特許第6043824号(P6043824)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6043824
(24)【登録日】2016年11月18日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】組み立て品を生産する方法
(51)【国際特許分類】
   B23P 21/00 20060101AFI20161206BHJP
   H02K 15/14 20060101ALI20161206BHJP
【FI】
   B23P21/00 301Z
   H02K15/14 Z
【請求項の数】6
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2015-57275(P2015-57275)
(22)【出願日】2015年3月20日
(65)【公開番号】特開2016-175156(P2016-175156A)
(43)【公開日】2016年10月6日
【審査請求日】2015年12月28日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000004064
【氏名又は名称】日本碍子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088672
【弁理士】
【氏名又は名称】吉竹 英俊
(74)【代理人】
【識別番号】100088845
【弁理士】
【氏名又は名称】有田 貴弘
(72)【発明者】
【氏名】土屋 幸史
(72)【発明者】
【氏名】高木 哲二
【審査官】 大野 明良
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2013/125393(WO,A1)
【文献】 特開平05−084624(JP,A)
【文献】 特開2009−033884(JP,A)
【文献】 特開2010−148342(JP,A)
【文献】 特開2009−125759(JP,A)
【文献】 特開2007−160414(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23P 19/00−21/00
H02K 15/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a) 円筒状である仮収容空間が形成された仮収容体を準備する工程と、
(b) 円周面状である内周面を有し前記内周面に囲まれる収容空間が形成され前記収容空間の中心軸が前記仮収容空間の中心軸に一致する容器を準備する工程と、
(c) 軸の周りに配列された場合に円筒状になる複数個の片を準備する工程と、
(d) 前記複数個の片を1個ずつ前記仮収容空間に収容し、前記複数個の片からなり円筒状であり前記内周面に適合する形状を有する外周面を有する集合体を得る工程と、
(e) 前記集合体を前記仮収容空間から前記収容空間へ移動させ、前記容器および前記集合体を備え前記集合体が前記容器の内周面に沿う組み立て品を得る工程と、
を備え、
前記仮収容空間は、初期収容領域および残余の領域を有し、
前記仮収容体には、前記仮収容体の外部と前記初期収容領域とを通じさせ前記初期収容領域から見て前記仮収容空間における径方向外側にある収容口が形成され、
工程(d)は、
(d-1) 前記複数個の片のうちの2個以上の片が前記仮収容空間に収容されずに残っている場合に、前記2個以上の片から選択された1個の片に前記収容口を通過させ、選択された1個の片を前記初期収容領域に収容する工程と、
(d-2) 工程(d-1)の後に、選択された1個の片を前記初期収容領域から前記残余の領域へ移動させる工程と、
(d-3) 前記複数個の片のうちの1個の片のみが前記仮収容空間に収容されずに残っている場合に、残っている1個の片に前記収容口を通過させ、残っている1個の片を前記初期収容領域に収容する工程と、
を備える
組み立て品を生産する方法。
【請求項2】
(a) 円筒状である仮収容空間が形成された仮収容体を準備する工程と、
(b) 円周面状である内周面を有し前記内周面に囲まれる収容空間が形成され前記収容空間の中心軸が前記仮収容空間の中心軸に一致する容器を準備する工程と、
(c) 軸の周りに配列された場合に円筒状になる複数個の片を準備する工程と、
(d) 前記複数個の片を1個ずつ前記仮収容空間に収容し、前記複数個の片からなり円筒状である集合体を得る工程と、
(e) 前記集合体を前記仮収容空間から前記収容空間へ移動させ、前記容器および前記集合体を備え前記集合体が前記容器の内周面に沿う組み立て品を得る工程と、
を備え、
前記仮収容体は、
前記仮収容空間が形成され、前記仮収容空間が初期収容領域および残余の領域を有し、前記初期収容領域から見て鉛直方向下側に収容口が形成され、前記収容口が前記仮収容体の外部と前記初期収容領域とを通じさせ前記初期収容領域から見て前記仮収容空間における径方向外側にある本体と、
前記収容口を閉塞できる蓋と、
を備え、
工程(d)は、
(d-1) 前記複数個の片のうちの2個以上の片が前記仮収容空間に収容されずに残っている場合に、前記2個以上の片から選択された1個の片に前記収容口を通過させ、選択された1個の片を前記初期収容領域に収容する工程と、
(d-2) 工程(d-1)の後に、選択された1個の片を前記初期収容領域から前記残余の領域へ移動させる工程と、
