特許第6042843号(P6042843)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ドーエイ外装有限会社の特許一覧

<>
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000002
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000003
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000004
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000005
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000006
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000007
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000008
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000009
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000010
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000011
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000012
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000013
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000014
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000015
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000016
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000017
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000018
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000019
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000020
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000021
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000022
  • 特許6042843-屋上用目地カバー装置 図000023
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6042843
(24)【登録日】2016年11月18日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】屋上用目地カバー装置
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/68 20060101AFI20161206BHJP
【FI】
   E04B1/68 100A
【請求項の数】3
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2014-94771(P2014-94771)
(22)【出願日】2014年5月1日
(65)【公開番号】特開2015-212465(P2015-212465A)
(43)【公開日】2015年11月26日
【審査請求日】2015年12月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000110365
【氏名又は名称】ドーエイ外装有限会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080838
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 光康
(72)【発明者】
【氏名】後藤 英夫
【審査官】 小野 郁磨
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−162850(JP,A)
【文献】 特開2011−256639(JP,A)
【文献】 特開2007−092471(JP,A)
【文献】 実開平07−019414(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 1/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
目地部を介して設けられた高さの異なる左右の建物の、低い方の一方の建物のパラペットの上部に取付けられた目地部側が上方へ突出する防水カバー支持片および両側に雨水浸入阻止カバーが形成されたほぼクランク状の水切りカバーと、前記目地部が広くなるように地震で前記左右の建物が揺れ動いた場合に、前記水切りカバー上を先端部の下方へ突出する側板が移動できるように、該左右の建物の高い方の他方の建物の外壁に取付けられた目地カバーと、この目地カバーの両端部寄りの前記左右の建物の外壁に両端部が取付けられ、かつ上部が前記水切りカバーの防水カバー支持片近傍に位置する伸縮可能な左右の外側壁用目地カバー装置とからなる屋上用目地カバー装置において、前記目地カバーの両端部の上部に、該目地カバーの両端部の前記他方の建物の外壁に取付けられた支持具に支持された先端部が外方へ回動できる端部カバーと、この端部カバーの外側端部に固定された、前記水切りカバーの雨水浸入阻止カバーの中央部まで当接する固定雨水浸入阻止カバーと、前記端部カバーの外側端部の下部位置の前記左右の建物間および、前記左右の外側壁用目地カバー装置の上部部分を覆う少なくとも1個以上の中央部が外方へ突出することができる、前記左右の建物の外壁に取付けられた外側可動カバーと、この外側可動カバーを常時中央部が外方へ突出できるような状態を保つ外側可動カバー保持機構と、前記端部カバーに取付けられた、前記固定雨水浸入阻止カバーが前記水切りカバーの雨水浸入阻止カバーと常時当接するように付勢する付勢機構とからなることを特徴とする屋上用目地カバー装置。
【請求項2】
端部カバーには外側可動カバーの中央部が外方へ突出した場合に該部の上部を覆う、つば状の固定カバーが設けられていることを特徴とする請求項1記載の屋上用目地カバー装置。
【請求項3】
固定雨水浸入阻止カバーは端部カバーの他方の建物の外壁寄りの位置までの外側端部全体に固定されていることを特徴とする請求項1記載の屋上用目地カバー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は目地部を介して設けられた高さの異なる左右の建物の屋上の目地部を防水可能に覆う屋上用目地カバー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の屋上用目地カバー装置は、低い一方の建物のパラペットに取付けられた目地部側が上方へ突出する防水カバー支持片が形成されたクランク状の水切りカバーと、この水切りカバーの上部を覆う高い他方の建物の外壁に取付けられた先端部が下方へ突出する側板を有する目地カバーと、この目地カバーの側板と前記水切りカバーとの間より内部に水が浸入するのを阻止する防水カバー装置とで構成されている。
【0003】
しかしながら、目地カバーの両端部からの雨水や風の侵入は左右の建物の外壁に両端部が取付けられた伸縮可能な左右の外壁用目地カバー装置を設けても阻止することができないという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4969549号公報
【特許文献2】特許第3813878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、左右の建物間の目地部を覆う目地カバーと伸縮可能な左右の外壁用カバー装置で覆われた部位に、雨水や風が侵入するのを効率よく阻止することができるとともに、左右の建物が地震で異なる前後左右方向に揺れ動いても、その揺れ動きを吸収し、内部に雨水や風の侵入を阻止することができる屋上用目地カバー装置を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は目地部を介して設けられた高さの異なる左右の建物の、低い方の一方の建物のパラペットの上部に取付けられた目地部側が上方へ突出する防水カバー支持片および両側に雨水浸入阻止カバーが形成されたほぼクランク状の水切りカバーと、前記目地部が広くなるように地震で前記左右の建物が揺れ動いた場合に、前記水切りカバー上を先端部の下方へ突出する側板が移動できるように、該左右の建物の高い方の他方の建物の外壁に取付けられた目地カバーと、この目地カバーの両端部寄りの前記左右の建物の外壁に両端部が取付けられ、かつ上部が前記水切りカバーの防水カバー支持片近傍に位置する伸縮可能な左右の外側壁用目地カバー装置とからなる屋上用目地カバー装置において、前記目地カバーの両端部の上部に、該目地カバーの両端部の前記他方の建物の外壁に取付けられた支持具に支持された先端部が外方へ回動できる端部カバーと、この端部カバーの外側端部に固定された、前記水切りカバーの雨水浸入阻止カバーの中央部まで当接する固定雨水浸入阻止カバーと、前記端部カバーの外側端部の下部位置の前記左右の建物間および、前記左右の外側壁用目地カバー装置の上部部分を覆う少なくとも1個以上の中央部が外方へ突出することができる、前記左右の建物の外壁に取付けられた外側可動カバーと、この外側可動カバーを常時中央部が外方へ突出できるような状態を保つ外側可動カバー保持機構と、前記端部カバーに取付けられた、前記固定雨水浸入阻止カバーが前記水切りカバーの雨水浸入阻止カバーと常時当接するように付勢する付勢機構とで屋上用目地カバー装置を構成している。
