特許第6043980号(P6043980)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6043980表示ユニット、及び、この表示ユニットを備えた遊技機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6043980
(24)【登録日】2016年11月25日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】表示ユニット、及び、この表示ユニットを備えた遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20161206BHJP
【FI】
   A63F5/04 512C
【請求項の数】3
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2012-230120(P2012-230120)
(22)【出願日】2012年10月17日
(65)【公開番号】特開2014-79444(P2014-79444A)
(43)【公開日】2014年5月8日
【審査請求日】2015年7月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100118315
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 博道
(72)【発明者】
【氏名】田中 友也
【審査官】 太田 恒明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−200498(JP,A)
【文献】 特開2010−167212(JP,A)
【文献】 特開2005−143520(JP,A)
【文献】 実開昭59−084573(JP,U)
【文献】 特開2011−133546(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像が表示される表示面を有する表示装置と、この表示装置の前記表示面の周囲を囲む枠形に形成されて、この枠形の内側が前記表示装置の前記表示面を露出させる開口となっている枠状体と、この枠状体の開口から露出している前記表示装置の前記表示面を覆って保護する透明な保護パネルと、この保護パネルを前記表示装置の前記表示面から離れないように保持する保持具とを備えている表示ユニットであって、
前記表示装置の外周縁の近傍には、内部に前記保持具を係止させるための係止部が設けられた隙間が形成され、
前記保持具には、前記枠状体へ向かって突出するとともに、前記隙間に差し込まれて、前記係止部に係止される差込片と、前記保護パネルの表面に沿って延出するとともに、前記表示装置の表示面との間に前記保護パネルを介在させることで、前記保護パネルを保持するように形成された保持片とが設けられていると共に、
前記隙間は、前記表示装置の外周縁における互いに対向する部分の近傍に、それぞれ配置されるように一対設けられ、
前記保持具は、一対設けられた前記隙間にそれぞれの前記差込片が差し込まれるように一対設けられ、
これら一対の保持具は、前記差込片が前記係止部に係止されていない非係止位置から、前記差込片が前記係止部に係止される係止位置まで摺動固定する際の摺動方向が互いに逆の方向となっていることを特徴とする表示ユニット。
【請求項2】
前記保持具は、前記隙間に前記差込片が差し込まれた状態で、前記保護パネルの表面に倣うとともに、前記隙間の長手方向に沿って摺動可能となっており、
前記枠状体は、前記隙間に臨む側面を有するものとされ、
前記係止部は、前記枠状体の前記隙間に臨む側面に突設されたものとされ、
前記差込片は、前記保持具が記隙間の長手方向に沿った一方向に摺動されると、前記係止部と重なり合って係止されるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の表示ユニット。
【請求項3】
請求項1または請求項2のいずれかに記載の表示ユニットを備えていることを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像が表示される表示面を有する表示装置を有する表示ユニット、及び、この表示ユニットを備えた遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、人々に娯楽を提供する遊技機として、スロットマシンやパチンコ機等が利用されている。このような遊技機には、演出用の音声を出力する音声出力ユニットや、演出用の画像を表示する表示ユニット等の演出用装置が設けられ、これらの演出用装置により、遊技者を遊技に熱中させるための演出が行われる。
【0003】
遊技機に設けられている演出用の表示ユニットは、画像を表示する表示面が設けられた表示装置を備え、表示装置の表示面を保護するために、表示装置の表示面を覆う透明な保護パネルを表示装置に取り付けている。
ここで、表示ユニットとしては、保護パネルを表示装置に取り付けるにあたり、表示装置の表示面の周縁に沿って両面テープを貼り付け、この両面テープで、透明な保護パネルを表示装置の表示面に貼り付け、これにより、保護パネルの表示装置への取り付けを行っているものが利用されている。
【0004】
前述のような表示ユニットでは、両面テープで保護パネルを表示装置の表示面に貼り付ける際に、両面テープを貼り付ける作業が熟練を要して煩雑であり、しかも、表示ユニットを再利用するために、保護パネルを表示装置の表示面から取り外す際に、表示装置の表示面から両面テープをきれいに剥がす作業が非常に面倒となる、という問題がある。
【0005】
この問題を解決するために、本出願人は、表示装置の表示面との間で保護パネルを挟持する保持具で、保護パネルを表示装置に取り付ける表示ユニットを提案している(特許文献1参照)。
この表示ユニットは、表示装置の表示面の周囲を囲む枠状に形成されて、表示装置の表示面を露出させる開口を有する枠状体と、この保護パネルを表示装置の表示面から離れないように保持する保持具とを備えたものとなっている。
保持具は、枠状体にネジ止めされる本体部と、この本体部から保護パネルの表面に沿って延出する保持片とを備えたものとなっている。そして、この保持具は、保持片と表示装置の表示面との間で保護パネルを挟持し、これにより、保護パネルの表示装置への取り付けを行うようになっている。
【0006】
また、表示ユニットとしては、断面「コ」字形に形成されたグリップ状の保持具を備え、表示面が保護パネルに覆われた状態の表示装置を、その両側から、保護パネルとともに保持具で挟持し、これにより、保護パネルが表示装置に取り付けられているものが知られており(例えば、特許文献2参照)、このような表示ユニットでも、前述の問題を解決することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2011−200498号公報
【特許文献2】特開2009−103979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述のように、ネジ止めされる保持具で保護パネルを保持する表示ユニットでは、保護パネルを枠状体に取り付ける際に、時間のかかるネジ止め作業を行うので、保護パネルの取り付けに時間がかかる。
このため、ネジ止めを廃止して、保護パネルの取付作業がさらに迅速に行えるようにしたい、という要望がある。
【0009】
また、グリップ状の保持具で保護パネルを保持する表示ユニットでは、グリップ状の保持具が表示装置の表裏を挟持するものとなっているので、保護パネルの取付作業が表示装置の表示面側からの操作のみで行えず、しかも、表示装置の厚さ寸法に応じて、保持具のサイズを設定する必要があり、保持具の小型化が困難となる。このため、保護パネルの取付作業が表示装置の表示面側からの操作のみで行えるようにしたい、という要望もある。
【0010】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した背景技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、保護パネルの取付作業が表示装置の表示面側からの操作のみで迅速に行えるようになる表示ユニット、及び、この表示ユニットを備えた遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0012】
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、画像が表示される表示面を有する表示装置と、この表示装置の前記表示面の周囲を囲む枠形に形成されて、この枠形の内側が前記表示装置の前記表示面を露出させる開口となっている枠状体と、この枠状体の開口から露出している前記表示装置の前記表示面を覆って保護する透明な保護パネルと、この保護パネルを前記表示装置の前記表示面から離れないように保持する保持具とを備えている表示ユニットであって、前記表示装置の外周縁の近傍には、内部に前記保持具を係止させるための係止部が設けられた隙間が形成され、前記保持具には、前記枠状体へ向かって突出するとともに、前記隙間に差し込まれて、前記係止部に係止される差込片と、前記保護パネルの表面に沿って延出するとともに、前記表示装置の表示面との間に前記保護パネルを介在させることで、前記保護パネルを保持するように形成された保持片とが設けられていると共に、前記隙間は、前記表示装置の外周縁における互いに対向する部分の近傍に、それぞれ配置されるように一対設けられ、前記保持具は、一対設けられた前記隙間にそれぞれの前記差込片が差し込まれるように一対設けられ、これら一対の保持具は、前記差込片が前記係止部に係止されていない非係止位置から、前記差込片が前記係止部に係止される係止位置まで摺動固定する際の摺動方向が互いに逆の方向となってことを特徴とする。