(d-3) 前記複数個の片のうちの1個の片のみが前記仮収容空間に収容されずに残っている場合に、残っている1個の片に前記収容口を通過させ、残っている1個の片を前記初期収容領域に収容する工程と、
を備え、
工程(d-1)は、
(d-1-1) 前記収容口を閉塞しない位置に前記蓋を配置する工程と、
(d-1-2) 選択された1個の片を前記蓋に載せる工程と、
(d-1-3) 工程(d-1-1)および(d-1-2)の後に、前記収容口を閉塞する位置に前記蓋を移動させる工程と、
を備え、
工程(d-3)は、
(d-3-1) 前記収容口を閉塞しない位置に前記蓋を配置する工程と、
(d-3-2) 残っている1個の片を前記蓋に載せる工程と、
(d-3-3) 工程(d-3-1)および(d-3-2)の後に、前記収容口を閉塞する位置に前記蓋を移動させる工程と、
を備える
組み立て品を生産する方法。
【請求項3】
(a) 円筒状である仮収容空間が形成された仮収容体を準備する工程と、
(b) 円周面状である内周面を有し前記内周面に囲まれる収容空間が形成され前記収容空間の中心軸が前記仮収容空間の中心軸に一致する容器を準備する工程と、
(c) 軸の周りに配列された場合に円筒状になる複数個の片を準備する工程と、
(c') 前記仮収容空間に配置され前記仮収容空間における周方向に移動できる回転体を準備する工程と、
(d) 前記複数個の片を1個ずつ前記仮収容空間に収容し、前記複数個の片からなり円筒状である集合体を得る工程と、
(e) 前記集合体を前記仮収容空間から前記収容空間へ移動させ、前記容器および前記集合体を備え前記集合体が前記容器の内周面に沿う組み立て品を得る工程と、
を備え、
前記仮収容空間は、初期収容領域および残余の領域を有し、
前記初期収容領域と前記残余の領域との境界が、前記仮収容空間における周方向に互いに離れた一方の境界位置および他方の境界位置にあり、
前記仮収容体には、前記仮収容体の外部と前記初期収容領域とを通じさせ前記初期収容領域から見て前記仮収容空間における径方向外側にある収容口が形成され、
工程(d)は、
(d-1) 前記複数個の片のうちの2個以上の片が前記仮収容空間に収容されずに残っている場合に、前記2個以上の片から選択された1個の片に前記収容口を通過させ、選択された1個の片を前記初期収容領域に収容する工程と、
(d-2) 前記回転体を前記他方の境界位置に配置する工程と、
(d-3) 工程(d-1)および工程(d-2)の後に、選択された1個の片を前記回転体に押圧させながら前記回転体を前記他方の境界位置から前記初期収容領域を経由して前記一方の境界位置へ移動させ、選択された1個の片を前記初期収容領域から前記残余の領域へ移動させる工程と、
(d-4) 前記複数個の片のうちの1個の片のみが前記仮収容空間に収容されずに残っている場合に、残っている1個の片に前記収容口を通過させ、残っている1個の片を前記初期収容領域に収容する工程と、
を備える
組み立て品を生産する方法。
【請求項4】
(a) 円筒状である仮収容空間が形成された仮収容体を準備する工程と、
(b) 円周面状である内周面を有し前記内周面に囲まれる収容空間が形成され前記収容空間の中心軸が前記仮収容空間の中心軸に一致する容器を準備する工程と、
(c) 軸の周りに配列された場合に円筒状になる複数個の片を準備する工程と、
(c') ストッパーを準備する工程と、
(d) 前記複数個の片を1個ずつ前記仮収容空間に収容し、前記複数個の片からなり円筒状である集合体を得る工程と、
(e) 前記集合体を前記仮収容空間から前記収容空間へ移動させ、前記容器および前記集合体を備え前記集合体が前記容器の内周面に沿う組み立て品を得る工程と、
を備え、
前記仮収容空間は、初期収容領域および残余の領域を有し、
前記初期収容領域と前記残余の領域との境界が、前記仮収容空間における周方向に互いに離れた一方の境界位置および他方の境界位置にあり、
前記仮収容体には、前記仮収容体の外部と前記初期収容領域とを通じさせ前記初期収容領域から見て前記仮収容空間における径方向外側にある収容口が形成され、
工程(d)は、
(d-1) 前記複数個の片のうちの2個以上の片が前記仮収容空間に収容されずに残っている場合に、前記2個以上の片から選択された1個の片に前記収容口を通過させ、選択された1個の片を前記初期収容領域に収容する工程と、
(d-2) 前記ストッパーを前記仮収容空間の外部に配置する工程と、
(d-3) 工程(d-1)および工程(d-2)の後に、選択された1個の片を前記初期収容領域から前記一方の境界を経由して前記残余の領域へ移動させる工程と、
(d-4) 工程(d-3)の後に、前記ストッパーを前記仮収容空間の外部から前記一方の境界位置へ移動させる工程と、
(d-5) 前記複数個の片のうちの1個の片のみが前記仮収容空間に収容されずに残っている場合に、残っている1個の片に前記収容口を通過させ、残っている1個の片を前記初期収容領域に収容する工程と、
を備える
組み立て品を生産する方法。
【請求項5】
(h) 組をなす複数個の片から前記集合体が得られるように管理を行う工程
をさらに備える請求項1から4までのいずれかの組み立て品を生産する方法。
【請求項6】
(i) 前記集合体の中心軸を前記収容空間の中心軸に近づける案内機構を準備する工程
をさらに備え、
工程(e)は、前記集合体を前記仮収容空間から前記案内機構を経由して前記収容空間へ移動させる
