特許第6042852号(P6042852)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6042852
(24)【登録日】2016年11月18日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】植物栽培容器
(51)【国際特許分類】
   A01G 9/02 20060101AFI20161206BHJP
【FI】
   A01G9/02 101N
   A01G9/02 101C
   A01G9/02 101U
【請求項の数】2
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-178605(P2014-178605)
(22)【出願日】2014年9月2日
(62)【分割の表示】特願2010-508188(P2010-508188)の分割
【原出願日】2009年4月10日
(65)【公開番号】特開2015-6196(P2015-6196A)
(43)【公開日】2015年1月15日
【審査請求日】2014年10月1日
(31)【優先権主張番号】特願2008-126487(P2008-126487)
(32)【優先日】2008年4月13日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2008-176316(P2008-176316)
(32)【優先日】2008年6月9日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】304013526
【氏名又は名称】伊東 美惠子
(72)【発明者】
【氏名】伊東美惠子
【審査官】 本村 眞也
(56)【参考文献】
【文献】 実開平01−108054(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3138636(JP,U)
【文献】 特開2005−013009(JP,A)
【文献】 特開2004−121054(JP,A)
【文献】 特開平11−137088(JP,A)
【文献】 特開2001−314127(JP,A)
【文献】 実開平06−021086(JP,U)
【文献】 特開2000−338887(JP,A)
【文献】 実開平06−086428(JP,U)
【文献】 特開2002−065071(JP,A)
【文献】 実開平06−013444(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3138288(JP,U)
【文献】 欧州特許出願公開第01106057(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01G 9/00−9/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物栽培用容器であって、防水性や耐水性、耐油性のあるシート部材から形成され、植物を挿入する開口が形成された容器本体と、前記容器本体内の水分を排出するために、容器側面に形成された排出用開口と、当該排出用開口からの栽培用土の流失を防ぐための透水性シート部材とを備え、前記透水性シート部材は、容器本体に設けられた排出用開口を覆うように、防水性や耐水性、耐油性のあるシート部材に挟んで固着されていることを特徴とする植物栽培用容器。
【請求項2】
前記植物栽培用容器の排出用開口には、容器内の水分を任意のタイミングで流出するためのストッパー部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培用容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防水性のあるシート部材、ならびに耐水加工を施した紙材料からなり、おもに室内で使用される植物栽培用容器に関し、特に意匠デザイン性の向上と冠水時の余剰水分の処理を簡便に行う排水機能に特徴を持たせた、植物栽培用容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来観賞用植物は、趣味の領域からインテリア用品、景観形成のアイテムとして多く設置されてきたが、近年は植物による空気の浄化作用や空間に緑が増えることによる職住環境の向上など、健康や環境面への効果を目的とした設置も増えており、園芸の枠を超えた産業の広がりをみせている。
【0003】
従来、こうした植物の植栽には、プラスチックや陶磁器製の栽培容器が用いられてきたほか、製造が容易で安価に生産でき、さらに易廃棄性を考慮した紙やプラスチックフィルムから製造された栽培容器も提案されてきた。これら栽培容器を用いて鉢植え植物を形成する場合、特に容器本体底部か側面に灌水時の余剰水分を排出する水抜き用の穴を設けたものでは、ことに室内に設置する際には、鉢本体内から排出される余剰水分による周囲の汚損を防ぐため、別途水受け用の皿を用意する必要があった。このような「鉢」と「水受け皿」という設置方法ではさらに別途「鉢カバー」を用意して鉢と受け皿を囲むように装着させたり、またはデスクや棚の傍らに「鉢植え植物」と、趣味の写真や絵画などを入れた「写真立て」を飾るなど、複数の用品を組み合わせる方法をもって意匠性を高めたり、室内のデザイン性の向上を図っていた。
【0004】
そしてこのような従来の方法では、水抜き穴(排出用開口)からの土等栽培用土の流出を防止するために、別途底石や鉢底ネット等の部材を用意してその穴を覆うという作業も必要であった。そこでこのような方法では使用者において手間がかかることから、一部の硬質プラスチック製プランターや栽培容器では、栽培容器の製造後に、別体に製造した硬質プラスチック製ネット状部材を容器の底部に装着させたものなどが提供されている。さらに特許文献1(特開平8−23791号公報)のように、プラスチックや各種金属で、栽培容器とは別体に形成した通水機能のある中子(内鉢)を用いたものなども提案されている。だがこれらプラスチック製品は、使用後や破損、経年劣化による廃棄時において埋め立て処分や焼却量の増加、さらにはゴミ分別の複雑さに起因する使用者の不法投棄等社会的な問題があり、今般主流となる環境に負荷を与えない製品作りならびに流通においてもはや好ましい態様でなくなりつつある。
【0005】
一方、特許文献2(実開平5−37043号公報)は製造が容易で安価に提供でき易廃棄性にも優れたシート状の袋体栽培容器を提案している。この合成樹脂性のシートからなる栽培容器は、容器の底面を通水性のある不繊布で形成することで、栽培用土の流出を防止しながら余分な水が底面から排出されるようになっている。だがこの態様は、主に戸外での栽培や容器ごと土中に植えつける際に使用することを前提としているため、排水機能にはなんら工夫がみられない。よって室内で使用する場合には栽培容器の底面から排出された余剰水分を受ける水受け皿が別途必要となり、さらに灌水を過剰に行なってしまった場合には水受け皿から水が溢れ出て周囲を汚損してしまうという問題があった。
【0006】
