特許第6042764号(P6042764)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6042764
(24)【登録日】2016年11月18日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】シリンジ操作用のピペット
(51)【国際特許分類】
   G01F 11/06 20060101AFI20161206BHJP
   B01L 3/02 20060101ALI20161206BHJP
   G01N 1/00 20060101ALI20161206BHJP
   B01J 4/02 20060101ALI20161206BHJP
【FI】
   G01F11/06
   B01L3/02 D
   G01N1/00 101K
   B01J4/02 B
【請求項の数】18
【外国語出願】
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2013-89447(P2013-89447)
(22)【出願日】2013年4月22日
(65)【公開番号】特開2013-228389(P2013-228389A)
(43)【公開日】2013年11月7日
【審査請求日】2015年10月1日
(31)【優先権主張番号】12002848.5
(32)【優先日】2012年4月23日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】591121683
【氏名又は名称】エッペンドルフ アクチエンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Eppendorf AG
(74)【代理人】
【識別番号】100093056
【弁理士】
【氏名又は名称】杉谷 勉
(74)【代理人】
【識別番号】100142930
【弁理士】
【氏名又は名称】戸高 弘幸
(74)【代理人】
【識別番号】100175020
【弁理士】
【氏名又は名称】杉谷 知彦
(74)【代理人】
【識別番号】100180596
【弁理士】
【氏名又は名称】栗原 要
(72)【発明者】
【氏名】ヘルベルト・ベルガルト
(72)【発明者】
【氏名】ブルクハルト・ライヒムート
(72)【発明者】
【氏名】ヨルク・ザトラ
(72)【発明者】
【氏名】ヴィンフリート・シュミット
【審査官】 森 雅之
(56)【参考文献】
【文献】 特公昭62−29096(JP,B2)
【文献】 特許第3673927(JP,B2)
【文献】 特許第2673671(JP,B2)
【文献】 特許第4893073(JP,B2)
【文献】 特許第3573809(JP,B2)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0139351(US,A1)
【文献】 特公平1−53103(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01L3
G01F11
G01F13
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒状のハウジング(2)と、
前記ハウジング(2)の下端部に開口部(21.1)を有し、シリンダ(11)の上縁部に固定部(16)を備えたシリンジ(3)に入れる取付け具(20)と、
前記ハウジング(2)の下端部に他の取付け具(24)と他の開口部(21.2)とを有し、シリンジ(3)のピストン(12)の他の固定部(19)に入れる取付け本体(25)と、
前記固定部(16)を取付け具(20)に、かつ他の固定部(19)を他の取付け具(19)に着脱可能に保持する保持手段(23、26)と、
前記取付け本体(25)をハウジング(2)内で当該ハウジング(2)の長手方向に変位させる変位手段(5、8、34、37、27)を備え、
前記ハウジング(2)の外側から作動するリフトレバー(5)を有し、当該リフトレバー(5)は接続要素(62)を介して取付け本体(25)に接続され、接続要素(62)はハウジング(2)の長手方向に延びる直線のスリット(4)を通って把持するシリンジ操作用のピペットであって、
前記ハウジング(2)のスリット(4)の下では、当該スリットを覆うカバー片(45)が、ハウジング(2)内で当該スリット(4)の長手方向に互いに離間する2つの位置(48、49)に保持され、
前記接続要素(62)はチャネル(50)を有し、前記リフトレバー(5)が変位すると、前記カバー片(45)は前記チャネル(50)にわたって案内されることを特徴とするピペット。
【請求項2】
前記ピペットが垂直に向いている場合、前記リフトレバー(5)が前記スリット(4)に沿って自動的に移動しないように、前記取付け本体(25)を変位させる変位手段(5、8、34、37、27)および/または変位手段に固定して接続されている前記ハウジング内で可動な他の構成要素と、前記ハウジング内で固定して配置されている構成要素との摩擦が、必要な大きさにされる請求項1に記載のピペット。
【請求項3】