請求項1から5までのいずれかの組み立て品を生産する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数個の片からなり円筒状である集合体が容器の内周面に沿う組み立て品を生産する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
複数個の片からなり円筒状である集合体が容器の内周面に沿う組み立て品を組み立てる作業が様々な技術分野において行われる。例えば、特許文献1に記載されたリニア式電磁装置に関する技術においては、複数の永久磁石片からなり円筒状である永久磁石20が有底筒状体31の内周面に沿う固定構造が組み立てられる(段落0025から0029まで、および、図1から5まで)。また、特許文献2に記載された密閉式圧縮機に関する技術においては、分割ダイ部材11,12,・・・,18からなり円筒状であるダイ部材1が円筒体Aの内周面に沿う組み立て品が組み立てられる(段落0016から0019まで、および、図1から3まで)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−148342号公報
【特許文献2】特開2009−125759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、複数個の片からなり円筒状である集合体が容器の内周面に沿う組み立て品を組み立てる作業は様々な技術分野において行われる。このため、当該作業を容易にすることが様々な技術分野において期待される。
【0005】
本発明は、この問題を解決するためになされる。本発明が解決しようとする課題は、複数個の片からなり円筒状である集合体が容器の内周面に沿う組み立て品の組み立てを容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、組み立て品を生産する方法に関する。
【0007】
本発明のひとつの態様においては、仮収容体、容器および複数個の片が準備される。仮収容体には、円筒状である仮収容空間が形成される。容器は、円周面状である内周面を有する。容器には、内周面に囲まれる収容空間が形成される。複数個の片は、軸の周りに配列された場合に円筒状になる。収容空間の中心軸は、仮収容空間の中心軸に一致する。
【0008】
複数個の片が1個ずつ仮収容空間に収容される。これにより、複数個の片からなり円筒状であり容器の内周面に適合する形状を有する外周面を有する集合体が得られる。仮収容空間は、初期収容領域および残余の領域を有する。仮収容体には、仮収容体の外部と初期収容領域とを通じさせ初期収容領域から見て仮収容空間における径方向外側にある収容口が形成される。複数個の片のうちの2個以上の片が仮収容空間に収容されずに残っている場合には、2個以上の片から選択された1個の片が収容口を通過させられ、選択された1個の片が初期収容領域に収容された後に、選択された1個の片が初期収容領域から残余の領域へ移動させられる。複数個の片のうちの1個の片のみが仮収容空間に収容されずに残っている場合には、残っている1個の片が収容口を通過させられ、残っている1個の片が初期収容領域に収容される。
【0009】
集合体が仮収容空間から収容空間へ移動させられる。これにより、組み立て品が得られる。組み立て品は、容器および集合体を備える。集合体は、容器の内周面に沿う。本発明は、このひとつの態様以外の態様も含む。
【発明の効果】
【0010】
複数個の片からなり円筒状である集合体が容器の内周面に沿う組み立て品の組み立てが容易になる。
【0011】
これらのおよびこれら以外の本発明の目的、特徴、局面および利点は、添付された図面とともに下記の発明の詳細な説明を考慮することにより、さらに明白になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】組み立て品を示す模式図である。
図2】組み立て品を示す模式図である。
図3】組み立て品を生産する装置を示す模式図である。
図4】仮収容体および仮組み立て機構を示す模式図である。
図5】仮収容体、容器および集合体を示す模式図である。
図6】仮収容体、プロテクター、容器および集合体を示す模式図である。
図7】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図8】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図9】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図10】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図11】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図12】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図13】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図14】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図15】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図16】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図17】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図18】集合体を仮組み立てする工程を示す模式図である。
