(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記周波数発生器は、第1の端と、第2の端と、前記マルチプレクサの第2の端に電気的に接続された第3の端と、前記信号校正器の第4の端に電気的に接続された第4の端と、接地された第5の端とを有する周波数発生ユニットを有することを特徴とする請求項1に記載の発振モジュール。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明では発振モジュールが開示される。本発明では、プログラム制御部(Program−Control Portion)によって発振モジュールに対してインプリメントされるプログラミング及び書き込み/読み取り技法は関連する分野において既知であるため、以下では関連の説明は省略する。
好ましい実施形態の以下の詳細な説明では、本明細書の一部をなし、本発明を実施できる特定の実施形態の例示として示される添付の図面を参照する。これに関して、「上部」、「底部」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内部」、「外部」、「側部」等のような方向に関する用語は、記載される図面(複数の場合もあり)の向きに関して用いられる。したがって、方向に関する用語は、説明の目的で用いられ、本発明を決して限定するものではない。
【0010】
本発明は、発振モジュール及びその信号校正方法に関し、より詳細には、本発明は、周波数発生器、信号校正器、コントローラ及びマルチプレクサを含む発振モジュール、並びに、その信号校正方法に関する。
【0011】
最初に
図1を参照されたい。
図1は、本発明の1つの実施形態における、発振モジュールと外部電圧源と外部プログラム制御部との間の接続を示す概略図である。
【0012】
図1に示されているように、本発明における発振モジュール2は、外部電圧源1及び外部プログラム制御部3に電気的に接続される。発振モジュール2は、周波数発生器21、信号校正器22、マルチプレクサ23及びコントローラ24を含む。周波数発生器21は、第1の端、第2の端及び第3の端を含む。信号校正器22は、第1の端、第2の端、第3の端、第4の端及び第5の端を含む。マルチプレクサ23は、第1の端、第2の端、第3の端及び第4の端を含む。コントローラ24は、第1の端、第2の端、第3の端、第4の端及び第5の端を含む。
周波数発生器21の第1の端は、信号校正器22の第4の端に電気的に接続される。周波数発生器21の第2の端は、マルチプレクサ23の第2の端に電気的に接続される。周波数発生器21の第3の端は接地される。信号校正器22の第1の端は、マルチプレクサ23の第4の端に電気的に接続される。信号校正器22の第2の端は、コントローラ24の第5の端に電気的に接続される。信号校正器22の第3の端は接地される。信号校正器22の第5の端は電圧源1に電気的に接続される。マルチプレクサ23の第1の端は、コントローラ24の第4の端に電気的に接続される。マルチプレクサ23の第3の端は接地される。コントローラ24の第1の端はプログラム制御部3に電気的に接続される。コントローラ24の第2の端は、電圧源1に電気的に接続される。コントローラ24の第3の端は接地される。
コントローラ24は、電圧源1の電圧レベルに従って信号校正器22が動作するか否かを判断する。電圧源1の電圧レベルが高電圧レベルである場合、信号校正器22は動作状態にあるため、コントローラ24は、プログラム制御部3から出力される信号を受信でき、コントローラ24は信号をプログラム制御部3に出力できる。他方で、電圧源1の電圧レベルが低電圧レベルである場合、コントローラ24はプログラム制御部3への信号の出力のみを行うことができる。
【0013】
図1を更に参照されたい。電圧源1の電圧レベルが低電圧レベルである場合、信号校正器22は動作しない。周波数発生器21の第1の端は、発振周波数信号を信号校正器22の第4の端に出力し、周波数発生器21の第2の端は、発振周波数信号をマルチプレクサ23の第2の端に出力する。マルチプレクサ23の第2の端が発振周波数信号を受信した後で、マルチプレクサ23の第1の端は、発振周波数信号をコントローラ24の第4の端に出力する。コントローラ24の第4の端が発振周波数信号を受信した後で、コントローラ24の第1の端は発振周波数信号をプログラム制御部3に出力する。
