(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記主収納部の前記背側目隠しパーツの両側部それぞれに、前記耳部それぞれを差し込み、表側からは見えないようにするための耳出し入れ用開口部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の使用形態の変更が可能なバッグ。
前記主収納部は、前記サイズが大きい縦長の形態ではA3サイズの書類若しくはA3ファイルが入り、前記サイズが半分の横長の形態ではA4サイズの書類若しくはA4ファイルが入る大きさにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の使用形態の変更が可能なバッグ。
前記主収納部の背面側に、前記耳部をその不使用時に折り返して差し込み、表側からは見えないようにするための耳出し入れ用開口部を設けたことを特徴とする請求項7に記載の使用形態の変更が可能なバッグ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたもので、収納部のサイズを大小変化させることができる
ツーウェイバック
として使用できる使用形態の変更が可能なバッグを提供することを目的とする。
【0007】
また本発明は、収納部のサイズを大小変化させると共に、多様な持ち運び方ができるマルチウェイバック
として使用できる使用形態の変更が可能なバッグを提供することを目的とする。
【0008】
さらに本発明は、横型の手提げバッグと耳部を引き出し、バッグ直づけのDカンと耳部先端のDカンとを利用する縦型のボディバッグとの間で形態を変化させて
ツーウェイバッグとして使用できる
使用形態の変更が可能なバッグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、サイズが大きい縦長の形態からサイズがその半分の横長の形態にまで中身の大きさに応じてサイズが余った下部を背面側に折り返して変形できる主収納部と、前記主収納部の表面上部に取り付けた前側握り把手と、前記主収納部の背面上部に取り付けた背側握り把手とを備え、前記主収納部には、前記主収納部の下部を背面側に折り返して前記サイズが半分の横長の形態にした時に表側になる上半部の背面側に、少なくとも下側が開口するように背側目隠しパーツを取り付け、前記中身の大きさに応じてサイズが余った下部を前記背面側に折り返し、前記サイズが余り折り返した下部を前記背側目隠しパーツと前記上半部の背面との隙間に前記下側の開口部から差し込み、折り返し状態を保持するようにした
使用形態の変更が可能なバッグであって、前記主収納部の縦長状態での大きさからその半分の横長状態での大きさまで前記中身の大きさに応じて収納容積を変化させ
て2ウェイに使用できるようにした
使用形態の変更が可能なバッグを特徴とする。
【0010】
上記の
使用形態の変更が可能なバッグでは、
さらに、前記主収納部の前記上半部の背面側の両側縁の上下中央部それぞれに、側方への展開と前記主収納部の背面側への折り込みとが可能で、前記展開状態で側方へ突出する先端にストラップ接続用のDカンが取り付けられた耳部を設け、前記上半部の背面側の左右上端部それぞれにストラップ接続用のDカンを設け、前記主収納部の表面の上部に上ポケットを形成し、前記上ポケット内に前記前側握り把手の基部を縫い付けて、当該前側握り把手を不使用時に当該上ポケット内に収納できるようにし、前記背側目隠しパーツの上部に背側ポケットを形成し、前記背側ポケット内に前記背側握り把手の基部を縫い付けて、当該背側握り把手を不使用時に当該背側ポケット内に収納できるようにした
使用形態の変更が可能なバッグであって、前記左右両方の耳部を前記主収納部の背面側に折り込み、前記主収納部を縦長状態あるいは横長状態にして前記前側握り把手と背側握り把手を共に持って運ぶ縦型あるいは横型手提げバッグとし、前記前側握り把手を前記上ポケット内に収納しかつ前記背側握り把手を前記背側ポケット内に収納し、前記主収納部を横長に二つ折りし、前記左右いずれか片側の耳部を引き出して前記ショルダーストラップの一端を前記耳部のストラップ接続用のDカンに接続し、前記ショルダーストラップの他端を前記主収納部の左右上端部のいずれかのストラップ接続用のDカンを接続することによってたすき掛けにして使用する縦型ボディバッグとし、前記前側握り把手を前記上ポケット内に収納しかつ前記背側握り把手を前記背側ポケット内に収納し、前記主収納部を横長に二つ折りし、前記左右両方の耳部を側方に展開させてそれぞれのDカンに前記ショルダーストラップの両端それぞれを接続することによってウエストバッグとし、前記前側握り把手を前記上ポケット内に収納しかつ前記背側握り把手を前記背側ポケット内に収納し、前記主収納部を横長に二つ折りし、前記左右両方の耳部を前記主収納部の背面側に折り込んだ状態にしてクラッチバッグとし、前記主収納部を縦長状態あるいは横長状態にし、前記前側握り把手を前記上ポケット内に収納しかつ前記背側握り把手を前記背側ポケット内に収納し、前記左右両方の耳部を前記主収納部の背面側に折り込み、前記主収納部の両側縁の上端部それぞれのストラップ接続用のDカンそれぞれにショルダーストラップの両端それぞれを接続することによって縦型あるいは横型ショルダーバッグとし、前記縦型手提げバッグ、横型手提げバッグ、縦型ボディバッグ、ウエストバッグ、クラッチバッグ、縦型ショルダーバッグ、横型ショルダーバッグの
