特許第6046650号(P6046650)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6046650商品販売データ登録処理装置及び商品販売データ登録処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6046650
(24)【登録日】2016年11月25日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】商品販売データ登録処理装置及び商品販売データ登録処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/00 20060101AFI20161212BHJP
   G07D 9/00 20060101ALI20161212BHJP
【FI】
   G07G1/00 301G
   G07G1/00 331A
   G07D9/00 403A
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-14358(P2014-14358)
(22)【出願日】2014年1月29日
(65)【公開番号】特開2015-141586(P2015-141586A)
(43)【公開日】2015年8月3日
【審査請求日】2016年1月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000235
【氏名又は名称】特許業務法人 天城国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川口 裕紀
【審査官】 城臺 仁美
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−116588(JP,A)
【文献】 特開2013−073391(JP,A)
【文献】 特開平10−154259(JP,A)
【文献】 特開2011−258116(JP,A)
【文献】 特開2008−108041(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07D1/00−9/06
G07F13/00−13/10
G07G1/00−1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を入出力する入出力部と、
商品に固有に割り当てられる商品コードごとに商品名及び単価を格納する商品ファイルと、
商品を読み取る読取部と、
現金を入出金する入出金装置と、
硬貨を投入するための硬貨投入孔、前記硬貨投入孔に連結して設けられ、前記硬貨を前記入出金装置に搬送する硬貨搬送路、及び前記硬貨搬送路の前記硬貨投入孔側端部に設けられるシャッタを備え、前記入出金装置を覆うカバーと、
前記カバーの開閉を検知する開閉センサと、
前記開閉センサの出力に基づいて前記カバーが開けられたと判定した場合、前記シャッタを閉じる制御部と、
を備える商品販売データ登録処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記開閉センサの出力に基づいて前記カバーが再び閉じられたと判定した場合、前記シャッタを開ける請求項1記載の商品販売データ登録処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記開閉センサの出力に基づいて前記カバーが開けられたと判定した場合、前記入出金装置を操作できない状態に遷移させる請求項1記載の商品販売データ登録処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記開閉センサの出力に基づいて前記カバーが再び閉じられたと判定した場合、前記入出金装置を操作できる状態に遷移させる請求項3記載の商品販売データ登録処理装置。
【請求項5】
情報を入出力する入出力部と、
商品に固有に割り当てられる商品コードごとに商品名及び単価を格納する商品ファイルと、
商品を読み取る読取部と、
現金を入出金する入出金装置と、
硬貨を投入するための硬貨投入孔、前記硬貨投入孔に連結して設けられ、前記硬貨を前記入出金装置に搬送する硬貨搬送路、及び前記硬貨搬送路の前記硬貨投入孔側端部に設けられるシャッタを備え、前記入出金装置を覆うカバーと、
前記カバーの開閉を検知する開閉センサと、
を備える商品販売データ登録処理装置を、
前記開閉センサの出力に基づいて前記カバーが開けられたと判定した場合、前記シャッタを閉じるシャッタ閉動作手段として機能させるための商品販売データ登録処理プログラム。
【請求項6】
前記商品販売データ登録処理装置を、
前記開閉センサの出力に基づいて前記カバーが開けられたと判定した場合、前記入出金装置を操作できない状態に遷移させる動作抑止手段としてさらに機能させるための請求項5記載の商品販売データ登録処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、商品販売データ登録処理装置及び商品販売データ登録処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、顧客自身が会計処理を行ういわゆるセルフ型POS(Point of sales)端末などの商品販売データ登録処理装置が普及しつつある。
【0003】
このセルフ型POS端末は、情報を入出力する入出力部と、商品を読み取る読取部と、購入した商品全体の重さ及び清算した商品全体の重さを計量する計量部と、金銭を入出金する入手金部と、を備える。
【0004】
特に入出金部は、第三者が入出金部の内部の金銭を容易に持ち出さないように施錠されるだけでなく、入出金部全体がカバーによって覆われている。
【0005】
このカバーは、入出金部に硬貨を投入する硬貨投入孔を備えており、また開錠することにより回動して入出金部を露出させる。
【0006】