次に、電圧源1の電圧レベルが高電圧レベルに変わり、信号校正器22は、周波数発生器21から出力される発振周波数信号に従って動作し始める。プログラム制御部3は、発振周波数信号に従って、第1の直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令をコントローラ24の第1の端に同調して出力する。発振周波数信号の周波数及び位相は、プログラム制御部3から出力される第1の直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令の周波数及び位相と同じである。コントローラ24の第1の端は、発振周波数信号に従ってプログラム制御部3から出力された第1の直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令を同調して受信し、コントローラ24の第5の端は、第1の直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令を信号校正器22の第2の端に出力する。信号校正器22の第2の端が、発振周波数信号に従ってコントローラ24の第5の端から出力された第1の直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令を同調して受信した後で、信号校正器22は、第1の直列制御命令に従って第1の直列信号パラメータを第1の並列信号パラメータに変換し、第1の並列信号パラメータを復号及び記憶する。
【0014】
次に、
図1を更に参照されたい。ユーザが、発振モジュール2から出力されたパルス信号が仕様を満たしているか否かを判断すると、電圧源1の電圧レベルは低電圧レベルに切り換えられる。
周波数発生器21は、信号校正器22に記憶されている第1の並列信号パラメータを読み取り、周波数発生器21の第2の端は、第1の並列信号パラメータに従って、第1の発振周波数信号をマルチプレクサ23の第2の端に出力する。マルチプレクサ23の第1の端が第1の発振周波数信号をコントローラ24の第4の端に出力し、コントローラ24の第1の端が第1の発振周波数信号をプログラム制御部3に出力した後で、電圧源1の電圧レベルは高電圧レベルに変わる。この時点で、プログラム制御部3は、第1の発振周波数信号に従って、第2の直列制御命令をコントローラ24の第1の端に出力する。
コントローラ24の第5の端は、第2の直列制御命令を信号校正器22の第2の端に出力する。信号校正器22の第2の端が第2の直列制御命令を受信した後で、信号校正器22は、第2の直列制御命令に従って、記憶されている第1の並列信号パラメータを読み取り、第1の並列信号パラメータを第1の直列信号パラメータに変換し戻す。信号校正器22は、第1の直列信号パラメータをマルチプレクサ23の第4の端に出力する。マルチプレクサ23が第1の直列信号パラメータを受信した後で、マルチプレクサ23の第1の端は第1の直列信号パラメータをコントローラ24の第4の端に出力する。コントローラ24の第4の端が第1の直列信号パラメータを受信した後で、コントローラ24の第1の端は、第1の直列信号パラメータの読み取りを完了するように、第1の直列信号パラメータをプログラム制御部3に出力する。ユーザが、発振モジュール2から出力された第1の直列信号パラメータが仕様を満たしていないと判断すると、並列信号パラメータを記憶するとともに直列信号パラメータを読み取る動作が、発振モジュール2から出力される直列信号パラメータが仕様を満たすまで繰り返される。
【0015】
ここで
図2を参照されたい。
図2は、本発明の1つの実施形態における発振モジュール2、外部電圧源1及びプログラム制御部3の詳細な接続図である。
【0016】
図2に示されているように、発振モジュール2は、周波数発生器21、信号校正器22、マルチプレクサ23及びコントローラ24を含む。周波数発生器21は、発振源211及び周波数発生ユニット212を含む。周波数発生ユニット212は、第1の端、第2の端、第3の端、第4の端及び第5の端を含む。周波数発生ユニット212では、発振源211の2つの端は、周波数発生ユニット212の第1の端及び第2の端に電気的に接続され、周波数発生ユニット212の第3の端は、マルチプレクサ23の第2の端に電気的に接続される。次に、周波数発生ユニット212の第4の端は、信号校正器22の第4の端に電気的に接続され、周波数発生ユニット212の第5の端は接地される。