マルチウェイに使用できるものとすることができる。
【0011】
また上記
使用形態の変更が可能なバッグでは、前記主収納部の前記背側目隠しパーツの両側部それぞれに、前記耳部それぞれを差し込み、表側からは見えないようにするための耳出し入れ用開口部を設けたものとすることができる。
【0012】
さらに、上記
使用形態の変更が可能なバッグでは、前記主収納部は、前記サイズが大きい縦長の形態ではA3サイズの書類若しくはA3ファイルが入り、前記サイズが半分の横長の形態ではA4サイズの書類若しくはA4ファイルが入る大きさにすることができる。
【0013】
また本発明は、横長の主収納部の表面上部に前側握り把手を取り付け、前記主収納部の背面上部に背側握り把手を取り付け、前記主収納部の背面側の片方の側縁の上下中央部に、展開状態で側方へ突出するその先端にストラップ接続用のDカンが取り付けられた耳部を前記主収納部から前記側方への展開と前記主収納部の背面側への折り込みとが可能なように取り付け、前記主収納部の背面の前記耳部とは反対側の側縁部の上端部又は下端部にストラップ接続用のDカンを取り付けることにより、前記耳部は側方に展開させずに前記主収納部の背面側に折り返し、前記前側握り把手と背側握り把手とを持って運ぶ横型手提げバッグとし、前記耳部を側方に展開させ、当該耳部の先端のストラップ接続用のDカンと前記主収納部の前記側縁部の上端部又は下端部のストラップ接続用のDカンとのそれぞれにショルダーストラップの両端それぞれを接続することによってたすき掛けにして使用する縦型
ボディバッグとし、前記横型手提げバッグと縦型ボディバッグとの
2ウェイに使用できるようにした
使用形態の変更が可能なバッグを特徴とする。
【0014】
上記の
使用形態の変更が可能なバッグでは、前記主収納部の背面側に、前記耳部を
前記背面側に折り返して
先端から差し込み、
その状態を保持して前記主収納部の表側からは見えないようにするための耳出し入れ用開口部を設け、前記主収納部の表面の上部に上ポケットを形成し、前記上ポケット内に前記前側握り把手の基部を縫い付けて、当該前側握り把手
の不使用時に
当該前側握り把手を下側に倒して当該上ポケット内に収納できるようにし、前記主収納部の背面側の上部に背側ポケットを形成し、前記背側ポケット内に前記背側握り把手の基部を縫い付けて、当該背側握り把手
の不使用時に
当該背側握り把手を下側に倒して当該背側ポケット内に収納できる
ようにし、前記横型手提げバッグとして使用する時には、前記主収納部の背面側に前記耳部を折り返して前記耳出し入れ用開口部に先端から差し込んでその状態を保持し、表側からは見えないようにし、前記前側握り把手を前記上ポケットから上側に起こし、前記背側握り把手を前記背側ポケットから上側に起こし、当該前側握り把手、背側握り把手を同時に持って運べるようにし、前記縦型ショルダーバッグとして使用する時には、前記前側握り把手を下側に倒して前記上ポケット内に収納し、前記背側握り把手を下側に倒して前記背側ポケット内に収納して、かつ、前記耳部を前記耳出し入れ用開口部から引き出して側方に広げ、当該耳部の先端のストラップ接続用のDカンと前記主収納部の前記側縁部の上端部又は下端部のストラップ接続用のDカンとのそれぞれにショルダーストラップの両端それぞれを接続することによってたすき掛けにして使用できるものとすることができる。
【0015】
さらに本発明は、横長の主収納部の表面上部に前側握り把手を取り付け、前記主収納部の背面上部に背側握り把手を取り付け、前記主収納部の表面の上部に上ポケットを形成し、前記上ポケット内に前記前側握り把手の基部を縫い付けて、当該前側握り把手を不使用時に当該上ポケット内に収納できるようにし、前記主収納部の背面側の上部に背側ポケットを形成し、前記背側ポケット内に前記背側握り把手の基部を縫い付けて、当該背側握り把手を不使用時に当該背側ポケット内に収納できるようにし、前記主収納部の背面側の片方の側縁の上下中央部に、展開状態で側方へ突出するその先端にストラップ接続用のDカンが取り付けられた耳部を前記主収納部から側方への展開と前記主収納部の背面側への折り込みとが可能なように取り付け、前記主収納部の背面の左右上端部それぞれにストラップ接続用のDカンを取り付けることらより、前記耳部は側方に展開させないで前記主収納部の背面側に折り込み、前記前側握り把手と背側握り把手とを持って持ち運ぶ横型手提げバッグとし、前記前側握り把手を前記上ポケット内に収納しかつ前記背側握り把手を前記背側ポケット内に収納し、前記左右のストラップ接続用のDカンそれぞれにショルダーストラップの両端それぞれを接続することによって横型ショルダーバッグとし、前記耳部を側方に展開させないで前記主収納部の背面側に折り込み、前記前側握り把手を前記上ポケット内に収納しかつ前記背側握り把手を前記背側ポケット内に収納することによってクラッチバッグとし、前記前側握り把手を前記上ポケット内に収納しかつ前記背側握り把手を前記背側ポケット内に収納し、前記主収納部の片方の側縁の耳部を側方に展開して前記ショルダーストラップの一端を前記耳部の先端のストラップ接続用のDカンに接続し、前記ショルダーストラップの他端を前記主収納部の左右上端部のいずれかのストラップ接続用のDカンに接続することによってたすき掛けで使用する縦型ボディバッグとし、前記横型手提げバッグ、横型ショルダーバッグ、クラッチバッグ、縦型ボディバッグの
