(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
外線通話機能を有する携帯型電話端末と、所定の構内における内線網に構内交換機を介して接続される内線端末である携帯型通信端末と、を備える通信システムの通信方法であって、
前記携帯型電話端末と前記携帯型通信端末とは、相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信にて通信可能であり、
前記携帯型電話端末は、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型通信端末を中継して内線網あるいは公衆網への発信及び通話を行うと共に、関連付けられた前記携帯型通信端末に対する前記構内交換機からの着信を当該携帯型通信端末を中継して受け付けて通話を行い、前記近距離無線を介して通話を行う機能を、予め設定された起動時間になったときに起動するとともに、予め設定された終了時間になったときに終了し、
前記携帯型通信端末は、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型電話端末からの内線網あるいは公衆網への発信及び通話を前記構内交換機に対して中継すると共に、前記構内交換機からの着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型電話端末に中継する、
通信方法。
外線通話機能を有する携帯型電話端末と、所定の構内における内線網に構内交換機を介して接続される内線端末である携帯型通信端末と、を備える通信システムを制御するプログラムであって、
前記携帯型電話端末と前記携帯型通信端末とは、相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信にて通信可能であり、
前記携帯型電話端末にて、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型通信端末を中継して内線網あるいは公衆網への発信及び通話を行うと共に、関連付けられた前記携帯型通信端末に対する前記構内交換機からの着信を当該携帯型通信端末を中継して受け付けて通話を行う構内接続手段と、予め設定された起動時間になったときに前記構内接続手段における通話機能を起動するとともに、予め設定された終了時間になったときに前記構内接続手段における通話機能を終了する起動制御手段と、を実現させると共に、
前記携帯型通信端末にて、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型電話端末からの内線網あるいは公衆網への発信及び通話を前記構内交換機に対して中継すると共に、前記構内交換機からの着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型電話端末に中継する中継接続手段を実現させるためのプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を、
図1乃至
図9を参照して説明する。
図1乃至
図4は、通信システム1の構成を説明するための図である。
図5乃至
図9は、通信システム1の動作を説明するための図である。
【0013】
[構成]
図1は、本実施形態における通信システム1の概要を示す図である。通信システム1は、携帯型電話端末11と、通信アダプタ12(携帯型通信端末)と、を備えている。携帯型電話端末11と通信アダプタ12とは、相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信にて通信を行う。例えば、携帯型電話端末11と通信アダプタ12とは、Bluetooth(登録商標)の通信規格により相互に接続相手を特定して、近距離無線通信を行う。また、通信アダプタ12は、例えばPHS(Personal Handy-phone System)にて利用される(遠距離)無線通信にて、構内交換機13と通信を行う。
【0014】
構内交換機13は、有線にて固定電話機14と通信し、無線にて通信アダプタ12と携帯電話機15と通信することにより、内線網101を構築する。構内交換機13は、通信アダプタ12と、固定電話機14と、携帯電話機15と、を相互に接続することで内線網101内での内線通話機能を実現する。また、構内交換機13は、公衆網102と接続し、公衆網102と接続された他の電話機(外線)からの発着信を中継して、内線網101内の所定の電話機(通信アダプタ12と固定電話機14と携帯電話機15とのいずれか)に外線通話機能を実現させる。なお、構内交換機13は、複数の固定電話機14と接続してもよいし、複数の携帯電話機15と接続してもよい。また、構内交換機13は、固定電話機14と携帯電話機15とのいずれか一方とだけ接続していてもよい。さらに、携帯型電話端末11は、他の携帯型電話端末11(他の通信アダプタ12)と接続することもできる。
【0015】
また、携帯型電話端末11は、携帯電話にて利用される無線通信により、携帯電話網103と通信することもできる。これにより、携帯型電話端末11は、構内交換機13を介さずに、外線通話機能を有することができる。なお、公衆網102と携帯電話網103とは、同じ通信網とすることもできる。
【0016】
次に、
図2を参照して、携帯型電話端末11の構成について説明する。
図2は、携帯型電話端末11の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、携帯型電話端末11は、演算部21と、入力部22と、出力部23と、記憶部24と、近距離通信部25と、公衆通信部26と、通話部27と、を備えている。
【0017】
演算部21は、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。演算部21は、記憶部24に含まれるROM(Read Only Memory)に格納されたプログラムを読み込み、RAM(Random Access Memory)を作業領域としてプログラムを実行することにより、内線通話機能を含めた各種機能を実現する。具体的には、演算部21は、ROMに予め記憶された内線電話用アプリケーション(構内接続手段)を起動して、内線通話機能を実行する。また、内線電話用アプリケーションは、内線通話機能に限らず、構内交換機13を介して公衆網102と接続し、外線通話機能も実行することができる。内線電話用アプリケーションの詳細については後述して説明する。これにより、ユーザが所有する使い慣れた携帯電話機に対して、内線通話機能を提供することができる。従って、例えば、ユーザが、法人として契約した公用の携帯電話機と、私用の携帯電話機と、の2つの携帯電話機を所持する必要がなく、ユーザの負担を軽減するとともに、コストを低減することができる。
