特許6041250IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

太陽光発電システムや風力発電システム、電力平準化システムなどの分散型電源システムに適用される系統連系装置に関し、詳しくは、交流電源系統に停電等の異常が発生した後の復電時に、分散型電源システムを構成する電力変換装置を電源系統に連系させて再起動するための技術に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

前述した図3,図4の従来技術によると、分散型電源システムにおいて、停電等が発生してその復電後に系統電圧がゼロの状態から系統連系インバータを再起動するような場合、正弦波データS2と系統電圧S0との間の最大位相差が180度あることから、キャリア周波数を系統電圧S0に同期させる動作に時間を要し、同期が確立するまでの間、キャリア周波数が変動して騒音が発生したり、高調波電流の抑制作用が十分に働かない等の問題を生じていた。
また、図5に示した特許文献3の従来技術では、交流電源の復電に伴って高応答の制御ゲイン2に切り換えた際に、却って制御が不安定になる場合があり、これが主回路の過電圧、過電流を引き起こす原因ともなっていた。 そこで、本発明の解決課題は、系統の復電時に電力変換装置を再起動して連系させる場合において、系統電圧と電力変換装置のキャリアとを高速に同期させ、キャリア周波数の変動による騒音や高調波の発生を抑制すると共に、制御の安定性を向上させた系統連系装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するため、請求項1に係る発明は、三相交流電源系統の電圧に同期したキャリアを用いてPWM制御される電力変換装置を前記電源系統に連系させるための系統連系装置において、 三相系統電圧の正相成分を基準波形として第3調波波形データを生成する第3調波波形生成手段と、 前記キャリアの周波数に同期した第3調波波形データを生成する第3調波テーブルと、 前記第3調波波形生成手段により生・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、従来技術における系統電圧と正弦波テーブル内の正弦波データとの最大位相差180度に対して、系統電圧と第3調波テーブル内の第3調波データとの最大位相差が60度になる。すなわち、系統電圧に対する追従範囲を大幅に減少させることができるため制御応答性が向上し、従来の同期時間に比較して数十分の一の時間でキャリア周波数を系統電圧に同期させることができる。
これにより、系統電圧ゼロの状態から復電した際に、電力変換装置のキャリアを系統電圧に迅速に同期させて騒音及び高調波電流を抑制し、電力変換装置を安定して制御することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。

【図2】本発明の実施形態による同期方法の概念図である。

【図3】従来技術を示す構成図である。

【図4】図3の従来技術による同期方法の概念図である。

【図5】特許文献3に記載された従来技術の構成図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1:交流電源   2,3,6:遮断器   4:負荷   5:線路   7:フィルタコンデンサ   8:交流リアクトル   9:系統連系インバータ   21:電圧検出器   22:波形整形回路   23:正相演算回路   24:移動平均回路   25:座標変換器   26:同期調節器   27:キャリア周波数発生回路   28:ゲート信号生成回路   31,32:第3調波波形生成回路   33:第3調波テーブル

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります