(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6041326
(24)【登録日】2016年11月18日
(45)【発行日】2016年12月7日
(54)【発明の名称】オンラインビデオに関連する情報の決定
(51)【国際特許分類】
H04N 21/4725 20110101AFI20161128BHJP
H04N 21/431 20110101ALI20161128BHJP
【FI】
H04N21/4725
H04N21/431
【請求項の数】21
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2014-512098(P2014-512098)
(86)(22)【出願日】2012年5月24日
(65)【公表番号】特表2014-519277(P2014-519277A)
(43)【公表日】2014年8月7日
(86)【国際出願番号】US2012039299
(87)【国際公開番号】WO2012162475
(87)【国際公開日】20121129
【審査請求日】2013年12月24日
【審判番号】不服2015-13941(P2015-13941/J1)
【審判請求日】2015年7月24日
(31)【優先権主張番号】201110137535.X
(32)【優先日】2011年5月25日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】13/479,089
(32)【優先日】2012年5月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】特許業務法人明成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ツァイ・ジーンジュ
【合議体】
【審判長】
渡邊 聡
【審判官】
清水 正一
【審判官】
戸次 一夫
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−200170(JP,A)
【文献】
特開平7−321748(JP,A)
【文献】
特開2008−116970(JP,A)
【文献】
特開平10−257455(JP,A)
【文献】
特開2003−259336(JP,A)
【文献】
特開平10−187402(JP,A)
【文献】
特表2010−524110(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
H04N 7/14 - 7/173
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストリーミングビデオに関連する情報を決定するためのシステムであって、
プロセッサであって、
前記ストリーミングビデオに関連する特徴フレームに埋め込まれているトリガポイントに関するユーザ選択を受信し、前記トリガポイントは、選択された時に前記ストリーミングビデオの上に情報を表示させるよう構成された選択可能な要素を含み、前記トリガポイントは、前記ストリーミングビデオ内に表示される商品に関連付けられるように前記特徴フレームに埋め込まれており、前記特徴フレームは、少なくとも前記トリガポイントに関連付けられている前記ストリーミングビデオ内のフレームを含み、
前記トリガポイントに関連付けられている前記ユーザ選択に応答して、
前記ストリーミングビデオを一時停止させ、
前記トリガポイントに関連付けられている事前設定されたメタデータのセットを取り出し、
特定のソースにおいて、前記一時停止されたストリーミングビデオに関連する一時停止されているスクリーンを用いて画像ベース検索を実行することにより1または複数の検索結果を取得するために、前記トリガポイントに関連付けられている前記事前設定されたメタデータセットに含まれているコンピュータコードを実行し、
前記1または複数の検索結果を含むポップアップレイヤを提示するように構成されているプロセッサと、
前記プロセッサに接続され、前記プロセッサに命令を提供するよう構成されているメモリと、
を備える、システム。
【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、前記ユーザ選択は、前記トリガポイントに関連付けられている前記特徴フレームの領域の上にカーソルが置かれたことに応答して受信される、システム。
【請求項3】
請求項1に記載のシステムであって、前記プロセッサはさらに、所定の商品情報のセットを提示するために、前記事前設定されたメタデータのセットを処理するように構成されている、システム。
【請求項4】
請求項1に記載のシステムであって、前記プロセッサはさらに、データベースで商品情報を検索するために、前記事前設定されたメタデータのセットの処理を処理するように構成されている、システム。
【請求項5】
請求項1に記載のシステムであって、前記プロセッサはさらに、ウェブサイトで商品情報を検索するために、前記事前設定されたメタデータのセットの処理を処理するように構成されている、システム。
【請求項6】
請求項1に記載のシステムであって、前記特定のソースは、第1の特定のソースを備え、前記プロセッサはさらに、検索クエリを生成し、第2の特定のソースで前記生成されたクエリを用いて検索するために、前記事前設定されたメタデータのセットを処理するように構成されている、システム。
【請求項7】
請求項1に記載のシステムであって、前記ポップアップレイヤは、DIVポップアップレイヤを含む、システム。
【請求項8】
請求項1に記載のシステムであって、前記プロセッサは、さらに、商品に関連付けられている購入動作コントロールを前記ポップアップレイヤ内に提示するよう構成されている、システム。
【請求項9】
請求項8に記載のシステムであって、前記プロセッサは、さらに、前記購入動作コントロールの選択に関するインディケーションを受信し、オンライン取引プラットフォームに関連付けられているウェブページを提示するよう構成されている、システム。
【請求項10】
請求項8に記載のシステムであって、前記プロセッサは、さらに、完了した商品購入に関するインディケーションを受信し、それに応答して、前記ビデオストリームを再開するよう構成されている、システム。
【請求項11】
請求項1に記載のシステムであって、前記トリガポイントは第1のトリガポイントを含み、前記ポップアップレイヤは第1のポップアップレイヤを含み、前記プロセッサは、さらに、第2のトリガポイントに関するユーザ選択を受信し、前記第2のトリガポイントに対して決定されたコンテンツを第2のポップアップレイヤ内に提示するよう構成されている、システム。
【請求項12】
請求項11に記載のシステムであって、前記第2のトリガポイントに対して決定された前記コンテンツは、前記第2のトリガポイントに関連して事前設定されたメタデータのセットを処理することに少なくとも部分的に基づいて決定される、システム。
【請求項13】
ストリーミングビデオに関連する情報を決定するための方法であって、
前記ストリーミングビデオに関連する特徴フレームに埋め込まれているトリガポイントに関するユーザ選択を受信し、前記トリガポイントは、選択された時に前記ストリーミングビデオの上に情報を表示させるよう構成された選択可能な要素を含み、前記トリガポイントは、前記ストリーミングビデオ内に表示される商品に関連付けられるように前記特徴フレームに埋め込まれており、前記特徴フレームは、少なくとも前記トリガポイントに関連付けられている前記ストリーミングビデオ内のフレームを含み、
前記トリガポイントに関連付けられている前記ユーザ選択に応答して、
前記ストリーミングビデオを一時停止させ、
前記トリガポイントに関連付けられている事前設定されたメタデータのセットを取り出し、
