(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数個の移動輪を持つベース、被使用者が安着されるベッド部、及び前記ベースに結合されて上部方向に延長して形成され、地面から一定の高さ以上で前記ベッド部が位置するように支持し、選択的に前記ベッド部の高さを調節する昇下降フレームを含むリフティングユニット;
前記ベースに結合されて地面と接地される駆動輪、及び前記駆動輪に動力を提供する駆動モーターを持ち、選択的に前記駆動輪の回転力が調節される走行補助ユニット;及び
前記昇下降フレームに繋がって使用者がグリップする取っ手、前記取っ手に備えられ、作用する外力を感知して電気的信号で伝達する感知センサー、及び前記感知センサーによって測定された電気的信号に応じて前記駆動輪の動作状態及び回転力を調節する制御部を含む制御ユニット;
を含み、
前記制御部は、前記感知センサーで測定される電気的信号の強度に応じて前記駆動モーターの回転力を変化させ、
前記制御部は、前記感知センサーに作用する外力の強度に応じて選択的に前記駆動輪が無負荷回転できるようにする、回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置。
前記制御部は、前記感知センサーで測定される電気的信号の強度を複数個の領域に区切って、それぞれの領域内では前記駆動モーターが均一な回転力で動作するようにすることを特徴とする、請求項1に記載の回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置。
前記制御部は、前記駆動モーターが前記感知センサーで測定された電気的信号の強度に応じて複数個の領域別に異なる回転力を持って前記駆動輪を回転させるように構成されることを特徴とする、請求項2に記載の回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置。
前記取っ手は、前記昇下降フレームにヒンジ結合され、外力によって選択的に結合角度が調節されることを特徴とする、請求項1に記載の回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置。
前記取っ手は、前記リフティングユニットの進行方向による前後方向へと収縮と引張ができるように形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置。
前記走行補助ユニットは、前記ベースが前記駆動輪を弾性支持するように構成されたことを特徴とする、請求項1に記載の回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置。
前記走行補助ユニットは、前記駆動輪の動作を選択的に停止させる別途の回転ストッパーをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置。
前記昇下降フレームは、上下方向の回転軸を持ち、前記ベースと回転できるように結合されて選択的に前記ベッド部の位置を調節することを特徴とする、請求項1に記載の回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、従来の移動式リフティング装置の問題点を解決するためであって、従来、受動で作動しなければならなかった移動式リフティング装置と違い、別途の駆動輪を備えてリフティングユニットの移動を補助するだけでなく、制御ユニットを備えて使用者とリフティングユニットの間で発生する外力に対応して駆動輪の回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置を提供することにある。
【0009】
そして、本発明は、走行補助ユニットに備えられた回転ストッパーを利用して、リフティングユニットの走行中に使用者の選択によって駆動輪が止められる機能を含むように構成され、使用者がより安全に使用できる、回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置を提供する。
【0010】
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されない他の課題は下記の記載から当業者が明確に理解することができるのであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記の課題を解決するために、本発明は、複数個の移動輪を持つベース、被使用者が安着されるベッド部、及び前記ベースに結合されて上部方向に延長して形成され、地面から一定の高さ以上で前記ベッド部が位置するように支持し、選択的に前記ベッド部の高さを調節する昇下降フレームを含むリフティングユニット、前記ベースに結合されて地面と接地される駆動輪、及び前記駆動輪に動力を提供する駆動モーターを持ち、選択的に前記駆動輪の回転力が調節される走行補助ユニット、及び前記リフティングユニットに繋がって使用者がグリップする取っ手、前記取っ手に備えられ、作用する外力を感知して電気的信号で伝達する感知センサー、及び前記感知センサーによって測定された電気的信号に応じて前記駆動輪の動作状態及び回転力を調節する制御部を含む制御ユニットを含む。
