(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、情報処理端末が、その通信可能圏内に存在する、1又は複数のアクセスポイント(例えば、無線LAN(例えば、Wi−Fi(登録商標))のアクセスポイントや携帯電話網のアクセスポイント等)の識別情報(例えば、MACアドレス)を受信し、当該識別情報を、アクセスポイントの識別情報の受信に応じて当該識別情報に応じた位置情報(例えば、緯度及び経度、住所を示す情報、XY座標等)を送信するサーバに送信し、当該サーバから位置情報を受信して、受信した位置情報が示す位置を、上述のサービスにおける情報処理端末の現在位置として取り扱うようにすることが考えられる。
【0006】
しかし、例えば、情報処理端末の通信可能圏内に、情報処理端末のネットワークへのアクセスを許可しないアクセスポイント(例えば、当該情報処理端末のユーザが契約していないプロバイダが提供するアクセスポイント)は存在するが、情報処理端末のネットワークへのアクセスを許可するアクセスポイント(例えば、当該情報処理端末のユーザが契約しているプロバイダが提供するアクセスポイント)が存在しない場合、すなわち、情報処理端末が上述のサーバと通信不能である場合は、情報処理端末は、アクセスポイントの識別情報を受信することはできるが位置情報を受信することができない。
【0007】
ここで、ユーザが情報処理端末を持ち運んで、情報処理端末と上述のサーバとが通信可能な位置まで移動してから、上述のサーバから位置情報を受信するようにすることが考えられる。
【0008】
しかし、この場合、位置情報の受信時点は、当該位置情報が示す位置に対応付けられるアクセスポイントの識別情報の受信時点とは異なることとなる。よって、受信した位置情報が示す位置を、当該位置に対応付けられるアクセスポイントの識別情報の受信時点に関連付けるためには、アクセスポイントの識別情報の受信時点を情報処理端末で管理する必要がある。
【0009】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的の1つは、1又は複数のアクセスポイントの識別情報の受信に応じて当該識別情報に応じた位置情報を送信するサーバから受信する位置情報の受信時点に関わらず、当該位置情報が示す位置に、当該位置に対応付けられるアクセスポイントの識別情報の受信時点を関連付けることができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明に係る情報処理端末は、受信部と、送信部と、制御部と、を含み、前記受信部が、アクセスポイントから当該アクセスポイントの識別情報を受信し、前記制御部が、1又は複数のアクセスポイントの識別情報に当該識別情報の受信時点を示す受信時点情報を関連付け、前記送信部が、前記識別情報の受信に応じて当該識別情報に応じた位置情報を送信するサーバに、前記受信時点情報に関連付けられている識別情報を送信し、前記受信部が、送信される前記識別情報に応じた位置情報を前記サーバから受信し、前記制御部が、送信される前記識別情報に関連付けられている前記受信時点情報に、受信する前記位置情報を関連付けることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る情報処理方法は、アクセスポイントから当該アクセスポイントの識別情報を受信するステップと、1又は複数のアクセスポイントの識別情報に当該識別情報の受信時点を示す受信時点情報を関連付けるステップと、前記識別情報の受信に応じて当該識別情報に応じた位置情報を送信するサーバに、前記受信時点情報に関連付けられている識別情報を送信するステップと、送信される前記識別情報に応じた位置情報を前記サーバから受信するステップと、送信される前記識別情報に関連付けられている前記受信時点情報に、受信する前記位置情報を関連付けるステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係るプログラムは、アクセスポイントから当該アクセスポイントの識別情報を受信する命令と、1又は複数のアクセスポイントの識別情報に当該識別情報の受信時点を示す受信時点情報を関連付ける命令と、前記識別情報の