特許第6044369号(P6044369)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社竹屋の特許一覧

<>
  • 特許6044369-遊技島台 図000002
  • 特許6044369-遊技島台 図000003
  • 特許6044369-遊技島台 図000004
  • 特許6044369-遊技島台 図000005
  • 特許6044369-遊技島台 図000006
  • 特許6044369-遊技島台 図000007
  • 特許6044369-遊技島台 図000008
  • 特許6044369-遊技島台 図000009
  • 特許6044369-遊技島台 図000010
  • 特許6044369-遊技島台 図000011
  • 特許6044369-遊技島台 図000012
  • 特許6044369-遊技島台 図000013
  • 特許6044369-遊技島台 図000014
  • 特許6044369-遊技島台 図000015
  • 特許6044369-遊技島台 図000016
  • 特許6044369-遊技島台 図000017
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6044369
(24)【登録日】2016年11月25日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】遊技島台
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20161206BHJP
【FI】
   A63F7/02 349Z
【請求項の数】4
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2013-18089(P2013-18089)
(22)【出願日】2013年2月1日
(65)【公開番号】特開2014-147545(P2014-147545A)
(43)【公開日】2014年8月21日
【審査請求日】2016年1月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000150051
【氏名又は名称】株式会社竹屋
(74)【代理人】
【識別番号】100084227
【弁理士】
【氏名又は名称】今崎 一司
(74)【代理人】
【識別番号】100174182
【弁理士】
【氏名又は名称】古田 広人
(72)【発明者】
【氏名】竹内 正博
(72)【発明者】
【氏名】梁川 誠市
【審査官】 瓦井 秀憲
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−125468(JP,A)
【文献】 特開2007−175146(JP,A)
【文献】 特開2009−226124(JP,A)
【文献】 特開2007−181523(JP,A)
【文献】 特開2004−141684(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機を収容する遊技機収容部を有する遊技機設置枠と、
該遊技機設置枠の下方に設けられる空洞部と、該空洞部に遊技島台の長手方向に沿って立設する仕切部材と、を備える遊技島台において、
前記仕切部材の側端部に位置するように前記空洞部に立設する支持部材と、
前記空洞部の前後面側から前記支持部材に着脱自在に固定される前後2つの挟込固定部材と、を備え、
前記支持部材に対して前記2つの挟込固定部材を前後から固定する際に、前記仕切部材の側端部を挟み込むことにより前記仕切部材を前記遊技機設置枠の下方に設けられる空洞部の長手方向に沿って立設可能としたことを特徴とする遊技島台。
【請求項2】
前記支持部材は、前記遊技島台の短手方向の厚み寸法が変更可能となるように前記空洞部に立設し、
前記2つの挟込固定部材を前記支持部材の厚み寸法が大きい場合と小さい場合とにそれぞれ固定したときに、前記2つの挟込固定部材によって形成される隙間寸法を異ならせることにより厚みの異なる前記仕切部材の側端部を挟み込み立設可能としたことを特徴とする請求項1記載の遊技島台。
【請求項3】
前記2つの挟込固定部材のそれぞれは、前記支持部材と当接する当接面と前記仕切部材の側端部を挟み込む挟持面とが段違いに形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技島台。
【請求項4】
前記空洞部の下部に長手方向に沿って立設され且つ上部に前記仕切部材を載置する台座部と、
