(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6043370
(24)【登録日】2016年11月18日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】ガスタービンエンジンサンプ加圧システム
(51)【国際特許分類】
F01D 25/24 20060101AFI20161206BHJP
F02C 7/00 20060101ALI20161206BHJP
F02C 9/18 20060101ALI20161206BHJP
F01D 25/00 20060101ALI20161206BHJP
F01D 5/02 20060101ALI20161206BHJP
【FI】
F01D25/24 F
F02C7/00 F
F02C9/18
F01D25/24 D
F01D25/24 S
F01D25/00 F
F01D5/02
【請求項の数】15
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-556762(P2014-556762)
(86)(22)【出願日】2013年2月9日
(65)【公表番号】特表2015-507134(P2015-507134A)
(43)【公表日】2015年3月5日
(86)【国際出願番号】US2013025467
(87)【国際公開番号】WO2013162672
(87)【国際公開日】20131031
【審査請求日】2016年1月29日
(31)【優先権主張番号】61/597,439
(32)【優先日】2012年2月10日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390041542
【氏名又は名称】ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ
(74)【代理人】
【識別番号】100137545
【弁理士】
【氏名又は名称】荒川 聡志
(74)【代理人】
【識別番号】100105588
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 博
(74)【代理人】
【識別番号】100129779
【弁理士】
【氏名又は名称】黒川 俊久
(74)【代理人】
【識別番号】100113974
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 拓人
(72)【発明者】
【氏名】コラティール,バラ
(72)【発明者】
【氏名】アルブレヒト,リチャード・ウィリアム,ジュニア
(72)【発明者】
【氏名】フィンテル,ブラッドリー・ウィリス
(72)【発明者】
【氏名】シュミット,レベッカ・ジーン
(72)【発明者】
【氏名】ウルファー,スコット
【審査官】
山崎 孔徳
(56)【参考文献】
【文献】
特公昭52−039125(JP,B1)
【文献】
米国特許第03528241(US,A)
【文献】
米国特許第02636665(US,A)
【文献】
米国特許出願公開第2007/0053770(US,A1)
【文献】
米国特許第02910268(US,A)
【文献】
特開昭50−024621(JP,A)
【文献】
米国特許第03844110(US,A)
【文献】
米国特許第06334755(US,B1)
【文献】
特開2009−133311(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0133581(US,A1)
【文献】
特開2003−035165(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2005/0172640(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0282834(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F01D 25/24
F01D 5/02
F01D 25/00
F02C 7/00
F02C 9/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスタービンエンジンのためのサンプ加圧システムであって、
第1の中空シャフトと、
第2の中空シャフトであって、前記第1の中空シャフト内に配設され、前記第1の中空シャフトと第2の中空シャフトとの間にキャビティを画定し、前記第1の中空シャフトと第2の中空シャフトのそれぞれは共通の回転軸を有する、第2の中空シャフトと、
前記キャビティを加圧するための加圧空気源と、
前記キャビティ内に配設される複数の中空チューブであって、前記回転軸に対して垂直に配向され、前記第1の中空シャフトに接続されかつ前記第1の中空シャフトとともに回転可能である、複数の中空チューブと、
前記第2の中空シャフト内の複数のアパーチャであって、前記チューブに流体連通し、それにより、前記チューブを通して流れる加圧空気が、前記アパーチャを通過して前記第2の中空シャフトの内部に入る、複数のアパーチャとを備える、サンプ加圧システム。
