(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記乾燥フィルタ装置は、乾燥用空気を導入する導入部と、前記導入部に隣接して乾燥用空気から前記第1のメッシュ部によりリントを捕捉する第1のフィルタ部と、前記第1のフィルタ部の側方に設けられ前記第2のメッシュ部を備えた第2のフィルタ部とを備え、
前記リント除去装置により前記第1のフィルタ部で掻き取ったリントを前記第2のフィルタ部へ向けて移動させるようにした請求項2に記載の衣類乾燥機。
【背景技術】
【0002】
従来の衣類乾燥機は、洗濯物から発生した乾燥用空気に含まれるリントを捕捉するフィルタ部と、フィルタ部に捕捉されたリントを回収するリント回収部と、フィルタ部に捕捉されたリントを掻き取り、リント回収部に排出する排出手段とを備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図11は、従来の衣類乾燥機の要部断面図である。フィルタ部は、風路108を循環する乾燥用空気の送風方向にほぼ直交した略半円筒状フィルタ101を有している。排出手段は、略半円筒状フィルタ101に内接して回転するらせん状の線材102で構成されている。そして、乾燥用空気の一部がリント回収部100に設けられたリント回収箱103、バイパスフィルタ104、リント回収箱103を内包する枠体105、枠体105の開口部106、連通路107を通過して、フィルタ部の下流側の風路108に流れる。
【0004】
このように、風路108を循環する空気の一部がリント回収部100を通してフィルタ部の下流側の風路108へ流れることにより、風路108を流れる乾燥用空気の一部がバイパスしてリント回収部100内を通って、略半円筒状フィルタ101部の下流側へと流れる。この空気の流れにより、リント回収部100に溜まったリントが圧縮され、カサを少なくすることができるため、リント回収部100に貯めるリント量が多くなり、リントを廃棄する回数を大幅に減らすことができる。さらに、リントが圧縮された形で溜まるため、蓋部109を取り外し、リント回収箱103を取り出してリントを廃棄する際も、廃棄時に飛散し、床を汚すという心配もなくなる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
第1の発明は、洗濯物を収納するドラムと、前記ドラムから排出された乾燥用空気を再び前記ドラム内へ循環させる循環風洞と、前記循環風洞を通して前記ドラムに送風するための送風機と、前記循環風洞内に着脱自在に配設され、洗濯物から発生した乾燥用空気に含まれるリントを捕捉する乾燥フィルタ装置とを備え、前記乾燥フィルタ装置は、前記リントを掻き取るリント除去装置を有し、
前記リント除去装置は、除去装置回転軸と除去装置ギアとリント掻き取り部とが設けられ、前記リント除去装置を駆動する本体モータと本体モータ回転軸に取り付けられたモータギアとが衣類乾燥機本体に設けられ、前記除去装置回転軸は前記本体モータ回転軸と平行になるように設置され、前記乾燥フィルタ装置の取り付け方向と、前記除去装置回転軸および前記本体モータ回転軸とはそれぞれ直交しており、かつ、前記乾燥フィルタ装置の着脱方向に対して、前記本体モータ回転軸および前記除去装置回転軸を結ぶ線分は所定の角度を持って斜め位置になるように前記モータギアが設けられ、前記リント除去装置の駆動は、衣類乾燥機本体に設けられた本体モータのモ
ータギアから、前記リント除去装置に設けられた除去装置ギアに回転駆動が伝達されることで行われ、前記リント除去装置の駆動時において、前記モータギアと前記除去装置ギアとの接する歯が前記乾燥フィルタ装置の取付け方向側に移動するように、前記モータギアが回転するものである。
【0013】