【0012】
また、前記制御部は、前記感知センサーで測定される電気的信号の強度に応じて前記駆動モーターの回転力を変化させることを特徴とする。
【0013】
また、前記制御部は、前記感知センサーで測定される電気的信号の強度を複数個の領域に区切って、それぞれの領域内では前記駆動モーターが均一な回転力で動作できるようにする。
【0014】
また、前記制御部は、前記駆動モーターが前記感知センサーで測定された電気的信号の強度に応じて複数個の領域別に異なる回転力を持って前記駆動輪を回転させるように構成されることを特徴とする。
【0015】
また、前記制御部は、前記感知センサーに作用する外力の強度に応じて選択的に前記駆動輪が無負荷回転できるようにすることを特徴とする。
【0016】
また、前記取っ手は、前記昇下降フレームにヒンジ結合され、外力によって選択的に結合角度が調節されることを特徴とする。
【0017】
ここで、前記感知センサーは、前記昇下降フレームと前記取っ手の回転角度に応じて作用する外力を感知して、電気的信号が変化できるようにすることを特徴とする。
【0018】
また、前記取っ手は、前後または上下方向にティルティングできるように、前記昇下降フレームに結合されることができる。
【0019】
また、前記取っ手は前記リフティングユニットの進行方向による前後方向へと収縮と引張ができるように形成されたことを特徴とする。
【0020】
また、前記感知センサーは、前記取っ手の収縮と引張の程度に応じて作用する外力を感知して電気的信号が変化できるようにすることを特徴とする。
【0021】
また、前記駆動輪は、地面と選択的に接地されることを特徴とする。
【0022】
また、走行補助ユニットは、前記ベースが前記駆動輪を弾性支持するように構成されたことを特徴とする。
【0023】
また、前記走行補助ユニットは、前記駆動輪の動作を選択的に停止させる別途の回転ストッパーをさらに備えることを特徴とする。
【0024】
また、前記昇下降フレームは、上下方向の回転軸を持ち、前記ベースと回転できるように結合されて選択的に前記ベッド部の位置を調節することを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
本発明によると、前記問題点を解決するために、次のような效果がある。
【0026】
従来のリフティング装置と違って、別途の走行補助ユニットを備えて、移動時の走行を補助して使用者の体力的負担を減少してくれると同時に、使用者がグリップする取っ手に別途の感知センサーを設けて移動式リフティング装置の荷重と、使用者が提供する外力によって発生される圧力の強度によって駆動輪の回転力を調節することで、移動式リフティング装置の進行方向に応じて作用する荷重によって走行を選択的に補助すると同時に、荷重の大きさによってその速度及び強度も調節される効果がある。
【0027】
また、走行補助ユニットは、別途の連結リンク及び緩衝部材を備えて駆動輪を弾性支持することで、移動式リフティング装置が移動する場合、地面との接地力増加及び地面状態による衝撃を緩和できる効果がある。
【0028】
また、走行補助ユニットに別途の回転ストッパーを備え、使用者が選択的に駆動輪の回転状態を停止させられるように構成することで、使用者が望む状態で移動式リフティング装置の走行を停止させて、事故を予防できる効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0030】
このように構成された本発明による、回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置の好ましい実施例を添付された図面を通じて説明する。しかし、これは本発明を特定の形態に限定しようとすることではなく、本実施例を通じてより明確に理解することを助けるためである。
【0031】
本実施例を説明するにあたり、同一構成に対しては同一名称及び同一符号が使われ、これによる付加的な説明は省略する。
【0032】
まず、
図1ないし
図3を参照にして、本発明の実施例による回転力の調節が可能な走行補助システムが備えられた移動式リフティング装置の構成を見ると、次のようである。
【0033】
図1は本発明の実施例による移動式リフティング装置の構成を概略的に示した図面で、
図2は
図1の移動式リフティング装置でベッド部が昇下降する状態を示した図面であり、
図3は