前記ピペットが垂直に向いている場合、前記リフトレバー(5)が前記スリット(4)に沿って自動的に移動しないように、接続要素(62)とカバー片(45)との摩擦が必要な大きさにされるか、あるいは、別の1組の前記ハウジング(2)内で可動する構成要素と前記ハウジング(2)内で固定して配置されている構成要素との摩擦に応じて、前記摩擦が必要な大きさにされる請求項2に記載のピペット。
【請求項4】
前記カバー片(45)が可撓性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のピペット。
【請求項5】
前記接続要素(62)のチャネル(50)は、カバー片(45)の長手方向に平坦なU字形の進路を有することを特徴とする請求項4に記載のピペット。
【請求項6】
前記接続要素(62)のチャネル(50)は、曲線状に走り、その開口部がカバー片(45)の撓んだ部分の面に沿って入ることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のピペット。
【請求項7】
前記取付け本体(25)は、ハウジング(2)の支持部(65、66)で支持される少なくとも1つの支持要素(63、64)に固定して接続され、前記支持部(65、66)は、前記接続要素(62)の外側のカバー片(45)の部分に交差する面と平行に向けられることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のピペット。
【請求項8】
前記支持要素(63、64)はウイングであり、このウイングは、カバー片(45)が接続要素(62)まで連続して配置されている面に対して平行な平面において、取付け本体(25)の異なる側で突出しており、前記ハウジング(2)の対向する壁の内側にある平行な溝である支持部(65、66)内で係合することを特徴とする請求項7に記載のピペット。
【請求項9】
前記接続要素(62)は、スリット(4)に係合する溝石を有することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のピペット。
【請求項10】
前記接続要素(62)が、前記取付け本体(25)に固定して接続されており前記ハウジング(2)内に配置されるリフトレバーマウント(28)と、前記スリットを介して把持しリフトレバー(5)に接続されているリフトレバーキャリヤ(29)とを有し、チャネル(50)がリフトレバーマウント(28)とリフトレバーキャリヤ(29)との間に形成されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のピペット。
【請求項11】
前記チャネル(50)の1つの壁が、リフトレバーマウント(28)の側面(51)であり、前記チャネルの対向する壁が、リフトレバーキャリヤ(29)の他の側面(52)であることを特徴とする請求項10に記載のピペット。
【請求項12】
前記リフトレバーマウント(28)およびリフトレバーキャリヤ(29)は、接合された構成要素であることを特徴とする請求項11に記載のピペット。
【請求項13】
前記リフトレバーキャリヤ(29)は、溝石を有することを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載のピペット。
【請求項14】
前記カバー片(45)は、スリット(4)2つの端部および/または2つの端部の外側で、2つの離間した位置(48、49)に保持されることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のピペット。
【請求項15】
前記カバー片(45)は、スリット(4)の2つの端部および/またはその外側で、以下の方法のうちの1つまたは複数で、前記ハウジング(2)に確動の嵌め込み、接着接合または不確動の嵌め込みによって固定されることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載のピペット。
【請求項16】
前記カバー片は、ハウジング(2)の内側から突出するピン(48、49)上で目孔(46、47)または耳に固定されることを特徴とする請求項15に記載のピペット。
【請求項17】
前記カバー片(45)が、長手方向に弾性であり、かつ/または、ばねによって長手方向に張力をかけられていることを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載のピペット。
【請求項18】
前記ハウジング(2)および前記カバー片(45)は、同じプラスチック材料または異なるプラスチック材料から作られることを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載のピペット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリンジ操作用のピペットに関する。
【背景技術】
【0002】