特定のソースにおいて、前記一時停止されたストリーミングビデオに関連する一時停止されているスクリーンを用いて画像ベース検索を実行することにより1または複数の検索結果を取得するために、前記トリガポイントに関連付けられている前記事前設定されたメタデータセットに含まれているコンピュータコードを実行し、
前記1または複数の検索結果を含むポップアップレイヤを提示すること、
を備える、方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、前記ユーザ選択は、前記トリガポイントに関連付けられている前記特徴フレームの領域の上にカーソルが置かれたことに応答して受信される、方法。
【請求項15】
請求項13に記載の方法はさらに、所定の商品情報のセットを提示するために、前記事前設定されたメタデータのセットを処理することを含む、方法。
【請求項16】
請求項13に記載の方法はさらに、データベースで商品情報を検索するために、前記事前設定されたメタデータのセットを処理することを含む、方法。
【請求項17】
請求項13に記載の方法はさらに、ウェブサイトで商品情報を検索するために、前記事前設定されたメタデータのセットを処理することを含む、方法。
【請求項18】
請求項13に記載の方法であって、前記特定のソースは、第1の特定のソースを備え、前記方法はさらに、検索クエリを生成し、第2の特定のソースで前記生成されたクエリを用いて検索するために、前記事前設定されたメタデータのセットを処理することを含む、方法。
【請求項19】
請求項13に記載の方法であって、前記トリガポイントは第1のトリガポイントを含み、前記ポップアップレイヤは第1のポップアップレイヤを含み、前記プロセッサは、さらに、第2のトリガポイントに関するユーザ選択を受信し、前記第2のトリガポイントに対して決定されたコンテンツを第2のポップアップレイヤ内に提示するよう構成されている、方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法であって、前記第2のトリガポイントに対して決定された前記コンテンツは、前記第2のトリガポイントに関連して事前設定されたメタデータのセットを処理することに少なくとも部分的に基づいて決定される、方法。
【請求項21】
ストリーミングビデオに関連する情報を決定するためのコンピュータプログラムであって、
前記ストリーミングビデオに関連する特徴フレームに埋め込まれているトリガポイントに関する選択を受信するための機能と、前記トリガポイントは、選択された時に前記ストリーミングビデオの上に情報を表示させるよう構成された選択可能な要素を含み、前記トリガポイントは、前記ストリーミングビデオ内に表示される商品に関連付けられるように前記特徴フレームに埋め込まれており、前記特徴フレームは、少なくとも1つのトリガポイントに関連付けられている前記ストリーミングビデオ内のフレームを含み、
前記トリガポイントに関連付けられている前記ユーザ選択に応答して、
前記ストリーミングビデオを一時停止させるための機能と、
前記トリガポイントに関連付けられている事前設定されたメタデータのセットを取り出すための機能と、
特定のソースにおいて、前記一時停止されたストリーミングビデオに関連する一時停止されているスクリーンを用いて画像ベース検索を実行することにより1または複数の検索結果を取得するために、前記トリガポイントに関連付けられている前記事前設定されたメタデータセットに含まれているコンピュータコードを実行するための機能と、
前記1または複数の検索結果を含むポップアップレイヤを提示するための機能と、
をコンピュータによって実現させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
他の出願の相互参照
本願は、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる、発明の名称を「AN ONLINE VIDEO−BASED DATA EXCHANGE METHOD AND DEVICE(オンラインビデオに基づくデータ交換方法および交換装置)」とする、2011年5月25日出願の中国特許出願第201110137535.X号に基づく優先権を主張する。
【0002】
本願は、ネットワークデータ交換の技術分野に関し、特に、オンラインビデオに関連する情報をリトリーブする技術に関する。
【背景技術】
【0003】
電子商取引とは、すでに世界中の商業取引活動の一部となったビジネスモデルのことである。このモデルによれば、購入者および販売者は、オープンなインターネットネットワーク環境での様々な商業活動に参加して、オンライン消費者購入、オンライン取引、および、オンライン電子決済、ならびに、様々なその他のビジネス活動、売買活動、金融活動、および、関連の統合サービス活動を、人と会う必要なく実行することができる。
【0004】
オンラインショッピングが、ますます、消費者活動の主流になっている。従来、オンラインショッピングでは、ユーザが、ウェブサイトおよび/またはサーチエンジンで関心のある商品を検索している。ユーザは、最初にオンライン決済方法を提供した後にメールおよび/またはいくつかの他の形態のフルフィルメント処理を通して商品の受け取りを待つなど、オンラインストアで電子注文票を通して商品を購入できる。一例として、電子商取引ウェブサイトでのオンラインショッピングは、以下を伴いうる。1)ユーザが電子商取引ウェブサイト(例えば、taobao.com)を訪問し、2)購入したい商品を(例えば、その商品のための商品概要ウェブページで)選択し、購入要求を送信し、次いで、決済を完了させる。
【0005】
オンラインビデオ技術の急速な発展に伴って、ユーザは、ストリーミング中のオンラインビデオに登場した商品に関する関連商品情報を取得したいと思うことがある。ユーザは、かかる商品を購入したいとまで思うかもしれない。しかしながら、従来、ユーザは、オンラインビデオに現れた興味のある商品を手書きで書き留めた後に、手書きのメモに基づいて電子商取引ウェブサイトおよび/または検索エンジンで商品を独力で検索する必要がある。しかし、この技術は、ユーザが商品の正確な記載を確かめられないことがあるため、間違いが起こりやすい上に面倒である。
【0006】
ストリーミングオンラインビデオに関連する商品情報をユーザが取得するのを容易にする既存の技術は、オンラインビデオにウェブページを埋め込むことを含む。例えば、この技術は、(製品情報を含む)フォーマットされたビデオ広告を、他のコンテンツを含むオンラインビデオに埋め込むことを含みうる。オンラインビデオおよびビデオ広告は、異なるフォーマットを有しうる。結果として、かかるビデオ広告が更新される時、埋め込まれたビデオ広告のフォーマットを、広告が埋め込まれている現行のオンラインビデオのフォーマットに変換する必要がある。例えば、現行のオンラインビデオがFLVフォーマットで、現行のオンラインビデオに埋め込まれる必要のあるビデオ広告がWMVフォーマットである場合、ビデオ広告をアップロードする前に、WMVフォーマットからFLVフォーマットにビデオ広告を変換する必要がある。この技術を用いた場合、現行のオンラインビデオを閲覧しているユーザは、ビデオ広告に関連付けられているオンラインビデオの選択可能な要素またはビデオ広告自体の選択可能な要素(例えば、現行のオンラインビデオの中断時にビデオ広告が再生されうる)をクリックすることが可能であり、選択されたビデオ広告に関連する任意の商品情報および/または別のウェブサイトを表示するために、新たなウェブページが開かれる。しかしながら、ビデオ広告をオンラインビデオに埋め込むと、ストリーミングメディアデータの伝送量が増大するため、帯域幅の利用が非効率的になる場合があり、オンラインビデオの再生時にデータの妨害および中断回数の増加を引き起こしうる。さらに、ビデオ広告を適切なフォーマットに変換することは、人的および物的リソースの望ましくない消費につながるだけでなく、サーバおよび/またはフォーマット処理システムの処理リソースもかなり消費しうる。さらに、ビデオ広告はユーザに対応する商品情報を表示しうるが、ユーザがオンラインショッピング処理を速やかに完了させる助けにはならない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