これによって、リント除去を衣類乾燥機が自動で行うことができるので、メンテナンスの手間が大幅に削減できるため、利便性が高まる。また、モータからリント除去装置にかかる外力は常に乾燥フィルタ装置が抜ける方向の成分を含まないので、乾燥フィルタ装置は抜けることがなく、位置ずれによるモータギアと除去装置ギアの噛み合わせずれを起こしにくい。よって、リント除去時にモータから受ける回転駆動を、除去装置ギアを介して良好に受け取り、確実にリント除去を行うことができる。加えて、モータギアは、乾燥フィルタ装置の取り付け方向から横にずれて配置されるので、除去装置ギアとモータギアが噛み合わない位置で装着されようとしたとき、除去装置ギアに接線方向にフィルタ挿入の反力が作用して、除去装置ギアは回転しながらモータギアと噛み合うように装着される。そのため、フィルタ装着時にギア同士が衝突したまま更に装着力がかかって破損する恐れなく、スムーズにフィルタ装着できる。
【0014】
第2の発明は、第1の発明の乾燥フィルタ装置は、略円筒形からなる
第1のメッシュ部
と第2のメッシュ部とを備え、
前記リント除去装置は
前記第1のメッシュ部に沿ったらせん形状を備えたリント掻き取り部を設けたものである。これによって、リント掻き取り部はらせん形状のメッシュ対面部がリントを掻き取る際、メッシュ上のリントにメッシュのラジアル方向とスラスト方向の力を与えるため、リントは掻き取られながら除去装置回転軸に沿う方向に移動していくため、掻き取ったリントが乾燥用空気に流されて、メッシュに再付着することを防ぐことができる。
【0015】
第3の発明は、特に、第1
の発明の乾燥フィルタ装置は、乾燥用空気を導入する導入部と、
前記導入部に隣接して乾燥用空気から
前記第1のメッシュ部によりリントを捕捉する第1のフィルタ部と、前記第1のフィルタ
部の側方に設け
られ前記第2のメッシュ部を備えた第2のフィルタ部とを備え、
前記リント除去装置
により前記第1のフィルタ部で掻き取ったリントを前記第2のフィルタ
部へ向けて移動させるようにしたものである。これによって、導入部を介して乾燥用空気が最初に導入される第1のフィルタ部は、乾燥フィルタ装置のうち主な通風部となる。また、常にリントがない乾燥用空気の通風に優れたものとすることができる。第2のフィルタ部はリントが堆積していないときは通風部として、リントが堆積してくるとリント溜め部とすることができる。また、第2のフィルタ部にリントが大量に堆積してくると、乾燥フィルタ装置を取り外してリントを取り除く必要があるが、乾燥フィルタ装置の主な通風部である第1のフィルタ部とリントが堆積していく第2のフィルタ部が一体化して着脱できることによって、第2のフィルタ部のリントを取り除くと同時に第1のフィルタ部の目詰まりや異物混入のチェックも行うことができるため、利便性が増す。
【0016】
第4の発明は、特に、第3の発明のリント除去装置は、掻き取り部に第1のフィルタ部と圧接する圧接部を設けたものである。これによって、圧接部ではリント除去装置の掻き取り力が効果的にリントに伝えられてリントを掻き取ることができる。
【0017】
第5の発明は、特に、第4の発明のリント除去装置は、圧接部を柔軟体で構成したものである。これによって、メッシュのたわみや除去装置回転軸のがたつきが発生した場合でも、掻き取り部は均一に第1のフィルタ部を圧接することができるため、リント掻き取り性能を確保することができる。
【0018】
第6の発明は、特に、第3〜第5のいずれか一つの発明の乾燥フィルタ装置は、第1のフィルタ部の側方に隣接して第2のフィルタ部に連通する開口部を設けたものである。フィルタ部では通常圧力損失が発生するために、全ての乾燥用空気が第1のフィルタ部を通過して乾燥フィルタ装置から出て行くわけではなく、残りの乾燥用空気は開口部を介して第2のフィルタ部へと導かれる。その際、第1のフィルタ部を通過できなかった乾燥用空気は、第1のフィルタ部に一旦衝突した後、第1のフィルタ部に沿う流れを形成する。そのため、第1のフィルタ部の側方に隣接して、乾燥用空気を第2のフィルタ部へと導くための開口部を設けておけば、第1のフィルタ部を通過できなかった乾燥用空気が、第1のフィルタ部に沿いつつ、開口部を介して第2のフィルタ部へと導かれる状態を作り出すことができる。これによって、リントが除去される第1のフィルタ部に沿って、除去されたリントを第2のフィルタ部へと導く流れを作為的に発生させることができるため、より多くのリントが第1のフィルタ部で掻き取られたあと、速やかに第2のフィルタ部へと移動することができて、第1のフィルタ部での再捕捉をより防ぐことができる。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の断面図、
