(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6046570
(24)【登録日】2016年11月25日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】ゴルフクラブヘッド
(51)【国際特許分類】
A63B 53/04 20150101AFI20161206BHJP
【FI】
A63B53/04 D
【請求項の数】9
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-165989(P2013-165989)
(22)【出願日】2013年8月9日
(65)【公開番号】特開2015-33506(P2015-33506A)
(43)【公開日】2015年2月19日
【審査請求日】2015年9月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002495
【氏名又は名称】グローブライド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126572
【弁理士】
【氏名又は名称】村越 智史
(74)【代理人】
【識別番号】100125195
【弁理士】
【氏名又は名称】尾畑 雄一
(72)【発明者】
【氏名】今井 資人
【審査官】
吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2006/0058114(US,A1)
【文献】
特開2010−029358(JP,A)
【文献】
特開2003−102877(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 53/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空構造を有するゴルフクラブヘッドであって、
打球面を形成するフェース部と、
前記フェース部の反対側の後部を形成するバック部と、
外面に、前記フェース部側になるほどヒール側に近づくように前記打球面に対して傾斜する方向に延びる第1の部分を有する第1の段差部と、前記フェース部側になるほどトウ側に近づくように前記打球面に対して傾斜する方向に延びると共に前記第1の部分よりもトウ側に位置する第2の部分を有する第2の段差部とが設けられ、内面に、前記第1の段差部の前記第1の部分を横切る第1のリブと、前記第2の段差部の前記第2の部分を横切る第2のリブと、当該第1のリブ及び当該第2のリブを結ぶ第3のリブとが設けられ、底面を形成するソール部と、
を備え、該第3のリブは、前記打球面に略平行な方向に延びるゴルフクラブヘッド。
【請求項2】
前記第3のリブは、前記打球面から所定間隔を空けて設けられる請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
前記第3のリブは、外面に設けられた段差部を横切らない請求項1又は2記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
前記第3のリブは、前記第1のリブの前記フェース部側端部と前記第2のリブの前記フェース部側端部とを結ぶ請求項1ないし3いずれか記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
前記ソール部は、内面に、前記第1のリブの前記フェース部側端部を起点として当該フェース部側に延びる第4のリブ及び/又は前記第2のリブの前記フェース部側端部を起点として当該フェース部側に延びる第5のリブとが更に設けられている請求項4記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
前記第4のリブ及び/又は前記第5のリブは、前記打球面のトウ−ヒール方向中央から離れる方向に延びる請求項5記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
前記第4のリブ及び/又は前記第5のリブは、前記第1のリブ及び/又は前記第2のリブよりも低い高さで形成されている請求項5又は6記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
前記第1のリブ及び/又は前記第2のリブは、前記第1の部分又は前記第2の部分と略直交するように横切る請求項1ないし7記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
中空構造を有するゴルフクラブヘッドであって、
打球面を形成するフェース部と、
前記フェース部の反対側の後部を形成するバック部と、
外面に、前記バック部側になるほどヒール側に近づくように前記打球面に対して傾斜する方向に延びる第1の部分を有する第1の段差部と、前記バック部側になるほどトウ側に近づくように前記打球面に対して傾斜する方向に延びると共に前記第1の部分よりもトウ側に位置する第2の部分を有する第2の段差部とが設けられ、内面に、前記第1の段差部の前記第1の部分を横切る第1のリブと、前記第2の段差部の前記第2の部分を横切る第2のリブと、当該第1のリブ及び当該第2のリブを結ぶ第3のリブとが設けられ、底面を形成するソール部と、