【発明の効果】
【0008】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1により、目地カバーと伸縮可能な左右の外壁用目地カバー装置とで覆われた空間に、雨水や風が侵入するのを端部カバー、外側可動カバー、外側固定カバーで阻止することができる。
(2)前記(1)により、端部カバーは支持具によって回動できるように支持され、付勢機構によって目地カバーの端部に常時当接するように付勢されているので、地震で左右の建物が異なる前後方向に揺れ動いても、外側固定カバーを損傷することなく、その揺れ動きを吸収することができる。
(3)前記(1)により、地震で目地部が狭くなるように揺れ動いても、伸縮可能な左右の外壁用目地カバー装置と、外側可動カバーの収縮で、その揺れ動きを左右の外壁用目地カバー装置や外側可動カバーを損傷することなく吸収することができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、つば状の固定カバーによって、目地部が狭くなって外側可動カバーの中央部が外方へ突出したとしても、隙間が生じるのを確実に阻止することができる。
(5)請求項3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明を実施するための第1の形態の平面図。
図2図1の2−2線に沿う断面図。
図3図1の3−3線に沿う断面図。
図4図1の4−4線に沿う断面図。
図5】本発明を実施するための第1の形態の水切りカバーの取付け状態の説明図。
図6】本発明を実施するための第1の形態の目地カバーの取付け状態の説明図。
図7】本発明を実施するための第1の形態の端部カバーの説明図。
図8】本発明を実施するための第1の形態の端部カバーに固定雨水浸入阻止カバーを取付けた状態の説明図。
図9】本発明を実施するための第1の形態の外側可動カバーの説明図。
図10】本発明を実施するための第1の形態の外側可動カバー保持機構の説明図。
図11】本発明を実施するための第1の形態の目地部が広くなった状態の動作説明図。
図12】本発明を実施するための第1の形態の目地部が狭くなった状態の動作説明図。
図13】本発明を実施するための第1の形態の異なる前後方向に揺れ動いた状態の動作説明図。
図14図13の14−14線に沿う断面図。
図15】本発明を実施するための第2の形態の平面図。
図16】本発明を実施するための第2の形態の正面図。
図17】本発明を実施するための第2の形態の端部カバーの説明図。
図18】本発明を実施するための第2の形態の外側可動カバーの説明図。
図19】本発明を実施するための第3の形態の平面図。
図20】本発明を実施するための第3の形態の正面図。
図21】本発明を実施するための第3の形態の外側可動カバーの平面図。
図22】本発明を実施するための第3の形態の外側可動カバーの正面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0011】
図1ないし図14に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた高さの異なる左右の建物3、4の屋上部分に取付けられる本発明の屋上用目地カバー装置で、この屋上用目地カバー装置1は低い方の一方の建物3の目地部2側のパラペット5の上部に複数本のアンカーボルト6等で、所定間隔で固定された複数個の取付け金具7に複数本のビス8で固定された目地部側が上方へ突出する防水カバー支持片9および、両側に雨水浸入阻止カバー10が形成されたほぼクランク状の水切りカバー11と、前記目地部2が広くなるように前記左右の建物3、4が揺れ動いた場合に、前記水切りカバー11上を先端部の下方へ突出する側板12が移動できるように高い方の他方の建物4の外壁面4aに複数本のタッピングビス13等によって所定間隔で固定された複数個の目地カバー支持金具14に支持されるとともに、外壁4aに形成した凹部15内に上端部を挿入して複数本のビス16で固定された目地カバー17と、この目地カバー17の側板12の上部寄りの内壁面に一端部が取付けバー部材18で押えて複数本のビス19で固定され、他端部が前記水切りカバー11の防水カバー支持片9に取付けバー部材20で押えて複数本のビス21で固定された、前記目地部2の幅寸法に前記側板12と防水カバー支持片9との間の寸法をプラスした寸法の防水カバー22と、この防水カバー22を伸縮できるように支持する、特許第4969549号の特許発明(請求項1)と同じように構成された防水カバー支持装置23と、