(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の個人年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するための装置であって、
前記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置とネットワークを介して通信可能に構成され、
利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、
積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記利用者による商品の購入に応じて特定した店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記利用者による商品の購入に応じて特定した利用者識別情報に基づく当該利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する適用可能者判断手段と、
前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する照会要求送信手段と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する回答情報受信手段と、
商品の購入に応じて算出した決済代金情報と、前記商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報に基づき、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する決済代金処理手段と、
前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を、前記商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報に関連付けて前記積立年金情報記憶手段に登録する積立年金登録手段と、
を少なくとも有し、
前記照会要求送信手段は、前記適用可能者判断手段にて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記人事労務情報管理装置に対して当該利用者が適用可能者であるか否かを照会し、
前記適用可能者判断手段は、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、前記回答情報受信手段にて受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断し、
前記決済代金処理手段は、前記適用可能者判断手段より当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記売上額と前記積立年金額とをそれぞれ算出する、
ことを特徴とする積立年金処理装置。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するためのシステムであって、
商品を販売する店舗に設置され、利用者による商品購入に伴う決済情報の取得、及び決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行する積立年金処理装置と、前記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置と、前記決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末とが、ネットワークを介して通信可能に構成され、
前記積立年金処理装置は、
利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、
積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の価格情報を取得し、決済代金を算出する精算処理手段と、
前記商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を取得する減額情報取得手段と、
前記商品を購入する利用者を識別する利用者識別情報を取得する利用者情報取得手段と、
前記適用情報記憶手段を参照し、積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、取得した利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、回答情報受信手段にて受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する適用可能者判断手段と、
前記適用可能者判断手段にて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する照会要求送信手段と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する回答情報受信手段と、
支払情報の取得に応じ、前記適用可能者判断手段より当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記精算処理手段にて算出した決済代金に係る決済代金情報と前記減額情報取得手段にて取得した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する決済代金処理手段と、
前記金融機関端末に対して、商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報と、前記利用者識別情報と、前記積立年金額に係る積立年金情報と共に、前記利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含む積立処理通知を送信する処理通知送信手段と、
前記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の積立処理完了通知を受信する完了通知受信手段と、
前記積立処理完了通知の受信に応じ、前記利用者情報取得手段にて取得した前記利用者識別情報に基づいて、前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を、前記商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報に関連付けて前記積立年金情報記憶手段に登録する積立年金登録手段と、
を少なくとも有し、
前記金融機関端末は、
前記積立年金処理装置から、前記積立処理通知を受信し、
前記積立年金処理装置に対して、前記積立処理完了通知を送信する、
ことを特徴とする積立年金処理システム。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するためのシステムであって、
商品を販売する店舗に設置され、利用者による商品購入に伴う決済情報の取得に係る処理を実行する店舗端末と、前記決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行する積立年金処理装置と、前記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置と、前記決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末とが、ネットワークを介して通信可能に構成され、
前記店舗端末は、
前記積立年金処理装置に対して、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報、前記利用者による商品購入に係る決済代金情報、前記商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報、及び前記商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を含む決済情報を送信し、
前記積立年金処理装置から、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報とを受信し、
前記積立年金処理装置は、
利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、
積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、
前記店舗端末から、前記決済情報を受信する決済情報受信手段と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、回答情報受信手段にて受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する適用可能者判断手段と、
前記適用可能者判断手段にて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する照会要求送信手段と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する回答情報受信手段と、
前記適用可能者判断手段より積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記決済情報に含まれる決済代金情報と減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する決済代金処理手段と、
前記金融機関端末に対して、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報と、利用者識別情報、及び前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報と共に、前記利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含む積立処理通知を送信する処理通知送信手段と、
前記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の積立処理完了通知を受信する完了通知受信手段と、
前記積立処理完了通知の受信に応じ、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて、前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を前記積立年金情報記憶手段に登録する積立年金登録手段と、
前記店舗端末に対して、前記決済代金処理手段にてそれぞれ算出した前記売上額に係る売上情報と前記積立年金情報とを送信する処理情報送信手段と、
を少なくとも有し、
前記金融機関端末は、
前記積立年金処理装置から、前記積立処理通知を受信し、
前記積立年金処理装置に対して、前記積立処理完了通知を送信する、
ことを特徴とする積立年金処理システム。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するためのシステムであって、
商品を販売する店舗に設置され、利用者による商品購入に伴う決済情報の取得に係る処理を実行する店舗端末と、前記決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行する積立年金処理装置と、前記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置と、前記決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末とが、ネットワークを介して通信可能に構成され、
前記店舗端末は、
前記積立年金処理装置に対して、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報、前記利用者による商品購入に係る決済代金情報、及び前記商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報を含む決済情報を送信し、
前記積立年金処理装置から、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報とを受信し、
前記積立年金処理装置は、
店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を記憶する減額情報記憶手段と、
利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、
積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、
前記店舗端末から、前記決済情報を受信する決済情報受信手段と、
前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて前記減額情報記憶手段を参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する減額情報抽出手段と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、回答情報受信手段にて受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する適用可能者判断手段と、
前記適用可能者判断手段にて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する照会要求送信手段と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する回答情報受信手段と、
前記適用可能者判断手段より積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記決済情報に含まれる決済代金情報と前記減額情報抽出手段にて抽出した前記減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する決済代金処理手段と、
前記金融機関端末に対して、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報と、利用者識別情報、及び前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報と共に、前記利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含む積立処理通知を送信する処理通知送信手段と、
前記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の積立処理完了通知を受信する完了通知受信手段と、
前記積立処理完了通知の受信に応じ、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて、前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を前記積立年金情報記憶手段に登録する積立年金登録手段と、
前記店舗端末に対して、前記決済代金処理手段にてそれぞれ算出した前記売上額に係る売上情報と前記積立年金情報とを送信する処理情報送信手段と、
を少なくとも有し、
前記金融機関端末は、
前記積立年金処理装置から、前記積立処理通知を受信し、
前記積立年金処理装置に対して、前記積立処理完了通知を送信する、
ことを特徴とする積立年金処理システム。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するためのシステムであって、
商品を販売する店舗に設置され、利用者による商品購入に伴う決済情報の取得に係る処理を実行する店舗端末と、前記決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行する積立年金処理装置と、前記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置と、前記決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末とが、ネットワークを介して通信可能に構成され、
前記店舗端末は、
前記積立年金処理装置に対して、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報、前記利用者による商品購入に係る決済代金情報、前記商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報、及び前記商品を識別する商品識別情報を含む決済情報を送信し、
前記積立年金処理装置から、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報とを受信し、
前記積立年金処理装置は、
店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を商品ごとに記憶する減額情報記憶手段と、
利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、
積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、
前記店舗端末から、前記決済情報を受信する決済情報受信手段と、
前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報及び商品識別情報に基づいて前記減額情報記憶手段を参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する減額情報抽出手段と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、回答情報受信手段にて受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する適用可能者判断手段と、
前記適用可能者判断手段にて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する照会要求送信手段と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する回答情報受信手段と、
前記適用可能者判断手段より積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記決済情報に含まれる決済代金情報と前記減額情報抽出手段にて抽出した前記減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する決済代金処理手段と、
前記金融機関端末に対して、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報と、利用者識別情報、及び前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報と共に、前記利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含む積立処理通知を送信する処理通知送信手段と、
前記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の積立処理完了通知を受信する完了通知受信手段と、
前記積立処理完了通知の受信に応じ、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて、前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を前記積立年金情報記憶手段に登録する積立年金登録手段と、
前記店舗端末に対して、前記決済代金処理手段にてそれぞれ算出した前記売上額に係る売上情報と前記積立年金情報とを送信する処理情報送信手段と、
を少なくとも有し、
前記金融機関端末は、
前記積立年金処理装置から、前記積立処理通知を受信し、
前記積立年金処理装置に対して、前記積立処理完了通知を送信する、
ことを特徴とする積立年金処理システム。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するためのシステムであって、
商品を販売する店舗に設置された店舗端末を介して、利用者による商品購入に伴う決済情報の取得、及び決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行するクラウドコンピューティングサービスを提供する積立年金処理装置と、前記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置と、前記決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末とが、ネットワークを介して通信可能に構成され、
前記積立年金処理装置は、
店舗ごとに、商品識別情報と、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報と、を関連付けて記憶する減額情報記憶手段と、
店舗ごとに、商品を識別する商品識別情報と、当該商品の価格情報と、前記減額情報が設定されているか否かの有無情報と、を関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、
利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、
積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、
利用者による商品の購入に応じて、当該商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報と、前記商品を識別する商品識別情報を、前記店舗端末を介して取得し、前記店舗情報記憶手段を参照して、取得した店舗識別情報及び商品識別情報に基づいて価格情報を特定し、決済代金を算出すると共に、前記商品ごとに減額情報の設定有無を確認する精算処理手段と、
前記精算処理手段にて減額情報が設定されていることが確認された場合に、前記減額情報記憶手段を参照して、前記店舗識別情報及び商品識別情報に基づいて減額情報を特定する減額情報特定手段と、
前記商品を購入する利用者を識別する利用者識別情報を、前記店舗端末を介して取得する利用者情報取得手段と、
前記適用情報記憶手段を参照し、積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、取得した利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、回答情報受信手段にて受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する適用可能者判断手段と、