を備え、該第3のリブは、前記打球面に略平行な方向に延びるゴルフクラブヘッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフクラブヘッドに関し、詳しくは、中空構造を有するゴルフクラブヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、こうした中空構造を有するゴルフクラブヘッドでは、打球音をより好ましいもの(高音)とするために、ソール等の内面にリブを設けたものが知られている。こうしたリブは、例えば、有限要素法等のシミュレーションによってヘッドの固有モードを解析し、解析した振動の腹の部分にリブを設けて振幅を抑えることによって、より好ましい打球音の実現を図っている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−136110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、こうしたシミュレーションによるリブの設計では、ソールの外面に形成される溝や傾斜、凹み等の段差の存在を考慮してシミュレーションを行うのが困難であるため、ソールの外面が平坦であることを前提として固有モードの解析等が行われる。従って、シミュレーションの結果に基づいてリブを設計しても、ソールの外面に形成される段差の存在によって実際の打球音が意図したものと異なってしまうことがある。
【0005】
本発明の実施形態は、ソールの外面に形成される段差を考慮してより好ましい打球音を実現することを目的の一つとする。本発明の実施形態の他の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッドは、中空構造を有するゴルフクラブヘッドであって、打球面を形成するフェース部と、前記フェース部の反対側の後部を形成するバック部と、外面に、前記フェース部側になるほどヒール側に近づくように前記打球面に対して傾斜する方向に延びる第1の部分を有する第1の段差部と、前記フェース部側になるほどトウ側に近づくように前記打球面に対して傾斜する方向に延びると共に前記第1の部分よりもトウ側に位置する第2の部分を有する第2の段差部とが設けられ、内面に、前記第1の段差部の前記第1の部分を横切る第1のリブと、前記第2の段差部の前記第2の部分を横切る第2のリブと、当該第1のリブ及び当該第2のリブを結ぶ第3のリブとが設けられ、底面を形成するソール部と、を備える。ここで「段差部」には、ソール部の外面に設けられる「傾斜」,「溝」及び「凹み」等が含まれ得る。
【0007】
本発明の他の実施形態に係るゴルフクラブヘッドは、中空構造を有するゴルフクラブヘッドであって、打球面を形成するフェース部と、前記フェース部の反対側の後部を形成するバック部と、外面に、前記バック部側になるほどヒール側に近づくように前記打球面に対して傾斜する方向に延びる第1の部分を有する第1の段差部と、前記バック部側になるほどトウ側に近づくように前記打球面に対して傾斜する方向に延びると共に前記第1の部分よりもトウ側に位置する第2の部分を有する第2の段差部とが設けられ、内面に、前記第1の段差部の前記第1の部分を横切る第1のリブと、前記第2の段差部の前記第2の部分を横切る第2のリブと、当該第1のリブ及び当該第2のリブを結ぶ第3のリブとが設けられ、底面を形成するソール部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の様々な実施形態によって、ソールの外面に形成される段差を考慮してより好ましい打球音を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】一実施形態に係るゴルフクラブヘッド100を備えたゴルフクラブ10の構成図。
【
図4】ゴルフクラブヘッド100のソール部140の内面に形成されたリブの斜視図。
【
図5】他の実施形態に係るゴルフクラブヘッド500の底面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、様々な実施形態を適宜図面を参照して説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド100を備えたゴルフクラブ10の構成を示す構成図である。
図1に示すように、ゴルフクラブ10は、天然ゴム又は合成ゴム等によって形成されたグリップGと、このグリップGに結合し繊維強化樹脂又は金属材料で管状に形成されたシャフトSと、このシャフトSにホーゼルHZを介して結合した一実施形態に係るゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」と言うことがある。)100とを備える。
【0012】
図2は一実施形態におけるヘッド100の上面図であり、
図3はヘッド100の底面図である。ヘッド100は、ステンレス、チタン、チタン合金等の金属材料によって外殻が形成された中空構造を有し、
図2に示すように、ヘッド100の上面を形成するクラウン部110と、打球面を形成するフェース部120と、トウ側サイド部130と、ヒール側サイド部135と、底面を形成するソール部140と、フェース部120の反対側の後部を形成するバック部150と、ホーゼルHZを介してシャフトSと接続される筒状に形成されたホーゼル支持部20とを有する。
【0013】
一実施形態におけるヘッド100のソール部140は、