【0018】
なお、演算部21(起動制御手段)は、予め設定した条件に応じて、内線電話用アプリケーション(の通話機能)を自動的に起動または終了してもよい。例えば、ユーザが内線通話機能を利用する会社の出社時間と退社時間とに対応付けて、起動時間と終了時間とをそれぞれ記憶部24に記憶する。そして、演算部21は、起動時間になった時に、内線電話用アプリケーションを自動的に起動してもよい。同様に、演算部21は、終了時間になった時に、内線電話用アプリケーションを自動的に終了してもよい。
【0019】
また、内線通話機能を利用する所定の構内の出入口付近に、携帯型電話端末11を検出して、携帯型電話端末11を保持するユーザの入退室を管理する入退室管理装置(入退室管理手段)を配置してもよい。そして、入退室管理装置は、携帯型電話端末11が近距離無線通信等により、例えば出社を検出した場合に、内線電話用アプリケーションを自動的に起動してもよい。また、同様に、携帯型電話端末11が、例えば退社を検出した場合に、内線電話用アプリケーションを自動的に終了してもよい。
【0020】
具体的には、入退室管理装置は、予め入室が設定されている状態にて携帯型電話端末11を検出した場合に、携帯型電話端末11へ入室検出通知を送信する。そして、携帯型電話端末11の演算部21は、送信された入室検出通知を取得した場合に内線電話用アプリケーションを自動的に起動する。また、入退室管理装置は、予め退室が設定されている状態にて携帯型電話端末11を検出した場合に、携帯型電話端末11へ退室検出通知を送信する。そして、携帯型電話端末11の演算部21は、送信された退室検出通知を取得した場合に内線電話用アプリケーションを自動的に終了する。これにより、例えば仕事とプライベートとの公私分計が容易となる。また、内線電話用アプリケーションを自動的に終了するので、携帯型電話端末11の省電力化を実現することができる。
【0021】
入力部22(入力手段)は、例えば、ボタンや、タッチパネル式入力装置、キーボード等により構成され、発信先の電話番号の入力を受け付ける。なお、発信先の電話番号は、ユーザにより直接入力された電話番号でもよいし、後述する記憶部24に記憶された電話帳情報から選択入力された電話番号でもよい。そして、入力部22は、電話番号の入力を受け付けた後、発信先の電話番号への発信指示の入力を受け付ける。また、入力部22は、構内交換機13から通信アダプタ12を介して携帯型電話端末11に着信があった場合に、ユーザからの電話回線を繋げるための入力(電話を受けるための操作)を受け付ける。
【0022】
出力部23は、入力部22により入力されたユーザが発信を所望する発信先の電話番号を表示する。また、出力部23は、構内交換機13から通信アダプタ12を介して携帯型電話端末11に着信があった場合に、発信元の電話番号、名前等の発信元情報を表示する。さらに、出力部23は、着信音を出力する等の着信があった旨をユーザに通知するための構成を有する。
【0023】
記憶部24は、発信先の電話番号を含む電話帳情報を記憶する。電話帳情報41は、例えば
図3に示すように、1つの発信先につき、ID(Identification)と、ユーザ名と、外線電話番号と、内線電話番号と、を含む情報を有している。IDは、例えば、発信先の情報を登録する時に自動的に割り当てられる番号である。外線電話番号は、公衆網102または携帯電話網103を介して通信する電話機の電話番号である。内線電話番号は、内線網101内の電話機の電話番号である。なお、電話帳情報41に含まれる情報は、上記に限られず、電子メールアドレス等の情報も含むことができる。また、外線電話番号と内線電話番号とのそれぞれは1つに限らず、2以上の複数の電話番号をそれぞれ記憶することもできる。また、記憶部24は、後述する近距離通信部25により関連付けられた通信アダプタ12の識別情報を記憶する。これにより、1つの携帯型電話端末11にて、私用の電話相手の情報と、公用の電話相手の情報と、を記憶するので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0024】
近距離通信部25(電話端末用通信手段)は、携帯型電話端末11と、通信アダプタ12とを、一対一に対応付けるための処理(例えばペアリング)を行う。ペアリングを行う場合には、まず、ユーザが、携帯型電話端末11と接続するための通信アダプタ12を、携帯型電話端末11が探索可能な探索可能状態に設定する。探索可能状態とは、例えば、予め設定された、携帯型電話端末11が受信可能な検出信号を通信アダプタ12の近距離通信部63(通信端末用通信手段)が出力(送信)する状態である。通信アダプタ12が出力する検出信号には、例えば、通信アダプタ12に予め設定された識別情報(通信端末識別情報)を含む機器情報が含まれる。そして、近距離通信部25は、近距離無線通信にて探索可能状態である機器を探索する。すなわち、近距離通信部25は、探索可能状態が設定された通信アダプタ12から出力された検出信号を受信する。続いて、出力部23は、近距離通信部25による探索の結果として検出された機器情報の一覧を表示する。続いて、入力部22は、表示された機器情報の一覧から携帯型電話端末11と接続するための機器情報の選択入力を受け付ける。以下では、携帯型電話端末11と接続するための機器として、通信アダプタ12が選択された場合について説明する。
【0025】
通信アダプタ12が選択されると、入力部22は、認証情報(例えば暗証番号、PIN(Personal Identification Number)コード)の入力を受け付ける。認証情報は、例えば、通信アダプタ12に予め設定された認証情報と同一の情報である。そして、近距離通信部25は、識別情報を含む検出信号を送信した通信アダプタ12へ、入力部22により入力を受け付けた認証情報を送信して、近距離無線通信を介して通信する通信アダプタ12を関連付ける。これにより、携帯型電話端末11と通信アダプタ12とを一対一に対応付けることができる。また、演算部21は、入力部22にて入力を受け付けた機器情報(例えば通信アダプタ12の識別情報)と、認証情報と、を対応付けて記憶部24に記憶する。以降、携帯型電話端末11と通信アダプタ12との間で、近距離無線通信が可能になる。なお、近距離通信部25は、携帯型電話端末11が起動した時に認証情報を送信して、常に通信アダプタ12と接続してもよいし、内線電話用アプリケーションが起動した時に認証情報を送信して、内線電話用アプリケーションが起動中の間、通信アダプタ12と接続してもよい。なお、近距離通信部25は、例えばBluetoothや、ZigBee(登録商標)等の通信規格により近距離無線通信を行う。