前記適用可能者判断手段にて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する照会要求送信手段と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する回答情報受信手段と、
支払情報の取得後、前記適用可能者判断手段より積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記精算処理手段にて算出した決済代金に係る決済代金情報と前記減額情報特定手段にて取得した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する決済代金処理手段と、
前記金融機関端末に対して、商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報と、前記利用者識別情報と、前記積立年金額に係る積立年金情報と共に、前記利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含む積立処理通知を送信する処理通知送信手段と、
前記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の積立処理完了通知を受信する完了通知受信手段と、
前記積立処理完了通知の受信に応じ、前記利用者情報取得手段にて取得した前記利用者識別情報に基づいて、前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を前記積立年金情報記憶手段に登録する積立年金登録手段と、
を少なくとも有し、
前記金融機関端末は、
前記積立年金処理装置から、前記積立処理通知を受信し、
前記積立年金処理装置に対して、前記積立処理完了通知を送信する、
ことを特徴とする積立年金処理システム。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するためのシステムであって、
商品を購入する利用者が利用し、当該利用者による商品購入に伴う決済情報の取得に係る処理を実行する利用者端末と、前記決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行する積立年金処理装置と、前記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置と、前記決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末と、前記商品を販売する店舗に設置された店舗端末とが、ネットワークを介して通信可能に構成され、
前記利用者端末は、
前記積立年金処理装置に対して、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報、前記利用者による商品購入に係る決済代金情報、及び前記商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報を含む決済情報を送信し、
前記積立年金処理装置は、
店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を記憶する減額情報記憶手段と、
利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、
積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、
前記利用者端末から、前記決済情報を受信する決済情報受信手段と、
前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて前記減額情報記憶手段を参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する減額情報抽出手段と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、回答情報受信手段にて受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する適用可能者判断手段と、
前記適用可能者判断手段にて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する照会要求送信手段と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する回答情報受信手段と、
前記適用可能者判断手段より積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記決済情報に含まれる決済代金情報と前記減額情報抽出手段にて抽出した前記減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する決済代金処理手段と、
前記金融機関端末に対して、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報と、利用者識別情報、及び前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報と共に、前記利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含む積立処理通知を送信する処理通知送信手段と、
前記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の積立処理完了通知を受信する完了通知受信手段と、
前記積立処理完了通知の受信に応じ、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて、前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を前記積立年金情報記憶手段に登録する積立年金登録手段と、
前記店舗端末に対して、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報に基づき、前記決済代金処理手段にてそれぞれ算出した前記売上額に係る売上情報と前記積立年金情報とを送信する処理情報送信手段と、
を少なくとも有し、
前記金融機関端末は、
前記積立年金処理装置から、前記積立処理通知を受信し、
前記積立年金処理装置に対して、前記積立処理完了通知を送信し、
前記店舗端末は、
前記積立年金処理装置から、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報とを受信する、
ことを特徴とする積立年金処理システム。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するためのシステムであって、
商品を購入する利用者が利用し、当該利用者による商品購入に伴う決済情報の取得に係る処理を実行する利用者端末と、前記決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行する積立年金処理装置と、前記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置と、前記決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末と、前記商品を販売する店舗に設置された店舗端末とが、ネットワークを介して通信可能に構成され、
前記利用者端末は、
前記積立年金処理装置に対して、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報、前記利用者による商品購入に係る決済代金情報、前記商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報、及び前記商品を識別する商品識別情報を含む決済情報を送信し、
前記積立年金処理装置は、
店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を商品ごとに記憶する減額情報記憶手段と、
利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、
積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、
前記利用者端末から、前記決済情報を受信する決済情報受信手段と、
前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報と商品識別情報に基づいて前記減額情報記憶手段を参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する減額情報抽出手段と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、回答情報受信手段にて受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する適用可能者判断手段と、
前記適用可能者判断手段にて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かの判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する照会要求送信手段と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する回答情報受信手段と、
前記適用可能者判断手段より積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記決済情報に含まれる決済代金情報と前記減額情報抽出手段にて抽出した前記減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する決済代金処理手段と、
前記金融機関端末に対して、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報と、利用者識別情報、及び前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報と共に、前記利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含む積立処理通知を送信する処理通知送信手段と、
前記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の積立処理完了通知を受信する完了通知受信手段と、
前記積立処理完了通知の受信に応じ、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて、前記決済代金処理手段にて算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を前記積立年金情報記憶手段に登録する積立年金登録手段と、
前記店舗端末に対して、前記決済情報受信手段にて受信した決済情報に含まれる店舗識別情報に基づき、前記決済代金処理手段にてそれぞれ算出した前記売上額に係る売上情報と前記積立年金情報とを送信する処理情報送信手段と、
を少なくとも有し、
前記金融機関端末は、
前記積立年金処理装置から、前記積立処理通知を受信し、
前記積立年金処理装置に対して、前記積立処理完了通知を送信し、
前記店舗端末は、
前記積立年金処理装置から、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報とを受信する、
ことを特徴とする積立年金処理システム。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するための方法であって、
利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置とネットワークを介して通信可能に構成され、利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立年金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、を有する積立年金処理装置が、
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の価格情報を取得し、決済代金を算出する処理と、
前記商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を取得する処理と、
前記商品を購入する利用者を識別する利用者識別情報を取得する処理と、
前記適用情報記憶手段を参照し、積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、取得した利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、回答情報受信手段にて受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する処理と、
商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する処理と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する処理と、
支払情報の取得に応じ、当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、算出した前記決済代金に係る決済代金情報と、取得した前記減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する処理と、
算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を、取得した前記利用者識別情報に基づいて前記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、
を実行することを特徴とする積立年金処理方法。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するための方法であって、
商品を販売する店舗に設置された店舗端末と、利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置とにネットワークを介して通信可能に構成され、利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立年金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、を有する積立年金処理装置が、
前記店舗端末から、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報、前記利用者による商品購入に係る決済代金情報、前記商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報、及び前記商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を含む決済情報を受信する処理と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する処理と、
商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する処理と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する処理と、
当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記決済情報に含まれる決済代金情報と減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する処理と、
算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を、受信した前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて前記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、
前記店舗端末に対して、それぞれ算出した前記売上額に係る売上情報と前記積立年金額に係る積立年金情報を送信する処理と、
を実行することを特徴とする積立年金処理方法。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するための方法であって、
商品を販売する店舗に設置された店舗端末と、利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置とにネットワークを介して通信可能に構成され、店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を記憶する減額情報記憶手段と、利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立年金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、を有する積立年金処理装置が、
前記店舗端末から、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報、前記利用者による商品購入に係る決済代金情報、及び前記商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報を含む決済情報を受信する処理と、
前記減額情報記憶手段を参照し、受信した前記決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて減額情報を抽出する処理と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する処理と、
商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する処理と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する処理と、
当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出した前記減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する処理と、
算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を、受信した前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて前記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、
前記店舗端末に対して、それぞれ算出した前記売上額に係る売上情報と前記積立年金額に係る積立年金情報を送信する処理と、
を実行することを特徴とする積立年金処理方法。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するための方法であって、
商品を販売する店舗に設置された店舗端末と、利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置とにネットワークを介して通信可能に構成され、店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を商品ごとに記憶する減額情報記憶手段と、利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立年金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、を有する積立年金処理装置が、
前記店舗端末から、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報、前記利用者による商品購入に係る決済代金情報、前記商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報、及び前記商品を識別する商品識別情報を含む決済情報を受信する処理と、
前記減額情報記憶手段を参照し、受信した前記決済情報に含まれる店舗識別情報及び商品識別情報に基づいて減額情報を抽出する処理と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する処理と、
商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する処理と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する処理と、
当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出した前記減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する処理と、
算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を、受信した前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて前記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、
前記店舗端末に対して、それぞれ算出した前記売上額に係る売上情報と前記積立年金額に係る積立年金情報を送信する処理と、
を実行することを特徴とする積立年金処理方法。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するための方法であって、
商品を販売する店舗に設置された店舗端末と、利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置とにネットワークを介して通信可能に構成され、店舗ごとに、商品識別情報と、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報と、を関連付けて記憶する減額情報記憶手段と、店舗ごとに、商品を識別する商品識別情報と、当該商品の価格情報と、前記減額情報が設定されているか否かの有無情報と、を関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立年金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段、積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、を有するクラウドコンピューティングサービスを提供する積立年金処理装置が、