ここで述べられているシリンジ操作用のピペットは、シリンジに吸い上げられた液体を数段階で吐出するのに役立つ。これらはまた、ディスペンサまたはリピータピペットとも呼ばれている。これらのピペットは、シリンジのシリンダのフランジ用の取付け具を棒状のハウジングの下端部に有し、シリンジのピストンのピストンロッドの上端部用のピストン取付け具を備えた移動可能な取付け本体を、ハウジング内に有する。シリンジは、取付け具の軸方向に向いた開口部を通って、フランジおよびピストンロッドの端部によって挿入可能である。フランジおよび端部は、着脱可能に保持する手段によって取付け具に保持される。この手段は、ばねにより引っ張られる把持レバーとしてたとえば構成される。さらに、ピペットは、取付け本体を変位させる変位手段を有する。この変位手段は、液体をシリンジに吸入するためにピストンをシリンダから部分的に引くことが可能であり、液体を段階的に吐出するためにピストンをシリンダに段階的に押し込むことが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】ドイツ国出願公開公報DE2926691C2
【特許文献2】米国出願公開公報US4406170A
【特許文献3】ドイツ国出願公開公報DE4437716C2
【特許文献4】欧州出願公開公報EP0679439B1
【特許文献5】米国出願公開公報US5591408A
【特許文献6】欧州出願公開公報EP0656229B1
【特許文献7】米国出願公開公報US5620660A
【特許文献8】欧州出願公開公報EP1724020B1
【特許文献9】米国出願公開公報US7731908B2
【特許文献10】欧州出願公開公報EP0657216B1
【特許文献11】欧州出願公開公報US5620661A号
【特許文献12】欧州出願公開公報EP2033712A1
【特許文献13】ドイツ国出願公開公報DE3211271A1
【特許文献14】ドイツ国出願公開公報DE19541628C2
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
文献DE2926691C2およびUS4406170Aは、ハウジングの取付け本体を変位させる変位手段を記載している。この変位手段はリフトレバーを備える。リフトレバーは、取付け本体に接続されており、取付け具から間隔をおいて配置されている取付け本体を移動させることによってシリンジに液体を吸引するために、直線のスリットを通ってハウジングから突出している。この手段は、往復運動する計量レバーによる段階的なピストンの前進移動のための歯付きの爪装置をさらに備える。旋回爪は、計量レバーに支承して取り付けられている。この歯付き棒は、取付け本体に接続され、爪の旋回領域に配置されている。計量レバーが揺動すると歯付き棒への爪の係合を制限するために、調節可能な可動カバーが、歯付きの棒の歯列をいくぶん覆う。さらに、歯付き棒は、ある輪郭部を備えて設計され、これによってピストンが進行位置にある場合にカバーが歯付き棒から離れて移動することができるので、爪がカバーされない歯付き棒の歯と係合するのを防ぐ。これによって、残余量がシリンジから吐出しない。この量は、各計量ステップで吐出されることになっている測定量よりも少ない。
【0005】
取付け本体を変位させる変位手段のさらなる開発は、文献DE4437716C2、EP0679439B1およびUS5591408Aに記載されている。
【0006】
固定手段のさらなる開発は、文献EP0656229B1およびUS5620660Aに記載されている。文献EP1724020B1およびUS7731908B2は、片手のみを使用してシリンジをピペットから取り外すことが可能な固定装置のさらなる開発を記載している。
【0007】
文献EP0657216B1およびUS5620661A号は、シリンジのフランジ上の突出部および深部と関連するシリンジを判断するセンサを有するようなピペットを記載している。このセンサは、利用済みのシリンジのサイズを測定するのに役立つ。設定されたステップ幅を基準として、電子機器が、各吐出ステップで吐出される液体量を測定する。これは、ディスプレイに示される。
【0008】
ピペットの機能的実施形態では、取付け本体が、スリットを内側から覆う剛性のカバー片に固定して接続されている。カバー片は取付け本体から上方に延びるので、カバー片はリフトレバーの上にあるスリットのみを覆う。リフトレバーの下には、さらなるカバー片用の十分な空間がない。リフトレバーが上方に押されると、カバー片がハウジング内で上側に移動し、スリットがリフトレバーより下で開口する。周知のピペットでは、取付け本体のおよびそれに接続されているリフトレバーの予想外の移動が防止される。ここでは、取付け本体が、ピペットのハウジングに配置される2つの弾性ゴムホースによって制動される。この種のピペットは、EP2033712A1に開示されている。
【0009】
開口されたスリットによって、ケーシングの内部を観察することができ、また、ハウジングにほこりが入るようになる。ほこりは、可動部分を汚染し、場合によっては、ピペットの電子機器の構成要素を汚染する。
【0010】
文献DE3211271A1は、特にモータ車両の空気調節装置において、加熱および排気用の作動要素にスリットを備えたスライドバー制御装置を記載している。スライドバー制御装置では、テープが1つまたは複数のスリットの後ろに取り付けられ、その端部が底部に固定される。テープは、スライドバー制御装置の作動レバーの貫通孔を通って案内される。テープは、スリットまである距離をおいて配置されるので、スリットとテープとの間に空洞があり、これを通ってほこりが底部本体に進入する。テープによって、外部の光がスライドバー制御装置に残らず、同時に、テープによって内部構造の汚染が低減される。
【0011】