受信に応じて当該識別情報に応じた位置情報を送信するサーバに、前記受信時点情報に関連付けられている識別情報を送信する命令と、送信される前記識別情報に応じた位置情報を前記サーバから受信する命令と、送信される前記識別情報に関連付けられている前記受信時点情報に、受信する前記位置情報を関連付ける命令と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、アクセスポイントから当該アクセスポイントの識別情報を受信する命令と、1又は複数のアクセスポイントの識別情報に当該識別情報の受信時点を示す受信時点情報を関連付ける命令と、前記識別情報の受信に応じて当該識別情報に応じた位置情報を送信するサーバに、前記受信時点情報に関連付けられている識別情報を送信する命令と、送信される前記識別情報に応じた位置情報を前記サーバから受信する命令と、送信される前記識別情報に関連付けられている前記受信時点情報に、受信する前記位置情報を関連付ける命令と、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
【0014】
本発明では、1又は複数のアクセスポイントの識別情報がその受信時点に関連付けられる。そして、当該識別情報に応じた位置情報をサーバから受信する。そして、当該識別情報に関連付けられている受信時点と、受信する位置情報と、が関連付けられる。このようにして、本発明によれば、1又は複数のアクセスポイントの識別情報の受信に応じて当該識別情報に応じた位置情報を送信するサーバから受信する位置情報の受信時点に関わらず、当該位置情報が示す位置に、当該位置に対応付けられるアクセスポイントの識別情報の受信時点を関連付けることができることとなる。
【0015】
本発明の一態様では、前記送信部は、前記サーバに、互いに異なる受信時点を示す受信時点情報に関連付けられている前記識別情報をまとめて送信し、前記受信部は、まとめて送信される複数の前記識別情報のそれぞれに応じた位置情報を前記サーバから受信することを特徴とする。
【0016】
また、本発明の一態様では、前記送信部は、前記受信時点情報に関連付けられている識別情報により識別されるアクセスポイントとは異なるアクセスポイントを経由して、前記サーバに、前記受信時点情報に関連付けられている前記識別情報を送信することを特徴とする。
【0017】
また、本発明の一態様では、前記1又は複数のアクセスポイントの識別情報と、当該識別情報の受信時点を示す受信時点情報と、が関連付けられた情報を複数記憶する記憶部、をさらに含む、ことを特徴とする。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの全体構成図である。
図1に示すように、この情報処理システムでは、インターネット等のコンピュータネットワーク10に、位置情報提供サーバ12、及び、複数のユーザ端末(情報処理装置)14が接続されている。
【0021】
位置情報提供サーバ12は、例えば、位置情報提供サーバ12にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである制御部、ROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブなどを含む記憶部、ネットワークボード等の通信部、等を備えた、公知のサーバコンピュータを中心に構成されている。
【0022】
また、ユーザ端末14は、バッテリ駆動する可搬型のコンピュータゲームシステムであり、
図2にその外観の一例を示すように前面にタッチスクリーン14aを備えている。また、ユーザ端末14は、無線LAN(例えば、Wi−fi(登録商標))を利用したデータ通信を行うための無線LAN通信ユニット14bを内蔵している。また、ユーザ端末14は、この他に、例えば、ユーザ端末14にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである制御部、ROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブなどである記憶部、ボタン等、を備えている。
【0023】
本実施形態に係るユーザ端末14に内蔵されている無線LAN通信ユニット14bの通信可能圏A内には、