マルチウェイに使用できるようにした
使用形態の変更が可能なバッグを特徴とする。
【0016】
上記のマルチウェイバッグでは、前記主収納部の背面側に、前記耳部を
その不使用時に折り返して差し込み、表側からは見えないようにするための耳出し入れ用開口部を設
けたものとすることができる。
【発明の効果】
【0017】
本願発明の
使用形態の変更が可能なバッグによれば、主収納部の下部を背面側に折り返し背側目隠しパーツと主収納部の上半部の背面との隙間に差し込むことによってその下部を折り返し状態に保持することができ、主収納部の縦長状態での大きさからその半分の横長状態での大きさまで中身の大きさに応じて自在に収納容積を変化させることができる利便性がある。
【0018】
また本願発明の
使用形態の変更が可能なバッグによれば、主収納部を二つ折りしたり展開したりすることによって縦長で使用したり横長で使用したりすることができ、しかも縦長状態、横長状態それぞれで握り把手を持って縦型あるいは横型手提げバッグとして使用したり、ストラップ接続用のDカンにショルダーストラップのナスカンを接続することによって縦型あるいは横型のショルダーバッグとして使用したり、横長に二つ折りした状態でそのままクラッチバッグとして使用したり、片側の耳部を引き出してショルダーストラップを接続することによりたすき掛けの縦型ボディバッグとして使用したり、さらには両方の耳部を引き出してそれぞれのDカンにストラップを接続することによってウエストバッグとして使用したりすることができ、7ウェイに使用できる利便性がある。
【0019】
また本願発明の
使用形態の変更が可能なバッグによれば、主収納部を横長状態で握り把手を持って横型手提げバッグとして使用したり、耳部を引き出してその先端のDカンと反対側の位置のストラップ接続用のDカンとにショルダーストラップを接続することにより縦型ボディバッグとして使用したりすることができ、2ウェイに使用できる利便性がある。
【0020】
さらに本願発明の
使用形態の変更が可能なバッグによれば、主収納部を横長状態で握り把手を持って横型手提げバッグとして使用したり、耳部を引き出してその先端のDカンと反対側の位置のストラップ接続用のDカンとにショルダーストラップを接続することにより縦型ボディバッグとして使用したり、主収容部の背面の左右上端部のDカンそれぞれにストラップを接続することによって横型ショルダーバッグとして使用したり、耳部、握り把手を収納した状態ですっきりした外観のクラッチバッグとして使用したりすることができ、4ウェイに使用できる利便性がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の1つの実施の形態の7ウェイバッグの縦型手提げ形態の正面図。
【
図2】上記実施の形態の7ウェイバッグの縦型手提げ形態の背面図。
【
図3】上記実施の形態の7ウェイバッグの縦型手提げ形態から横型手提げ形態に変形する途中の状態を示す背面図。
【
図4】上記実施の形態の7ウェイバッグの横型手提げ形態の正面図。
【
図5】上記実施の形態の7ウェイバッグのボディバッグ形態の正面図。
【
図6】上記実施の形態の7ウェイバッグの横型手提げ形態からボディバッグ形態に変形する際の把手の収納時の状態を示す上方からの斜視図。
【
図7】上記実施の形態の7ウェイバッグの横型手提げ形態からボディバッグ形態に変形する際の耳部の引き出し途中の状態を示す背方からの斜視図。
【
図8】上記実施の形態の7ウェイバッグの横型手提げ形態からボディバッグ形態に変形する際のDカンへの接続動作を示す背面図。
【
図9】上記実施の形態の7ウェイバッグのボディバッグ形態に変形する際に反対の向きに変形した状態を背面図。
【
図10】上記実施の形態の7ウェイバッグのウエストバッグ形態の正面図。
【
図11】上記実施の形態の7ウェイバッグのクラッチバッグ形態の正面図。
【
図12】上記実施の形態の7ウェイバッグの横型ショルダーバッグ形態の正面図。
【
図13】上記実施の形態の7ウェイバッグのクラッチバッグ形態から横型ショルダーバッグ形態への変形時の耳部の収納とストラップの接続の動作を示す側方からの斜視図。
【
図14】上記実施の形態の7ウェイバッグの縦型ショルダーバッグ形態の正面図。
【
図15】上記実施の形態の7ウェイバッグの横型ショルダーバッグ形態から縦型ショルダーバッグ形態へ変形する途中の状態を示す背面図。
【
図16】本発明の第2の実施の形態の2ウェイバッグの正面図。
【
図17】上記第2の実施の形態の2ウェイバッグの背面図。