文献DE19541628C2は、例えば、スライド式の可変レジスタのための、機械システムのばねの張力を変化させるための、あるいはモータ車両の自動ギアボックス用のプログラム選択レバーとして実現するスライド式制御装置を記載している。スライド式制御装置は、スリットを備えたハウジングと、およびスリット内およびそれに沿って可動な摺動ブロックとを有する。巻取り側および連行側がそれに取付けられており、スリットを通って延びている。スライド式制御装置は、スリット方向にのみ延びる可撓性のテープを有する。テープは、巻取り側に向くハウジング側の溝のスリットの上を走り、摺動ブロックの凹部にわたって延びている。その端部で、テープはハウジングに固定される。固定点の距離は、これらの間に延びるテープの長さよりも小さい。テープは、スリットのこれらの位置でスリットを封止する。ここには摺動ブロックが存在しない。ハウジングの外側に摺動ブロックを配置するために、テープが容易に汚染され損傷を受ける可能性がある。一実施形態では、摺動ブロックの凹部は、摺動ブロックの巻取り側において側方に形成されたスリットによって実現する。スリットが側方に配置されることによって、テープを側方から出すことが可能となる。さらに、その配置は、摺動ブロックの外側の外観を損なう。別の実施形態によると、摺動ブロックは、互いを支承する2つの本質的に対称性の半分部によって形成される。この半分部は、巻取り側の1つの半分部と連行側の1つの半分部からなる。ここでは、凹部がスリットによって両半分部の各1つの接触面に形成され、深さはテープ幅の少なくとも半分に対応する。摺動ブロックを2つの対称性の半分部に分割すると、大変な組立が必要となる。というのは、半分部をテープの狭い側に押さなければならないからである。さらに、分割された摺動ブロックの外側の外観が損なわれる。
【0012】
これに起因して、本発明は、隙間のないハウジングを備えたシリンジを操作するためのピペットを提供するという目的に基づく。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本目的は、請求項1の特徴を有するピペットによって達成される。ピペットの有利な実施形態は、従請求項に示されている。
【0014】
本発明のシリンジ操作用のピペットは、
棒状のハウジングと、
ハウジングの下端部に開口部を有し、シリンダの上縁部に固定部を備えたシリンジに入れる取付け具と、
前記ハウジングの下端部に他の取付け具と他の開口部とを有し、シリンジのピストンの他の固定部に入れる取付け本体と、
前記固定部を取付け具に、かつ他の固定部を他の取付け具に着脱可能に保持する保持手段と、
前記取付け本体をハウジング内で当該ハウジングの長手方向に変位させる変位手段を備え、
前記ハウジングの外側から作動するリフトレバーを有し、当該リフトレバーは接続要素を介して取付け本体に接続され、接続要素はハウジングの長手方向に延びる直線のスリットを通って把持するシリンジ操作用のピペットであって、
前記ハウジングのスリットの下では、当該スリットを覆うカバー片が、ハウジング内で当該スリットの長手方向に互いに離間する2つの位置に保持され、
前記接続要素はチャネルを有し、前記リフトレバーが変位すると、前記カバー片は前記チャネルにわたって案内されることを特徴とする。
【0015】
本発明のピペットでは、取付け本体がハウジング内のどの位置を占めるかに関わらず、スリットをカバー片によって常に覆うことができる。このことは、カバー片が、スリットを下側から覆い、ハウジング内でスリットの長手方向に離間する位置に保持されることで達成される。しかし、カバー片は、スリットの両側でハウジングに接続されていない。さらに、接続要素は、カバー片が延びるチャネルを備える。結果として、取付け本体がリフトレバーを起動させることによって変位すると、接続要素は接続要素の両側のスリットをカバーするカバー片に沿って案内される。したがって、スリットは、リフトレバーの各位置において、完全に覆われることができる。したがって、スリットをわたって中を観察し、ほこりが装置内に進入することがない。スリットの内側にテープを配置するため、ユーザの手による、厳密には棒状のハウジングを包囲し、あるいは環境の他の影響によるテープの汚染または損傷を回避することができる。
【0016】
ピペットの一実施形態によると、ピペットが垂直に向いている場合、リフトレバーがスリットに沿って自動的に移動しないように、取付け本体を変位させる変位手段および/またはこれらの変位手段に固定して接続されているハウジング内で可動な他の構成要素と、ハウジング内で固定して配置されている構成要素との摩擦が必要な大きさにされる。
【0017】
摩擦ブレーキは、これによって実現される。摩擦ブレーキによって、さらなる構成要素を必要とせずに、取付け本体およびそれに接続されているリフトレバーの予想外の変位が防止される。
【0018】