図2は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の外観図、
図3は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の斜視図、
図4は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の正面向き斜視図、
図5は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の正面図、
図6は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の背面図、
図7は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置装着時の時系列図、
図8は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の側面図、
図9は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の
図8におけるA−A断面図、
図10は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の
図9におけるB拡大図である。
【0021】
図1において、外槽1は衣類乾燥機の筐体2の内部で複数のサスペンション機構3により弾性的に支持されている。ドラム4は、正面側に洗濯物5を出し入れする投入口6を有し、有底筒状に構成され、外槽1内に配設されている。ドラム4は、ドラム回転軸11で回転可能に支持され、洗濯物5を収納する。ドラム4の周壁7には、複数の通孔8が設けられている。また、ドラム4内の周壁7には洗濯物5を効率的に持ち上げるための撹拌バッフル9が設けられている。外槽1とドラム4とドラム回転軸11は、水平に対して角度θ(例えば20°)前上がりに傾けて配置されている。
【0022】
外槽1の外部には駆動手段10が設けられており、駆動手段10の駆動により、ドラム4が正逆回転する。筐体2の前面には、洗濯物5を出し入れする略円形状の投入口6と、これを開閉する扉12が設けられている。投入口6と対向する外槽1の開口部は、パッキン13によって、筐体2と気密構成を確保して連結されている。
【0023】
乾燥用空気をドラム4に供給する送風機14が筐体2の略上部に設けられている。送風機14は、送風機14を駆動するファンモータ14aと、ファンモータ14aの電流値を測定するモータ電流計測装置14bを具備している。加熱手段15は、送風機14の下流側に設けられている。送風機14、加熱手段15は循環風洞16に設けられている。循環風洞16の下流側は、外槽1の内筒底部に設けられた送気口17と連通し、上流側は、外槽1の周壁7に設けられた排気口18と連通している。
【0024】
乾燥用空気は、加熱手段15を通過した後、送気口17の順に通風してドラム4内部に到着する。ドラム4から排出される乾燥用空気は、排気口18、循環風洞16、送風機14、送気口17、ドラム4を循環する。以上の乾燥用空気の流れ(
図1の矢印で示す)を循環空気経路16aとして構成している。
【0025】
循環風洞16には乾燥用空気を除湿するため冷却水を供給する冷却水供給口19と、熱交換器20と、乾燥フィルタ装置21が設けられている。洗濯物5と接触し多湿になった乾燥用空気は、熱交換器20で冷却されて除湿される。冷却水、及び除湿された水は、筐体2外に排出される。乾燥フィルタ装置21は送風機14の上流に設けられて、洗濯物5から発生した乾燥用空気に含まれるリントを捕捉することで、送風機14でのリント堆積による不具合を防止する。
【0026】
図4〜6、9に示すように、乾燥フィルタ装置21は、乾燥用空気を導入する導入部21aと、導入部21aから導入された乾燥用空気からリントを捕捉する第1のフィルタ部21bと、第2のフィルタ部21cと、第1のフィルタ部を通過し切れなかった残りの乾燥用空気を第2のフィルタ部へと導く開口部21dと、リント除去装置22を有している。第1のフィルタ部21bの側方に隣接して開口部21dが設けられている。