以下の詳細な説明と添付の図面において、本発明の様々な実施形態を開示する。
【0008】
【
図1】オンラインビデオに関連する情報を決定するためのシステムの一実施形態を示す図。
【0009】
【
図2A】オンラインビデオに関連する情報を決定するための処理の一実施形態を示すフローチャート。
【0010】
【
図2B】ファッションショーを映すストリーミングオンラインビデオ内の特徴フレームの一例を示す図。
【0011】
【
図2C】ポップアップレイヤが上に提示されたオンラインビデオの一例を示す図。
【0012】
【
図3】オンラインビデオに関連する情報を決定するための処理の一実施形態を示すフローチャート。
【0013】
【
図4】オンラインビデオに関連する情報を決定する処理の一実施形態を示すフローチャート。
【0014】
【
図5】オンラインビデオに関連する情報を決定するためのシステムの一実施形態を示す図。
【0015】
【
図6】オンラインビデオに関連する情報を決定するためのシステムの一実施形態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、処理、装置、システム、物質の組成、コンピュータ読み取り可能な格納媒体上に具現化されたコンピュータプログラム製品、および/または、プロセッサ(プロセッサに接続されたメモリに格納および/またはそのメモリによって提供される命令を実行するよう構成されたプロセッサ)を含め、様々な形態で実装されうる。本明細書では、これらの実装または本発明が取りうる任意の他の形態を、技術と呼ぶ。一般に、開示された処理の工程の順序は、本発明の範囲内で変更されてもよい。特に言及しない限り、タスクを実行するよう構成されるものとして記載されたプロセッサまたはメモリなどの構成要素は、ある時間にタスクを実行するよう一時的に構成された一般的な構成要素として、または、タスクを実行するよう製造された特定の構成要素として実装されてよい。本明細書では、「プロセッサ」という用語は、1または複数のデバイス、回路、および/または、コンピュータプログラム命令などのデータを処理するよう構成された処理コアを指すものとする。
【0017】
以下では、本発明の原理を示す図面を参照しつつ、本発明の1または複数の実施形態の詳細な説明を行う。本発明は、かかる実施形態に関連して説明されているが、どの実施形態にも限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ限定されるものであり、多くの代替物、変形物、および、等価物を含む。以下の説明では、本発明の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細事項が記載されている。これらの詳細事項は、例示を目的としたものであり、本発明は、これらの具体的な詳細事項の一部または全てがなくとも特許請求の範囲に従って実施可能である。簡単のために、本発明に関連する技術分野で周知の技術要素については、本発明が必要以上にわかりにくくならないように、詳細には説明していない。
【0018】
オンラインビデオに関連する情報の決定について、本明細書に記載する。オンラインビデオにおいて、1または複数のトリガポイントが、ビデオの1または複数の特徴フレームに埋め込まれてよい。様々な実施形態において、「トリガポイント」とは、選択された場合に、情報の表示を引き起こすオンラインビデオの選択可能な要素のことである。様々な実施形態において、トリガポイントは、オンラインビデオの1または複数の特徴フレームの1または複数の特定の領域(例えば、ビデオ内に表示/広告/配置された商品の画像)上に配置される。いくつかの実施形態において、トリガポイントは、オンラインビデオの上に配置される。いくつかの実施形態時において、トリガポイントは、例えば、商品情報、キーワード、検索条件、および、ユニフォームリソースロケータ(URL)などのメタデータに関連付けられる。様々な実施形態において、「特徴フレーム」とは、1または複数のトリガポイントが埋め込まれたオンラインビデオの1または一連のフレームのことである。オンラインビデオのストリーミング中、ユーザは、(例えば、ユーザが関心を持っているビデオ内の商品に関連付けられている)1または複数のトリガポイントで(例えば、コンピュータのカーソルを介して)選択を行うことで、選択したトリガポイントに関連付けられている1または複数の商品を購入するというさらなる選択肢など、選択したトリガポイントに基づいてさらなる情報を受信することができる。このように、トリガポイントは、オンラインビデオに現れたアイテムに関する情報を取得するために行うオンラインビデオとのユーザ相互作用を円滑にする技術を提供する。
【0019】
図1は、オンラインビデオに関連する情報を決定するためのシステムの一実施形態を示す図である。この例において、システム100は、クライアント102、ネットワーク104、サーバ106、および、データベース108を備える。ネットワーク104は、高速データネットワークおよび/または遠隔通信ネットワークを含みうる。
【0020】
クライアント102は、ネットワーク104を介してサーバ106と通信するよう構成されている。クライアント102はラップトップとして図示されているが、クライアント102のその他の例としては、デスクトップコンピュータ、携帯デバイス、スマートフォン、タブレットデバイス、および/または、任意のタイプのコンピュータデバイスが挙げられる。ユーザは、クライアント102のウェブブラウザアプリケーションを用いて、1または複数のウェブサイトからオンラインビデオをストリーミングすることができる。いくつかの実施形態において、サーバ106は、オンラインビデオがストリーミングされる少なくとも1つのウェブサイトのホストになるよう構成されている。
【0021】
サーバ106は、オンラインビデオとのユーザ相互作用を円滑にするよう構成されている。いくつかの実施形態において、サーバ106は、オンラインビデオ内に現れた興味のある商品および/またはその他のアイテムに関連する情報を決定するよう構成されている。いくつかの実施形態では、トリガポイントが特定の特徴フレームに埋め込まれているオンラインビデオに対して、ユーザがコンピュータマウスを用いて相互作用しうる。例えば、トリガポイントは、(例えば、クライアント102で)ビデオを視聴しているユーザについて、ユーザがカーソルを用いてトリガポイントを選択できるように、ビデオ内に現れた商品に関連するオンラインビデオのポイントおよび/または位置に埋め込まれてよい。トリガポイントが選択されると、(例えば、JavaScript(登録商標)を用いて実装された)ポップアップレイヤが生成され、ビデオの少なくとも一部の上に提示されうる。ポップアップレイヤ内には、ビデオ内に現れた商品に関連する商品情報が表示されてよい。例えば、ポップアップレイヤに含まれるよう決定される商品情報は、選択されたトリガポイントに関連付けられているメタデータのセット(例えば、データベース108に格納されている)を処理することによって決定されうる。オンラインビデオ内に、特に、ビデオに登場する商品と関連させて、トリガポイントを埋め込むことにより、商品が現れるビデオフレームの少なくとも一部で商品の近くに埋め込まれたトリガポイントと相互作用するだけで、商品についてより多くを知ることができるため、ユーザのオンラインショッピング体験が向上されうる。
【0022】