【
図18】本発明の第3の実施の形態の4ウェイバッグの背面図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
【0023】
<第1の実施の形態>
図1、
図2は本発明の1つの実施の形態の7ウェイバッグ1のサイズが大きい縦型手提げ形態1−1の正面図、背面図を示している。本実施の形態の7ウェイバッグ1は、この
図1、
図2に示す縦長で大きいサイズの縦型手提げ形態1−1、
図4に示す横長で半分のサイズの横型手提げ形態1−2、
図5、
図8に示す半分のサイズで縦長にしてたすき掛けで使用するボディバッグ形態1−3あるいは
図9に示す左右逆のボディバッグ形態1−3R、
図10に示すウエストバッグ形態1−4、
図11に示すクラッチバッグ形態1−5、
図12に示す横型ショルダーバッグ形態1−6、そして
図14に示す縦型ショルダーバッグ形態1−7の7形態間で任意に変形して使用できるマルチウェイバッグである。その素材には皮革、合成皮革、布製のいずれを採用することも可能である。
【0024】
図1、
図2に示すように、本実施の形態の7ウェイバッグ1は、特にサイズが限定されるものではないが、例えば、A3サイズの用紙を縦長にして収納できる内容積の主収納部100を備えている。この主収納部100は上半部101と下半部102とに二つ折りすることができ、二つ折りすれば少なくとも上半部101にはA4サイズの用紙を横長にして収納できる内容積になる。主収納部100の上半部101の上縁全長とその上縁から一方の側面のほぼ全長に渡る長さの上開口部103が設けてあり、線状ファスナーにてL字状に開閉できるようにしてある。
【0025】
上半部101の表面の上端近くには上ポケット104が形成してあり、この中に前側握り把手106Fの基部が縫い付けてある。そこで、前側握り把手106Fを使用しない時には上ポケット104の中に押し込んで外から見えないようにすることができる。そして本7ウェイバッグ1を
図1、
図2に示す縦型手提げバッグ形態1−1にしてあるいは
図4に示す横型手提げバッグ形態1−2にして使用する場合には、上ポケット104から前側握り把手106Fを引っ張り出して使用する。主収納部100の上半部101の下部には、前ポケット105が形成してある。
【0026】
主収納部100の上半部101の背面側にはこの上半部101とほぼ同サイズの背側目隠しパーツ109がその上縁と両側縁だけ縫い付けてある。この背側目隠しパーツ109はその下端部は主収納部100の上半部101の背面に縫い付けないで、下側に開口する下側開口部107にしてある。したがって、この下側開口部107から背側目隠しパーツ109と上半部101の背面との間にユーザーが手を差し入れることのできる隙間ができている。また背側目隠しパーツ109の左右側部それぞれにも耳出し入れ用開口部110,111が形成してあり、前述の背側目隠しパーツ109と上半部101の背面との間の隙間に連通させてある。
【0027】
前述の耳出し入れ用開口部110,111それぞれの近くにおいて、上半部101の背面の左右の側縁部それぞれに三角形若しくは台形状の耳部112,113の基部が縫い付けてある。
図10に示すように、これら左右の耳部112,113それぞれの先端部にはDカン119,121それぞれが取り付けてある。これらの耳部112,113それぞれは耳出し入れ用開口部110,111を通して背側目隠しパーツ109と上半部101の背面との間の隙間に押し込めば外から見えなくして外観を良くすることができ、また必要なときにはそれらの耳出し入れ用開口部110,111から引っ張り出すことで使用できるようになる。
【0028】
背側目隠しパーツ109の上部には背側ポケット108が設けてある。この背側ポケット108の中の上端近くに、背側握り把手106Bの基部が縫い付けてある。そこで、背側握り把手106Bを使用しない時には背側ポケット108を開いてその中にこの背側握り把手106Bを押し込むことによって外から見えないように収納することができる。本7ウェイバッグ1を
図1、
図2に示す縦型手提げバッグ形態1−1で使用し、また
図4に示す横型手提げバッグ形態1−2で使用する場合には、この背側ポケット108を開いてポケット内から背側握り把手106Bを引っ張り出して使用する。
【0029】
図1、
図2に詳しく示すように、主収納部100の上半部101の一側の上端、下端それぞれの近くにDカン114,116が取り付けてあり、また上半部101の他側の背面側の上端近くにもDカン115が取り付けてある。
【0030】
ショルダーストラップ120としては、その両端にナスカン122,123が取り付けてあり、また長さ調整が可能なものを使用する。
【0031】
次に、上記構成の7ウェイバッグ1の使用形態、使用方法について説明する。本実施の形態の7ウェイバッグ1は、主収納部100の上半部101に対してその下部の下半部102を適切な寸法だけ背側に折り返し、背側目隠しパーツ109の内側に押し込むことにより、縦型のフルサイズからその半分の横型のハーフサイズまで収容物の大きさに応じたサイズで使用できる点が1つの利点がある。そして、7ウェイバッグとして次のような7形態間で自在に変形して使用できる利点がある。