【0026】
これにより、携帯型電話端末11と通信アダプタ12とは、相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信可能である。従って、携帯型電話端末11と通信アダプタ12とを保持したユーザが移動する場合に、常に携帯型電話端末11は、関連付けられた通信アダプタ12を介して構内交換機13と接続するので、通話音声が途中で途切れることを低減することができ、通話音声の品質を維持したまま通話が可能になる。
【0027】
内線電話用アプリケーションは、近距離通信部25による近距離無線通信を介して、関連付けられた通信アダプタ12を中継して内線網101あるいは公衆網102への発信及び通話を可能にする構成を有する。具体的には、内線電話用アプリケーションは、近距離通信部25による近距離無線通信を介して、携帯型電話端末11自身の電話番号(発信元の電話番号)と、入力された発信先の電話番号とを含む発信要求を通信アダプタ12へ送信する。また、発信先の電話機(例えば固定電話機14)から発信要求に対する応答を通信アダプタ12が受信した場合に、内線電話用アプリケーションは、近距離通信部25による近距離無線通信を介して、通信アダプタ12から応答を受信する。その後、内線電話用アプリケーションは、近距離通信部25を介して通信アダプタ12から受信した通話音声を通話部27のスピーカ31へ出力すると共に、通話部27のマイク32から取得した通話音声を、近距離通信部25を介して通信アダプタ12へ送信する。これにより、無線電話用アプリケーションは、携帯型電話端末11にて内線通話機能あるいは外線通話機能を実現することができる。
【0028】
また、内線電話用アプリケーションは、関連付けられた通信アダプタ12に対する構内交換機13からの着信を、通信アダプタ12を中継して受け付けて通話を可能にする構成を有する。具体的には、構内交換機13から送信された発信元の電話番号を含む呼出情報を、通信アダプタ12を介して受信する。呼出情報を受信すると、内線電話用アプリケーションは、着信処理を実行する。着信処理は、例えば、出力部23から予め設定された着信音を鳴らしたり、出力部23に発信元の電話番号や名前を表示したりする処理である。そして、着信処理に対する応答があり、電話が繋がった場合(例えばオフフック状態になった場合)、内線電話用アプリケーションは、通信アダプタ12を介して、発信元の電話機へ応答を通知する。これにより、内線電話用アプリケーションは、携帯型電話端末11にて内線通話機能あるいは外線通話機能を実現する。
【0029】
公衆通信部26は、例えば携帯電話網103へ、発信及び通話を可能にする構成(外線通話機能)を有する。また、公衆通信部26は、公衆網からの着信を受け付けて通話を可能にする構成を有する。このように、携帯型電話端末11は、近距離通信部25を利用することなく携帯電話網103と接続することができる。
【0030】
次に、
図4を参照して、通信アダプタ12の構成について説明する。
図4は、通信アダプタ12の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、通信アダプタ12は、演算部61と、記憶部62と、近距離通信部63と、内線網通信部64と、を備えている。通信アダプタ12は、通信アダプタ12単体による通話機能を有しておらず、携帯型電話端末11と構内交換機13との間で通話を中継する。通信アダプタ12は、所定の構内における内線網(例えば内線網101)に構内交換機を介して接続される内線端末である。
【0031】
演算部61は、例えばCPUから構成されている。演算部61は、ROMに格納されたプログラムを読み込み、RAMを作業領域としてプログラムを実行することにより、通信アダプタ12における各種機能を実現する。具体的には、演算部61は、ROMに予め記憶された中継接続用アプリケーション(中継接続手段)を起動して、携帯型電話端末11へ内線通話機能を提供する。中継接続用アプリケーションの詳細については後述して説明する。
【0032】
記憶部62は、自身に予め対応付けられた、内線網における電話番号と、認証情報と、を記憶する。認証情報は、接続相手(例えば携帯型電話端末11)を、関連付けるための情報である。なお、認証情報は予め設定された情報でもよいし、ユーザ等により入力された情報でもよい。
【0033】
近距離通信部63は、上述した携帯型電話端末11の近距離通信部25と同様の構成を有している。近距離通信部63は、通信アダプタ12に上記した探索可能状態が設定された場合に、予め設定された信号を出力する。通信アダプタ12が出力する信号には、例えば、機器に予め設定された識別情報等の機器情報が含まれる。これにより、携帯型電話端末11と通信アダプタ12との関連付けが開始される。また、携帯型電話端末11により携帯型電話端末11と通信アダプタ12とが関連付けられた場合に、近距離通信部63は、携帯型電話端末11から認証情報を受信する。中継接続用アプリケーションは、携帯型電話端末11から認証情報を受信すると、記憶部62に記憶された認証情報を参照して、携帯型電話端末11の認証を行う。そして、認証に成功した場合に、中継接続用アプリケーションは、近距離通信部63(による近距離無線通信)を介して、関連付けられた携帯型電話端末11と接続する。これにより、携帯型電話端末11が、通信アダプタ12を介して通話可能になる。なお、認証に失敗した場合には、携帯型電話端末11と通信アダプタ12との間の接続は行われない。
【0034】
内線網通信部64は、予め設定された無線通信にて、構内交換機13と通信する。中継接続用アプリケーションは、関連付けられた携帯型電話端末11からの内線網101あるいは公衆網102への発信及び通話を、内線網通信部64を介して、構内交換機13に対して送信(中継)する。また、中継接続用アプリケーションは、他の電話機(例えば固定電話機14)から構内交換機13と内線網通信部64とを介して送信された着信を受け付ける。内線網通信部64は、例えば、PHSや、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)にて利用される(遠距離)無線通信にて構内交換機13と通信する。