図2Aは、オンラインビデオに関連する情報を決定するための処理の一実施形態を示すフローチャートである。いくつかの実施形態では、処理200は、システム100で実施されてよい。
【0023】
工程202では、ストリーミングビデオに関連する特徴フレームにおけるトリガポイントに関する選択が受信される。いくつかの実施形態において、オンラインビデオは、ウェブページで現在ストリーミングされている。いくつかの実施形態において、トリガポイントは、ロジックおよび/またはコンピュータプログラミングを用いて実装された要素である。いくつかの実施形態において、トリガポイントは、オンラインビデオが1または複数のクライアントデバイスでストリーミングできるようになる前に、オンラインビデオの1または複数の特徴フレーム内に埋め込まれてよい。例えば、トリガポイントは、各特徴フレームの特定の画像および/または一部に関連付けられてよい。例えば、トリガポイントは、ビデオの1または複数のフレーム内に現れる特定の商品に関連付けられてよい。いくつかの実施形態において、トリガポイントは、ビデオの上に配置される。いくつかの実施形態において、トリガポイントは、ビデオのレイヤ(例えば、制御レイヤ)に埋め込まれる。ビデオのストリーミング中、様々なフレームが表示される。トリガポイントが埋め込まれたフレーム(特徴フレーム)は、ビデオのストリーミングの間中ずっと現れていてよい。いくつかの実施形態において、制御レイヤに埋め込まれたトリガポイントは、オンラインビデオの特徴フレームが表示されている時には選択可能であり、オンラインビデオの特徴フレームが表示されていない時には選択できない。特徴フレームが表示されると、ビデオを視聴しているユーザは、特徴フレームに埋め込まれた1または複数のトリガポイントを選択する機会を持ちうる。いくつかの実施形態において、トリガポイントの位置および/または利用可能性は、視覚的なインジケータによって示される。いくつかの実施形態において、オンラインビデオの特徴フレームに関するトリガポイントの利用可能性および/または位置を示す視覚的なインジケータは、アイコンである。例えば、かかるアイコンは、ビデオ内に現れたアイテムに関連する値札を表示してよい。いくつかの実施形態において、トリガポイントの位置および/または利用可能性は、ユーザがトリガポイント辺りの領域にカーソルを置くまで、ユーザには見えない。
【0024】
いくつかの実施形態では、トリガポイントに関連付けられている特徴フレームの一部にユーザが(例えば、コンピュータマウスを用いて)カーソルを置いた時に、トリガポイントに関する選択がなされる。いくつかの実施形態において、特徴フレームの上および/または周囲にカーソルを置くことを、特徴フレームの上にカーソルをホバリングするという。この例において、ユーザは、選択を行うためにトリガポイントをクリックする必要はない。いくつかの実施形態において、ユーザは、選択を行うためにトリガポイントをクリックする必要がある。
【0025】
以下は、トリガポイントに関する選択を行う一例である。カーソルが、指定された要素(例えば、トリガポイント)の上に置かれているか(すなわち、ホバリングしているか)否かに基づいて、関数を呼び出すためのメソッドを用いて、トリガポイントに関する関数の呼び出しを実施する。例えば、JavaScript(登録商標)言語におけるonMouseOver()メソッドが、かかるメソッドでありうる。JavaScript(登録商標)のonMouseOver()メソッドを用いると、カーソルが、指定された要素(トリガポイントなど)の上に移動された時に、その動作は、指定された第1の関数をトリガし、カーソルがトリガポイントから離れた時に、その動作は、指定された第2の関数をトリガする。例えば、カーソルがトリガポイント上に移動された時に呼び出される第1の関数は、ポップアップレイヤ(例えば、設定された寸法のポップアップボックス)をビデオの上に提示させてよい。例えば、ポップアップレイヤは、DIVポップアップレイヤとして実装されてよく、DIVポップアップレイヤは、JavaScript(登録商標)と、少なくともポップアップレイヤの寸法を決定するDIV要素(例えば、<div style=≡position:absolute;width:[customized width];height:[customized height]≡></div>)とを用いて実装されるポップアップ関数であってよい。いくつかの実施形態では、時間が経過してもカーソルがトリガポイント上にあり続けているか否かを判定するために、テストを実行できる。カーソルがトリガポイント上にまだ残っていると判定される限り、ポップアップレイヤは、ビデオ上に残る。いくつかの実施形態において、ポップアップレイヤは、ポップアップレイヤを閉じるためのユーザ選択がなされるまで、トリガポイントの領域から外にカーソルが移動されても、オンラインビデオ上に残る。
【0026】
いくつかの実施形態において、トリガポイントに関してなされた選択に応答して、オンラインビデオは一時停止する。いくつかの実施形態において、トリガポイントに関してなされた選択(例えば、マウスがトリガポイントの上に移動する)に応答して、ストリーミングを一時停止するために、オンラインビデオのホストであるサーバにメッセージが送信される。いくつかの実施形態において、ビデオのホストであるサーバは、もはや選択が行われなくなる(例えば、マウスがトリガポイントの領域から、および/または、オンラインビデオの領域から外に移動する、ならびに/もしくは、表示されたポップアップレイヤが閉じられる)まで、オンラインビデオのストリーミングを再開(一時停止解除)しない。
【0027】
工程204では、トリガポイントに関連付けられているコンテンツを含むポップアップレイヤが提示される。いくつかの実施形態では、トリガポイントの選択に応答して、ポップアップレイヤがビデオ上に現れる。いくつかの実施形態では、トリガポイントが1または複数の予め設定されたルールに基づいて選択された時に提示されるポップアップレイヤのサイズおよび/または配置を決定するために、オンラインビデオのサイズ(幅および高さ)および/または配置が取得されて用いられる。いくつかの実施形態では、必要に応じて、背景および/またはその他の表示の属性など、さらなる表示の詳細が、ポップアップレイヤについて設定されてもよい。
【0028】
いくつかの実施形態において、事前設定されたメタデータが、各トリガポイントに関連付けられており、トリガポイントが選択されると、そのトリガポイントに関連付けられている事前設定メタデータが処理される。いくつかの実施形態において、トリガポイントに関連付けられている事前設定メタデータは、コンピュータプログラムコード、および/または、実行されるべき動作を指示するその他のタイプの動作を含む。例えば、事前設定されたメタデータは、テキストおよび/または画像および/またはリンクなど、特定の情報が、ポップアップレイヤ内に表示されることを示唆してよい。例えば、事前設定されたメタデータは、検索がデータベースおよび/またはサーチエンジンで実行されること、ならびに、検索で一致した情報がポップアップレイヤ内に表示されることを示唆してよい。いくつかの実施形態において、ポップアップレイヤのコンテンツは、iframeまたはjQuery≡s load()メソッドを用いてロードされてよい。
【0029】
図2Bおよび
図2Cは、オンラインビデオに埋め込まれたトリガポイントの選択の一例を示す図である。
図2Bは、ファッションショーを映すストリーミングオンラインビデオ内の特徴フレームの一例を示す。例に示すように、ビデオの現在のフレームはジャケットを示している。ビデオを見ているユーザが、ビデオに登場したこのジャケットに関心を持って、この商品に関してより多くを知りたいと思う場合がある。そのために、ユーザは、ジャケットに関するトリガポイントに関連付けられているアイコン252上にコンピュータマウスカーソルを移動させることができる。カーソルがジャケットトリガポイントを選択したこと(例えば、カーソルがトリガポイント上に配置されたか、または、クリックしたこと)に応答して、ジャケットポップアップレイヤに関連するポップアップレイヤがビデオ上に提示されうる。