【0013】
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1記載の発明において、次の特徴点を備えたものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記保持具として、前記隙間に前記差込片が差し込まれた状態で、前記保護パネルの表面に倣うとともに、前記隙間の長手方向に沿って摺動可能となったものが採用され、前記枠状体は、前記隙間に臨む側面を有するものとされ、前記係止部は、前記枠状体の前記隙間に臨む側面に突設されたものとされ、前記差込片は、前記保持具が記隙間の長手方向に沿った一方向に摺動されると、前記係止部と重なり合って係止されるように形成されていることを特徴とする。
【0015】
(請求項
(特徴点)
請求項記載の発明は、遊技機に関するものであり、前述した請求項1または請求項2のいずれかに記載の表示ユニット(20)を備えていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0016】
(請求項1,の効果)
請求項1又はに記載の発明は、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、請求項1又は記載の発明によれば、表示装置の外周縁の近傍に、当該外周縁に沿って延びるとともに、内部に前記保持具を係止させるための係止部が設けられた隙間(以下、「差し込み用隙間」という。)を開口し、保護パネルを保持する保持具に、枠状体へ向かって突出するとともに、差し込み用隙間に差し込まれて、係止部に係止される差込片を設けたので、表示装置の表示面側から、保持具を差し込み用隙間に接近させ、保持具の差込片を差し込み用隙間に差し込んで、さらに、枠状体の係止部に係止させれば、保持具を枠状体に取り付けることができ、従って、表示装置の表示面側の操作のみで、保持具の枠状体への取付作業を行うことができる。
ここで、保護パネルの表面に沿って延出するとともに、表示装置の表示面との間に保護パネルを介在させることで、保護パネルを保持するように形成された保持片を、保持具に設けたので、表示装置の表示面を覆った保護パネルの上に、保持具の保持片を重ねた状態で、保持具を枠状体に取り付ければ、保護パネルを挟持することができる。このため、表示装置の表示面側から保護パネルを表示装置に容易に取り付けることができ、従って、保護パネルの取付作業を、表示装置の表示面側からの操作のみで迅速に行うことができ、以上により、前記目的が達成される。
更に、一対設けた差し込み用隙間を、表示装置の外周縁における互いに対向する部分の近傍にそれぞれ配置し、一対設けられた差し込み用隙間にそれぞれ差込片が差し込まれるように、保持具を一対設け、係止部に係止されていない非係止位置から、係止部に係止される係止位置まで摺動する際の摺動方向を一対の保持具で互いに逆の方向としたので、当該遊技機のメンテナンス中、一対の保持具に触れた際に、万が一、作業者が誤って同じ方向へ押圧する力を保持具に加えたとしても、一対の保持具が両方とも係止位置から非係止位置へ移動することがなく、これにより、不意に保護パネルが表示装置から脱落して破損することがなく、保護パネルの取付作業を、表示装置の表示面側からの操作のみで行えるようにしても、メンテナンス等を行う際に、何ら不都合な事態が生じることがない。
【0017】
(請求項2の効果)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、差し込み用隙間に差込片が差し込まれた状態で、保護パネルの表面に倣うとともに、差し込み用隙間の長手方向に沿って摺動可能となった保持具を採用し、枠状体の隙間に臨む側面に係止部を突設し、保持具を差し込み用隙間の長手方向に沿った一方向に摺動すると、差込片が係止部と重なり合って係止部に係止されるように形成したので、保持具は、差込片が係止部から離れる方向へ移動することができなくなる。
これにより、保持具は、差込片が係止部に係止部された状態にすると、差し込み用隙間の長手方向に沿って摺動させることは可能となるが、保護パネルを表示装置の表示面から離脱させる方向への移動が不可能となり、従って、表示装置の表示面側からの操作のみで、保護パネルをワンタッチで取り付けるようにしても、保護パネルが不意に外れたりする等の不都合の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態に係るスロットマシンの全体を示す斜視図である。
図2】前記実施形態に係るスロットマシンの内部を示す斜視図である。
図3】前記実施形態に係る副基板ケースを示す斜視図である。
図4】前記実施形態に係る副基板ケースを示す正面図である。
図5図4のV−V線における断面図である。
図6図4のVI−VI線における断面図である。
図7】前記実施形態に係る副基板ケースを示す背面図である。
図8】前記実施形態に係る副基板ケースの貼着面を示す斜視図である。
図9】前記実施形態に係る封印シールカバーを示す平面図である。
図10】前記実施形態に係る封印シールカバーを底面側から示す斜視図である。
図11】前記封印シールカバー及び貼着面を示す図9のXI−XI線断面図である。
図12】前記実施形態に係る封印シールの裏面を示す底面図である。
図13】前記実施形態に係る封印手順の一工程における状態を示す平面図である。
図14】封印手順の説明図であって図7のXIV−XIV線断面図である。
図15】封印手順の説明図であって図7のXV−XV線断面図である。
図16図13に示す工程の後の一工程における状態を示す平面図である。
図17】本発明に係る基板ケースの変形例を示す平面図である。
図18】本発明に係る保持具の変形例を示す断面図である。
図19】本発明に係る封印シールカバーの変形例を示す模式図である。
図20】本発明に係る封印シールの変形例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、本発明を実施するための形態である一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(スロットマシン1の概要)
本実施形態に係る遊技機であるスロットマシン1は、周面に複数種類の図柄が記された複数の回転リール10を備え、回転リール10に記された図柄が所定の組合せとなるように、回転している回転リール10を停止させる遊技を行うものである。このようなスロットマシン1は、図1に示すように、当該スロットマシン1の各種装置を収納するために、正面形状が長方形となった箱状の本体キャビネット2を備えたものとなっている。
【0021】
本体キャビネット2は、正面全体が開口された箱状の部材である。そして、本体キャビネット2には、その開口を塞ぐための前扉3が回動可能に設けられている。
前扉3は、本体キャビネット2の開口の上方部分を塞ぐ上扉4と、本体キャビネット2の開口の下方部分を塞ぐ下扉5とに分割されたものである。
このうち、下扉5の上端縁近傍の部分は、スロットマシン1の遊技操作を行うための操作部6となっている。この操作部6には、次のような操作用の手段が設けられている。
【0022】
すなわち、操作部6の図1中、右端近傍には、前扉3の施錠を行う鍵が差し込まれる鍵穴6Aと、遊技媒体としてのメダルが投入されるメダル投入口6Bとが設けられている。
操作部6の図1における中央部分には、複数の回転リール10の回転を停止させる際に、それぞれ操作される複数のストップスイッチ6Cが設けられている。このストップスイッチ6Cの図1中、左端上方には、メダル投入口6Bに投入されたメダルのうち該遊技に賭けるメダルの枚数を設定する、要するにメダルのベット操作を行うためのベットスイッチ6Dが設けられている。また、ストップスイッチ6Cの図1中、左側には、回転リール10の回転を開始させる際に操作されるスタートスイッチ6Eが設けられている。このスタートスイッチ6Eの図1中、左端上方には、貯留されているメダルを払い戻させるための精算スイッチ6Fが設けられている。
【0023】
このような操作部6の下方には、文字及び図の少なくとも一方からなる標章、例えば、スロットマシン1の機種名を鮮明に表示するための下パネル5Aが設けられている。この下パネル5Aの裏側には、下パネル5Aを後方から照らす図示しないバックライト装置が設けられている。
さらに、下パネル5Aの下方には、メダルを貯留するためのメダル受皿部5Bと、入賞時にメダル受皿部5Bへ向かって払い出されるメダルが吐出されるメダル払出口5Cと、遊技に係る効果音を発生するスピーカーを備えた音声出力部5Dとが設けられている。
【0024】
また、上扉4には、操作部6の上方に隣接して配置されるとともに、透明なアクリル板等からなる化粧パネル8が設けられている。
化粧パネル8は、本体キャビネット2の内部を見せための窓として、本体キャビネット2の内部に収納された回転リール10の図柄を外部に露出させる図柄表示窓8Aを備えたものである。
