【実施例】
【0018】
以下に、シート搭載装置及びシート搭載方法にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例のシート搭載装置1は、
図1に示すごとく、跳ね上げ可能なシートレッグ部73を有する左右の後部座席用シート7A,7Bを、自動車ボディ8の後方開口部81から自動車ボディ8の室内82に搭載するものである。シート搭載装置1は、後部座席用シート7A,7Bを把持する把持部22と、シートレッグ部73を下方に垂下する状態から上方へ跳ね上げる跳上げ機構3と、跳上げ機構3及び把持部22を移動先端部21に配設し、移動先端部21を自動車ボディ8の前後方向L、上下方向H及び左右方向Wに移動させる移動機構2とを備えている。
【0019】
跳上げ機構3は、
図2〜
図5に示すごとく、移動先端部21に設けられた駆動本体部31と、駆動本体部31における駆動源としてのエアシリンダ32の推力を受けてスライドするスライド部33と、スライド部33に対して回動可能に設けられてシートレッグ部73を跳ね上げるよう構成された跳上げアーム部4と、跳上げアーム部4の回動を案内する案内部5とを有している。跳上げアーム部4は、
図6に示すごとく、後部座席用シート7Bの上方に位置してシートレッグ部73から退避する退避位置401と、
図8に示すごとく、後部座席用シート7Bの下方に回動してシートレッグ部73を跳ね上げる跳上げ位置403とに切り換わるよう構成されている。
【0020】
以下に、本例のシート搭載装置1及びシート搭載方法につき、
図1〜
図14を参照して詳説する。
図1、
図14に示すごとく、本例のシート搭載装置1は、後部座席用シート7A,7Bとしての3列目シートを、自動車ボディ8の後方開口部81から搭載するものである。後部座席用シート7A,7Bは、左右に分割して自動車ボディ8の室内82に設置され、各後部座席用シート7A,7Bは、自動車ボディ8の室内82の左右側部に取付部72によって取り付けられる。取付部72は、後部座席用シート7A,7Bを自動車ボディ8の左右方向Wに回動可能にする回動支点を形成する構造を有している。自動車ボディ8の後方開口部81は、バックドアが開閉可能に配設される部位である。後部座席用シート7A,7Bを自動車ボディ8の室内82に搭載する際には、後方開口部81からバックドアが取り外された状態にある。
【0021】
図11に示すごとく、シートレッグ部73は、後部座席用シート7A,7Bにおける左右方向Wの中央側の底面71において、左右方向Wの外側に回動して折り畳める構造を有している。シートレッグ部73は、バネの付勢力によって後部座席用シート7A,7Bの底面71から垂直に垂下するよう構成されている。シートレッグ部73は、後部座席用シート7A,7Bをシート形成位置にするときに、下方に垂下して後部座席用シート7A,7Bを支持するシート支持位置と、後部座席用シート7A,7Bを取付部72において回動させて自動車ボディ8の室内82の左右側部に収納するときに、後部座席用シート7A,7Bの底面71に折り畳まれる収納位置とに回動可能である。
跳上げ機構3の跳上げアーム部4によって、第2の後部座席用シート7Bのシートレッグ部73を跳ね上げるときには、シートレッグ部73を、バネの付勢力に対抗して、第1の後部座席用シート7Aに干渉しない傾斜位置まで回動させる。
【0022】
図1に示すごとく、シート搭載装置1の把持部22は、移動機構2の移動先端部21に配設されており、後部座席用シート7A,7Bの前後の端部を把持するよう構成されている。移動機構2は、移動先端部21を3次元に移動させることができる構造を有しており、多関節ロボット等を用いて構成することができる。
図11に示すごとく、跳上げ機構3は、後部座席用シート7Bの後方側に位置して、跳上げアーム部4によって、後部座席用シート7Bの左右方向Wの中央側の側部74の側からシートレッグ部73を跳ね上げるよう構成されている。
【0023】
図6〜