好ましい実施形態によると、ピペットが垂直に向いている場合、リフトレバーがスリットに沿って自動的に移動しないように、摩擦が必要な大きさにされる。好ましい実施形態によると、垂直に向いているピペットがユーザによって移動する場合にリフトレバーが自動的に移動しないように、摩擦が必要な大きさにされる。摩擦の大きさは、ピペットを取り、運び、使用し、設定する場合のユーザの通常の穏やかな移動に、好ましくは適合される。可動式構成要素とハウジング内に固定して配置される構成要素との効果的な摩擦によって、リフトレバーに作用する重力の影響下での、場合によっては加速力の影響下でのリフトレバーの変位が防止される。好ましい実施形態によると、ピペットが垂直に向いている場合、ピペットがシリンジを備えていない場合であっても、リフトレバーがスリットに沿って自動的に移動しないように、摩擦が必要な大きさにされる。この場合、リフトレバーの変位は、シリンジピストンとシリンジシリンダとの摩擦によって相殺されない。
【0019】
本発明のさらなる利点は、可動式構成要素とハウジングで固定して配置されている構成要素との摩擦が、チャネルにわたりカバー片を案内することで測定可能であるということである。本発明の一実施形態によると、ピペットが垂直に向いている場合にリフトレバーがスリットに沿って自動的に移動しないように、接続要素とカバー片との摩擦が必要な大きさにされるか、あるいは、この摩擦は、別の1組のハウジング内で可動する構成要素とハウジング内で固定して配置されている構成要素との摩擦に応じて必要な大きさにされる。
【0020】
カバー片と接続要素との摩擦は、特にカバー片および接続要素の材料、チャネルおよびカバー片の幾何学的形状およびサイズ、ならびにカバー片がハウジング内に保持されるバイアスに依存する。これらのパラメータは、摩擦が上述の基準を満たすように設定可能である。
【0021】
別の実施形態によると、一方はハウジング内で可動であり、他方はハウジング内で固定して配置されており、両方とも接続要素およびカバー片とは異なる1組の構成要素間の摩擦が、ピペットが垂直に向いている場合にリフトレバーがスリットに沿って自動的に移動しないように、必要な大きさにされる。この1組の構成要素は、特に、ハウジング内で取付け本体を変位させる歯付き棒と、ハウジングに固定して接続されており、歯付き棒の爪駆動装置の回動作動レバーを支承して取り付ける軸受ブロックとであってもよい。さらに、この1組の構成要素は、ハウジングに対して可動なリフトレバーまたは接続要素と、ハウジングそのものであってもよい。可動な構成要素とハウジングに固定して接続されている構成要素との摩擦はまた、ピペットが垂直に向いている場合にリフトレバーがスリットに沿って自動的に移動しないように、接続要素とカバー片との摩擦とともに必要な大きさにされてもよい。
【0022】
本発明は、剛性のカバー片を含む。好ましい実施形態によると、カバー片は可撓性である。可撓性のカバー片またはカバーテープは、好ましくは、スリットの長手方向に離間する2つの位置間で張力をかけられて保持される。
【0023】
さらなる実施形態によると、カバー片は弾性体である。その弾性体が実現されるために、カバー片は延びることが可能であるので、長手方向に負荷がかかっても破壊しない。長手方向のカバー片の負荷は、例えば、リフトレバーをわずかに傾けることによって生じ得る。
【0024】
一実施形態によると、カバー片が可撓性であり、接続要素のチャネルは、カバー片の長手方向の平坦なU字形の進路を有するので、チャネルのカバー片が接続要素まで連続して走る面から撓む。可撓性のカバー片をスリットの縁部に近接して支承することは、チャネルのU字形の進路に好都合である。その理由は、チャネルの上限がスリットの縁部から離れて変位することができるからである。可撓性のカバー片をスリットの縁部に近接して支承させることによって、ハウジング内へのほこりの侵入を効果的に防止する。さらに、チャネルの形状によって、可撓性のカバー片は、接続要素の両側でスリットの縁部に向かってアーチ状となる。チャネルのカバー片が撓むことによって、カバーテープと接続要素との摩擦が増大する。この摩擦によって、ハウジングの取付け本体の予想外の変位が防止される。
【0025】
さらなる実施形態によると、接続要素のチャネルは曲線状に走り、その開口部はカバー片の撓んでいない部分の面に沿って入る。これによって、カバー片がチャネルに平滑に移行し、リフトレバーが移動している時の接続要素とカバー片との極端な摩擦が回避される。
【0026】
さらなる実施形態によると、取付け本体は、少なくとも1つの支持要素に固定して接続されている。この支持要素は、ハウジングの支持部(溝)で支持される。支持部は、接続要素の外側のカバー片の部分に交差する面と平行に向けられる。リフトレバーに作用する力は、支持要素および支持回復部を介してハウジングに偏向する。したがって、これによってカバー片の過負荷を回避する。
【0027】
さらなる実施形態によると、支持要素はウイングである。ウイングは、カバー片が接続要素まで連続して配置されている面に対して平行な平面において、取付け本体の異なる側で突出しており、ハウジングの対向する壁の内側にある平行溝内で係合する。ウイングによって、取付け本体をハウジング内で均一に支持し案内することができる。
【0028】
さらなる実施形態によると、接続要素は、スリットに係合する溝石を有する。この溝石は、接続要素をスリットに案内することができる。
【0029】
さらなる実施形態によると、接続要素は、取付け本体に固定して接続されていてハウジング内に配置されるリフトレバーマウントと、スリットを介して把持しリフトレバーに接続されているリフトレバーキャリヤとを有する。ここでは、チャネルは、リフトレバーマウントとリフトレバーキャリヤとの間に形成される。この設計は、特にチャネルが曲線状の進路を有する場合にチャネルを作成するのに有利となる。