図19】プロテクター等を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
1 概略
この実施形態は、3個の片からなり円筒状である集合体が容器の内周面に沿う組み立て品を生産する方法に関する。組み立て品の生産においては、容器の外部において集合体が仮組み立てされ、仮組み立てされた集合体が容器に挿入される。これにより、組み立て品の組み立てが容易になる。
【0014】
2 組み立て品
図1の模式図および図2の模式図の各々は、組み立て品を示す。図1は、斜視図である。図2は、断面図である。
【0015】
組み立て品1000は、図1および2に示されるように、容器1020および集合体1021を備える。容器1020は、円筒状部1040および円板状部1041を備える。集合体1021は、3個の片1060,1061および1062からなる。集合体1021を構成する片の数が増減されてもよい。
【0016】
円筒状部1040の内周面1080は、円周面状である。円筒状部1040の一方の端部1100は、円板状部1041で閉塞される。円筒状部1040の他方の端部1101は、閉塞されない。これにより、円筒状部1040の内周面1080および円板状部1041の一方の主面1120に囲まれ挿入口1140を有する収容空間1160が容器1020に形成される。
【0017】
3個の片1060,1061および1062は、円筒状物における周方向に円筒状物を3分割することにより得られる3個の片の形状と同様の形状を有する。このため、3個の片1060,1061および1062が軸の周りに配列された場合は、3個の片1060,1061および1062からなり円筒状である集合体1021が得られる。
【0018】
集合体1021の外周面1180の形状は、円筒状部1040の内周面1080の形状にほぼ適合する。このため、集合体1021が収容空間1160に収容された場合は、集合体1021の外周面1180が円筒状部1040の内周面1080に接触するか、または、集合体1021の外周面1180が狭い間隙を挟んで円筒状部1040の内周面1080に対向し、集合体1021が円筒状部1040の内周面1080に沿う。
【0019】
組み立て品1000は、市場に流通する動産の製品または中間製品であってもよいし、市場に流通する動産の製品または中間製品を生産する途上で作製される仕掛品であってもよい。
【0020】
3 組み立て品を生産する装置
図3の模式図は、組み立て品を生産する装置を示す。
【0021】
図3に示される組み立て品を生産する装置1200は、組み立て品1000の生産を自動化するために準備される。組み立て品1000の生産の全部または一部が手作業で行われてもよい。
【0022】
組み立て品を生産する装置1200は、搬送機構1220、組み立てステーション1221および制御器1222を備える。組み立てステーション1221は、仮組み立て機構1240、仮収容体1241、挿入機構1242およびプロテクター1243を備える。
【0023】
搬送機構1220は、3個の片1060,1061および1062を組み立てステーション1221まで搬送する。仮組み立て機構1240は、仮収容体1241の内部において、搬送されてきた3個の片1060,1061および1062から集合体1021を仮組み立てする。挿入機構1242は、仮組み立てされた集合体1021をプロテクター1243を経由して容器1020に挿入し、組み立て品1000を組み立てる。制御器1222は、搬送機構1220、仮組み立て機構1240および挿入機構1242を制御する。
【0024】
4 搬送機構
搬送機構1220は、図3に示されるように、複数の搬送治具1380,1381,1382,1383等および走行機構1384を備える。
【0025】
複数の搬送治具1380,1381,1382,1383等は、直線状に配列される。複数の搬送治具1380,1381,1382,1383等の各々には、1個の片が載せられる。走行機構1384は、複数の搬送治具1380,1381,1382,1383等をその配列方向に走行させ、複数の搬送治具1380,1381,1382,1383等に組み立てステーション1221を順次に通過させる。これにより、複数個の片が組み立てステーション1221に順次に搬入される。搬送の方式が変更されてもよい。例えば、ロボットアームにより複数個の片が組み立てステーション1221に順次に搬入されてもよい。
【0026】
5 仮収容体
図4の模式図は、仮収容体および仮組み立て機構を示す。図4には、仮収容体の断面が示される。
【0027】
仮収容体1241は、図4に示されるように、組み立て円筒治具1260および回転ロッド1261を備える。組み立て円筒治具1260の内周面1280は、円周面状である。回転ロッド1261の外周面1290は、円周面状である。組み立て円筒治具1260の内周面1280は、間隙を挟んで回転ロッド1261の外周面1290と対向する。組み立て円筒治具1260の内周面1280の中心軸は、回転ロッド1261の外周面1290の中心軸と一致する。これにより、円筒状である仮収容空間1310が仮収容体1241に形成される。