前記遊技機設置枠の下端部の長手方向に沿って設けられ且つ前記仕切部材の上端部を嵌め入れるコ字状のレール部材と、を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技島台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機を設置する遊技島台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示されるように、複数の遊戯機器(本願の「遊技機」に相当)と、複数の遊戯媒体貸出機と、前記遊戯機器と前記遊戯媒体貸出機とを収容する枠体と、該枠体の底部と床面との間に、前記枠体の長手方向に沿って隔離して複数個配置された支持脚部によって、枠体の底部と床面との間に空間部が形成される遊技島台が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−66101号公報(図1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の遊技島台は、枠体の底部と床面との間に空間部が形成され、空調を使用した場合には空気の流れが良くなり遊技場内において温度むらが生じることがなくなるという効果が得られるとともに、遊技者が足を伸ばし楽な姿勢で遊技を長時間継続して行うために十分な空間が形成され疲労を軽くする効果が得られる。しかしながら、遊技場によっては遊技者の足元の空間部を維持したまま、空間部に、遊技島台の長手方向に沿って仕切部材を備えたいという要望がある。
上記仕切部材は遊技者の足元に設けられるものであり、遊技者に蹴られて破損してしまう可能性がある。また、仕切部材は様々な意匠が施されるものであり、遊技島台に設置される遊技機を新たな遊技機に入れ替えたときには新たに設置される遊技機の意匠に合わせて仕切部材の意匠替えを行う可能性もある。このように、仕切部材が破損してしまった場合や意匠替えを行う場合に、新たな仕切部材へと交換を行うが、その交換作業が困難であった。本発明は上記した事情に鑑みなされたものであり、遊技島台の下部に空洞部を形成し、該空洞部に遊技島台の長手方向に沿って仕切部材を備える遊技島台において、仕切部材の取付作業及び交換作業を容易に行うことができる遊技島台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した目的を達成するために、請求項1の発明においては、遊技機を収容する遊技機収容部を有する遊技機設置枠と、該遊技機設置枠の下方に設けられる空洞部と、該空洞部に遊技島台の長手方向に沿って立設する仕切部材と、を備える遊技島台において、前記仕切部材の側端部に位置するように前記空洞部に立設する支持部材と、前記空洞部の前後面側から前記支持部材に着脱自在に固定される前後2つの挟込固定部材と、を備え、前記支持部材に対して前記2つの挟込固定部材を前後から固定する際に、前記仕切部材の側端部を挟み込むことにより前記仕切部材を前記遊技機設置枠の下方に設けられる空洞部の長手方向に沿って立設可能としたことを特徴とする。
【0006】
また、請求項2においては、前記支持部材は、前記遊技島台の短手方向の厚み寸法が変更可能となるように前記空洞部に立設し、前記2つの挟込固定部材を前記支持部材の厚み寸法が大きい場合と小さい場合とにそれぞれ固定したときに、前記2つの挟込固定部材によって形成される隙間寸法を異ならせることにより厚みの異なる前記仕切部材の側端部を挟み込み立設可能としたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項3においては、前記2つの挟込固定部材のそれぞれは、前記支持部材と当接する当接面と前記仕切部材の側端部を挟み込む挟持面とが段違いに形成されることを特徴とする。
【0008】
また、請求項4においては、前記空洞部の下部に長手方向に沿って立設され且つ上部に前記仕切部材を載置する台座部と、前記遊技機設置枠の下端部の長手方向に沿って設けられ且つ前記仕切部材の上端部を嵌め入れるコ字状のレール部材と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明においては、遊技機設置枠の下方に空洞部が形成されているため、従来と同じように遊技者が脚を伸ばして楽な姿勢で遊技を行うことができると共に、長期間継続して遊技を行っても遊技者の疲労を軽くすることができる。また、空洞部に遊技島台の長手方向に沿って立設する仕切部材は、空洞部の前後面側から支持部材に着脱自在に固定される前後2つの挟込固定部材によって側端部を挟み込まれるため、空洞部の前後面のうちの一側面側から一の挟込固定部材を脱着することができ、一側面側からの仕切部材の取付作業や交換作業を容易に行うことができる。
