特許第6041617号(P6041617)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6041617
(24)【登録日】2016年11月18日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】吸音構造体
(51)【国際特許分類】
   G10K 11/16 20060101AFI20161206BHJP
   B60R 13/08 20060101ALI20161206BHJP
【FI】
   G10K11/16 D
   B60R13/08
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-232533(P2012-232533)
(22)【出願日】2012年10月22日
(65)【公開番号】特開2014-85421(P2014-85421A)
(43)【公開日】2014年5月12日
【審査請求日】2015年7月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000119232
【氏名又は名称】株式会社イノアックコーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100098752
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 吏規夫
(72)【発明者】
【氏名】藤松 英靖
【審査官】 菊池 充
(56)【参考文献】
【文献】 特表2007−515340(JP,A)
【文献】 特開2010−208618(JP,A)
【文献】 特開2007−216486(JP,A)
【文献】 特表2001−507470(JP,A)
【文献】 特開平07−102127(JP,A)
【文献】 特開平08−003943(JP,A)
【文献】 特開昭56−010446(JP,A)
【文献】 特開2008−058712(JP,A)
【文献】 実開平06−087999(JP,U)
【文献】 特開2001−166780(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0169531(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0272960(US,A1)
【文献】 米国特許第06305494(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 11/00−13/00
B60R 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートの片面へ突出して他面が開口した中空突部が複数形成された第1シートと第2シートを積層した吸音構造体であって、
前記第1シートと第2シートのうち少なくとも一方は非通気性シートであり、
前記第1シートの中空突部は前記第2シートの中空突部よりも大に形成され、
前記第2シートにおける前記中空突部の突出側の面に前記第1シートが積層され、前記第1シートのそれぞれの中空突部内に前記第2シートの中空突部が複数収容され
前記第1シートと第2シートの一方は、他方より外周が大にされて他方の外周から突出するとともに透視可能な材質で構成されていることを特徴とする吸音構造体。
【請求項2】
前記第1シートおよび第2シートが非通気性シートであることを特徴とする請求項1に記載の吸音構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに中空突部が形成された吸音構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建築物の内外装材、あるいは自動車の内外装材として吸音構造体が使用されている。例えば、図7に示すような基板61と、複数個の中空突部63を備えた吸音板65とを積層した吸音構造体60がある(特許文献1)。
前記吸音構造体60においては、中空突部63の容積により吸音する周波数が定まり、中空突部63の容積が大きくなるほど低周波数帯の吸音性能を持つようになる。また、広い周波数帯を吸音するには、異なる大きさの中空突部63を並べて吸音板65に設ける必要がある。また、中空突部63の数を増やすことで吸音性能を上げることができる。
【0003】
しかしながら、基板61と、複数個の中空突部63を備えた吸音板65とを積層した吸音構造体60にあっては、広い周波数帯を吸音できるようにするには異なる大きさの中空突部を並べて吸音板に設ける必要があり、また、吸音性能を高めるには中空突部の数を増やす必要があるため、広い周波数を吸音できるようにしたり、吸音性を高めたりしようとすると、吸音構造体のサイズが大きくなり、スペース的に余裕がない場合、吸音構造体を設置できない問題が発生する。
【0004】
また、単位設置面積当たりの吸音性能を向上させるため、基板に内側隔壁と外側隔壁を積層し、内側隔壁に形成した内側中空凸部を、外側隔壁に形成した外側中空凸部内に一つ配置し、内側中空凸部の頂部壁面と外側中空凸部の頂部壁面にそれぞれオリフィス孔を形成した三層構造の吸音構造体が提案されている(特許文献2)。