【0035】
このように、通信アダプタ12は、通信アダプタ12単体による通話機能を有することなく、中継接続用アプリケーションが関連付けられた前記携帯型電話端末の通話を中継する。従って、通信アダプタ12のコストを低減すると共に、通信アダプタ12を小型化かつ軽量化することができる。
【0036】
構内交換機13は、通信アダプタ12と、固定電話機14と、携帯電話機15と、接続し内線網101を構成し、内線網101内の接続処理を統括的に行う。また、構内交換機13は、公衆網102と接続し、内線網101と公衆網102との間の接続処理を行う。構内交換機13は、携帯型電話端末11により送信され、通信アダプタ12により中継された発信要求を受信し、発信情報に含まれる発信先の電話番号により示される電話機に対して、発信元の電話番号を含む呼出情報を送信する。呼出情報は、発信先の電話機(または携帯型電話端末11)に対して着信を通知させるための情報である。また、構内交換機13は、呼出情報に対する応答を受信すると、発信元の電話番号により示される電話機(例えば通信アダプタ12)へ応答を通知するとともに、発信元の電話機と発信先の電話機との間の接続処理を行う。
【0037】
[動作]
次に、
図5乃至
図7を参照して、上述した通信システム1の動作について詳細に説明する。まず、
図5を参照して、携帯型電話端末11の接続機器特定処理について説明する。なお、接続機器特定処理を実行する場合に、接続先となる機器(例えば通信アダプタ12)には、探索可能状態が設定されているものとする。
【0038】
図5の接続機器特定処理では、まず、近距離通信部25は、探索可能状態の機器を探索する(ステップS1)。この例では、通信アダプタ12が探索可能状態となっており、予め設定された信号(例えば通信アダプタ12の機器情報)を出力している。従って、近距離通信部25は、通信アダプタ12から送信される信号を検出(受信)する。
【0039】
続いて、出力部23は、ステップS1の処理で探索され検出された機器情報(例えば識別情報)の一覧を表示する(ステップS2)。例えば、出力部23は、通信アダプタ12の機器情報を表示する。そして、入力部22は、接続する機器情報の入力を受け付ける(ステップS3)。すなわち、ユーザが、携帯型電話端末11との接続を所望する機器を、出力部23に表示された機器情報の一覧から選択する。この例では、通信アダプタ12の機器情報が選択される。
【0040】
次に、入力部22は、認証情報の入力を受け付ける(ステップS4)。認証情報は、例えば、予め通信アダプタ12に記憶されている情報である。そして、演算部21は、機器情報と認証情報とを関連付けて記憶部24に記憶する(ステップS5)。ステップS5の処理の後、接続機器特定処理は終了する。
【0041】
これにより、携帯型電話端末11は、近距離通信部25により、記憶部24に記憶された認証情報を通信アダプタ12へ送信することで、通信アダプタ12と近距離無線通信をすることができる。従って、携帯型電話端末11と通信アダプタ12とが、接続相手を特定して関連付けられる。
【0042】
次に、
図6を参照して、携帯型電話端末11が発信を行う場合の処理について説明する。
図6においては、最初に携帯型電話端末11の入力部22が、発信先の電話番号の入力を受け付ける(ステップS11)。発信先の電話番号はユーザにより直接入力された電話番号でもよいし、記憶部24に記憶された電話帳情報のうちユーザにより選択入力された電話番号でもよい。続いて、携帯型電話端末11の内線電話用アプリケーションは、近距離通信部25を介して、発信要求を通信アダプタ12へ送信する(ステップS12)。発信要求は、携帯型電話端末11自身の電話番号と、ステップS11の処理により入力を受け付けた発信先の電話番号を含む情報である。
【0043】
次に、通信アダプタ12の中継接続用アプリケーションは、近距離通信部63を介して、ステップS12の処理で送信された発信要求を受信する(ステップS21)。続いて、通信アダプタ12の中継接続用アプリケーションは、ステップS21により受信した発信要求を、内線網通信部64を介して、構内交換機13へ送信(中継)する(ステップS22)。例えば、通信アダプタ12は、Bluetoothの通信規格で利用される近距離無線通信にて受信した発信要求を、PHSで利用される無線通信にて構内交換機13へ送信する。
【0044】
次に、構内交換機13は、ステップS22の処理で送信された発信要求を受信する(ステップS31)。続いて、構内交換機13は、発信要求に含まれる発信先の電話番号に示される発信先の電話機(
図6の例では固定電話機14)へ、発信元の電話番号を含む呼出情報を送信する(ステップS32)。
【0045】
次に、固定電話機14は、ステップS32により送信された呼出情報を受信する(ステップS41)。続いて、固定電話機14は、着信処理を行う(ステップS42)。着信処理は、例えば、予め設定された着信音を鳴らしたり、発信元の電話番号等を表示したりする処理である。そして、固定電話機14のユーザが着信を受けた(オフフックにした)場合、固定電話機14は、構内交換機13へ応答を通知する(ステップS43)。
【0046】
続いて、構内交換機13は、ステップS43の処理で通知された応答を受信する(ステップS33)。そして、構内交換機13は、発信元の電話番号により示される通信アダプタ12へ応答を通知する(ステップS34)。また、構内交換機13は、ステップS33の処理により応答を受信すると、発信元の通信アダプタ12と、発信先の固定電話機14と、の間の接続処理を行う(ステップS35)。
【0047】
通信アダプタ12の中継接続用アプリケーションは、内線網通信部64を介して、ステップS34の処理で通知された応答を受信する(ステップS23)。そして、通信アダプタ12の中継接続用アプリケーションは、近距離通信部63を介して、関連付けられた携帯型電話端末11へ応答を通知する(ステップS24)。続いて、携帯型電話端末11の近距離通信部25は、ステップS24の処理にて通知された応答を受信する(ステップS13)。
【0048】