【0010】
また、請求項2の発明においては、支持部材を遊技島台の短手方向の厚み寸法が変更可能となるように前記空洞部に立設するため、2つの挟込固定部材を支持部材の厚み寸法が大きい場合と小さい場合とにそれぞれ固定したときに、2つの挟込固定部材によって形成される隙間寸法を異ならせることができ、厚みの異なる複数種類の仕切部材の側端部の挟み込み立設が可能になる。
【0011】
また、請求項3の発明においては、支持部材と当接する当接面と仕切部材の側端部を挟み込む挟持面とが段違いとなるように2つの挟込固定部材のそれぞれを形成したため、支持部材の厚みよりも薄い仕切部材や支持部材の厚みよりも厚い仕切部材であっても2つの挟込固定部材によって挟み込み立設が可能となる。
【0012】
また、請求項4の発明においては、仕切部材を載置する台座部と遊技機設置枠の下端部に仕切部材の上端部を嵌め入れるコ字状のレール部材とを設けるため、仕切部材を2つの挟込固定部材によって挟み込み立設する際に仕切部材の上端部をレール部材に嵌め入れて台座部に載置して仮固定された状態で2つの挟込固定部材の両方又はいずれか一方の固定を行うことが可能になるため、仕切部材を支えながらの作業が不要となり、仕切部材の取り付けに係る作業負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】遊技島台の全体を示す正面図である。
図2】仕切機構を遊技島台に連結した状態の正面図である。
図3】仕切機構を遊技島台に連結した状態の斜視図である。
図4】仕切機構の斜視図である。
図5】仕切機構の拡大斜視図である。
図6】一側面側の挟込固定部材を取り外した状態の仕切部材の拡大斜視図である。
図7】一側面側の挟込固定部材と仕切部材とを取り外した状態の仕切部材の拡大斜視図である。
図8】支持部材の長手面への挟込固定部材の取り付け態様を示す拡大斜視図である。
図9】(a)支持部材の短手面に挟込固定部材を取り付けた状態の平面図及び側面図であり、(b)支持部材の長手面に挟込固定部材を取り付けた状態の平面図及び側面図である。
図10】支持部材の短手面への挟込固定部材の取り付け態様を示す拡大斜視図である。
図11】支持部材への挟込固定部材の取り付け態様を示す拡大斜視図である。
図12】仕切機構を遊技島台に連結した状態の斜視図である。
図13】仕切機構を遊技島台に連結して挟込固定部材を一方のみ取り外した状態の斜視図である。
図14】仕切機構を遊技島台に連結して挟込固定部材を一方のみ取り外すと共に仕切部材を取り外した状態の斜視図である。
図15】仕切部材の変形例を示す正面図である。
図16】仕切部材の変形例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、図1を参照して実施形態に係る遊技島台1について説明する。図1は、遊技島台1の全体を示す正面図である。なお、図1に示す遊技島台1には、遊技機が設置されていない状態のものを示すが、遊技島台1の長手方向の両側面には複数の遊技機が列設される。また、本実施形態における遊技島台1は、遊技機としてパチンコ機を設置したものを例に説明するが、これに限られるものではなく遊技機としてパチンコ機(弾球遊技機)やスロット機(回動式遊技機)、パチンコ玉を使用して行うスロット機であるパロット等が設置されるものであってもよい。
【0015】
図1において、遊技島台1は、周知のようにそのほぼ中央側面に複数のパチンコ機と玉貸機9とを交互に列設するようにフレーム部材1aによって直方体状に枠組み形成されることによりパチンコ機を収容する遊技機収容部を有する遊技機設置枠3と、遊技機設置枠3の上部にフレーム部材1aによって直方体状に枠組み形成されて後述する玉揚送装置によって揚送されたパチンコ玉を受け入れる上部タンクからパチンコ機にパチンコ玉を供給する補給樋及び分岐装置等が収容される上部収容枠2と、遊技島台1で営業中に必要とされ得る玉量を貯留する下部貯留タンク及び該下部貯留タンクにパチンコ機から排出されるパチンコ玉を誘導する回収樋等の遊技を補助する補助装置を収容する補助装置収容部4aと該補助装置収容部4aに隣接する空洞部4b(図17参照)と床面に接地して遊技島台1を支持する脚部4cとを有する下部収容枠4と、から構成されている。また、パチンコ機の列設位置の下方に外側に突出するカウンター台を挟んで腰板8が設けられている。また、各パチンコ機の上方には、呼出ランプ装置5が取り付けられる装飾板6が設けられ、更にその上部に開閉自在な幕板7が設けられている。なお、下部収用枠4は、遊技機設置枠3の下端を支持する脚部4cのみで形成されるものでも良い。