【0030】
さらなる実施形態では、チャネルの1つの壁がリフトレバーマウントの側面であり、チャネルの対向する壁がリフトレバーマウントの他の側面である。さらなる実施形態によると、リフトレバーマウントおよびリフトレバーキャリヤは、チャネルの領域で接合されるので、これらは共にチャネルを形成する。これによって、チャネルの製造が容易になる。さらに、特にこの実施形態において、組立てが有利である。というのは、リフトレバーキャリヤおよびリフトレバーマウントは、これらを接合するときにカバー片の平坦な側面に設定できるからである。さらに、有利であるのは、リフトレバーマウントおよびリフトレバーキャリヤの接合領域または接触面はそれぞれ、ハウジング内に配置されるので、接合領域または接触面がリフトレバーの外側の外観を妨げないことである。
【0031】
さらなる実施形態によると、リフトレバーキャリヤが溝石を有する。
【0032】
さらなる実施形態によると、カバー片が、スリットの2つの端部および/または2つの端部の外側で、2つの離間した位置に保持される。
【0033】
さらなる実施形態によると、カバー片が、スリットの2つの端部および/またはその外側で、以下の方法のうちの1つまたは複数で、ハウジングに確動の嵌め込み、接着接合または不確動の嵌め込みによって固定される。
【0034】
さらなる実施形態によると、カバー片が、ハウジングの内側から突出するピンの目孔または耳に固定される。熱かしめによって、カバー片をハウジングに接着接合することができる。適した固定装置で急速に固定することによって、不確動の嵌め込みによる固定を行うことが可能である。3つすべての固定方法の組合せは、例えば、カバー片が目孔に保持されているプラスチック製のピンが熱作用によって平坦に押圧されることにおいて示されているので、ピンはカバー片とともに融解し、バイアスを受けてカバー片の外側を支承する。
【0035】
さらなる実施形態によると、カバー片が、長手方向に弾性であり、かつ/またはばねによって張力をかけられている。したがって、カバー片をスリットの縁部に対してさらに近接して支承することによって、魅力的な外側の外観を達成し、内側のハウジングを汚染からより保護することができる。
【0036】
さらなる実施形態によると、ハウジングおよびカバー片は、同じプラスチック材料でできている。魅力的な外側の外観は、これによってさらに好ましいものとなる。ハウジングおよびカバー片は両方とも、ポリプロピレンから作られるのが好ましい。
【0037】
さらなる実施形態によると、ハウジングとカバー片とは、異なる材料から作られる。例えば、摩耗特性、可撓性、および色は、カバー片の材料の選択によって影響する。例えば、摩擦のブレーキ効果を増加させることを意図される場合には、摩耗特性を改良する必要となる。さらに、カバー片の表面特性、特に粗さを固有の要件に適合させることが可能である。カバー片は、たとえばポリフッ化ビニリデン(PVDF)またはポリカーボネートで作られてもよい。
【0038】
取付け具の固定部を保持する保持手段、および他の取付け具の他の固定部は、冒頭で述べられている従来技術の文献のうちの1つに記載されているように構成されるのが好ましい。取付け本体をハウジング内で変位させる変位手段は、冒頭において述べられている従来技術の文献のうちの1つに記載されているように構成されるのが好ましい。この点において、冒頭において述べられる文献、すなわち、DE2926691C2、US4406170A、DE4437716C2、EP0679439B1、US5591408A、EP056229B1、US5620660A、EP1724020B1、US7731908B2、EP0657216B1、US5620661Aを参照のこと。これらの主題は、参照によって本出願に組み込まれる。
【0039】
本発明を、添付の例示的な実施形態の図面を用いて、以下により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0040】
図1】シリンジが保持されている本発明のピペットの側面から見た斜視図である。
図2】同じピペットの長手方向の断面図である。
図3】同じピペットの歯付き棒を備えた取付け本体、接続要素、リフトレバーおよびカバーテープの長手方向における部分拡大断面図である。
図4】同じ構造の側面から見た部分斜視図である。
図5】同じ構造のピペットのハウジング半部を別の側面から見た部分斜視図である。
図6】リフトレバーマウントの側面から見た斜視図である。
図7】リフトレバーキャリヤの別の側面から見た斜視図である。
図8】挿入されたカバーテープを備えたリフトレバーキャリヤの側面から見た斜視図である。
図9】挿入されたカバーテープを備えたリフトレバーキャリヤのさらなる斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本出願において、「上に」および「下に」の記載は、ピペットの向きに関するものである。つまり、棒状のハウジングが垂直に向いており、シリンジの取付け具が下側に配置されている。
【0042】
