特許第6046232号(P6046232)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6046232乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置及びそれを用いた乗客コンベア
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6046232
(24)【登録日】2016年11月25日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置及びそれを用いた乗客コンベア
(51)【国際特許分類】
   B66B 31/02 20060101AFI20161206BHJP
【FI】
   B66B31/02 A
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-231515(P2015-231515)
(22)【出願日】2015年11月27日
【審査請求日】2015年11月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100076314
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 正人
(74)【代理人】
【識別番号】100112612
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲士
(74)【代理人】
【識別番号】100112623
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 克幸
(74)【代理人】
【識別番号】100124707
【弁理士】
【氏名又は名称】夫 世進
(74)【代理人】
【識別番号】100163393
【弁理士】
【氏名又は名称】有近 康臣
(74)【代理人】
【識別番号】100189393
【弁理士】
【氏名又は名称】前澤 龍
(74)【代理人】
【識別番号】100059225
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 璋子
(72)【発明者】
【氏名】菊池 孝幸
【審査官】 八板 直人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−145562(JP,A)
【文献】 特開2006−290475(JP,A)
【文献】 特開2012−218892(JP,A)
【文献】 特開2010−111466(JP,A)
【文献】 特開2012−176823(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B08B 3/00−3/14
B65G 39/07
B65G 45/10−14;45/18
B66B 25/00−31/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持部材と、
前記支持部材から上方に突出した固定軸と、
円板と、
前記円板の中心から上方に突出し、かつ、その内周に前記固定軸が配された円筒形の円筒回転軸と、
前記円筒回転軸を前記固定軸に対し回転自在に支持するベアリングと、
前記円筒回転軸の外周における前記円板上に植毛され、手摺りベルトを清掃するブラシ毛と、
前記ブラシ毛の上端部より上方に位置する前記円筒回転軸に固定されたローラと、
を有する乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置。
【請求項2】
支持部材と、
前記支持部材から上方に突出した固定軸と、
円板と、
前記円板の中心から上方に立設され、かつ、その内周に前記固定軸が配された円筒形の円筒回転軸と、
前記円筒回転軸を前記固定軸に対し回転自在に支持するベアリングと、
前記円筒回転軸の外周における前記円板上に設けられた手摺りベルトを清掃する布と、
前記布より上方に位置する前記円筒回転軸に固定されたローラと、
を有する乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置。
【請求項3】
前記ブラシ毛が、前記円板の上面の全てから法線方向に植毛されている、
請求項1に記載の乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置。
【請求項4】
前記円板上から前記円筒回転軸にかけて傾斜部が設けられ、
前記ブラシ毛が前記円板の上面の全て、及び、前記傾斜部に対し法線方向に植毛されている、
請求項1に記載の乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置。
【請求項5】
前記ブラシ毛の長さが、前記円板の中心から外周に向うほど短く形成されている、
請求項1に記載の乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置。
【請求項6】
前記ローラが、ゴム製である、
請求項1に記載の乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置。
【請求項7】
トラスと、
前記トラスに沿って走行する踏段と、
前記踏段の左右両側における前記トラスから立設された欄干と、
前記欄干の下部に設けられたスカートガードと、
前記欄干の上部を走行する断面C字型の手摺りベルトと、
前記欄干の一方の下部から前記手摺りベルトが侵入し、前記欄干の他方の下部から前記手摺りベルトが進出する間の前記手摺りベルトの走行路の側部に設けられた請求項1の手摺りベルト清掃装置と、
を有し、
前記手摺りベルト清掃装置の支持金具が前記トラスに固定され、
ローラが、前記手摺りベルトの表面と接触して、前記手摺りベルトの走行と共に回転し、
ブラシ毛が前記手摺りベルトの表面に接触している、
乗客コンベア。
【請求項8】
トラスと、
前記トラスに沿って走行する踏段と、
前記踏段の左右両側における前記トラスから立設された欄干と、
前記欄干の下部に設けられたスカートガードと、
前記欄干の上部を走行する断面C字型の手摺りベルトと、
前記欄干の一方の下部から前記手摺りベルトが侵入し、前記欄干の他方の下部から前記手摺りベルトが進出する間の前記手摺りベルトの走行路の側部に設けられた請求項2の手摺りベルト清掃装置と、
を有し、
前記手摺りベルト清掃装置の支持金具が前記トラスに固定され、
ローラが、前記手摺りベルトの表面と接触して、前記手摺りベルトの走行と共に回転し、
布が前記手摺りベルトの表面に押圧されている、
乗客コンベア。
【請求項9】
前記手摺りベルトの前記走行路の左右両側に前記手摺りベルト清掃装置が設けられ、