利用者による商品の購入に応じ、前記店舗端末を介して、当該商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報と、前記商品を識別する商品識別情報を取得し、当該店舗識別情報及び商品識別情報に基づいて価格情報を特定し、決済代金を算出すると共に、前記商品ごとに減額情報の設定有無を確認する処理と、
前記減額情報が設定されていることが確認された場合に、前記減額情報記憶手段を参照し、前記店舗識別情報及び商品識別情報に基づいて減額情報を特定する処理と、
前記店舗端末を介し、前記商品を購入する利用者を識別する利用者識別情報を取得する処理と、
前記適用情報記憶手段を参照し、積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、取得した利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する処理と、
商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する処理と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する処理と、
前記店舗端末を介しての支払情報の取得に応じ、当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、算出した決済代金に係る決済代金情報と、取得した前記減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する処理と、
算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を、取得した前記利用者識別情報に基づいて前記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、
を実行することを特徴とする積立年金処理方法。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するための方法であって、
商品を購入する利用者が利用する利用者端末と、利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置とにネットワークを介して通信可能に構成され、店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を記憶する減額情報記憶手段と、利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立年金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、を有する積立年金処理装置が、
前記利用者端末から、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報、前記利用者による商品購入に係る決済代金情報、及び前記商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報を含む決済情報を受信する処理と、
前記減額情報記憶手段を参照し、受信した前記決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて減額情報を抽出する処理と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する処理と、
商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する処理と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する処理と、
当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出した前記減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する処理と、
算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を、受信した前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて前記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、
受信した前記決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて、店舗端末に対して、それぞれ算出した前記売上額に係る売上情報と前記積立年金額に係る積立年金情報を送信する処理と、
を実行することを特徴とする積立年金処理方法。
利用者による商品の購入に応じて、当該商品の決済代金の一部を当該利用者の積立年金として店舗を介して利用者が積み立てる積立年金サービスを提供するための方法であって、
商品を購入する利用者が利用する利用者端末と、利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する人事労務情報管理装置とにネットワークを介して通信可能に構成され、店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を商品ごとに記憶する減額情報記憶手段と、利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立年金額に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段、積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する利用者識別情報、及び当該利用者ごとの詳細な個人情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する適用情報記憶手段と、を有する積立年金処理装置が、
前記利用者端末から、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報、前記利用者による商品購入に係る決済代金情報、前記商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報、及び前記商品を識別する商品識別情報を含む決済情報を受信する処理と、
前記減額情報記憶手段を参照し、受信した前記決済情報に含まれる店舗識別情報と商品識別情報に基づいて減額情報を抽出する処理と、
前記適用情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、前記利用者情報記憶手段を参照し、前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて商品の購入に係る利用者が、抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否か、もしくは抽出した前記積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が前記利用者情報記憶手段に登録されていない場合に、受信した回答情報に基づいて商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する処理と、
商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する際、前記利用者情報記憶手段に人事労務情報が登録されていない場合、前記人事労務情報管理装置に対し、利用者識別情報と共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する処理と、
前記人事労務情報管理装置から、前記照会要求に対する回答情報を受信する処理と、
当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、前記決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出した前記減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する処理と、
算出した前記積立年金額に係る積立年金情報を、受信した前記決済情報に含まれる利用者識別情報に基づいて前記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、
受信した前記決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて、店舗端末に対して、それぞれ算出した前記売上額に係る売上情報と前記積立年金額に係る積立年金情報を送信する処理と、
を実行することを特徴とする積立年金処理方法。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、本発明の実施の形態に係る積立年金処理装置について、図を参照して説明する。
本発明の積立年金処理装置1は、所定の商品を購入した者に対し、商品の決済代金の一部を個人年金として積み立てる積立年金サービスを提供するための装置である。
また、本発明において、商品購入といった場合、商品は有体物あるいは無体物、動産あるいは不動産のいずれかに限定されることはなく、無形のサービスも含み、少なくとも対価の発生する取引一般が含まれる。
【0041】
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるため技術的に種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0042】
まず、本発明の積立年金処理装置が備える基本的な構成について
図1に示す。
本発明の積立年金処理装置1は、いわゆるサーバコンピュータ等によって実現され、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブといったハードウェア資源、CPUが実行するコンピュータプログラム等のソフトウェア資源により構成される。また、積立年金処理装置1は、積立年金サービスを提供するために必要なデータベース等を記憶する記憶部20を備える。
【0043】
この積立年金処理装置1は、
図1に示すように、決済代金処理部17と、積立年金登録部18と、記憶部20とを少なくとも備えることを基本として構成されている。また、記憶部20は、積立年金情報データベース(以下、「積立年金情報DB」と略記する。)21を少なくとも備えて構成されている。
なお、本実施の形態において積立年金処理装置1は、単一の構成として描かれているが、これに限らず複数のコンピュータ等によって構成されていてもよい。
【0044】
積立年金情報DB21は、利用者ごとに、商品の購入に応じて積み立てられた積立金額に係る積立年金情報を記憶する手段である。すなわち、積立年金情報DB21は、
図2に示すように、積立年金サービスの利用登録をしている利用者を識別する利用者識別情報(以下、「利用者ID」という。)に関連付けて積立年金情報を記憶する。
【0045】
ここで、積立年金情報DB21に登録されている利用者IDは、積立年金サービスの運営者が本サービスの利用者を識別するために付与した固有の識別標識のことをいうが、本発明において述べる利用者IDには、利用者が使用するクレジットカードやデビットカードなどの決済用カード情報(たとえば、カード番号やカード名義人)や、電子決済に使用する携帯電話情報(たとえば、電話番号や契約名義人)、及び積立年金サービスの提供を受けるために登録をした利用者に対して発行した会員カードのカード情報(たとえば、カード番号や会員名)を含めるものとする。
【0046】
すなわち、本発明では、積立年金サービスの提供を受ける際に利用者が事前に登録した、利用者が決済に使用するクレジットカードやデビットカードなどの決済用カード情報や、利用者が電子決済に使用する携帯電話情報、及び利用者に対して発行した会員カードのカード情報と、利用者IDとを関連付けておくものとする。この関連付けは、積立年金情報DB21において行っても良いし、後述するように利用者情報データベース(以下、「利用者情報DB」と略記する。)を別途設ける場合は、利用者情報DBにおいて行っても良い。つまり、後述する積立年金処理装置1の実施の形態によっては、積立年金情報DB21にて、利用者IDと、決済用カード情報や携帯電話情報、会員カード情報とを関連付けて登録し管理するよりも、利用者情報DBにて、利用者IDと関連付けて登録し管理した方が、積立年金情報DB21での積立年金情報の登録・管理が簡易に効率良く行えるものと思われる。
【0047】
これにより、利用者IDは、利用者が店舗での商品の購入代金の決済において使用したカード情報等に基づいて特定でき、積立年金情報DB21へ積立年金情報を登録することができるものとなる。具体的には、たとえば、利用者がクレジットカードを用いて決済を行う場合、利用者IDは、取得したクレジットカード情報に基づいて利用者情報DBもしくは積立年金情報DB21を参照し、関連付けて登録されている利用者IDによって特定できる。また、利用者が現金や商品券を用いて決済を行う場合、利用者IDは、利用者に対して会員カードの提示を求めることで取得した会員カード情報から、クレジットカードの場合と同様に利用者IDを特定することができる。
【0048】
したがって、本発明においては、店舗での商品の購入代金の決済において、現金のほか、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、電子マネー(発行元が存在するオンライン決済が可能なもの)、暗号通貨(ビットコインなどの仮想通貨であって発行元が存在しないオンライン決済が可能なもの)、商品券での支払いの場合においても、利用者の特定が可能なものとなっている。
【0049】
決済代金処理部17は、商品の購入に応じて算出した決済代金情報と、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報に基づき、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する機能を有する手段である。
【0050】
本発明において決済代金情報とは、個別の商品価格に係る決済代金に対するものと、複数の商品価格の合計に係る決済代金に対するものの双方を含むものとする。つまり、商品ごとに減額情報が設定されている場合や、減額情報が設定されている商品と減額情報が設定されていない商品とがある場合、決済代金情報は、個別の商品価格に係る決済代金に対するものとなる。また、商品ごとに減額情報が設定されておらず、店舗での一件の取引ごとに減額情報が設定されている場合、決済代金情報は、複数の商品価格の合計に係る決済代金に対するものとなる。ゆえに、決済代金処理部17では、商品ごとに減額情報が設定されている場合や、減額情報が設定されている商品と減額情報が設定されていない商品とがある場合、個々の商品価格と減額情報に基づいて、商品ごとに売上額と積立年金額とをそれぞれ算出した後、個々の売上額と積立年金額とをそれぞれを合計して、店舗の売上額と利用者の積立年金額と算出する。一方、店舗での一件の取引ごとに減額情報が設定されている場合、複数の商品の合計に係る決済代金と減額情報に基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額と算出する。
【0051】
この決済代金処理部17は、決済代金情報が税金を含んでいない場合、決済代金より減額情報に基づく減額を行って店舗の売上額を算出すると共に、この売上額を決済代金より差し引いて利用者の積立年金額を算出する。一方、決済代金処理部17は、決済代金情報が税金を含んでいる場合、決済代金より税金分を差し引いた税抜決済額を算出した後、この税抜決済額より減額情報に基づく減額を行って店舗の税抜売上額を算出し、この税抜売上額に対して税率を乗じて店舗の売上額を算出すると共に、この売上額を決済代金より差し引いて利用者の積立年金額を算出する。
【0052】
ここで、決済代金情報が税金を含んでいる場合、単純に、決済代金より減額情報に基づく減額を行って店舗の売上額を算出するものとしてしまうと、利用者の積立年金額に対する税金分を含んだ売上額となり、利用者の積立年金額が減ったものとなってしまうので注意を要する。つまり、8%の税金を含んでいる決済代金が2,160円で、減額が200円である場合、単純に、決済代金である2,160円から減額分の200円を差し引いて店舗の売上を1,960円(税金145円を含む)とすると、利用者の積立年金額は200円となってしまう。しかしながら、税金は税抜決済額である2,000円から減額分の200円を差し引いた1,800円に対して課されるものであるから、実際、店舗の売上は1,944円(税金144円を含む)、利用者の積立年金額は216円としなければならない。そうすると、単純に、決済代金より減額情報に基づく減額を行って店舗の売上額を算出すると、店舗の売上が16円多く計上され、利用者の積立年金額が16円少ないものとなってしまうので望ましくない。
【0053】
また、減額情報とは、店舗での精算の際に減額されることで利用者がその場で確認することのできる金額に相当するものではなく、店舗での精算後に減額されることで利用者が後から確認することのできる金額に相当するものである。ゆえに、店舗では、利用者による商品の購入の際に特別な操作を要することなく、通常の精算処理をおこなうことで、決済代金処理部17において、決済代金情報と減額情報に基づいて自動的に利用者の積立年金額が算出されるものとなる。
【0054】
積立年金登録部18は、決済代金処理部17にて算出した積立年金額に係る積立年金情報を、商品を購入した利用者を識別する利用者IDに関連付けて積立年金情報DB21に登録する機能を有する手段である。
【0055】
この積立年金は、店舗が利用者に対して設定した減額情報に基づいて算出したものであるゆえ、見掛け上店舗から利用者に対して寄付されように捉えられるかも知れない。しかしながら、この減額情報は、店舗にて一般的に行われている値引きや割引と同じ類のものであり、本来、商品の購入に伴う代金の支払の際に利用者に対して返却されるべき金額に相当するものである。
【0056】
本発明では、代金の支払の際に返却されるべき金額を利用者が受け取らず、一旦店舗に預かってもらい、積立年金処理装置1が算出した利用者の積立年金額を店舗が所定の口座へ入金することで、店舗が利用者に代わって積み立てておくようにしたものである。
したがって、本発明での積立年金は、もともと利用者が受け取るべき金額を、店舗を介して自動的に利用者が積み立てたものといえるのであり、利用者に対する店舗からの寄付や付与というものでは一切ない。なお、商品の購入に伴って店舗にて発行される売上明細書(いわゆる、レシート)には、決済代金処理部17にて算出した店舗の売上額(すなわち、実際の商品購入金額)と、利用者の積立年金額(すなわち、返却されるべき金額)とをそれぞれ表示するとよい。
【0057】
また、本発明では、いわゆる見切り品等を販売する際に、本積立年金サービスの利用者ではない一般客に対しては通常の価格で販売し、本積立年金サービスの利用者に対してのみ減額した価格で販売することができる。ゆえに、これまでのサービス品と称した減額販売に比して、一般客による通常の価格での購入が期待できるので、売上の減少を抑えることができる。特に、食品のように廃棄しなければならない商品の場合、一般客向けに表だってタイムサービスなどの減額販売を行うことなく、本積立年金サービスの利用者に対して消費期限が近づいた商品を販売することができるので、減額販売を期待して購入を控えるといったことがなくなり、食品廃棄ロスを減少させることができる。
【0058】
また、本発明において設定する減額情報は、これまでの減額販売と併せて利用することができるものである。つまり、一般客に対しては、店舗のレジにて精算時にのみ減額することになる。一方、本積立年金サービスの利用者に対しては、店舗のレジでの精算時の減額を行うと共に、精算後に減額情報に基づいた減額を行い、精算後に減額した分の金額を年金として積み立てておくことものである。
【0059】
また、本発明の積立年金処理装置1は、商品を購入する取引の形態、商品の代金を支払う決済の形態、コンピュータ処理の形態、積立年金サービスを提供する際に適用条件を設けた場合等に応じ、単独で動作(稼動)する状態に構成されたもの(いわゆる、スタンドアローン型)や、図中点線で示すように、商品を販売する店舗に設置された店舗端末3、積立年金サービスを利用する利用者の利用者端末4、金融機関端末6、人事労務情報管理装置7、とそれぞれインターネット等のネットワークNWを介して通信可能に構成されているものとすることができる。
【実施例1】
【0060】
次に、上述した本発明の積立年金処理装置を基本とする各実施の形態についてそれぞれ説明する。
なお、以下に述べる各実施の形態では、上述した基本的な積立年金処理装置とは異なる部分を中心に説明する。したがって、同様の構成部分は同じ符号を付してその説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
【0061】
まず、
図3に、本発明の第一の積立年金処理装置1Aの構成を示す。
本発明の第一の積立年金処理装置1Aは、
図3に示すように、精算処理部11Aと、減額情報取得部12Aと、利用者情報取得部13Aと、決済代金処理部17Aと、積立年金登録部18と共に、記憶部20が積立年金情報DB21を備えることにより構成されている。
【0062】
この積立年金処理装置1Aは、キャッシュレジスタ(以下、単に「レジ」という。)としての基本機能を備えるコンピュータであって、単独で動作(稼動)する状態に構成されたものとなっている。また、積立年金処理装置1Aは、必要に応じて、レシート発行機能や、複数商品登録機能、部門管理機能、単品管理機能、釣銭計算機能、自動釣銭機能、割増・割引機能、ネットワーク機能、POS(Point of Sale)機能、クレジットカード・電子マネー処理機能(信用照会端末と同等の機能)、顧客管理機能(会員カード読み取り機能)、といった付加機能を備えるものとすることもできる。
【0063】