図1の移動式リフティング装置に備えられた取っ手の構成について示した図面である。
【0034】
図示されたように、本発明の実施例による移動式リフティング装置は、大きくリフティングユニット100、走行補助ユニット200及び制御ユニット300を含んでなる。
【0035】
前記リフティングユニット100は一般的な移動式リフティングベッドと類似の構成を持ち、ベース110、ベッド部120、及び昇下降フレーム130を含んでなる。
【0036】
前記ベース110は移動式リフティング装置の全体を支持し、複数個の移動輪112を備えて外力によって前記リフティングユニット100が移動できるようにする。
【0037】
前記ベッド部120は前記ベース110の上部に配置されて被使用者が安着されることができ、一般的なベッドの形態となりえる。ここで、前記ベッド部120は、特に被使用者が安着されるベッドの形状だけでなく、重量物を輸送できるように構成されることもある。
【0038】
本実施例で前記ベッド部120は被使用者が安着されるベッドの形態で構成され、回転によって部分的な傾斜角度が調節できるリクライニングベッドから構成される。
【0039】
前記昇下降フレーム130は、前記ベース110に結合されて上部方向に延長して形成され、地面から一定の高さ以上で前記ベッド部120が位置するように支持する。ここで、前記昇下降フレーム130は、選択的に前記ベッド部120の高さを調節できるように構成される。
【0040】
前記昇下降フレーム130によって前記ベッド部120の位置が上下方向に調節される構成について見ると、前記昇下降フレーム130は、一側が前記ベッド部120と結合されて上下方向に沿って一部を包む形態と形成され、昇下降フレーム130と昇下降できるように結合された結合ガイド132が備えられる。
【0041】
このように、前記結合ガイド132は、前記ベッド部120が前記昇下降フレーム130に結合されるようにすると同時に、前記昇下降フレーム130の上下方向に沿って昇下降するように構成されることで、前記ベッド部120の高さを調節するように構成される。
【0042】
一方、前記昇下降フレーム130は、前記ベース110と回転できるように結合され、前記ベッド部120の位置を調節できるように構成される。すなわち、図示されたように、前記昇下降フレーム130は前記ベース110の上面で上下方向の回転軸を持つように結合して回転できるように備えられ、前記昇下降フレーム130と前記ベース110の回転を通じて前記ベッド部120の位置が調節される。
【0043】
このように構成された前記リフティングユニット100は、
図2に図示されたように、前記ベッド部120が昇下降できるように構成される。
【0044】
本実施例では、前記リフティングユニット100が上下方向に昇下降する一般的なリフティングベッドの形で構成されているが、これと違い、前記リフティングユニット100だけでなく一般的なトレーやキャリアが使われることもできる。
【0045】
前記走行補助ユニット200は、駆動輪210及び駆動モーター220を含んで構成され、前記駆動輪210は前記ベース110に結合されて地面と接地されるように構成される。そして、前記駆動モーター220は前記駆動輪210に繋がって前記駆動輪210を回転させるように構成される。
【0046】
すなわち、前記走行補助ユニット200は複数個の前記移動輪112の他に追加して備えられ、前記駆動モーター220が動作することによって前記駆動輪210を回転させる。ここで、前記駆動輪210は前記駆動モーター220によって回転し、前記駆動モーター220は回転力が調節されるように構成される。
【0047】
図示されたように、前記駆動輪210と前記駆動モーター220は、直接繋がることもでき、これと違い、相互離隔されて配置され、別途の動力伝達手段(未図示)を備えて動力が伝達されるように構成されることもできる。
【0048】
そして、前記駆動輪210は外力によって前記リフティングユニット100の移動時、進行方向に邪魔にならないように前記移動輪112の間に配置される。
【0049】
このように、走行補助ユニット200は前記駆動輪210が選択的に動作するように構成されることで、前記リフティングユニット100の移動時、走行を補助できるように構成される。
【0050】
一方、前記走行補助ユニット200において、前記駆動輪210は地面と選択的に接地されるように構成されることができる。図示はしなかったが、前記駆動輪210が地面と選択的に接地されることで、前記リフティングユニット100が使用者によって移動する時、使用者が選択的にその使用の可否を調節することができる。
【0051】