また特許文献3(特開2001−224254号公報)は、可撓性シートで形成され底面に排水孔を設けた栽培容器である。この態様では底面の排水孔を網状部材で覆う形態を提案しているが、この網状部材は製造者(製品提供者)、使用者のいずれかが別途用意しなければならず、そのうえで排水孔からの栽培用土の流出を防止する程度の大きさを勘案して裁断・装着するなどの手間があり煩雑さの解消がなされていない。そしてこの栽培容器も、排水機能についてはなんら工夫がみられるものではないので、別途水受け皿が必要となる。
【0007】
次に特許文献4(特開2001−128559号公報)では、内面に透水性の薄層部を含む板部材を用いた紙製植木鉢が提案されている。この紙製植木鉢の底部に設けた水抜き孔は、前記透水性の薄層部に覆われることにより、別途網材(この場合は、虫よけ用の網)を設ける必要がないと記載されている。しかしながら、そもそもこの板部材は植木鉢の展開図に断裁する際、水抜き孔部も同時に打ち抜かれることから、孔部を覆う効果で板部材の内面に設けられた透水性の薄層部材も消失するため目的達成がならず、やはり別途、水抜き孔からの栽培用土の流出を防止する網状部材や透水性部材を用意する必要がある。さらにこの紙製植木鉢においても排水機能についてはなんら工夫がみられるものではないので、設置時には別途水受け皿も必要となる。
【0008】
こうした栽培容器の排水孔からの培養土の流出を防止するために市販されている鉢底ネットや網目状部材を適宜裁断したうえで排水孔を覆うという従来の技術では、特に排水孔が側壁に設けられている際には、鉢底ネット等を接着剤を用いて排水孔を覆う位置に貼り付けるといった作業が必要である。しかもネット状部材と異素材との接着には技術的な困難が伴うことから部材の確保や作業効率の点で煩雑さがあった。さらには接着剤が網目状の穴を塞いでしまい十分な排水効果が得られないほか、特にシート材料を用いた栽培容器にあっては、排水孔を設けた側壁の対面側にも接着材が付着して植えつけ開口部を閉塞してしまう、鉢底ネットの裁断面が側壁に刺さりシート材料を破損させてしまうなどの問題があった。
【0009】
そこで本発明者は特許文献5(特許4216879号公報)において、チューブ状の植木鉢本体の金型設計時に排出用開口部を網目状にして成型加工を行う植木鉢を開示した。そしてこのチューブ状植木鉢は、外壁に装飾領域を確保するために別途フレームを設け、そのフレームに設けた溝に写真やイラストなどを入れて意匠デザイン性の向上を図ることも開示した。しかしながらこのチューブ状植木鉢は、植木鉢本体とは別体に製造した閉塞部材によって本体を起立させるセパレート構造となっているので、その各々について金型が必要であり、さらにサイズやバリエーションを増やす際にも随時新たに金型から製造する必要があった。また、フレーム内に入れた写真やイラストを汚れから守るためには、フレームの枠外にガラスやプラスチックを装着させたり、植木鉢を伝って流れてくる水の浸入を防ぐには、フレームの写真挿入口を蓋のような部材で塞がなければならないので、後加工の手間とコスト高という課題を残していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平8−23791号公報
【特許文献2】実開平5−37043号公報
【特許文献3】特開2001−224254号公報
【特許文献4】特開2001−128559号公報
【特許文献5】特許4216879号公報
【0011】
上記本明細書に記載の特許文献のほか従来技術として開示された特許文献には、実登3046879号公報、特開2002―065071号公報、実登3046879号公報、特開2002―000082号公報、実開昭60−001256号公報、特開2002−045044号公報等がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明が解決しようとする課題は、従来栽培容器本体とは別体に用いられてきた、複数の部材や用品を使用することなく、まず第1の課題である水濡れや汚れの恐れを無くすることで個人蔵の写真やカードでも安心して使用でき、且つ簡便に植物栽培におけるデザイン性の向上を図ることができる簡易な構成の栽培用容器を提供することである。同じく第2の課題は、植物栽培容器の排出用開口からの栽培用土の流出を防ぐため、従来、鉢本体とは別体に用意しなければならなかった鉢底ネット等にかわる栽培容器構造を構成し、購入後ただちに鉢植え植物が形成できる簡易な構成の栽培用容器を提供することである。そして本発明の第3の課題は、栽培容器内の水処理を任意で行うことのできる排水構造を構成して水受け皿を不要とし、さらに簡便に植物の維持管理が行える栽培用容器を提供することである。また本発明は、防水性のあるシート部材や耐水加工を施した紙材等を用いて栽培容器を形成し軽量で嵩張らない製品を提供することで、輸送時や保管時、廃棄時におけるコストやエネルギーの軽減を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
植物栽培や観賞用植物の植栽や設置において、従来栽培容器本体とは別体に用意したり製造しなければならなかった部材や用具を、製造工程において一体化もしくは簡略化させることで上記課題を解決する。
【0014】
具体的には第1の手段として、従来は栽培容器本体の製造後に本体とは別部材を用いて後加工することで実現された装飾スペースを、容器の製造工程の中で栽培容器本体側面に一体化させることで本体の完成時に同時に装飾スペースも実現させる。第2の手段として、従来別途用意しなければならなかった排出用開口からの栽培用土の流出を防ぐための透水性シート部材を、当該植物栽培用容器の製造工程においてあらかじめ固着させることで栽培容器本体と一体化させて上記課題を解決する。そして第3の手段として、栽培容器本体の排出用開口部に、灌水時の余剰水分の処理を簡便に行い且つ水の排出および封止を任意のタイミングで行う機能を有したストッパー部材を栽培容器本体の製造工程において取り付けることで容器本体に一体化させて水分調節が自在に行える栽培容器を実現し、従来別途用意しなければならなかった水受け皿を不要にして上記課題を解決する。
【0015】
本明細書において用語「ストッパー」とは、栽培容器本体への取り付けにより従前の植物栽培における「水受け皿」の使用が不要となる部材の総称であり、一実施形態として図2に示した排出用開口部4に取り付けている部材14のほか、液体や粉体、粘体等を充填する容器の注出口に用いられている公知の物体流出用部材ならびに、空気ビニール製玩具に使用される空気止栓や水止栓等のことを差す。
【0016】
第一の態様に従えば、本発明の植物栽培用容器10(図1)は、植物を挿入する開口が形成された容器本体と、容器本体の側面に、下方に向かってのみ開口された写真や絵画等のシート状印刷物11を挿入するポケット22とを有している。栽培容器10は防水性があり柔軟性のあるシート状部材から形成されており、この防水性があり柔軟性のあるシート状部材は無色透明なシートのほか予め着色やプリントが施されたものを使用してもよいが、ポケットに挿入したシート状印刷物を鮮明に見せるためには少なくともポケット部については透明なシート状部材であることがより好ましい。(着色や柄ものの場合は中の挿入物が見える程度に透過性があればよい)これによりポケットの中にシート状印刷物11を挿入するだけで、栽培容器の意匠デザイン性が簡単に高められ、かつ使用者の好みに応じてシート状印刷物を差し替えるだけでデザインのバリエーションが無数に展開できる栽培容器となる。
