た斜視図である。
【図7】 旋回フレームと熱交換装置とサポート部材とを分離した状態で右後側から見た分解斜視図である。
【図8】 旋回フレームと熱交換装置とサポート部材とを分離した状態で左前側から見た分解斜視図である。
【図9】 単体の旋回フレームを左前側から見た斜視図である。
【図10】 図7中の熱交換装置を拡大して示す斜視図である。
【図11】 図10に示す熱交換装置を冷却ファンと共にエンジン側から見た斜視図である。
【図12】 熱交換装置と冷却ファンとをラジエータを外形形状のまま図11中の矢示XII−XII方向から見た断面図である。
【図13】 熱交換装置と冷却ファンとをオイルクーラおよびラジエータを外形形状のまま図11中の矢示XIII−XIII方向から見た断面図である。
【図14】 熱交換装置を分解した状態で示す分解斜視図である。
【図15】 熱交換装置と冷却ファンとを図14と反対側から分解して示す分解斜視図である。
【図16】 シュラウドを拡大して示す正面図である。
【図17】 シュラウドを拡大して示す斜視図である。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
5 旋回フレーム
16 エンジン
17 冷却ファン
17A ハブ部材
17B 羽根
18 油圧ポンプ
19 熱交換装置
20 枠部材
20A エンジン側端面
21 下枠
22 前側枠
23 後側枠
24 上枠
25 取付面板
27A〜27D,31C,37,43 固定ボルト
28 オイルクーラ
30 ラジエータ
31 シュラウド
31A 円形開口
32 ファン収容室
33 サポート部材
34 建屋支持台
34E 固定端
34F 自由端
35 左前脚部
36 左後脚部
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録