【0032】
[縦型手提げバッグ形態]
図1、
図2は縦型手提げバッグ形態1−1を示している。この縦型手提げバッグ形態1−1では、主収納部100の上半部101と下半部102を展開した状態で縦長にし、上ポケット104から前側握り把手106Fを引き出し、背側ポケット108から背側握り把手106Bを引き出し、両方の握り把手106F,106Bを握って持ち運ぶ。この際には、上開口部103を開閉して物品を出し入れすることができ、A3サイズの用紙の大きさまでの物品を収納して持ち運ぶができる。この縦型手提げバッグ形態1−1での使用時には、主収納部100は最大容積となる。
【0033】
[横型手提げバッグ形態]
図4に示す横型手提げバッグ形態1−2では、A3サイズの半分のA4サイズの用紙の大きさのものを横長にして収納して持ち運ぶことができる。
図1、
図2の縦型手提げバッグ形態1−1からこの横型手提げバッグ形態1−2に変形させるには、
図3に示すように、主収納部100の下半部102を背側に折り、背側目隠しパーツ109と上半部101の背面との間の隙間に下側開口部107から押し込み、最大で半分の大きさまで中身のサイズに合わせて変形することができる。
【0034】
[縦型ボディバッグ形態]
本実施の形態の7ウェイバッグ1は、
図5、
図8に示すように縦型ボディバッグ形態1−3で使用することができる。この場合には、主収納部100は二つ折り状態で、かつ、縦長にして用いる。そこで、
図6に示すように、上半部101の上ポケット104を開いて前側握り把手106Fを押し込んで収納し、また図示していないが背側ポケット108を開いてそのポケット内に背側握り把手106Bを押し込んで収納することによってこれらの握り把手106F,106Bが外側から見えないようにする。そして、
図7に示すように上半部101の一側の耳出し入れ用開口部111から中の耳部113を引っ張り出す。そして、耳部113の先端のDカン121にショルダーストラップ120の一方の端部のナスカン122を係合して接続し、またショルダーストラップ120の他方の端部のナスカン123を上半部101の他側の左右いずれかのDカン114又は116に係合して接続する。
【0035】
尚、
図5、
図8に示す縦型ボディバッグ形態1−3は、ショルダーストラップ120のナスカン123を上半部101の背面側から見て右側下端に位置するDカン116に係合した状態を示している。そして
図9に示す形態1−3Rは、ショルダーストラップ120のナスカン123を上半部101の背面側から見て左側下端に位置するDカン114に係合した状態を示している。ユーザーによって右肩からたすき掛けにする使用形態を好む人もいれば、左肩からたすき掛けにする使用形態を好む人もいるので、そのいずれの嗜好にも対応できる。
【0036】
[ウエストバッグ形態]
図10に示すウエストバッグ形態1−4での使用の場合には、
図5、
図8に示した縦型ボディバッグ形態1−3から、さらに、他側の耳出し入れ用開口部110からその中の耳部112を引っ張り出し、ショルダーストラップ120の他端のナスカン123を引き出した耳部112の先端のDカン119に係合する。そしてショルダーストラップ120の長さをユーザーの腰回りのサイズに応じて長短調整する。
【0037】
[クラッチバッグ形態]
図10のウエストバッグ形態1−4から変形して
図11に示すクラッチバッグ形態1−5で使用する場合には、ショルダーストラップ120を取り外し、耳部112,113それぞれを耳出し入れ用開口部110,111それぞれから中に押し込む。そして前後の握り把手106F,106Bそれぞれも収納した状態にする。
【0038】
このクラッチバッグ形態1−5での使用では、縦長のフルサイズから横長のサーフサイズまでの大きさの物品を収納する場合には中身の大きさに応じて下半部102の折り返し代を長短調整することで中身の大きさに応じたサイズにすることができる。最大半分まで折り返した場合には、主収納部100の半分のサイズ、つまりA4サイズの用紙の大きさまでの物品を主収納部100の上半部101に収納して持ち運ぶことができることになる。
【0039】
[横型ショルダーバッグ形態]
図12に示す横型ショルダーバッグ形態1−6で使用する場合には、
図13に示したように、
図11に示したクラッチバッグ形態1−5からショルダーストラップ120の両端のナスカン122,123それぞれを上半部101の上端左右に位置するDカン114,115それぞれに係合することによって形態を変更して使用する。
【0040】
[縦型ショルダーバッグ形態]
図14に示す縦型ショルダーバッグ形態1−7で使用する場合には、
図12に示す横型ショルダーバッグ形態1−6から
図15に示したように上半部101の背面側と背側目隠しパーツ109との間の隙間に押し込んである下半部102を下側開口部107から引っ張り出して縦長の状態に変形して使用する。
【0041】