【0028】
仮収容空間1310は、集合体1021を保持できる形状を有する。仮収容空間1310に保持された集合体1021については、仮収容空間1310における軸方向への動きは規制されないが、仮収容空間1310における径方向への動きは規制される。軸方向への動きが規制されないことは、集合体1021を仮収容空間1310から収容空間1160へ移動させることを可能にする。径方向への動きが規制されることは、集合体1021がばらばらにならないようにすることを可能にする。
【0029】
仮収容空間1310は、第1の収容領域1320、第2の収容領域1321および第3の収容領域1322を有する。第1の収容領域1320、第2の収容領域1321および第3の収容領域1322は、仮収容空間1310における周方向に仮収容空間1310を3分割することにより得られる。第1の収容領域1320は、3個の片1060,1061および1062の各々が仮収容空間1310に収容される場合に最初に収容される初期収容領域となる。第2の収容領域1321および第3の収容領域1322は、初期収容領域でない残余の領域になる。
【0030】
仮収容体1241は、本体1300および蓋1301を備える。蓋1301は、組み立て円筒治具1260に属する。本体1300は、組み立て円筒治具1260の蓋1301以外の部分および回転ロッド1261からなる。
【0031】
本体1300には、仮収容空間1310および収容口1340が形成される。図4に示される収容口1340は蓋1301で閉塞されているが、収容口1340が蓋1301で閉塞されず開放される場合もある。収容口1340は、組み立て円筒治具1260を貫通し、仮収容体1241の外部と第1の収容領域1320とを通じさせ、第1の収容領域1320から見て仮収容空間1310における径方向外側にある。3個の片1060,1061および1062の各々は、収容口1340を経由し、仮収容空間1310における径方向外側から径方向内側へ向かって第1の収容領域1320に収容される。
【0032】
第1の収容領域1320と第2の収容領域1321との境界は、第1の境界位置1360にある。第2の収容領域1321と第3の収容領域1322との境界は、第2の境界位置1361にある。第3の収容領域1322と第1の収容領域1320との境界は、第3の境界位置1362にある。第1の境界位置1360、第2の境界位置1361および第3の境界位置1362は、仮収容空間1310における周方向に互いに離れる。
【0033】
仮収容空間1310を構成する収容領域の数は、集合体1021を構成する片の数に一致する。このため、集合体1021を構成する片の数が増減される場合は、仮収容空間1310を構成する収容領域の数が増減される。
【0034】
仮収容体1241の構造が変更されてもよい。例えば、組み立て円筒治具1260が、丸孔が形成されたブロックに置き換えられてもよく、回転ロッド1261が、回転パイプに変更されてもよい。
【0035】
6 仮組み立て機構
仮組み立て機構1240は、図4に示されるように、昇降機構1400、回転フィン1401、回転機構1402、第1のストッパー1403、第1の挿抜機構1404、第2のストッパー1405および第2の挿抜機構1406を備える。
【0036】
昇降機構1400は、蓋1301を昇降する。昇降機構1400は、蓋1301を上端位置から下端位置へ下降させ、蓋1301を下端位置から上端位置へ上昇させる。蓋1301が上端位置に配置された場合は、蓋1301が収容口1340を閉塞する。蓋1301が下端位置に配置された場合は、蓋1301が収容口1340を閉塞しない。
【0037】
回転フィン1401は、フィン状である回転体である。回転フィン1401がフィン状でない回転体に置き換えられてもよい。回転フィン1401は、回転ロッド1261の外周面1290から仮収容空間1310における径方向外側に突出し、仮収容空間1310に配置される。回転フィン1401は、回転ロッド1261に結合され、回転ロッド1261と一体的に回転する。
【0038】
回転機構1402は、回転ロッド1261を中心軸の周りに回転させ、回転フィン1401を中心軸の周りに回転させ、回転フィン1401を仮収容空間1310における周方向に移動させる。回転フィン1401が回転ロッド1261と一体的に回転しないようにし、回転機構1402が回転フィン1401のみを回転させてもよい。回転機構1402は、第3の境界位置1362から第1の収容領域1320を経由して第1の境界位置1360へ回転フィン1401を移動させ、第1の境界位置1360から第1の収容領域1320を経由して第3の境界位置1362へ回転フィン1401を移動させる。
【0039】
第1の挿抜機構1404は、第1のストッパー1403を仮収容体1241に挿入し第1のストッパー1403を仮収容体1241から抜去する。第1の挿抜機構1404は、第1のストッパー1403を第1の退避位置1420から第1の境界位置1360へ移動させ、第1のストッパー1403を第1の境界位置1360から第1の退避位置1420へ移動させる。第1の退避位置1420は、組み立て円筒治具1260の外部にある。第1の退避位置1420は、仮収容空間1310の外部にあればよく、例えば回転ロッド1261の内部にあってもよい。第1のストッパー1403が第1の境界位置1360に配置された場合は、第1のストッパー1403が障害物になり、第1の境界位置1360を越えて第1の収容領域1320から第2の収容領域1321へ3個の片1060,1061および1062の各々が移動せず、第1の境界位置1360を越えて第2の収容領域1321から第1の収容領域1320へ3個の片1060,1061および1062の各々が移動しない。