【0005】
しかしながら、前記三層構造の吸音構造体にあっては、外側中空凸部とその内側に配置されている一つの内側中空凸部とによって吸音する周波数が定まるため、吸音する周波数の幅をそれほど広くできない問題がある。さらに、内側中空凸部の頂部壁面と外側中空凸部の頂部壁面にそれぞれオリフィス孔が貫通形成されているため、吸音性と共に防水性も要求される用途には適さないものであった。吸音性と防水性が要求される用途として、例えば、図8に示す自動車のドアシール材70が挙げられる。前記ドアシール材70は、ドアの外側パネル71と内側ライニング75等の間に位置して前記外側パネル71側に接着剤や粘着剤等で取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−31530号公報
【特許文献2】特開2000−338981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、広い周波数帯で吸音でき、吸音性が高く、かつ防水性を有し、省スペースを実現できる吸音構造体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、シートの片面へ突出して他面が開口した中空突部が複数形成された第1シートと第2シートを積層した吸音構造体であって、前記第1シートと第2シートのうち少なくとも一方は非通気性シートであり、前記第1シートの中空突部は前記第2シートの中空突部よりも大に形成され、前記第2シートにおける前記中空突部の突出側の面に前記第1シートが積層され、前記第1シートのそれぞれの中空突部内に前記第2シートの中空突部が複数収容され、前記第1シートと第2シートの一方は、他方より外周が大にされて他方の外周から突出するとともに透視可能な材質で構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1において、前記第1シートおよび第2シートが非通気性シートであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、吸音構造体は、第1シートに形成されている大の中空突部と第2シートに形成されている小の中空突部の膜振動によって広い周波数帯で吸音することができ、しかも第1シートの大の中空突部内に第2シートの小の中空突部が複数収容された構成からなるため、吸音構造体の面積を増大させることなく、かつ厚みをほとんど増すことなく、吸音する周波数帯の幅を広くすることができると共に中空突部の数を増やして吸音性を向上させることができる。また、少なくとも一方のシートを非通気性としたのでシール性を付与することができる。
請求項1の発明によれば、上記の効果に加え、第1シートおよび第2シートのうち、一方のシートが透視可能な材質からなって他方のシートの外周よりも大であるため、他方のシートの外周から突出した一方のシートの外周部を相手物に接着剤や粘着剤で取り付けた後に、一方のシートの外周部と相手物との間に接着剤や粘着剤が存在するか否かを外部から確認することができ、接着剤や粘着剤の付着状態を容易に確認できる。
【0011】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明によって得られる効果に加え、両方のシートが非通気性シートであるため、両シート間に形成された閉空間の空気ばねによる吸音効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第1参考形態に係る吸音構造体の斜視図である。
図2】本発明の第1参考形態に係る吸音構造体の部分断面図である。
図3】本発明の第1参考形態に係る吸音構造体の分解斜視図である。
図4】本発明の第2実施形態に係る吸音構造体の斜視図である。
図5】本発明の第2実施形態に係る吸音構造体の分解斜視図である。
図6】実施例及び比較例に対する残響室吸音率の測定結果を示すグラフである。
図7】従来の吸音構造体の斜視図である。
図8】ドアシール材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1から図3に示すように、本発明の第1参考形態に係る吸音構造体10は、第1シート11と第2シートの積層体からなる。
前記第1シート11と第2シート21は、少なくとも一方が非通気性のシートからなる。非通気性シートとしては、発泡あるいは非発泡の何れでも良く、例えば発泡ポリエチレン等の発泡ポリオレフィン樹脂シート、ポリプロピレン等の非発泡ポリオレフィン樹脂シート等を挙げることができる。非通気性シートの厚みは、発泡体の場合0.5〜3.0mm程度、非発泡体の場合0.1〜0.5mm程度が好ましい。また、前記第1シート11及び第2シート21の平面サイズは、用途に応じて適宜設定される。また、他方のシートは上記のシートに穴が貫通しているシートや、ポリオレフィン樹脂の不織布などを使用してもよい。
【0014】