信号校正器22は、制御ユニット221、変換ユニット222、復号ユニット223及び記憶ユニット224を含む。制御ユニット221は、第1の端、第2の端、第3の端及び第4の端を含む。変換ユニット222は、第1の端、第2の端、第3の端及び第4の端を含む。復号ユニット223は、第1の端、第2の端及び第3の端を含む。記憶ユニット224は、第1の端、第2の端、第3の端及び第4の端を含む。
制御ユニット221の第1の端は、外部の電圧源1に電気的に接続され、制御ユニット221の第2の端は、変換ユニット222の第1の端に電気的に接続され、制御ユニット221の第3の端は、周波数発生ユニット212の第4の端に電気的に接続され、制御ユニット221の第4の端は、コントローラ24の第5の端に電気的に接続される。変換ユニット222の第2の端は、復号ユニット223の第1の端に電気的に接続され、変換ユニット222の第3の端は、周波数発生ユニット212の第4の端に電気的に接続され、変換ユニット222の第4の端は、マルチプレクサ23の第4の端に電気的に接続される。復号ユニット223の第2の端は、記憶ユニット224の第1の端に電気的に接続され、復号ユニット223の第3の端は、周波数発生ユニット212の第4の端に電気的に接続される。最後に、記憶ユニット224の第2の端は接地され、記憶ユニット224の第3の端は、周波数発生ユニット212の第4の端に電気的に接続され、記憶ユニット224の第4の端は、変換ユニット222の第4の端に電気的に接続される。
【0017】
図2を更に参照されたい。まず、電圧源1の電圧レベルは低電圧レベルに設定され、したがって、制御ユニット221、変換ユニット222、復号ユニット223及び記憶ユニット224は動作しない。周波数発生ユニット212の第1の端及び第2の端は発振源211をトリガし、周波数発生ユニット212の第3の端及び第4の端が発振周波数信号を生成するように発振させる。
周波数発生ユニット212の第4の端は、発振周波数信号を、制御ユニット221、変換ユニット222、復号ユニット223及び記憶ユニット224の第3の端に出力する。周波数発生ユニット212の第3の端は、発振周波数信号をマルチプレクサ23の第2の端に出力する。マルチプレクサ23の第2の端が発振周波数信号を受信した後で、マルチプレクサ23の第1の端は、発振周波数信号をコントローラ24の第4の端に出力する。コントローラ24の第4の端が発振周波数信号を受信した後で、発振周波数信号は、コントローラ24の第1の端からプログラム制御部3に出力される。その後、電圧源1の電圧レベルは高電圧レベルに切り換えられ、制御ユニット221、変換ユニット222、復号ユニット223及び記憶ユニット224は、周波数発生ユニット212から出力された発振周波数信号に従って動作が開始される。この時点で、プログラム制御部3は、発振周波数信号に従って、第1の直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令をコントローラ24の第1の端に同調して出力する。
コントローラ24の第1の端が発振周波数信号に従って第1の直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令を同調して受信した後で、コントローラ24の第5の端は、第1の直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令を、変換ユニット222の第4の端及び制御ユニット221の第4の端にそれぞれ出力する。制御ユニット221の第4の端が第1の直列制御命令を受信した後で、制御ユニット221の第2の端は、第1の直列制御命令を変換ユニット222の第1の端に出力し、変換ユニット222は、第1の直列制御命令に従って第1の直列信号パラメータを第1の並列信号パラメータに変換する。第1の直列制御命令は、変換ユニット222を制御し、変換されるべき第1の直列信号パラメータのデジタルビットの量を判断するのに使用される。
次に、変換ユニット222の第2の端は、第1の並列信号パラメータを復号ユニット223の第1の端に出力して復号させる。復号ユニット223は、第1の並列信号パラメータを復号し、復号された第1の並列信号パラメータを、復号ユニット223の第2の端から記憶ユニット224の第1の端に出力する。記憶ユニット224の第1の端は、復号ユニット223の第2の端から出力された第1の並列信号パラメータを受信して記憶する。
【0018】
次に、