精算処理部11Aは、利用者による商品の購入に応じて、当該商品の価格情報を取得し、決済代金を算出する機能を有する手段である。価格情報は、レジにおいて商品価格に応じた置数キーの入力(打鍵)や、商品に付されたJANコードやEANコード、UPCといった一次元バーコードや、QRコード、データマトリックス、マキシコードのような二次元バーコードのバーコードスキャナによる読み取りによって取得することができる。すなわち、価格情報はバーコードに含まれているものとしてもよい。
【0064】
また、価格情報は、商品を識別する商品識別情報(以下、「商品ID」という。)に関連付けて、レジが備える商品マスタ等に登録しておき、バーコードスキャナによるバーコードの読み取りによって取得した商品IDに基づいて取得(特定)するものとしてもよい。すなわち、バーコードには商品IDが含まれているものとしてもよい。
また、決済代金は、レジにおける計算機能(複数商品登録機能)によって算出することができる。
【0065】
減額情報取得部12Aは、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を取得する機能を有する手段である。
この減額情報は、〇〇円引や〇%割引といった積立年金額に相当する情報であって、店舗や商品ごとに定められており、バーコードの読み取りによって取得することができる。すなわち、減額情報はバーコードに含まれているものとしてもよい。
【0066】
また、減額情報は、商品IDに関連付けて、レジが備える商品マスタ等に登録しておき、精算処理部11Aによる商品の価格情報の取得と同様に、バーコードスキャナによるバーコードの読み取りによって取得した商品IDに基づいて取得(特定)するものとしても良い。さらに、減額情報は、決済代金に対して定められており、当該決済代金に基づいて算出するものとしても良い。
【0067】
利用者情報取得部13Aは、商品を購入する利用者を識別する利用者IDを取得する機能を有する手段である。
この利用者IDは、上述したように、決済用カード情報や、携帯電話情報、及び会員カード情報であり、レジにおける、クレジットカード・電子マネー処理機能や、顧客管理機能を用いることで取得することができる。すなわち、利用者IDは、積立年金処理装置に内蔵(又は接続)されたカードリーダライタによって取得することができる。
【0068】
決済代金処理部17Aは、支払情報の取得に応じ、精算処理部11Aにて算出した決済代金に係る決済代金情報と、減額情報取得部12Aにて取得した減額情報とに基づいて、売上額と積立年金額とをそれぞれ算出する機能を有する手段である。
この際、支払情報は、レジにおいて現金売り/預り金キーや、信用売りキー、券売りキー等を押したことを認識できる情報とすることができる。
【0069】
また、本発明に係る積立年金処理装置1Aでは、カードリーダライタのようなクレジットカード・電子マネー処理機能を備えることにより、レジでの支払いは、現金は勿論のこと、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネー、等に対応できるものとなっている。
【0070】
積立年金登録部18は、決済代金処理部17Aにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を、利用者情報取得部13Aにて取得した利用者IDに基づいて積立年金情報DB21に登録する機能を有する手段である。
なお、積立年金登録部18に登録された積立年金情報は、外部の記憶装置へ、リアルタイムに送信して管理するものとしても良いし、一定時間ごと又は所定時刻に送信して管理するものとしても良い。
【0071】
次に、本発明においての第一の実施例に係る積立年金処理方法(以下、「第一の方法」という。)を実施するための積立年金処理システムでの処理の流れについて、
図4を参照して説明する。
なお、本発明の第一の積立年金処理装置1Aでは、第一のコンピュータプログラムを実行することで、以下に説明する第一の方法を実現する。
【0072】
まず、利用者は、積立年金サービスを享受するため、事前にあるいは当該積立年金サービスの対象商品の購入時に、サービスの利用登録を行っておく。
次に、利用者が購入する減額対象商品を、積立年金処理装置1Aとして機能する店舗のレジへ持って行く(1)。
そうすると、利用者による商品の購入に応じて積立年金処理装置1Aでは、当該商品の価格情報を取得し、決済代金を算出する(2)。また、積立年金処理装置1Aでは、商品を販売する店舗が利用者を支援するために商品に設定した減額情報を取得する(2)。さらに、積立年金処理装置1Aでは、商品を購入する利用者を識別する利用者IDを取得する(2)。
【0073】
次に、積立年金処理装置1Aにおいて、支払情報を取得する(3)。
そうすると、積立年金処理装置1Aでは、支払情報の取得に応じ、決済代金に係る決済代金情報と、減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(4)。
【0074】
なお、利用者IDの取得は、支払情報を取得した後であっても良い。
そして、積立年金処理装置1Aでは、利用者IDに基づいて、算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(9)。
【0075】
また、本発明に係る積立年金処理装置1Aが、決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末6とネットワークを介して通信可能に構成されている場合、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出した後、金融機関端末6に対して積立処理通知を送信するものとしても良い(5)。
【0076】
この積立処理通知は、商品を販売した店舗を識別する店舗識別情報(以下、「店舗ID」という。)と、利用者IDと、積立年金額に係る積立年金情報と共に、利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含むものである。
【0077】
金融機関端末6では、積立年金処理装置1Aから送信された積立処理通知を受信する(6)。
金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理の完了後、金融機関端末6では、積立年金処理装置1Aに対して、積立処理完了通知を送信する(7)。
ここで、金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理は、商品を販売した店舗の店舗口座から、商品を購入した利用者の積立年金口座へ積立年金情報に基づく積立年金額を振り込むものとする。また、この積み立て処理は、商品を販売した店舗の店舗口座から、積立年金サービスを提供する運営者の運営者口座へ振り込むものとしても良い。なお、利用者に対する積立年金額が運営者口座へ振り込まれた場合、運営者が利用者の積立年金口座を個別に設けて積立年金を管理するものとする。
【0078】
積立年金処理装置1Aでは、金融機関端末6から送信された積立処理完了通知を受信する(8)。
そうすると、積立年金処理装置1Aでは、利用者IDに基づいて、積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(9)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1Aにおいて、利用者による商品購入に伴う決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行することができる。
【0079】
続いて、上述した第一の方法を実施する積立年金処理装置1Aの動作の一例を、
図5を参照して説明する。
まず、精算処理部11Aが、商品の価格情報を取得する(S10)。
そうすると、精算処理部11Aでは、取得した商品の価格情報に基づいて、決済代金を算出する(S20)。
【0080】
引き続き、減額情報取得部12Aが、当該商品に対して減額情報が設定されているか否か判断する(S30)。
その結果、減額情報取得部12Aが、減額情報が設定されていると判断した場合(Y)、減額情報取得部12Aは減額情報を取得する(S40)。
【0081】
続いて、精算処理部11Aが、商品の価格情報を再度取得したか否か判断する(S50)。
また、額情報取得部12Aが、減額情報が設定されていないと判断した場合(N)、精算処理部11Aが、商品の価格情報を再度取得したか否か判断する(S50)。
その結果、精算処理部11Aが、商品の価格情報を再度取得したと判断した場合(Y)、精算処理部11Aでは、取得した商品の価格情報に基づいて、決済代金を算出する(S20)。以後、上述した手順を繰り返す。
【0082】
一方、精算処理部11Aが、商品の価格情報を再度取得していないと判断した場合(N)、続いて済代金処理部17Aが、支払情報を取得したか否か判断する(S100A)。
その結果、決済代金処理部17Aが、支払情報を取得したと判断した場合(Y)、利用者情報取得部13Aが、商品を購入する利用者を識別する利用者IDを取得する(101A)。
【0083】
一方、決済代金処理部17Aが、支払情報を取得していないと判断した場合(N)、決済代金処理部17Aは、支払情報を取得したか否か判断を繰り返す(S100A)。
なお、利用者情報取得部13Aによる利用者IDの取得は、決済代金処理部17Aが支払情報を取得する前であっても良い。
【0084】
また、決済代金処理部17Aでの支払情報の取得に応じ、引き続き決済代金処理部17Aが、精算処理部11Aにて算出した決済代金に係る決済代金情報と、減額情報取得部12Aにて取得した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(S151A)。
【0085】
そして、積立年金登録部18が、利用者情報取得部13Aにて取得した利用者IDに基づいて、決済代金処理部17Aにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(S154A)。
これにより、第一の積立年金処理装置1Aでの一連の動作は終了(エンド)する。
【実施例2】
【0086】
次に、
図6に、本発明の第二の積立年金処理装置1Bの構成を示す。
本発明の第二の積立年金処理装置1Bは、店舗端末3とネットワークNWを介して通信可能に構成されている点で、上述した第一の積立年金処理装置1Aとは異なる。
【0087】
本発明の第二の積立年金処理装置1Bは、いわゆるサーバコンピュータ等によって実現され、
図6に示すように、通信処理部14Bと、決済代金処理部17Bと、積立年金登録部18と共に、記憶部20が積立年金情報DB21を備えることにより構成されている。
【0088】
店舗端末3は、利用者に対して商品を販売する店舗に設置されている端末であり、POS端末、あるいはPOS端末として機能を備えたコンピュータとして実現される。
この店舗端末3は、利用者の商品購入に伴う支払いに必要な処理を実行したり、本積立年金処理装置1Bに対し、当該商品について設定されている積立年金額を当該利用者に付与するのに必要な情報を提供したりする。
【0089】
なお、ここでの店舗端末3には、インターネットを通じて商品を販売するウェブサイト上の仮想店舗、いわゆるオンラインショップを管理するコンピュータ等、ネットワークを介してデータの送受信やデータの入出力が可能な端末も含むものとする。また、商品を販売する店舗に従事する従業者が利用する携帯可能な端末(いわゆる、ハンディレジスタ)も含むものとする。
【0090】
通信処理部14Bは、店舗端末3から、商品を購入した利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に係る決済代金情報、商品を販売した店舗を識別する店舗ID、及び商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を含む決済情報を受信する機能を有する手段である。すなわち、通信処理部14Bは、決済情報受信手段として機能する。
【0091】
また、通信処理部14Bは、店舗端末3に対して、決済代金処理部17Bにてそれぞれ算出した売上額に係る売上情報と、積立年金額に係る積立年金情報とを送信する機能をも有し、処理情報送信手段としても機能する。
【0092】
決済代金処理部17Bは、決済情報の受信に応じ、通信処理部14Bにて受信した決済情報に含まれる決済代金情報と減額情報とに基づいて、店舗の売上額と、利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する手段である。
【0093】
積立年金登録部18は、決済代金処理部17Bにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を、通信処理部14Bにて受信した決済情報に含まれる利用者IDに基づいて積立年金情報DB21に登録する機能を有する手段である。
【0094】
次に、本発明においての第二の実施例に係る積立年金処理方法(以下、「第二の方法」という。)を実施するための積立年金処理システムでの処理の流れについて、
図7を参照して説明する。
なお、本発明の第二の積立年金処理装置1Bでは、第二のコンピュータプログラムを実行することで、以下に説明する第二の方法を実現する。
【0095】
まず、利用者が購入する減額対象商品を、店舗のレジへ持って行く(1)。
そうすると、店舗端末3では、当該商品の価格情報を取得し、決済代金を算出する(2)。また、店舗端末3では、商品を販売する店舗が利用者を支援するために商品に設定した減額情報を取得する(2)。さらに、店舗端末3では、商品を購入する利用者を識別する利用者IDを取得する(2)。
【0096】
引き続き、店舗端末3では、積立年金処理装置1Bに対して、利用者ID、決済代金情報、店舗ID、及び減額情報を含む決済情報を送信する(3)。すなわち、店舗に対する決済代金の支払い完了に伴って、店舗端末3から積立年金処理装置1Bに対して決済情報を送信する。
【0097】
次に、積立年金処理装置1Bでは、店舗端末3から送信された決済情報を受信する(4)。
そうすると、積立年金処理装置1Bでは、決済情報の受信に応じ、決済情報に含まれる決済代金情報と減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(5)。
そして、積立年金処理装置1Bでは、決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(10)。
【0098】
また、本発明に係る積立年金処理装置1Bが、決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末6とネットワークを介して通信可能に構成されている場合、決済代金処理部17Bが店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出した後、金融機関端末6に対して積立処理通知を送信するものとしても良い(6)。
【0099】
この積立処理通知は、商品を販売した店舗を識別する店舗IDと、利用者IDと、積立年金額に係る積立年金情報と共に、利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含むものである。
【0100】
金融機関端末6では、積立年金処理装置1Bから送信された積立処理通知を受信する(7)。
金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理の完了後、金融機関端末6では、積立年金処理装置1Bに対して、積立処理完了通知を送信する(8)。
なお、金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理は、上述した第一の方法と同様に行うものとする。
【0101】
積立年金処理装置1Bでは、金融機関端末6から送信された積立処理完了通知を受信する(9)。
そうすると、積立年金処理装置1Bでは、決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(10)。
【0102】
引き続き積立年金処理装置1Bでは、店舗端末3に対して、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報とを送信する(11)。
そして、店舗端末3では、積立年金処理装置1Bから送信された売上情報と積立年金情報とを受信する(12)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1Bにおいて、利用者による商品購入に伴う決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行することができる。
【0103】
続いて、上述した第二の方法を実施する積立年金処理装置1Bの動作の一例を、
図8を参照して説明する。
まず、通信処理部14Bが、商品を購入した利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に係る決済代金情報、商品を販売した店舗を識別する店舗ID、及び商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を含む決済情報を受信したか否か判断する(S100B)。
【0104】
その結果、通信処理部14Bが、決済情報を受信したと判断した場合(Y)、引き続き決済代金処理部17Bが、通信処理部14Bにて受信した決済情報に含まれる決済代金情報と減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(S151B)。
【0105】
引き続き、積立年金登録部18が、通信処理部14Bにて受信した決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、決済代金処理部17Bにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(S154B)。
一方、通信処理部14Bが、決済情報を受信していないと判断した場合(N)、通信処理部14Bでは決済情報を受信したか否か判断を繰り返す(S100B)。
【0106】
そして、通信処理部14Bが、店舗端末3に対して、決済代金処理部17Bにてそれぞれ算出した、売上額に係る売上情報と、積立年金額に係る積立年金情報とを送信する(S155B)。なお、売上情報と積立年金情報との送信に際しては、受信した決済情報の送信先である店舗端末3に対して返信するものとしても良いし、予め店舗ごとに通信先を登録しておき、通信処理部14Bにて受信した決済情報に含まれる店舗IDに基づいて通信先を特定して送信するものとしても良い。
これにより、第二の積立年金処理装置1Bでの一連の動作は終了(エンド)する。
【実施例3】
【0107】
次に、
図9に、本発明の第三の積立年金処理装置1Cの構成を示す。
本発明の第三の積立年金処理装置1Cは、店舗端末3とネットワークNWを介して通信可能に構成されている点で、上述した第一の積立年金処理装置1Aとは異なる。また、本発明の第三の積立年金処理装置1Cは、店舗端末3から受信する決済情報に減額情報が含まれていない点で、上述した第二の積立年金処理装置1Bとは異なる。
【0108】
本発明の第三の積立年金処理装置1Cは、いわゆるサーバコンピュータ等によって実現され、
図9に示すように、通信処理部14Cと、抽出処理部15Cと、決済代金処理部17Cと、積立年金登録部18と共に、記憶部20が、積立年金情報DB21と、減額情報データベース(以下、「減額情報DB」と略記する。)22Cと、を備えることにより構成されている。
【0109】
減額情報DB22Cは、店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を記憶する手段である。すなわち、減額情報DB22Cは、
図10に示すように、商品を販売する店舗を識別する店舗IDに関連付けて減額情報を記憶する。
【0110】
通信処理部14Cは、店舗端末3から、商品を購入した利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に係る決済代金情報、及び商品を販売した店舗を識別する店舗IDを含む決済情報を受信する機能を有する手段である。すなわち、通信処理部14Cは、決済情報受信手段として機能する。
【0111】
また、通信処理部14Cは、店舗端末3に対して、決済代金処理部17Cにてそれぞれ算出した売上額に係る売上情報と、積立年金額に係る積立年金情報とを送信する機能をも有し、処理情報送信手段としても機能する。
【0112】
抽出処理部15Cは、通信処理部14Cにて受信した決済情報に含まれる店舗IDに基づいて減額情報DB22Cを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する機能を有する手段である。すなわち、抽出処理部15Cは、減額情報抽出手段として機能する。
【0113】
決済代金処理部17Cは、決済情報の受信に応じ、通信処理部14Cにて受信した決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出処理部15Cにて抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と、利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する手段である。
【0114】
積立年金登録部18は、決済代金処理部17Cにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を、通信処理部14Cにて受信した決済情報に含まれる利用者IDに基づいて積立年金情報DB21に登録する機能を有する手段である。
【0115】
次に、本発明においての第三の実施例に係る積立年金処理方法(以下、「第三の方法」という。)を実施するための積立年金処理システムでの処理の流れについて、
図11を参照して説明する。
なお、本発明の第三の積立年金処理装置1Cでは、第三のコンピュータプログラムを実行することで、以下に説明する第三の方法を実現する。
【0116】
まず、利用者が購入する減額対象商品を、店舗のレジへ持って行く(1)。
そうすると、店舗端末3では、当該商品の価格情報を取得し、決済代金を算出する(2)。また、店舗端末3では、商品を購入する利用者を識別する利用者IDを取得する(2)。
引き続き、店舗端末3では、積立年金処理装置1Cに対して、利用者ID、決済代金情報、及び店舗IDを含む決済情報を送信する(3)。
【0117】
次に、積立年金処理装置1Cでは、店舗端末3から送信された決済情報を受信する(4)。