【0017】
ポケット22の挿入口22aは下方のみに開口しているので、容器上方や両端からの水や土等の進入を防ぐことができポケットに入れたシート状印刷物11を汚損させる恐れがなく、さらに栽培容器10は折り畳んだ状態に形成されることから、容器本体に形成されたポケット22の内部は常には容器本体側面とポケット22とが密着した空間となり、下方からシート状印刷物11を差し込んでも容器側面とポケットとに押さえられて落下することが無いので、従来の写真立てや額のような留め具や係止部材を別途用いる必要がない。ポケット22の挿入口の幅は栽培容器本体の側面の幅とほぼ等しいことが望ましく、このように形成することで、容器側面の幅とほぼ等しい大きさのシート状印刷物11をポケット22に挿入することが出来るので、透明シートからなる容器本体内で常態においては外部に見えてしまう栽培用土や培養液、また植物から出る老廃物等を覆い隠すという効果がうまれ、飲食店や病院施設など清潔感を好む場所において最適な栽培容器となり従来の植物栽培や植栽における鉢カバーの使用の必要がなくなる。
【0018】
さらに第一の態様における本発明の栽培容器20(図2)には容器本体内の過剰な水分を排出させる排出用開口4を設けてもよく、さらにこの排出用開口4には、開口部を開閉可能に閉鎖するストッパー部材14を取り付けてもよい。
こうすることで任意のタイミングで排出作業が行えるようになるので水漏れの恐れが無くなり、従前必要とされてきた水受皿が不要となる。なおこの排出用開口4は栽培容器本体の側面に設けられていることが望ましい。栽培容器10は折り畳んだ状態で形成され且つ保管提供がなされることから容器本体の底面に排出用開口4を設けてしまうと、特にストッパー部材14を備えた態様では折り畳むことが出来ないので、シートを折りたたむ乃至は複数枚のシートを重ね周縁部を熱溶着させて栽培容器を形成させる方法などでは、容器の形成自体も不可能となるからである。また栽培容器本体10に吊下げ用部材27などを形成し壁面にぶら下げる「壁面緑化」への使用においても、ストッパー14を備えた排出用開口部4は容器の側面に設けられている方が容器本体内の水分の排出作業を容易に執り行えるという利点もある。
【0019】
第一の態様である、植物の植え付け口12を有した栽培容器本体と下方にのみ開放された挿入口を有するポケット部22が一体に成型されている栽培容器は、防水性があり柔軟性のある長尺シートを長手方向に所定間隔を隔てて折りたたみ、次いでシートの側部を閉塞させることでも形成することが可能である。さらにこの防水性があり柔軟性のある長尺シートを長手方向に所定間隔を隔てて長手方向に直交する方向に、谷折と山折に交互に折り曲げた後に、長尺シートの長手方向の側端を閉塞することでも、植物の植え付け口12を有した栽培容器本体と下方にのみ開放された挿入口を有するポケット部22を一体に成型することが可能である。
【0020】
こうした長尺シートを折りたたむことで栽培容器を形成させる方法を用いれば、シートの長手方向に所定間隔を隔てて長手方向に直交する方向で行う山折と谷折の回数を増やすことで、植物の植え付け口12を複数個設けることや、下方にのみ開放されたポケット22を容器側面の片面のみならず両面に設けることができる。さらに長尺シートが栽培容器形状に形成される際に容器本体の内部となる位置で行う山折と谷折の所定間隔を、容器側面の縦幅より短くすることで栽培容器本体に折りたたみ状の底面(底マチ)を形成させることができるので、設置時の安定性が向上する。さらにこの長尺シートには栽培容器本体内の過剰な水分を排出させる排出用開口4を形成し、そしてこの排出用開口4を開閉可能に覆うストッパー部材14を長尺シートに熱溶着させることで、任意のタイミングで排出作業を行う栽培容器が形成されるので、従来の植物栽培における水受皿が不要となり容器の設置の自由度が飛躍的に高まる。
【0021】
なお、栽培容器に設けた排出用開口4からの栽培用土の流出の防止は、排出用開口4か、ストッパー部材14の水抜け穴部16を網目状部材で覆うか、ストッパー14の成型時に、水抜け穴部16を微細な孔が形成された膜19で塞ぐ乃至は覆うように一体成型することで行なう。この微細な孔が形成された膜19を設ける部位はストッパー14のフランジ部7と同位置であることが望ましいが、特に限定はない。土の流失を防ぎながら排水作業が遂行できる場所であればストッパー部材14のどこで成型しても構わない。また膜19に形成する微細な孔の大きさ並びに個数と、この微細な孔が形成された膜19の厚み及び形状にも特に限定はない。
【0022】
しかしながら本発明者が知見から得た結果では、微細な孔が形成された膜19aの位置を、筒部8の内部や開口端に設けた場合、筒部8内の狭小空間に水分を含んだ土が入り込んでしまうため筒部8内に土が詰まり排水に支障をきたした。そこで微細な孔が形成された膜19の位置をフランジ部7と面一の部位に設け微細孔を複数個打ち抜く態様で試験をしてみたが、膜19aと水抜け穴16の開口部が同一面状であるため水を含んだ土を「面」で抑えることとなり、土で水抜け穴16が塞がれこの態様でも良好な排水が得られなかった。そこで図2cのように微細な孔が形成された膜19のY軸をX軸より下げ水抜け穴16の周囲に高低差をつけることによって膜19aで抑えた土に隙間を作って水の通り道をつけたところ良好な排水結果をみた。よって微細な孔が形成された膜19とその膜19に形成した微細な孔は面一ではなく凸凹の高低さをつけるように形成されていることがより好ましい態様となる。
【0023】
また本発明のストッパー部材14は図2a、b、cに示したように、栽培容器内の水分を排出する際に、容器内に充填された栽培用土の流出を防止するために微細孔19が形成された膜19aと、排水を流す流路を形成した筒部8を有する筒状本体と、筒部8の先端の水抜け孔16(開口端)を着脱可能に覆うキャップ15と、筒状本体とキャップ15を連結させる連結部材17とを一体に成型させることもできる。このように成型したストッパー14は排出作業によるキャップ15の着脱においてキャップ15の紛失の恐れがなくなるのでより好ましい態様となる。
【0024】
本発明の第2の態様に従えば、本発明の植物栽培用容器50(図5)は、植物を挿入する開口が形成された容器本体と、栽培容器の側面に設けた少なくとも1箇所以上の排出用開口と、この排出用開口からの栽培用土の流出を防ぐ透水性シート部材(以下、透水性シート部材9という)とを備えている。容器本体50は防水性がありヒートシール可能な材料(以下、防水性のあるシート材2という)で形成されており、この防水性のあるシート材の外周縁部を熱溶着して例えば袋体に形成する際、あらかじめその内面側に透水性シート部材を入れ込み、この透水性シート部材も同時にヒートシールにより固着5させる。
【0025】