図2Cは、ポップアップレイヤが上に提示されたオンラインビデオの一例を示している。ジャケットトリガポイントの選択に応答して、オンラインビデオが一時停止され、ポップアップレイヤ254がビデオ上に提示される。例に示すように、ポップアップレイヤ254は、ジャケットの名称、ジャケットの価格、ジャケットの消費者レビュー、および、1または複数のオンラインストアでのジャケットの在庫など、ジャケットトリガポイントに関連付けられている商品情報を表示する。例において、ジャケットは、購入が可能であるため、2つの選択可能な要素、「今すぐ購入」ボタン256および「カートに追加」ボタン258が提示されている。ユーザは、ジャケットを購入したい場合、「今すぐ購入」ボタン256を選択して、ジャケットを販売する(例えば、新たなフレーム内の)ウェブサイトのオンライン取引プラットフォームに移動してもよいし、「カートに追加」ボタン258を選択して、ジャケット商品がウェブサイトのショッピングカートに追加される(例えば、新たなフレーム内の)ウェブサイトに移動してもよい。いくつかの実施形態において、ジャケットの購入取引が完了すると、ユーザは、一時停止されたビデオに戻され、再生が再開される。いくつかの実施形態において、一時停止されたビデオは、ユーザがポップアップレイヤを閉じた場合、ならびに/もしくは、ジャケットトリガポイントおよび/またはオンラインビデオの領域の外にカーソルを移動させた場合に、再生を再開してもよい。
【0030】
図3は、オンラインビデオに関連する情報を決定するための処理の一実施形態を示すフローチャートである。いくつかの実施形態において、処理300は、システム100で実施される。
【0031】
工程302では、ストリーミングビデオに関連する特徴フレームにおけるトリガポイントに関する選択が受信される。いくつかの実施形態において、処理200の工程202に関して説明したように、特徴フレームに埋め込まれたトリガポイントは、トリガポイントに関連付けられている画像および/または特徴フレームの一部の上にカーソルが置かれた時に選択されうる。いくつかの実施形態において、特徴フレームに埋め込まれたトリガポイントは、トリガポイントに関連付けられている画像および/または特徴フレームの一部の上にカーソルが置かれて実際にトリガポイントをクリックした時に選択されうる。例えば、現在ストリーミングされているオンラインビデオには、少なくとも1つの商品が登場しうる。例えば、ストリーミングできるようになる前に、ビデオは、ユーザが関心を持つ可能性のある商品および/またはその他のアイテム/画像が現れるフレームに、ユーザが関心を持つ可能性のある商品および/またはその他のアイテム/画像のための様々なトリガポイントを埋め込まれてよい。いくつかの実施形態において、トリガポイントは、ビデオに現れる商品および/またはその他のアイテム/画像の少なくとも一部の各々に関連付けられる。
【0032】
工程304では、ストリーミングビデオは一時停止され、トリガポイントに関連付けられているコンテンツが決定される。トリガポイントの選択後に、オンラインビデオのストリーミングが一時停止される。さらに、選択されたトリガポイントに対して事前設定されたメタデータがリトリーブおよび処理される。
【0033】
いくつかの実施形態において、選択されたトリガポイントの事前設定されたメタデータは、表示される所定の商品情報を含む。例えば、トリガポイントがビデオ内に現れたジャケットに関連付けられている場合、トリガポイントの選択に応答して、名称、価格、および、ジャケットを販売するオンラインストアへのリンクなど、所定の商品情報のセットを表示するために、トリガポイントに対して事前設定されたメタデータが実行されてよい。
【0034】
いくつかの実施形態において、選択されたトリガポイントの事前設定されたメタデータは、所与のデータベースに置かれた関連商品情報の検索に用いられるコンピュータプログラムコードを含む。いくつかの実施形態において、事前設定されたメタデータは、コンピュータプログラムコード、関連商品情報のID値、および、データベースに関連付けられているURLを含んでもよい。例えば、トリガポイントがビデオ内に登場するジャケットに関連付けられている場合、トリガポイントの選択に応答して、特定されたデータベースで関連商品情報を検索するために、事前設定されたメタデータに含まれるJavaScript(登録商標)コードが実行されてよい。次いで、検索結果(例えば、データベースで見いだされた一致する商品情報)が返される。
【0035】
いくつかの実施形態において、選択されたトリガポイントの事前設定されたメタデータは、特定のURLによって特定された会社のウェブサイトに関連付けられている商品情報のデータベースで関連商品情報を検索するために用いられるコンピュータコードを含む。いくつかの実施形態において、事前設定されたメタデータは、コンピュータプログラムコード、会社のウェブサイトに関連付けられているURL、および、ウェブサイトのデータベースを含んでよい。例えば、トリガポイントがビデオ内に登場するジャケットに関連付けられている場合、トリガポイントの選択に応答して、特定された会社のウェブサイトのデータベースで関連商品情報を検索するために、事前設定されたメタデータが実行されてよい。次いで、検索結果(例えば、データベースで見いだされた一致する商品情報)が返される。
【0036】
いくつかの実施形態において、選択されたトリガポイントの事前設定されたメタデータは、1または複数の検索条件/クエリを生成し、1または複数の特定されたソース(例えば、データベース、ウェブサイト、検索エンジン)で、生成された条件/クエリを用いて検索を実行するために用いられるコンピュータプログラムコードを含む。例えば、ソースの各々は、URLによって特定されてよい。例えば、トリガポイントがビデオ内に登場するジャケットに関連付けられている場合、トリガポイントの選択に応答して、データベース、検索エンジン、および/または、ウェブサイトに対するジャケットの検索条件/クエリを生成するために、事前設定されたメタデータが実行されてよい。例えば、選択されたトリガポイントの関連ソースは、事前設定された企業消費者間(B2C)ウェブサイトの商品データベースに関連してよい。トリガポイントが選択されると、選択されたトリガポイントのおよび/またはトリガポイントが埋め込まれた現在の特徴フレームのキーワードおよび/または属性(例えば、「2011 Chanel spring apparel」)が生成され、そして、最初にデータベースとの接続を構築した後に、生成されたキーワード/属性を用いてデータベースで検索を行うことにより、事前設定されたB2Cウェブサイトに関連付けられているデータベースで、生成されたキーワード/属性によって検索が実行される。次いで、検索結果(例えば、データベースで見いだされた一致する商品情報)が返される。いくつかの実施形態では、条件に適合する検索結果のみが返され、条件に適合しないものが排除されるように、スクリーニング条件で検索結果をフィルタリングする。
【0037】