そして、前記駆動輪210は別途のクラッチ(未図示)をさらに備えて、前記駆動輪210が地面に接地しているが使用者が動作を望まない場合、無負荷回転ができるように構成されることができる。すなわち、前記駆動輪210が地面に接地され、前記リフティングユニット100が移動する時一緒に回転はするが、これによる回転力を前記駆動モーター220に伝達しないように構成されることで、前記駆動モーター220が破損されることを防止することができる。
【0052】
前記制御ユニット300は、前記走行補助ユニット200の動作状態を調節する構成であって、取っ手310、感知センサー320及び制御部(未図示)を含んで構成される。
【0053】
前記取っ手310は、前記リフティングユニット100に結合されて使用者がグリップできるように形成され、使用者が前記リフティングユニット100を移動させることができるようにする。本実施例では、図示されたように、前記取っ手310が前記結合ガイド132に結合される。ここで、前記取っ手310は多様な形態と構成されることができ、本実施例で前記取っ手310は四角いリング状を有し、一部が前記結合ガイド132に結合されて構成される。
【0054】
より具体的には、
図2に図示されたように、前記取っ手310は前記昇下降フレーム130を基準にして、対称な形態で延長して突出され、中間部が折れられた逆コ字形状に形成された固定部材314、及び前記固定部材314と類似に形成されて相互対応するように結合されて四角状を成す動作部材312から構成される。ここで、前記固定部材314と前記動作部材312は、前記リフティングユニット100の進行方向とこれに対向する方向にそれぞれ配置され、外力によって相互の間の結合された領域で引張と収縮ができるように構成される。
【0055】
そのため、使用者が前記取っ手310をグリップして前記リフティングユニット100を押す場合、前記固定部材314と前記動作部材312は互いに収縮するようになり、前記リフティングユニット100を引っ張る場合、前記固定部材314と前記動作部材312は引張するように構成される。
【0056】
前記感知センサー320は前記取っ手310に備えられ、作用する外力を感知して電気的信号で伝達するように構成される。図示されたように、前記感知センサー320は四角いリング状の前記取っ手310の上で互いに対称になるように配置され、前記取っ手310に作用する外力を電気的信号に変える。
【0057】
本実施例で前記感知センサー320は、図示されたように前記固定部材314と前記動作部材312が結合される領域で一対が互いに対称になるように備えられる。そして、前記固定部材314と前記動作部材312の引張と収縮によって電気的信号を発生させ、その強度によって発生される電気的信号の強度も変わる。
【0058】
前記制御部(未図示)は、前記感知センサー320によって測定された電気的信号に応じて前記駆動輪210の動作の可否及び回転力を調節する。すなわち、前記制御部は、使用者が前記リフティングユニット100に外力を加えることで、前記感知センサー320で測定される圧力の強度を電気的信号で伝達されて前記駆動輪210の動作の可否を調節する。より詳細には、前記取っ手310で発生された圧力を前記感知センサー320が測定してその強度を電気的信号に変化させ、前記制御部はこれを受信して前記駆動モーター220を動作させる。
【0059】
一方、前記制御部は前記感知センサー320で測定される電気的信号の強度に応じて前記駆動モーター220の回転力を変化させるように構成されることができる。すなわち、前記取っ手310をグリップした使用者と、前記リフティングユニット100の荷重によって発生する外力の強度を前記感知センサー320で感知し、感知された外力の強度に応じて前記制御部は前記駆動モーター220の回転力の強度を変化させる。
【0060】
上述したように、前記取っ手310は前記固定部材314と前記動作部材312から構成され、前記リフティングユニット100の進行方向によって前後方向に収縮と引張ができるように形成されている。これによって、前記取っ手310と前記リフティングユニット100に加えられる外力によって前記固定部材314及び前記動作部材312に収縮と引張が発生し、収縮と引張の程度によって前記感知センサー320で感知されて発生する電気的信号の強度が変わるように構成される。
【0061】
前記感知センサー320で発生された電気的信号の強度に応じて、前記制御部では前記駆動モーター220の回転の可否及び回転力の強度を調節する。
【0062】
例えば、使用者が前記リフティングユニット100を押して傾斜になる上り坂を上る場合、一般の平地で前記リフティングユニット100を押す場合より、さらに大きい力が必要となる。このため、傾斜になる上り坂を上る場合、前記感知センサー320は使用者が前記リフティングユニット100を押す力だけでなく、前記リフティングユニット100の荷重まで共に感知し、前記駆動モーター220の回転力が調節されるようにする。
【0063】