【0016】
また、遊技島台1を形成するフレーム部材1aは通常床面に接地して遊技島台1の全体を支持する。本実施形態では、フレーム部材1aのうち一部(所定数)のフレーム部材1aにおいて、床面に接地することなく遊技機設置枠3の下端部で切断され、これにより遊技島台1の下部収容枠4に、その一部が刳り貫かれた空洞部4bを形成している。また、この空洞部4bには遊技機設置枠3の下端部で切断されたフレーム部材1aと連結して遊技島台1を支持する仕切機構20が立設されている。この仕切機構20は、空洞部4bを塞いで遊技者の足元に置いてある持ち物等が空洞部4bを通して遊技島台1の他側面側から奪われてしまう等の問題を解決し、セキュリティを強化するものである。
【0017】
以下、仕切機構20について図2図10を参照して詳細に説明する。図2は、仕切機構20を遊技島台1に連結した状態の正面図であり、図3は、仕切機構20を遊技島台1に連結した状態の斜視図であり、図4は、仕切機構20の斜視図であり、図5は、仕切機構20の拡大斜視図であり、図6は、一側面側の挟込固定部材23を取り外した状態の仕切機構20の拡大斜視図であり、図7は、一側面側の挟込固定部材23と仕切部材21とを取り外した状態の仕切機構20の拡大斜視図であり、図8は、支持部材22の長手面への挟込固定部材23の取り付け態様を示す拡大斜視図であり、図9は、(a)支持部材22の短手面に挟込固定部材23を取り付けた状態の平面図及び側面図であり、(b)支持部材22の長手面に挟込固定部材23を取り付けた状態の平面図及び側面図であり、図10は、支持部材22の短手面への挟込固定部材23の取り付け態様を示す拡大斜視図である。
【0018】
図2乃至図10において、仕切機構20は、凸形状の突部24aを有する台座部24と、下端部に固定されたコ字状の下部係合部22dにより台座部24の突部24aを被嵌して台座部24上に起立するとともに上部に固定された上部係合部22cに調節ボルト26を介して取り付けられる連結部材25によって遊技機設置枠3の下端部で切断されたフレーム部材1aを被嵌して遊技島台1と連結することにより台座部24を床面に押圧固定する支持部材22と、支持部材22を空洞部4bの前後面側から挟み込むように支持部材22に着脱自在に固定される前後2つの挟込固定部材23と、前後2つの挟込固定部材23によってその側端部が空洞部4bの前後面側から挟み込まれて台座部24上に起立する仕切部材21と、から構成される。なお、本例の仕切部材21には、遊技場内の空気の循環を妨げないように通気孔21aが形成されている。また、連結部材25を挟むように調節ボルト26に螺合されるナット(符号省略)の調節ボルト26に対する螺合位置を調節することにより、支持部材22による台座部24の床面への押圧力を調節しながら固定することができる。
【0019】
また仕切機構20は、遊技島台1の短手方向中央部(短手方向の中央付近や略中央であれば厳密に中央でなくてもよい)に下部収容枠4の空洞部4bの長手方向一端部から他端部に亘って立設する。この仕切機構20はその底部の台座部24が約7cm程度の幅を有し、台座部24及び連結部材25を除く仕切機構20の他の部分(仕切部材21、指示部材22、及び挟込固定部材23)は約3cm程度の幅に納まるように構成されている。このように遊技機設置枠3の下方に空洞部4bを形成してこの空洞部4bに遊技島台1の長手方向に沿って仕切機構20を立設しているため、遊技機設置枠3の下方に空間が形成され、遊技者が脚を伸ばして楽な姿勢で遊技を長期間継続して行うことができるようになり、遊技者の疲労を軽くする効果が得られると共に、仕切機構20によって空洞部4bを通して遊技者の足元に置いてある持ち物等が遊技島台1の他側面側から奪われてしまうことを防止できる。
【0020】
また、仕切機構20は、連結部材25によって遊技機設置枠3の下端部で切断されたフレーム部材1aを被嵌して遊技島台1と連結して遊技機設置枠3の下端部(フレーム部材1a)を下方から突き上げる(支持する)一方、台座部24を床面に押し付けるように立設されているため、空洞部4bを形成するためにフレーム部材1aを遊技機設置枠3の下端部で切断してフレーム部材1aの一部が床面に設置しないように構成しても仕切機構20によってフレーム部材1aを間接的に床面に接地した状態とすることができ、仕切機構20によって遊技機設置枠3の下端部で切断されたフレーム部材1aを支持して遊技島台1を補強できると共に台座部24の床面への接地圧を高めて仕切機構20をより強固に遊技島台1へ取り付けることができる。なお、本例において、仕切機構20を構成する部材のうち、支持部材22及び2つの挟込固定部材23は、空洞部4bの長手方向に沿って適宜の間隔を置いて設けられるものであり、空洞部4bの両側端部には、一対の挟持板27がフレーム部材1aに取り付けられており、この一対の挟持板27の間に形成される隙間に仕切部材21の一端部が挟み込まれるようになっている。したがって、この一対の挟持板27も仕切機構20を構成する部材に含まれている。