これにより、栽培容器50の側面に設けられた排出用開口4の内面側は透水性シート部材で覆われるので栽培用土の流出を防ぎながらも余剰水分の排出が可能な、袋体の栽培容器50が形成できる。この透水性シート部材の形状は、栽培容器の外壁となる防水性のあるシート材と同等であることが望ましいが、排出用開口を覆って、かつ栽培容器の外壁に固着される程度の大きさを備えていればいかなる形状であっても構わない。さらにこの透水性シート部材は、培養土と水が混じりあった栽培容器内の充填物から、適度な水分を通過させる程度の構造がなされていればどのような材質、構成でもよく、例えば不織布、網目状シート、ネット、パンチングシート等を用いればよい。なお、この透水性シート部材は排出用開口からの栽培用土の流出を防ぐ目的で用いることから、排出用開口部を覆う効果が得られるなら、上記、栽培用容器の内面側に入れ込む方法のほか、外面側に重ねて固着してもかまわない。
【0026】
さらに本発明の第2の態様における栽培容器50の容器本体側面に設けられた排出用開口4にも、容器本体内の過剰な水分を流出させるためのストッパー部材を取り付けることができるが、第2の態様における栽培容器50にはあらかじめ栽培容器の排出用開口からの栽培用土の流出を防ぐ透水性シート部材が備えられているので、図2a、b、cで示したような、栽培容器内の水分を排出する際に、容器内に充填された栽培用土の流出を防止するために微細孔19が形成された膜19aと、排水を流す流路を形成した筒部8を有する筒状本体と、筒部8の先端の水抜け孔16(開口端)を着脱可能に覆うキャップ15と、筒状本体ととキャップ15を連結させる連結部材17とを一体に成型させたストッパー部材14を用いるほかに、液体や粉体、粘体等を充填する容器の注出口に用いられている物体流出用部材ならびに空気ビニール製玩具に使用される空気止栓や水止栓等の部材であっても同様の効果をもたらすストッパー部材として使用することができる。
【0027】
かかるストッパーの固着方法としては、ヒートシール、超音波溶着、高周波ウェルダーといった熱溶着のほか、フランジ部、またはシート材の排出用開口の孔の周縁のどちらか一方もしくは両方に接着剤を添付して貼り付ける、またはどちらか一方に両面テープを貼り、他方に貼り付けるなどして固着すればよく、このようにストッパーが取り付けられた排出用開口は、栽培容器内の余剰水分の排出作業や水管理において有利な効果をもたらす。ストッパーの取り付けによって排水口の位置がストッパー本体の筒部の長さだけ栽培容器の外壁から離れるため、容器本体内の余剰水分が外壁を伝うことなく筒部からのスムーズな排水作業が行われ、栽培容器本体や周囲の汚損を防ぐ。
【0028】
さらにこのストッパーには封止部材を取り付けてもよく、このような構成を備えた排出用開口においても、排水を任意のタイミングで行うことができるため意図しない漏水の防止および栽培管理のための水分保持までもが封止部材の開閉によって簡便にできより有利な構成となる。なお封止部材にはストッパーの筒部8に対応するキャップ、ヒンジキャップ、コック、栓、コルクなどを適宜採用すればよい。
【0029】
かかるストッパー6の取り付けは、栽培容器の製造のいかなる段階で実施しても構わないが、ストッパーを栽培容器の外壁の内面側から取り付ける場合は、透水性のあるシート部材が固着される前に行うことが好ましい。固着された後での取り付けは作業が困難であるし、さらにはストッパーの筒部で透水性のあるシート部材が破損する恐れがあるからである。よって、栽培容器の外壁の外面側にストッパーを取り付ける場合は、このような破損の恐れがないので透水性シート部材が固着された後であっても構わない。
【0030】
本発明の栽培容器の形成に用いる柔軟性のあるシート部材ならびに防水性のあるシート部材は、内容物の変質を防止しなければならない食料品や薬品等を入れる容器のように特殊な機能や構造体を必要とせず、栽培容器本体内に植物と培養土や水が充填できればよいので、公知の各種シート材料を使用すればよい。ただし加工性や耐久性の点を重視すると各種シート材料の中ではポリ塩化ビニル、ポリオレフィン樹脂、ウレタン樹脂、熱可塑性エラストマーのいずれかもしくはそれらの混合によりシート状に成型されている部材を用いることがより好ましい。そして本発明の栽培用容器の製造方法は、培養土や水が漏れ出ない程度に材料が固着できればよいので、ヒートシールや超音波溶着、高周波ウエルダー等の熱溶着のほか、接着剤、加圧着、等、公知の固着方法で形成することをもって行う。
【0031】
さらに本発明の栽培容器には、耐水加工を施した紙材も材料として使用することができる。この場合の耐水加工を施した紙材とは、合成樹脂フィルム層を含む複合シートやワックス材を添加した紙材など、液体紙容器の製造や、食品、薬剤等の保存袋、工業製品の保護や建築工事、植林等に使用される養生シートなどにおいて、少なくとも片面もしくは両面に、公知の耐水加工や防水加工、防湿加工、耐油加工等が施された紙材ならびに複合シートのことである。
【0032】
このような耐水加工を施した紙材を用いても、公知の製袋ならびに製函技術をもって袋体、柱体、筒体、錐体を含む栽培容器を形成すれば、前記防水性のあるシート材を材料に使用した例として上述してきた栽培容器と同様に、その製造工程のいずれかの段階で透水性のあるシート部材や排出用開口に取り付けるストッパーを容器本体に備えることができるので、鉢底ネットや水受け皿の要らない簡易な構成の栽培容器が実現する。
【0033】
また、本発明の栽培用容器には防水性や耐水性のない素材をも、栽培容器の外壁に使用することができる。具体的には、少なくとも固着面に接着可能な加工を施した紙、布、皮、合成皮革を含むシートもしくは板を用いた外層部材と、防水性のあるシートもしくは板を用いた内層部材とにより栽培容器を形成することで実施する。この実施の形態では、防水性のあるシートもしくは板を用いた内層部材(以下、内層部材、という)で植物の植えつけが可能な空間を確保したいわゆる栽培容器を形成する。そして、少なくとも固着面に接着可能な加工を施した紙、布、皮、合成皮革を含むシートもしくは板を用いた外層部材(以下、外層部材、という)で、内層部材で形成する栽培容器を囲む態様とする。
【0034】
そして当該内層部材と外層部材は一体化されていることが好ましく、かかる一体構造としては、栽培容器の外周縁部や外壁の、いかなる部位で行ってもよいが、排出用開口部に取り付けるストッパー部材を介して排出用開口の周縁部で行われることがより望ましい。具体的には、ストッパーの筒部を、内層部材と外層部材双方に設けた排出用開口の内層部材側から通して外層部材側に突出させた後か、もしくは、外層部材の外面側の排出用開口の孔の周縁とストッパーのフランジ部の内周が合う位置にスパウトを置き、このストッパーのフランジ部を例えばヒートシール等によって固着させる際に、フランジ部、内層部材、外層部材の三つを同時に溶着させることで排出用開口周縁部のみで一体化させる方法などである。
【0035】
このような構造であれば、内層部材による栽培容器を薄肉で可撓製のあるシート材等で形成しても、外層部材に適度に剛性のある素材を使うことで、栽培容器の強度や安定性においてなんら問題がなく、また、廃棄時において分別が異なる素材同士を一体化させても、ストッパーの取り外しによって簡単に外層部材と内層部材の分離ができるので、易廃棄性に優れた栽培容器となる。なお、この外層部材と内層部材を一体化させて形成した栽培容器においても、その製造工程のいずれかの段階で、本発明の構成要件である透水性のシート部材を排出用開口を覆う位置に固着できるものとする。