換言すると、化粧パネル8は、図柄表示窓8A等の窓に相当する部分を除いて、その裏側の面に光を遮断する遮光塗膜が形成され、遮光塗膜が形成されていない残りの部分が、図柄表示窓8A等の窓となっているものである。
【0025】
化粧パネル8の上方には、動画の表示までもが可能となった液晶表示装置9が設けられている。この液晶表示装置9の図1中、左右には、遊技に係る効果音を発生するスピーカーを備えた音声出力部4Bがそれぞれ設けられている。
また、上扉4の上端縁近傍には、遊技を演出するために、遊技状況に応じて点灯する複数の装飾ランプ部4Cが上扉4の上端縁に沿って設けられている。
【0026】
ところで、上扉4の裏側には、図2に示すように、当該上扉4の表側の液晶表示装置9に対応した位置に配置されるとともに直方体状に形成された副基板ケース20が設けられている。この副基板ケース20の内部には、スロットマシン1の演出動作、具体的には、液晶表示装置9、装飾ランプ部4C及び音声出力部4B等の演出に係る装置の動作を制御する副制御基板21が収納されている。
また、下扉5の裏側には、表側のメダル投入口6Bの下方となる位置に配置され、当該メダル投入口6Bに投入されたメダルを受け、その適否を判定するメダルセレクタ13が設けられている。
【0027】
本体キャビネット2の内部には、図2の如く、前述の三個の回転リール10を回転可能に支持するとともに、各回転リール10を回転駆動する図示しないモーターを備えたリールユニット14が設けられている。
リールユニット14の下方には、メダルセレクタ13が真正なものと判定したメダルを貯留するとともに、必要に応じて、貯留されたメダルをメダル払出口5Cから払い出すホッパーユニット15が設けられている。
リールユニット14の上方には、直方体状に形成された主制御基板ケース16が設けられている。主制御基板ケース16の内部には、スロットマシン1の遊技の進行に直接関与する装置、具体的には、リールユニット14及びホッパーユニット15等の動作を制御する図示しない主制御基板が収納されている。
【0028】
以上のようなスロットマシン1は、遊技者がメダルをベットした後に、スタートスイッチ6Eを操作することにより、複数の回転リール10が回転を開始し、この後、遊技者が複数のストップスイッチ6Cを操作して、所定の図柄61の組合せが有効入賞ライン上に停止表示されると入賞となって、入賞した役に対応する枚数のメダルを遊技者に払い出すように形成されている。
【0029】
(副基板ケース20)
以下に、副基板ケース20について具体的に説明する。
副基板ケース20は、図3図5に示すように、前述の液晶表示装置9及び副制御基板21に加えて、液晶表示装置9を内部に保持する枠状に形成された枠状体30と、副制御基板21を内部に収納する、平たい箱状に形成されたケース本体40とを備えた表示ユニットとなっている。
ここで、液晶表示装置9は、画像が表示される表示面9Aを有する表示装置である。具体的には、液晶表示装置9は、平板状に形成された形態を有し、図3及び図4中、正面を向いた面が表示面9Aとなった表示装置である。
【0030】
(枠状体30)
枠状体30は、液晶表示装置9の表示面9Aの周囲を囲む枠状に形成されたものである。
更に詳しく説明すると、液晶表示装置9は、長方形状に形成された表示面9Aの四つの辺のそれぞれに沿って延びる外側面9Bを有するものとなっている。
これに対し、枠状体30には、液晶表示装置9の外側面9Bに沿って延出するとともに、図5の如く、当該外側面9Bに対向する内側面31A を有する枠部31と、枠部31の内側面31A から内側へ突出するとともに、液晶表示装置9の表示面9Aの周縁部分に覆い被さるフランジ部32とが設けられている。
このような枠状体30は、液晶表示装置9の表示面9Aを露出させる開口32A がフランジ部32の内側に形成されたものとなっている。
【0031】
枠部31は、図3及び図4の如く、枠状体30の外側に臨む四つの外側面31B を有するものとなっている。これら四つの外側面31B のうち、図3中、左右の外側面31B の各々には、図3中、上端部近傍部分及び下端近傍部分から突出する耳部33が形成されている。この耳部33は、上扉4の裏側にネジ止めされる部位となっている。
また、図4中、左右の外側面31B の各々は、図4の如く、耳部33のそれぞれ近傍部分において、外側へ膨出するネジ止め用膨出部33A を備えている。このネジ止め用膨出部33A は、内部にネジが螺合される図示しないネジ孔が形成されたものとなっている。
【0032】
図3に戻って、ケース本体40には、枠部31のネジ止め用膨出部33A に対応して、図示しないネジが挿通される図示しないネジ挿通孔が開口された環状部41が形成されている。
枠状体30は、ケース本体40の環状部41に開口された図示しないネジ挿通孔に挿通された図示しないネジを枠部31のネジ止め用膨出部33A の図示しないネジ孔に螺合させることで、ケース本体40に固定されて、一体化されるようになっている。
また、副基板ケース20は、枠状体30がケース本体40に一体化された状態で、耳部33を貫通する図示しないネジで上扉4の裏側にネジ止めさえるようになっている。
【0033】
フランジ部32には、図5の如く、図5中、上方を向いた上面32B から図5中、上方へ突出するとともに、図3の如く、四角形の環状となったフランジ部32を一周する環状に形成された立ち上がり部32C が設けられている。
【0034】
このような枠状体30には、枠状体30の開口32A から露出している液晶表示装置9の表示面9Aを覆って保護する透明な保護パネル34が取り付けられている。
この保護パネル34は、平板状に形成された透明板であり、枠状体30に設けられた環状の立ち上がり部32C の内側に嵌め込まれている。
ここで、保護パネル34は、立ち上がり部32C の内側に嵌め込まれた状態で、その周縁部34A が枠状体30に設けられたフランジ部32の上面32B と、後述する保持具50に形成された保持片51, 52との間に挟持されることにより、枠状体30に保持されるようになっている。
【0035】
すなわち、枠状体30のフランジ部32は、図4に示すように、ほぼ長方形状に形成されたものである。フランジ部32の四つの辺のうち、図4中、左右に対向して配置された辺の各々には、フランジ部32の表面に開口したスリット状の差し込み用隙間36が形成されている。
【0036】
ここにおいて、液晶表示装置9の外周縁の近傍には、当該外周縁に沿って延びるとともに、内部に保持具50を係止させるための後述する係止部50が設けられた隙間として差し込み用隙間36が開口されている。
また、差し込み用隙間36は、枠状体30に一対設けられるとともに、液晶表示装置9の外周縁における互いに対向する部分、具体的には、図4中、左右に対向して配置された辺の近傍にそれぞれ配置されている。
【0037】
保持具50は、保護パネル34を液晶表示装置9の表示面9Aから離れないように保持するために、枠状体30に一対取り付けられる部材である。これらの保持具50は、枠状体30に形成されたフランジ部32の内周縁における互いに対向する辺、具体的には、図3中、左右に配置された辺に沿ってそれぞれ配置されている。
このような保持具50には、保護パネル34の周縁部分を押さえ込むために設けられた前述の保持片51, 52と、図3の如く、枠状体30のフランジ部32における互いに対向する辺、具体的には、図3中、左右に配置された辺のそれぞれに沿って延びる棒状基部53とを備えている。
保持片51, 52は、棒状基部53から保護パネル34の上に重なる方向へ突出する突出部位として形成されたものとなっている。
【0038】
また、保持片51, 52は、保持片52が保持片51よりも幅が広いものとされ、保持片51が棒状基部53の長手方向の両端部分にそれぞれ形成されているのに対し、保持片52が棒状基部53の長手方向の途中部分に間隔をあけて形成されている。
図5において、保持片51, 52は、保護パネル34の表面に沿って延出するものである。そして、この保持片51, 52と液晶表示装置9の表示面9Aとの間には、図5の如く、フランジ部32が介在している。
これにより、保護パネル34は、フランジ部32を介して液晶表示装置9の表示面9Aと係合している。換言すると、保護パネル34は、フランジ部32を介して間接的に係合している液晶表示装置9の表示面9Aと、直に係合している保持具50の保持片51, 52との間に挟持されている。
ここにおいて、保持具50の保持片51, 52は、保持具50及び液晶表示装置9が枠状体30に取り付けられた状態で、液晶表示装置9の表示面9Aとの間に保護パネル34を介在し、これにより、保護パネル34が液晶表示装置9の表示面9Aから離れないように、保護パネル34を保持するものとなっている。
【0039】
また、保持具50には、図6(A)に示すように、棒状基部53から枠状体30へ向かって延出、更に詳しく説明すると、枠状体30側に形成されている差し込み用隙間36へ向かって突出し、当該差し込み用隙間36に差し込まれるように形成された複数の差込片54, 55が設けられている。
ここで、これらの差込片54, 55は、差込片54が保持片51に対応して設けられ、棒状基部53の長手方向の両端部分にそれぞれ形成されているのに対し、差込片55が保持片52に対応して設けられ、棒状基部53の長手方向の途中部分に間隔をあけて形成されている。