前記目地カバー17の両端部寄りの前記左右の建物3、4の外壁3a、4aに両端部が取付けられ、かつ上部が前記水切りカバー11の防水カバー支持片9近傍に位置する、従来から使用されている伸縮可能な左右の外側壁用目地カバー装置24、24と、前記目地カバー17の両端部の上部に、該目地カバー17の両端部の前記他方の建物4、4の外壁4aに取付けられた支持具25、25に支持された先端部が外方へ回動できる端部カバー26、26と、この端部カバー26、26の外側端部全体に固定された、前記水切りカバー11の雨水浸入阻止カバー10、10の中央部までと当接する固定雨水浸入阻止カバー27、27と、前記端部カバー26、26の外側端部の下部位置の前記左右の建物3、4間および、前記左右の外側壁用目地カバー装置24、24の上部部位を覆う中央部が外方へ突出することができる前記左右の建物3、4の外壁3a、4aに取付けられた外側可動カバー28、28と、この外側可動カバー28、28を常時中央部が外方へ突出できるような状態を保つ外側可動カバー保持機構29、29と、前記端部カバー26、26に取付けられた、前記固定雨水浸入阻止カバー27、27が前記水切りカバー11の雨水浸入阻止カバー10、10と常時当接するように付勢する付勢機構30、30とで構成されている。
【0012】
前記端部カバー26、26は図7に示すように、前記目地カバー17の両端部の上部に先端部が回動できる長方形状の枠形状に角パイプ材で形成された端部カバーフレーム31と、この端部カバーフレーム31の上面を覆う端部カバー板32と、前記端部カバーフレーム31の後端部のフレーム31aより、前記目地カバー17の端部より外方に突出させた枢支孔33が形成された枢支部34と、この枢支部34の枢支孔33に回動可能に挿入された軸35を上部に設けた、前記他方の建物4の目地カバー17の端部位置の壁面4aに複数本のビス36で固定された支持具25とで構成されている。
【0013】
前記固定雨水浸入阻止カバー27、27は、図8に示すように前記端部カバー26の外側端部全体に、前記水切りカバー11の雨水浸入阻止カバー10の中央部まで覆って当接するように固定され、下端部には外方へ突出する前記外側可動カバー28の上部を覆う、つば状の外側可動カバーカバー部材37が形成されている。
【0014】
なお、この固定雨水浸入阻止カバー27、27は前記端部カバーフレーム31をアングル状に形成して、外面のフレーム31a部分に取付けてもよい。
【0015】
この場合、側面のフレーム31aの下部内側面が前記雨水浸入阻止カバー10と当接して、雨水の浸入を阻止できるようにしておかなければならない。
【0016】
前記外側可動カバー28、28は図9に示すように、前記端部カバー26の外側端部の下部位置の前記左右の建物3、4間および、前記固定雨水浸入阻止カバー27の下端部から前記左右の外側壁用目地カバー装置24、24の上部部位を覆うように取付けられるもので、前記左右の建物3、4の外壁3a、4aに取付けられたヒンジ部材38、38と、このヒンジ部材38、38に両端部が取付けられ、中央部が外方へ突出できる、わずかに両端部より突出するように中央ヒンジ部材39で取付けられた1個の左右の可動カバー板40、40とで構成されている。
【0017】
前記外側可動カバー保持機構29、29は前記左右の可動カバー板40、40の中央部を常時一直線になるように付勢する一端部が左右の可動カバー板40、40の中央部寄りの位置に取付けられ、他端部が他方の建物4の外壁面4aに取付けられたアイボルト41を通過させるワイヤー42と、このワイヤー42のアイボルト41を通過させた部分に取付けられ、所定の引張力で、該ワイヤー41すなわち前記左右の可動カバー板40、40を付勢できるように、前記他方の建物4の外壁4aに固定された付勢スプリング43とで構成されている。
【0018】
前記付勢機構30、30は前記端部カバー26の後部側の内側の端部カバーフレーム31、31に一端部が取付けられ、他端部を前記凹部15に固定されたピン44に取付けられ、前記端部カバー26、26を常時固定雨水浸入阻止カバー27、27が前記水切りカバー11の雨水浸入阻止カバー10、10に常時当接するように付勢する付勢スプリング45を用いて構成されている。
【0019】
上記構成の屋上用目地カバー装置1は左右の建物3、4の屋上部分の目地部2は目地カバー17、左右の外側壁用目地カバー装置24、24、水切りカバー11の雨水浸入阻止カバー10、端部カバー26の固定雨水浸入阻止カバー27および外側可動カバー28で覆われ、内部に雨水や風が侵入するのが阻止される。
【0020】
なお、目地カバー17の側板12と水切りカバー11との間の隙間より侵入する風や雨水は 防止カバー22によって、内部への侵入を阻止することができる。
【0021】
地震で左右の建物3、4が異なる左右方向に揺れ動き、目地部2が広くなるように揺れ動くと、図11に示すように目地カバー17の側板12が水切りカバー11上を防水カバー支持片9側へ移動するとともに、端部カバー26の固定雨水浸入阻止カバー27が水切りカバー11の雨水浸入阻止カバー10と当接した状態でスライド移動する。