【0040】
第2の挿抜機構1406は、第2のストッパー1405を仮収容体1241に挿入し第2のストッパー1405を仮収容体1241から抜去する。第2の挿抜機構1406は、第2のストッパー1405を第2の退避位置1440から第3の境界位置1362へ移動させ、第2のストッパー1405を第3の境界位置1362から第2の退避位置1440へ移動させる。第2の退避位置1440は、組み立て円筒治具1260の外部にある。第2の退避位置1440は、仮収容空間1310の外部にあればよく、例えば回転ロッド1261の内部にあってもよい。第2のストッパー1405が第3の境界位置1362に配置された場合は、第2のストッパー1405が障害物になり、第3の境界位置1362を越えて第1の収容領域1320から第3の収容領域1322へ3個の片1060,1061および1062の各々が移動せず、第3の境界位置1362を越えて第3の収容領域1322から第1の収容領域1320へ3個の片1060,1061および1062の各々が移動しない。
【0041】
7 組み立て品を生産する方法
図5の模式図は、仮収容体、容器および集合体を示す。図5は、斜視図である。図6の模式図は、仮収容体、プロテクター、容器および集合体を示す。図6は、断面図である。
【0042】
組み立て品1000が生産される場合は、容器1020、3個の片1060,1061および1062並びに組み立て品を生産する装置1200が準備される。このとき、図5および6に示されるように、収容空間1160の中心軸が仮収容空間1310の中心軸に一致させられる。
【0043】
続いて、搬送機構1220が3個の片1060,1061および1062を組み立てステーション1221まで搬送し、仮組み立て機構1240が3個の片1060,1061および1062を1個ずつ仮収容空間1310に収容する。これにより、3個の片1060,1061および1062が仮収容空間1310に収容され、図5および6に示されるように仮収容空間1310に集合体1021が得られる。3個の片1060,1061および1062は、集合体1021における軸方向が仮収容空間1310における軸方向と一致するように仮収容空間1310に収容される。
【0044】
続いて、挿入機構1242が、図5および6に示されるように、仮収容空間1310における軸方向、すなわち、収容空間1160における軸方向に集合体1021を押圧し、集合体1021を仮収容空間1310からプロテクター1243を経由して収容空間1160へ移動させる。これにより、組み立て品1000が得られる。
【0045】
8 集合体を仮組み立てする工程
図7から18までの模式図は、集合体を仮組み立てする工程を示す。図7から11までは、1個目の片を仮収容空間に収容する工程を示す。図12から15までは、2個目の片を仮収容空間に収容する工程を示す。図16から18までは、3個目の片を仮収容空間に収容する工程を示す。
【0046】
9 1個目の片を仮収容空間に収容する工程
1個目の片1060が仮収容空間1310に収容される場合は、図7に示されるように、蓋1301が下端位置1460に配置され、第1のストッパー1403が第1の境界位置1360に配置され、第2のストッパー1405が第3の境界位置1362に配置され、回転フィン1401が第3の境界位置1362に配置される。第1のストッパー1403は、1個目の片1060および2個目の片1061の各々が第1の収容領域1320から第2の収容領域1321へ移動させられる場合に一時的に第1の退避位置1420に退避させられ、3個の片1060,1061および1062が仮収容空間1310に収容された後に第1の退避位置1420に退避させられる。第2のストッパー1405は、3個の片1060,1061および1062が仮収容空間1310に収容されるまで第2の退避位置1440に退避させられることはなく、3個の片1060,1061および1062が仮収容空間1310に収容された後に第2の退避位置1440に退避させられる。
【0047】
続いて、搬送機構1220が、図8に示されるように、1個目の片1060を載せた搬送治具1381を組み立てステーション1221まで搬送する。
【0048】
続いて、昇降機構1400が、図9に示されるように、蓋1301を上端位置1461へ移動させる。
【0049】
蓋1301が下端位置1460から上端位置1461へ移動させられた場合は、蓋1301が下端位置1460から中間位置へ移動させられ、中間位置において蓋1301に1個目の片1060が載せられ、蓋1301が中間位置から上端位置1461へ移動させられる。これにより、蓋1301が上端位置1461に到達すると同時に、1個目の片1060の収容口1340の通過および1個目の片1060の第1の収容領域1320への収容が完了する。蓋1301を下端位置1460に配置した後に1個目の片1060を蓋1301に載せることに代えて、蓋1301を下端位置1460に配置する前にまたは配置するのと同時に1個目の片1060を蓋1301に載せることも許される。