図8に示すごとく、跳上げ機構3の駆動本体部31における駆動源は、エアシリンダ32であり、駆動本体部31は、エアシリンダ32を移動機構2の移動先端部21に取り付ける部位として形成されている。エアシリンダ32は、空気圧によってシリンダロッド部322を複動させるものであり、把持部22に後部座席用シート7A,7Bを把持した際に、シリンダロッド部322を水平方向に複動させる。なお、
図6〜
図8においては、把持部22を省略して示す。
スライド部33は、レール331と、レール331に対して直線的にスライドするスライダー332とを有するリニヤガイド330によって形成されている。リニヤガイド330のレール331は、エアシリンダ32の複動方向に対して平行な状態でエアシリンダ32の本体部321に設けられている。リニヤガイド330のスライダー332は、スライドブラケット333によってシリンダロッド部322に取り付けられている。
【0024】
図2、
図9に示すごとく、跳上げアーム部4の回動を案内する案内部5は、駆動本体部31におけるフレーム311に設けられたレール部材51と、フレーム311及び跳上げアーム部4に係合するリンク部材52とを有している。レール部材51には、スライド部33のスライド方向Sに平行な直線状レール部511と、直線状レール部511から斜めに屈曲する傾斜状レール部512とが形成されている。直線状レール部511及び傾斜状レール部512は、
図3〜
図5に示すごとく、跳上げアーム部4が回動する際の第1の軌道X1及び第2の軌道X2を形成するものである。直線状レール部511及び傾斜状レール部512は、レール部材51に形成された溝(本例では貫通穴)である。
【0025】
図2に示すごとく、駆動本体部31におけるフレーム311は、跳上げアーム部4に対する左右両側に設けられている。各フレーム311は、リンク部材52の一端を回動可能に支持する部分から2つに分かれて、駆動本体部31に取り付けられている。リンク部材52の一端は、フレーム311に回動可能に支持されており、リンク部材52の他端は、跳上げアーム部4に回動可能に連結されている。リンク部材52の他端は、跳上げアーム部4をその軸方向の回りに回動可能にするヒンジ部53に対して回動可能に連結されている。リンク部材52とヒンジ部53とは、リンク部材52の他端における回動部によって連結されている。ヒンジ部53は、跳上げアーム部4の回動基端部41の軸方向にスライド不能な状態で、回動基端部41の軸方向の回りに回動可能になっている。
【0026】
シート搭載装置1は、レール部材51、リンク部材52及びヒンジ部53によって跳上げアーム部4の回動を案内することによって、
図7に示すごとく、跳上げアーム部4の接触部42が後部座席用シート7Bの上方から下方へ移動する第1の軌道X1と、
図8に示すごとく、跳上げアーム部4の接触部42が後部座席用シート7Bの下方においてシートレッグ部73を跳ね上げる第2の軌道X2とを形成するよう構成されている。
【0027】
図2、
図5に示すごとく、跳上げアーム部4の回動基端部41には、連結部613において交差する状態で第1軸部611から第2軸部612への回動の伝達を可能にした等速ジョイント(自在継手)61が設けられている。等速ジョイント61は、角度を有する2軸の軸方向の回りの回動を可能にするものであり、第1軸部611と第2軸部612とが種々の角度を有する場合でも、連結部613を介して第1軸部611から第2軸部612への回動の伝達が可能である。
【0028】
等速ジョイント61の第1軸部611は、その軸方向の回りに回動可能にリニヤガイド330のスライダー332に連結されている。等速ジョイント61の第2軸部612は、跳上げアーム部4の回動基端部41に連結されている。等速ジョイント61の第1軸部611には、直線状レール部511及び傾斜状レール部512に沿って移動可能な移動部材62が設けられている。移動部材62には、溝として形成された直線状レール部511及び傾斜状レール部512内に配置されて移動するカムフォロア(ローラ)621が設けられている。