このように構成された前記制御ユニット300は、使用者がグリップする前記取っ手310を通じて作用する外力と、前記リフティングユニット100の荷重によって発生される力の強度を感知及び測定して前記走行補助ユニット200を選択的に動作させることで、使用者が前記リフティングユニット100を移動させる時、容易に走行を補助できるように構成される。
【0064】
一方、図面には図示されなかったが、前記取っ手310は別途の操作手段(未図示)をさらに備え、前記走行補助ユニット200は前記操作手段によって操作され、選択的に前記駆動輪210の回転状態を停止させる回転ストッパー(未図示)をさらに備えるように構成されることができる。
【0065】
そのため、前記リフティングユニット100の走行中、使用者が前記操作手段によって前記回転ストッパーを動作させることで、前記リフティングユニット100を安定的に停止させることができる。このように、前記回転ストッパーをさらに備えて前記リフティングユニット100の走行中に生じえる事故を予防することができる。
【0066】
前記駆動輪210の回転を停止させる構成には多様な構成が適用されることができ、本実施例では一般的なブレーキの形から構成され、前記操作手段による操作で前記駆動輪210の回転状態を停止させられるように構成される。
【0067】
次に、
図4を参照して前記制御ユニット300によって前記駆動輪210の回転速度が調節される状態について見ると、次のようである。
【0068】
図4は、
図1のリフティング装置で、感知センサー320に作用する外力によって発生された電気的信号の強度に応じて駆動モーター220の回転力が調節される状態を示した図面である。
【0069】
前記制御部は前記感知センサー320で感知される外力によって発生する電気的信号の強度に応じて前記駆動モーター220の回転力を調節できるように構成され、本実施例では前記駆動モーター220の回転力が連続的に変わらず段階別に増加するように構成される。ここで、それぞれの段階内では、均一な強度で前記駆動モーター220を回転させる。
【0070】
図示されたグラフを見ると、X軸は前記感知センサー320で感知される外力の強度を示したもので、Y軸は前記駆動モーター220の回転力の強度を示したものである。
【0071】
図示されたグラフを見ると、Aは前記感知センサー320で感知された外力によって発生される電気的信号の強度の変化を連続的に示したもので、前記取っ手310に加えられる外力に応じてその強度が連続的に増加する。
【0072】
そして、Bは前記感知センサー320で感知された値によって前記駆動モーター220が回転する回転力の強度を示したものである。
【0073】
しかし、図示されたように、Aのグラフは連続的な形態で図示されているが、Bのグラフは複数個の領域に区切られ、それぞれの領域内では前記駆動モーター220が同じ強度で回転するように構成されていることが分かる。
【0074】
すなわち、前記制御部は前記感知センサー320で測定される電気的信号の強度を複数個の領域に区切って、それぞれの領域内では前記駆動モーター220が均一な回転力で動作し、前記駆動モーター220が前記感知センサー320で測定された電気的信号の強度に応じて、領域別に相互異なる回転力を有して前記駆動輪210を回転させるように構成される。
【0075】
これによって、前記制御部は前記感知センサー320で測定される電気的信号をその強度によって複数個の領域に区切って、これに対応するそれぞれの領域で、前記駆動モーター220は決められた回転力で前記駆動輪210を回転させる。
【0076】
そして、前記制御部は前記感知センサー320が感知して発生させる電気的信号の強度を感知し、感知された電気的信号の強度が属する領域での回転力で前記駆動輪210を回転させる。
【0077】
例えば、図示されたグラフを見ると、前記感知センサー320で外力を感知して、発生された電気的信号の強度が5と6である場合、前記駆動モーター220は約15の回転力で前記駆動モーター220を回転させるし、前記感知センサー320で発生された電気的信号の強度が9である場合、前記駆動モーター220は約25の回転力で前記駆動モーター220を回転させる。
【0078】
このように、前記感知センサー320で発生された電気的信号の強度に応じて、前記駆動モーター220は該当する領域での回転力で前記駆動モーター220を回転させる。
【0079】
一方、前記制御部は前記感知センサー320に作用する外力の強度によって、選択的に前記駆動輪210が無負荷回転をするように構成されることができる。すなわち、前記感知センサー320に作用する外力が一定の水準以下である場合、前記制御部は前記駆動モーター220を動作させず、前記駆動輪210が無負荷回転できるようにする。ここで、前記駆動輪210は、上述したように別途のクラッチを備え、前記駆動モーター220が故障しないように前記駆動輪210が無負荷回転ができるように構成されることができる。