【0036】
なお本発明の栽培容器の形成に用いる材料は、部材同士の固着面からの漏水を防止する観点から、柔軟性のあるシート材、防水性のあるシート材、透水性シート部材、耐水加工を施した紙材、さらに植物育成における水分の保持ならびに余剰水分の排出機能を高める目的で用いるストッパー部材ともに、ヒートシール(熱溶着)可能な材質であることが好ましいが、仮にヒートシールに対応しない材質であっても形成することができる。その場合は部材全面か、少なくとも製袋時や製函時におけるシール部(糊代部分)を有する側一面か、もしくは固着部のいずれかの部位に熱溶着に対応する溶剤や接着剤等を添加することで同じ効果が得られる。なお、製袋や製函にヒートシール技術を採用しない場合はこの限りではない。また本発明の栽培容器における第2の態様においても、栽培容器本体の側面に下方に向かってのみ開口された写真や絵画等のシート状印刷物を挿入するポケット22を形成することができるので、意匠を自在に変化させられるデザイン性に優れた栽培容器となる。
【0037】
本発明の栽培容器における第2の態様において、即ち植物を挿入する開口が形成された容器本体と、栽培容器の側面に設けた少なくとも1箇所以上の排出用開口と、この排出用開口からの栽培用土の流出を防ぐ透水性シート部材とを備えている栽培容器において、排出用開口に取り付けるストッパー部材が、栽培容器内の水分を排出する際に、容器内に充填された栽培用土の流出を防止するために微細孔19が形成された膜19aと、排水を流す流路を形成した筒部8を有する筒状本体と、筒部8の先端の水抜け孔16(開口端)を着脱可能に覆うキャップ15と、筒状本体とキャップ15を連結させる連結部材17とを一体に成型させたストッパー部材14であった場合や、液体や粉体、粘体等を充填する容器の注出口に用いられている物体流出用部材ならびに空気ビニール製玩具に使用される空気止栓や水止栓等の部材を用いる際に水抜け穴からの栽培用土の流出を防ぐために予め部材のいずれかの部位を中栓や網目状部材で覆うように構成してある場合には、栽培用土の流出を防ぐための透水性シート部材は必要ないので、備えなくても構わない。そこでこのような構成の栽培容器90(図9)を本発明における第3の態様とする。
【0038】
本発明の第3の態様における栽培容器90は、防水性があり柔軟性があるシート部材から形成され、植物を挿入する開口12が形成された容器本体と、栽培容器本体内の過剰な水分を排出させるために容器本体側面に設けた少なくとも1箇所以上の排出用開口4と、排出用開口に取り付けて開口部を開閉可能に閉鎖するストッパー部材が備えられている。このストッパー部材は、防水性のあるシート材の排出用開口部の内面側からストッパー部材の筒部を差込み、ストッパー部材のフランジ部とシート材をヒートシールで固着5させるか、シート材の外面側にストッパーを取り付ける場合は、排出用開口の孔の周縁とストッパーのフランジ部の内周が合う位置で固着させるなどして、栽培容器本体に一体化させ、このストッパー部材の水抜け穴部の開閉により水の排水作業を行なう。こうした構成によれば任意のタイミングで排出作業が行えるため水漏れの恐れが無くなり、従前必要とされてきた水受皿を不要とした本発明の栽培容器となる。
【0039】
なお、本発明の栽培容器は矩形状の袋体であることが望ましいが、植物と植物育成材料が充填される空間が確保できれば、柱体、筒体及び錐体からなる群から選ばれた一種の形状であってもよく、さらに丸型、球体、多角形等や、動植物や構造物等の形状に成形してもよく、特に限定されるものではない。かかる袋体には、三方シール袋、ガゼット袋、自立袋等を採用することもでき、また製袋方法や製函方法にはヒートシール、超音波溶着、高周波ウェルダー溶着等、公知の溶着技術を用いることができる。また栽培容器の製造に使用する材料には、防水性のあるシート材、透水性のあるシート材、耐水加工を施した紙材、柔軟性のあるシート材ともに、無職透明なもののほか、予め着色や絵柄をプリントしたものなど多種多様なシート部材を使用することができる。
【発明の効果】
【0040】
本発明の栽培用容器においては、従来別途用意しなければならなかった様々な部材や用具を製造工程において一体化もしくは簡略化することで不要とし、第1の効果としては、簡易に装飾性やデザイン性の向上が行え、第2の効果としては、後加工や手間に煩わされることなく購入後直ちに植物の植え込み作業が開始できるとともに、第3の効果として、植物育成における水管理や余剰水分の排出作業が簡素化される栽培容器の提供が可能となることから、煩わしい手間や特殊な技法・技能を用いずとも水や空気の入れ替えが簡便に執り行えるため初心者や子供でも良好に植物育成を行なうことができるようになる。さらに本発明の栽培容器は軽量でかつ折たたんだコンパクトな状態で提供できるので、従来の射出成型による硬質プラスチック製品や陶磁器製の鉢に比べ、輸送時のエネルギーや保管におけるコスト軽減と、廃棄時の環境負荷を減らすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図1】本発明の栽培容器の全体斜視図である。
図2】本発明の別の実施例における栽培容器の正面斜視図とストッパーの要部拡大図である。
図3】更に他の実施形態において、容器のポケットへのシート状印刷物の挿入を示した図である。
図4】本発明の更に他の構造を示した一実施例における全体斜視図である。
図5】本発明の栽培容器の製造時における「折り方」を示した図である。
図6】本発明の栽培容器の全体斜視図、ならびに要部矢視図である。
図7】本発明の栽培容器の別の一実施形態を示した全体斜視図である。
図8】更に他の形態における好適な栽培用容器を示す展開図ならびに全体斜視図である。
図9】本発明の更に他の構造を示した一実施形態における全体斜視図ならびに要部断面図である。
図10】本発明の栽培容器の使用状態を示した全体斜視図である
図11】本発明の栽培容器の全体斜視図である。
図12】更に他の実施形態における好適な栽培容器を示す全体斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、図面を参照しながら、本発明の栽培用容器の実施の形態を説明する。但し、本発明の実施の形態は以下に開示したものに限定されるものではない。
【実施例1】
【0043】
図1はひとつの実施形態における本発明の栽培容器10の全体斜視図である。栽培容器10は防水性のあるシート材2の両端部を閉塞5することで植物3を挿入する開口12が形成された容器本体と容器本体の側面に設けられたシート状印刷物11を挿入する透明色のポケット22が形成されている。このポケット22の挿入口22aは容器本体10の下方に向かってのみ開放されておりシート状印刷物11の挿入は容器の下部から上に向かって差し込む方法をとる。ポケット22の挿入口22aの幅は容器本体10の側面とほぼ等しい幅になっているので、シート状印刷物11も容器の側面の幅とほぼ同じサイズのものを使用することができ、常態では図1aのように外部に丸見えとなる土や植物の根などを図1bのように覆い隠せるため清潔感も保持される。栽培容器本体の大きさを名刺サイズ、ハガキサイズ、B5サイズ、A4サイズ等の用紙の規格サイズに合わせれば、市場に流通しているポストカードやグリーティングカード、ポスター、卓上カレンダー等の各種印刷物をそのままポケット22に入れることができるので気軽に栽培容器のデザインや趣向を変更することができる。このポケット22の内部は栽培容器の側面に密着しているので、シート状印刷物11はポケット22と容器の側面との間に挟まれることとなり、落下を防止する部材や止め具等を用いなくてもポケットの中に収納しておくことができるため、抜き差しだけでシートの取替えが可能となり手間もかからない。