図1によると、ピペット1が棒状のハウジング2を有し、その中にシリンジ3が下側で保持される。ハウジング2の側壁から、リフトレバー5がハウジング2から直線のスリット4の上に突出する。歯付き棒の爪を制御する作動ボタン8が、ハウジングの同じ側壁から2つのさらなるスリット6、7の上に突出する。その上に、液晶ディスプレイ9が皿穴に埋められて、ハウジング2の同じ側壁に入っている。ダイヤル10の弓形部分が隣接した側壁の開口部から突出する。
【0043】
図2によると、シリンジ3は、シリンダ11と、その中に可動式に配置されるピストン12とを有する。シリンダ11は、下側に液体の流路用の孔14を有する円錐部分13と、その上に、ピストン12が、中で変位可能な円筒部分15とを有する。上側では、シリンダ11は、周囲フランジ17を備えた固定部16を有する。ピストンロッド18が、ピストン12から上方に突出する。ピストンロッド18は、いくつかの周囲バルジ(図示せず)を備えた他の固定部19を有する。
【0044】
シリンジ3は、ハウジング2の下端部において、取付け具20内にそのフランジ17を備えて配置され、ハウジング2の下端部でシリンジ3を挿入および引抜くための軸方向に向いている開口部21.1を有する。その上部で、シリンジ3は、感圧性のリングセンサ22を押圧する。リングセンサ22は、フランジ17の上縁部の突起を走査する。フランジ17は、把持レバー23を用いてハウジング2内でこの位置に保たれる。
【0045】
ピストン12の他の固定部19は、中空の円筒状の取付け本体25の他の取付け具24に配置される。他の取付け具24は、固定部19を挿入するための軸方向に向いている他の開口部21.2を有する。他の固定部19は、他の把持レバー26で保持される。把持レバー26は、他の固定部19のバルジ間を係合するか、あるいは固定部19を中に締着する。
【0046】
取付け本体25は、歯付き棒27に固定して接続されている。歯付き棒27は、ハウジング2の長手方向のスリット4の下に延びる。
【0047】
リフトレバーマウント28は、取付け本体25上に歯棒27の下部に固定されている。
【0048】
さらに、リフトレバーキャリヤ29がある。リフトレバーキャリヤ29は、滑動板30を備えたスリット4の縁部の下側を支承する。リフトレバーキャリヤ29は、上方に突出する支柱31を有し、この支柱31がスリット4を通って把持する。ハウジング2の外側で、リフトレバー5は、支柱31に固定される。
【0049】
ハウジング2の上半分では、計量レバー34が、スリット4と対向するハウジング2の側壁のバルジ33において、ヒンジ・ベアリング32に枢動可能に取付けられている。計量レバー34は、2つの離間した脚部35、36を有する。脚部35、36は、ハウジング2の対向する側壁の2つのスリット6、7から起立している。作動ボタン8が、脚部35、36の突出端部上で固定されている。
【0050】
計量レバー34の2つの脚部35、36間に、爪37が枢動可能に取付けられる。爪37は、つめ歯38を備えて歯付き棒27の歯39より上に配置される。計量レバー34は、図示しないばね装置によって図2の位置まで押圧される。ばね装置の作用に反して、計量レバー34は、作動ボタン8を起動させることによって下側に揺動することができる。爪37は、図示しない他のばね装置によって、歯付き棒27の歯39に向かって押される。
【0051】
可動カバー40が、爪37と歯付き棒27との間に配置される。ハウジング2から側方に突出するダイヤル10を回転させることによって、このカバー40は移動可能であるので、カバー40はおおよそ歯付き棒27の歯39を覆う。
【0052】
さらに、電子機器を備えた回路基板41が、ハウジング2の上半分に配置される。電池または蓄電池42の形態の電源装置も、ここに設置される。
【0053】
ダイヤル10の位置を取得する他のセンサ43が、ダイヤル10に指定される。リングセンサ22および他のセンサ43で測定された測定値は、ケーブルを介して電子機器に転送される。
【0054】
フランジ17に表示されるコードは、それぞれのシリンジ3のサイズを示す。電子機器は、リングセンサ22によって提供される測定信号からそれぞれのシリンジのサイズを決定し、ダイヤル10の設定からそれぞれのステップ幅を決定する。これらから、電子機器は、設定された計量容積を計算し、それをディスプレイ9に表示する。
【0055】
内側では、スリット6、7が、計量レバー34に接続されているダイアフラム44によって覆われる。
【0056】
図3から図5によると、可撓性のカバー片45が、スリット4を覆うために、ハウジング2においてスリット4の下に存在する。カバー片45は、ポリプロピレンから作られる。図8によると、カバー片45は、その端部に目孔46、47を有する。目孔46、47は、図2によるピン48、49に固定される。ピン48、49は、スリット4を有するハウジング2の側壁の内側から突出する。
【0057】