図3に示すように、1又は複数のアクセスポイント20が存在することが考えられる。また、ユーザによって持ち運ばれるなどして、ユーザ端末14が移動する(例えば、
図3に示されている地点Pから地点Qへユーザ端末14が移動する)ことに伴い、無線LAN通信ユニット14bによる通信可能圏A内に存在するアクセスポイント20が変化することがあり得る。
【0024】
また、無線LAN通信ユニット14bによる通信可能圏A内に存在するアクセスポイント20の中には、当該ユーザ端末14とコンピュータネットワーク10との間の通信を中継可能なアクセスポイント20(例えば、ユーザ端末14のユーザが契約しているプロバイダが提供するアクセスポイント20)、及び、当該ユーザ端末14とコンピュータネットワーク10との間の通信を中継不能なアクセスポイント20(例えば、ユーザ端末14のユーザが契約していないプロバイダが提供するアクセスポイント20)の両方が存在することが考えられる。以下、ユーザ端末14とコンピュータネットワーク10との間の通信を中継可能なアクセスポイント20を中継可能アクセスポイント20aと呼び、ユーザ端末14とコンピュータネットワーク10との間の通信を中継不能なアクセスポイント20を中継不能アクセスポイント20bと呼ぶこととする。
【0025】
本実施形態に係るユーザ端末14は、
図3における地点Pにユーザ端末14が存在する場合のように、無線LAN通信ユニット14bによる通信可能圏A内に中継可能アクセスポイント20aが存在する際には、無線LAN通信ユニット14bを利用して、その通信可能圏A内に存在する中継可能アクセスポイント20aを介して、位置情報提供サーバ12と通信可能となる。一方、本実施形態に係るユーザ端末14は、
図3における地点Qにユーザ端末14が存在する場合のように、無線LAN通信ユニット14bによる通信可能圏A内に中継可能アクセスポイント20aが存在しない際には、位置情報提供サーバ12と通信不能となる。
【0026】
また、本実施形態に係るユーザ端末14は、無線LAN通信ユニット14bの通信可能圏A内に存在するアクセスポイント20から送信される、当該アクセスポイント20を識別する識別情報(以下、アクセスポイントIDと呼ぶ。)が含まれる無線標識(ビーコン)を、当該アクセスポイント20が中継可能アクセスポイント20aであるか、中継不能アクセスポイント20bであるかに関わらず、受信可能である。アクセスポイントIDの一例としては、アクセスポイント20のMACアドレスなどが挙げられる。本実施形態に係るユーザ端末14は、予め定められたタイミングに(例えば、予め定められた時間間隔で)、アクセスポイントIDの受信を行う。そして、本実施形態に係るユーザ端末14は、受信した1又は複数のアクセスポイントIDを、位置対応IDデータとして、当該アクセスポイントIDを受信した日時や時刻に関連付けて記憶する。
【0027】
本実施形態に係る位置情報提供サーバ12には、予め、アクセスポイントIDと、当該アクセスポイントIDにより識別されるアクセスポイント20が配置されている位置の位置情報(本実施形態では、例えば、当該アクセスポイント20が配置されている位置の緯度及び経度の組合せ)と、が関連付けて記憶されている。そして、本実施形態に係る位置情報提供サーバ12は、ユーザ端末14から、1又は複数のアクセスポイントIDが含まれる位置対応IDデータに関連付けられた、位置情報送信要求を受け付けると、当該位置対応IDデータに基づいて、ユーザ端末14の位置を特定する。位置情報提供サーバ12は、例えば、1個のアクセスポイントIDが含まれる位置対応IDデータを受け付けた際には、当該アクセスポイントIDに関連付けられている位置を、ユーザ端末14の位置として特定し、2個以上のアクセスポイントIDが含まれる位置対応IDデータを受け付けた際には、当該2個以上のアクセスポイントIDそれぞれに関連付けられている位置の重心を、ユーザ端末14の位置として特定する。そして、位置情報提供サーバ12は、特定された位置を示す位置情報(例えば、緯度及び経度の組合せ)を、ユーザ端末14に送信する。
【0028】