【実施例2】
【0044】
図2aはさらに別のひとつの実施例における本発明の栽培容器20であり、ポケットが形成された栽培容器本体の側面とは反対側の側面(裏面)に、容器本体内部の過剰な水分を排出するための排出用開口4が設けられている態様を示しており、そしてこの排出用開口4には開口部を開閉可能に閉鎖するストッパー部材14が取り付けられている。このストッパー部材14は栽培容器内の水分を排出する際に、容器内に充填された栽培用土の流出を防止するために微細孔19が形成された膜19aと、排水を流す流路を形成した筒部8を有する筒状本体と、筒部8の先端の水抜け孔16(開口端)を着脱可能に覆うキャップ15と、筒状本体とキャップ15を連結させる連結部材17とが一体に成型されているので、従来別途用意しなければならなかった鉢底ネットや水受け皿の購入や準備装着の必要がなく、使用者は購入後直ちに植栽作業を開始することができる。図2bはストッパー部材14の一実施形態における水抜け孔部16を、正面から見た際の拡大図であり水抜け穴16は栽培用土の流出を防止するための網目状部材で塞がれている。図2cはこの実施例におけるストッパー部材14を、裏面から見た際の拡大図である。この態様では微細な孔が形成された膜19はストッパー部材14のフランジ部7と面一の部位に形成されているので筒部8の中に土が入り込むことで起こる目詰まりを防止している。さらに、微細な孔が形成された膜19のY軸19YはX軸19Xよりも下げてあるので、水抜け穴16の周囲ならびに形成された微細な孔の周囲は高低差(凸凹)がついている。これにより膜19aで抑えた土に隙間が出できるのでそこが水の通り道となって良好な排水が促される。そしてストッパー部材14には図2aで示したように一体に成型されたキャップ15が備えられていることから、排水を任意のタイミングで行うことができるため意図しない漏水が防止できて水漏れの恐れが無くなり、従前必要とされてきた水受皿が不要とる。この効果によって栽培容器20の設置方法や設置場所は限定されることがなくなり、床置き、壁掛け、吊り下げ等自由自在な展示装飾が可能となる。
【実施例3】
【0045】
図3はさらに別のひとつの実施例における本発明の栽培容器30であり、図3aは容器正面、図3bは容器裏面を示している。この栽培容器30は防水性のあるシート材2から形成され、防水性のあるシート材2の両端部5aと、容器の内側の任意の場所5bを2箇所熱溶着により固着5させることで3つのそれぞれ独立した植物植え付け口12と、容器の正面にシート状印刷物11を入れる3つの独立したポケット22が形成された栽培容器となっている。栽培容器30の内部はそれぞれ独立した3つの空間となるためその各々について容器内の余分な水を排出する排出用開口が必要となる。そこで図3bのように、区切られた側面に設けられた3つの排出用開口4すべてに、ストッパー14を取り付けることで、すべての空間内の余分な水の排水を任意のタイミングで行うことができるようになる。この態様においては、3つの植物植え付け口12に植栽する植物3の種類を変えた場合、品種の違いによって異なる最適な水量を、それぞれの区画内でコントロールすることが可能となるので栽培管理が容易となる。
【実施例4】
【0046】
図4はさらに別の、ひとつの実施例における本発明の栽培容器40であり、図4aは容器正面、図4bは容器裏面を示している。栽培容器40は防水性があり柔軟性のある長尺シート13を長手方向に所定間隔を隔てて長手方向に直交する方向に、谷折23と山折24に交互に折り曲げた後に、長尺シート13の長手方向の側端部5aと容器の内側の任意の場所5cを2箇所、熱溶着などにより閉塞することで植物の植え付け口12を3つ有した栽培容器本体と、容器正面と裏面にそれぞれ3つずつ合計6個、下方にのみ開放された挿入口を有するポケット22が一体に成型されている。ポケット22の上端部は長尺シート13の山折部24であるため常時閉塞されていることから、例えば植物への冠水時に容器の上部から容器本体40に水18がかかっても容器の側壁を伝って水が内部に浸入することがなく、ポケットに挿入したシート状印刷物11が濡れる恐れがない。さらに容器の両側面に複数のポケットを有することで、中に入れるシート状印刷物に関連性をもたせるなど、設置場所や嗜好に合わせて様々な組み合わせを楽しむことができる。
【0047】
栽培容器40の底部の両側端には容器の形状を崩さないように容器両隅への栽培用土の流入を防止する型押し22が施されている。そしてこの栽培容器40の容器本体内側に形成された固着部5cは容器の底面(谷折部23)より上の位置で止まっているため容器底部までは区切られておらず、よって容器の底には水が流通する連通路26が形成される。そこで図4bに示したように容器本体内の過分な水分を排出させる排出用開口4はひとつあればよく、ストッパー14の開閉で行なう容器本体内の水分の排出作業もひとつのストッパー14でのみ完遂でき作業の軽減が図れる。
【0048】
なお本発明の栽培容器によって隣接された栽培容器同士の連通路26が形成される栽培容器の集合体には、図3図4図12に示したような横に配列される構成のほか、縦に配列される集合体としても形成することができる。このような態様では、縦に配列された隣接する栽培容器同士のいずれかの部位に液体が流通するための連通路26を形成し、集合体の例えば最上部の栽培容器の植物植え付け口12に冠水のための水を流入すると、容器本体内の連通路26から下方に隣接した栽培容器に順次水が流れ落ちていくので冠水量の節約が図れる。よって容器本体側面に設ける排出用開口4は、例えば集合体の下方に存在する栽培容器のうちの少なくともひとつにのみ形成すればよく、排出用開口4に取り付けたストッパー14の開閉で行なう容器本体内の水分の排出作業もひとつのストッパー14でのみ完遂できるため効率がよく作業の軽減も図れる。本発明による、横や縦に配列された集合体となる栽培容器は、軽量で幅を取らないシート状に形成される利点も活かし特に壁面緑化への利用が最適である。こうした利用には製造工程において栽培容器本体の上部にあらかじめハトメや図4bに示したような吊下げ部材27を容器本体に一体化させておけばよく、また連通路26による水の流通機能を向上させるには容器底部に施す型押し21の角度や長さを適宜変化させて水が流れやすくすることも有効である。
【実施例5】
【0049】