前記第1シート11と第2シート21には、該シートの片面へ突出して他面が開口した中空突部13、23がそれぞれ複数形成されている。前記中空突部13、23の形状は適宜決定されるが、本実施例では略四角錐台形状からなる。前記第1シート11に形成されている中空突部13は、前記第2シート21に形成されている中空突部23よりも大きくされている。本説明において、前記第1シート11の中空突部13は大の中空突部(相対的に大の中空突部の意味)13、一方、前記第2のシート21の中空突部23は小の中空突部(相対的に小の中空突部の意味)23とも記す。前記第1シート11の大の中空突部13と前記第2シートの小の中空突部21の寸法、及び前記第1シート11の大の中空突部13と前記第2シートの小の中空突部21との大きさの差は、吸音対象とする周波数帯等に応じて決定される。少なくとも前記第1シート11の大の中空突部13は、高さが前記第2シート21の小の中空突部23の高さよりも大とされ、かつ前記第1シート11の大の中空突部13内に前記第2シート21の小の中空突部23が複数収容可能な大きさとされる。
【0015】
前記第1シート11における大の中空突部13は全て同一の大きさに限られず、異なる大きさのものを混在させてもよい。同様に前記第2シート21における小の中空突部23も全て同一の大きさに限られず、異なる大きさのものを混在させてもよい。
【0016】
前記第2シート21における前記小の中空突部23の突出側の面24に前記第1シート11が積層され、前記第1シート11の中空突部13内に前記第2シート21の中空突部23が複数収容されている。前記第1シート11と前記第2シート21は、接着剤(接着テープを含む)や粘着剤(粘着テープを含む)等によって接合一体化されている。また、前記第1シート11と前記第2シート21とを、各々、端部または端部付近で互い嵌合しうる形状に形成して、嵌合させてもよい。また、前記吸音構造体10は、接着剤や粘着剤等によって相手物に取り付けられる。
【0017】
図4及び図5に、第2実施形態の吸音構造体40を示す。第2実施形態の吸音構造体40は、第1シート41が透視可能な材質で構成されて外周45が第2シート51の外周55より大にされ、前記第2シート51の外周55から突出した前記第1シート41の外周部46が前記吸音構造体21の取付部とされる点で第1参考形態の吸音構造体10と相違し、他の構成は第1参考形態の吸音構造体10と同様である。以下の第2実施形態の吸音構造体40に関する説明において、前記第1参考形態の吸音構造体10と同様の構成については、省略あるいは簡略に記す。
【0018】
前記第1シート41を構成する透視可能な材質としては、透明又は半透明の非通気性プラスチックシート、例えばポリプロピレン等の非発泡ポリオレフィン樹脂シート等を挙げることができる。一方、前記第2シート51は、透視可能あるいは透視不可能の何れの材質でもよく、例えば発泡ポリエチレン等の発泡ポリオレフィン樹脂シート、ポリプロピレン等の非発泡ポリオレフィン樹脂シート等を挙げることができる。
【0019】
前記第1シート41と前記第2シート51には、該シートの片面へ突出して他面が開口した中空突部43、53がそれぞれ複数形成されている。前記第1シート41に形成されている中空突部43は、前記第2シート51に形成されている中空突部53よりも大きく形成された大の中空突部である。なお、前記第2シート51に形成されている中空突部53は小の中空突部である。前記第2シート51における大の中空突部53の突出側の面54に前記第1シート41が積層され、前記第1シート41の大の中空突部43内に前記第2シート51の小の中空突部53が複数収容されている。前記第1シート41と前記第2シート51は、接着剤(接着テープを含む)や粘着剤(粘着テープを含む)等によって接合一体化されている。また、前記第1シート41と前記第2シート51とを、各々、端部または端部付近で互い嵌合しうる形状に形成して、嵌合させてもよい。
【0020】
第2実施形態の吸音構造体40は、前記第2シート51の外周55から突出した前記第1シートの外周部46が取付部とされ、前記外周部46の相手物を向く面、あるいは相手物の何れかに設けた接着剤あるいは粘着剤によって、相手物に取り付けられる。相手物に取り付けられた吸音構造体40は、前記第1シート41が透視可能なため、前記第1シート41の外周部46と相手物との間に接着剤や粘着剤が存在するか否かを外部から確認することができ、当初計画どおりに付着または密閉(シール)できているか否かを確認できる。
【0021】
前記第1参考形態の吸音構造体10及び第2実施形態の吸音構造体40は、前記第1シート11、41に形成されている大の中空突部13、43と前記第2シート21、51に形成されている小の中空突部23、53の膜振動によって広い周波数帯で吸音することができ、しかも前記第1シート11、41の大の中空突部13、43内に前記第2シート21、51の小の中空突部23、53が複数収容された構成からなるため、吸音構造体の面積を増大させることなく、かつ厚みをほとんど増すことなく、吸音する周波数帯の幅を広くすることができ、また中空突部の数を増やして吸音性を向上させることができる。
【0022】