図4は、本実施形態に係るユーザ端末14の機能の一例を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、本実施形態に係るユーザ端末14は、機能的には、例えば、アクセスポイントID受信部30、位置情報管理部32、位置情報要求部34、位置情報受信部36、を含んでいる。なお、本実施形態に係るユーザ端末14が、
図4に示されている機能以外の機能を有していてもよい。本実施形態では、アクセスポイントID受信部30、及び、位置情報受信部36は、物理的には、例えば、無線LAN通信ユニット14b等の受信部により実装され、位置情報要求部34は、物理的には、例えば、無線LAN通信ユニット14b等の送信部により実装され、位置情報管理部32は、物理的には、例えば、CPU等の制御部により実装される。また、本実施形態で、例えば、コンピュータであるユーザ端末14にインストールされた、
図4に示す各部の機能に対応する命令を含むプログラムを、ユーザ端末14の制御部で実行することにより、ユーザ端末14は、
図4に示す各部として機能する。このプログラムは、例えば、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等のコンピュータ可読な情報記憶媒体を介して、あるいは、インターネットなどの通信手段を介してユーザ端末14に供給される。
【0029】
アクセスポイントID受信部30は、予め定められたタイミングに(例えば、予め定められた時間間隔で)、ユーザ端末14の通信可能圏A内に存在するアクセスポイント20のアクセスポイントIDを受信する。このとき、一度に複数のアクセスポイントIDを受信するようにしてもよい。
【0030】
位置情報管理部32は、アクセスポイントID受信部30が1又は複数のアクセスポイントIDを受信した際に、
図5に例示する位置情報管理データ40を生成して、ユーザ端末14の記憶部に記憶させる。
図5に示すように、位置情報管理データ40には、位置情報管理データ40の識別情報である管理ID、当該1又は複数のアクセスポイントIDの受信時点を示す受信時点データ(本実施形態では、例えば、受信日時を示す受信日時データ)、当該受信した1又は複数のアクセスポイントID(
図5には、1又は複数のMACアドレスが示されている)が含まれる位置対応IDデータ、及び、初期状態では値が空である位置情報データ、が含まれる。
図5には、位置情報データの値が空である位置情報管理データ40が3つ示されている。なお、受信時点データが示す時点の表現形式は問わない。例えば、受信時点データが示す時点が、秒単位で表現されていても、分単位で表現されていても、時間単位で表現されていても構わない。
【0031】
位置情報要求部34は、位置情報提供サーバ12との間の通信が可能である際に、位置対応IDデータに関連付けられている位置情報送信要求を、中継可能アクセスポイント20aを経由して、位置情報提供サーバ12に送信する。位置情報受信部36は、位置情報提供サーバ12から送信される位置情報を受信する。そして、本実施形態では、位置情報管理部32は、位置情報受信部36が位置情報を受信した際に、当該位置情報の値を、位置情報データとして、対応する位置情報管理データ40に含まれる位置情報データの値として設定する。
【0032】
ここで、本実施形態に係るユーザ端末14で行われる、位置情報提供サーバ12への位置情報の問い合わせ処理の流れの一例を、
図6に例示するフロー図を参照しながら説明する。なお、本実施形態では、ユーザ端末14が、
図6に示す処理を、予め定められたタイミングで(例えば、予め定められた時間間隔で)行うこととする。
【0033】
まず、位置情報要求部34は、位置情報提供サーバ12へのデータ送信が可能であるか否か(例えば、ユーザ端末14の通信可能圏A内に中継可能アクセスポイント20aが存在するか否か)の確認を行う(S101)。位置情報要求部34は、具体的には、例えば、位置情報提供サーバ12へのアクセスに応じて、位置情報提供サーバ12から応答があるか否かを確認する。ここで、位置情報提供サーバ12へのデータ送信が可能でないことが確認された場合は(S101:N)、本処理例に示す処理を終了する。
【0034】