【0050】
続いて、第1の挿抜機構1404が、図10に示されるように、第1のストッパー1403を第1の退避位置1420へ移動させ、その後に回転機構1402が、図10に示されるように、回転フィン1401を第3の境界位置1362から第1の収容領域1320を経由して第1の境界位置1360へ移動させる。これにより、回転フィン1401は、1個目の片1060を押圧し、1個目の片1060を第1の収容領域1320から第1の境界位置1360を経由して第2の収容領域1321へ移動させる。
【0051】
続いて、昇降機構1400が、図11に示されるように、蓋1301を下端位置1460へ移動させ、回転機構1402が、図11に示されるように、回転フィン1401を第1の境界位置1360から第1の収容領域1320を経由して第3の境界位置1362へ移動させ、第1の挿抜機構1404が、図11に示されるように、第1のストッパー1403を第1の境界位置1360へ移動させる。
【0052】
第1のストッパー1403が第1の境界位置1360に配置された場合は、第2の収容領域1321に収容されている1個目の片1060が第1の境界位置1360を越えて第1の収容領域1320に復帰せず、第1の収容領域1320に2個目の片1061を収容することが妨げられない。
【0053】
10 2個目の片の収容
2個目の片1061が仮収容空間1310に収容される場合は、搬送機構1220が、図12に示されるように、2個目の片1061を載せた搬送治具1382を組み立てステーション1221まで搬送する。
【0054】
続いて、昇降機構1400が、図13に示されるように、蓋1301を上端位置1461へ移動させる。
【0055】
蓋1301が下端位置1460から上端位置1461へ移動させられた場合は、蓋1301が下端位置1460から中間位置へ移動させられ、中間位置において蓋1301に2個目の片1061が載せられ、蓋1301が中間位置から上端位置1461へ移動させられる。これにより、蓋1301が上端位置1461に到達すると同時に、2個目の片1061の収容口1340の通過および2個目の片1061の第1の収容領域1320への収容が完了する。
【0056】
続いて、第1の挿抜機構1404が、図14に示されるように、第1のストッパー1403を第1の退避位置1420へ移動させ、その後に、回転機構1402が、図14に示されるように、回転フィン1401を第3の境界位置1362から第1の収容領域1320を経由して第1の境界位置1360へ移動させる。これにより、回転フィン1401は、2個目の片1061を押圧し、2個目の片1061を第1の収容領域1320から第1の境界位置1360を経由して第2の収容領域1321へ移動させる。また、2個目の片1061は、1個目の片1060を押圧し、1個目の片1060を第2の収容領域1321から第2の境界位置1361を経由して第3の収容領域1322へ移動させる。
【0057】
続いて、昇降機構1400が、図15に示されるように、蓋1301を下端位置1460へ移動させ、回転機構1402が、図15に示されるように、回転フィン1401を第1の境界位置1360から第1の収容領域1320を経由して第3の境界位置1362へ移動させ、第1の挿抜機構1404が、図15に示されるように、第1のストッパー1403を第1の境界位置1360へ移動させる。第1のストッパー1403が第1の境界位置1360に配置された場合は、第2の収容領域1321に収容されている2個目の片1061が第1の境界位置1360を越えて第1の収容領域1320に復帰せず、第1の収容領域1320に3個目の片1062を収容することが妨げられない。また、この状態においては第2のストッパー1405が第3の境界位置1362に配置されたままになっているため、第3の収容領域1322に収容されている1個目の片1060が第3の境界位置1362を越えて第1の収容領域1320に復帰せず、第1の収容領域1320に3個目の片1062を収容することが妨げられない。
【0058】
11 3個目の片の収容
3個目の片1062が仮収容空間1310に収容される場合は、搬送機構1220が、図16に示されるように、3個目の片1062を載せた搬送治具1383を組み立てステーション1221まで搬送する。
【0059】
続いて、昇降機構1400が、図17に示されるように、蓋1301を上端位置1461へ移動させる。
【0060】
蓋1301が下端位置1460から上端位置1461まで移動させられた場合は、蓋1301が下端位置1460から中間位置へ移動させられ、中間位置において蓋1301に3個目の片1062が載せられ、蓋1301が中間位置から上端位置1461へ移動させられる。これにより、蓋1301が上端位置1461に到達すると同時に、3個目の片1062の収容口1340の通過および3個目の片1062の第1の収容領域1320への収容が完了する。
【0061】
続いて、第1の挿抜機構1404が、図18に示されるように、第1のストッパー1403を第1の退避位置1420へ移動させ、第2の挿抜機構1406が、図18に示されるように、第2のストッパー1405を第2の退避位置1440へ移動させる。
【0062】
12 入口が第1の収容領域から見て鉛直方向下側に配置されることの利点