そうすると、積立年金処理装置1Cでは、決済情報の受信に応じ、決済情報に含まれる店舗IDに基づいて減額情報DB22Cを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する(5)。
【0118】
引き続き積立年金処理装置1Cでは、決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(6)。
そして、積立年金処理装置1Cでは、決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(11)。
【0119】
また、本発明に係る積立年金処理装置1Cが、決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末6とネットワークを介して通信可能に構成されている場合、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出した後、金融機関端末6に対して積立処理通知を送信するものとしても良い(7)。
【0120】
この積立処理通知は、商品を販売した店舗を識別する店舗IDと、利用者IDと、積立年金額に係る積立年金情報と共に、利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含むものである。
【0121】
金融機関端末6では、積立年金処理装置1Cから送信された積立処理通知を受信する(8)。
金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理の完了後、金融機関端末6では、積立年金処理装置1Cに対して積立処理完了通知を送信する(9)。
なお、金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理は、上述した第一の方法と同様に行うものとする。
【0122】
積立年金処理装置1Cでは、金融機関端末6から送信された積立処理完了通知を受信する(10)。
そうすると、積立年金処理装置1Cでは、決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(11)。
【0123】
引き続き積立年金処理装置1Cでは、店舗端末3に対して、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報とを送信する(12)。
そして、店舗端末3では、積立年金処理装置1Cから送信された売上情報と積立年金情報とを受信する(13)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1Cにおいて、利用者による商品購入に伴う決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行することができる。
【0124】
続いて、上述した第三の方法を実施する積立年金処理装置1Cの動作の一例を、
図12を参照して説明する。
まず、通信処理部14Cが、商品を購入した利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に係る決済代金情報、及び商品を販売した店舗を識別する店舗IDを含む決済情報を受信したか否か判断する(S100C)。
その結果、通信処理部14Cが、決済情報を受信したと判断した場合(Y)、抽出処理部15Cが、通信処理部14Cにて受信した決済情報に含まれる店舗IDに基づいて減額情報DB22Cを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する(S101C)。
【0125】
一方、通信処理部14Cが、決済情報を受信していないと判断した場合(N)、通信処理部14Cでは決済情報を受信したか否か判断を繰り返す(S100C)。
また、決済代金処理部17Cが、通信処理部14Cにて受信した決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出処理部15Cにて抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(S151C)。
【0126】
引き続き、積立年金登録部18が、通信処理部14Cにて受信した決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、決済代金処理部17Cにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(S154C)。
【0127】
そして、通信処理部14Cが、店舗端末3に対して、決済代金処理部17Cにてそれぞれ算出した、売上額に係る売上情報と、積立年金額に係る積立年金情報とを送信する(S155C)。
これにより、第三の積立年金処理装置1Cでの一連の動作は終了(エンド)する。
【実施例4】
【0128】
次に、
図13に、本発明の第四の積立年金処理装置1Dの構成を示す。
本発明の第四の積立年金処理装置1Dは、店舗端末3とネットワークNWを介して通信可能に構成されている点で、上述した第一の積立年金処理装置1Aとは異なる。また、本発明の第四の積立年金処理装置1Dは、店舗端末3から受信する決済情報に減額情報が含まれていない点で、上述した第二の積立年金処理装置1Bとは異なる。さらに、本発明の第四の積立年金処理装置1Dは、店舗端末3から受信する決済情報に商品を識別する商品識別情報(以下、「商品ID」という。)が含まれている点で、上述した第三の積立年金処理装置1Cとは異なる。
【0129】
本発明の第四の積立年金処理装置1Dは、いわゆるサーバコンピュータ等によって実現され、
図13に示すように、通信処理部14Dと、抽出処理部15Dと、決済代金処理部17Dと、積立年金登録部18と共に、記憶部20が、積立年金情報DB21と、減額情報DB22Dと、を備えることにより構成されている。
【0130】
減額情報DB22Dは、店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を商品ごと記憶する手段である。すなわち、減額情報DB22Dは、
図14に示すように、商品を販売する店舗を識別する店舗IDと商品を識別する商品IDとに関連付けて減額情報を記憶する。
【0131】
通信処理部14Dは、店舗端末3から、商品を購入した利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に係る決済代金情報、商品を販売した店舗を識別する店舗ID、及び商品を識別する商品IDを含む決済情報を受信する機能を有する手段である。すなわち、通信処理部14Dは、決済情報受信手段として機能する。
【0132】
また、通信処理部14Dは、店舗端末3に対して、決済代金処理部17Dにてそれぞれ算出した売上額に係る売上情報と、積立年金額に係る積立年金情報とを送信する機能をも有し、処理情報送信手段としても機能する。
【0133】
抽出処理部15Dは、通信処理部14Dにて受信した決済情報に含まれる店舗ID及び商品IDに基づいて減額情報DB22Dを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する機能を有する手段である。すなわち、抽出処理部15Dは、減額情報抽出手段として機能する。
【0134】
決済代金処理部17Dは、決済情報の受信に応じ、通信処理部14Dにて受信した決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出処理部15Dにて抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と、利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する手段である。
【0135】
積立年金登録部18は、決済代金処理部17Dにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を、通信処理部14Dにて受信した決済情報に含まれる利用者IDに基づいて積立年金情報DB21に登録する機能を有する手段である。
【0136】
次に、本発明においての第四の実施例に係る積立年金処理方法(以下、「第四の方法」という。)を実施するための積立年金処理システムでの処理の流れについて、
図15を参照して説明する。
なお、本発明の第四の積立年金処理装置1Dでは、第四のコンピュータプログラムを実行することで、以下に説明する第四の方法を実現する。
【0137】
まず、利用者が購入する減額対象商品を、店舗のレジへ持って行く(1)。
そうすると、店舗端末3では、当該商品の価格情報と商品IDを取得し、決済代金を算出する(2)。また、店舗端末3では、商品を購入する利用者を識別する利用者IDを取得する(2)。
引き続き、店舗端末3では、積立年金処理装置1Dに対して、利用者ID、決済代金情報、店舗ID及び商品IDを含む決済情報を送信する(3)。
【0138】
次に、積立年金処理装置1Dでは、店舗端末3から送信された決済情報を受信する(4)。
そうすると、積立年金処理装置1Dでは、決済情報の受信に応じ、決済情報に含まれる店舗IDと商品IDとに基づいて減額情報DB22Dを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する(5)。
【0139】
引き続き積立年金処理装置1Dでは、決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(6)。
そして、積立年金処理装置1Dでは、決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(11)。
【0140】
また、本発明に係る積立年金処理装置1Dが、決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末6とネットワークを介して通信可能に構成されている場合、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出した後、金融機関端末6に対して積立処理通知を送信するものとしても良い(7)。
【0141】
この積立処理通知は、商品を販売した店舗を識別する店舗IDと、利用者IDと、積立年金額に係る積立年金情報と共に、利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含むものである。
【0142】
金融機関端末6では、積立年金処理装置1Dから送信された積立処理通知を受信する(8)。
金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理の完了後、金融機関端末6では、積立年金処理装置1Dに対して積立処理完了通知を送信する(9)。
なお、金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理は、上述した第一の方法と同様に行うものとする。
【0143】
積立年金処理装置1Dでは、金融機関端末6から送信された積立処理完了通知を受信する(10)。
そうすると、積立年金処理装置1Dでは、決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(11)。
【0144】
引き続き積立年金処理装置1Dでは、店舗端末3に対して、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報とを送信する(12)。
そして、店舗端末3では、積立年金処理装置1Dから送信された売上情報と積立年金情報とを受信する(13)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1Dにおいて、利用者による商品購入に伴う決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行することができる。
【0145】
続いて、上述した第四の方法を実施する積立年金処理装置1Dの動作の一例を、
図16を参照して説明する。
まず、通信処理部14Dが、商品を購入した利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に係る決済代金情報、商品を販売した店舗を識別する店舗ID、及び商品を識別する商品IDを含む決済情報を受信したか否か判断する(S100D)。
【0146】
その結果、通信処理部14Dが、決済情報を受信したと判断した場合(Y)、抽出処理部15Dが、通信処理部14Dにて受信した決済情報に含まれる店舗IDと商品IDとに基づいて減額情報DB22Dを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する(S101D)。
【0147】
一方、通信処理部14Dが、決済情報を受信していないと判断した場合(N)、通信処理部14Dでは決済情報を受信したか否か判断を繰り返す(S100D)。
また、決済代金処理部17Dが、通信処理部14Dにて受信した決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出処理部15Dにて抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(S151D)。
【0148】
引き続き、積立年金登録部18が、通信処理部14Dにて受信した決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、決済代金処理部17Dにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(S154D)。
【0149】
そして、通信処理部14Dが、店舗端末3に対して、決済代金処理部17Dにてそれぞれ算出した、売上額に係る売上情報と、積立年金額に係る積立年金情報とを送信する(S155D)。
これにより、第四の積立年金処理装置1Dでの一連の動作は終了(エンド)する。
【実施例5】
【0150】
次に、
図17に、本発明の第五の積立年金処理装置1Eの構成を示す。
本発明の第五の積立年金処理装置1Eは、店舗端末3とネットワークNWを介して通信可能に構成されている点で、上述した第一の積立年金処理装置1Aとは異なる。また、本発明の第五の積立年金処理装置1Eは、クラウドコンピューティング基盤上に構成されてクラウドコンピューティングサービスを提供する点で、上述した第二乃至第四の積立年金処理装置1B,1C,1Dとは異なる。
【0151】
本発明の第五の積立年金処理装置1Eは、いわゆるサーバコンピュータ等によって実現され、
図17に示すように、精算処理部11Eと、減額情報特定部12Eと、利用者情報取得部13Eと、決済代金処理部17Eと、積立年金登録部18と共に、記憶部20が、積立年金情報DB21と、減額情報DB22Eと、店舗情報データベース(以下、「店舗情報DB」と略記する。)23Eを備えることにより構成されている。
【0152】
店舗情報DB23Eは、店舗ごとに、商品を識別する商品IDと、当該商品の価格情報と、減額情報が設定されているか否かの有無情報と、を関連付けて記憶する手段である。すなわち、店舗情報DB23Eは、
図18に示すように、店舗ごとに、商品IDや商品名、PLU(Price Look Up)に対応する商品価格といった情報と、減額情報の設定有無を確認する情報を記憶する。また、店舗情報DB23Eには、店舗名や住所、及び電話番号や電子メールアドレスといった連絡先情報を店舗ごとに記憶するものとしても良い。ここで、この減額情報の設定有無を確認する情報としては、たとえば、減額情報の設定ありを示す「1」や、減額情報の設定なしを示す「0」といったフラグで示すものとすることができる。
【0153】
精算処理部11Eは、利用者による商品の購入に応じて、当該商品を販売した店舗を識別する店舗IDと、当該商品を識別する商品IDを、店舗端末3を介して取得し、店舗情報DB23Eを参照して、取得した店舗ID及び商品IDに基づいて価格情報を特定し、決済代金を算出する機能を有する手段である。すなわち、店舗IDは、本サービスの利用に際してログインすることで取得することができ、商品IDは、店舗端末3にて、商品に付されたJANコードやEANコード、UPCといった一次元バーコードや、QRコード、データマトリックス、マキシコードのような二次元バーコードのバーコードスキャナによる読み取りによって取得することができる。
【0154】
また、本実施例において、店舗端末3を介してとは、店舗端末3が備える入力キーや入力ボタン、バーコードスキャナ、カードリーダライタ等を利用することを意味する。
【0155】
また、精算処理部11Eは、店舗情報DB23Eを参照して、取得した店舗ID及び商品IDに基づいて、商品ごとに減額情報の設定有無を確認する機能をも有する。すなわち、精算処理部11Eでは、店舗情報DB23Eに登録されたフラグが、減額情報の設定ありを示す「1」であるか、それとも減額情報の設定なしを示す「0」であるかを確認する。
【0156】
減額情報取得部12Eは、精算処理部11Eにて減額情報が設定されていることが確認された場合に、減額情報DB22Eを参照して、店舗ID及び商品IDに基づいて減額情報を特定する機能を有する手段である。なお、減額情報DB22Eは、
図14に示すように、商品を販売する店舗を識別する店舗IDと商品を識別する商品IDとに関連付けて減額情報を記憶する。
【0157】
利用者情報取得部13Eは、商品を購入する利用者を識別する利用者IDを取得する機能を有する手段である。
この利用者IDは、上述したように、決済用カード情報や、携帯電話情報、及び会員カード情報であり、店舗端末3における、クレジットカード・電子マネー処理機能や、顧客管理機能を用いることで取得することができる。すなわち、利用者IDは、店舗端末3に内蔵(又は接続)されたリーダ/ライタによって取得することができる。
【0158】
決済代金処理部17Eは、支払情報の取得に応じ、支払情報の取得に応じ、精算処理部11Eにて算出した決済代金に係る決済代金情報と、減額情報取得部12Eにて特定した減額情報とに基づいて、売上額と積立年金額とをそれぞれ算出する機能を有する手段である。
この際、支払情報は、店舗端末3において現金売り/預り金キーや、信用売りキー、券売りキー等を押したことを認識できる情報とすることができる。
【0159】
また、本発明に係る積立年金処理装置1Eでは、クレジットカード・電子マネー処理機能を備えることにより、レジでの支払いは、現金は勿論のこと、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネー、等に対応できるものとなっている。
【0160】
積立年金登録部18は、決済代金処理部17Eにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を、利用者情報取得部13Eにて取得した利用者IDに基づいて積立年金情報DB21に登録する機能を有する手段である。
【0161】
次に、本発明においての第五の実施例に係る積立年金処理方法(以下、「第五の方法」という。)を実施するための積立年金処理システムでの処理の流れについて、
図19を参照して説明する。
なお、本発明の第五の積立年金処理装置1Eでは、第五のコンピュータプログラムを実行することで、以下に説明する第五の方法を実現する。
【0162】
まず、利用者は、積立年金サービスを享受するため、事前にあるいは当該積立年金サービスの対象商品の購入時に、サービスの利用登録を行っておく。また、店舗端末3においては、積立年金サービスを利用するためのアプリケーションソフトをインストールして、クラウドと連携できるようにしておく。また、店舗端末3では、店舗IDとパスワードを入力してログインする。
【0163】
次に、利用者が購入する減額対象商品を、店舗のレジへ持って行く(1)。
そうすると、店舗端末3とネットワークを介して通信可能に構成された積立年金処理装置1Eでは、当該商品を販売した店舗を識別する店舗IDと、当該商品を識別する商品IDを、店舗端末3を介して取得する(2)。すなわち、店舗IDは、ログイン情報から取得(特定)でき、商品IDは、バーコードスキャナによるバーコードの読み取りによって取得することができる。
引き続き積立年金処理装置1Eでは、店舗情報DB23Eを参照して、取得した店舗ID及び商品IDに基づいて価格情報を特定し、決済代金を算出する(2)。
【0164】
さらに、積立年金処理装置1Eでは、店舗情報DB23Eを参照して、取得した店舗ID及び商品IDに基づいて商品ごとに減額情報の設定有無を確認する(2)。
また、積立年金処理装置1Eでは、減額情報が設定されていることが確認された場合に、減額情報DB22Eを参照して、取得した店舗ID及び商品IDに基づいて減額情報を特定する(3)。
さらに、積立年金処理装置1Eでは、商品を購入する利用者を識別する利用者IDを、店舗端末3を介して取得する(4)。
【0165】
引き続き、積立年金処理装置1Eでは、支払情報の取得に応じ、算出した決済代金に係る決済代金情報と、取得した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(5)。
そして、積立年金処理装置1Eでは、取得した利用者IDに基づいて、算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(10)。
【0166】
また、本発明に係る積立年金処理装置1Eが、決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末6とネットワークを介して通信可能に構成されている場合、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出した後、金融機関端末6に対して積立処理通知を送信するものとしても良い(6)。
【0167】
この積立処理通知は、商品を販売した店舗を識別する店舗IDと、利用者IDと、積立年金額に係る積立年金情報と共に、利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含むものである。
【0168】
金融機関端末6では、積立年金処理装置1Eから送信された積立処理通知を受信する(7)。
金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理の完了後、金融機関端末6では、積立年金処理装置1Eに対して積立処理完了通知を送信する(8)。
なお、金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理は、上述した第一の方法と同様に行うものとする。
【0169】
積立年金処理装置1Eでは、金融機関端末6から送信された積立処理完了通知を受信する(9)。