図5は本発明による栽培容器を折りたたんで形成する場合の「折り方」を示したものである。図5a1は、柔軟性のあるシート13を長手方向に所定間隔を隔てて長手方向に直交する方向に、谷折23と山折24に交互にそれぞれ1回折り曲げ、次いで長尺シートの長手方向の側端を閉塞することで、ひとつの植物植え付け口12と、容器本体の側面に下方に向かってのみ開口されたポケット22が、容器側面の片側にのみ形成される栽培容器の折り方である。b1は、山折と谷折を交互に山折を2回、谷折を1回折り曲げることでひとつの植物植え付け口12と容器本体の側面に下方に向かってのみ開口されたポケット22が、容器側面の両側に形成される栽培容器の折り方である。以下、a列はポケット22が栽培容器側面の片側にのみ形成される一群で、b列はポケット22が栽培容器側面の両側に形成される一群を示している。さらにa2とb2は複数の植物植え付け口12が形成される折り方で、a3とb3は谷折23と山折24の所定間隔を変位させることで、栽培容器の底部に底マチ25が形成される折り方である。このように谷折23と山折24の回数や所定間隔を変位させることで本発明の栽培容器の構成や形状は容易にそして自在に変化させることができる。そして上記のように折りたたんだ長尺シートに排出用開口4を形成しさらにこの排出用開口4にストッパー14を熱溶着した後に長尺シートの長手方向の側端を閉塞すれば、栽培用土の流出を防止しながら任意のタイミングで排出作業が行える、本発明の栽培容器が実現する。
【実施例6】
【0050】
図6aは、1つの実施の形態における栽培容器50の全体斜視図であり、図6bはその構造を示す分解図、図6cは栽培容器50にストッパーを取り付けた場合の全体斜視図、図6dは図6cにおけるA−A’矢視図である。この栽培容器50は、図6bに示したように、2枚の防水性のあるシート材2、2aの間に透水性シート部材9を入れ込み、上方の植物植え込み口12を除いた外周縁部を固着5させることで袋体を形成している。この手順により防水性のあるシート材2に設けられた排出用開口4は、栽培容器50の製袋時に透水性のあるシート部材9で覆われるので使用者においては別途鉢底ネット等を用意することなく、購入後直ちに植物の植え付け作業を開始することができる。なお排出用開口4を複数設けた場合、特に栽培容器50の両側面に設けた場合は、透水性シート部材9を2枚入れ込むか、図7bのような袋状9aを入れ込めばよい。
【0051】
栽培容器50は矩形状の袋体であることが望ましいが、植物と植物育成材料が充填される空間が確保できる形状であれば丸型、球体、多角形等でもよく、特に限定されるものではない。なお袋体には、三方シール袋、ガゼット袋、自立袋等を採用することができ、また製袋方法はヒートシール以外にも、素材同士を固着させることで袋体を形成する様々な公知の手法を用いることができる。
【0052】
図6cは、栽培容器50の排出用開口部4に、余剰水分の排出作業を効果的に行うためのストッパー6を取り付けたものである。この実施の形態では、ストッパー6の筒部8に対応するキャップや栓などの封止部材(図示しない)を使用することもできるので排水を任意のタイミングで行えるようになる。さらに意図しない漏水の防止、および栽培管理のための水分保持までもが、封止部材開閉によって簡便にできるようになるため植物育成にとって有利な構成となる。
【0053】
ストッパー6の取り付けは栽培容器50の製造工程のどの段階で行ってもよいが、シート部材2の内側からストッパー6の筒部8を通し、シート部材2の内面側とストッパー6のフランジ部7を固着させる場合には、図6dに示したように、栽培容器(袋体)50の内部空間は狭いため、外周縁部を固着5させる前、すなわち透水性シート部材9ともう一方のシート部材2aとを図6dの5の位置で固着される前におこなうことがより望ましい対応となる。
【実施例7】
【0054】
図7aはチューブ状のシート部材2bで形成した栽培容器60におけるチューブ部材2bの裁断図であり、図7bは袋状に形成した透水性シート部材9c、ならびに図7cはチューブ部材2bと透水性シート部材9cを合わせて形成した栽培容器60の全体斜視図である。
【0055】
この実施の形態では、チューブ状のシート部材2bに設けた排出用開口部4にあらかじめストッパー6を取り付けておき、この中に袋体に形成した透水性シート部材9cを入れ込み、双方が合わさる下端部をヒートシールで固着5している。なお透水性シート部材9cをチューブ状に形成したのちチューブ状のシート部材2bの中に入れ込むような手段を講じてもよく、その場合は栽培容器の下端部となる位置5を溶断するだけで、簡易に本発明の栽培容器が形成できる。
【実施例8】
【0056】
図8a、図8bは本発明のさらに別の実施の形態を示す栽培容器70の展開図であり、図8cは全体斜視図である。この場合の栽培容器70は、外壁部材に少なくとも一箇所以上の排出用開口4を設けた紙材料28と、排出用開口からの栽培用土の流出を防ぐ透水性シート部材9を用いて形成され、その側壁に設けられた排出用開口部4には余剰水分の排出作業を効果的に行うためのストッパー6を備えている。
【0057】
この実施の一形態では、排出用開口4を覆う透水性シート部材9はその製函時に紙材料28の側壁に固着5されるので、使用者においては別途鉢底ネット等を用意することなく、購入後直ちに植物の植え付け作業を開始することができる。さらに図8cに示した通り、排出用開口4には余剰水分の排出作業を効果的に行うためのストッパー6を取り付けてもよく、ストッパー6の取り付けには公知の抽出口付液体紙容器の成形方法を採用し、栽培容器の外壁の外側からか、もしくは内側からのどちら側で行ってもよい。また取り付けのタイミングは栽培容器の製造工程のどの段階で実施しても構わないが、内側から取り付ける場合は、透水性シート部材9が固着される前に行うことが望ましい。ストッパーの筒部8による透水性のあるシート部材9の破損を回避するためである。
【0058】
本発明の栽培容器の排水機能はストッパー6の取りつけによって向上が図れるが、さらにこの効果を最大限享受する手段として、ストッパー6、すなわち排出用開口4からの意図しない漏水を防止し、栽培容器内の水分量を植物育成に最適な状態に保持・調節する部材、すなわちストッパー6の筒部8に対応するキャップや栓などの封止部材(図示しない)の使用をもって講じることとする。
【0059】
なお、この実施の一形態での片面もしくは両面に耐水加工を施した紙材料28には、強度や自立性の点で合成樹脂フィルム層を含む複合シートや、ワックス材を添加した紙材など、液体紙容器の製造に用いられる各種カートンブランクを使用することが好ましいが、これ以外にも、食品・薬剤等の保存袋に使用されるクラフト紙や、工業製品の保護や建築工事・植林等に使用される養生シートなど、耐水加工や防水加工、防湿加工、耐油加工等が施された公知の紙材ならびに複合シートを随意採用することができる。
【実施例9】
【0060】
図9aはさらに別の実施の形態における本発明の栽培容器80の全体斜視図であり、図9bはそのA−A’切断図であり、図9cはB−B’矢視図である。この栽培容器80は少なくとも排出用開口部4の孔周縁の固着面に接着可能な加工を施した紙、布、皮、合成皮革を含むシートもしくは板を用いた外層部材31で、防水性のあるシートもしくは板を用い植物植え込み部12を備えた内層部材39を包み、植物栽培用容器80を形成している。そしてこの外層部材31と内層部材39は側壁に設けた排出用開口4の孔部周縁でストッパー6のフランジ部7を介して一体化されている。
【0061】