位置情報提供サーバ12への位置対応IDデータの送信が可能であることが確認された場合は(S101:Y)、位置情報要求部34は、ユーザ端末14に記憶されている位置情報管理データ40のうち、含まれる位置情報データの値が空である位置情報管理データ40が存在するか否かを確認する(S102)。存在しない場合は(S102:N)、本処理例に示す処理を終了する。
【0035】
存在する場合は(S102:Y)、位置情報要求部34は、含まれる位置情報データの値が空である位置情報管理データ40に含まれる位置対応IDデータを特定する(S103)。S103に示す処理では、
図5に示すように、含まれる位置情報データの値が空である位置情報管理データ40が複数存在する場合は、位置情報要求部34は、当該複数の位置情報管理データ40それぞれに含まれる位置対応IDデータを特定する。そして、位置情報要求部34は、特定された1又は複数の位置対応IDデータに関連付けられた位置情報送信要求を、位置情報提供サーバ12に送信する。そして、位置情報提供サーバ12は、当該位置情報送信要求を受信する(S104)。なお、位置情報要求部34は、位置情報送信要求に関連付けられているアクセスポイントIDにより識別されるアクセスポイント20とは異なる中継可能アクセスポイント20a(位置情報送信要求に複数のアクセスポイントIDが関連付けられている場合は、当該複数のアクセスポイントIDのそれぞれにより識別されるアクセスポイント20のいずれとも異なる中継可能アクセスポイント20a)を経由して、位置情報送信要求を位置情報提供サーバ12に送信するようにしてもよい。
【0036】
そして、位置情報提供サーバ12は、上述のようにして、受信した位置情報送信要求に含まれる位置対応IDデータに基づいて、ユーザ端末14の位置(例えば、緯度及び経度)を特定する(S105)。ここで、受信した位置情報送信要求に複数の位置対応IDデータが関連付けられている場合は、当該位置対応IDデータのそれぞれについて、位置対応IDデータに基づいて、ユーザ位置14の位置を特定する。
【0037】
そして、位置情報提供サーバ12は、特定された位置を示す位置情報を、ユーザ端末14に送信する。そして、ユーザ端末14の位置情報受信部36は、当該位置情報を受信する(S106)。
【0038】
そして、ユーザ端末14の位置情報管理部32は、S106に示す処理で受信した位置情報の値(例えば、緯度及び経度)を、対応する位置情報管理データ40に含まれる位置情報データの値として設定する(S107)。このようにして、本実施形態では、位置対応IDデータに基づいて特定される位置情報が、当該位置対応IDデータに含まれる1又は複数のアクセスポイントIDの受信時点(本実施形態では、受信日時)に関連付けられることとなる。
【0039】
なお、上述の処理例のS103に示す処理で複数の位置対応IDデータが特定された場合における、位置情報送信要求と位置対応IDデータとの関連付けの態様には、様々なバリエーションが考えられる。
【0040】
位置情報要求部34は、例えば、複数の位置対応IDデータを、関連付けられる受信日時が古い(あるいは、新しい)ものから順に配置されたパケットを位置情報送信要求として位置情報提供サーバ12に送信するようにしてもよい。この場合は、複数の位置対応IDデータが1つのパケットとしてまとめてユーザ端末14から位置情報提供サーバ12に送信されることとなる。そして、位置情報提供サーバ12が、例えば、受信した位置情報送信要求のパケットに配置されている位置対応IDデータの順序で、対応する位置情報が配置されたパケットをユーザ端末14に送信するようにしてもよい。この場合には、位置情報管理部32は、例えば、受信するパケット内における位置情報の配置順序に基づいて、それぞれの位置情報について、その値を位置情報データの値として設定する位置情報管理データ40を特定するようにしてもよい。
【0041】
また、位置情報要求部34は、例えば、位置対応IDデータと、当該位置対応IDデータに関連付けられている管理IDと、の組合せに関連付けられる位置情報送信要求を複数まとめて位置情報提供サーバ12に送信するようにしてもよい。そして、この場合、位置情報提供サーバ12が、位置対応IDデータに基づいて特定される位置情報を、位置情報送信要求において当該位置対応IDデータに関連付けられている管理IDに関連付けて、ユーザ端末14に送信するようにしてもよい。この場合は、位置情報管理部32は、例えば、受信する位置情報に関連付けられている管理IDに基づいて、それぞれの位置情報について、その値が位置情報データの値として設定される位置情報管理データ40を特定するようにしてもよい。