【0022】
また、左右の外壁用目地カバー装置24、24は伸長し、外側可動カバー28は外側可動カバー保持機構29の保持力に抗して直線状になるように回動して、目地部2内へ雨水や風が侵入するのを阻止するように移動して、その揺れ動きを吸収する。
【0023】
地震で左右の建物3、4が異なる左右方向に揺れ動き、目地部2が狭くなるように揺れ動くと、図12に示すように目地カバー17の側板12が水切りカバー11上を防水カバー支持片9より離れるように移動するとともに、端部カバー26の固定雨水浸入阻止カバー27が水切りカバー11の雨水浸入阻止カバー10と当接した状態でスライド移動する。
【0024】
また、左右の外側壁用目地カバー装置24、24は収縮し、外側可動カバー28は外側可動カバー保持機構29の保持力によって中央部が外方へ突出して目地部2内へ雨水や風が侵入するのを阻止するように移動して、その揺れ動きを吸収する。
【0025】
地震で左右の建物3、4が異なる前後方向に揺れ動くと、図13および図14に示すように端部カバー26の固定雨水浸入阻止カバー27が水切りカバー11の雨水浸入阻止カバー10によって外方へ押し付けられ、支持具25を中心に端部カバー26の先端部が付勢機構30の付勢力に抗して外方へ回動し、その揺れ動きを吸収する。
なお、左右の外側壁用目地カバー装置24、24および外側可動カバー28、28の両端部は前後方向に移動するだけで、該部からの 雨水や風の侵入を阻止できる状態を保っている。
【0026】
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図15ないし図22に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0027】
図15ないし図18に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、水切りカバー11の端部だけを覆う固定雨水浸入阻止カバー27Aを設けるとともに、端部カバー板32と一体に形成された外側可動カバーカバー部材37Aを設けた端部カバー26Aと、この端部カバー26Aの外側可動カバーカバー部材37Aの下面に上面が当接する外側可動カバー28Aを用いた点で、このように構成した屋上用目地カバー装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0028】
図19ないし図22に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、上・下部に四角枠形が2個のパンタグラフ形状の支持金具46、46を用いて、2個の中央部が外方へ突出する左右の可動カバー板40A、40A、40A、40Aを用いた外側可動カバー28Bを用いた点で、このように構成した屋上用目地カバー装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0029】
なお、本発明の各実施の形態では水切りカバー11の雨水浸入阻止カバー10と、端部カバー26、26Aの固定雨水浸入阻止カバー27、27A間や、外側可動カバーカバー部材37、37Aと外側可動カバー28、28Aの上面との間から雨水や風が侵入するのを阻止できるようにスポンジ等の弾性部材を設置してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明は左右の建物の屋上部分の目地部を覆う屋上用目地カバー装置を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0031】
1、1A、1B:屋上用目地カバー装置、
2:目地部、 3:一方の建物、
4:他方の建物、 5:パラペット、
6:アンカーボルト、 7:取付け金具、
8:ビス、 9:防水カバー支持片、
10:雨水浸入阻止カバー、 11:水切りカバー、
12:側板、 13:タッピングビス、
14:目地カバー支持金具、 15:凹部、
16:ビス、 17:目地カバー、
18:取付けバー部材、 19:ビス、
20:取付けバー部材、 21:ビス、
22:防水カバー、 23:防水カバー支持装置、
24:左右の外側壁用目地カバー装置、
25:支持具、
26、26A:端部カバー、
27、27A:固定雨水浸入阻止カバー、
28、28A:外側可動カバー、
29:外側可動カバー保持機構、
30:付勢機構、 31:端部カバーフレーム、
32:端部カバー板、 33:枢支孔、
34:枢支部、 35:軸、
36:ビス、
37、37A:外側可動カバーカバー部材、
38:ヒンジ部材、 39:中央ヒンジ部材、
40、40A:左右の可動カバー板、
41:アイボルト、 42:ワイヤー、
43:付勢スプリング、 44:ピン、
45:付勢スプリング、 46:支持金具。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22