尚、上記の実施の形態では主収納部100はA3サイズの用紙が収納できる大きさとしたが、大きさが特に限定されるものではない。しかしながら、A3サイズにしたり、A3ファイルが入る大きさにしたり、B4サイズの用紙が収納できる大きさ、さらにはB4ファイルが入る大きさにしたりすることによって、広く利用されている規格サイズの用紙や用紙ファイルの持ち運びに広く利用できて利便性がよいものとなる。
【0042】
このようにして本実施の形態の7ウェイバッグ1では、主収納部100を二つ折りしたり展開したりすることによって大サイズやその半分のハーフサイズで使用することができ、また縦長で使用したり横長で使用したりすることができ、しかも縦長状態、横長状態それぞれで握り把手106F,106Bを持って縦型手提げバッグ形態1−1にしあるいは横型手提げバッグ形態1−2にして使用したり、ストラップ接続用のDカン114,115,116にショルダーストラップ120のナスカン122,123を係合することによって横型ショルダーバッグ形態1−6にしあるいは縦型ショルダーバッグ形態1−7にして使用したり、横長に二つ折りにした状態でそのままクラッチバッグ形態1−5にして使用したり、片側の耳部113だけを引き出してショルダーストラップ120を接続することによりたすき掛けのボディバッグ形態1−3,1−3Rにして使用したり、さらには両方の耳部112,113を引き出してそれぞれの先端のDカン119,121にショルダーストラップ120を接続しその長さを調節することによってウエストバッグ形態1−4にして使用したりすることができ、7ウェイに使用できる利便性がある。
【0043】
また、本実施の形態の7ウェイバッグ1によれば、主収納部100は、二つ折りの横長の形態にした時に表側になる上半部101の背面側に下側に開口する背側目隠しパーツ109を縫い付け、二つ折りの横長の状態時に背面側に折られた主収納部100の下半部102を背側目隠しパーツ109と上半部101の背面との間の隙間に下側開口部107から差し込むようにしているので、横長の状態で使用するときに主収納部100の下半部102が表側から見えないように隠すことができ、使用時の見栄えを向上させることができる。
【0044】
また、本実施の形態の7ウェイバッグ1によれば、主収納部100の背側目隠しパーツ109の両側部それぞれに両側の耳部112,113それぞれを差し込むための耳出し入れ用開口部110,111を設けているので、耳部112,113を使用しないときにはその耳出し入れ用開口部110,111から背側目隠しパーツ109と上半部101の背面との間の隙間に差し込んで表側から見えなくすることができ、この点でも見栄えを向上させることができる。
【0045】
尚、本発明は上記実施の形態の7ウェイバッグ1に限定されるものではなく、次のような変形も可能である。すなわち、耳部112,113を設けず、したがって耳出し入れ用開口部110,111も設けない実施の形態で、
図1、
図2に示す縦長で大きいサイズの縦型手提げ形態1−1、
図4に示す横長で半分のサイズの横型手提げ形態1−2、
図11に示すクラッチバッグ形態1−5、
図12に示す横型ショルダーバッグ形態1−6、そして
図14に示す縦型ショルダーバッグ形態1−7の5形態間で任意に変形して使用できる5ウェイのマルチウェイバッグとすることができる。
【0046】
また、上記の実施の形態の7ウェイバッグ1に対して、片側の耳部112又は113しか設けない実施の形態で、
図1、
図2に示す縦長で大きいサイズの縦型手提げ形態1−1、
図4に示す横長で半分のサイズの横型手提げ形態1−2、
図5、
図8に示す半分のサイズで縦長にしてたすき掛けで使用するボディバッグ形態1−3(
図9に示す左右逆のボディバッグ形態1−3Rも省略することもできる)、
図11に示すクラッチバッグ形態1−5、
図12に示す横型ショルダーバッグ形態1−6、そして
図14に示す縦型ショルダーバッグ形態1−7の6形態間で任意に変形して使用できる6ウェイのマルチウェイバッグとすることもできる。
【0047】
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態の
2ウェイバッグ1Aについて説明する。第1の実施の形態の7ウェイバッグ1では縦長の主収納部100を中身の大きさに応じて縦寸法のほぼ半分の寸法まで折り曲げ、中身のサイズに応じて自在に変形して使用することができるものであった。これに対して、本実施の形態の2ウェイバッグ1Aは、主収納部100のサイズは変えられないが、横長の横型手提げバッグ形態と縦型ボディバッグ形態の2形態間で形態を変化させて使用することができる。尚、本実施の形態の2ウェイバッグの場合、クラッチバッグの形態を考慮しない場合には、主収納部100のマチ(前後幅)は大きくてもよく、また形状も四隅が丸まった形状であってもよい。つまり、リュックサックやボストンバッグの形状であってもよい。
【0048】
図16、
図17に示すように、本実施の形態の2ウェイバッグ1Aは、横長の主収納部100を備えている。主収納部100の上縁全長とその上縁から一方の側面のほぼ全長に渡る長さの上開口部103が設けてあり、線状ファスナーにてL字状に開閉できるようにしてある。