そうすると、積立年金処理装置1Eでは、取得した利用者IDに基づいて、積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(10)。
【0170】
引き続き積立年金処理装置1Eでは、店舗端末3からの要求に応じて、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報を開示し、閲覧を可能とする(11)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1Eにおいて、利用者による商品購入に伴う決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行することができる。
【0171】
続いて、上述した第五の方法を実施する積立年金処理装置1Eの動作の一例を、
図20を参照して説明する。
まず、精算処理部11Eが、店舗IDと商品IDを取得する(S10E)。
そうすると、精算処理部11Eでは、取得した店舗IDと商品IDに基づいて価格情報を特定する(S11E)。
引き続き、精算処理部11Eでは、決済代金を算出する(S20E)。
【0172】
また、精算処理部11Eでは、当該商品に対して減額情報が設定されているか否か確認する(S30E)。
その結果、精算処理部11Eが、減額情報が設定されていることを確認した場合(Y)、減額情報特定部12Eが、取得した店舗IDと商品IDに基づいて減額情報を特定する(S40E)。
【0173】
続いて、精算処理部11Eが、店舗IDと商品IDを再度取得したか否か判断する(S50E)。
その結果、精算処理部11Eが、店舗IDと商品IDを再度取得したと判断した場合(Y)、精算処理部11Eでは、取得した店舗IDと商品IDに基づいて価格情報を特定する(S11E)。以後、上述した手順を繰り返す。
【0174】
一方、精算処理部11Eが、店舗IDと商品IDを再度取得していないと判断した場合(N)、続いて済代金処理部17Eが、支払情報を取得したか否か判断する(S100E)。
その結果、決済代金処理部17Eが、支払情報を取得したと判断した場合(Y)、利用者情報取得部13Eが、商品を購入する利用者を識別する利用者IDを取得する(101E)。
【0175】
一方、決済代金処理部17Eが、支払情報を取得していないと判断した場合(N)、決済代金処理部17Eは、支払情報を取得したか否か判断を繰り返す(S100E)。
なお、利用者情報取得部13Eによる利用者IDの取得は、決済代金処理部17Eが支払情報を取得する前であっても良い。
【0176】
また、決済代金処理部17Eでの支払情報の取得に応じ、引き続き決済代金処理部17Eが、精算処理部11Eにて算出した決済代金に係る決済代金情報と、減額情報特定部12Eにて特定した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(S151E)。
【0177】
そして、積立年金登録部18が、利用者情報取得部13Eにて取得した利用者IDに基づいて、決済代金処理部17Eにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(S154E)。
これにより、第五の積立年金処理装置1Eでの一連の動作は終了(エンド)する。
【実施例6】
【0178】
次に、
図21に、本発明の第六の積立年金処理装置1Fの構成を示す。
本発明の第六の積立年金処理装置1Fは、利用者端末4とネットワークNWを介して通信可能に構成されている点で、上述した第一乃至第五の積立年金処理装置1A,1B,1C,1D,1Eとは異なる。
【0179】
本発明の第六の積立年金処理装置1Fは、いわゆるサーバコンピュータ等によって実現され、
図21に示すように、通信処理部14Fと、抽出処理部15Fと、決済代金処理部17Fと、積立年金登録部18と共に、記憶部20が、積立年金情報DB21と、減額情報DB22Fと、を備えることにより構成されている。
【0180】
利用者端末4は、積立年金サービスを享受して、当該積立年金サービスの対象商品を購入することによって積立年金を得る利用者が利用する端末である。
この利用者端末4は、所謂パーソナルコンピュータやタブレット端末、スマートフォン、や携帯電話等、インターネット等のネットワークNWを介してデータの送受信やデータの入出力が可能な端末によって実現される。
【0181】
減額情報DB22Fは、店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を記憶する手段である。すなわち、減額情報DB22Fは、
図10に示すように、商品を販売する店舗を識別する店舗IDに関連付けて減額情報を記憶する。
【0182】
通信処理部14Fは、利用者端末4から、商品を購入した利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に係る決済代金情報、及び商品を販売した店舗を識別する店舗IDを含む決済情報を受信する機能を有する手段である。すなわち、通信処理部14Fは、決済情報受信手段として機能する。
【0183】
また、通信処理部14Fは、店舗端末3に対して、決済代金処理部17Fにてそれぞれ算出した売上額に係る売上情報と、積立年金額に係る積立年金情報とを送信する機能をも有し、処理情報送信手段としても機能する。
【0184】
抽出処理部15Fは、通信処理部14Fにて受信した決済情報に含まれる店舗IDに基づいて減額情報DB22Fを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する機能を有する手段である。すなわち、抽出処理部15Fは、減額情報抽出手段として機能する。
【0185】
決済代金処理部17Fは、決済情報の受信に応じ、通信処理部14Fにて受信した決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出処理部15Fにて抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と、利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する手段である。
【0186】
積立年金登録部18は、決済代金処理部17Fにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を、通信処理部14Fにて受信した決済情報に含まれる利用者IDに基づいて積立年金情報DB21に登録する機能を有する手段である。
【0187】
次に、本発明においての第六の実施例に係る積立年金処理方法(以下、「第六の方法」という。)を実施するための積立年金処理システムでの処理の流れについて、
図22を参照して説明する。
なお、本発明の第六の積立年金処理装置1Fでは、第六のコンピュータプログラムを実行することで、以下に説明する第六の方法を実現する。
【0188】
まず、利用者が店舗での商品の購入に当たって、利用者端末4において積立年金サービスを利用するためのアプリケーションソフトを起動させ、IDやパスワードを入力してログインする。
次いで、対象商品の購入に伴い、店舗の電話番号を入力し、商品IDと共に商品価格を問い合わせるショートメッセージ(たとえば、ショートメールやCメールなど)を店舗端末3へ送信する(1)。
【0189】
一方、店舗端末3では、利用者端末4から送信されたショートメッセージを受信する(2)。
店舗端末3では、利用者端末4に対して、商品価格に係る決済代金情報を送信する(3)。
【0190】
引き続き、利用者端末4では、店舗端末3から送信された決済代金情報を受信する(4)。
そして、利用者端末4では、積立年金処理装置1Fに対して、利用者ID、決済代金情報、及び店舗IDを含む決済情報を送信する(5)。すなわち、利用者は、店舗端末3から送信された決済代金情報に示す金額に納得がいけばOKボタンを押すことで、利用者端末4から決済情報が積立年金処理装置1Fに対して送信されるものとなる。
【0191】
次に、積立年金処理装置1Fでは、利用者端末4から送信された決済情報を受信する(6)。
そうすると、積立年金処理装置1Fでは、決済情報の受信に応じ、受信した決済情報に含まれる店舗IDに基づいて減額情報DB22Eを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する(7)。
【0192】
引き続き積立年金処理装置1Fでは、決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(8)。
そして、積立年金処理装置1Fでは、決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(13)。
【0193】
また、本発明に係る積立年金処理装置1Fが、決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末6とネットワークを介して通信可能に構成されている場合、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出した後、金融機関端末6に対して積立処理通知を送信するものとしても良い(9)。
【0194】
この積立処理通知は、商品を販売した店舗を識別する店舗IDと、利用者IDと、積立年金額に係る積立年金情報と共に、利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含むものである。
【0195】
金融機関端末6では、積立年金処理装置1Fから送信された積立処理通知を受信する(10)。
金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理の完了後、金融機関端末6では、積立年金処理装置1Fに対して積立処理完了通知を送信する(11)。
なお、金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理は、上述した第一の方法と同様に行うものとする。
【0196】
積立年金処理装置1Fでは、金融機関端末6から送信された積立処理完了通知を受信する(12)。
そうすると、積立年金処理装置1Fでは、決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(13)。
【0197】
引き続き積立年金処理装置1Fでは、店舗端末3に対して、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報とを送信する(14)。
そして、店舗端末3では、積立年金処理装置1Fから送信された売上情報と積立年金情報とを受信する(15)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1Fにおいて、利用者による商品購入に伴う決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行することができる。
【0198】
続いて、上述した第六の方法を実施する積立年金処理装置1Fの動作の一例を、
図23を参照して説明する。
まず、通信処理部14Fが、商品を購入した利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に係る決済代金情報、及び商品を販売した店舗を識別する店舗IDを含む決済情報を受信したか否か判断する(S100F)。
その結果、通信処理部14Fが、決済情報を受信したと判断した場合(Y)、抽出処理部15Fが、通信処理部14Fにて受信した決済情報に含まれる店舗IDに基づいて減額情報DB22Fを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する(S101F)。
【0199】
一方、通信処理部14Fが、決済情報を受信していないと判断した場合(N)、通信処理部14Fでは決済情報を受信したか否か判断を繰り返す(S100F)。
また、決済代金処理部17Fが、通信処理部14Fにて受信した決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出処理部15Fにて抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(S151F)。
【0200】
引き続き、積立年金登録部18が、通信処理部14Fにて受信した決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、決済代金処理部17Fにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(S154F)。
【0201】
そして、通信処理部14Fが、店舗端末3に対して、決済代金処理部17Fにてそれぞれ算出した、売上額に係る売上情報と、積立年金額に係る積立年金情報とを送信する(S155E)。
これにより、第六の積立年金処理装置1Fでの一連の動作は終了(エンド)する。
【実施例7】
【0202】
次に、
図24に、本発明の第七の積立年金処理装置1Gの構成を示す。
本発明の第七の積立年金処理装置1Gは、利用者端末4とネットワークNWを介して通信可能に構成されている点で、上述した第一乃至第五の積立年金処理装置1A,1B,1C,1D,1Eとは異なる。また、本発明の第七の積立年金処理装置1Gは、利用者端末4から受信する決済情報に商品を識別する商品IDが含まれている点で、上述した第六の積立年金処理装置1Fとも異なる。
【0203】
本発明の第七の積立年金処理装置1Gは、いわゆるサーバコンピュータ等によって実現され、
図20に示すように、通信処理部14Gと、抽出処理部15Gと、決済代金処理部17Gと、積立年金登録部18と共に、記憶部20が、積立年金情報DB21と、減額情報DB22Gと、を備えることにより構成されている。
【0204】
減額情報DB22Gは、店舗ごとに、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報を商品ごと記憶する手段である。すなわち、減額情報DB22Gは、
図14に示すように、商品を販売する店舗を識別する店舗IDと、商品を識別する商品IDとに関連付けて減額情報を記憶する。
【0205】
通信処理部14Gは、利用者端末4から、商品を購入した利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に係る決済代金情報、商品を販売した店舗を識別する店舗ID、及び購入した商品を識別する商品IDを含む決済情報を受信する機能を有する手段である。すなわち、通信処理部14Gは、決済情報受信手段として機能する。
【0206】
また、通信処理部14Gは、店舗端末3に対して、決済代金処理部17Gにてそれぞれ算出した売上額に係る売上情報と、積立年金額に係る積立年金情報とを送信する機能をも有し、処理情報送信手段としても機能する。
【0207】
抽出処理部15Gは、通信処理部14Gにて受信した決済情報に含まれる店舗IDと商品IDに基づいて減額情報DB22Gを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する機能を有する手段である。すなわち、抽出処理部15Gは、減額情報抽出手段として機能する。
【0208】
決済代金処理部17Gは、決済情報の受信に応じ、通信処理部14Gにて受信した決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出処理部15Gにて抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と、利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する手段である。
【0209】
積立年金登録部18は、決済代金処理部17Gにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を、通信処理部14Gにて受信した決済情報に含まれる利用者IDに基づいて積立年金情報DB21に登録する機能を有する手段である。
【0210】
次に、本発明においての第七の実施例に係る積立年金処理方法(以下、「第七の方法」という。)を実施するための積立年金処理システムでの処理の流れについて、
図25を参照して説明する。
なお、本発明の第七の積立年金処理装置1Gでは、第六のコンピュータプログラムを実行することで、以下に説明する第七の方法を実現する。
【0211】
まず、利用者が店舗での商品の購入に当たって、利用者端末4において積立年金サービスを利用するためのアプリケーションソフトを起動させ、IDやパスワードを入力してログインする。
次いで、対象商品の購入に伴い、利用者端末4にて、カタログや商品に付された店舗ID、商品ID、及び価格情報を含むQRコードを取得する(1)。
【0212】
引き続き、利用者端末4では、積立年金処理装置1Gに対して、利用者ID、決済代金情報、店舗ID及び商品IDを含む決済情報を送信する(2)。すなわち、利用者は、利用者端末4にてQRコードを取得した後、購入ボタンを押すことで、利用者端末4から決済情報が積立年金処理装置1Gに対して送信されるものとなる。
【0213】
次に、積立年金処理装置1Gでは、通信処理部14Gが、利用者端末4から送信された決済情報を受信する(3)。
そうすると、積立年金処理装置1Gでは、決済情報の受信に応じ、決済情報に含まれる店舗IDと商品IDとに基づいて減額情報DB22Gを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する(4)。
【0214】
引き続き積立年金処理装置1Gでは、決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(5)。
そして、積立年金処理装置1Gでは、決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(10)。
【0215】
また、本発明に係る積立年金処理装置1Gが、決済代金の決済に係る処理を実行する金融機関端末6とネットワークを介して通信可能に構成されている場合、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出した後、金融機関端末6に対して積立処理通知を送信するものとしても良い(6)。
【0216】
この積立処理通知は、商品を販売した店舗を識別する店舗IDと、利用者IDと、積立年金額に係る積立年金情報と共に、利用者に対する積立年金の積み立てを要求する旨の積立処理要求とを含むものである。
【0217】
金融機関端末6では、積立年金処理装置1Gから送信された積立処理通知を受信する(7)。
金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理の完了後、金融機関端末6では、積立年金処理装置1Gに対して、積立処理完了通知を送信する(8)。
なお、金融機関での利用者に対する積立年金の積み立て処理は、上述した第一の方法と同様に行うものとする。
【0218】
積立年金処理装置1Gでは、金融機関端末6から送信された積立処理完了通知を受信する(9)。
そうすると、積立年金処理装置1Gでは、決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(10)。
【0219】
引き続き積立年金処理装置1Gでは、処理情報送信手段として機能する通信処理部14Gが、店舗端末3に対して、店舗の売上額に係る売上情報と、利用者の積立年金額に係る積立年金情報とを送信する(11)。
そして、店舗端末3では、積立年金処理装置1Gから送信された売上情報と積立年金情報とを受信する(12)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1Gにおいて、利用者による商品購入に伴う決済代金の一部の積み立てに係る処理を実行することができる。
【0220】
続いて、上述した第七の方法を実施する積立年金処理装置1Gの動作の一例を、
図26を参照して説明する。
まず、通信処理部14Gが、商品を購入した利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に係る決済代金情報、及び商品を販売した店舗を識別する店舗IDを含む決済情報を受信したか否か判断する(S100G)。
その結果、通信処理部14Gが、決済情報を受信したと判断した場合(Y)、抽出処理部15Gが、通信処理部14Gにて受信した決済情報に含まれる店舗IDに基づいて減額情報DB22Gを参照し、関連付けて登録されている減額情報を抽出する(S101G)。
【0221】
一方、通信処理部14Gが、決済情報を受信していないと判断した場合(N)、通信処理部14Gでは決済情報を受信したか否か判断を繰り返す(S100G)。
また、決済代金処理部17Gが、通信処理部14Gにて受信した決済情報に含まれる決済代金情報と、抽出処理部15Gにて抽出した減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(S151G)。
【0222】
引き続き、積立年金登録部18が、通信処理部14Gにて受信した決済情報に含まれる利用者IDに基づいて、決済代金処理部17Gにて算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(S154G)。
【0223】
そして、通信処理部14Gが、店舗端末3に対して、決済代金処理部17Gにてそれぞれ算出した、売上額に係る売上情報と、積立年金額に係る積立年金情報とを送信する(S155G)。
これにより、第七の積立年金処理装置1Gでの一連の動作は終了(エンド)する。
【0224】
以上、本発明における積立年金処理装置での主要な構成と機能について、第一乃至第七の積立年金処理装置を例に説明したが、本発明では、積立年金サービスを提供する際に、適用条件を設けたり、積立年金情報の閲覧や、積立年金サービスの対象商品情報の閲覧を要求したり、積立年金を一部譲渡したりする、新たな機能を設けることもできる。
図23に、本発明に係る積立年金処理装置1において新たな機能を設けた場合の構成を示す。
【0225】
図27に示すように、本発明では、上述した第一乃至第七の積立年金処理装置1A,1B,1C,1D,1E,1F,1Gにおいて、判断抽出部16、商品情報登録部19のほか、記憶部20が、利用者情報DB24、適用情報データベース(以下、「適用情報DB」と略記する。)25、処理情報データベース(以下、「処理情報DB」と略記する。)26、対象商品情報データベース(以下、「対象商品情報DB」と略記する。)27、補助条件情報データベース(以下、「補助条件情報DB」と略記する。)28、譲渡情報データベース(以下、「譲渡情報DB」と略記する。)29、をさらに適宜備えるものとして構成されたものとすることができる。
