特許6042929IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

粉末吸入器用の薬剤ブリスタに関する。本発明のブリスタは、薬剤を含む吸入可能な粉末調合物を収容する。ブリスタは、水蒸気に対する透過度が低いという特徴を有している。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ブリスタの水蒸気透過度を減少させるため、先行技術においては、特にブリスタを構成するフィルム材料に関心が寄せられていた。関心を引く本発明のブリスタは、プラスチック、及び(又は)、アルミニウムのフロアフィルム、及び、アルミニウムのシールフィルムを備えたブリスタを含む。これに関連して、シールフィルムは、シールラッカーを介してフロアフィルムに結合され、このシールラッカーは、シールフィルムの表面全体に塗布される。 いまや、驚くべきことに、上述したブリスタの場合、外部からブリスタ内への水蒸気の透過の原因となるものは、フィルム材料だけでなく、予期せぬこととして、シールフィルムをフロアフィルムに固定するシールラッカー層が、大きな貢献をなしているということが判明した。この結果は、シールラッカー層の高さが数ミクロンに過ぎず、かくして、ブリスタの表面上に存在し難いので、なおさら驚くべきことである。 本発明は、1回投与分、又は、多数回投与分型粉末吸入器用の薬剤ブリスタに関する。吸入調合物の複数回の個別的投与分がブリスタストリップ、又は、ブリスタディスク内に包装された状態で存在するブリスタが好ましい。ブリスタは、これに関連して、シールラッカー層の高さについて、又は、密閉ブリスタの場合、シールラッカー層の外方に視認できる表面の高さについて新規な特徴を有する。 本発明によれば、ブリスタ内に吸入調合物は直接包装された状態で存在しているかどうか(ブリスタは、主要包装材であるかどうか)、又は、吸入調合物が別の容器内に包装された状態で存在しているかどうか(ブリスタが、保護補助包装材であるかどうか)は、重要度の低いことである。 本発明によれば、主要包装材として設計されると共に、すぐ使用できる粉末吸入器の構成要素であるブリスタが好ましい。 「構成要素」、又は、「使用できる又はすぐに使用できる吸入器の一体形構成要素」という特徴は、ブリスタが、これなくしては吸入器への薬剤調合物(吸入調合物)のチャージ(装填又は導入)ができないというような、又は、吸入目的に想定されていない吸入器内の要素であることを意味している。この要素は、すぐに使用できる状態(使用可能な状態)で、吸入器にしっかりと連結でき、したがって、この要素を非破壊的な仕方で又は吸入器を損傷させることなしには取り外すことができず、又は、非破壊的にルーズに、又は、取り外し可能に吸入器に連結されるようになっている。 「使用可能」という用語は、本発明のブリスタが吸入器内に挿入状態で存在していることを意味している。 本発明のブリスタは、感水性の吸入粉末を包装するのに特に適している。 ブリスタ包装材の目的は、包装材の内部と周囲との間の物質交換を最小限に抑えることにある。本発明の別の目的は、感水性薬剤を含む吸入調合物を調合物への水分の侵入を先行技術で知られている容器と比較して遅らせるような仕方であらかじめ投与分が定められた個別的投与分を有する多数回分型粉末吸入器内に包装することにある。 さらに別の目的は、先行技術で知られているシステムと比較して、シールラッカー層を通る水蒸気の透過を減少させることにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、個別的ブリスタポケット、若しくは、キャビティ、又は、列状に配置されたポケット、若しくは、キャビティを備えたブリスタに関し、特に、ブリスタストリップ、又は、ブリスタディスクに関する。ブリスタは、キャビティを備えたフロアフィルムと、少なくとも1つのシールフィルムとから成っている。これら2つのフィルムは、シールラッカー層を介して互いに接合されている。シールラッカー層は、一般に、被覆状態で・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、包装材の内部と周囲との間の物質交換を最小限に抑えることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】水蒸気に関して平均密封シーム(継ぎ目)長さUを定める密封シーム寸法を備えたブリスタポケットの一例を示す図である。

【図2】透過経路及び透過表面を示す図である。

【図3】複数のカップ・キャビティを備えた本発明の代表的なブリスタの平面図である。

【図4】ズリスタの断面図であり、カップが1つだけ示されている図である。

【図5a】図5aは、カバー側シールフィルムと、フロア側アルミニウムフィルムと、これらフィルム相互間に位置するプラスチックフィルムとから成るブリスタ形態を示す平面図である。

【図5b】図5bは、カバー側シールフィルムと、フロア側アルミニウムフィルムと、これらフィルム相互間に位置するプラスチックフィルムとから成るブリスタ形態において、図5aにおける直線Dに沿う断面を示す図である。

【図5c】図5cは、カバー側シールフィルムと、フロア側アルミニウムフィルムと、これらフィルム相互間に位置するプラスチックフィルムとから成るブリスタ形態において、図5aにおける直線Eに沿う断面を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 ブリスタ   2 シートフィルム   3 カップ   4 トラフ層   5 保護層   6 カップ   7 カバー側シートフィルム   8 プラスチックフィルム   9 フロア側アルミニウムフィルム

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