【0049】
主収納部100の表面の上端近くには上ポケット104が形成してあり、この中に前側握り把手106Fの基部が縫い付けてある。そこで、前側握り把手106Fを使用しない時には上ポケット104の中に押し込んで外から見えないようにできる。主収納部100の表面の上下中間部近くには前ポケット105が設けてある。
【0050】
主収納部100の背面の上端近くには背側ポケット108が設けてある。この背側ポケット108の中の上端近くに、背側握り把手106Bの基部が縫い付けてある。そこで、背側握り把手106Bを使用しない時には背側ポケット108を開いてそのポケット内にこの背側握り把手106Bを押し込むことによって外から見えないように収納することができる。
【0051】
主収納部100の背面側の片側端部には、耳出し入れ用開口部111が形成してある。この耳出し入れ用開口部111の近くにおいて、主収納部100の背面の側縁部に耳部113の基部が縫い付けてある。そして耳部113の先端部にはDカン119が取り付けてある。この耳部113は耳出し入れ用開口部111からその中に押し込めば外から見えなくでき、また必要なときには引っ張り出して使用できる。また主収納部100の背面側の耳部113とは反対側の側縁部の上端、下端それぞれの近くにDカン114,116が取り付けてある。
【0052】
ここでも、ショルダーストラップ120としては、その両端にナスカン122,123が取り付けてあるものを使用することができる。
【0053】
次に、上記構成の2ウェイバッグ1Aの使用形態、使用方法について説明する。
【0054】
[横型手提げバッグ形態]
横型手提げバッグ形態にして使用する場合には、耳部113を耳出し入れ用開口部111からその中に押し込んで外から見えない状態にする。そして前側握り把手106F、背側握り把手106Bそれぞれを引き出して使用する。ストラップ120は使用しないので、主収納部100や上ポケット104、前ポケット105あるいは背側ポケット108内に収納しておくことができる。この使用形態は、第1の実施の形態における
図4に示した横型手提げバッグ形態1−2とほぼ同様になる。
【0055】
[縦型ボディバッグ形態]
本実施の形態の2ウェイバッグ1Aは、第1の実施の形態における
図5、
図8に示した縦型ボディバッグ形態1−3、若しくは同
図9に示した縦型ボディバッグ形態1−3Rとほぼ同様の形態にして使用できる。この場合には、主収納部100は縦長にして用いる。そこで、上ポケット104を開いて前側握り把手106Fを押し込んで収納し、また背側ポケット108を開いてそのポケット内に背側握り把手106Bを押し込んで収納することによってこれらの握り把手106F,106Bを外側から見えないようにする。そして、片側の耳出し入れ用開口部111から中の耳部113を引っ張り出す。そして、耳部113の先端のDカン121にショルダーストラップ120の一方の端部のナスカン122を係合して接続し、またショルダーストラップ120の他方の端部のナスカン123を上下いずれかのDカン114又は116に係合して接続する。Dカン114と係合するかDカン116と係合するかは、ユーザーの嗜好による。右肩からたすき掛けにする使用形態を好む人もいれば、左肩からたすき掛けにする使用形態を好む人もいるので、そのいずれの嗜好にも対応できる。
【0056】
このようにして第2の実施の形態の2ウェイバッグ1Aによれば、横型手提げバッグ形態と縦長ボディバック形態との2形態間で簡単にバッグ形態を変化させて使用することができる。特に従来知られていないボディバッグ形態と手提げバッグ形態との2形態間で形態を簡単に変化させて使用できるのは、新規であり利便性がある。
【0057】
<第3の実施の形態>
図16、
図18を参照して、本発明の第3の実施の形態の4ウェイのマルチウェイバッグ1Bについて説明する。本実施の形態の4ウェイバッグ1Bは、第2の実施の形態と同様に横長の主収納部100を備えている。主収納部100の上縁全長とその上縁から一方の側面のほぼ全長に渡る長さの上開口部103が設けてあり、線状ファスナーにてL字状に開閉できるようにしてある。尚、
図16は第2の実施の形態に関連して用いたものであるが、外観が共通するので第3の実施の形態の説明でも参照する。しかしながら、本実施の形態の4ウェイバッグの場合には、2ウェイバッグの場合とはマチ(前後幅)が異なり得る。
【0058】
主収納部100の表面の上端近くには上ポケット104が形成してあり、この中に前側握り把手106Fの基部が縫い付けてある。そこで、前側握り把手106Fを使用しない時には上ポケット104の中に押し込んで外から見えないようにできる。主収納部100の表面の上下中間部の近くには前ポケット105が設けてある。
【0059】
主収納部100の背面の上端近くには背側ポケット108が設けてある。この背側ポケット108の中の上端近くに、背側握り把手106Bの基部が縫い付けてある。そこで、背側握り把手106Bを使用しない時には背側ポケット108を開いてそのポケット内にこの背側握り把手106Bを押し込むことによって外から見えないように収納することができる。