【0027】
図4、5に示すように、第1のフィルタ部21bおよび第2のフィルタ部21cはそれぞれ、略円筒形からなる第1のメッシュ部21eおよび第2のメッシュ部21fを備えている。第1のメッシュ部21eおよび第2のメッシュ部21fを乾燥用空気が通過する際に、乾燥用空気に含まれるリントが乾燥フィルタ装置21に捕捉される。第1のメッシュ部21eおよび第2のメッシュ部21fは、同軸形状となっている。
【0028】
リント除去装置22には、第1のメッシュ部21eに沿ったらせん形状を備えたリント掻き取り部23が設けられている。
図10に示すように、リント掻き取り部23の周方向の先端は、柔軟なエラストマで構成しており、第1のフィルタ部21bと圧接する圧接部23aとなっている。これによって、リント掻き取り部23はらせん形状の先端の圧接部23aがリントを掻き取る際、メッシュ上のリントにメッシュのラジアル方向とスラスト方向の力を与えるため、リントは掻き取られながら除去装置回転軸23bに沿う方向Zに移動していくため、掻き取ったリントが乾燥用空気に流されて、メッシュに再付着することを防ぐことができる。また、リント掻き取り部23に第1のフィルタ部21bと圧接する圧接部23aを設けたことで、圧接部23aではリント除去装置22の掻き取り力が効果的にリントに伝えられてリントを掻き取ることができる。圧接部23aは柔軟体で構成されているため、第1のメッシュ部21eのたわみや除去装置回転軸23bのがたつきが発生した場合でも、リント掻き取り部23は均一に第1のフィルタ部21bを圧接することができるため、リント掻き取り性能を確保することができる。
【0029】
図2に示すように、乾燥フィルタ装置21は、衣類乾燥機本体とX方向に着脱可能なように設けられている。
図3に示すように、衣類乾燥機本体には、リント除去装置22を駆動するための本体モータ24と、本体モータ回転軸25の先端に取り付けられたモータギア26とが設けられている。乾燥フィルタ装置21が衣類乾燥機本体に装着された際には、リント掻き取り部23の回転軸として設けた除去装置回転軸23bは、本体モータ回転軸25と平行になるように設置される。さらに、
図8に示すように、乾燥フィルタ装置21の着脱方向Xに対して、本体モータ回転軸25および除去装置回転軸23bを結ぶ線分は所定の角度を持って斜め位置になるように、モータギア26が設けられている。除去装置回転軸23bの先端には、除去装置ギア22aが設けられており、乾燥フィルタ装置21が衣類乾燥機本体に装着された際にはモータギア26と連係して本体モータ24の回転駆動をリント除去装置22に伝える。リント除去時には、モータギア26と除去装置ギア22aとの接する歯が、乾燥フィルタ装置21を取り付ける方向Pに移動するように、モータギア26が回転する(
図8での時計回りに回転する)。
【0030】
すなわち、リント除去時には、モータギア26と除去装置ギア22aとの接点の方向が、除去装置ギア22aに対してモータギア26が設けられている側へのベクトル成分を含むようになっている。
【0031】
以上のように構成された衣類乾燥機について、以下にその動作、作用を説明する。
【0032】
乾燥行程では、ドラム4が濡れた洗濯物5を内部に保有して回転している。乾燥用空気は送風機14によって送風され、加熱手段15を通過した後、送気口17の順に通風してドラム4内部に到着する。ドラム4に到着した乾燥用空気は濡れた洗濯物5と接触して洗濯物5を乾燥させた後、洗濯物5から発生したリントを含みつつ、通孔8を通ってドラム4を出て外槽1に設けられた排気口18から外槽1を出ていく。外槽1を出た乾燥用空気は、循環空気経路16aを通過して熱交換器20で冷却水によって除湿されたのち、送風機14に到達する前に乾燥フィルタ装置21で、乾燥用空気からリントが除去される。
【0033】