図2を更に参照されたい。ユーザが、発振モジュール2から出力されたパルス信号が仕様を満たすか否かを判断する必要がある場合、電圧源1の電圧レベルは低電圧レベルに切り換えられる。周波数発生ユニット212の第4の端は、記憶ユニット224に記憶されている第1の並列信号パラメータを読み取り、周波数発生ユニット212の第1の端及び第2の端は発振源211をトリガして発振させる。その後、周波数発生ユニット212の第3の端は、第1の並列信号パラメータを満たす第1の発振周波数信号を、マルチプレクサ23の第2の端に出力し、マルチプレクサ23の第1の端は、第1の発振周波数信号をコントローラ24の第4の端に出力し、次に、第1の発振周波数信号は、コントローラ24の第1の端からプログラム制御部3に出力され、その後、電圧源1の電圧レベルが高電圧レベルに切り換えられる。
プログラム制御部3の一端が、第1の発振周波数信号に従って、第2の直列制御命令をコントローラ24の第1の端に同調して出力する。コントローラ24の一端が第2の信号制御命令を受信した後で、コントローラ24の第5の端は、第2の直列制御命令を制御ユニット221の第4の端に出力する。制御ユニット221の第4の端が第2の直列制御命令を受信した後で、制御ユニット221の第3の端は、第2の直列制御命令を記憶ユニット224の第3の端に出力する。記憶ユニット224の第3の端が第2の直列制御命令を受信した後で、記憶ユニット224は、第1の並列信号パラメータを、第2の直列制御命令に従って変換ユニット222の第4の端に出力する。変換ユニット222の第4の端が第1の並列信号パラメータを受信した後で、第1の並列信号パラメータは第1の直列信号パラメータに変換し戻され、第1の直列信号パラメータは、変換ユニット222の第4の端からマルチプレクサ23の第4の端に出力される。マルチプレクサ23の第1の端は、第1の直列信号パラメータをコントローラ24の第4の端に出力し、コントローラ24の第1の端は第1の直列信号パラメータをプログラム制御部3に出力し、第1の直列信号パラメータを読み取る動作が完了する。
ユーザが、第1の直列信号パラメータが仕様を満たしていないと判断すると、記憶されている並列信号パラメータを読み取るとともに直列信号パラメータを書き込む動作が、発振モジュール2から出力される直列信号パラメータが仕様を満たすまで繰り返される。
【0019】
ここで
図2及び
図3を参照されたい。
図3は、本発明の1つの実施形態における発振モジュールの周波数校正手順のフローチャートである。
【0020】
まず、ステップS1に示されているように、電圧源1の電圧レベルは低電圧レベルであり、演算ユニット221、変換ユニット222、復号ユニット223及び記憶ユニット224は動作しない。周波数発生ユニット212の第1の端及び第2の端は発振源211をトリガして発振させ、周波数発生ユニット212の第3の端及び第4の端は発振周波数信号を生成する。周波数発生ユニット212の第4の端は、発振周波数信号を、制御ユニット221、変換ユニット222、復号ユニット223及び記憶ユニット224の第3の端に出力し、周波数発生ユニット212の第3の端は、発振周波数信号をマルチプレクサ23の第2の端に出力する。マルチプレクサ23の第2の端が発振周波数信号を受信した後で、発振周波数信号は、マルチプレクサ23の第1の端からコントローラ24の第4の端に出力され、コントローラ24の第1の端は発振周波数信号をプログラム制御部3に出力する。
ステップS2において、プログラム制御部3の一端が発振周波数信号を受信し、電圧源1の電圧レベルは高電圧レベルに切り換えられる。制御ユニット221、変換ユニット222、復号ユニット223及び記憶ユニット224は、周波数発生ユニット212から出力される発振周波数信号に従って動作が開始される。この時点で、プログラム制御部3は、第1の直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令をコントローラ24の第1の端に同調して出力する。コントローラ24の第1の端は、発振周波数信号に従って直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令を同調して受信する。コントローラ24の第5の端は、第1の直列信号パラメータ及び第1の制御命令を、変換ユニット222の第4の端及び制御ユニット221の第4の端にそれぞれ出力する。