このような構成の栽培容器80では、廃棄時の分別収集および処理が異なる材料で形成しても、特に使用後において、一体化された部位を切り取るなどして分離すればおのずと外層部材31、内装部材39、ストッパー6に分解できるので、易廃棄性を高めることができる。
【0062】
さらに図9aに示した栽培容器80は、外層部材31に比して植物植え込み部12を供えた内層部材39を資源の節約に鑑み小さく形成している。この実施の形態では、植物や培養土ならびに水は、内層部材39の内部12にのみ保持されるので、外層部材31には液体等の充填物が影響しないことから、外層部材31は底部を有しない筒状に形成してもよい。よって内層部材39はあらかじめ底部を設けた、例えば袋体等に形成したうえで外層部材31と一体化させてもよい。
【0063】
外層部材31と内層部材39はいかなる大きさでもよく、また異なる形状で実施してもよいが、大きさ形状ともに同一であっても構わない。内層部材39と外層部材31の大きさが同一であるシート部材もしくは板材であった場合は重ねて一体化し、一枚のシート部材、もしくは板材のごとく扱えることから、公知の各種製袋ならびに製函方法の採用が可能となり、袋体、柱体、筒体、錐体などを含む実施の形態6〜8に示した栽培用容器を形成できるため製造が容易となり、さらにその製造過程において外層部材31と内層部材39は栽培容器の外周縁部でも固着されるので、より強度に優れた栽培用容器となる。
【0064】
本発明における実施例6〜9の栽培容器においてもその製造工程のいずれかの段階で容器本体の側面に、下方に向かってのみ開口された写真や絵画等のシート状印刷物を挿入するポケット22を形成させることが出来る。その一例を図6の栽培容器50を用いて説明すると、図6bに示した2枚の防水性のあるシート材2、2aのうちの「2a」の外側にもう一枚、2aよりも任意の長さだけ縦幅が短いシート材2ax(図示しない)を重ねてシートの2azの位置で2枚を固着させておく。このシート2axは、その他のシート2、2a、9よりも縦幅が短いのでこれら全てのシート(計4枚)の外周縁部を例えば熱溶着により固着させて栽培容器を形成する際に容器底面の固着部からは一枚だけ外れるため下方に向かってのみ開口部が形成され、下からシート状印刷物を挿入することができるポケット22となる。また、シート2aの長手方向の長さをシート2の縦幅の二倍よりも短く形成しておき、栽培容器の上端部となる位置2azで山折にしたのちにその他のシート2,9と一緒に外周縁部を固着させても同じように下方にのみ開口部が形成されたポケット22となる。これら以外にも下方に向かってのみ開口されたポケット22を栽培容器側面に一体に形成する方法は多々あるので、素材や形状に合わせて最適な手段を採用すればよい。
【実施例10】
【0065】
図10aは本発明の栽培容器90の使用状態を示す全体図である。栽培容器90には、植物3が植えられており、灌水18は、栽培容器90に固着された、栽培容器内の水分を排出する際に、容器内に充填された栽培用土の流出を防止するために微細孔19が形成された膜19aと、排水を流す流路を形成した筒部8を有する筒状本体とを有するストッパー14の筒部8を、ストッパーとは別体に成型した栓部15で封止することで、内部に保水されている。これにより、栽培容器内の余剰水分を排出させるときは、図10bのように栓部15を外し、ストッパー14の水抜け穴16(筒部8の先端)から排水させることができるので、意図しない漏水により周囲を汚損させる心配がない。なおこの栓部16は筒部8の大きさに合わせて、ストッパー本体とは別体に新たに製造する他、規格品として流通しているキャップ、コルク栓、ゴム栓等を用いてもよい。
【実施例11】
【0066】
図11は、1つの実施の形態における栽培容器100の全体斜視図である。この栽培容器100は、二枚のプラスチックシート材(防水性のあるシート材2)を用いて、周縁部をヒートシールにより固着5して栽培容器を形成し、容器に設けた排出用開口4には水の排水を任意で行なうための、栽培容器内の水分を排出する際に、容器内に充填された栽培用土の流出を防止するために微細孔19が形成された膜19aと、排水を流す流路を形成した筒部8を有する筒状本体と、筒部8の先端の水抜け孔16(開口端)を着脱可能に覆うキャップ15と、筒状本体とキャップ15を連結させる連結部材17とを一体に成型させたストッパー部材14が固着されている。このストッパー部材14は一体に成型された栓部15を備えており、水抜け穴部16を栓部15で封止することで、意図しない漏水を防止している。
【0067】
よって排水は、図11bに示したように栓部15を外すことで容易に執り行うことができるため、植物の育成において重要な水の管理が簡便にでき従来必要とされてきた水受皿を不要としている。さらに、根腐を防止するための空気の入れ替えも、本発明による栽培容器構造での水の入排出によって簡便にできるので、栽培上有利な栽培容器となる。
【実施例12】
【0068】
図12は本発明のさらに別の実施の形態を示す栽培容器110の全体斜視図である。この場合の栽培容器110は、円形に打ち抜かれた複数のプラスチックシート材(防水性のあるシート2)を用い、その外周縁部同士5を固着させて、連続した複数個の植物植え付け口12を備えた栽培容器110を形成している。排出用開口4ならびにストッパー部材14は、固着部5の内部で筐体が区画されている場合には、図12に示したように、各々設ける必要があるが、固着部5の内面側に空間を保持し水が流通する連通路26が形成されるように栽培容器110を形成した場合には、栽培容器のいずれかの部位に、少なくとも1箇所以上の排出用開口部4ならびにストッパー部材14が設けられていればよい。この態様においても水受け皿を別途用意装着する必要がなくなるので、吊下げや壁掛け等設置装飾の自由度が高まる。
【産業上の利用可能性】
【0069】
本発明の栽培容器は折りたたんだ状態で保管できるので、例えば生花を活けるときにだけ広げて使用し、植栽に使わないときにはポケット部に写真やカードなどを入れた写真立てとして利用することも出来る。さらに本発明の栽培容器は容器本体のみの提供のほか、容器に植物や種子を植えつけた状態でも提供できる。その場合にはポケット部22に、容器内に植えつけた植物の開花や成長の写真をプリントしたカードや育成方法を記載した説明書等を入れることで、消費者へ興味や栽培への楽しみも提供できる。さらに本発明の栽培容器は折りたたんだ状態で提供できるので、圧縮された乾燥培養土と植物の種子などをセットにした栽培キットでも、封筒に入れるなどして定形郵便物で送ることができる。そして本発明の栽培容器は軽量で嵩張らず、容器内の水分を容易にコントロールできる構造であるので、屋内の壁面緑化やイベント等の会場装飾への使用に最適である。
【符号の説明】
【0070】
10 栽培容器
2 防水性のあるシート材
4 排出用開口
5 固着部
6、14 ストッパー部材
7 フランジ部
8 筒部
9 透水性シート部材
11 シート状印刷物
12 植物植え付け口
15 栓
16 水抜け穴
17 連結部材
19 微細な孔が形成された膜
22 ポケット
23 谷折部
24 山折部
25 底マチ
26 連通路
図1
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