乾燥用空気は導入部21aを通り乾燥フィルタ装置21に導入される。最初に導入される第1のフィルタ部21bは、乾燥フィルタ装置21のうち主な通風部となると同時に、常にリントがない乾燥用空気の通風に優れたものとすることができる。第2のフィルタ部21cはリントが堆積していないときは通風部として機能する。リントが堆積してくると、リント除去装置22で掻き取ったリントを第2のフィルタ部21cへ向けて移動させるようにしてリント溜め部とすることができる。
【0034】
第1のフィルタ部21bの側方には、隣接して開口部21dが設けてられている。フィルタ部では通常圧力損失が発生するために、第1のフィルタ部21bに導入された全ての乾燥用空気が第1のフィルタ部21bを通過して乾燥フィルタ装置21から出て行くわけではなく、残りの乾燥用空気は開口部21dを介して第2のフィルタ部21cへと導かれる。その際、第1のフィルタ部21bを通過できなかった乾燥用空気は、第1のフィルタ部21bに一旦衝突した後、第1のフィルタ部21bに沿う流れYを形成する(
図4)。そのため、第1のフィルタ部21bの側方に隣接して、乾燥用空気を第2のフィルタ部21cへと導くための開口部21dを設けておけば、第1のフィルタ部21bを通過できなかった乾燥用空気が、第1のフィルタ部21bに沿いつつ、開口部21dを介して第2のフィルタ部21cへと導かれる状態を作り出すことができる。これによって、リントが除去される第1のフィルタ部21bに沿って、除去されたリントを第2のフィルタ部21cへと導く乾燥用空気の流れを作為的に発生させることができる。その結果、らせん形状のリント掻き取り部23のリント移動効果に加えて、乾燥用空気の働きによってより多くのリントが第1のフィルタ部21bで掻き取られたあと、速やかに第2のフィルタ部21cへと移動することができて、第1のフィルタ部21bでの再捕捉をより防ぐことができる。
【0035】
また、第2のフィルタ部21cにリントが大量に堆積してくると、乾燥フィルタ装置21を取り外してリントを取り除く必要がある。この際、乾燥フィルタ装置21の主な通風部である第1のフィルタ部21bとリントが堆積していく第2のフィルタ部21cが一体化して着脱できるので、第2のフィルタ部21cのリントを取り除くと同時に第1のフィルタ部21bの目詰まりや異物混入のチェックも行うことができる。このような構成によって使い勝手のよいものとすることができる。
【0036】
乾燥フィルタ装置21の取り付け時は、除去装置ギア22aが回転しながら、モータギア26と噛み合うように装着される。これは、モータギア26と除去装置ギア22aとの位置関係は、乾燥フィルタ装置21の着脱方向Xに対して、本体モータ回転軸25および除去装置回転軸23bを結ぶ線分が所定の角度を持って斜め位置になるように、配置されているためである。除去装置ギア22aとモータギア26が噛み合わない位置で装着されようとしたとき、除去装置ギア22aとモータギア26が接する接点22bにおいて除去装置ギア22aに接線方向にフィルタ挿入の反力が作用するので、フィルタ装着時にギア同士が衝突したまま更に装着力がかかって破損する恐れなく、スムーズにフィルタ装着できる。
【0037】
また、リント除去時の本体モータ24の回転方向は、乾燥フィルタ装置21が抜ける方向の成分を含まないので、乾燥フィルタ装置21は位置ずれによるモータギア26と除去装置ギア22aの噛み合わせずれを起こすことなく、リント除去時に本体モータ24から受ける回転駆動を、除去装置ギア22aを介して良好に受け取り、確実にリント除去を行うことができる。
【0038】
以上のように、衣類乾燥機本体の本体モータ24の駆動を介して、リント除去装置22のリント掻き取り部23がリント除去を自動で行うので、メンテナンスの手間が大幅に削減できて、利便性が高まる。また、らせん状の線材102に働く反力に打ち勝つためにフィルタ部に抜け防止の機構を加えると、機構が複雑になるが、以上のように構成することにより、簡単な機構で、乾燥フィルタ装置21を抜けにくくすることができる。さらに、フィルタの着脱が繰り返されることに対する信頼性を確保した、着脱可能な乾燥フィルタ装置21を提供することができる。
【0039】
なお、本発明において、洗濯機能の有無は関係ないため、洗濯機能を有する洗濯乾燥機において同様の構成としても同様の効果奏する。