以上のような差込片54, 55の先端部分には、当該差込片54, 55の延出方向と交差する方向、具体的には、棒状基部53の長手方向に沿った同一方向に折れ曲がって延出することで、鉤形をなす鉤状部54A, 55Aが形成されている。
鉤状部54A, 55Aのうち、鉤状部54A の先端部分には、棒状基部53側へ向かって膨らんだ係止膨出部54B が設けられている。
【0040】
枠状体30側の差し込み用隙間36の内部には、図6(A)の如く、保持具50を係止させるための係止部37, 38が設けられている。
係止部37, 38のうち、係止部37は、保持具50に形成された差込片54の鉤状部54A を係止するものであり、係止部38は、保持具50に形成された差込片55の鉤状部55A を係止するものとなっている。
【0041】
図4に戻って、これらの係止部37, 38は、図4の如く、スリット状の差し込み用隙間36の長手方向に沿うとともに、互いに対向する一対の側面のうち、液晶表示装置9の外側面9Bに対向する側面36A から突出する突条である。
係止部37, 38の側面形状は、図6(A)の如く、逆L字形に形成され、L字の一辺が図6(A)中、左右方向に延び、L字の他辺が図6(A)中、上下方向に延びている。
係止部37, 38の左右方向に延びるL字の一辺は、L字の他辺から突出し、その先端側の部分が鉤状部54A, 55Aの突出方向とは反対の方向へ延出するものとなっている。
係止部37, 38のうち、係止部37に設けられたL字の一辺の先端部分には、図6(A)中、上方向へ向かって膨らんだ係止膨出部37A が設けられている。
係止部37の係止膨出部37A は、保持具50に形成された差込片54の係止膨出部54B と係合するものである。
【0042】
このような係止部37, 38は、差し込み用隙間36を複数の部分に分断するものとなっている。そして、保持具50の差込片54, 55は、図6(B)に示すように、係止部37, 38の間を通って差し込み用隙間36の内部に差し込まれるようになっている。
ここで、保持具50は、差込片54, 55が差し込み用隙間36の内部に差し込まれると、図6(B)の如く、差込片54, 55の先端部分に設けられている鉤状部54A, 55Aが枠状体30側の係止部37, 38に係合しない位置である非係止位置に配置されるようになっている。
【0043】
そして、保持具50は、非係止位置に配置されると、図6(B)中、上方へ移動可能となっているとともに、図6(B)中、左方へ摺動可能となっている。
すなわち、図6(B)において、枠状体30の係止部37, 38は、差し込み用隙間36に差し込まれた差込片54, 55の鉤状部54A, 55Aよりも当該差し込み用隙間36における浅い位置に配置されている。
これにより、保持具50は、差し込み用隙間36に差込片54, 55が差し込まれた状態で、保護パネル34の表面に倣うとともに、差し込み用隙間36の長手方向に沿って摺動可能となっている。
【0044】
さらに、保持具50は、非係止位置から図6中、左方へ摺動されると、図6(C)に示されるように、鉤状部54A, 55Aが枠状体30側の係止部37, 38に係止される位置である係止位置に到達するようになっている。
【0045】
すなわち、差込片54, 55は、差し込み用隙間36に差し込まれる際に、枠状体30の係止部37, 38と重ならないように、位置がずらされ、この状態で、当該差し込み用隙間36への差し込みが行われるようになっている。
そして、保持具50は、鉤状部54A, 55Aが枠状体30の係止部37, 38よりも深い位置に達した状態で、当該差込片54, 55が係止部37, 38に近づく方向へ摺動されると、鉤状部54A, 55Aと係止部37, 38との位置がずれていた位置から鉤状部54A, 55Aが係止部37, 38と重なる位置する係止位置まで移動可能とされ、係止位置まで移動すると、鉤状部54A, 55Aが係止部37, 38に係止されるように形成されている。
【0046】
このような保持具50は、係止位置に配置されると、鉤状部54A, 55Aが枠状体30側の係止部37, 38に係止され、上方への移動が不可能となっている。
これにより、保持具50は、保護パネル34が液晶表示装置9の表示面9Aから離れないように、保護パネル34を保持するように形成されている。
【0047】
ここで、保持具50は、係止位置へ向かって移動する際に、鉤状部54A の係止膨出部54B が係止部37の係止膨出部37A に接触し、その反力によって係止膨出部54B が押圧されると、保持具50の差込片54が弾性変形するようになっている。
この差込片54の男性変形により、保持具50の係止膨出部54B は、係止膨出部37A の頂部を乗り越えることが可能となっている。
そして、保持具50の係止膨出部54B は、係止膨出部37A の頂部を乗り越えると、当該係止膨出部37A に係止され、保持具50が非係止位置へ向かって不意に移動するのを防止するように形成されている。これにより、保護パネル34は、枠状体30から不意に外れないようになっている。
【0048】
この際、図3において、一対の保持具50は、両方とも係止位置に配置されている。このうち、図3中、左側に配置された保持具50は、図3中、上方へ摺動させることで、非係止位置へ移動するようになっている。一方、図3中、右側に配置された保持具50は、図3中、下方へ摺動させることで、非係止位置へ移動するようになっている。
要約すると、これら一対の保持具50は、枠状体30の係止部37, 38に係止されていない非係止位置から、枠状体30の係止部37, 38に係止される係止位置まで摺動する際の摺動方向が互いに逆の方向となっている。
【0049】
(ケース本体40)
ケース本体40は、図5に示すように、図5中、上方に配置され、且つ、副制御基板21が取り付けられている基部40A と、図5中、下方に配置され、基部40A に取り付けられた副制御基板21を覆って保護する蓋部40B とに分割されたものである。このような、ケース本体40は、制御回路が形成されている制御基板である前述の副制御基板21が内部に収納された状態で、基部40A 及び蓋部40B が閉じられるように形成されたものとなっている。
【0050】
基部40A 及び蓋部40B は、図7に示すように、図7中、上方の端縁近傍に設けられたヒンジ部42を介して相互に回動可能に連結されている。
ここで、蓋部40B の図7中、下方における左右両方の角隅近傍部分には、基部40A 及び蓋部40B が開かれる際に破壊される封印シール60が貼着される貼着面43それぞれが設けられ、さらに、封印シール60が貼着された貼着面43を覆う透明な封印シールカバー70が取り付けられている。なお、図7では、図7中、右方の貼着面43に貼着されている封印シール60の記載が省略されている。
【0051】
貼着面43は、蓋部40B の図7中、正面を向いた蓋天面40C の図7中、下方の端縁に形成された段部の下段を形成する面である。この貼着面43は、基部40A との接合を行うために、蓋部40B の角隅近傍部分に形成された接合箇所でもある。
すなわち、貼着面43には、図5及び図8に示すように、基部40A 側と螺合するネジ40D を挿通させるネジ挿通孔44A が設けられている。
また、貼着面43には、封印シールカバー70をネジ止めするためのネジ孔44B が、図8中、ネジ挿通孔44A の上方に開口されている
なお、図8には、図7中、左方の貼着面43のみが示されている。図7中、右方の貼着面43は、左方のものと同様なので、図示は省略する。
【0052】
ネジ挿通孔44A は、図5に示すように、ネジ40D の挿通方向における手前側が拡径された段付孔となっている。このネジ挿通孔44A の拡径された部分には、ネジ挿通孔44A の頭部が収納されるようになっている。
一方、基部40A には、蓋部40B 側のネジ挿通孔44A に対応して、ネジ40D が螺合されるボス45が設けられている。
このような基部40A 及び蓋部40B は、蓋部40B 側のネジ挿通孔44A に挿通されたネジ40D を、基部40A 側に設けられたボス45に螺合することによって、閉鎖状態に固定されるようになっている。
【0053】
このような貼着面43には、封印シールカバー70に設けられた後述する側壁部72及び破断爪73(図10参照)に対応して、封印シールカバー70の側壁部72を収納するための一対の壁収納溝部46A 、破断爪73を通過させるための爪通過溝46B 、破断爪73を収納するための爪収納凹部46C が設けられている。
【0054】
壁収納溝部46A は、貼着面43に形成された凹部であって、図8に示すように、貼着面43の図8中、左右の側縁近傍にそれぞれ形成され、且つ、当該側縁に沿って延びる短冊状の平面形状を有するものである。
【0055】
爪通過溝46B は、図8の如く、貼着面43に複数本形成された溝であり、短冊状の平面形状を有し、図8中、上下方向に平行に延びたものとなっている。
これらの爪通過溝46B の図8中、下方には、図8中、左右方向に延びるとともに、短冊状の平面形状を有する短冊状凹部46D が形成されている。この短冊状凹部46D は、貼着面43に複数設けられた爪通過溝46B の図8中、下方の端部を相互に連結するものとなっている。また、短冊状凹部46D の底面は、複数の爪通過溝46B の底面と同一平面を形成している。