これにより、携帯型電話端末11と固定電話機14との間の接続が確立され、携帯型電話端末11のユーザが、固定電話機14のユーザと通話可能になる。通信システム1では、ユーザが携帯型電話端末11と通信アダプタ12とを保持したまま移動することで、携帯型電話端末11は常に通信アダプタ12と接続した状態となる。その結果、通話中に通話音声が途切れることがなく、通話音声の劣化を防ぐことができる。なお、携帯型電話端末11と固定電話機14とが接続されるとしたが、携帯型電話端末11は、他の通信アダプタ12を介して接続された他の携帯型電話端末11と接続されてもよいし、他の電話機(例えば携帯電話機15)と接続されてもよい。以下に説明する
図7の処理についても同様である。
【0049】
次に、
図7を参照して、携帯型電話端末11が着信を行う場合の処理について説明する。
図7においては、最初に固定電話機14が、発信先の電話番号の入力を受け付ける(ステップS61)。続いて、固定電話機14は、発信要求を構内交換機へ送信する(ステップS62)。発信要求は、固定電話機14自身の電話番号(内線電話番号)と、ステップS61の処理により入力を受け付けた発信先の電話番号(内線電話番号)を含む情報である。
【0050】
次に、構内交換機13は、ステップS62の処理で送信された発信要求を受信する(ステップS71)。続いて、構内交換機13は、発信要求に含まれる発信先の電話番号に示される発信先の通信アダプタ12へ、発信元の電話番号を含む呼出情報を送信する(ステップS72)。
【0051】
次に、通信アダプタ12の中継接続用アプリケーションは、内線網通信部64を介して、ステップS72により送信された呼出情報を受信する(ステップS81)。続いて、通信アダプタ12の中継接続用アプリケーションは、近距離通信部63を介して、ステップS81の処理で受信された呼出情報を携帯型電話端末11へ送信(中継)する(ステップS82)。
【0052】
そして、携帯型電話端末11の内線電話用アプリケーションは、近距離通信部25を介して、ステップS82により送信された呼出情報を受信する(ステップS91)。続いて、携帯型電話端末11の内線電話用アプリケーションは、着信処理を行う(ステップS92)。着信処理は、例えば、出力部23から予め設定された着信音を出力したり、出力部23に発信元の電話番号等を表示したりする処理である。そして、携帯型電話端末11のユーザが着信を取った(オフフックにした)場合、携帯型電話端末11の内線電話用アプリケーションは、近距離通信部25を介して、通信アダプタ12へ応答を通知する(ステップS93)。
【0053】
通信アダプタ12の中継接続用アプリケーションは、近距離通信部63を介して、ステップS93の処理で通知された応答を受信する(ステップS83)。そして、通信アダプタ12の中継接続用アプリケーションは、内線網通信部64を介して、構内交換機13へ応答を通知する(ステップS84)。
【0054】
続いて、構内交換機13は、ステップS84の処理で通知された応答を受信する(ステップS73)。そして、構内交換機13は、発信元の電話番号により示される固定電話機14へ応答を通知する(ステップS74)。また、構内交換機13は、ステップS73の処理により応答を受信すると、発信元の固定電話機14と、発信先の通信アダプタ12と、の間の接続処理を行う(ステップS75)。
【0055】
続いて、固定電話機14は、ステップS74の処理にて通知された応答を受信する(ステップS63)。これにより、携帯型電話端末11と固定電話機14との間の接続が確立され、固定電話機14のユーザが、携帯型電話端末11のユーザと通話可能になる。
【0056】
これにより、携帯型電話端末11と固定電話機14との間の接続が確立され、携帯型電話端末11のユーザが、固定電話機14のユーザと通話可能になる。そして、携帯型電話端末11が発信を行う場合と同様に、ユーザが携帯型電話端末11と通信アダプタ12とを保持したまま移動することで、携帯型電話端末11が常に通信アダプタ12と接続した状態となる。その結果、通話中に通話音声が途切れることがなく、通話音声の劣化を防ぐことができる。
【0057】
次に、
図8を参照して、携帯型電話端末11が携帯電話網103を介して他の電話機(以下、携帯電話機Aと記載する)と通信している場合(外線通話中)に、構内交換機13(および通信アダプタ12)を介して他の電話機(例えば、固定電話機14)から着信があった場合の処理について説明する。
【0058】
図8の着信制御処理では、携帯型電話端末11は、携帯電話網103と接続された基地局(図示せず)を介して、携帯電話機Aと通話中の状態であるとする。携帯型電話端末11が携帯電話機Aと通話中の状態である場合に、内線電話用アプリケーションは、近距離通信部25を介して、通信アダプタ12から呼出情報を受信する(ステップS111)。この呼出情報は、例えば、固定電話機14が送信した発信要求(
図7のステップS62)に基づく、呼出情報であるとする。続いて、内線電話用アプリケーションは、携帯電話網使用状態を取得する(ステップS112)。すなわち、携帯型電話端末11が、携帯電話網103を介して携帯電話機Aと通信しているか否かを表す情報を取得する。
【0059】
続いて、内線電話用アプリケーションは、ステップS112の処理で取得した携帯電話網使用状態に基づいて、携帯型電話端末11が携帯電話網103を使用中であるか否かを判定する(ステップS113)。内線電話用アプリケーションは、携帯型電話端末11が携帯電話網103を使用中でないと判定した場合(ステップS113:No)、着信処理を行う(ステップS114)。ステップS114の着信処理は、
図7のステップS92にて説明した着信処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0060】
一方、内線電話用アプリケーションは、携帯型電話端末11が携帯電話網103を使用中であると判定した場合(ステップS113:Yes)、割込着信処理を行う(ステップS115)。割込着信処理は、例えば、ユーザが携帯型電話端末11を利用して通話中である場合に、スピーカ31から着信音とは異なる予め設定された割込着信音を出力したり、出力部23に割込着信の発信元の電話番号等を表示したりする処理である。
【0061】
そして、内線電話用アプリケーションは、割込着信処理による着信の応答を受け付けたか否かを判定する(ステップS116)。すなわち、内線電話用アプリケーションは、ユーザが割込着信を受け付けたか否かを判定する。内線電話用アプリケーションは、応答を受け付けた場合(ステップS116:Yes)、公衆通信部26を介して携帯電話網103と接続された基地局へ保留を通知する(ステップS117)。これにより、内線電話用アプリケーションは、携帯電話網103を介して携帯型電話端末11と通信をしていた携帯電話機Aに保留を通知する。なお、内線電話用アプリケーションは、保留を通知する代わりに、携帯電話機Aとの通信を切断し、通話を終了させることもできる。