ステップS3において、制御ユニット221の第4の端が第1の直列制御命令を受信した後で、制御ユニット221の第2の端は、第1の直列制御命令を変換ユニット222の第1の端に出力する。変換ユニット222は、第1の直列制御命令に従って、第1の直列信号パラメータを第1の並列信号パラメータに変換する。第1の直列制御命令は、変換ユニット222が変換するべき第1の直列信号パラメータのデジタルビットの量を変換ユニット222が制御するために使用される。次に、変換ユニット222の第2の端は、第1の並列信号パラメータを復号ユニット223の第1の端に出力して復号させる。復号ユニット223は、第1の並列信号パラメータを復号し、復号された第1の並列信号パラメータを、復号ユニット223の第2の端から記憶ユニット224の第1の端に出力する。記憶ユニット224の第1の端は、復号ユニット223の第2の端から出力された第1の並列信号パラメータを受信して記憶する。
【0021】
最後に、ステップS4において、発振モジュール2から出力されたパルス信号が仕様を満たしているか否かをユーザが確認するとき、電圧源1の電圧レベルが低電圧レベルに切り換えられる。周波数発生ユニット212の第4の端は、記憶ユニット224に記憶されている第1の並列信号パラメータを読み取り、周波数発生ユニット212の第1の端及び第2の端は発振源211をトリガして発振させる。その後、周波数発生ユニット212の第3の端は、第1の並列信号パラメータを満たす第1の発振周波数信号を、マルチプレクサ23の第2の端に出力する。
マルチプレクサ23の第1の端は、第1の発振周波数信号をコントローラ24の第4の端に出力し、コントローラ24の第1の端は、第1の発振周波数信号をプログラム制御部3に出力し、電圧源1の電圧レベルが高電圧レベルに切り換えられる。プログラム制御部3の一端が、第1の発振周波数信号に従って、第2の直列制御命令をコントローラ24の第1の端に同調して出力する。コントローラ24の第1の端が第2の信号制御命令を受信した後で、コントローラ24の第5の端は、第2の直列制御命令を制御ユニット221の第4の端に出力する。制御ユニット221の第4の端が第2の直列制御命令を受信した後で、制御ユニット221の第3の端は、第2の直列制御命令を記憶ユニット224の第3の端に出力する。記憶ユニット224の第3の端が第2の直列制御命令を受信した後で、記憶ユニット224は、第1の並列信号パラメータを、第2の直列制御命令に従って変換ユニット222の第4の端に出力する。変換ユニット222の第4の端が第1の並列信号パラメータを受信した後で、第1の並列信号パラメータは第1の直列信号パラメータに変換し戻され、第1の直列信号パラメータは、変換ユニット222の第4の端からマルチプレクサ23の第4の端に出力される。マルチプレクサ23の第1の端は、第1の直列信号パラメータをコントローラ24の第4の端に出力し、コントローラ24の第1の端は第1の直列信号パラメータをプログラム制御部3に出力し、第1の直列信号パラメータを読み取る動作が完了する。
【0022】
ユーザが、第1の直列信号パラメータが仕様を満たしていないと判断すると、発振モジュール2から出力される直列信号パラメータが仕様を満たすまで、ステップS1〜S4が繰り返される。
【0023】
ここで
図4を参照されたい。
図4は、本発明における発振モジュールの波形の比較図である。
【0024】
図4に示されているように、上の図は従来の発振器の波形の図であり、下の図は本発明の発振モジュールの波形の図である。ここで、F
REF1は、従来の発振器によってプログラム制御部に出力される発振周波数信号である。F
REF2は、本発明の発振モジュール2によってプログラム制御部3に出力される発振周波数である。V
DD1及びV
DD2は、電圧源から出力される電圧レベル信号である。CS
OUT1は、従来技術におけるプログラム制御部によって発振器に書き込まれる信号パラメータである。CS
OUT2は、発振モジュール2とプログラム制御部3との間で送信される信号パラメータであり、CS
OUT2はまた、プログラム制御部3が発振モジュール2に出力する制御命令である。O
Eは、従来技術のプログラム制御部の動作周波数信号である。
図4に示されているように、従来の発振器からプログラム制御部に出力される発振周波数信号F
REF1の周波数は、プログラム制御部の動作周波数信号O
Eの周波数とは非常に異なるため、従来の発振器は、発振周波数信号F
REF1に従ってプログラム制御部から出力されるビット信号CS
OUTを直接記憶できない。従来の方法は、プログラム制御部の動作周波数信号O
Eに従ってビット信号CS
OUT1を発振器に出力することであり、発振器は、プログラム制御部から出力されたビット信号CS
OUT1を受信した後で、ビット信号CS