従来の商品販売データ登録処理装置は、硬貨投入孔から入出金部に至る硬貨搬送路に不良硬貨等の遺物が詰まり、続けて通常の硬貨が投入されて硬貨搬送路に硬貨がある状態において、異物を除去するためにカバーを回動させて開けると、硬貨搬送路にある通常の硬貨が硬貨搬送路からこぼれ落ちてしまっていた。
【0007】
さらに、カバーが何らかの方法により開けられると、入出金部が露出されているため、容易に内部の金銭を取り出す操作を行うことができた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−108041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従って、入出金部を覆うカバーを開けても硬貨搬送路内部の硬貨がこぼれ落ちず、入出金部から容易に内部の金銭を取り出す操作ができない商品販売データ登録処理装置及び商品販売データ登録処理プログラムが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の一実施形態は、情報を入出力する入出力部と、商品に固有に割り当てられる商品コードごとに商品名及び単価を格納する商品ファイルと、商品を読み取る読取部と、現金を入出金する入出金装置と、硬貨を投入するための硬貨投入孔、硬貨投入孔に連結して設けられ、硬貨を入出金装置に搬送する硬貨搬送路、及び硬貨搬送路の硬貨投入孔側端部に設けられるシャッタを備え、入出金部を覆うカバーと、カバーの開閉を検知する開閉センサと、開閉センサの出力に基づいて前記カバーが開けられたと判定した場合、シャッタを閉じる制御部と、を備える商品販売データ登録処理装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】商品販売データ登録処理装置の外観斜視図である。
図2】商品販売データ登録処理装置の構成を示すブロック図である。
図3】カバーが開けられた状態を示す図である。
図4】カバーを模式的にあらわした側面図である。
図5】カバーが開けられた状態を示す図である。
図6】シャッタの構成を示す側面図である。
図7】商品販売データ登録処理装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、商品販売データ登録処理装置及び商品販売データ登録処理プログラムの一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0013】
本実施形態の商品販売データ登録処理装置は、情報を入出力する入出力部と、商品に固有に割り当てられる商品コードごとに商品名及び単価を格納する商品ファイルと、商品を読み取る読取部と、現金を入出金する入出金装置と、硬貨を投入するための硬貨投入孔、硬貨投入孔に連結して設けられ、硬貨を入出金装置に搬送する硬貨搬送路、及び硬貨搬送路の硬貨投入孔側端部に設けられるシャッタを備え、入出金部を覆うカバーと、カバーの開閉を検知する開閉センサと、開閉センサの出力に基づいて前記カバーが開けられたと判定した場合、シャッタを閉じる制御部と、を備える。
【0014】
図1は、商品販売データ登録処理装置(以下、登録処理装置という。)1の外観斜視図である。図1に示すように、登録処理装置1は、情報を入出力する入出力部102と、レシートを発行するプリンタ104と、商品を読み込む読取部105と、現金を入出金する入出金装置107と、登録前の商品の重量を計量する第1の計量部106Aと、登録後の商品の重量を計量する第2の計量部106Bと、を備える。以下、第1の計量部106A及び第2の計量部106Bを計量部106という。
【0015】
顧客は購入する商品を第1の計量部106Aに載置する。登録処理装置1は第1の計量部106Aによって登録前の商品の総重量を計量する。
【0016】
顧客は商品を読取部105によって読取らせ、登録処理装置1に商品を登録させる。顧客は登録が終了した商品を第2の計量部106Bに載置する。
【0017】
登録処理装置1は、第1の計量部106Aによって計量した重量と、第2の計量部106Bによって計量した重量が等しい場合、全商品の登録が終了したと判定する。
【0018】
登録処理装置1は入出力部102の小計ボタンが押下されたと判定した場合、小計を計算する。
【0019】
顧客は入出金装置107に現金を投入し、入出力部102の現計ボタンを押下することにより、つり銭の計算と出金が行われ、一取引が完了する。
【0020】
登録処理装置1はさらに、硬貨を入出金装置107に投入する硬貨投入孔111Aを備え、入出金装置107を覆うカバー111を備える。カバー111は、開錠されると回動中心111Bを中心に前方から後方に回動して入出金装置107を露出させる。
【0021】
図2は、登録処理装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、登録処理装置1は、端末部10と、読取部105と、計量部106と、入出金装置107と、カバー111の開閉を検知する開閉センサ108と、を備える。
【0022】
開閉センサ108は、例えば光センサやアクチュエータを備えるマイクロスイッチを含み、カバーが開けられたことを検知すると「開」信号を、閉じられたことを検知すると「閉」信号を制御部11に出力する。
【0023】
端末部10は、入出金装置107と、読取部105と、ストアコントローラである管理装置2と、に接続する。
【0024】
端末部10は、演算装置であるCPU(central processing unit)を含む制御部11と、入出力部102と、通信を行う通信部13と、レシートを発行するプリンタ104と、メモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む記憶部14と、を備える。
【0025】
記憶部14は、商品に固有に割り当てられる商品コードごとに商品名、価格、商品画像を格納する商品ファイル14Aと、一取引の内容を格納するトランザクションファイル14Bと、を備える。
【0026】