【0021】
本例の仕切機構20は、仕切部材21が例えば遊技者に蹴られること等によって破損した場合であっても容易に交換できるように構成されている。具体的には、図5に示すように支持部材22と仕切部材21の側端部とを空洞部4bの前後面側から挟み込むように支持部材22に取り付けられる2つの挟込固定部材23を、図6に示すように一側面の挟込固定部材23だけ取り外して仕切部材21の挟み込みを解除することにより一側面側から仕切部材21の取り外し及び取り付けを可能にしている(図7参照)。
【0022】
なお、2つの挟込固定部材23のそれぞれは、図8に示すように支持部材22に形成されるネジ穴22aと挟込固定部材23に形成されるネジ穴23aとを合致させた状態でネジ22bをネジ穴22a、23aに差し込んで螺着することによって支持部材22に固定される。また、挟込固定部材23は支持部材22を挟み込むように長方形状に形成される支持部材22の4つの側面のうち対向する2つの側面にそれぞれ固定されるため、仕切部材21を交換する場合に支持部材22の挟込固定部材23が固定されている2つの側面のうちどちらか一側面に固定されている挟込固定部材23を取り外すことで仕切部材21の挟み込みを解除できる。換言すると、仕切部材21を交換する場合に遊技島台1のいずれの側面からでもネジ22bを取り外して挟込固定部材23による仕切部材21の挟み込みを解除することができ、遊技島台1の両側面から仕切部材21の取り外し及び取り付けが可能であるため、作業効率が向上する。
【0023】
また、挟込固定部材23によって遊技島台1の両側面から挟み込まれる仕切部材21は、部材毎に厚みが異なる場合があり、その厚みに対応できない場合には仕切部材21ががたついてしまったり仕切部材21の取り付け自体が困難になってしまう。このような問題点に対応するためには、2つの挟込固定部材23によって形成される隙間寸法を変化させるために支持部材22を厚みの異なる他の支持部材22へと新たに交換する必要があった。本例では、支持部材22を厚みの異なる新たな支持部材22に変更することなく、2つの挟込固定部材23によって形成される隙間寸法を変化させることが可能になっている。
【0024】
具体的には、図9に示すように本例の支持部材22は底面が縦方向の長さと横方向の長さが異なる長方形状に形成されている。また、支持部材22の短手面(底面の縦方向と横方向の二辺のうち短い方の一辺を含む側面)と長手面(底面の縦方向と横方向の二辺のうち長い方の一辺を含む側面)とのいずれにもネジ穴22aが形成され(図8参照)、支持部材22の短手面と長手面とのいずれにも挟込固定部材23を取り付けることができるようになっている。上記したように挟込固定部材23は支持部材22の4つの側面のうち対向する2つの側面にそれぞれ固定され、挟込固定部材23を固定する支持部材22の2つの側面として短手面と長手面との一方を適宜選択することにより挟込固定部材23による仕切部材21を挟持するための隙間寸法を図9(a)に示す支持部材22の短手面に取り付けた場合の隙間寸法d1と図9(b)に示す支持部材22の長手面に取り付けた場合の隙間寸法d2との二段階(d1>d2)に立設可能である。これにより、厚みの異なる複数種類の仕切部材21にも対応することができ、仕切部材21の厚みに応じて挟込固定部材23の隙間寸法を設定して挟込固定部材23によって挟み込まれた仕切部材21の挟込固定部材23からの脱落を抑止できる。
【0025】
図8及び図9に示すように、挟込固定部材23を支持部材22の長手面だけでなく、支持部材22の短手面にも取り付け可能であり、仕切部材21の厚みに応じて挟込固定部材23を取り付ける支持部材22の側面として短手面と長手面とのいずれか一方を適宜選択することにより挟込固定部材23の隙間寸法を所望の寸法に設定できる。
【0026】