【0062】
続いて、内線電話用アプリケーションは、通信アダプタ12へ応答を通知する(ステップS118)。ステップS118の処理は、
図7のステップS93にて説明した処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。これにより、内線電話用アプリケーションは、割込みによる着信があった固定電話機14との通信を開始することができる。
【0063】
一方、ステップS116において、内線電話用アプリケーションが、応答を受け付けていないと判定した場合(ステップS116:No)、近距離通信部25を介して、通信アダプタ12へ通話中を通知する(ステップS119)。これにより、内線電話用アプリケーションは、通信アダプタ12と構内交換機13とを介して、固定電話機14へ通話中を通知する。
【0064】
ステップS118,S119の処理の後、
図8の着信制御処理は終了する。このように、携帯型電話端末11が携帯電話網103を介して通信している場合でも、携帯型電話端末11は、構内交換機13(内線網101)を介して送信される他の電話機(例えば固定電話機14)からの発信要求を受信し、ユーザに着信があったことを通知することができる。
【0065】
次に
図9を参照して、携帯型電話端末11が構内交換機13(および通信アダプタ12)を介して他の電話機(例えば、固定電話機14)と通信している場合に、携帯電話網103を介して携帯電話機Aから着信があった場合の処理について説明する。
【0066】
図9の着信制御処理では、まず、内線電話用アプリケーションは、携帯型電話端末11が携帯電話網103と接続された基地局から着信を受け付けたか否かを判定する(ステップS131)。すなわち、内線電話用アプリケーションは、携帯電話網103からの着信があるかを監視する。内線電話用アプリケーションは、基地局から着信を受け付けていないと判定した場合(ステップS131:No)、処理はステップS131に戻り同様の処理を繰り返す。
【0067】
一方、内線電話用アプリケーションは、基地局から着信を受け付けたと判定した場合(ステップS131:Yes)、割込着信処理を行う(ステップS132)。割込着信処理は、
図8のステップS115の処理と同様であり、例えば、ユーザが携帯型電話端末11を利用して通話中の状態である場合に、スピーカ31から着信音とは異なる予め設定された割込着信音を出力したり、出力部23に割込着信の発信元の電話番号等を表示したりする処理である。
【0068】
そして、内線電話用アプリケーションは、応答を受け付けたか否かを判定する(ステップS133)。すなわち、内線電話用アプリケーションは、ユーザが割込着信を受け付けたか否かを判定する。内線電話用アプリケーションは、応答を受け付けた場合(ステップS133:Yes)、近距離通信部25を介して、通信アダプタ12へ保留を通知する(ステップS134)。これにより、内線電話用アプリケーションは、通信アダプタ12と構内交換機13とを介して、固定電話機14に保留を通知する。なお、内線電話用アプリケーションは、保留を通知する代わりに、固定電話機14との通信を切断し、通話を終了させることもできる。
【0069】
続いて、内線電話用アプリケーションは、公衆通信部26を介して携帯電話網103と接続された基地局へ応答を通知する(ステップS135)。これにより、携帯型電話端末11は、携帯電話網103を介して携帯電話機Aと通信することができる。
【0070】
一方、ステップS133において、内線電話用アプリケーションが、応答を受け付けていないと判定した場合(ステップS133:No)、公衆通信部26を介して携帯電話網103と接続された基地局へ通話中を通知する(ステップS136)。これにより、携帯型電話端末11は、携帯電話網103を介して、携帯電話機Aへ通話中を通知する。
【0071】
ステップS135,S136の処理の後、
図9の着信制御処理は終了する。このように、携帯型電話端末11が構内交換機13(内線網101)を介して通信している場合でも、携帯型電話端末11は、携帯電話網103を介して送信される他の電話機からの発信要求を受信し、ユーザに着信があったことを通知することができる。
【0072】
このように、本実施形態における携帯型電話端末は、関連付けられた通信アダプタ(携帯型通信端末)と常に接続し、内線網あるいは公衆網と接続された他の電話機と通話するので、通話音声が途切れることがなく、通話音声の品質の劣化を低減することができる。
【0073】
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0074】
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における情報処理装置等の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
【0075】
(付記1)
外線通話機能を有する携帯型電話端末と、所定の構内における内線網に構内交換機を介して接続される内線端末である携帯型通信端末と、を備え、
前記携帯型電話端末と前記携帯型通信端末とは、相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信にて通信可能であり、
前記携帯型電話端末は、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型通信端末を中継して内線網あるいは公衆網への発信及び通話を行うと共に、関連付けられた前記携帯型通信端末に対する前記構内交換機からの着信を当該携帯型通信端末を中継して受け付けて通話を行う構内接続手段を備え、
前記携帯型通信端末は、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型電話端末からの内線網あるいは公衆網への発信及び通話を前記構内交換機に対して中継すると共に、前記構内交換機からの着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する中継接続手段を備える、
通信システム。
【0076】