いくつかの実施形態において、選択されたトリガポイントの事前設定されたメタデータは、特定のソース(例えば、検索エンジン)で関連商品情報の画像検索を実行するために用いられるコンピュータプログラムを含む。いくつかの実施形態において、事前設定されたメタデータは、コンピュータプログラムコード、会社のウェブサイトに関連付けられているURL、および、ウェブサイトのデータベースを含んでよい。例えば、トリガポイントがビデオ内に登場するジャケットに関連付けられている場合、トリガポイントの選択に応答して、ジャケットの画像または一時停止されたオンラインビデオの一時停止されたスクリーンを用いて、特定された検索エンジンで関連商品情報の画像検索を実行するために、事前設定されたメタデータが実行されてよい。次いで、検索結果(例えば、データベースで見いだされた一致する商品情報および/または画像)が返される。任意の適切な画像検索技術が用いられてよい。例えば、ジャケットの画像がクエリ画像として機能してよく、画像処理の1または複数のメトリクスに基づいてジャケット画像に類似するように見える画像の検索が実行される。
【0038】
工程306では、ポップアップレイヤが生成され、トリガポイントに関連すると決定されたコンテンツがポップアップレイヤに提示される。選択されたトリガポイントに関連付けられている事前設定メタデータを処理することによって決定されたコンテンツ(例えば、所定のおよび/または一致する商品情報)が、生成されたポップアップレイヤに表示される。いくつかの実施形態において、ポップアップレイヤは、一時停止されたビデオの少なくとも一部の上に提示される。
【0039】
商品情報の例は、以下の内の1または複数を含みうる:商品名、商品価格、販売者情報、および/または、購入設定情報。例えば、ポップアップレイヤは、以下の情報を表示してよい。商品名、商品価格、商品仕様、寸法、サイズ、型番、在庫数、および、任意の他の適切な情報。例えば、1つの商品のみについての商品情報がポップアップレイヤに表示される場合、商品に関する詳細情報(例えば、商品名、商品価格、送料、販売数量、商品評価、サイズ、注文量など)が表示されてもよい。しかしながら、2以上の商品についての商品情報がポップアップレイヤに表示される場合、より重要な商品関連情報(例えば、商品名、商品価格、および、販売者情報)のみを表示して、ユーザが選択した際に、より詳細な商品情報を閲覧できるようにしてもよい。
【0040】
工程308では、商品に関連付けられている購入動作コントロールが、ポップアップレイヤに提示される。いくつかの実施形態において、商品情報がポップアップレイヤに表示された1または複数の商品に関連付けられている購入動作コントロールが、ポップアップレイヤに含まれる。例えば、購入動作コントロールは、「今すぐ購入」および「カートに追加」に関連する選択を含んでよい。例えば、「今すぐ購入」および「カートに追加」コントロールの一方または両方が、ポップアップレイヤに表示された各商品情報の隣に提示されてよい。例えば、ユーザがポップアップレイヤに提示された「今すぐ購入」選択をクリックすると、(例えば、オンラインストアの)オンライン取引プラットフォームのチェックアウト処理に関連付けられているウェブページにユーザを誘導するために、新たなフレームが開かれてよい。例えば、ユーザがポップアップレイヤに提示された「カートに追加」選択をクリックすると、(例えば、オンラインストアの)オンライン取引プラットフォームのショッピングカートウェブページに関連付けられているウェブページにユーザを誘導するために、新たなフレームが開かれてよい。いくつかの実施形態において、ユーザが商品購入を完了させると、一時停止されたオンラインビデオに関連付けられているウェブページに戻されてよい。
【0041】
工程310では、完了した商品購入に関するインディケーションの受信に応答して、ビデオストリーミングが再開される。いくつかの実施形態では、オンライン取引プラットフォームに関連付けられているウェブページで商品購入が成功すると、ビデオストリーミングが再開される。様々な実施形態において、例えば、ユーザがビデオストリームを一時停止解除/再開する選択またはポップアップレイヤを閉じる選択をした場合には、購入が完了しない場合でも、ビデオストリーミングが再開してよい。
【0042】
図4は、オンラインビデオに関連する情報を決定する処理の一実施形態を示すフローチャートである。いくつかの実施形態では、処理400は、システム100で実施されてよい。
【0043】
処理400は、同じ特徴フレームで2以上のトリガポイントが選択された時に利用されうる。
【0044】
工程402では、ストリーミングビデオに関連する特徴フレームにおける第1のトリガポイントに関する選択が受信される。
【0045】
工程404では、ストリーミングビデオは一時停止され、第1のトリガポイントに関連付けられているコンテンツが決定され、第1のトリガポイントに関連すると決定されたコンテンツが、生成された第1のポップアップレイヤに提示される。上述したのと同じ技術を用いて、生成されてビデオの少なくとも一部の上に提示されたポップアップレイヤに商品情報を提示するために、第1のトリガポイントに関連して事前設定されたメタデータが処理されてよい。
【0046】
工程406では、一時停止されたストリーミングビデオに関連する特徴フレームにおける第2のトリガポイントに関する選択が受信される。処理400において、第2のトリガポイントは、以前に選択された第1のトリガポイント以来一時停止されているオンラインビデオの特徴フレームで選択される。第2のトリガポイントの選択中および選択後、ビデオは一時停止されたままである。
【0047】
工程408では、第2のトリガポイントに関連付けられているコンテンツが決定され、第2のトリガポイントに関連すると決定されたコンテンツが、生成された第2のポップアップレイヤに提示される。
【0048】
いくつかの実施形態では、第2のトリガポイントの選択に応答して、現在一時停止されているビデオ上の第1のポップアップレイヤが閉じられ、生成された第2のポップアップレイヤが、一時停止されているビデオの少なくとも一部の上に提示される。いくつかの実施形態において、第2のポップアップレイヤのアピアランスは、1または複数の事前設定されたルールに従って、オンラインビデオのサイズ(幅および高さ)および/または配置ならびに/もしくは第1のポップアップレイヤのサイズに少なくとも部分的に基づいて決定される。
【0049】
いくつかの別の実施形態では、第1のポップアップレイヤは閉じられず、第1および第2のポップアップレイヤの両方が、一時停止されているビデオの少なくとも一部の上に提示される。第1のポップアップレイヤが閉じられず、一時停止されているビデオの少なくとも一部の上に第2のポップアップレイヤと共に現れる場合、第1および第2のポップアップレイヤの一方が、他方の少なくとも一部の上に提示されてもよいし、全く重ならずに提示されてもよい。
【0050】
いくつかの実施形態において、第2のトリガポイントに関連付けられているコンテンツは、事前設定されたメタデータが第1のトリガポイントについて決定されたのと同じ方法で決定されてよい。第2のトリガポイントに関連して事前設定されたメタデータに応じて、事前設定されたコンテンツは、いくつかの所定の商品情報を提示するよう命令してもよいし、特定されたデータベースおよび/または検索エンジンおよび/またはウェブサイトで商品情報を検索するよう命令してもよい。次いで、決定されたコンテンツ(例えば、商品情報)は、第2のポップアップレイヤに提示される。
【0051】
例えば、オンラインビデオがファッションショーを含む場合、第1のトリガポイントは、ファッションショーのビデオに登場したスーツのジャケットに関連付けられてよく、第2のトリガポイントは、スーツのスラックスに関連付けられてよい。オンラインビデオを見ているユーザがスーツのジャケットおよびスラックスの両方に関心を持った場合、ユーザは、ジャケット上にカーソルを移動させてよく、その動作は、ビデオを一時停止させ、さらに、第1のトリガポイントに関連付けられているコンテンツ(例えば、ジャケットの商品情報)を決定して第1のポップアップレイヤに表示するために第1のトリガポイントをトリガする。ビデオが一時停止されている間に、ユーザは、さらに、スラックスの上にカーソルを移動させて、第2のトリガポイントをトリガしてもよい。設定に応じて、第1のポップアップレイヤは、開いたままでも閉じられてもよい。次いで、第2のトリガポイントに関連付けられているコンテンツ(例えば、スラックスの商品情報)が決定され、第2のポップアップレイヤに表示される。