【0056】
爪収納凹部46C の各々は、互いに近接する二つの爪通過溝46B の図8中、上方において、爪通過溝46B よりも深く形成された凹部である。爪収納凹部46C は、図8中、左右方向に延びる短冊状の平面形状を有し、且つ、互いに近接する二つの爪通過溝46B の図8中、上方に配置された端部を相互に接続するものとなっている。
【0057】
貼着面43の図8中、左右の端縁には、図5に示すように、貼着面43の端縁から図5中、下方へ延びる側面47A がそれぞれ接続されている。
これらの側面47A の図5中下端縁には、図5中、当該下端縁の各々から互いに近づく方向へ突出する鍔部47B が設けられている。
これらの鍔部47B は、封印シールカバー70が図5中、下方へ抜け出さないように、封印シールカバー70の側縁部70A を押さえる部位となっている。
【0058】
また、貼着面43の図8中、下方の側縁部分には、図8中、左右に延びる嵌合突条48が突設されている。この嵌合突条48は、封印シールカバー70に形成された後述の溝状部70D (図11参照)の内部に嵌合される凸状部位となっている。
この嵌合突条48の両端部は、側面47A に達することなく、側面47A の手前で途切れたものとなっており、側面47A との間に谷状部49A が形成されたものとなっている。
この谷状部49A は、その底面(49)が短冊状凹部46D の底面と同一平面を形成するものとされている。この谷状部49A の底面(49)は、封印シールカバー70に形成された側壁部72の先端面と係合することで、摺動する封印シールカバー70の側壁部72を案内する案内面49となっている。
【0059】
(封印シールカバー70)
封印シールカバー70は、図9に示すように、長方形の平板状に形成されたカバー体71を有する部材である。
このカバー体71は、図9中、左右両端部分が段付きにされている。このカバー体71の段付きの下段部分は、封印シールカバー70がケース本体40に装着された際に、蓋部40B 側の鍔部47B に押さえられる側縁部70A となっている。
【0060】
図9において、封印シールカバー70の正面であるとなっている天面70B には、その中央部分から図9中、手前側に向かって膨出するドーム状の部位が形成されている。このドーム状の部位は、封印シールカバー70を指等で摘み上げる際に、指で把持される摘み部74となっている。この摘み部74は、封印シールカバー70における、貼着面43のネジ挿通孔44A に応じた位置に設けられている。
この摘み部74の図9中、上方には、貼着面43に形成されたネジ孔44B に対応して、カバー用ネジ孔75が開口されている。
なお、図9中、封印シールカバー70における摘み部74の上下の部分には、図9の如く、半月状の貫通孔74A がそれぞれ形成されている。これにより、摘み部74がニッパー等で封印シールカバー70から切り取られると、封印シールカバー70に円形の貫通孔が形成されるようになっている。
【0061】
図10及び図11において、封印シールカバー70における天面70B とは反対側の面は、封印シール60が貼着される蓋部40B の貼着面43を覆う密着面70C となっている。
この密着面70C の図10中、左右の側縁近傍には、図10及び図11に示すように、当該側縁に沿って延びるとともに、密着面70C から蓋部40B の貼着面43へ向かって突出する側壁部72が設けられている。
【0062】
密着面70C の図10中、上方の端縁部分には、図10の如く、当該側縁部分に沿って延びるとともに、密着面70C から蓋部40B の貼着面43へ向かって突出する後縁壁部76が設けられている。
後縁壁部76の頂上に形成された頂上面76B には、三角柱状に形成された前述の破断爪73が複数立設されている。これらの破断爪73は、二個が近接配置されて一つの組を形成し、二個一組の破断爪73が頂上面76A の中央部分を空けて離間して設けられている。
後縁壁部76の図10中、左方の端部近傍には、頂上面76A から密着面70C まで達する切り欠き部76B が形成されている。
ここで、後縁壁部76は、側壁部72よりも背が低いものとなっており、後縁壁部76の頂上面76B に形成された破断爪73の頂上が側壁部72と同じ高さ位置となるように、後縁壁部76及び破断爪73の高さ寸法が設定されている。
【0063】
密着面70C の後縁壁部76に対向する端縁近傍には、図11の如く、当該側縁部分に沿って延びるとともに、密着面70C から蓋部40B の貼着面43へ向かって突出する突条部77が設けられている。この突条部77は、後縁壁部76と同じ背丈のものとなっている。
【0064】
カバー体71の図10中、下方の端縁には、図10及び図11の如く、カバー体71とT字形を形成する前縁壁部78が設けられている。この前縁壁部78は、図11中、下方の端部が密着面70C から蓋部40B の貼着面43へ突出したものとなっており、この前縁壁部78の図11中、下方の端部は、側壁部72と同じ背丈のものとなっている。
ここで、前縁壁部78及び突条部77の間は、溝となっており、この溝が、貼着面43の側縁部分に形成された前述の嵌合突条48を内部に嵌合させる溝状部70D となっている。
また、前縁壁部78は、図11の如く、図11中、上方の端部が天面70B から突出したものとなっている。この前縁壁部78の図11中、上方の端部は、蓋部40B の貼着面43に沿って移動する際に、指等が掛けられる把手部78A となっている。
【0065】
ここで、蓋部40B には、封印シールカバー70が蓋部40B の貼着面43を外部に開放する開放位置(図14(A)参照)、封印シールカバー70の密着面70C が貼着面43から離隔した状態で封印シールカバー70が貼着面43を覆う閉鎖位置(図14(B)参照)、及び、封印シールカバー70の密着面70C が貼着面43に密着する密着位置(図14(C)参照)の三つ位置が設定されている。そして、蓋部40B には、封印シールカバー70が前述の三つの位置を移動可能に設けられている。
【0066】
すなわち、封印シールカバー70は、封印シールカバー70の破断爪73の先端面を短冊状凹部46D の底面に上方から接近させ、封印シールカバー70の破断爪73の先端面を短冊状凹部46D の底面に当接させることで、図11の如く、蓋部40B の貼着面43を外部に開放する開放位置αに配置されるようになっている。
また、封印シールカバー70は、開放位置αから図11中、右方へ閉鎖位置βまで摺動可能となっている。
【0067】
ここで、封印シールカバー70は、開放位置αから閉鎖位置βに到達するまでの間、封印シールカバー70の破断爪73の先端面が爪通過溝46B の底面に係合し、封印シールカバー70の側壁部72の先端面が案内面49に係合し、且つ、封印シールカバー70の側縁部70A が鍔部47B に抜け止めされ、これにより、密着面70C と貼着面43とが所定間隔を置いて離間した状態で移動するようになっている。
なお、残りの閉鎖位置及及び密着位置については、後で具体的に説明する。
【0068】
(封印シール60)
図12において、封印シール60は、図12に示すように、長方形状に形成されたシールである。
この封印シール60の図12中、正面を向いた面は、蓋部40B の貼着面43に貼着されて隠れてしまう裏側の面である隠蔽面60B となっている。この隠蔽面60B の反対側、すなわち、表側の面は、スロットマシン1についての固有情報、例えば、スロットマシン1の製造番号等が記載された情報表示面60A となっている。
【0069】
封印シール60は、情報表示面60A 及び隠蔽面60B の両方に貼着剤が塗布されている。
ここで、隠蔽面60B は、蓋部40B の貼着面43に貼着される本貼着部とされ、その全体に貼着剤が塗布されている。
なお、隠蔽面としては、その全面に貼着剤が塗布された隠蔽面60B に限らず、貼着面43に接する部分にのみ貼着剤が塗布され、貼着面43に形成された爪通過溝46B 等の凹部に対応した部分に対する塗布が省略されたものでもよい。
一方、情報表示面60A は、貼着剤が塗布される領域が限定されたものとなっている。
具体的には、情報表示面60A は、図12中、左右の側縁近傍に配置された側縁貼着部61A と、この側縁貼着部61A から中央側に寄った中間貼着部61B とに貼着剤が塗布されたものとなっている。
また、側縁貼着部61A 及び中間貼着部61B に塗布されている貼着剤は、情報表示面60A のものよりも貼着力が弱く、貼着対象物に一旦貼っても容易且つ綺麗に剥がせるものとなっている。
これにより、封印シール60の一方の面である情報表示面60A は、封印シールカバー70の密着面70C に仮に貼着される面であり、この情報表示面60A の側縁貼着部61A 及び中間貼着部61B は、隠蔽面60B の本貼着部よりも弱い貼着力を有する仮貼着部となっている。
【0070】
封印シール60の隠蔽面60B には、貼着を行うまでに隠蔽面60B の貼着剤を保護するために、隠蔽面60B の全体を覆う剥離紙62が貼り付けられている。
この剥離紙62には、封印シールカバー70の後縁壁部76に形成された切り欠き部76B に対応した位置に、周縁から突出したタブ62A が形成されている。
なお、封印シール60の情報表示面60A にも、貼着を行うまでに側縁貼着部61A 及び中間貼着部61B の貼着剤を保護するために、情報表示面60A の全体を覆う、図示しない剥離紙が貼り付けられている。