図6、
図7に示すごとく、等速ジョイント61の連結部613は、第1軸部611に対して第2軸部612がスライド部33のスライド方向Sに回動できる状態で設けられている。
【0029】
図2、
図9に示すごとく、跳上げアーム部4が退避位置401にあるときには、移動部材62におけるカムフォロア621がレール部材51における直線状レール部511の端部に位置する。
図5、
図10に示すごとく、跳上げアーム部4が跳上げ位置403にあるときには、移動部材62におけるカムフォロア621がレール部材51における傾斜状レール部512の端部に位置する。また、
図3、
図4に示すごとく、移動部材62におけるカムフォロア621が直線状レール部511と傾斜状レール部512との接続箇所513の近傍に位置するときに、跳上げアーム部4が中間位置402になる。接続箇所513は、曲線状のコーナー部分として形成されている。
【0030】
なお、
図9においては、跳上げアーム部4が中間位置402にあるときの移動部材62を二点鎖線によって示す。また、
図3は、カムフォロア621が接続箇所513の近傍の直線状レール部511に位置したときの跳上げアーム部4の状態を示し、
図4は、カムフォロア621が接続箇所513に位置したときの跳上げアーム部4の状態を示す。カムフォロア621が接続箇所513を移動するときには、跳上げアーム部4は、第2の軌道X2を回動することになる。
【0031】
図2に示すごとく、跳上げアーム部4は、回動基端部41が設けられた基端側部分411と、基端側部分411から屈曲して接触部42が設けられた先端側部分421とを有している。跳上げアーム部4は、
図6、
図7に示すごとく、退避位置401から中間位置402へ移動する際に、接触部42が後部座席用シート7Bの上方に位置する状態から、接触部42が後部座席用シート7Bの側方又は下方に位置する状態に旋回する。跳上げアーム部4が退避位置401から中間位置402へ移動する際には、基端側部分411は、スライド部33に略並行な状態からスライド部33に対して傾斜する状態に起立される。また、跳上げアーム部4は、中間位置402から跳上げ位置403へ移動する際に、接触部42がシートレッグ部73を跳ね上げる。
【0032】
次に、跳上げ機構3の動作につき説明する。
跳上げ機構3は、第1の後部座席用シート7Aが自動車ボディ8の室内82に搭載された後、第2の後部座席用シート7Bを自動車ボディ8の室内82に搭載する際に利用する。第2の後部座席用シート7Bを搭載するに当たっては、
図1に示すごとく、シート搭載装置1の把持部22に第2の後部座席用シート7Bを把持する。このとき、跳上げ機構3の跳上げアーム部4は、第2の後部座席用シート7Bとの干渉を避けるために退避位置401にしておく。
【0033】
そして、把持部22に第2の後部座席用シート7Bが把持された状態で、エアシリンダ32を動作させ、スライダー332をスライドさせる。このとき、
図2、
図3に示すごとく、スライダー332に連結された等速ジョイント61の第1軸部611がスライダー332とともにスライドし、第1軸部611に設けられた移動部材62におけるカムフォロア621がレール部材51における直線状レール部511に沿って移動する。また、
図9に示すごとく、移動部材62は、スライダー332のスライド方向Sに近い向きで傾斜したままの状態で移動する。
【0034】
また、スライダー332をスライドさせるときには、
図6、
図7に示すごとく、等速ジョイント61の第2軸部612が連結部613において第1軸部611に対してスライド方向Sに回動するとともに、リンク部材52がスライド方向Sに回動する。また、跳上げアーム部4の回動基端部41及び第2軸部612が、リンク部材52をフレーム311に対して回動させながら、かつリンク部材52の回動による位置の制約を受けながら、水平方向に向けられた状態からスライド方向Sに対して傾斜する状態に起立される。また、このとき、跳上げアーム部4の接触部42が、後方座席用シート7Bにおけるシートレッグ部73の側方に対向する。こうして、跳上げアーム部4が退避位置401から中間位置402に移動する。