【0052】
図5は、オンラインビデオに関連する情報を決定するためのシステムの一実施形態を示す図である。
【0053】
これらのモジュールおよびサブモジュールは、1または複数のプロセッサ上で実行されるソフトウェアコンポーネントとして、特定の機能を実行するよう設計されたプログラム可能論理デバイスおよび/または特定用途向け集積回路などのハードウェアとして、もしくは、それらの組み合わせとして実装することができる。いくつかの実施形態において、モジュールおよびサブモジュールは、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク装置など)に本発明の実施形態に記載された方法を実行させるための複数の命令など、不揮発性記憶媒体(光学ディスク、フラッシュ記憶装置、携帯用ハードディスクなど)に格納することができるソフトウェア製品の形態で具現化されてよい。モジュールおよびサブモジュールは、単一のデバイス上に実装されてもよいし、複数のデバイスにわたって分散されてもよい。
【0054】
システム500は、トリガポイント設定モジュール41、トリガモジュール42、呼び出しモジュール43、表示モジュール44、および、取引モジュール45を備える。トリガポイント設定モジュール41は、特定の情報(例えば、商品情報)を決定するために用いられるトリガポイントをオンラインビデオの1または複数の特徴フレームに埋め込むよう構成されている。
【0055】
トリガモジュール42は、オンラインビデオのストリーミング中に選択された特徴フレームに埋め込み済みのトリガポイントに関する選択の受信に応答して、呼び出しモジュール43および表示モジュール44と通信するよう構成されている。
【0056】
呼び出しモジュール43は、トリガポイントに関連付けて事前設定されたメタデータを処理することに少なくとも部分的に基づいて、選択されたトリガポイントに関連付けられているコンテンツを決定するよう構成されている。
【0057】
いくつかの実施形態において、呼び出しモジュール43は、さらに、以下を含む(図示せず)。
【0058】
関連商品情報取得モジュールが、関連する事前設定されたメタデータに基づいて、選択されたトリガポイントに対応する商品情報をリトリーブするよう構成されている。
【0059】
検索条件生成サブモジュールが、トリガポイントに関連して事前設定されたメタデータに従って、検索条件を生成するよう構成されている。
【0060】
データベース検索サブモジュールが、生成された検索条件を用いて、商品データベースに接続し、データベースで検索を実行し、検索条件に一致する商品情報を取得するよう構成されている。
【0061】
インターネット検索サブモジュールが、特徴フレーム内のトリガポイントに関連して事前設定されたメタデータに含まれる画像を用いて、インターネットで画像検索を実行し、検索結果を取得するよう構成されている。
【0062】
スクリーニングサブモジュールが、検索結果からスクリーニング条件に一致する商品情報を抽出するよう構成されている。
【0063】
ショッピング取引サブモジュールが、オンライン購入取引を完了させるために、選択された購入動作コントロールに対応する商品取引プラットフォームに関連付けられているウェブページに誘導するよう構成されている。
【0064】
表示モジュール44は、ポップアップレイヤを生成し、選択されたトリガポイントに関連する決定されたコンテンツを表示するよう構成されている。いくつかの実施形態において、表示モジュール44は、さらに、商品に関連付けられている購入動作コントロールをポップアップレイヤに提示するよう構成されている。
【0065】
取引モジュール45は、商品に関するオンライン取引の完了に関連する購入取引を円滑にするよう構成されている。例えば、ポップアップレイヤ内に提示された購入動作コントロール(例えば、「今すぐ購入」ボタンまたは「カートに追加」ボタン)のユーザ選択に応答して、オンライン購入を完了させるための処理がウェブページで実行される。
【0066】
図6は、オンラインビデオに関連する情報を決定するためのシステムの一実施形態を示す図である。
【0067】
トリガポイント設定モジュール51は、特定の情報(例えば、商品情報)を決定するために用いられる第1のトリガポイントをオンラインビデオの特徴フレームに設定するよう構成されている。
【0068】
トリガモジュール52は、オンラインビデオのストリーミング中に第1のトリガポイントが選択されたことに応答して、ビデオ一時停止モジュール53、呼び出しモジュール54、および、表示モジュール55と通信するよう構成されている。
【0069】
ビデオ一時停止モジュール53は、現行のオンラインビデオストリームを一時停止するよう構成されている。
【0070】
呼び出しモジュール54は、選択された第1のトリガポイントに対応するコンテンツを決定するよう構成されている。
【0071】
表示モジュール55は、現在一時停止されているビデオの少なくとも一部の上に第1のポップアップレイヤを生成し、決定されたコンテンツを第1のポップアップレイヤに表示するよう構成されている。
【0072】
マルチトリガポイント呼び出しモジュール56は、特徴フレーム内の第2のトリガポイントが選択されたことを決定し、第2のトリガポイントに関連付けられているコンテンツを決定するよう構成されている。
【0073】
新規ポップアップレイヤ生成モジュール57は、一時停止されたビデオストリームページの少なくとも一部の上に提示される第2のポップアップレイヤを生成し、少なくとも第2のトリガポイントに関連すると決定されたコンテンツを第2のポップアップレイヤに表示するよう構成されている。
【0074】
取引モジュール58は、商品に関するオンライン取引の完了に関連する購入取引を円滑にするよう構成されている。例えば、第1および第2のポップアップレイヤの一方および/または両方に提示された購入動作コントロール(例えば、「今すぐ購入」ボタンまたは「カートに追加」ボタン)のユーザ選択に応答して、オンライン購入を完了させるための処理がウェブページで実行される。
【0075】
ストリーム継続モジュール59は、オンライン購入取引の完了後に、現在一時停止されているビデオストリームを再開(例えば、一時停止解除)するよう構成されている。
【0076】
本願は、多くの汎用または専用コンピュータシステム環境または構成で利用できる。例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、ハンドヘルドデバイスまたは携帯型装置、タブレット型の装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、セットトップボックス、プログラム可能な家庭用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、上記のシステムまたは装置の内の任意のものを備える分散型コンピュータ環境などである。
【0077】
本願は、コンピュータによって実行されるコンピュータ実行可能なコマンド(プログラムモジュールなど)の一般的なコンテキストで記述されてよい。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクの実行または特定の抽象データ型の実施のためのルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを備える。本願は、分散型コンピュータ環境で実行されてもよい。かかる分散型コンピュータ環境では、通信ネットワークを介して接続されたリモート処理装置によって、タスクが実行される。分散型コンピュータ環境において、プログラムモジュールは、記憶装置を備えるローカルまたはリモートコンピュータの記憶媒体に格納されうる。