これにより、携帯型電話端末は、関連付けられた携帯型通信端末と常に接続し、内線網あるいは公衆網と接続された他の電話機と通話するので、通話音声が途切れることがなく、通話音声の品質の劣化を低減することができる。
【0077】
(付記2)
付記1に記載の通信システムであって、
前記携帯型通信端末の前記中継接続手段は、前記内線網における電話番号が割り当てられており、関連付けられた前記携帯型電話端末からの発信要求に応じて前記割り当てられた電話番号から前記構内交換機に対して発信を行うと共に、当該構内交換機から前記割り当てられた電話番号への着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する、
通信システム。
【0078】
これにより、外線通話機能を有する携帯型電話端末に対して、内線通話機能を提供することができる。
【0079】
(付記3)
付記1又は2に記載の通信システムであって、
前記携帯型通信端末は、当該携帯型通信端末単体による通話機能を有することなく、前記中継通信手段が関連付けられた前記携帯型電話端末の通話を中継する、
通信システム。
【0080】
これにより、携帯型通信端末は、通話の中継のみを行うので、携帯型通信端末のコストを低減すると共に、携帯型通信端末を小型化かつ軽量化することができる。
【0081】
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の通信システムであって、
前記携帯型電話端末は、前記構内接続手段における通話機能の起動と終了とを制御する起動制御手段、
を備える通信システム。
【0082】
これにより、構内接続手段における通話機能を使用しないときは、通話機能を終了することができるので、携帯型電話端末の消費電力を低減することができる。
【0083】
(付記5)
付記4に記載の通信システムであって、
前記起動制御手段は、予め設定された起動時間になったときに前記通話機能を起動するとともに、予め設定された終了時間になったときに前記通話機能を終了する、
通信システム。
【0084】
これにより、起動時間になると通話機能が自動的に起動し、終了時間になると通話機能が自動的に終了するので、ユーザが手動で通話機能の起動と終了を操作する必要がなく、ユーザの利便性が向上するとともに、携帯型電話端末の消費電力を低減することができる。
【0085】
(付記6)
付記4又は5に記載の通信システムであって、
前記構内の出入口付近に配置され、所定の範囲内に位置する前記携帯型電話端末を検出することで、前記携帯型電話端末を保持するユーザの入退室を管理する入退室管理手段を備え、
前記入退室管理手段は、予め入室が設定されている状態にて前記携帯型電話端末を検出した場合に、前記携帯型電話端末へ入室検出通知を送信し、
前記携帯型電話端末の前記起動制御手段は、前記入室検出通知を取得した場合に前記通話機能を起動し、
前記入退室管理手段は、予め退室が設定されている状態にて前記携帯型電話端末を検出した場合に、前記携帯型電話端末へ退室検出通知を送信し、
前記携帯型電話端末の前記起動制御手段は、前記退室検出通知を取得した場合に前記通話機能を終了する、
通信システム。
【0086】
これにより、携帯型電話端末を保持するユーザの入室が検出されると通話機能が自動的に起動し、退室が検出されると通話機能が自動的に終了するので、ユーザが手動で通話機能の起動と終了を操作する必要がなく、ユーザの利便性が向上するとともに、携帯型電話端末の消費電力を低減することができる。
【0087】
(付記7)
付記1乃至6のいずれかに記載の通信システムであって、
前記携帯型通信端末は、近距離無線通信を介して、前記携帯型通信端末の通信端末識別情報を含む所定の検出信号を出力する通信端末用通信手段を備え、
前記携帯型電話端末は、
前記近距離無線通信を介して、前記携帯型通信端末の前記通信端末用通信手段から前記通信端末識別情報を含む前記検出信号を受信する電話端末用通信手段と、
接続相手の前記携帯型通信端末に予め設定された認証情報と同一の認証情報の入力を受け付ける入力手段と、
を備え、
前記電話端末用通信手段は、前記通信端末識別情報を含む前記検出信号を送信した前記携帯型通信端末へ、前記入力手段により入力を受け付けた前記認証情報を送信して、近距離無線通信を介して通信する前記携帯型通信端末を関連付ける、
通信システム。
【0088】
これによれば、携帯型電話端末が、携帯型通信端末から送信された検出信号を受信し、携帯型通信端末に設定された認証情報と同一の認証情報の入力を受け付けて、入力を受け付けた認証情報を検出信号を送信した携帯型通信端末へ送信するので、携帯型通信端末と携帯型電話端末とを関連付けて近距離無線通信にて通信可能にすることができる。
【0089】
(付記8)
付記1乃至7のいずれかに記載の通信システムであって、
前記携帯型電話端末と前記携帯型通信端末とは、Bluetooth通信規格により相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信可能である、
通信システム。
【0090】
このように、Bluetooth通信規格による近距離無線通信により携帯型電話端末と携帯型通信端末との間の通信を行うので、携帯型通信端末が確実に通話を中継することができる。
【0091】
(付記9)
付記1乃至8のいずれかに記載の通信システムであって、
前記携帯型通信端末と前記構内交換機とは、PHS(Personal Handy-phone System)にて利用される無線通信にて接続される、
通信システム。
【0092】
これにより、所定の内線網内において、携帯型通信端末が確実に通話を中継することができる。
【0093】
(付記10)
外線通話機能を有する携帯型電話端末と、所定の構内における内線網に構内交換機を介して接続される内線端末である携帯型通信端末と、を備える通信システムの通信方法であって、
前記携帯型電話端末と前記携帯型通信端末とは、相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信にて通信可能であり、
前記携帯型電話端末は、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型通信端末を中継して内線網あるいは公衆網への発信及び通話を行うと共に、関連付けられた前記携帯型通信端末に対する前記構内交換機からの着信を当該携帯型通信端末を中継して受け付けて通話を行い、