図3から図5によると、カバー片45は、リフトレバーマウント28とリフトレバーキャリヤ29との間のチャネル50を通過する。図6および図7によると、チャネル50は、リフトレバーマウント28の丸みを有する側面51によって、かつリフトレバーキャリヤ29の対応する丸みを有する他の側面52によって、両側面で制限される。チャネル50の2つの側方の境界は、リフトレバーキャリヤ29の2つの帯状の側壁53、54によって形成される。これらは、横材55によって、丸みを有する側面52からある距離を置いて互いに接続されている。丸みを有する他の側面52と横材55との間に、リフトレバーキャリヤは貫通孔56を有する。横材55の一方から2つの突起57、58が突出している。突起57、58は、リフトレバーマウント28に対応する窪み59、60に入ることができる。2つの帯状の側壁53、54は、前面壁61によってつながれる。前部壁61は、下側に丸みを有するさらなる側面52を有し、そこから支柱31が上側で突出する。
【0058】
図8および図9によると、リフトレバーキャリヤ29は、他の側面52に沿って貫通孔56にわたりカバー片45を案内することによって、カバー片45とともに予め組み立てられることができるので、リフトレバーキャリヤ29は横材54、55の上部で2つの帯状の側壁53間を通る。この構成では、リフトレバーキャリヤ29は、突起57、58を窪み59、60に入れることによって、リフトレバーマウント28に接続されることができ、リフトレバーキャリヤ29およびリフトレバーマウント28は、共に接着されるか、あるいは適したスナップ嵌め手段によって共にスナップ嵌めされる。ついで、カバー片45は、チャネル50において側面51、他の側面52および側壁53、54の間に配置される。リフトレバーキャリヤ29の隣の一面で、カバー片45は、リフトレバーマウント28の突出リブ51.1に載置される。突出リブ51.1は、スリット4(図4から図6を比較)の長手方向に伸びている。
【0059】
リフトレバーマウント28およびリフトレバーキャリヤ29は、共に、取付け本体25とリフトレバー5(図2、3、4を比較)との間に接続要素62を形成する。
【0060】
図4および図5によると、リフトレバーマウント28は、両側から突出するウイング(支持要素)63、64を有する。この例では、ウイング63、64は、円筒形状を有する。これらは、ハウジング2の2つの対向側壁上にある溝65、66に係合する。溝65、66は、一方がハウジングの半分の縁部によって制限され、他方がピペット1の駆動機械の部品が取り付けられているシャーシのレッジによって制限される。
【0061】
図2によると、カバー片45は、図8、9よる2本のピン48、49によってスリット4の内側で延ばされた状態で、目孔46、47に保持される。
【0062】
図3によると、カバー片45は、チャネル50の側面51、52の丸みのために、チャネル50の両側で延びる平面において、アーチ状である。これにより、カバー片45がスリット4の縁部に近接して支承される。
【0063】
シリンジ3の開口部14を通して液体を吸収するために、リフトレバー5は、図1および図2の位置から上方へ押される。吸収された液体は、作動ボタン8をばね装置の作用に反して繰り返し下方へ押すことによって、少ないステップで吐出可能である。ここでは、つめ歯38がカバー40の下端部に到達するまで、他のばね装置がつめ歯38を有する爪37をカバー40に押しつける。その後、爪37は下降してそのつめ歯38とともに歯棒27の歯39に入り、計量レバー34がさらに下方へ揺動すると、歯棒27をいくぶんか取り込む。ここでは、より低く停止するまでの計量レバー34のそれぞれの揺動時における歯棒27の変位は、ダイヤル10を用いて設定されるカバー40の位置に依存する。作動ボタン8の負荷が軽減された後、作動ボタン8はばね装置によって上方へ押され、さらなる計量ステップを行うことができる。このことは、シリンジ3に残る液体の残余量が設定された測定量よりも少なくなるまで、長い間可能である。残りのストロークを固定することによって、カバー40が爪37の下側に対して揺動するので、つめ歯38が下降して歯39に入ることができない。
【0064】
リフトレバー5が変位すると、カバー片45がチャネル50にわたって案内される。スリット4は、常に覆われたままである。取付け本体25およびリフトレバー5を備えた接続要素の予想外の変位は、カバー片45と接続要素との摩擦によって相殺される。
【符号の説明】
【0065】
1 ピペット
2 ハウジング
3 シリンジ
4 スリット
5 リフトレバー
6 スリット
7 スリット
8 作動ボタン
9 ディスプレイ
10 ダイヤル
11 シリンダ
12 ピストン
13 部分
14 孔
15 部分
16 固定部
17 フランジ
18 ピストンロッド
19 固定部
20 取付け具
21.1 開口部
21.2 開口部
22 リング・センサ
23 把持レバー
24 取付け具
25 取付け本体
26 把持レバー
27 歯付き棒
28 リフトレバーマウント
29 リフトレバーキャリヤ
30 滑動板
31 支柱
32 ヒンジ・ベアリング
33 バルジ
34 計量レバー
35 脚部
36 脚部
37 爪
38 爪歯
39 歯
40 カバー
41 回路基板
42 蓄電池
43 センサ
44 ダイアフラム
45 カバー片
46 目孔
47 目孔
48 ピン
49 ピン
50 チャネル
51 側面
51.1 リブ
52 側面
53 側壁
54 側壁
55 横材
56 貫通孔
57 突起
58 突起
59 窪み
60 窪み
61 壁
62 接続要素
63 ウイング
64 ウイング
65 溝
66 溝
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9