【0071】
この際、封印シール60は、封印シール60の情報表示面60A に貼り付けられた図示しない剥離紙を情報表示面60A から剥がし、封印シールカバー70の密着面70C に貼着すると、タブ62A が封印シールカバー70の切り欠き部76B を通って外側に突出し、このタブ62A を指等で容易に摘むことができ、タブ62A を指等で容易に摘むことによって、剥離紙62が容易に剥がせるようになっている。
【0072】
以上のような封印シール60には、隠蔽面60B に剥離紙62が貼り付けられ、且つ、情報表示面60A に図示しない剥離紙が貼り付けられた状態で、全体を貫通するスリット63A, 63B及びネジ挿通孔64が形成されている。
ネジ挿通孔64は、蓋部40B の貼着面43に形成されたネジ孔44B に対応した位置、すなわち、封印シール60の図12中、左右方向における中央部の上方よりの位置に形成されたものとなっている。
【0073】
スリット63A, 63Bは、蓋部40B の貼着面43に形成された爪通過溝46B に対応して配置されている。換言すると、スリット63A, 63Bは、ネジ挿通孔64の図12中、左右両側に離間して形成されている。
これらのスリット63A, 63Bは、爪通過溝46B を通過する封印シールカバー70の破断爪73で破壊される際に、破壊された封印シール60の破断面を、複雑に入りくんだ修復不可能な形状にするためのものである。
また、スリット63A, 63Bは、封印シール60の他の部分よりも破断が容易となる易破断部でもある。換言すると、封印シール60は、封印シールカバー70の破断爪73が封印シール60を破壊する際に、スリット63A, 63Bによって容易に破断可能となっている。
スリット63A は、直線状に延びるものとされ、スリット63B は、円弧状に延びるものとされているが、封印シール60の図12中、左右両側に設けられるスリットとしては、スリット63A 及びスリット63B の一方だけでもよく、あるいは、波線状に延びるもの等、他の形状のスリットでもよい。
【0074】
また、封印シール60は、スロットマシン1の固有の情報が記録されたICチップ60C と、外部との通信を行うためのアンテナ60D とが仕込まれたICタグとなっている。
ここで、ICチップ60C は、封印シール60が貼着面43に貼着された際に、貼着面43に形成されたネジ挿通孔44A の真上に配置されている。
これにより、ネジ挿通孔44A に挿通されたネジ40D を緩めて、ケース本体40を不正に開けるために、封印シールカバー70のネジ孔44B の直上部分にドリル等で孔を開けると、封印シール60のICチップ60C が破壊され、封印シール60のICタグとしての機能が失われ、これにより、不正行為が確実に発見できるようになっている。
【0075】
(封印シール60による封印手順)
以下に、封印シール60で副基板ケース20を封印する封印手順について説明する。
まず、副制御基板21を基部40A に取り付け、この状態で、基部40A 及び蓋部40B を閉じ、蓋部40B のネジ挿通孔44A に挿通したネジ40D を基部40A 側のボス45に螺合し(図6参照)、これにより、基部40A 及び蓋部40B を閉鎖状態に固定する。
【0076】
次に、封印シール60の情報表示面60A を覆っている図示しない剥離紙を情報表示面60A から剥がし、封印シールカバー70の密着面70C に貼着し、この後、封印シール60の隠蔽面60B から剥離紙62を剥がす。
ここで、側壁部72、後縁壁部76及び突条部77に囲まれた密着面70C (図10参照)に貼り付けられた封印シール60は、タブ62A が封印シールカバー70の切り欠き部76B を通って外側に突出しているので、隠蔽面60B から剥離紙62を容易に剥がすことができる。
【0077】
続いて、封印シール60が密着面70C に貼り付けられた封印シールカバー70を、図13及び図14(A)に示すように、蓋部40B の貼着面43を外部に開放する開放位置αにセットする。
この後、封印シールカバー70を図14(A)中、右方へ摺動させる。この際、封印シールカバー70の破断爪73の先端面が爪通過溝46B の底面に係合し、且つ、封印シールカバー70の側壁部72の先端面が案内面49に係合しているので、密着面70C に貼着された封印シール60の隠蔽面60B が貼着面43に接することがなく、隠蔽面60B が貼着面43に接することに起因する封印シール60の破損が防止されるようになっている。
【0078】
封印シールカバー70が閉鎖位置βに到着すると、図14(B)及び図15(A)に示すように、貼着面43は、全体的に封印シールカバー70に覆われる。
この際、封印シールカバー70の破断爪73は、図14(B)の如く、貼着面43側の爪収納凹部46C の直上に位置し、爪収納凹部46C の内部に進入可能となり、且つ、封印シールカバー70の側壁部72は、図15(A)の如く、に示すように、貼着面43側の壁収納溝部46A の直上に位置し、壁収納溝部46A の内部に進入可能となる。
これにより、封印シールカバー70は、閉鎖位置βから、封印シールカバー70を貼着面43へ向かって移動させることが可能となる。
【0079】
封印シールカバー70を閉鎖位置βから貼着面43へ向かって移動させ、密着面70C が貼着面43に密着する密着位置γまで、封印シールカバー70を移動させると、図14(C)及び図15(B)に示すように、封印シール60の隠蔽面60B が貼着面43に接し、これにより、封印シール60の隠蔽面60B が貼着面43に貼着される。
なお、封印シールカバー70が密着位置γに到達すると、封印シールカバー70の破断爪73は、図14(C)の如く、貼着面43側の爪収納凹部46C の内部に収納され、封印シールカバー70の側壁部72は、図15(B)の如く、貼着面43側の壁収納溝部46A の内部に収納される。
【0080】
封印シールカバー70が密着位置γに配置されると、封印シールカバー70のカバー用ネジ孔75、封印シール60のネジ挿通孔64、及び、貼着面43のネジ孔44B は、図16に示すように、同心位置に重なり合い、互いに連通状態となる。この状態で、封印シールカバー70のカバー用ネジ孔75、及び、封印シール60のネジ挿通孔64に挿通させた図示しないネジを、貼着面43のネジ孔44B に螺合すると、封印シールカバー70が貼着面43に固定され、以上により、封印シール60による封印手順が完了する。
【0081】
ここで、封印シールカバー70が貼着面43に図示しないネジで固定されており、外力が不意に封印シールカバー70に加わっても、封印シールカバー70が貼着面43における位置がずれることがなく、封印シールカバー70の位置ずれによる封印シール60の破損が未然に防止されるようになっている。
【0082】
(副基板ケース20の開放手順)
副基板ケース20は、封印シール60を破壊しないと、ケース本体40が開かないように形成されている。以下に、副基板ケース20の開放手順、換言すると、ケース本体40の開放手順について説明する。
まず、封印シールカバー70を貼着面43に固定している図示しないネジを緩めて、当該ネジとネジ孔44B との螺合を解除し、これにより、当該ネジを貼着面43から取り外し、封印シールカバー70の固定を解除する。
【0083】
この後、封印シールカバー70の摘み部74を指等で摘み、図14(C)中、上方へ、封印シールカバー70を摘み上げ、密着位置γから閉鎖位置βへ向かって封印シールカバー70を移動させる。
封印シールカバー70が閉鎖位置βに到着すると、封印シール60の情報表示面60A が封印シールカバー70の密着面70C から剥がれる一方、封印シール60の隠蔽面60B は、貼着面43に貼着された状態が維持され、封印シール60は、図14(D)に示すように、貼着面43に貼り付いたまま残る。
【0084】
次いで、図14(E)に示すように、密着位置γから閉鎖位置βへ向かって封印シールカバー70を移動させると、封印シールカバー70の破断爪73が爪通過溝46B を通過して封印シール60を破断する。
そして、封印シールカバー70が閉鎖位置βに到着すると、複雑に入りくんだ形状のスリット63A, 63Bによって、破断された封印シール60は、修復不可能な状態となる。
この後、貼着面43から破断された封印シール60を取り除き、ネジ40D を露出させ、基部40A 側のボス45に螺合されたネジ40D を緩め、ネジ40D とボス45との螺合を解除し、ネジ40D をボス45から取り除けば、基部40A 及び蓋部40B を開くことができ、基部40A 及び蓋部40B を開くことで、副基板ケース20の開放手順が完了する。
【0085】
(実施形態の効果)
前述のような実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、副基板ケース20の封印シール60が貼着される貼着面43を覆う密着面70C を封印シールカバー70に設け、封印シール60の両面に貼着剤を塗布することで、封印シール60の両面に貼着部を形成し、且つ、封印シール60が貼着される貼着面43を外部に開放する開放位置α、密着面70C が貼着面43から離隔した状態で貼着面43を覆う閉鎖位置β、及び、密着面70C が貼着面43に密着する密着位置γの三つ位置を封印シールカバー70が移動するようにし、封印シール60の一方の面を密着面70C に貼着し、この状態の封印シールカバー60を、開放位置αから閉鎖位置β経由で密着位置γまで移動することによって、封印シール60における他方の面の貼着部が貼着面43に貼着されるようにしたので、封印シール60を封印シールカバー70の密着面70C に貼着しても、封印シールカバー70を取り付ける前、すなわち、封印シールカバー70を密着位置γまで移動する前であれば、封印シール60が副基板ケース20に貼着されていないので、封印シール60を破壊することなく、副基板ケース20を開けることができる。