収容口1340は、図4に示されるように、第1の収容領域1320から見て鉛直方向下側に形成される。収容口1340が第1の収容領域1320から見て鉛直方向下側に形成された場合は、1個目の片1060、2個目の片1061および3個目の片1062を蓋1301に載せ蓋1301で収容口1340を閉塞することにより、それぞれ、1個目の片1060、2個目の片1061および3個目の片1062を第1の収容領域1320に収容でき、1個目の片1060、2個目の片1061および3個目の片1062の収容が容易になる。
【0063】
13 収容されずに残っている片の数による工程の変化
3個の片1060,1061および1062のうちの2個以上の片が仮収容空間1310に収容されずに残っている場合、すなわち、1個目の片1060が仮収容空間1310に収容される場合および2個目の片1061が仮収容空間1310に収容される場合は、それぞれ、残っている2個以上の片から選択された1個目の片1060および2個目の片1061が第1の収容領域1320に収容された後に1個目の片1060および2個目の片1061が第1の収容領域1320から第2の収容領域1321へ移動させられる。新たに収容される片のために第1の収容領域1320を開放する必要があるからである。
【0064】
これに対して、3個の片1060,1061および1062のうちの1個の片のみが仮収容空間1310に収容されずに残っている場合、すなわち、3個目の片1062が仮収容空間1310に収容される場合は、3個目の片1062が第1の収容領域1320に収容されるが、3個目の片1062は第1の収容領域1320から第2の収容領域1321へ移動させられない。新たに収容される片のために第1の収容領域1320を開放する必要がないからである。
【0065】
14 組をなす3個の片の管理
組み立て品を生産する装置1200は、図3に示されるように、個体識別センサー1500および在荷センサー1501をさらに備える。個体識別センサー1500は、複数の搬送治具1380,1381,1382,1383等の各々に付された識別子1520を検出する。在荷センサー1501は、仮収容体1241に3個の片1060,1061および1062が収容されているか否かを検出する。制御器1222は、個体識別センサー1500および在荷センサー1501から検出結果を示す信号を取得し、組をなす3個の片1060,1061および1062が仮収容空間1310に収容され、組をなす3個の片1060,1061および1062から集合体1021が仮組み立てされるように管理を行う。すなわち、一の組に属する少なくとも1個の片と他の組に属する少なくとも1個の片から集合体1021が仮組み立てされないように、搬送機構1220および仮組み立て機構1240を制御する。管理の手法が変更されてもよい。例えば、搬送治具に付された識別子1520を検出することに代えて、片そのものに付された識別子が検出されてもよい。
【0066】
15 プロテクターによる軸合わせ
図19の模式図は、プロテクター等の断面を示す。
【0067】
プロテクター1243には、図19に示されるように、通路1540が形成される。通路1540の入口1560は、仮収容空間1310の取り出し口1341に接続される。通路1540の出口1561は、収容空間1160の挿入口1140に接続される。集合体1021が仮収容空間1310から収容空間1160へ移動させられる場合は、集合体1021がプロテクター1243を経由し、集合体1021がプロテクター1243を経由するときに通路1540を通過する。
【0068】
通路1540は、第1の区間1580および第2の区間1581を有する。第1の区間1580は、通路1540の入口1560寄りにある。第2の区間1581は、通路1540の出口1561寄りにある。第1の区間1580の径は、通路1540の入口1560から離れるにつれて小さくなる。第1の区間1580の中心軸は、仮収容空間1310の中心軸に一致させられる。これらにより、プロテクター1243に案内機構の機能が付与され、集合体1021が第1の区間1580を進むにつれて集合体1021の中心軸が収容空間1160の中心軸に近づけられる。第2の区間1581の径は、通路1540の出口1561に近づくにつれて大きくなる。これにより、集合体1021の外周面1180が通路1540の内周面1600にこすられにくくなり、集合体1021の損傷が抑制される。
【0069】
プロテクター1243により、集合体1021の損傷を防止しながら集合体1021を容器1020に挿入できる。
【0070】
16 組み立て品を生産する方法の転用
上記の組み立て品を生産する方法は、図1に示される組み立て品1000以外の組み立て品の生産に転用できる。例えば、両端が閉塞されていない筒状物の内周面に集合体が沿う組み立て品の生産に上記の組み立て品を生産する方法が転用されてもよい。
【0071】
上記の発明の詳細な説明は、全部の局面において例示であって本発明を限定しない。したがって、本発明の範囲からはずれることなく無数の修正および変形が案出されうる。
【符号の説明】
【0072】
1000 組み立て品
1020 容器
1021 集合体
1060 片
1061 片
1062 片
1241 仮収容体
1243 プロテクター
1300 本体
1301 蓋
1401 回転フィン
1403 第1のストッパー
1405 第2のストッパー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19