左側の前記手摺りベルト清掃装置と右側の前記手摺りベルト清掃装置とが、前記走行路に沿ってずれた位置に設けられている、
請求項7又は8に記載の乗客コンベア。
【請求項10】
前記乗客コンベアは、エスカレータ、又は、動く歩道である、
請求項6に記載の乗客コンベア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置及びそれを用いた乗客コンベアに関するものである。
【背景技術】
【0002】
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアにおいては、欄干の上部を手摺りベルトが走行し、この手摺りベルトを乗客が掴んで移動している。手摺りベルトは、多くの人が直接接触するため汚れが付着し易く、また野外施設に設けられている場合は、空気中の埃なども付着する。
【0003】
そのため、手摺りベルトを自動的に清掃する清掃装置として、手摺りベルトの走行路中に手摺りベルトの表面に押し当てられて回転する駆動ローラと、手摺りベルトを清掃するブラシローラと、駆動ローラとブラシローラとを連結する回転連動機構を設けた清掃装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−218892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記のような手摺りベルトの清掃装置であると、その構造が複雑であり、部品点数が多くなるため費用が掛かると共に、常に走行している手摺りベルトと共に回転するため壊れ易いという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、構造が簡単で壊れ難い乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置及びそれを用いた乗客コンベアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態は、支持部材と、前記支持部材から上方に突出した固定軸と、円板と、前記円板の中心から上方に突出し、かつ、その内周に前記固定軸が配された円筒形の円筒回転軸と、前記円筒回転軸を前記固定軸に対し回転自在に支持するベアリングと、前記円筒回転軸の外周における前記円板上に植毛され、手摺りベルトを清掃するブラシ毛と、前記ブラシ毛の上端部より上方に位置する前記円筒回転軸に固定されたローラと、を有する乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置である。
【0008】
また、本発明の実施形態は、支持部材と、前記支持部材から上方に突出した固定軸と、円板と、前記円板の中心から上方に立設され、かつ、その内周に前記固定軸が配された円筒形の円筒回転軸と、前記円筒回転軸を前記固定軸に対し回転自在に支持するベアリングと、前記円筒回転軸の外周における前記円板上に設けられた手摺りベルトを清掃する布と、前記布より上方に位置する前記円筒回転軸に固定されたローラと、を有する乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態を示すエスカレータの側面から見た説明図。
図2】左右一対の清掃装置を上から見た図。
図3】左右一対の清掃装置の正面図。
図4】清掃装置の拡大縦断面図。
図5】変更例の清掃装置の拡大縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態の乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置を有する乗客コンベアについて図1図4に基づいて説明する。本実施形態では乗客コンベアとしてエスカレータ10で説明する。
【0011】
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
【0012】
エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
【0013】
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる駆動装置18、左右一対の主駆動スプロケット24,24、左右一対の手摺りベルトスプロケット27,27が設けられている。この駆動装置18は、モータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する駆動チェーン22と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスクブレーキとを有している。この駆動チェーン22により左右一対の主駆動スプロケット24,24が回転する。左右一対の主駆動スプロケット24,24と左右一対の手摺りベルトスプロケット27,27とは、不図示の連結ベルトにより連結されて同期して回転する。また、上階側の機械室14内部には、モータ20やディスクブレーキなどを制御する制御部50が設けられている。
【0014】
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内には、左右一対の従動スプロケット26,26が設けられている。上階側の左右一対の主駆動スプロケット24,24と下階側の左右一対の従動スプロケット26,26との間には、左右一対の無端の踏段チェーン28,28が掛け渡されている。左右一対の踏段チェーン28,28には、複数の踏段30が等間隔で取り付けられている。モータ20が回転すると踏段30の前輪301は、トラス12に固定された不図示の案内レールを走行し、後輪302はトラス12に固定された案内レール25を走行する。
【0015】
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部に手摺りレール39が設けられ、この手摺りレール39に沿って無端状の手摺りベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。
【0016】
欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。
【0017】
手摺りベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内に侵入し、複数の案内ローラからなる案内ローラ群64を介して手摺りベルトスプロケット27に掛け渡され、その後、複数の案内ローラからなる案内ローラ群66を介してスカートガード44内を移動し、下階側のインレット部46から正面スカートガード42外に表れる。そして、手摺りベルト38は、手摺りベルトスプロケット27が主駆動スプロケット24と共に回転することにより踏段30と同期して移動する。また、回転する手摺りベルトスプロケット27に走行する手摺りベルト38を押圧するための複数の押圧ローラからなる押圧ローラ群68を有する。また、案内ローラ群66を経て下階側のインレット部46に至る手摺りベルト38の走行路の途中には、清掃装置70,72が設けられている。この清掃装置70,72は後から詳しく説明する。