さらに、前記第1参考形態の吸音構造体10及び第2実施形態の吸音構造体40は、少なくとも一方のシートにオリフィス孔のような貫通孔がなく、不織布のような透水性の材質ではないため、防水性を要求される用途にも適し、図8に示したドアシール材70としても好適である。なお、前記第1参考形態の吸音構造体10及び第2実施形態の吸音構造体40は、第2シート21、51側を、非通気性のシートからなる基体(図示せず)に積層して三層構造とし、前記第2シート21、51の小中空突部23、53の開口側を基体で塞いでもよい。また、本発明の吸音構造体は、前記第2シートの中空突部よりもさらに小さい中空突部を形成した第3シートを前記第2シートにおける前記第1シートとは反対側に積層して三層構造とし、前記第1シートの中空突部内に第2シート中空突部を収容し、第2シートの中空突部内に第3シートの中空突部を収容した構成としたり、さらに他の中空突部が形成された他のシートを積層したりしてもよい。
【0023】
なお、吸音構造体として、第2実施形態の逆の構成としてもよく、すなわち第2シートが透視可能な材質で構成されてその外周が第1シートの外周より大にされ、前記第1シートの外周から突出した前記第2シートの外周部が前記吸音構造体の取付部としてもよい。上記の点で第2実施形態の吸音構造体40と相違し、他の構成は第2実施形態の吸音構造体40と同様である。
【実施例】
【0024】
厚み3.0mmの発泡ポリエチレンフォームのシートを真空成形し、43×43×20mmの大中空突部を各々7mmの隙間をあけて格子状にシートの片面に形成して、平面寸法830×410mmの第1シートを形成した。第1シートに形成した大中空突部の数は128個である。また、第1シートと同一の厚み及び材質からなるシートを真空成形し、12×12×7mmの小中空突部を前記第1シートの大中空突部内に4個ずつ収容可能なように各々6mmの隙間をあけて格子状にシートの片面に形成して、平面寸法830×410mmの第2シートを形成した。なお、上記4個ずつの少中空突部間は20mmの隙間をあけている。第2シートに形成した小中空突部の数は512である。
【0025】
大中空突部が形成された第1シートと小中空突部が形成された第2シートから次のようにして比較例1〜3の吸音構造体と実施例の吸音構造体を作成した。
比較例1の吸音構造体は、大中空突部が形成された第1シート単独とした。
比較例2の吸音構造体は、小中空突部が形成された第2シート単独とした。
比較例3の吸音構造体は、大中空突部が形成された第1シートと小中空突部が形成された第2シートをそれぞれ長手方向で半分に切断して平面寸法415×410mmにし、このようにして得られた第1シートの半分と第2シートの半分を隣接させて平面寸法830×410mmとした。
一方、実施例の吸音構造体は、大中空突部が形成された第1シートを、小中空突部が形成された第2シートの上に積層して接着剤で接着し、第1シートにおけるそれぞれの大中空突部内に前記第2シートの小中空突部の4個を収容した。なお、前記第1シートと第2シートの接着は、前記第1シートの大中空突部間で行った。
なお、前記実施例は、第1シートと第2シートの外周が同じ大きさであるため、その点では参考例に相当するが、中空突部の構造では実施例に相当する。
【0026】
比較例1〜3及び実施例の吸音構造体に対して、残響室吸音率を測定した。残響室吸音率の測定方法は、JIS A1409である。
残響室吸音率の測定結果は図7のとおりであり、大中空突部内に小中空突部が4個収容された実施例の吸音構造体は、大中空突部のみの比較例1、小中空突部のみの比較例2、及び大中空突部と小中空突部が平面的に配列された比較例3の吸音構造体よりも、125Hz〜8kHzのほぼ全範囲で吸音率が高かった。このように、実施例の吸音構造体は、比較例の吸音構造体と比べて面積を増大させることなく、かつ厚みをほとんど増すことなく、吸音する周波数帯の幅を広くすることができると共に中空突部の数を増やして吸音性を向上させることができる。
【0027】
一方、大中空突部のみの比較例1の吸音構造体は、125〜1500Hzの間では実施例の吸音構造体とほぼ等しい吸音率であったが、1500Hz以上では実施例の吸音構造体よりも吸音率が低くなった。
また、小中空突部のみの比較例2の吸音構造体は、比較例1〜3の中で最も吸音率が低く、125Hz〜8kHzの全範囲で、実施例の吸音構造体よりも吸音率が低かった。
大中空突部と小中空突部が平面的に配列された比較例3の吸音構造体は、比較例1〜3の中で2番目に吸音率が低く、125Hz〜8kHzの全範囲で、実施例の吸音構造体よりも吸音率が低かった。比較例3では、第1シート及び第2シートを半分に切断して使用しているため、各シートの中空突部の数が半減しているのに対して、実施例は第1シート及び第2シートを積層しているため、各シートに形成されている中空突部の数が合算されて中空突部の合計数が比較例3の中空突部の数よりも多くなっていること、及び実施例では大中空突部と小中空突部間の空間が空気バネの作用をすることによって、比較例3よりも実施例の吸音性が高くなると推測される。
【符号の説明】
【0028】
10、40 吸音構造体
11、41 第1シート
13、43 大中空突部
21 51 第2シート
23、53 小中空突部
45 第1シートの外周
46 第2シートの外周から突出した第1シートの外周部
55 第2シートの外周
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8