【0042】
以上のように、本実施形態では、複数の位置対応IDデータが特定された場合には、位置情報要求部34は、複数の位置対応IDデータを位置情報提供サーバ12にまとめて送信することとなる。
【0043】
なお、上述の処理例のS103に示す処理で複数の位置対応IDデータが特定された場合における、位置情報送信要求と位置対応IDデータとの関連付けの態様は、上述のものに限定されない。
【0044】
本実施形態では、位置情報提供サーバ12と通信不能である際に中継不能アクセスポイント20bから受信したアクセスポイントIDが、位置情報提供サーバ12と通信可能である際に位置情報提供サーバ12に送信される。そして、当該アクセスポイントIDに応じた位置情報が位置情報提供サーバ12からユーザ端末14に提供される。このようにして、本実施形態に係るユーザ端末14によれば、位置情報提供サーバ12と通信不能である際に受信したアクセスポイントIDに基づく、その際におけるユーザ端末14の位置の特定が可能となる。
【0045】
また、本実施形態では、位置情報データの値が設定されていない位置情報管理データ40が複数存在する場合に、当該複数の位置情報管理データ40それぞれに含まれる位置対応IDデータがまとめて位置情報提供サーバ12に送信されることとなる。このようにして、本実施形態では、位置情報データの値が設定されていない複数の位置情報管理データ40それぞれに含まれる位置情報データの設定をまとめて行うことができることとなる。
【0046】
また、本実施形態では、1又は複数のアクセスポイントIDがその受信日時に関連付けられる。そして、当該1又は複数のアクセスポイントIDに基づいて特定される位置情報が、当該1又は複数のアクセスポイントIDに関連付けられている受信日時に関連付けられる。このようにして、本実施形態では、位置情報提供サーバ12から受信する位置情報の受信日時に関わらず、当該位置情報が示す位置を、当該位置に対応付けられるアクセスポイントIDの受信日時に関連付けることができることとなる。
【0047】
また、本実施形態では、位置情報提供サーバ12は、受信するアクセスポイントIDにより識別されるアクセスポイント20が配置されている位置、あるいは、受信する複数のアクセスポイントIDのそれぞれにより識別されるアクセスポイント20が配置されている位置の重心を、ユーザ端末14の位置として特定して、当該位置を示す位置情報をユーザ端末14に送信する。よって、本実施形態では、位置情報提供サーバ12から受信する位置情報が示す位置に対応付けられるアクセスポイントIDの受信日時は、当該位置に(あるいは、当該位置の付近に)ユーザ端末14が存在した可能性が高い日時であると推定される。このようにして、本実施形態によれば、位置情報提供サーバ12から受信する位置情報の受信日時に関わらず、当該位置情報が示す位置を、当該位置(あるいは、当該位置の付近に)ユーザ端末14が存在した可能性が高いと推定される日時に関連付けることができることとなる。
【0048】
また、本実施形態では、ユーザ端末14が、GPS(Global Positioning System)を利用して当該ユーザ端末14の位置(緯度及び経度)を測定するための測位ユニットを備えていなくても、ユーザ端末14の移動履歴を表す位置情報をユーザ端末14に記憶させることが可能となる。
【0049】
ユーザ端末14の現在位置に応じた情報を提供するサービスにおいては、GPSを利用して測定されたユーザ端末14の現在位置が用いられることが一般的である。しかし、GPSでは、一般的に、ユーザ端末14の現在位置の捕捉に時間がかかる。また、屋内や地下などといった、GPS衛星から送信される電波が届かない場所では、GPSを利用してユーザ端末14の現在位置を測定することができない。
【0050】