【0018】
上階側の左右一対のスカートガード44,44の乗降口であって、機械室14の天井面には、上階側の乗降板32が水平に設けられている。下階側の左右一対のスカートガード44,44の乗降口であって、機械室16の天井面には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。上階側の乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60に踏段30が侵入する。また、下階側の乗降板34の先端にも櫛歯状のコム62が設けられている。
【0019】
(2)清掃装置70,72の構造
次に、手摺りベルト38の清掃装置70,72について図2図4に基づいて説明する。
【0020】
手摺りベルト38の清掃装置70は、支持部材74、円板75、ブラシ毛82、ローラ84を有する。なお、手摺りベルト38は、ゴム又はウレタン製であって断面C字型であり、中央の平らな部分38aと、その平らな部分の左右両側からそれぞれ湾曲するように延びた湾曲端部38bとからなる。
【0021】
支持部材74は、金属板であって、一端部はトラス12にボルトや溶接などによって固定され、手摺りベルトの走行路方向に対し直角に延びている。支持部材74の他端部の上面からは固定軸76が立設されている。
【0022】
円形の円板75の中心には、円筒形の円筒回転軸78が設けられている。円筒回転軸78の内周には、固定軸76が配され、図4に示すように、ベアリング80,80を介して、円筒回転軸78が回転自在に取り付けられている。ブラシ毛82が、円板75の上面全てに植毛されている。このブラシ毛82は、円板75の中心から外周部に行くほど短く形成されている。さらに、具体的にはC字型の手摺りベルト38の表面形状に沿って短くなっている。
【0023】
円筒回転軸78の上端部にはゴム製のローラ84が設けられている。このローラ84の位置は、最も背の高いブラシ毛82の位置よりも上方に設けられている。ローラ84の外周面は、C字型の手摺りベルト38の湾曲端部38bの上部表面に合わせてやや内方に凹んだ曲面形状となっている。
【0024】
清掃装置72も、清掃装置70と同様の構造を有し、図2に示すようにトラス12における取り付け位置が、手摺りベルト38の走行路の前方にずれた位置に取り付けられている。
【0025】
(3)清掃装置70,72の動作状態
エスカレータ10の踏段30が走行し、その踏段30の走行速度と同期して手摺りベルト38も走行している。手摺りベルト38は、欄干36の下部に侵入しているときは、図3に示すようにC字型の手摺りベルト38の上下が反対になった状態である。そのため、乗客の手が接触する手摺りベルト38の平らな部分38aの表面は下部に位置している。
【0026】
手摺りベルト38が走行すると、手摺りベルト38の湾曲端部38bの上部表面に接触しているローラ84が回転し、それと共に円板75も図2に示すように回転する。すると、ブラシ毛82が手摺りベルト38の平らな部分38aの右側の表面と湾曲端部38bの右下側の表面を清掃する。
【0027】
清掃装置72においても、手摺りベルト38の走行と共にローラ84と円板75が回転し、ブラシ毛82が手摺りベルト38の平らな部分38aの左側の表面と湾曲端部38bの左下側の表面を清掃する。
【0028】
以上により、左右一対の清掃装置70,72を手摺りベルト38が通過することにより、手摺りベルト38の平らな部分38aの表面と湾曲端部38bの下部が全て清掃される。
【0029】
(4)効果
本実施形態によれば、清掃装置70,72は、トラス12に固定した支持部材74とブラシ毛82とローラ84を有する円板75から構成された簡単な構造になり、また、円板75を回転させるためのモータが不要であり、その構造が簡単である。したがって、部品点数を削減でき、またこれによりコストの削減となる。
【0030】
また、ローラ84が走行する手摺りベルト38の湾曲端部38bの上部表面に接触して回転する構造であるため、確実に円板75が回転し、回転するブラシ毛82によって手摺りベルト38の表面を清掃できる。
【0031】
また、ローラ84はゴム製であるため、手摺りベルト38の湾曲端部38bの上部表面を清掃できる。
【0032】
また、清掃装置70は、手摺りベルト38の右側、清掃装置72は手摺りベルト38の左側を清掃することにより、手摺りベルト38の表面を全て清掃できる。
【0033】
(5)変更例
上記実施形態では、図4に示すように円板75の上面からのみブラシ毛82を設けたが、これに代えて図5に示すように、円筒回転軸78から円板75の上面にかけて傾斜面を設け、かつ、この傾斜面を手摺りベルト38の表面の曲面形状に合わせて曲面に形成し、円板75の上面全てに加えて、この曲面部分にもブラシ毛82を植毛することにより、手摺りベルト38の表面を清掃する範囲をより広くできる。
【0034】
(6)他の変更例
上記実施形態では、円板75の表面にブラシ毛82を植毛したが、このブラシ毛92に代えて清掃用の布を取り付けてもよい。
【0035】
上記実施形態では、エスカレータ10に適用して説明したが、これに代えて動く歩道に適用してもよい。
【0036】
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0037】
10・・・エスカレータ、12・・・トラス、38・・・手摺りベルト、70・・・清掃装置、72・・・清掃装置、74・・・支持部材、75・・・円板、76・・・固定軸、78・・・円筒回転軸、80・・・ベアリング、82・・・ブラシ毛、84・・・ローラ
【要約】
【課題】構造が簡単で壊れ難い乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置を提供する。
【解決手段】支持部材74と、支持部材74から上方に突出した固定軸76と、円板75と、円板75の中心から上方に立設され、かつ、その内周に固定軸76が配された円筒形の円筒回転軸78と、円筒回転軸78を固定軸76に対し回転自在に支持するベアリング80と、円筒回転軸78の外周における円板75上に植毛され、手摺りベルト38を清掃するブラシ毛82と、ブラシ毛82の上端部より上方に位置する円筒回転軸78に固定されたローラ84と、を有する。
【選択図】 図3
図1
図2
図3
図4
図5