【0086】
また、封印シール60は、副基板ケース20の貼着面43に沿って略平面を維持した状態で貼着され、折れ曲がった状態となることがないので、副基板ケース20をスロットマシン1に設置した状態でも、封印シール60が何ら視認困難となることがない。
【0087】
さらに、液晶表示装置9を支持するための枠状体30と、液晶表示装置9を枠状体30に保持させるための保持具50とを設け、枠状体30の差し込み用隙間36の内部に、保持具50を係止させるための係止部37, 38を設ける一方、保持具50に、枠状体30へ向かって延出するとともに、枠状体30の差し込み用隙間36に差し込まれて、差し込み用隙間36内の係止部37, 38に係止される差込片54, 55を設けたので、液晶表示装置9の表示面9A側から、保持具50を差し込み用隙間36に接近させ、保持具50の差込片54, 55を差し込み用隙間36に差し込んで、さらに、枠状体30の係止部37, 38に係止させれば、保持具50を枠状体30に取り付けることができ、従って、液晶表示装置9の表示面9A側の操作のみで、保持具50の枠状体30への取付作業に行うことができる。
【0088】
ここで、保持具50に、保護パネル34の表面に沿って延出するとともに、液晶表示装置9の表示面9Aとの間に保護パネル34を挟持することで、保護パネル34を保持するように形成された保持片51, 52を設けたので、液晶表示装置9の表示面9Aを覆った保護パネル34の上に、保持具50の保持片51, 52を重ねた状態で、保持具50を枠状体30に取り付ければ、液晶表示装置9の表示面9Aと保持片51, 52との間に保護パネル34が挟持され、これにより、液晶表示装置9の表示面9A側から一方向に保持具50を移動させることで、保護パネル34を液晶表示装置9に容易に取り付けることができ、従って、保護パネル34の取付作業を、液晶表示装置9の表示面9A側からの操作のみで迅速に行うことができる。
【0089】
また、保持具50に設けられた差込片54, 55の先端部分に、当該差込片54, 55の延出方向と交差する方向へ延出して鉤形をなす鉤状部54A, 55Aを形成し、且つ、差し込み用隙間36に差し込まれた差込片54, 55の鉤状部54A, 55Aよりも、当該差し込み用隙間36差し込み用隙間の浅い位置に、保持具50の鉤状部54A, 55Aを係止させるための係止部37, 38を設け、枠状体30の係止部37, 38と位置がずれた状態で、保持具50の差込片54, 55を、差し込み用隙間36差し込み用隙間に差し込み、差込片54, 55の鉤状部54A, 55Aが枠状体30の係止部37, 38よりも深い位置に達したら、差込片54, 55が係止部37, 38に近づく方向へ保持具50を摺動し、鉤状部54A, 55Aを枠状体30の係止部37, 38に重ね合わせることで、鉤状部54A, 55Aが係止部37, 38に係止されるようにしたので、差込片54, 55が係止部37, 38から遠ざかる方向へ保持具50を摺動し、鉤状部54A, 55Aを係止部37, 38の係止から解除しなければ、液晶表示装置9の表示面9Aから離れる方向へ保護パネル34を移動することが不可能となり、従って、液晶表示装置9の表示面9A側からの操作のみで、保護パネル34を迅速に液晶表示装置9に取り付けることができるうえ、保護パネル34の液晶表示装置9への取付強度を更に一層向上させることができる。
【0090】
さらに、枠状体30の周縁の互いに対向する一対の辺における互いに対応する位置に、それぞれ保持具50を設け、保持具50の鉤状部54A, 55Aが枠状体30の係止部37, 38に係止されていない非係止位置から、鉤状部54A, 55Aが枠状体30の係止部37, 38に係止される係止位置まで摺動する際の摺動方向を、これら一対の保持具50で互いに逆の方向としたので、例えば、スロットマシン1のメンテナンス中に、一対の保持具50に触れた際に、万が一、作業者が誤って同じ方向へ押圧する力を保持具50に加えたとしても、一対の保持具50が両方とも係止位置から非係止位置へ移動することがなく、これにより、不意に保護パネル34が液晶表示装置9から脱落して破損することがなく、保護パネル34の取付作業を、液晶表示装置9の表示面9A側からの操作のみで行えるようにしても、メンテナンス等を行う際に、何ら不都合な事態が生じることがない。
【0091】
また、封印シール60が貼着される貼着面43を副基板ケース20に設け、貼着面43に貼着された封印シール60を覆う封印シールカバー70に、貼着面43と対向する密着面70C を設け、且つ、外部に貼着面43を開放する開放位置α、密着面70C が貼着面43から離隔した状態で貼着面43を覆う閉鎖位置β、及び、密着面70C が貼着面43に密着する密着位置γの三つ位置を封印シールカバー70が移動できるようにし、開放位置α及び閉鎖位置βの間では、副基板ケース20の貼着面43と封印シールカバー70の密着面70C とが離間するようにしたので、両面に貼着剤を塗布された封印シール60が密着面70C に貼付されても、封印シールカバー70は、開放位置α及び閉鎖位置βの二位置間の移動が阻害されることがない。
【0092】
そして、封印シールカバー70を開放位置αに配置する前後に、封印シールカバーの密着面70C に封印シールを仮貼着すれば、基板ケースの貼着面43へ向かって突出する破断爪73が封印シールカバー70に設けられていても、封印シールカバー70が開放位置αから閉鎖位置βへ移動する際に、破断爪73が封印シール60に触れることがなく、従って、封印シール60が封印シールカバー70の破断爪73で傷つくことがない。
そして、封印シールカバー70を閉鎖位置βから密着位置γへ移動することで、封印シールカバー70の密着面70C に貼着された封印シール60を、副基板ケース20の貼着面43に本貼着することができ、これにより封印シール60を損傷させることなく、封印シールカバー70を副基板ケース20に装着することができる。
この後、副基板ケース20を開けるために、封印シールカバー70を密着位置γから閉鎖位置βへ移動し、さらに、閉鎖位置βから開放位置αへ移動すると、封印シールカバー70の破断爪73が封印シール60を破断し、これにより、封印シール60を修復不可能な状態にすることができ、不正行為を防止する防犯機能を向上することができる。
【0093】
さらに、封印シール60の隠蔽面60B に、貼着面43に本貼着される本貼着部を形成し、封印シール60の情報表示面60A に、封印シールカバー70の密着面70C に貼着されるとともに、本貼着部の貼着力よりも弱い貼着力を有する仮貼着部を形成したので、前述したように、封印シールカバー70の密着面70C に封印シール60を仮貼着すれば、副基板ケース20の貼着面43に向かって突出する破断爪73が封印シールカバー70に設けられていても、封印シールカバー70の密着面70C に封印シール60を仮貼着した状態で、封印シールカバー70を開放位置αから閉鎖位置β経由で密閉位置γまで移動すれば、副基板ケース20の貼着面43に封印シール60を本貼着することができ、しかも、封印シール60を損傷させることなく、封印シールカバー70を副基板ケース20に装着することができる。
この後、基板ケースを開けるために、封印シールカバーを密着位置γから閉鎖位置βへ移動し、さらに、閉鎖位置βから密着位置γへ移動すると、封印シールカバーの破断爪が爪通過溝を通過する際に封印シール60を破断し、これにより、封印シール60を確実に修復不可能な状態にすることができる。
【0094】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、保持具50の差込片54, 55が差し込まれる差し込み用隙間としては、フランジ部32の表面に開口されたスリット状の差し込み用隙間36に限らず、例えば、液晶表示装置9の外側面9Bと、この外側面9Bに対向する枠部31の内側面31A との間に形成された隙間を、差し込み用隙間36B としてもよい。
【0095】
すなわち、図17に示すように、枠状体30のフランジ部32における互いに対向する内周縁のうち、図17中、左右に配置された内周縁の互い対向する部分に、内周縁を部分的に切り欠いた凹部35が形成されている。
このような凹部35により、液晶表示装置9の図17中、左右の外側面9Bと、この外側面9Bに対向する枠部31の内側面31A との間に、差し込み用隙間36B が形成されている。
【0096】
この差し込み用隙間36B の内部には、前記実施形態と同様の係止部37, 38が設けられている。具体的には、差し込み用隙間36B の内部には、特に図示しないが、枠部31の内側面31A から液晶表示装置9の外側面9Bへ向かって突出する係止部37, 38が設けられている。