【請求項2】
前記加圧空気は、前記第2の中空シャフトを介してサンプキャビティに送出される、請求項1記載のサンプ加圧システム。
【請求項3】
前記サンプキャビティは機体後部サンプキャビティである、請求項2記載のサンプ加圧システム。
【請求項4】
前記第1の中空シャフトは高圧シャフトである、請求項1記載のサンプ加圧システム。
【請求項5】
前記第2の中空シャフトは低圧シャフトである、請求項1記載のサンプ加圧システム。
【請求項6】
前記複数のチューブは、前記共通の回転軸を中心にして半径方向に分配される、請求項1記載のサンプ加圧システム。
【請求項7】
前記チューブおよび前記アパーチャは軸方向に整列する、請求項1記載のサンプ加圧システム。
【請求項8】
前記加圧空気源は圧縮機である、請求項1記載のサンプ加圧システム。
【請求項9】
前記圧縮機は軸流圧縮機である、請求項8記載のサンプ加圧システム。
【請求項10】
前記加圧空気は、前記第1の中空シャフト内の複数のソースアパーチャを介して前記キャビティに入る、請求項1記載のサンプ加圧システム。
【請求項11】
前記複数のソースアパーチャは、圧縮機ブレード列間に配置される、請求項10記載のサンプ加圧システム。
【請求項12】
前記複数のソースアパーチャは、隣接する圧縮機ブレード列間に配置される、請求項11記載のサンプ加圧システム。
【請求項13】
前記複数のチューブは、隣接する圧縮機ディスク間に配置される、請求項1記載のサンプ加圧システム。
【請求項14】
前記複数のチューブは、半径方向に配向される、請求項1記載のサンプ加圧システム。
【請求項15】
ガスタービンエンジンのためのサンプ加圧システムであって、
第1の高圧中空シャフトと、
第2の低圧中空シャフトであって、前記第1の高圧中空シャフト内に配設され、前記第1の高圧中空シャフトと第2の低圧中空シャフトとの間にキャビティを画定し、前記第1の高圧中空シャフトと第2の低圧中空シャフトのそれぞれは共通の回転軸を有する、第2の低圧中空シャフトと、
前記キャビティを加圧するための加圧空気源と、
前記キャビティ内に配設される複数の中空チューブであって、前記回転軸に対して垂直に配向されかつ前記回転軸を中心にして半径方向に分配され、前記第1の高圧中空シャフトに接続されかつ前記第1の高圧中空シャフトとともに回転可能である、複数の中空チューブと、
前記第2の低圧中空シャフト内の複数のアパーチャであって、前記チューブと流体連通しかつ前記チューブと軸方向に整列し、それにより、前記チューブを通して流れる加圧空気が、前記アパーチャを通過して前記第2の低圧中空シャフトの内部に入り、前記第2の中空シャフトを介して機体後部サンプキャビティに送出される、複数のアパーチャと
を備える、サンプ加圧システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で述べる技術は、一般に、サンプ加圧システムに関し、より詳細には、ガスタービンエンジンのためのこうしたシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
機体後部サンプ加圧は、オイル漏洩およびタービンキャビティ火災を防止するために重要である。これは、通常、機体後部サンプを加圧するためのブースタまたは圧縮機空気用の導管として働く2重壁回転ダクトによって達成され、また同様に、高圧圧縮機(HPC:high pressure compressor)および高圧タービン(HPT:high pressure turbine)ボアからの集熱を最小にする。
【0003】
現行の設計では、ガスタービン機体後部サンプ加圧は、圧縮機前段から、回転する半径方向チューブを通して半径方向に内側に空気を取出し、エンジン中心線を中心にしてHPシャフトによって回転する2重壁ダクトを通して機体後部サンプまで機体後部に空気を輸送することによって通常達成される。
【0004】
頑健で経済的な方式で加圧を提供する改良型機体後部サンプ加圧システムへの要求がいまだにある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
一態様では、ガスタービンエンジンのためのサンプ加圧システムは、第1の中空シャフトと、第2の中空シャフトであって、第1の中空シャフト内に配設され、第1の中空シャフトと第2の中空シャフトとの間にキャビティを画定する、第2の中空シャフトとを備える。第1の中空シャフトと第2の中空シャフトのそれぞれは共通の回転軸を有する。キャビティを加圧するための加圧空気源もまた含まれ、複数の中空チューブがキャビティ内に配設される。チューブは、回転軸に対して垂直に配向され、第1の中空シャフトに接続されかつ第1の中空シャフトとともに回転可能である。第2の中空シャフト内の複数のアパーチャは、チューブに流体連通し、それにより、チューブを通して流れる加圧空気が、アパーチャを通過して第2の中空シャフトの内部に入る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】例示的なガスタービンエンジンアセンブリの断面図である。