【0035】
次いで、エアシリンダ32によってスライダー332がさらにスライドするときには、
図4、
図5に示すごとく、スライダー332に連結された等速ジョイント61の第1軸部611がスライダー332とともに若干スライドしつつ、第1軸部611に設けられた移動部材62におけるカムフォロア621がレール部材51における傾斜状レール部512に沿って移動する。このとき、
図10に示すごとく、移動部材62は、カムフォロア621が傾斜状レール部512に案内されることにより、第1軸部611を中心にして、スライダー332のスライド方向Sに直交する方向に近づくように回動する。そして、移動部材62は第1軸部611に固定されているので、移動部材62の回動と同時に第1軸部611も回動する。
【0036】
また、
図8、
図10に示すごとく、第1軸部611が回動するときには、第2軸部612も同時に回動し、跳上げアーム部4の回動基端部41が、リンク部材52が連結されたヒンジ部53に対して、回動基端部41の軸方向の回りに回動する。また、このとき、シートレッグ部73の側方に対向する跳上げアーム部4の接触部42が回動することにより、シートレッグ部73が所定の傾斜状態になるまで跳ね上げられる。こうして、跳上げアーム部4が中間位置402から跳上げ位置403に移動する。
このように、エアシリンダ32によってスライダー332がスライドする動作によって、跳上げアーム部4を2段階の軌道X1,X2で円滑に回動させることができる。
なお、跳上げアーム部4を跳上げ位置403から退避位置401へ回動させるときには、エアシリンダ32によってスライダー332を逆方向にスライドさせて、上記と同様の動作が行われる。
【0037】
次に、シート搭載装置1を用いて、左右の後部座席用シート7A,7Bを自動車ボディ8の室内82に搭載するシート搭載方法につき説明する。
左右の後部座席用シート7A,7Bのうちのいずれか一方である第1の後部座席用シート7Aが自動車ボディ8の室内82に搭載された後、左右の後部座席用シート7A,7Bのうちの他方である第2の後部座席用シート7Bを自動車ボディ8の室内82に搭載する際に、シート搭載装置1を用いた第1搭載工程及び第2搭載工程を行う。本例の後部座席用シート7A,7Bは、取付部72の左右方向Wの幅が大きくなっている。
【0038】
そして、
図11に示すごとく、第1の後部座席用シート7Aが自動車ボディ8の室内82に搭載された状態において、第1の後部座席用シート7Aの左右方向Wの中央側の側部74から後方開口部81までの左右方向Wの幅w1が、第2の後部座席用シート7B全体の左右方向Wの幅w2よりも小さい。そのため、第2の後部座席用シート7Bは、その一部を第1の後部座席用シート7Aの上方を通過させない限り、後方開口部81から室内82に挿入することができない。
【0039】
第1搭載工程においては、同図に示すごとく、第1の後部座席用シート7Aが室内82に搭載された状態で第2の後部座席用シート7Bを室内82に搭載するに当たり、把持部22によって第2の後部座席用シート7Bを把持し、また、跳上げアーム部4を跳上げ位置403にして第2の後部座席用シート7Bのシートレッグ部73を跳ね上げる。そして、
図1に示すごとく、移動機構2の移動先端部21を前方へ移動させ、把持部22に把持する第2の後部座席用シート7Bを、後方開口部81から自動車ボディ8の室内82に挿入する。
【0040】
このとき、
図11に示すごとく、第2の後部座席用シート7Bのシートレッグ部73が、垂下状態から傾斜する状態に跳ね上げられていることにより、このシートレッグ部73が第1の後部座席用シート7Aの左右方向Wの中央側の側部74に干渉することを避けることができる。そして、第2の後部座席用シート7Bの一部が第1の後部座席用シート7Aの上方を通過するように、第2の後部座席用シート7Bを移動機構2によって自動車ボディ8の前方へ移動させる。