また、ユーザ端末14にGPSを利用して当該ユーザ端末14の位置を測定するための測位ユニットを搭載するとなると、部品点数が増加することとなり、また、部品コストが増加することがなる。また、GPSを備えていないユーザ端末14に外付けて測位ユニットを搭載することとなると、ユーザ端末14全体の大きさが大きくなってしまう。
【0051】
本実施形態のようにして、無線LAN(例えば、Wi−fi(登録商標))のアクセスポイントから送信される電波を利用して、ユーザ端末14の位置を特定するようにすると、測位ユニットを搭載していないユーザ端末14においても、ユーザ端末14の現在位置に応じた情報を提供するサービスが利用可能となる。また、GPS衛星から送信される電波が届かない場所でも、ユーザ端末14の現在位置に応じた情報を提供するサービスが利用可能となる。また、測位ユニットを搭載しないユーザ端末14については、測位ユニットを搭載したユーザ端末14よりも、部品点数を抑えることもできるし、コストも抑えることができることとなる。
【0052】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
【0053】
例えば、ユーザ端末14が、携帯電話網を利用したデータ通信を行うための携帯電話通信ユニットをさらに備えていてもよい。そして、本実施形態に係る情報処理システムが、無線LANのアクセスポイント20のアクセスポイントIDの代わりに、携帯電話網のアクセスポイント20のアクセスポイントIDを用いて、上述の実施形態に示した処理を実行するようにしてもよい。あるいは、本実施形態に係る情報処理システムが、無線LANのアクセスポイント20のアクセスポイントIDとともに、携帯電話網のアクセスポイント20のアクセスポイントIDを用いて、上述の実施形態に示した処理を実行するようにしてもよい。
【0054】
例えば、ユーザ端末14の位置情報管理部32は、アクセスポイントID受信部30が1又は複数のアクセスポイントIDを受信した際に生成して、ユーザ端末14の記憶部に記憶させる位置情報管理データ40に含まれる位置対応IDデータが、受信したアクセスポイントIDと、当該アクセスポイントIDが含まれる電波(ビーコン)の信号強度(すなわち、当該アクセスポイントIDにより識別されるアクセスポイント20からのビーコンの信号強度)を示す値(例えば、RSSI(Received Signal Strength Indication))(以下、信号強度値と呼ぶ。)と、の組合せを1又は複数含むようにしてもよい。そして、ユーザ端末14が、当該位置対応IDデータを、位置情報提供サーバ12に送信するようにしてもよい。
【0055】
そして、位置情報提供サーバ12が、信号強度値によって重み付けして、1又は複数のアクセスポイントIDそれぞれにより識別されるアクセスポイント20の位置を合成して、ユーザ端末14の位置を特定するようにしてもよい。そして、位置情報提供サーバ12が、当該特定される位置を示す位置情報をユーザ端末14に送信するようにしてもよい。
【0056】
位置情報提供サーバ12が、例えば、米国特許第8145255号明細書に開示されているような、アクセスポイントIDと信号強度値との組合せに基づいて、ユーザ端末14の位置を特定する機能を有することとする。そして、例えば、位置情報提供サーバ12が、アクセスポイントIDと信号強度値との組合せ3つが含まれる位置対応IDデータに関連付けられている位置情報送信要求をユーザ端末14から受信したとする。そして、位置情報提供サーバ12に記憶されている情報では、3つのアクセスポイントIDそれぞれに対応するアクセスポイント20の位置がそれぞれA1、A2、A3で示されていることとする。この場合、位置情報提供サーバ12は、ユーザ端末14の位置Oを、例えば、O=(W1×A1+W2×A2+W3×A3)/(W1+W2+W3)と特定する。なお、ここで、Wi=1/distS(O,Ai)(i=1,2,3)であり、distS(O,Ai)の値は、第iのアクセスポイントからの受信した信号強度値から推定される、ユーザ端末14と第iのアクセスポイントとの間の距離を示す。そして、位置情報提供サーバ12は、特定された位置を示す位置情報をユーザ端末14に送信する。
【0057】