このような差し込み用隙間36B を採用しても、前記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。要するに、差し込み用隙間としては、表示装置の外周縁の近傍に開口され、内部に保持具を係止させるための係止部が設けられた隙間であればよく、その具体的な態様は実施にあたり適宜選択することができる。
【0097】
また、保護パネルを保持する保持具としては、枠状体30へ向かって突出する差込片54, 55を有し、この差込片54, 55が差し込み用隙間36に差し込まれた状態で、差し込み用隙間36の長手方向に沿った一方向に摺動されると、差込片54, 55が差し込み用隙間36の内部に設けられた係止部37, 38に係止される保持具50に限らず、例えば、差込片が差し込み用隙間に差し込まれるだけで、差込片が差し込み用隙間の内部に設けられた係止部に係止されるものを採用してもよい。
【0098】
すなわち、図18に示すように、枠状体30に形成された差し込み用隙間36C の内部には、差し込み用隙間36C の両端部分のそれぞれから、図18中、下方へ突出した係止部54C が設けられている。これらの係止部54C の互いに対向する側面には、互いに接近する方向へ突出する係止突起部54D が設けられている。
一方、保持具50A は、図18中、下向きとなった面から下方へ突出するとともに、差し込み用隙間36C の長手方向に沿って延びる突条として形成された差込片54C を有するものとなっている。この差込片54C の、図18中、左右の端部には、枠状体30側の係止突起部54D と凹凸嵌合する凹部54D がそれぞれ設けられている。
【0099】
このような保持具50A では、差込片54C を差し込み用隙間36C に差し込むだけで、差込片54C が差し込み用隙間36C の内部に設けられた係止部54C に係止されるので、保持具50A を採用しても、前記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。要するに、保持具としては、その差込片を差し込み用隙間に差し込むことで、差し込み用隙間の内部に設けられた係止部に、差込片54C が係止されるものであればよく、その具体的な態様は実施にあたり適宜選択することができる。
【0100】
さらに、封印シールカバーとしては、開放位置αから閉鎖位置βまでの間を貼着面43に沿って摺動する封印シールカバー70に限らず、例えば、図19に示すように、開放位置αから閉鎖位置βまでの間を回動する封印シールカバー80でもよい。
ここで、封印シールカバー80を回動可能に支持する支軸81は、互いに対向する平面部81が外周部に設けられ、支軸81が挿通される軸受部83の内周部に平面部81の面間寸法に応じた幅の凹部84が設けられ、封印シールカバー80が閉鎖位置βに達すると、軸受部83が凹部84の内部に収納され、これにより、密着面70C と貼着面43とが平行状態を維持したまま、封印シールカバー80が閉鎖位置βから密着位置γまで移動できるようにしてもよい。
要するに、封印シールカバーとしては、封印シールが密着面に貼着された状態で、開放位置αから閉鎖位置βを経由して密着位置γまで移動することにより、密着面に貼着された封印シールを基板ケースの貼着面に貼着することができ、且つ、貼着面に貼着された封印シールの情報表示面の全体が視認できれるものが採用でき、封印シールカバーの具体的な構造及び形態は、実施にあたり適宜選択できる。
【0101】
また、封印シールとしては、副基板ケース20の貼着面43に本貼着される本貼着部が一面に設けられ、残りの面に、本貼着部の貼着力よりも弱い貼着力を有し、封印シールカバー70の密着面70C に仮貼着される封印シール60に限らず、例えば、一方の面の貼着部65A と他方の面の貼着部65B とが同程度の貼着力を有するとともに、図20(A)に示すように、平面視で、貼着部65A 及び貼着部65B の位置がずれ、且つ、貼着部65A と貼着部65B との間に、他の部分よりも破断が容易となる易破断部66が形成された封印シール65を採用することができる。
ここで、易破断部36は、図20(A)の如く、複雑に入りくんだ形態の折れ曲がった折れ線状のもの、具体的には、貼着部35A 及び貼着部35B の両方にまたがって蛇行するものとなっている。
この易破断部36としては、前記実施形態で説明した封印シール60と同様に、封印シール65を貫通するスリット、又は、細かい貫通孔が線上に多数配列されているミシン目、若しくは、封印シール65が合成樹脂製の場合、線状に延びた厚さの薄い部位等が採用できる。
【0102】
このような封印シール65を採用した場合、封印シール65の一方の面に設けられた貼着部65A を封印シールカバー80の密着面70C に貼着した状態で、封印シールカバー80を閉鎖位置βから密着位置γまで移動し、これにより、封印シール65の他方の面に設けられた貼着部65B を基板ケースの貼着面43に貼着し、封印シール65を封印シールカバー80の密着面70C 及び基板ケースの貼着面43の両方に貼着することができる。
そして、封印シール65を封印シールカバー80の密着面70C 及び基板ケースの貼着面43の両方に貼着した状態で、封印シールカバー80を密着位置γから閉鎖位置βへ移動すると、両面に位置をずらして形成した貼着部65A, 65Bの間に剪断力が発生し、この剪断力で易破断部66が破断される。
ここで、易破断部66を複雑に入りくんだ形態にしたので、封印シール65は、修復不可能な状態に分断される。
【0103】
さらに、両面に同じ封印シールとしては、同程度の貼着力を有する貼着部65A と貼着部65B とが互いに重なり合わない封印シール65に限らず、例えば、図20(B)に示すように、同程度の貼着力を有する貼着部67A 及び貼着部67B とが部分的に重なり合った封印シール67でもよい。
すなわち、封印シール67は、図20(B)の如く、一方の面の貼着部67A 及び他方の面の貼着部67B が平面視でX字を形成するように、貼着部67A 及び貼着部67B の中心部分が重なり合って交差するものとなっている。
ここで、封印シール67の長手方向における両側には、三角形に形成された切り込みが易破断部68として複数設けられている。これらの易破断部68は、封印シール67の長手方向における位置が貼着部67A 及び貼着部67B が形成するX字の中心に応じて設定されている。
このような易破断部68は、封印シールカバー80を密着位置γから閉鎖位置βへ移動すると、貼着部65A, 65Bの間に剪断力が発生し、この剪断力で容易に破断され、そして、封印シール67は、易破断部66を起点に容易に破断されるようになっている。
【0104】
以上において、封印シールにおける易破断部の位置は、前述した位置に限定されず、封印シールカバーが密着位置から閉鎖位置へ移動することによって、易破断部が確実に破断される位置であればよく、封印シールにおける易破断部の具体的な設置箇所は、実施にあたり適宜設定できる。
【0105】
また、前述の説明では、副基板ケース20を開放するにあたり、封印シールカバー70を副基板ケース20から取り外し、これにより、封印シール60を破断し、破断された封印シール60を貼着面43から取り除いてネジ40D を露出させた後、露出させたネジ40D を緩めて、副基板ケース20を開放する手順について説明したが、前記実施形態に係る副基板ケース20によれば、副基板ケース20の開放は、封印シールカバー70を副基板ケース20に装着したまま行うこともできる。
すなわち、副基板ケース20を開放するにあたり、封印シールカバー70から摘み部74(図9参照)をニッパー等で切り取り、封印シールカバー70に円形の貫通孔を形成し、貼着面43の貼着されている封印シール60のネジ挿通孔44A を覆った部分を露出させ、この露出させた封印シール60の一部分を切り取り、ネジ挿通孔44A に挿通されているネジ40D を露出させ、露出させたネジ40D を緩めれば、封印シールカバー70を副基板ケース20に装着したまま、副基板ケース20を開放することができる。
【0106】
さらに、前記実施形態では、封印シールとして、貼着面43に貼着された際に、貼着面43に形成されたネジ挿通孔44A の真上にICチップ60C が配置されるように形成された封印シール60を採用したが、これに限らず、貼着面43に貼着された際に、貼着面43に形成されたネジ挿通孔44A の真上にアンテナ60D が配置されるように形成されたものでもよい。
【0107】
また、基板ケースとしては、副基板ケース20に限らず、例えば、主制御基板ケース16でもよく、要するに、制御回路が形成された基板を収納するケースであればよい。
さらに、遊技機としては、スロットマシンに限らず、アレンジボール及び雀球等の遊技媒体としてメダルを利用する他の形式の遊技機、あるいは、遊技媒体として遊技球を利用するパチンコ機等の弾遊技機でもよい。
【符号の説明】
【0108】
1 :遊技機としてのスロットマシン
9 :表示装置としての液晶表示装置、 9A :表示面、 9B :外側面
20 :表示ユニットとしての副基板ケース
30 :枠状体、31A :内側面
34 :保護パネル
36 :隙間
37, 38 :係止部
50 :保持具
51, 52 :保持片
54, 55 :差込片
54A, 55A:鉤状部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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