なお、本例の2つの挟込固定部材23のそれぞれは、仕切部材21の側端部を挟み込む部位に比べて支持部材22に当接する面が突出し、支持部材22と当接する当接面23bと仕切部材21を挟み込む挟持面23cとが段違いに形成されている。これにより、支持部材22の厚みよりも薄い仕切部材21を取り付けた場合に2つの挟込固定部材23からの仕切部材21の脱落を抑止でき、支持部材22の厚みよりも薄い仕切部材21の取り付けが可能になる。また、本例では図8から図10に示す挟込固定部材23の挟持面23cの内側面だけでなく、図11に示すように挟込固定部材23の挟持面23cの外側面を支持部材22に当接させて固定することによって支持部材22の厚みよりも薄い仕切部材21だけでなく、支持部材22の厚みよりも厚い仕切部材21の取り付けが可能になり、より多くの種類の仕切部材21の厚みに対応することができるようになっている。
【0027】
即ち、2つの挟込固定部材23をそれぞれ挟持面23cの内側面が支持部材22に当接するように支持部材22に取り付ける場合と、2つの挟込固定部材23のうち一方を挟持面23cの内側面が支持部材22に当接するように支持部材22に取り付けると共に他方を挟持面23cの外側面が支持部材22に当接するように支持部材22に取り付ける場合と、2つの挟込固定部材23をそれぞれ挟持面23cの外側面が支持部材22に当接するように支持部材22に取り付ける場合と、の3つの組合せと、挟込固定部材23を固定する支持部材22を短手面とするか長手面とするかの2つの組み合わせと、の3×2の合計6段階に2つの挟込固定部材23の隙間寸法を設定でき、仕切部材21の厚みに応じて挟込固定部材23の隙間寸法を上記6段階の中から適宜設定することにより仕切部材21の脱落を抑止できる。
【0028】
また、本例では図12に示すように遊技島台1の遊技機設置枠3の下部に底板10が設けられ、この底板10には仕切部材21の取り付けを容易とする下方に開口したコ字状のレール部材11が設けられている。また、仕切機構20を遊技島台1に連結させている場合には、レール部材11の内側に仕切部材21の上端部が差し込まれた(嵌め入れられた)状態となっている。そして、仕切部材21を遊技島台1の短手方向の両側から挟み込む2つの挟込固定部材23のうちの一方のみ取り外すことによって仕切部材21の挟み込みを解除した後(図13)、仕切部材21の下部を手前下方側に引き出すことにより仕切部材21の上端部をレール部材11から引き抜きながら仕切部材21を取り外すようになっている(図14)。更に仕切部材21を交換するときには、図14に示す仕切部材21を取り外した状態の可動仕切部材20に対して新たな仕切部材21の上端部をレール部材11に差し込み(嵌め入れ)、仕切部材21の下方を押し込んで他方の挟込固定部材23の挟持面23cに押し当てた後(図13)、仕切部材21を挟み込むように取り外されている一方の挟込固定部材23を再び支持部材22に取り付けることによって仕切部材21を取り付けるようになっている(図12)。
【0029】
このように、仕切部材21の取り付け及び取り外しに際して仕切部材21の上端部が仮固定されるため、仕切部材21の取り付け時及び取り外し時に仕切部材21を押さえながら挟込固定部材23を固定するためのネジ22bを回す必要がなくなり、安定した状態でネジ22bを回して挟込固定部材23を支持部材22に固定及び取り外しでき、仕切部材21の交換作業を1人でも容易に行うことができる。また、仕切部材21の上端部がレール部材11によって覆われると共に左右端部が2つの挟込固定部材23によって覆われるため、仕切部材21の上端部及び左右端部の露出箇所を軽減でき、仕切部材21の上端部及び左右端部の見栄えを良くすることができる。
【0030】
なお、本例では仕切部材21としてステンレス製の板状部材に通気用の穴(通気穴21a)を複数形成したパンチングメタルを用いているが、仕切部材21の材質及び形状はこれに限られるものではなく、図15に示すエキスパンドメタルやワイヤーネット、図16に示す通気用の穴の形成されていない板状部材等であってもよく、またその材質はステンレス等の金属製や木製等に限らず、一定以上の強度(例えば遊技者が蹴ったり叩いても割れない程度の強度等)を有するものであればその材質は問わない。
【0031】
また、上記した例では挟込固定部材23として当接面23bと挟持面23cとが段違いに形成されるステンレス製のものを用いて、支持部材22に挟込固定部材23の当接面23bの内側面を当接させた場合と当接面23bの外側面を当接させた場合とで挟込固定部材23の挟持面23cの隙間寸法が異なる構成のものについても説明したが、挟込固定部材23の材質及び形状は上記したものに限らず、コ字状に形成される挟込固定部材23によって支持部材22との当接面と仕切部材21の挟み込み部分とが段違いとなるようにしてもよいし、当接面23bと挟持面23cとが平坦な板状部材の挟込固定部材23としてもよい。挟込固定部材23を当接面23bと挟持面23cとが段違いに形成した場合には、支持部材22を長方形状に形成しなくても挟込固定部材23の間隔を変更することができ、厚みの異なる複数種類の仕切部材21に対応可能である。