【
図2】例示的なサンプ加圧システムの部分拡大正面図である。
【
図3】代表的な従来技術のサンプ加圧システムの
図2と同様の部分拡大正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、長手方向軸11を有する例示的なガスタービンエンジンアセンブリ10の断面略図である。ガスタービンエンジンアセンブリ10は、ファンアセンブリ12およびコアガスタービンエンジン13を含む。コアガスタービンエンジン13は、高圧圧縮機14、燃焼器16、および高圧タービン18を含む。例示的な実施形態では、ガスタービンエンジンアセンブリ10はまた、低圧タービン20、多段ブースタ圧縮機32、およびブースタ32を実質的に囲むスプリッタ34を含む。
【0008】
ファンアセンブリ12は、ロータディスク26から半径方向に外側に延在するファンブレードのアレイ24を含み、ロータディスク26の前方部分は、流線形スピナ25によって閉囲される。ガスタービンエンジンアセンブリ10は、取入れ側28および排出側30を有する。ファンアセンブリ12、ブースタ32、およびタービン20は、第1のロータシャフト21によって共に結合され、圧縮機14およびタービン18は、第2のロータシャフト22によって共に結合される。
【0009】
動作時、空気はファンアセンブリ12を通して流れ、空気流の第1の部分50は、ブースタ32を通して送られる。ブースタ32から放出される圧縮空気は、空気流がさらに圧縮される圧縮機14を通して送られ、燃焼器16に送出される。燃焼器16からの熱い燃焼生成物(
図1には示さず)は、タービン18および20を駆動するために利用され、タービン20は、シャフト21によってファンアセンブリ12およびブースタ32を駆動するために利用される。ガスタービンエンジンアセンブリ10は、設計動作条件と設計外動作条件との間の、ある範囲の動作条件で動作する。
【0010】
ファンアセンブリ12から放出される空気流の第2の部分52は、バイパスダクト40を通して送られて、空気流の一部分を、ファンアセンブリ12からコアガスタービンエンジン13にバイパスさせる。より具体的には、バイパスダクト40は、ファンケーシングまたはシュラウド36とスプリッタ34との間に延在する。したがって、ファンアセンブリ12からの空気流の第1の部分50は、上述したように、ブースタ32を通して送られ、次に、圧縮機14に入り、ファンアセンブリ12からの空気流の第2の部分52は、バイパスダクト40を通して送られて、たとえば、航空機用のスラストを提供する。スプリッタ34は、やって来る空気流を、第1の部分50と第2の部分52にそれぞれ分割する。ガスタービンエンジンアセンブリ10は、ファンアセンブリ12用の構造的支持を提供するためのファンフレームアセンブリ60を同様に含み、ファンアセンブリ12をコアガスタービンエンジン13に結合するために同様に利用される。
【0011】
ファンフレームアセンブリ60は、複数の出口ガイドベーン70を含み、複数の出口ガイドベーン70は、半径方向外側の搭載用フランジと半径方向内側の搭載用フランジとの間に実質的に半径方向に延在し、バイパスダクト40内で円周方向に離間している。ファンフレームアセンブリ60はまた、半径方向に外側の搭載用フランジと半径方向に内側の搭載用フランジとの間で結合される複数のストラットを含むことができる。一実施形態では、ファンフレームアセンブリ60は、フランジが出口ガイドベーン70およびストラットに結合する孤状セグメントで作製される。一実施形態では、出口ガイドベーンおよびストラットは、バイパスダクト40内で同軸に結合される。任意選択で、出口ガイドベーン70は、バイパスダクト40内でストラットから下流で結合される。
【0012】
ファンフレームアセンブリ60は、ガスタービンエンジンアセンブリ10内で種々のコンポーネントの配向を維持することを容易にするために使用される、ガスタービンエンジンアセンブリ10の種々のフレームおよび支持アセンブリの1つのアセンブリである。より具体的には、こうしたフレームおよび支持アセンブリは、固定コンポーネントを相互接続し、ロータ軸受支持を提供する。ファンフレームアセンブリ60は、バイパスダクト40内でファンアセンブリ12から下流で結合し、それにより、出口ガイドベーン70およびストラットは、ファンアセンブリ12の出口の周りに円周方向に離間し、ファンアセンブリ12から放出される空気流経路を横切って延在する。
【0013】
図2は、例示的なサンプ加圧システム80の部分拡大正面図である。この設計では、