【0060】
主収納部100の背面側の片側端部には、耳出し入れ用開口部111が形成してある。この耳出し入れ用開口部111の近くにおいて、主収納部100の背面の側縁部に耳部113の基部が縫い付けてある。そして耳部113の先端部にはDカン119が取り付けてある。この耳部113は耳出し入れ用開口部111からその中に押し込めば外から見えなくでき、また必要なときには引っ張り出して使用できる。また主収納部100の背面側の耳部113とは反対側の側縁部の上端、下端それぞれの近くにDカン114,116が取り付けてある。さらに、耳出し入れ用開口部111の上側に、Dカン114と同じ高さ位置にもう1つのDカン115が取り付けてある。
【0061】
ここでも、ショルダーストラップ120としては、その両端にナスカン122,123が取り付けてあるものを使用する。
【0062】
次に、上記構成の4ウェイバッグ1Bの使用形態、使用方法について説明する。
【0063】
[横型手提げバッグ形態]
横型手提げバッグ形態にして使用する場合には、耳部113を耳出し入れ用開口部111からその中に押し込んで外から見えない状態にする。そして前側握り把手106F、背側握り把手106Bそれぞれを引き出して使用する。ストラップ120は使用しないので、主収納部100や上ポケット104、前ポケット105あるいは背側ポケット108内に収納しておくことができる。この使用形態は、第1の実施の形態における
図4に示した横型手提げバッグ形態1−2とほぼ同様になる。
【0064】
[縦型ボディバッグ形態]
本実施の形態の4ウェイバッグ1Bは、第1の実施の形態における
図5、
図8に示した縦型ボディバッグ形態1−3、若しくは同
図9に示した縦型ボディバッグ形態1−3Rとほぼ同様の形態にして使用できる。この場合には、主収納部100は縦長にして用いる。そこで、上ポケット104を開いて前側握り把手106Fを押し込んで収納し、また背側ポケット108を開いてそのポケット内に背側握り把手106Bを押し込んで収納することによってこれらの握り把手106F,106Bを外側から見えないようにする。そして、片側の耳出し入れ用開口部111から中の耳部113を引っ張り出す。そして、耳部113の先端のDカン121にショルダーストラップ120の一方の端部のナスカン122を係合して接続し、またショルダーストラップ120の他方の端部のナスカン123を上下いずれかのDカン114又は116に係合して接続する。Dカン114と係合するかDカン116と係合するかは、ユーザーの嗜好による。右肩からたすき掛けにする使用形態を好む人もいれば、左肩からたすき掛けにする使用形態を好む人もいるので、そのいずれの嗜好にも対応できる。
【0065】
[クラッチバッグ形態]
クラッチバッグ形態で使用する場合には、ショルダーストラップ120を取り外し、耳部113を耳出し入れ用開口部111から中に押し込む。そして前後の握り把手106F,106Bそれぞれも収納した状態にする。この場合、
図11に示した第1の実施の形態のクラッチバッグ形態1−5とほぼ同様の外観になる。
【0066】
[横型ショルダーバッグ形態]
横型ショルダーバッグ形態で使用する場合には、前述のクラッチバッグ形態から、ストップ120を使用してその両端のナスカン122,123それぞれを主収納部100の背面側の上端左右に位置するDカン114,115それぞれに係合することによって形態を変更して使用する。この場合も、
図12に示した第1の実施の形態の横型ショルダーバッグ形態1−6とほぼ同様の外観になる。
【0067】
このようにして第3の実施の形態の4ウェイバッグ1Bによれば、横型手提げバッグ形態、横型ショルダーバッグ形態、クラッチバッグ形態、縦型ボディバッグ形態の4形態間で簡単にバッグ形態を変化させて使用することができる。特に従来知られていない縦型ボディバッグ形態への形態変更も簡単にでき、新規であり利便性がある。
【0068】
尚、本発明は上記の第1〜第3の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。特に、
前側握り把手、背側握り把手の収納形式に関しては、上ポケット、背側ポケット内にスライド式で収納、引き出しできる形式にすることができる。また耳部に関しても、折り曲げて耳出し入れ用開口部から出し入れする形式に代えて、スライド式で収納、引き出しできる形式にすることも可能である。
【解決手段】 サイズが大きい縦長の形態からサイズが半分の横長の形態に二つ折りし、またその逆の形態に展開できる主収納部100と、主収納部100を二つ折りした横長状態で背面となる部分の両側縁それぞれに設けた、展開折り込みが可能で先端にストラップ接続用のDカン119,121が取り付けられた耳部112,113と、主収納部100を展開した縦長の状態で上端縁になる部分の中央部に設けた握り把手106F,106Bと前記上端縁の左右端部それぞれに設けたストラップ接続用のDカン114,115とを備え、縦型手提げ、横型手提げ、縦型ボディバッグ、ウエストバッグ、クラッチバッグ、縦型ショルダーバッグ、横型ショルダーバッグの7ウェイバッグを特徴とする。