【実施例8】
【0226】
まず、新たな第一の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、何時でも積立年金サービスの利用を可能とするものではなく、店舗側の都合によって利用時期を制限するものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、判断処理部16と共に、記憶部20が、店舗情報DB23をさらに備えるものとする。
【0227】
店舗情報DB23は、積立年金サービスの適用可能時期に係る情報をさらに記憶する手段である。すなわち、店舗情報DB23は、
図28に示すように、店舗ごとに、サービスの適用可能な曜日や週、時間といった適用可能時期情報を記憶する。また、店舗情報DB23には、
図18に示す店舗情報DB23Eと同様に、店舗名や住所、及び電話番号や電子メールアドレスといった連絡先情報を店舗ごとに記憶するものとしても良い。
【0228】
本実施例において判断処理部16は、支払情報の取得や、通信処理部14での店舗情報を含む決済情報の受信に応じ、当該店舗IDに基づいて店舗情報DB23を参照し、商品の購入に係る日時が積立年金サービスの適用可能時期であるか否かを判断する機能を有する手段である。すなわち、判断処理部16は、適用可能時期判断手段として機能する。
【0229】
また、本実施例において決済代金処理部18は、判断処理部16より積立年金サービスの適用可能時期である旨の情報を受けた場合に、売上額と積立年金額とをそれぞれ算出するものとして機能する。
【0230】
なお、本発明においては、店舗に設定される減額情報又は積立年金サービスの適用可能時期に係る情報を受け付け、店舗情報DB23に登録する機能を有する手段をさらに有する積立年金処理装置としても良い。
また、判断処理部16より積立年金サービスの適用可能時期でない旨の情報を受けた場合、積立年金サービスの適用無しの情報を送信するものとしても良い。
【0231】
これにより、全ての営業時間帯ではなく、店舗の繁忙時期等を避けるような店舗側の都合に合わせて積立年金サービスの提供ができるものとし、店舗に負担なく継続した支援を請うことができる。
【実施例9】
【0232】
また、新たな第二の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、誰でも積立年金サービスの利用を可能とするものではなく、利用者を制限するものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、判断処理部16と共に、記憶部20が、利用者情報DB24をさらに備えるものとする。
【0233】
利用者DB24は、積立年金サービスの利用登録をしている利用者に関する情報を記憶した記憶部である。すなわち、利用者DB24は、積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する情報を記憶する手段である。この利用者情報とは、たとえば、利用者の氏名や性別、生年月日、年齢、住所、電話番号といった基本個人情報であって、所定の条件に合致した利用者のみ登録されている。
【0234】
また、この利用者DB24には、積立年金サービスの提供を受けるために利用登録をした利用者に発行した会員カードや、商品の購入代金を決済する際に用いるクレジットカードやデビットカードなどのカード情報も登録されている。ゆえに、利用者情報DB24は、
図29に示すように、利用者IDごとに、基本個人情報やカード情報を記憶する。
【0235】
本実施例において判断処理部16は、支払情報の取得や、通信処理部14での利用者IDを含む決済情報の受信に応じ、利用者IDに基づいて利用者情報DB24を参照し、商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能者であるか否かを判断する機能を有する手段である。この場合、判断処理部16は、適用可能者判断手段として機能する。
【0236】
また、本実施例において決済代金処理部18は、判断処理部16より積立年金サービスの適用可能者である旨の情報を受けた場合に、売上額と積立年金額とをそれぞれ算出するものとして機能する。
【0237】
これにより、全ての利用者ではなく、たとえば、女性限定、又は二十歳未満の者、もしくは東北地方在住者、といった所定の条件に合致した利用者のみ積立年金サービスを提供することができる。
【実施例10】
【0238】
また、新たな第三の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、誰でも積立年金サービスの利用を可能とするものではなく、店舗ごとに積立年金サービスの利用条件を設定して利用者を制限するものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、判断処理部16と共に、記憶部20が、利用者情報DB24と、適用情報データベース(以下、「適用情報DB」と略記する)25と、をさらに備えるものとする。
【0239】
本実施例において利用者情報DB24は、積立年金サービスの適用が可能となる利用者を識別する情報、及び当該利用者ごとの詳細個人情報を記憶する手段である。この詳細個人情報とは、たとえば、国籍、本籍、職業、勤務先(名称・住所)、雇用形態、収入(月収、年収)、学歴、職歴・経験、資格、家族構成、スキル(外国語が話せる)、趣味といった情報とすることができる。ゆえに、利用者情報DB24は、
図30に示すように、利用者IDごとに、基本個人情報や詳細個人情報と共に、カード情報を記憶する。
【0240】
また、適用情報DB25は、店舗が設定した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を記憶する手段である。積立年金サービスの適用可能条件に係る情報とは、たとえば、パート、アルバイト、契約社員、派遣社員、日雇いといった非正規労働者、学生、中卒者、未就学児有の者、シングルマザー、といったものである。ゆえに、適用情報DB25は、
図31に示すように、店舗IDごとに、適用可能条件情報を記憶する。
【0241】
また、本実施例において判断処理部16は、支払情報の取得や、通信処理部14での利用者ID及び店舗IDを含む決済情報の受信に応じ、店舗IDに基づいて適用情報DB25を参照し、積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、利用者IDに基づいて利用者情報DB24を参照し、商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する機能を有する手段である。この場合、判断処理部16は、適用可能者判断手段として機能する。
【0242】
また、本実施例において決済代金処理部18は、判断処理部16より積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報を受けた場合に、売上額と積立年金額とをそれぞれ算出するものとして機能する。
【0243】
これにより、全ての利用者ではなく、たとえば、年収300万円未満の者、又は非正規労働者、もしくはバックパック旅行経験者、といった店舗が支援したい適用可能条件を満たす利用者に限定して積立年金サービスを提供することができる。
【実施例11】
【0244】
また、新たな第四の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、誰でも積立年金サービスの利用を可能とするものではなく、人事労務情報に基づいて利用者を制限するものとしても良い。本実施例の機能は、上記実施例9に付随したものであって、店舗ごとに積立年金サービスの利用条件を設定して利用者をさらに制限するようにしたものである。
この場合、積立年金処理装置1は、通信処理部14と、判断処理部16と共に、記憶部20が、利用者情報DB24と、適用情報DB25と、をさらに備えるものとする。
【0245】
本実施例において通信処理部14は、人事労務情報管理装置7に対し、利用者IDと共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かの照会を要求する機能を有する手段である。この場合、通信処理部14は、照会要求送信手段として機能する。
【0246】
人事労務情報管理装置7は、利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段を有する装置である。この人事労務情報としては、たとえば、業種、業務内容、役職、雇用形態、休日、勤務時間、給与、出張の有無や日時・場所、といった各種情報のほか、勤務モラル、上司や部下又は同僚からの信頼度といった仕事上評価し得る項目を挙げることができる。
【0247】
また、本実施例において、人事労務情報管理装置7は、労働者の出退時刻等の勤怠管理を行うようにしたタイムレコ−ダ(通信ネットワークを介した、いわゆるインターネットタイムレコ−ダも含む。)と連動して給与を計算する給与計算システムを備えるものとしても良い。これにより、利用者情報DB24に登録されている給与情報を客観的な信頼性のある情報とすることができ、虚偽の自己申告を排除することができる。また、リアルタイムに給与を計算することができるので、月給月払いの給与以外に、時給日払い、日給日払い、時給月払い、日給月払い、といった任意の支払い方法に対応して給与情報を特定することができる。
【0248】
また、本実施例において通信処理部14は、人事労務情報管理装置7から、照会要求に対する回答情報を受信する機能を有する手段である。この場合、通信処理部14は、回答情報受信手段としても機能する。
ここで、回答情報とは、積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報又は積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者でない旨の情報をいう。また、この回答情報は、通信処理部14にて受信した後、詳細個人情報として利用者情報DB24へ登録するものとしても良い。
【0249】
また、本実施例において通信処理部14は、店舗が設定して適用情報DB25に登録した積立年金サービスの適用可能条件に係る情報が利用者情報DB24に登録されていない場合に、人事労務情報管理装置7に対して照会を要求するものとしても良い。
【0250】
また、本実施例において判断処理部16は、通信処理部14にて受信した回答情報に基づいて、商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する機能を有する手段である。この場合、判断処理部16は、適用可能者判断手段として機能する。
【0251】
これにより、全ての利用者ではなく、たとえば、営業職、又は勤務モラル評価がAの者、もしくは上司や部下又は同僚からの信頼度がAの者、といった人事労務情報に基づいて店舗が支援したい利用者をさらに限定して積立年金サービスを提供することができる。
また、人事労務情報管理装置7がタイムレコ−ダと連動した給与計算システムを備えることで、正社員以外に、時間給契約のアルバイトやパートタイマー、派遣社員、請負、といった多種多様な雇用契約形態に応じて、リアルタイムで給与を計算することができるので、給与が月15万円以下の者や、給与が日5,000円以下の者など、本当に支援が必要な利用者を特定して支援することができる。
【実施例12】
【0252】
また、新たな第五の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、利用者への積立年金情報の通知を一定期間後もしくは定期的に行うものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、通信処理部14と、抽出処理部15と共に、記憶部20が、利用者情報DB24をさらに備えるものとする。
【0253】
本実施例において抽出処理部15は、所定期間経過後に、積立年金情報DB21に登録されている利用者ごとに積立年金情報をそれぞれ抽出すると共に、利用者IDに基づいて、利用者情報DB24より該当する利用者の通知先情報を抽出する機能を有する手段である。この場合、抽出処理部15は、積立年金情報抽出手段として機能する。
【0254】
また、本実施例において通信処理部14は、抽出処理部15にて抽出した積立年金情報を、一緒に抽出した通知先情報に基づいてそれぞれの利用者に対して送信する機能を有する手段である。この場合、通信処理部14は、処理情報送信手段として機能する。
【0255】
これにより、積立年金サービスの利用者に対して、現在どれくらい個人年金が積み立てられているのかを一定期間後もしくは定期的に通知し、利用者の積み立て意欲を刺激して商品の購入を促すと共に、本当にちゃんと積み立てられているのかといった利用者の不安感を解消させることができる。
【実施例13】
【0256】
また、新たな第六の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、利用者による積立年金情報の照会要求を受け付けることができるものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、通信処理部14と、抽出処理部15とをさらに備えるものとする。
【0257】
本実施例において通信処理部14は、利用者端末4から、利用者IDと共に、積立年金情報の照会要求を受信する機能を有する手段である。この場合、通信処理部14は、照会要求受信手段として機能する。
【0258】
また、本実施例において通信処理部14は、抽出処理部15抽出した積立年金情報を照会要求のあった利用者端末4に対して送信する機能をも有する手段である。この場合、通信処理部14は、処理情報送信手段として機能する。
【0259】
また、本実施例において抽出処理部15は、通信処理部14にて受信した照会要求に含まれる利用者IDに基づいて積立年金情報DB21を参照し、関連付けて登録されている積立年金情報を抽出する機能を有する手段である。この場合、抽出処理部15は、積立年金情報抽出手段として機能する。
【0260】
これにより、利用者は利用者端末4により、所定のウェブサイト等を介して積立年金処理装置1にアクセスし、利用者自身の積立年金の照会要求を送信し、その照会結果を受信することで、いつでもどこでも所望のときに現在どれくらい個人年金が積み立てられているのかを確認(閲覧)することができる。
【実施例14】
【0261】
また、新たな第七の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、店舗への売上・積立年金情報の通知を一定期間後もしくは定期的に行うものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、通信処理部14と、抽出処理部15と共に、記憶部20が、処理情報データベース「以下、「処理情報DB」と略記する)26をさらに備えるものとする。
【0262】
処理情報DB26は、店舗ごとに、店舗の売上額を集計した売上合計情報と、利用者の積立年金額を集計した積立年金合計情報とをそれぞれ記憶する手段である。すなわち、処理情報DB26は、
図32に示すように、積立年金サービスの利用登録をしている店舗を識別する店舗IDに関連付けて売上合計情報と積立年金額とを記憶する。
【0263】
ここで、処理情報DB26に登録されている店舗IDは、積立年金サービスの運営者が本サービスの店舗を識別するために付与した固有の識別標識のことをいうが、本発明において述べる店舗IDには、店舗ごとの住所や電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレスといった通知先情報を含めるものとする。
【0264】
すなわち、本発明では、積立年金サービスの提供を受ける際に店舗が事前に登録した、店舗の名称や住所、電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレスと、店舗IDとを関連付けておくものとする。この関連付けは、処理情報DB26において行っても良いし、上述した店舗情報DB23において行っても良い。つまり、上述した積立年金処理装置1の実施の形態によっては、処理情報DB26にて、店舗IDと店舗の通知先情報とを関連付けて登録し管理するよりも、店舗情報DB23にて、店舗IDと関連付けて登録し管理した方が、処理情報DB26での売上合計情報と積立年金額の登録・管理が簡易に効率良く行えるものと思われる。
【0265】
本実施例において抽出処理部15は、所定期間経過後に、処理情報DB26に登録されている店舗ごとに売上合計情報及び/又は積立年金合計情報を抽出すると共に、店舗IDに基づいて処理情報DB26より該当する店舗の通知先情報を抽出する機能を有する手段である。この場合、抽出処理部15は、処理情報抽出手段として機能する。
【0266】
本実施例において通信処理部14は、抽出処理部15にて抽出した売上合計情報及び/又は積立年金合計情報を、一緒に抽出した通知先情報に基づいてそれぞれの店舗端末3に対して送信する機能を有する手段である。この場合、通信処理部14は、処理情報送信手段として機能する。
【0267】
これにより、店舗に対して、現在どれくらい積立年金サービスを利用した店舗の売上があって、どれくらい利用者に対する積立年金があるのかを一定期間後もしくは定期的に通知し、店舗での経理処理が適切に行えるようにすることができる。
【実施例15】
【0268】
また、新たな第八の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、店舗による売上・積立年金情報の照会要求を受け付けることができるものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、通信処理部14と、抽出処理部15と共に、記憶部20が、処理情報DB26をさらに備えるものとする。
【0269】
本実施例において通信処理部14は、店舗端末3から、店舗IDと共に、売上合計情報及び/又は積立年金合計情報の照会要求を受信する機能を有する手段である。この場合、通信処理部14は、照会要求受信手段として機能する。
【0270】
また、本実施例において通信処理部14は、抽出処理部15抽出した売上合計情報及び/又は積立年金合計情報を照会要求のあった店舗端末3に対して送信する機能をも有する手段である。この場合、通信処理部14は、処理情報送信手段として機能する。
【0271】
また、本実施例において抽出処理部15は、通信処理部14にて受信した照会要求に含まれる店舗IDに基づいて処理情報DB26を参照し、関連付けて登録されている売上合計情報及び/又は積立年金合計情報を抽出する機能を有する手段である。この場合、抽出処理部15は、処理情報抽出手段として機能する。
【0272】
これにより店舗は、店舗端末3により、所定のウェブサイト等を介して積立年金処理装置1にアクセスし、店舗における売上合計及び/又は利用者に対する積立年金合計の照会要求を送信し、その照会結果を受信することで、いつでもどこでも所望のときに現在どれくらい売上があり、利用者に対して支払う積立年金があるのかを確認(閲覧)することができる。
【実施例16】
【0273】
また、新たな第九の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、利用者に対して積立年金サービスの対象となる商品情報の通知を行うものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、通信処理部14と、抽出処理部15と、商品情報登録部19と共に、記憶部20が、利用者情報DB23と、対象商品情報データベース(「以下、「対象商品情報DB」と略記する)27と、をさらに備えるものとする。
【0274】
対象商品情報DB27は、店舗ごとに、積立年金サービスの対象に係る対象商品情報を記憶する手段である。すなわち、対象商品情報DB27は、
図33に示すように、積立年金サービスの利用登録をしている店舗を識別する店舗IDと、当該店舗にて販売する積立年金サービスの対象に係る商品を識別する商品IDに関連付けて、対象商品の名称や価格といった対象商品情報を記憶する。
【0275】
本実施例において通信処理部14は、店舗端末3から、店舗IDと共に、積立年金サービスの対象となる商品情報を受信する機能を有する手段である。この場合、通信処理部14は、対象商品情報受信手段として機能する。
【0276】
また、本実施例において通信処理部14は、抽出処理部15にて抽出した対象商品情報を、通知先情報に基づいてそれぞれの利用者端末4に対して送信する機能を有する手段である。この場合、通信処理部14は、処理情報送信手段として機能する。
【0277】
また、本実施例において抽出処理部15は、対象商品情報の受信後直ちに、又は所定期間経過後に、対象商品情報DB27に登録されている対象商品情報を抽出すると共に、利用者情報DB23を参照して該当する利用者の通知先情報を抽出する機能を有する手段である。この場合、抽出処理部15は、対象商品情報抽出手段として機能する。
ここで、該当する利用者とは、事前に通知要求のあった利用者、もしくは店舗が指定した条件に合致する利用者とすることができる。
【0278】
また、本実施例において商品情報登録部19は、通信処理部14にて受信した対象商品情報を対象商品情報DB27へ登録する機能を有する手段である。
【0279】
これにより、積立年金サービスの利用者に対し、利用者の住所や勤務先の住所に基づいて、近くにある店舗でどのような商品が積立年金サービスの対象となっているかを即時にもしくは定期的に通知し、利用者の積み立て意欲を刺激して商品の購入を促すことができる。
【実施例17】
【0280】
また、新たな第十の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、利用者による対象商品情報の照会要求を受け付けることができるものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、通信処理部14と、抽出処理部15と、商品情報登録部19と共に、記憶部20が、対象商品情報データベースDB27をさらに備えるものとする。
【0281】
本実施例において通信処理部14は、店舗端末3から、店舗IDと共に、積立年金サービスの対象となる商品情報を受信する機能を有する手段である。この場合、通信処理部14は、対象商品情報受信手段として機能する。
【0282】