【0032】
なお、挟込固定部材23として当接面23bと挟持面23cとが平坦な板状部材を用いた場合であっても支持部材22の形状を異ならせることによって挟込固定部材23の挟持面23cの隙間寸法を変更して厚みの異なる複数種類の仕切部材21に対応可能である。具体的には、支持部材22の形状を図9に示すような縦方向の長さと横方向の長さが異なる断面長方形状や、隣接する突部の幅が異なる断面十字形状等とすることによって挟込固定部材23の挟持面23cの隙間寸法を変更することができ、厚みの異なる複数種類の仕切部材21に対応可能である。
【0033】
また、遊技機設置枠3の下部を覆う底板10に設けられているレール部材11を変更することによって厚みの異なる複数種類の仕切部材21に対応可能に構成してもよい。この場合には、レール部材11をネジ止め等により底板10に取り外し可能に取り付けて、可動仕切部材20に設けられる仕切部材21の厚みに対応するように仕切部材21の厚みに応じたレール部材11に交換するようにしても良いし、複数の底板10それぞれに間隔が異なるレール部材11を取り付けて可動仕切部材20に設けられる仕切部材21の厚みに対応するように仕切部材21の厚みに応じたレール部材11が取り付けられている底板10に交換するようにしてもよい。
【0034】
また、上記した例では空洞部4bの遊技島台1の長手方向に沿って空洞部4bの全面を塞ぐように複数個の仕切部材21を配置するように構成したが、これに限らず、1個の仕切部材21を遊技島台1の長手方向に沿って配置して空洞部4bの全面(略全面)を塞ぐようにしてもよいし、空洞部4bの遊技島台1の長手方向に沿って所定数(1個でもよいし複数個でもよい)の仕切部材21を配置して空洞部4bの一部を塞ぐようにしてもよい(空洞部4bの略全面を塞ぐものであってもよいし空洞部4bの略全面を開放するものであってもよい)。
【0035】
以上、本発明によれば、遊技機設置枠3の下方に空洞部4bが形成されているため、従来と同じように遊技者が脚を伸ばして楽な姿勢で遊技を行うことができると共に、長期間継続して遊技を行っても遊技者の疲労を軽くすることができる。また、空洞部4bに遊技島台1の長手方向に沿って仕切部材21を立設するため、セキュリティを強化して空洞部4bを通して遊技島台1の他側面側から遊技者の足元に置いてある持ち物等が奪われることを防止できる。また、空洞部4bの前後面側から支持部材22に着脱自在に固定される前後2つの挟込固定部材23によって仕切部材21の側端部を挟み込むため、空洞部4bの前後面のうちの一側面側から一の挟込固定部材23を脱着することができ、一側面側からの仕切部材21の取付作業や交換作業を容易に行うことができる。
【0036】
また、支持部材22を遊技島台1の短手方向の厚み寸法が変更可能となるように空洞部4bに立設するため、2つの挟込固定部材23を支持部材22の厚み寸法が大きい場合と小さい場合とにそれぞれ固定したときに、2つの挟込固定部材23によって形成される隙間寸法を異ならせることができ、厚みの異なる複数種類の仕切部材21の側端部の挟み込み立設が可能になる。
【0037】
また、支持部材22と当接する当接面23bと仕切部材21の側端部を挟み込む挟持面23cとが段違いとなるように2つの挟込固定部材23のそれぞれを形成したため、支持部材22の厚みよりも薄い仕切部材21や支持部材22の厚みよりも厚い仕切部材21であっても2つの挟込固定部材23によって挟み込み立設が可能となる。
【0038】
また、仕切部材21を載置する台座部24と遊技機設置枠3の下端部に仕切部材21の上端部を嵌め入れるコ字状のレール部材11とを設けるため、仕切部材21を2つの挟込固定部材23によって挟み込み立設する際に仕切部材21の上端部をレール部材11に嵌め入れて台座部24に載置して仮固定された状態で2つの挟込固定部材23の両方又はいずれか一方の固定を行うことが可能になるため、仕切部材21を支えながらの作業が不要となり、仕切部材21の取り付けに係る作業負担を軽減できる。
【符号の説明】
【0039】
1 遊技島台
1a フレーム部材
3 遊技機設置枠
4 下部収容枠
4b 空洞部
10 底板
11 レール部材
20 仕切機構
21 仕切部材
22 支持部材
23 挟込固定部材
23b 当接面
23c 挟持面
24 台座部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16