図3に示す例示的な従来技術のシステム内に図示された回転するダクト90が不要となる。代わりに、この設計では、圧縮機14からの加圧済み圧縮機空気83が、複数の回転する高圧圧縮機(HPC)半径方向ボルテックスチューブ81を通り、また、シャフト21内の複数の低圧タービン(LP)シャフトアパーチャ84を通って(たとえば、図示の実施形態の場合と同様に軸方向圧縮機の場合、隣接する圧縮機ブレード列87間のHPシャフト22内の複数のソースアパーチャ82を通って内側に)送られ、機体後部サンプを加圧するためにLPシャフトボアを通って矢印89で示すように機体後部に、また、機体中間サンプを加圧するために矢印88で示すように機体前部に空気が強制的に送られる。ボルテックスチューブ81は、たとえば、隣接する圧縮機ディスク86間に配置することができる。ボルテックスチューブ81は、回転軸11に垂直に配向され、第1の中空シャフト22に接続しかつ第1の中空シャフト22に関して回転可能である。第2の中空シャフト21内の複数のアパーチャ84は、チューブ81に流体連通し、それにより、チューブを通して流れる加圧空気が、アパーチャを通過して第2の中空シャフトの内部に入る。
図2に示すように、アパーチャ84は、チューブ81と軸方向に整列する、すなわち、中心線11に沿って同じ軸方向距離で位置決めされる。LPシャフト21は、高圧タービン(HP)シャフト22と同方向回転または逆方向回転することができ、図示の実施形態では、シャフト21および22は、共通の回転軸を共有する。シャフトはまた、空気を、熱いHPCおよび高圧タービン(HPT)キャビティから隔離する。同様に
図2および
図3には、シャフト21の長さを横断する中央ベントダクト91が示される。
【0014】
図3に示す、2重壁の回転するダクト90をなくすことによって、エンジン1機当たりの重量およびコストが低減し、さらなる設計エンジニアリングコスト削減をもたらす。なくすことはまた、ダクトの故障または割れによる交換をなくすことによって現場での信頼性を改善する。
【0015】
図3は、代表的な従来技術のサンプ加圧システム80の
図2と同様の部分拡大正面断面図である。
図2と
図3を並べて比較することによって、
図3の従来技術のサンプ加圧システム80と
図2の例示的なシステムとの差が強調される。
【0016】
現行の設計では、
図3に示すように、ガスタービン機体後部サンプ加圧は、圧縮機前段から、回転する半径方向ボルテックスチューブ81を通して半径方向に内側に加圧空気83を取出し、エンジン中心線11を中心にしてHPシャフト22によって回転する2重壁ダクト90を通して機体後部サンプまで矢印89で示すように機体後部に空気を輸送することによって通常達成される。新しい例示的な設計では、
図2に示すように、同じことが、新しい方法によって、すなわち、2重壁軸方向フローダクト90の助けを借りることなく、回転するHP半径方向ボルテックスチューブ81を通し、次に、同方向/反対方向回転するLPシャフトアパーチャ84を通って半径方向に内側に空気を強制的に送ることによって達成される。LPシャフトアパーチャ84を通って流れる空気は、中空LPシャフト21の中心を通って機体後部に流れ、機体後部サンプ加圧キャビティに入る。
【0017】
圧縮機空気は、HP速度で回転し、機械的接続部85によってHPシャフト22に接続された半径方向チューブを通して半径方向に内側にもたらされ、回転するLPシャフト穴84への入口でチューブを出る。空気は、HPチューブ出口からLPシャフトアパーチャ入口まで自由渦流形成(free vortex)することが可能である。LPシャフト内のアパーチャ84は、半径方向HPチューブと同方向回転または反対方向回転することができる。LPアパーチャ84および入口角半径をサイズ決定することによって、損失が最小にされる。空気は、LPシャフトアパーチャ84に入ると、内側に、次に、矢印89で示すように機体後部サンプに向かってエンジン中心線に沿って軸方向に機体後部に流れる。
【0018】
機体後部サンプへの加圧空気は、2重壁の回転するダクトを使用することなく供給される。これは、代わりにLPシャフトの中心を通って機体後部サンプに空気を送出することによって、また、2重壁ダクトをなくすことによって設計を簡略化する。
【0019】
ボルテックスチューブおよびアパーチャのサイズおよび形状ならびに量を、必要とされる適切な圧力でまた適切な容積で加圧空気を送出するために所望に応じて選択することができる。チューブおよびアパーチャを、中心回転軸を中心にして半径方向に分配することができる。
【0020】
本発明は、種々の特定の実施形態によって述べられたが、本発明が、特許請求項の精神および範囲内の変更によって実施されうることを当業者は認識するであろう。
【符号の説明】
【0021】
10 ガスタービンエンジンアセンブリ
11 長手方向軸
12 ファンアセンブリ
13 コアガスタービンエンジン
14 高圧圧縮機
16 燃焼器
18 高圧タービン
20 低圧タービン
21 第1のロータシャフト
22 第2のロータシャフト
24 ファンブレードのアレイ
25 流線形スピナ
26 ロータディスク
28 取入れ側
30 排出側
32 多段ブースタ圧縮機
34 スプリッタ
36 ファンケーシングまたはシュラウド
40 バイパスダクト
50 空気流の第1の部分
52 空気流の第2の部分
60 ファンフレームアセンブリ
70 複数の出口ガイドベーン
80 サンプ加圧システム
81 HPC半径方向ボルテックスチューブ
82 複数のソースアパーチャ
83 圧縮機空気
84 LPシャフトアパーチャ
86 隣接する圧縮機ディスク
87 圧縮機ブレード列
90 回転するダクト