技術分野
インバータで交流電動機を駆動する場合において、キャリア周波数とインバータの一次周波数が比較的近い場合に交流電動機を駆動する交流電動機の制御装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところが、一次周波数が上昇した場合には、交流電動機のインダクタンスに流れる電流によって作られる誘起電圧の大きさが増加する。この誘起電圧による漏れインダクタンスでの電圧降下をインバータ電圧によって補償できない場合は、電流制御系が共振的な応答を示し、問題となる。
すなわち、半導体スイッチのスイッチング周波数が1kHz程度とされているように、キャリア周波数が低いインバータにおいて、外乱となって重畳されてしまう。これにより、図9(A)に示すように、特に、d軸電流における電流指令値に対するリップルが大きく(例えば、1制御周期で50%以上変化する)なって、電流ベクトル(d軸電流とq軸電流の合成値)の位相が振れ易くなるといった悪影響を及ぼす虞があった。
しかしながら、上述した文献においては、このような悪影響を有効に抑制することまではし得ないという問題が生じていた。
そこで、本発明は、電流の高調波が外乱として電流制御系や速度推定系に悪影響を及ぼすことを回避しつつ、かつ一次周波数が上昇しても、インダクタンスに流れる電流によって作られる誘起電圧を補償することで電流制御系の安定化に貢献することができる交流電動機の制御装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するため、本発明の交流電動機の制御装置は、
電圧指令値に基づいて、直流を可変電圧可変周波数の三相交流を生成して交流電動機に供給する電力変換装置と、
前記直流の電圧値を検出する直流中間電圧検出手段と、
前記三相交流の電流値を検出する電流検出手段と、
前記電流検出手段で検出した前記三相交流の電流値から回転二軸(dq軸)における電流値を電流検出値として算出する三相二相・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明は、キャリア周波数が低いインバータにおいても、電流の高調波が外乱として電流制御系や速度推定系に悪影響を及ぼすことを回避しつつ、かつ一次周波数が上昇しても、インダクタンスに流れる電流によって作られる誘起電圧を補償することで電流制御系の安定化に貢献することができる交流電動機の制御装置を提供することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の一交流電動機の制御装置の機能ブロック図である。
【図2】 本発明の一電流制御手段の内部構成の説明図である。
【図3】 本発明の一平均電流予測手段の内部構成の説明図である。
【図4】 本発明の一電流積算手段(1)の内部構成の説明図である。
【図5】 本発明の一電流積算手段(2)の内部構成の説明図である。
【図6】 本発明の一パルス幅演算手段におけるスイッチング時間と電圧ベクトルの期間幅との時間関係の説明図である。
【図7】 本発明の一電流積算手段(3−1)の内部構成の説明図である。
【図8】 本発明の一電流積算手段の積分対象区間の説明図である。
【図9】 (A)はd軸電流波形と電流指令値との関係を示すグラフ図、(B)はdq軸とMT軸との関係を示す説明図である。
【図10】 従来の交流電動機の制御例を示す説明図である。
10 直流電源
20 インバータ(電力変換装置)
30 直流中間電圧検出手段
40 電流検出手段
50 交流電動機
60 キャリア信号発生手段
70 電流指令値作成手段
80 磁束推定手段
90 周波数作成手段
100 電流制御手段
110 二相三相座標変換手段(座標変換手段)
112 二相三相座標変換手段(2)
120 速度推定器
130 積分器
140 三相二相座標変換手段
150 dq軸電圧軸座標変換手段
160 電圧軸dq軸座標変換手段
170 電流指令値補償手段
180 検出電流平均化手段
200 平均電流予測手段
210 電流積算手段(1)
220 電流積算手段(2)
230 電流積算手段(3−1)
238 電流積算手段
212,222,239,260 記憶手段
240 電流積算手段(3−2)
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