【0080】
次に、
図5及び
図6を参照して、前記取っ手310の変形された形態について見ると、次のようである。
【0081】
図5は
図1の移動式リフティング装置で変形された形の取っ手310が備えられた構成を概略的に示した図面で、
図6は
図5の移動式リフティング装置に備えられた取っ手310の構成について示した図面である。
【0082】
図示されたように、基本的構成は上述した構成と同一であるが、前記取っ手310の構成が変形された形態であって、前記取っ手310は一対で構成されて前記リフティングユニット100の進行方向に対して前記結合ガイド132に両方向に対称されるよう延長して突出されて形成される。
【0083】
前記取っ手310は、図示されたように、第1部材316及び第2部材318から構成され、それぞれが所定の長さを有し、一側が前記結合ガイド132に結合される。ここで、前記第1部材316及び前記第2部材318の各々は、前記結合ガイド132を中心にして、互いに対称されるように結合され、前記結合ガイド132と結合される領域に前記感知センサー320が備えられる。
【0084】
より具体的に、
図6を参照して前記取っ手310の構成について見ると、前記第1部材316及び前記第2部材318の各々は、前記結合ガイド132にヒンジ結合され、外力によって選択的に結合角度が調節されるように構成される。すなわち、前記リフティングユニット100の進行方向によって、前記第1部材316及び前記第2部材318の各々は前後方向に回転して前記結合ガイド132との結合角度が変化するように構成される。
【0085】
そして、前記第1部材316及び前記第2部材318の各々が前記結合ガイド132と結合される領域に前記感知センサー320が備えられ、前記第1部材316と前記第2部材318の回転状態によって前記リフティングユニット100と前記取っ手310に作用する外力を感知する。
【0086】
ここで、前記感知センサー320は、前記第1部材316及び前記第2部材318の回転角度によって前記感知センサー320で発生される電気的信号の強度が変化するように構成され、前記制御部を通じて前記駆動モーター220の回転力が調節される。
【0087】
次に、
図7を参照して前記走行補助ユニット200の構成について見ると、次のようである。
【0088】
図7は、
図1の移動式リフティング装置において、駆動輪210が地面と弾性接地する構成について示した図面である。
【0089】
図示されたように、前記走行補助ユニット200において、前記駆動輪210は地面と弾性接地するように構成される。前記走行補助ユニット200の構成について見ると、前記駆動輪210は前記ベース110に繋がった別途の連結リンク230と回転できるように結合され、前記連結リンク230は前記ベース110と回転できるように結合されている。ここで、前記連結リンク230は下部方向へと弾性加圧する緩衝部材240と繋がって前記駆動輪210を下部方向へと加圧するように構成されている。
【0090】
図示されたように、前記緩衝部材240は一側が前記連結リンク230の長手方向に沿った中間部に繋がって、他側が前記ベース110から突出して形成された固定ブラケット114に繋がって前記連結リンク230を下部方向へと加圧するように構成される。
【0091】
これによって、前記緩衝部材240が前記連結リンク230を加圧し、前記駆動輪210が地面と弾性接地されるようにすると同時に、前記地面の状態によって前記駆動輪210が能動的に上下位置が移動できるように構成される。
【0092】
このように前記走行補助ユニット200が前記連結リンク230及び前記緩衝部材240をさらに備えることで、前記駆動輪210が地面と弾性接地し、これによって前記緩衝部材240によって前記駆動輪210を通じて伝達する衝撃が前記リフティングユニット100に伝達されないようにする効果がある。
【0093】
本実施例で、前記走行補助ユニット200は、前記連結リンク230及び前記緩衝部材240を含んだ構成を通じて前記駆動輪210を弾性支持したが、これと違って、油圧ダンパー、空圧ダンパー、スプリングなどを適用して前記駆動輪210を弾性支持に適用することができる。しかし、これに限定されることではなく、地面から前記駆動輪210を通じて伝達される衝撃が緩衝されることができる構成なら、如何なることでも適用可能であろう。
【0094】
以上のように、本発明に対する好ましい実施例を見たが、前記説明した実施例の他にも本発明の趣旨や範疇から脱することなく、他の形に具体化することができる。よって、本実施例は特定の形態に制限されることではなく、例示的なこととして受け取るべきであり、これによって本発明は上述した説明に限定されず、添付された請求項の範疇及びそれに同等な範囲内で変更されることもできる。