図3に示すように、その外面(底面)に、傾斜部210と、この傾斜部210よりもトウ側に位置する溝部220とが設けられている。傾斜部210は、ヒール側サイド部135のバック部150側からフェース部120側へと湾曲して延び、ソール部140の外面中央付近のバック部150側に湾曲の頂点を有する。この湾曲の頂点からヒール側サイド部135のフェース部120側へと延びる部分は、フェース部120側になるほどヒール側サイド部135に近づくように打球面に対して傾斜する方向に延びている。なお、ソール部140の外面において、この傾斜部210よりもヒール側の領域は凹んでおり、これにより、スイング時の良好な気流(空気抵抗の低減)が図られている。溝部220は、
図3に示すように、バック部150のトウ側サイド部130側からソール部140の外面中央方向に延び、その後、フェース部120側になるほどトウ側サイド部130に近づくように打球面に対して傾斜する方向に延びながら3つの溝に分岐し、分岐した3つの溝がトウ側サイド部130の異なる位置に達している。こうした溝部220によって、フェース部120の反発力の向上が図られている。なお、こうした傾斜部210や溝部220の形状,位置は例示であって、段差部としての傾斜部210や溝部220の形状,位置はこれらに限定されない。例えば、傾斜部と溝部の位置は逆であっても良いし、両方を傾斜部として形成しても良いし、両方を溝部として形成しても良いし、両方又は一方を凹部として形成しても良い。
【0014】
図3において点線で示すように、ソール部140の内面には、傾斜部210のフェース部120側の部分(フェース部120側になるほどヒール側サイド部135に近づくように打球面に対して傾斜する方向に延びる部分)を略直交するように横切るリブ310と、溝部220のフェース部120側の部分(フェース部120側になるほどトウ側サイド部130に近づくように打球面に対して傾斜する方向に延びる部分)を略直交するように横切るリブ320と、リブ310のフェース部120側端部とリブ320のフェース部120側端部とを結び打球面に略平行な方向に延びるリブ330と、リブ310のフェース部120側端部を起点としてフェース部120側に打球面のトウ−ヒール方向中央から離れる方向(ヒール方向)に延びるリブ340と、リブ320のフェース部120側端部を起点としてフェース部120側に打球面のトウ−ヒール方向中央から離れる方向(トウ方向)に延びるリブ350とが設けられている。これらのリブ310−350は、ヘッド100の外殻と同じ材料を用いて形成することができる。リブ330、340及び350は、傾斜部210や溝部220のようなソール部140の外面に設けられた段差部を横切らないように設けられている。
図3の例では、リブ320は、溝220の分岐する3つの溝の全てを横切るように設けられているが、3つの溝のうちフェース部120側に位置する2つの溝を横切るようにしても良いし、最もフェース部120側に位置する1つの溝のみを横切るようにしても良い。
【0015】
ここで、一実施形態において、リブ310とリブ320とを結ぶリブ330は、打球面から特定の間隔(例えば、40mm)を空けて設けられている。また、リブ310及びリブ320それぞれのフェース部120側端部を起点として延びるリブ340及び350は、打球面から特定の距離(例えば、15mm)が離れた部分まで延び、フェース部120には達しないように設けられている。このように、フェース部120(打球面)付近の所定範囲の領域を避けてリブを設けることにより、フェイス部120の反発力の低下を防止している。
【0016】
また、一実施形態において、リブ340及び350は、リブ310、320及び330よりも低い高さで形成されている(
図4を参照)。例えば、リブ310、320及び330は高さ4.0mmで形成され、リブ340及び350は高さ2.5mmで形成される。これにより、ヘッド100の重心が浅くなる(重心がフェース部120側に近づく)のを防止している。
【0017】
こうして構成されたヘッド100は、打球時に傾斜部210や溝部220付近に現れる振動モードの腹は、リブ310及びリブ320によって抑えられる。また、リブ310及びリブ320をリブ330によって結ぶから、リブ310とリブ320との間の領域付近に現れる振動モードの腹は、リブ330によって抑えられる。この結果、振動の振幅を抑制してヘッド100における打球音の低音化を抑制することができる。さらに、リブ310及びリブ320それぞれのフェース部120側端部を起点としてフェース部120側に延びるリブ340及び350が設けられているから、より広範囲に振動の振幅を抑える事ができる。また、リブ340及びリブ350は、打球面のトウ−ヒール方向中央から離れる方向に延びるから、トウ−ヒール方向中央に近づく方向に延びる場合と比較して、ヘッド100のスイートエリアを大きくすることができると共に、打球時のフェース部120の弾性撓みを維持することもできる。
【0018】
以上説明したように、一実施形態に係るゴルフクラブヘッド100では、ソール部140の内面に、傾斜部210(第1の段差部)のフェース部120側の部分(第1の部分)を横切るリブ310(第1のリブ)と、溝部220(第2の段差部)のフェース部120側の部分(第2の部分)を横切るリブ320(第2のリブ)と、リブ310及びリブ320を結ぶリブ330(第3のリブ)とが設けられている。こうした構成とすることにより、打球時に傾斜部210や溝部220付近に現れる振動モードの腹をリブ310及びリブ320によって抑えることができ、また、リブ310とリブ320との間の領域付近に現れる振動モードの腹をリブ330によって抑えることができる。この結果、振動の振幅を抑制してヘッド100における打球音の高音化を図ることができる。