記憶部14はさらに、商品販売データ登録処理プログラムを格納し、制御部11はこの商品販売データ登録処理プログラムを読み出して順次実行する。
【0027】
読取部105は、演算装置であるCPUを含む読取部制御部105Aと、メモリなどの記憶装置を含む読取部記憶部105Bと、通信を行う読取部通信部105Dと、撮像部105Eと、を備える。
【0028】
管理装置2は、店舗ごとに1台設置される。管理装置2は、商品に固有に割り当てられる商品コードごとに商品名、価格、商品画像を格納する商品マスタを備え、端末部10の商品ファイル14Aに存在しない商品コードに係る単価、品名などの商品情報を端末部10の要求に応じて端末部10に送信する。
【0029】
また、管理装置2は、単価の変更の指示を各登録処理装置1に送信することにより、商品の単価を一斉に変更することが可能である。
【0030】
図3は、カバー111が開けられた状態を示す図である。図3に示すように、カバー111は使用時には施錠されているが、開錠されると回動中心111Bを中心に矢印X1に示す方向に回動して入出金装置107を露出させる。
【0031】
この際、硬貨投入孔111Aは水平状態から90°以上回動する。
【0032】
図4は、カバー111を模式的にあらわした側面図である。図4に示すように、カバー111は、硬貨投入孔111Aと、硬貨投入孔111Aに連結して設けられ、硬貨投入孔111Aから入出金装置107にいたる硬貨搬送路113と、硬貨搬送路113の硬貨投入孔111A側端部に設けられ、閉じることにより硬貨搬送路113を塞ぐシャッタ114と、を備える。
【0033】
また、登録処理装置1はカバー111の開閉を検知する開閉センサ108を備える。カバー111が閉じられている場合、開閉センサ108は「閉」信号を制御部11に出力する。また、カバー111が開けられると開閉センサ108は「開」信号を制御部11に出力する。
【0034】
シャッタ114は、通常の使用状態においては開いている。従って、顧客が硬貨を硬貨投入孔111Aから投入すると、硬貨は硬貨搬送路113を伝わって入出金装置107に投入される。
【0035】
ここで、不良硬貨などの異物121が詰まると、続いて投入された硬貨は硬貨搬送路113にたまってしまう。
【0036】
図5は、カバー111が開けられた状態を示す図である。図5に示すように、制御部11は、カバー111が開けられて開閉センサ108から「開」信号を受信すると、シャッタ114を閉じる。
【0037】
この状態において、カバー111を回動させても硬貨搬送路113の中にたまった硬貨はシャッタ114が閉じられているため、こぼれ落ちることはない。
【0038】
そして、制御部11は開閉センサ108から再び「閉」信号を受信するとシャッタ114を開く。
【0039】
図6は、シャッタ114の構成を示す側面図である。図6に示すように、シャッタ114は、閉じると硬貨搬送路113を閉じるように硬貨搬送路113の硬貨投入孔111A側の端部に設けられる。
【0040】
シャッタ114は、シャッタ114を駆動するソレノイドなどのシャッタ駆動部114Aを備える。
【0041】
シャッタ駆動部114Aは、制御部11からの制御信号に基づいてシャッタ114の開閉動作を行う。
【0042】
図7は、登録処理装置1の動作を示すフローチャートである。図7に示すように、ステップ701において、登録処理装置1は開閉センサ108の出力が「閉」であるかを判定する。登録処理装置1は開閉センサ108の出力が「閉」であると判定した場合、ステップ701に戻り、「閉」でないと判定した場合、ステップ702に進む。
【0043】
ステップ702において、登録処理装置1はシャッタ114を閉じる。
【0044】
ステップ703において、登録処理装置1は入出金装置107を操作不可能にする。具体的には、登録処理装置1は入出金装置107に操作を受け付けない状態にするコマンドを送信する。
【0045】
入出金装置107は、このコマンドを受信すると、次にこのコマンドの解除コマンドを受信するまで、待機状態になる。従って、第三者は容易に入出金装置107から内部の現金を取り出すことができなくなる。
【0046】
なお、登録処理装置1は、開閉センサ108の出力が再び「閉」信号になった場合、シャッタ114を開け、入出金装置107を動作状態に戻す。
【0047】
具体的には、開閉センサ108の出力が再び「閉」信号になった場合、制御部11は入出金装置107に動作状態に遷移するためのコマンドを送信する。
【0048】
従って、カバー111を閉じれば、通常の決済業務を再開することが可能となる。
【0049】
以上述べたように、本実施形態の登録処理装置1は、情報を入出力する入出力部102と、商品に固有に割り当てられる商品コードごとに商品名、単価、及び商品の画像を格納する商品ファイル14Aと、商品を読み取る読取部105と、現金を入出金する入出金装置107と、硬貨を投入するための硬貨投入孔111A、硬貨投入孔111Aに連結して設けられ、硬貨を搬送するための硬貨搬送路113、及び硬貨搬送路113の硬貨投入孔111A側端部に設けられるシャッタ114を備え、入出金装置107を覆うカバー111と、カバー111の開閉を検知する開閉センサ108と、開閉センサ108の出力に基づいてカバー111が開けられたと判定した場合、シャッタ114を閉じる制御部と、を備える。
【0050】
従って、入出金部を覆うカバーを開けても硬貨搬送路内部の硬貨がこぼれ落ちず、入出金部から容易に内部の金銭を取り出す操作ができないという効果がある。
【0051】
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0052】
1:登録処理装置
2:管理装置
14A:商品マスタ
14B:トランザクションファイル
105:読取部
108:開閉センサ
111:カバー
111A:硬貨投入孔
113:硬貨搬送路
114:シャッタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7