【0078】
以上、本願によって提供されるデータ解析方法、システム、および、サーバについて、詳細に説明した。本明細書は、具体的な実施形態を用いて、本願の実施例の原理および形態を説明している。上記の実施形態の説明は、単に、本願の方法およびその中心概念の理解を助けるよう意図されたものである。さらに、当業者は、本願の概念に基づいて、具体的な応用例および応用例の範囲に対して修正を加えることができる。要するに、本記載の内容は、本願を限定するものとして理解されるべきではない。
【0079】
上述の実施形態は、理解しやすいようにいくぶん詳しく説明されているが、本発明は、提供された詳細事項に限定されるものではない。本発明を実施する多くの代替方法が存在する。開示された実施形態は、例示であり、限定を意図するものではない。
適用例1:ストリーミングビデオに関連する情報を決定するためのシステムであって、プロセッサであって、前記ストリーミングビデオに関連する特徴フレームにおけるトリガポイントに関する選択を受信し、前記トリガポイントは、選択された時に前記ビデオの上に情報を表示させるよう構成された選択可能な要素を含み、前記特徴フレームは、少なくとも1つのトリガポイントに関連付けられている前記ビデオ内のフレームを含み、前記トリガポイントに関連付けられているコンテンツを含むポップアップレイヤを提示するように構成されているプロセッサと、前記プロセッサに接続され、前記プロセッサに命令を提供するよう構成されているメモリと、を備える、システム。
適用例2:適用例1に記載のシステムであって、前記選択は、前記トリガポイントに関連付けられている前記特徴フレームの領域の上にカーソルが置かれたことに応答して受信される、システム。
適用例3:適用例1に記載のシステムであって、前記プロセッサは、さらに、前記選択に応答して前記ストリーミングビデオを一時停止させるよう構成されている、システム。
適用例4:適用例1に記載のシステムであって、前記プロセッサは、さらに、前記トリガポイントに関連して事前設定されたメタデータのセットを処理することに少なくとも部分的に基づいて、前記トリガポイントに関連付けられている前記コンテンツを決定するよう構成されている、システム。
適用例5:適用例4に記載のシステムであって、前記事前設定されたメタデータのセットの処理は、所定の商品情報のセットを提示することを含む、システム。
適用例6:適用例4に記載のシステムであって、前記事前設定されたメタデータのセットの処理は、データベースで商品情報を検索することを含む、システム。
適用例7:適用例4に記載のシステムであって、前記事前設定されたメタデータのセットの処理は、ウェブサイトで商品情報を検索することを含む、システム。
適用例8:適用例4に記載のシステムであって、前記事前設定されたメタデータのセットの処理は、検索クエリを生成し、特定されたソースで前記生成されたクエリを用いて検索することを含む、システム。
適用例9:適用例1に記載のシステムであって、前記ポップアップレイヤは、DIVポップアップレイヤを含む、システム。
適用例10:適用例1に記載のシステムであって、前記プロセッサは、さらに、商品に関連付けられている購入動作コントロールを前記ポップアップレイヤ内に提示するよう構成されている、システム。
適用例11:適用例10に記載のシステムであって、前記プロセッサは、さらに、前記購入動作コントロールの選択に関するインディケーションを受信し、オンライン取引プラットフォームに関連付けられているウェブページを提示するよう構成されている、システム。
適用例12:適用例10に記載のシステムであって、前記プロセッサは、さらに、完了した商品購入に関するインディケーションを受信し、それに応答して、前記ビデオストリームを再開するよう構成されている、システム。
適用例13:適用例1に記載のシステムであって、前記トリガポイントは第1のトリガポイントを含み、前記ポップアップレイヤは第1のポップアップレイヤを含み、前記プロセッサは、さらに、第2のトリガポイントに関する選択を受信し、前記第2のトリガポイントに対して決定されたコンテンツを第2のポップアップレイヤ内に提示するよう構成されている、システム。
適用例14:適用例13に記載のシステムであって、前記第2のトリガポイントに対して決定された前記コンテンツは、前記第2のトリガポイントに関連して事前設定されたメタデータのセットを処理することに少なくとも部分的に基づいて決定される、システム。
適用例15:ストリーミングビデオに関連する情報を決定するための方法であって、前記ストリーミングビデオに関連する特徴フレームにおけるトリガポイントに関する選択を受信し、前記トリガポイントは、選択された時に前記ビデオの上に情報を表示させるよう構成された選択可能な要素を含み、前記特徴フレームは、少なくとも1つのトリガポイントに関連付けられている前記ビデオ内のフレームを含み、前記トリガポイントに関連付けられているコンテンツを含むポップアップレイヤを提示すること、を備える、方法。
適用例16:適用例15に記載の方法であって、前記選択は、前記トリガポイントに関連付けられている前記特徴フレームの領域の上にカーソルが置かれたことに応答して受信される、方法。
適用例17:適用例15に記載の方法であって、さらに、前記トリガポイントに関連して事前設定されたメタデータのセットを処理することに少なくとも部分的に基づいて、前記トリガポイントに関連付けられている前記コンテンツを決定することを備える、方法。
適用例18:適用例17に記載の方法であって、前記事前設定されたメタデータのセットの処理は、所定の商品情報のセットを提示することを含む、方法。
適用例19:適用例17に記載の方法であって、前記事前設定されたメタデータのセットの処理は、データベースで商品情報を検索することを含む、方法。
適用例20:適用例17に記載の方法であって、前記事前設定されたメタデータのセットの処理は、ウェブサイトで商品情報を検索することを含む、方法。
適用例21:適用例17に記載の方法であって、前記事前設定されたメタデータのセットの処理は、検索クエリを生成し、特定されたソースで前記生成されたクエリを用いて検索することを含む、方法。
適用例22:適用例15に記載の方法であって、前記トリガポイントは第1のトリガポイントを含み、前記ポップアップレイヤは第1のポップアップレイヤを含み、前記プロセッサは、さらに、第2のトリガポイントに関する選択を受信し、前記第2のトリガポイントに対して決定されたコンテンツを第2のポップアップレイヤ内に提示するよう構成されている、方法。
適用例23:適用例22に記載の方法であって、前記第2のトリガポイントに対して決定された前記コンテンツは、前記第2のトリガポイントに関連して事前設定されたメタデータのセットを処理することに少なくとも部分的に基づいて決定される、方法。
適用例24:ストリーミングビデオに関連する情報を決定するためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に具現化され、前記ストリーミングビデオに関連する特徴フレームにおけるトリガポイントに関する選択を受信するためのコンピュータ命令と、前記トリガポイントは、選択された時に前記ビデオの上に情報を表示させるよう構成された選択可能な要素を含み、前記特徴フレームは、少なくとも1つのトリガポイントに関連付けられている前記ビデオ内のフレームを含み、前記トリガポイントに関連付けられているコンテンツを含むポップアップレイヤを提示するためのコンピュータ命令と、を備える、コンピュータプログラム製品。