【0041】
次いで、第2搭載工程においては、
図12に示すごとく、把持部22に把持する第2の後部座席用シート7Bを移動機構2によって自動車ボディ8の左右方向Wの外側へ移動させる。次いで、
図13に示すごとく、跳上げアーム部4を退避位置401にすると、バネの付勢力によって、第2の後部座席用シート7Bのシートレッグ部73が、跳ね上げられた状態から元の垂下状態に戻る。その後、
図14に示すごとく、第2の後部座席用シート7Bを移動機構2によって自動車ボディ8の下方へ移動させて、第2の後部座席用シート7Bを自動車ボディ8の室内82に搭載する。
【0042】
次に、本例のシート搭載装置1及びシート搭載方法による作用効果につき説明する。
本例においては、第1の後部座席用シート7Aが室内82に搭載された状態で第2の後部座席用シート7Bを室内82に搭載する際に、第2の後部座席用シート7Bの側方又は上方に配置された跳上げ機構3によって、第2の後部座席用シート7Bのシートレッグ部73を所定の角度に跳ね上げる。
そして、案内部5としてのレール部材51及びリンク部材52、移動部材62、等速ジョイント61等を備えた跳上げ機構3の構成により、跳上げアーム部4の接触部42を、第2の後部座席用シート7Bよりも上方に位置する状態から、第2の後部座席用シート7Bよりも下方に位置する状態に移動させて、シートレッグ部73を跳ね上げることができる。
【0043】
ところで、跳上げアーム部4を第2の後部座席用シート7Bから退避させる動作と、跳上げアーム部4によってシートレッグ部73を跳ね上げる動作とを形成するためには、一般的には2つの駆動源を用いてこれらの動作を別々に行う。しかし、2つの駆動源を用いる場合には、跳上げ機構3の全体の重量が増加するだけでなく、一方の駆動源を第2の後部座席用シート7Bから退避させることが困難になる。
この問題を解決するために、本例のシート搭載装置1においては、レール部材51、リンク部材52、移動部材62、等速ジョイント61等を利用することにより、1つの駆動源であるエアシリンダ32のスライド方向Sへの推力のみによって、上記退避動作と上記跳上げ動作とを実現することができる。そのため、駆動源の数を減らして、跳上げ機構3をコンパクトに形成することができる。
【0044】
また、跳上げアーム部4が上記退避動作と上記跳上げ動作との2つの回動方向に回動する際に生じる、跳上げアーム部4とスライダー332との間に生じる捩れを、等速ジョイント61を用いることによって吸収することができる。そして、跳上げ機構3においては、跳上げアーム部4が、上記退避動作を実現するために退避位置401と中間位置402との間を回動する第1の軌道X1と、上記跳上げ動作を実現するために中間位置402と跳上げ位置403との間を回動する第2の軌道X2とを円滑に形成することができる。
また、先に室内82に搭載した第1の後部座席用シート7Aの上方において、後から室内82に搭載する第2の後部座席用シート7Bの一部を通過させることにより、第2の後部座席用シート7Bをできるだけ低い高さで後方開口部81に挿入することができる。そのため、第2の後部座席用シート7Bを把持する把持部22又は跳上げ機構3が、後方開口部81における上辺部に干渉することを防止することができる。
【0045】
また、第2の後部座席用シート7Bが後方開口部81から室内82に挿入された後には、跳上げ機構3の動作によって、第2の後部座席用シート7Bを室内82に設置する際の障害にならない位置に跳上げアーム部4を容易に退避させることができる。
それ故、本例のシート搭載装置1及びシート搭載方法によれば、跳上げ機構3をコンパクトに形成し、シートレッグ部73を有する後部座席用シート7A,7Bの自動車ボディ8への搭載を円滑に行うことができる。