【0019】
一実施形態では、ソール部140の内面に形成するリブとして、リブ310,320,330,340,及び350を例示したが、ソール部140の内面に形成するリブは、例示した態様に限定されない。例えば、リブ310のフェース部120側端部を起点として延びるリブ340や、リブ320のフェース部120側端部を起点として延びるリブ350は設けなくても差し支えない。また、リブ310やリブ320は、傾斜部210や溝部220を横切れば良く、略直交しなくても構わない。さらに、リブ330は、リブ310とリブ320とを結ぶように形成されていればよく、必ずしもこれらをフェース部120側端部において結ぶように形成する必要はなく、また、打球面に略平行となっていなくても構わない。
【0020】
次に、本発明の他の実施形態に係るゴルフクラブヘッド500について説明する。他の実施形態に係るゴルフクラブヘッド500は、一実施形態に係るゴルフクラブヘッド100と同様に、ヘッド500の上面を形成するクラウン部510と、打球面を形成するフェース部520と、トウ側サイド部530と、ヒール側サイド部535と、底面を形成するソール部540と、フェース部520の反対側の後部を形成するバック部550と、ホーゼルHZを介してシャフトSと接続される筒状に形成されたホーゼル支持部20とを有する。
【0021】
図5は、他の実施形態に係るヘッド500の底面図である。他の実施形態におけるヘッド500のソール部540は、図示するように、その外面(底面)に、第1の凹部610と、この第1の凹部610よりもトウ側に位置する第2の凹部620とが設けられている。第1の凹部610は、ヒール側サイド部535のバック部550側からソール部540の外面中央付近のフェース部520側へと先細りで延び、言い換えると、ソール部540の外面中央付近のフェース部520側を起点としてバック部550側になるほどヒール側サイド部535に近づくように打球面に対して傾斜する方向に延びる部分を有する。また、第2の凹部620は、トウ側サイド部530のバック部550側からソール部540の外面中央付近のフェース部520側へと先細りで延び、言い換えると、ソール部540の外面中央付近のフェース部520側を起点としてバック部550側になるほどトウ側サイド部530に近づくように打球面に対して傾斜する方向に延びる部分を有する。
【0022】
図5において点線で示すように、ソール部540の内面には、第1の凹部610を略直交するように横切るリブ710と、第2の凹部620を略直交するように横切るリブ720と、リブ710のバック部550側端部とリブ720のバック部550側端部とを結び打球面に略平行な方向に延びるリブ730とが設けられている。こうして構成された他の実施形態に係るヘッド500は、一実施形態に係るヘッド100と同様に、打球時に第1の凹部610や第2の凹部620付近に現れる振動モードの腹は、リブ710及びリブ720によって抑えられる。また、リブ710及びリブ720をリブ730によって結ぶから、リブ710とリブ720との間の領域付近に現れる振動モードの腹は、リブ730によって抑えられる。この結果、振動の振幅を抑制してヘッド500における打球音の低音化を抑制することができる。
【0023】
以上説明したように、他の実施形態に係るゴルフクラブヘッド500では、ソール部540の内面に、第1の凹部610(第1の段差部)を横切るリブ710(第1のリブ)と、第2の凹部620(第2の段差部)を横切るリブ720(第2のリブ)と、リブ710及びリブ720を結ぶリブ730(第3のリブ)とが設けられている。こうした構成とすることにより、一実施形態に係るゴルフクラブヘッド100と同様に、打球時に第1の凹部610や第2の凹部620付近に現れる振動モードの腹をリブ710及びリブ720によって抑えることができ、また、リブ710とリブ720との間の領域付近に現れる振動モードの腹をリブ730によって抑えることができる。この結果、振動の振幅を抑制してヘッド500における打球音の高音化を図ることができる。
【0024】
他の実施形態では、ソール部540の内面に形成するリブとして、リブ710,720,及び730を例示したが、ソール部540の内面に形成するリブは、例示した態様に限定されない。例えば、一実施形態に係るゴルフクラブヘッド100と同様に、リブ710のバック部550側端部を起点として延びるリブや、リブ720のバック部550側端部を起点として延びるリブを更に設けても良い。また、リブ710やリブ720は、第1の凹部610や第2の凹部620を横切れば良く、略直交しなくても構わない。さらに、リブ730は、リブ710とリブ720とを結ぶように形成されていればよく、必ずしもこれらをバック部550側端部において結ぶように形成する必要はなく、また、打球面に略平行となっていなくても構わない。
【符号の説明】
【0025】
100,500 ゴルフクラブヘッド(ヘッド)
110,510 クラウン部
120,520 フェース部
130,530 トウ側サイド部
135,535 ヒール側サイド部
140,540 ソール部
150,550 バック部
210 傾斜部
220 溝部
610,620 凹部
310,320,330,340,350,710,720,730 リブ