前記携帯型通信端末は、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型電話端末からの内線網あるいは公衆網への発信及び通話を前記構内交換機に対して中継すると共に、前記構内交換機からの着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する、
通信方法。
【0094】
(付記11)
付記10に記載の通信方法であって、
前記携帯型通信端末には、前記内線網における電話番号が割り当てられており、関連付けられた前記携帯型電話端末からの発信要求に応じて前記割り当てられた電話番号から前記構内交換機に対して発信を行うと共に、当該構内交換機から前記割り当てられた電話番号への着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する、
通信方法。
【0095】
(付記12)
外線通話機能を有する携帯型電話端末と、所定の構内における内線網に構内交換機を介して接続される内線端末である携帯型通信端末と、を備える通信システムを制御するプログラムであって、
前記携帯型電話端末と前記携帯型通信端末とは、相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信にて通信可能であり、
前記携帯型電話端末にて、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型通信端末を中継して内線網あるいは公衆網への発信及び通話を行うと共に、関連付けられた前記携帯型通信端末に対する前記構内交換機からの着信を当該携帯型通信端末を中継して受け付けて通話を行う構内接続手段を実現させると共に、
前記携帯型通信端末にて、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型電話端末からの内線網あるいは公衆網への発信及び通話を前記構内交換機に対して中継すると共に、前記構内交換機からの着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する中継接続手段を実現させるためのプログラム。
【0096】
(付記13)
付記12に記載のプログラムであって、
前記携帯型通信端末の前記中継接続手段は、前記内線網における電話番号が割り当てられており、関連付けられた前記携帯型電話端末からの発信要求に応じて前記割り当てられた電話番号から前記構内交換機に対して発信を行うと共に、当該構内交換機から前記割り当てられた電話番号への着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する、
プログラム。
【0097】
(付記14)
外線通話機能を有する携帯型電話端末と通信し、所定の構内における内線網に構内交換機を介して接続する内線端末として機能する携帯型通信端末であって、
前記携帯型通信端末は、前記携帯型電話端末と相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信にて通信可能であり、
近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型電話端末からの内線網あるいは公衆網への発信及び通話を前記構内交換機に対して中継すると共に、前記構内交換機からの着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する中継接続手段、
を備える携帯型通信端末。
【0098】
(付記15)
付記14に記載の携帯型通信端末であって、
前記中継接続手段は、前記内線網における電話番号が割り当てられており、関連付けられた前記携帯型電話端末からの発信要求に応じて前記割り当てられた電話番号から前記構内交換機に対して発信を行うと共に、当該構内交換機から前記割り当てられた電話番号への着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する、
携帯型通信端末。
【0099】
(付記16)
外線通話機能を有する携帯型電話端末と通信し、所定の構内における内線網に構内交換機を介して接続する内線端末として機能する携帯型通信端末の通信方法であって、
前記携帯型通信端末は、前記携帯型電話端末と相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信にて通信可能であり、
前記携帯型通信端末にて、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型電話端末からの内線網あるいは公衆網への発信及び通話を前記構内交換機に対して中継すると共に、前記構内交換機からの着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する、
通信方法。
【0100】
(付記17)
付記16に記載の通信方法であって、
前記内線網における電話番号が割り当てられており、関連付けられた前記携帯型電話端末からの発信要求に応じて前記割り当てられた電話番号から前記構内交換機に対して発信を行うと共に、当該構内交換機から前記割り当てられた電話番号への着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する、
通信方法。
【0101】
(付記18)
外線通話機能を有する携帯型電話端末と通信し、所定の構内における内線網に構内交換機を介して接続する内線端末として機能する携帯型通信端末を制御するためのプログラムであって、
前記携帯型通信端末は、前記携帯型電話端末と相互に接続相手を特定して関連付けられて近距離無線通信にて通信可能であり、
前記携帯型通信端末に、近距離無線通信を介して、関連付けられた前記携帯型電話端末からの内線網あるいは公衆網への発信及び通話を前記構内交換機に対して中継すると共に、前記構内交換機からの着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する中継接続手段、
を実現させるためのプログラム。
【0102】
(付記19)
付記18に記載のプログラムであって、
前記中継接続手段は、前記内線網における電話番号が割り当てられており、関連付けられた前記携帯型電話端末からの発信要求に応じて前記割り当てられた電話番号から前記構内交換機に対して発信を行うと共に、当該構内交換機から前記割り当てられた電話番号への着信を受け付けて関連付けられた前記携帯型通信端末に中継する、
プログラム。