なお、ユーザ端末14の位置の特定方法は上述のものに限定されない。例えば、位置情報提供サーバ12が、最も高い信号強度で受信したビーコンの送信元のアクセスポイント20の位置を、ユーザ端末14の位置として特定するようにしてもよい。例えば、第1のアクセスポイントIDに関連付けられている信号強度値が−60dBm、第2のアクセスポイントIDに関連付けられている信号強度値が−50dBm、第3のアクセスポイントIDに関連付けられている信号強度値が−40dBmである場合に、位置情報提供サーバ12が、第3のアクセスポイント20をユーザ端末14の位置として特定するようにしてもよい。また、位置情報提供サーバ12が、予め定められた閾値以上の信号強度で受信したビーコンの送信元のアクセスポイント20の中心となるような位置を、ユーザ端末14の位置として特定するようにしてもよい。
【0058】
また、位置情報が示す位置の表現は、緯度及び経度には限定されない。例えば、位置情報提供サーバ12が、X座標値及びY座標値を示す位置情報や、住所を示す位置情報、などを、ユーザ端末14に送信するようにしてもよい。そして、位置情報データの値として、X座標値及びY座標値の組合せや、住所を示す文字列、などが設定されても構わない。
【0059】
上述の位置情報管理データ40の利用例については、様々なものが考えられる。
【0060】
例えば、複数のユーザ端末14が、自らに記憶されている位置情報管理データ40を、コンピュータネットワーク10に接続されたサーバ(以下、ユーザ位置管理サーバと呼ぶ。)にアップロードするようにしてもよい。そして、ユーザ位置管理サーバにおいて、複数のユーザ端末14それぞれについての、ユーザ端末14の移動履歴(日時とその日時におけるユーザ端末14の位置との組合せの履歴)を管理するようにしてもよい。そして、ユーザ位置管理サーバが、例えば、ユーザ端末14に、当該ユーザ端末14が存在した位置から所定の距離以内に存在した他のユーザ端末14の識別情報を通知するようにしてもよい。
【0061】
また、例えば、ユーザ端末14が位置に関する所定の条件を満足する場合に(例えば、サーバを運営する事業者や他のユーザ端末14のユーザにより設定された位置から所定の距離以内の位置に存在していた場合に)、ユーザ位置管理サーバが、当該ユーザ端末14のユーザに有用なデータ(例えば、当該ユーザ端末14にインストールされているゲームプログラムで利用可能なアイテムのデータ等)を提供するようにしてもよい。
【0062】
また、例えば、ユーザ端末14がカメラを備えており、当該カメラにより被写体が撮影された際に、ユーザ端末14が、カメラが生成した画像を、当該画像の撮影日時を受信日時データとして含み、当該画像の撮影日時に受信した1又は複数のアクセスポイントIDを位置対応IDデータとして含む位置情報管理データ40に関連付けて、ユーザ端末14の記憶部に記憶させるようにしてもよい。そして、上述のように、ユーザ端末14が位置情報提供サーバ12と通信可能である際に、ユーザ端末14が、位置情報提供サーバ12に、当該位置対応IDデータを送信し、位置情報提供サーバ12から、当該位置対応IDデータに基づいて特定される位置情報を受信するようにしてもよい。そして、ユーザ端末14が、受信した位置情報の値を、当該位置情報の特定の基礎となった位置対応IDデータが含まれる位置情報管理データ40の位置情報データの値として設定するようにしてもよい。
【0063】
その後、ユーザ端末14が、ユーザ端末14が備えるカメラで撮影された複数の画像のそれぞれに、画像の撮影日時、及び、当該撮影日時に受信した1又は複数のアクセスポイントIDに基づいて特定された位置情報を関連付けて、コンピュータネットワーク10に接続されているサーバ(以下、画像共有サーバと呼ぶ。)に送信するようにしてもよい。そして、画像共有サーバが、他のユーザ端末14から受け付ける要求に応じて、撮影日時及び位置情報に関連付けられた画像を、当該他のユーザ端末14に提供するようにしてもよい。
【0064】
また、上述の具体的な文字列や数値、並びに、図面中の具体的な文字列は例示であり、これらの文字列や数値には限定されない。
【0065】
本発明の現時点における特定の実施形態につき説明してきたが、種々の変形を作ることが可能であることは理解されよう。また添付の特許請求の範囲は、本発明の精神と範囲に含まれるすべての変形を包含することが意図される。