OUT1と発振周波数信号F
REF1との大幅に異なる周波数に起因して、ビット信号CS
OUT1及び発振器の発振周波数信号F
REF1を非同期させなければならない。ビット信号CS
OUT1及び発振器の発振周波数信号F
REF1が非同期を完了させると、ビット信号CS
OUT1を発振器に記憶できる。
他方で、本発明では、発振周波数信号F
REF2が発振モジュール2からプログラム制御部3に出力された後で、プログラム制御部3は、発振周波数信号に従って、信号パラメータ及び制御命令を発振モジュール2に入力する。より詳細には、信号パラメータ及び制御命令は、プログラム制御部3の動作周波数信号を伴う代わりに、発振周波数信号とともに発振モジュール2に書き込まれ、したがって、プログラム制御部3の動作周波数信号は入力される必要がない。
【0025】
本発明の上述した実施形態では、プログラム制御部から出力される第1の直列信号パラメータは発振モジュールに記憶され、発振モジュールは、第1の直列信号パラメータを満たす発振周波数信号をプログラム制御部に出力する。プログラム制御部は、信号校正の目的を達成するように、発振周波数信号に従って第1の直列信号パラメータを読み取る。
【0026】
次に
図5Aを参照されたい。
図5は、本発明における発振モジュールの図を示している。
【0027】
図5Aに示されているような、本発明の上述した実施形態では、発振モジュール2はチップであり、外部の構成要素に電気的に接続される発振モジュール2の3つのみの電気ピン(A、B及びC)がある。電気ピンAは、外部電圧源1に接続される信号校正器22の第5の端である。電気ピンBは、周波数発生器21、信号校正器22、マルチプレクサ23及びコントローラ24の第3の端に接続される。電気ピンBは接地端でもある。電気ピンCは、発振周波数信号及び直列信号パラメータをプログラム制御部3に出力するとともに、発振周波数信号に従ってプログラム制御部から同調して出力される直列信号パラメータ及び直列制御命令を受信するように、コントローラ24の第1の端に電気的に接続される。
上述した方法及び回路の設計によると、プログラム制御部の動作周波数信号を受信する付加的な電気ピンを発振モジュール2のチップの回路において設計する必要はない。したがって、発振モジュール2のチップエリアの約17%を、製造コストを削減するように低減できる。加えて、プログラム制御部3の周波数及び位相の双方が発振モジュール2の周波数及び位相とは異なるため、発振モジュール2の発振周波数信号に従って第1の直列信号パラメータ及び第1の直列制御命令をプログラム制御部3から発振モジュール2に同調して出力するのに用いられる方法は、プログラム制御部3の第1の直列信号パラメータの周波数及び位相と発振モジュール2の発振周波数信号の周波数及び位相との間の非同期プロセスを省くことができる。その結果、信号校正の時間及び手順も省くことができる。換言すると、本発明の実施形態の発振モジュール2では3つの電気ピン(A、B及びC)しか必要としない。
【0028】
最後に
図5Bを参照されたい。
図5Bは、本発明の別の実施形態における別の発振モジュールの図を示している。
図5Bにおける実施形態の説明は、
図1及び
図5Aと同様であり、
図5Bにおける違いは、発振源が発振モジュール2’の外側に配置されることである。したがって、発振モジュール2’には、周波数発生器21’と、発振モジュール2’の外側に配置される発振源とを電気的に接続する2つの付加的な電気ピン(D及びE)がある。
本発明の実施形態では、同様に、プログラム制御部の動作周波数信号を受信するように発振モジュール2のチップの回路に付加的な電気ピンを設計する必要がない。換言すると、動作するために本発明の実施形態の発振モジュール2’において必要であるのは5つの電気ピン(A、B、C、D及びE)のみである。
【0029】
本発明の上述した実施形態では、並列信号パラメータ及び直列信号パラメータは、周波数、電圧振幅、位相、デューティサイクル等を含むが、本明細書では限定されない。換言すると、周波数、電圧振幅、位相及びデューティサイクル等の信号パラメータを、本発明における発振モジュール2及び2’並びにその信号校正方法によって校正できる。
【0030】
以上、本発明を、その好ましい実施形態によって説明したが、添付の特許請求の範囲のみによって限定されることが意図される本発明の範囲及び主旨から逸脱することなく、説明された実施形態に対する多くの変形及び変更を行うことができることが理解される。