また、本実施例において通信処理部14は、利用者端末4から、利用者IDと共に、対象商品情報の照会要求を受信する機能を有する手段でもある。この場合、通信処理部14は、照会要求受信手段として機能する。
【0283】
また、本実施例において通信処理部14は、抽出処理部15にて抽出した対象商品情報を、照会要求のあった利用者端末4に対して送信する機能を有する手段でもある。この場合、通信処理部14は、処理情報送信手段として機能する。
【0284】
また、本実施例において抽出処理部15は、通信処理部14での対象商品情報の照会要求の受信に応じて対象商品情報DB27を参照し、登録されている対象商品情報を抽出する機能を有する手段である。この場合、抽出処理部15は、対象商品情報抽出手段として機能する。
【0285】
ここで、判断処理部16をさらに設け、通信処理部14にて受信した照会要求に含まれる利用者IDに基づいて利用者情報DB23を参照し、照会要求のあった利用者が、店舗が指定した条件に合致する利用者であるか否か判断し、当該条件に合致する利用者である場合に、抽出処理部15にて対象商品情報を抽出し、通信処理部14にて照会要求のあった利用者端末4に対して送信するものとしても良い。
【0286】
また、本実施例において商品情報登録部19は、通信処理部14にて受信した対象商品情報を対象商品情報DB27へ登録する機能を有する手段である。
【0287】
これにより利用者は、利用者端末4により、所定のウェブサイト等を介して積立年金処理装置1にアクセスし、地域や業種・サービス等を指定して、積立年金サービスの対象となる商品情報の照会要求を送信し、その照会結果を受信することで、いつでもどこでも所望のときに、現在どのような商品が積立年金サービスの対象となっているかを確認(閲覧)することができる。
【実施例18】
【0288】
また、新たな第十一の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、利用者によって購入された商品の代金の一部を勤務先が負担できるようにするものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、判断処理部16と共に、記憶部20が、利用者情報DB24と、補助条件情報データベース(「以下、「補助条件情報DB」と略記する)28と、をさらに備えるものとする。
【0289】
補助条件情報DB28は、勤務先ごとに、利用者の商品の購入に応じて決済代金の一部の補助が可能な内容に関する補助条件情報を記憶する手段である。すなわち、補助条件情報DB28は、
図34に示すように、利用者の勤務先ごとに、勤務先が補助を行う店舗、商品区分、利用日時、補助額等を指定する補助条件情報を記憶する。
【0290】
補助条件としては、たとえば、A店/飲食料品/11:30−14:00/300円までとか、B店/マッサージ/19:00−21:00/500円までとか、C店/食事/21:00−23:00/1000円まで、といった指定をすることができる。
【0291】
本実施例において判断処理部16は、支払情報の取得又は決済情報の受信に応じ、商品の購入を行った利用者を識別する利用者IDに基づいて利用者情報DB24を参照し、勤務先情報を抽出する。また、判断処理部16は、勤務先情報を抽出した後、補助条件情報DB28を参照して当該勤務先情報に基づいて補助条件情報の有無と補助の可否を判断し、補助が可能と判断された場合に補助額に係る補助情報を抽出する機能を有する手段である。この場合、判断処理部16は、補助有無判断処理手段として機能する。
【0292】
また、本実施例において積立年金登録部18は、断処理部16にて補助情報が抽出された場合、当該補助情報を積立年金情報として、利用者IDに基づいて積立年金情報を登録する機能を有する手段である。
【0293】
なお、本実施例において積立年金処理装置1は、利用者が勤務する勤務先が利用する勤務先端末とネットワークを介して通信可能に構成され、補助情報は、利用者の勤務日や勤務時間帯、勤務場所、作業内容、成果などの勤務状況に応じて適宜設定変更されるものとしても良い。
【0294】
これにより利用者は、商品を購入した店舗や、購入した商品の区分、商品の購入時間によって、購入した商品の代金の一部を、福利厚生の一環として勤務先より補助してもらうことができ、その補助額を個人年金として積み立てておくことができる。
【実施例19】
【0295】
また、新たな第十二の機能として、本発明に係る積立年金処理装置1は、利用者の商品の購入によって積み立てられる積立年金の一部を第三者へ譲渡できるようにするものとしても良い。
この場合、積立年金処理装置1は、判断処理部16と共に、記憶部20が、譲渡情報データベース(「以下、「譲渡情報DB」と略記する)29をさらに備えるものとする。
【0296】
譲渡情報DB29は、希望する利用者ごとに、利用者による商品の購入に応じて貯蓄される積立年金の一部について、当該利用者以外の第三者へ譲渡する内容に関する譲渡情報を記憶する手段である。すなわち、譲渡情報DB29は、
図35に示すように、利用者IDに関連づけて譲渡情報を記憶する。
【0297】
なお、本実施例にて譲渡情報とは、譲受者情報である第三者を識別するための利用者ID(もしくは譲受者の氏名及び譲渡人との関係に係る情報でも良い。)と、譲渡期間、及び譲渡の割合をいう。また、譲渡の割合は、利用者による商品の購入に応じて積み立てられる積立年金額を上限として設定や変更を行うことができるものである。
【0298】
また、本実施例において積立年金情報DB21は、第三者を利用者として積立金額に係る積立年金情報を記憶する。すなわち、第三者を識別するために利用者IDを付与して積立年金情報を登録する。
【0299】
また、本実施例において決済代金処理部17は、積立年金額を算出した後、譲渡情報DB29を参照して利用者IDに基づき譲渡情報を抽出し、さらに当該譲渡情報と積立年金額と基づき、利用者の積立年金額と、第三者の譲受積立年金額とを算出する機能を有する手段である。
【0300】
また、本実施例において積立年金登録部18は、積立年金額に係る積立年金情報を、利用者IDに関連付けて譲渡情報DB29に登録すると共に、譲受積立年金額に係る積立年金情報を、第三者の利用者IDに関連付けて積立年金情報DB21に登録する機能を有する手段である。
【0301】
ここで、譲渡情報の設定や変更は、たとえば
図36に示す譲渡情報入力画面30より行うことができる。つまり、利用者は、所定のウェブサイト等を介して積立年金処理装置1にアクセスし、IDやパスワードを入力してログインした後、利用者自身の譲渡情報の設定変更要求を送信する。そして、接続された譲渡情報入力画面30より、譲渡先ごとに、譲渡期間における始期情報32aや終期情報32b、譲受者情報33、及び譲渡割合情報34を入力する。
【0302】
図36には、ご利用者名表示欄31が設けられていると共に、譲渡情報として、譲渡始期情報入力ボックス32aや譲渡終期情報入力ボックス32b、譲受者情報入力ボックス33、及び譲渡割合情報入力ボックス34が設けられている。また、設定した譲渡情報に基づく処理を中止する譲渡中止設定ボタン35が設けられている。
【0303】
図36において、ご利用者名表示欄31に山田太郎という利用者名が示されると共に、5つの譲渡先情報が示されている。譲渡先情報1は、2016年4月1日から2016年9月30日までの6ヶ月間、譲受者としてA氏に、積立年金額の20%を譲渡する旨を示すものである。また、譲渡先情報2は、2016年10月1日から2016年12月31日までの3ヶ月間、譲受者としてB氏に、積立年金額の20%を譲渡する旨を示すものである。また、譲渡先情報3は、2017年1月1日から2017年6月30日までの6ヶ月間、譲受者としてC氏に、積立年金額の10%を譲渡する旨を示すものである。また、譲渡先情報4は、2017年1月1日から2017年12月31日までの12ヶ月間、譲受者としてD氏に、積立年金額の5%を譲渡する旨を示すものである。そして、譲渡先情報5は、2017年7月1日から2018年6月30日までの12ヶ月間、譲受者としてE氏に、積立年金額の10%を譲渡する旨を示すものである。
【0304】
これにより利用者は、遺産の一部として家族に対して、又は謝礼として仕事や技術、ノウハウを教わった師匠や恩師などに対して、積立年金の一部を第三者へ譲渡し、日頃の感謝の意を形として残すことができる。
【0305】
以上のように本発明によれば、店舗では通常の精算処理を行うだけで良く、店舗が設定する所定の金額が商品の価格より減額されて利用者に対する個人年金として自動的に積み立てられることになる。また、本発明では、店舗が減額する分の金額が、特定の者(たとえば、低所得者)を支援することに効率良くかつ効果的に費やされることで、いわゆる寄付行為と同様に、社会貢献を通じて企業価値を高めるようにすることもできる。
【0306】
しかも、特定の者の将来の生活に対する不安を払拭すると共に、特定の者の購買意欲を刺激して消費が低迷することを避けることができる。たとえば、毎月10万円分の消費に対して10%の減額が行われたとすると、単純計算でひと月に1万円が個人年金として積み立てられることになる。そうすると、一年で12万円が積み立てられ、これを40年間続けたとすると、480万円が自動的に積み立てられることになる。そして、これを65歳から毎月5万円ずつ支給を受けるものとすると、96ヶ月間(8年間)継続して73歳まで得られるものとなる。
【0307】
ゆえに、本発明に係る積立方式個人年金による受給よって、将来減る可能性の高い賦課方式公的年金の受給額を補うことができ、将来の生活の一助とすることができる。しかも、年金の受給期間中も消費をすることで継続して年金が積み立てられるものとなるので、さらに本発明に係る積立方式個人年金の受給期間が延長するものとなる。
【0308】
一方、店舗では、店舗での価格表示はそのままで、一般客に対して定価で販売し、本サービスの会員や特定の者に対してのみ減額して販売することができるので、必要以上に売上が減少してしまう販売を避けることができる。しかも、費用を掛けて訳あり品を廃棄処分することなく、販売することが可能となるので、無駄な出費が抑えられることになる。また、いわゆる訳あり品を処分するのに、タイムサービスと称して広く一般客に対して減額を告知する必要がないので、特定の時間帯に売場やレジが混雑してしまうことも解消することができる。
【0309】
次に、上述した新たな各種機能を備える本発明に係る積立年金処理装置1の動作の一例を、
図37、38、39を参照して説明する。
まず、通信処理部14が、決済情報を受信(もしくは支払情報を取得)したか否か判断する(S100)。
その結果、通信処理部14が、決済情報を受信したと判断した場合(Y)、判断処理部16が、通信処理部14にて受信した決済情報に含まれる(もしくは取得した)店舗IDに基づいて店舗情報DB23を参照し、商品の購入に係る日時が積立年金サービスの適用可能時期であるか否かを判断する(S110)。
【0310】
その結果、判断処理部16が、積立年金サービスの適用可能時期であると判断した場合(Y)、引き続き判断処理部16が、通信処理部14にて受信した決済情報に含まれる(もしくは取得した)利用者IDに基づいて利用者情報DB24を参照し、商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能者であるか否かを判断する(S120)。
【0311】
その結果、判断処理部16が、積立年金サービスの適用可能者であると判断した場合(Y)、引き続き判断処理部16が、店舗IDに基づいて適用情報DB25を参照して積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、利用者IDに基づいて利用者情報DB24を参照し、商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する(S130)。
【0312】
その結果、判断処理部16が、積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であると判断した場合(Y)、引き続き判断処理部16が、利用者IDに基づいて利用者情報DB24を参照し、利用者の勤務先情報を抽出すると共に、当該勤務先情報に基づいて補助条件情報DB28を参照し、補助条件情報の有無と補助の可否を判断する(S140)。
【0313】
その結果、判断処理部16が、補助が有り、補助が可能と判断した場合(Y)、判断処理部16が、補助額に係る補助情報を抽出すると共に、積立年金登録部18が、判断処理部16にて抽出した補助情報を積立年金情報として、利用者IDに基づいて、積立年金情報DB21に登録する(S150)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1での一連の動作は終了(エンド)する。
【0314】
一方、判断処理部16が、補助が無いと判断した場合(N)、決済代金処理部17が、決済代金情報と減額情報とに基づいて、店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する(S151)。
引き続き、決済代金処理部17は、譲渡情報DB29を参照して利用者IDに基づき譲渡情報が設定されているか否かを判断する(S152)。
【0315】
その結果、決済代金処理部17が、譲渡情報が設定されていると判断した場合(Y)、決済代金処理部17が、譲渡情報を抽出し、当該譲渡情報に基づいて積立年金額を、利用者の積立年金額と、第三者の譲受積立年金額とに分割して算出する(S153)。
そして、積立年金登録部18が、積立年金額に係る積立年金情報を、利用者IDに関連付けて積立年金情報DB21に登録すると共に、譲受積立年金額に係る積立年金情報を、第三者IDに関連付けて積立年金情報DB21に登録する(S154)。
【0316】
一方、決済代金処理部17が、譲渡情報が設定されていないと判断した場合(N)、積立年金登録部18が、利用者IDに基づいて、決済代金処理部17にて算出した積立年金額に係る積立年金情報を積立年金情報DB21に登録する(S154)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1での一連の動作は終了(エンド)する。
【0317】
また、判断処理部16が、積立年金サービスの適用可能時期でないと判断した場合(N)、判断処理部16が、積立年金サービスの適用可能者でないと判断した場合(N)、及び判断処理部16が、積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者でないと判断した場合(N)、通信処理部14が、積立年金サービスの適用不可情報を所定の通信先へ送信する(S131)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1での一連の動作は終了(エンド)する。
【0318】
また、通信処理部14が、決済情報を受信していないと判断した場合(N)、通信処理部14は、利用者端末4から、積立年金情報の照会要求を受信したか否か判断する(S160)。
その結果、通信処理部14が、積立年金情報の照会要求を受信したと判断した場合(Y)、抽出処理部15が、受信した照会要求に含まれる利用者IDに基づいて積立年金情報DB21を参照し、関連付けて登録されている積立年金情報を抽出すると共に、通信処理部14が、抽出処理部15にて抽出した積立年金情報を照会要求のあった利用者端末4に対して送信し、積立年金情報の閲覧を可能とする(S161)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1での一連の動作は終了(エンド)する。
【0319】
一方、通信処理部14が、積立年金情報の照会要求を受信していないと判断した場合(N)、通信処理部14は、利用者端末4から、積立年金サービスの対象商品の照会要求を受信したか否か判断する(S170)。
その結果、通信処理部14が、積立年金サービスの対象商品の照会要求を受信したと判断した場合(Y)、抽出処理部15が、対象商品情報DB27を参照して対象商品情報を抽出するすると共に、通信処理部14が、抽出処理部15にて抽出した対象商品情報を照会要求のあった利用者端末4に対して送信し、積立年金サービスの対象商品情報の閲覧を可能とする(S171)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1での一連の動作は終了(エンド)する。
【0320】
一方、通信処理部14が、積立年金サービスの対象商品の照会要求を受信していないと判断した場合(N)、通信処理部14は、店舗端末3から、売上合計情報及び/又は積立年金合計情報の照会要求を受信したか否か判断する(S180)。
その結果、通信処理部14が、積立年金サービスの対象商品の照会要求を受信したと判断した場合(Y)、抽出処理部15が、受信した照会要求に含まれる店舗IDに基づいて処理情報DB26を参照し、関連付けて登録されている売上合計情報及び/又は積立年金合計情報を抽出すると共に、通信処理部14が、抽出処理部15にて抽出した売上合計情報及び/又は積立年金合計情報を照会要求のあった店舗端末3に対して送信し、売上合計情報及び/又は積立年金合計情報の閲覧を可能とする(S181)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1での一連の動作は終了(エンド)する。
【0321】
一方、通信処理部14が、積立年金サービスの対象商品の照会要求を受信していないと判断した場合(N)、通信処理部14は、店舗端末3から、積立年金サービスの対象商品に係る象商品情報を受信したか否か判断する(S190)。
その結果、通信処理部14が、積立年金サービスの象商品情報を受信したと判断した場合(Y)、商品情報登録部19が、受信した対象商品情報を対象商品情報DB27へ登録する。引き続き、抽出処理部15が、対象商品情報DB27に登録されている対象商品情報を抽出すると共に、利用者情報DB24より該当する利用者の通知先情報を抽出し、さらに、通信処理部14が、抽出処理部15にて抽出した対象商品情報を、同通知先情報に基づいてそれぞれの利用者に対して送信する(S191)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1での一連の動作は終了(エンド)する。
【0322】
一方、通信処理部14が、積立年金サービスの象商品情報を受信していないと判断した場合(N)、抽出処理部15は、所定期間経過したか否か判断する(S200)。
その結果、抽出処理部15が、所定期間経過したと判断した場合(Y)、抽出処理部15は、積立年金情報DB21に登録されている利用者ごとに積立年金情報をそれぞれ抽出すると共に、該当する利用者の通知先情報を抽出し、通信処理部14が、抽出処理部15にて抽出した積立年金情報を、一緒に抽出した通知先情報に基づいてそれぞれの利用者端末4に対して送信する(S201)。
【0323】
また、抽出処理部15が、所定期間経過したと判断した場合(Y)、抽出処理部15は、処理情報DB26に登録されている店舗ごとに売上合計情報及び/又は積立年金合計情報を抽出すると共に、該当する店舗の通知先情報を抽出、通信処理部14が、抽出処理部15にて抽出した売上合計情報及び/又は積立年金合計情報を、一緒に抽出した通知先情報に基づいてそれぞれの店舗端末3に対して送信する(S201)。
これにより、本発明に係る積立年金処理装置1での一連の動作は終了(エンド)する。
【0324】
一方、抽出処理部15が、所定期間経過していないと判断した場合(N)、通信処理部14が、決済情報を受信(もしくは支払情報を取得)したか否か判断を繰り返す(S100)。
【0325】
次に、上述した新たな各種機能を備える本発明に係る積立年金処理装置1において、人事労務情報に基づく利用者の制限を行った場合の動作の一例を、
図39を参照して引き続き説明する。
判断処理部16が、商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能者であるか否かを判断し(S120)、積立年金サービスの適用可能者であると判断した場合(Y)、判断処理部16が、店舗IDに基づいて適用情報DB25を参照して積立年金サービスの適用可能条件に係る情報を抽出した後、利用者IDに基づいて利用者情報DB24を参照し、抽出した積立年金サービスの適用可能条件に係る人事労務情報が登録されているか否か判断する(S121)。
【0326】
その結果、判断処理部16が、人事労務情報が登録されていると判断した場合(Y)、引き続き判断処理部16が、商品の購入に係る利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを判断する(S130)。
その結果、判断処理部16が、商品の購入に係る利用者は積立年金サービスの適用可能条件を満たすと判断した場合(Y)、以後、上述した同様の処理を行う。
【0327】
一方、判断処理部16が、商品の購入に係る利用者は積立年金サービスの適用可能条件を満たしていないと判断した場合(N)、通信処理部14が、積立年金サービスの適用不可情報を所定の通信先へ送信し(S131)、本発明に係る積立年金処理装置1での一連の動作は終了(エンド)する。
【0328】
また判断処理部16が、人事労務情報が登録されていないと判断した場合(N)、通信処理部14は、人事労務情報管理装置7に対し、利用者IDと共に、積立年金サービスの適用可能条件を送信し、人事労務情報に照らして当該利用者が積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者であるか否かを照会する照会要求を送信する(S122)。
【0329】
引き続き通信処理部14が、人事労務情報管理装置から、照会要求に対する回答情報を受信する(S123)。
そして、判断処理部16は、受信した回答情報が、積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者である旨の情報であるか、積立年金サービスの適用可能条件を満たす適用可能者でない旨の情報であるかを判断する(S130)。
以後、上述した同様の処理を行う。
【解決手段】利用者による商品購入に応じて、商品の決済代金の一部を利用者の個人年金として積み立てる積立年金サービスを提供するための積立年金処理装置1は、利用者による商品の購入に応じて算出した決済代金情報と、商品を販売する店舗が利用者を支援するために設定した減額情報とを取得し、これらに基づいて店舗の売上額と利用者の積立年金額とをそれぞれ算出する。また、算出した積立年金額に係る積立年金情報を、商品を購入した利用者を識別する利用者識別情報に関連付けて積立年金情報DB21に登録する。