特許 6046813 ライブイベントをホストして共有するためのシステムおよび方法

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】6046813

(24)【登録日】2016年11月25日

(45)【発行日】2016年12月21日

(54)【発明の名称】ライブイベントをホストして共有するためのシステムおよび方法

(51)【国際特許分類】

   G06Q 50/00 20120101AFI20161212BHJP

   G06F 13/00 20060101ALI20161212BHJP

【ＦＩ】

   G06Q50/00 300

   G06F13/00 560A

【請求項の数】20

【全頁数】17

(21)【出願番号】特願2015-520422(P2015-520422)

(86)(22)【出願日】2013年6月26日

(65)【公表番号】特表2015-528945(P2015-528945A)

(43)【公表日】2015年10月1日

(86)【国際出願番号】US2013047787

(87)【国際公開番号】WO2014004615

(87)【国際公開日】20140103

【審査請求日】2015年2月2日

(31)【優先権主張番号】61/664,684

(32)【優先日】2012年6月26日

(33)【優先権主張国】US

(31)【優先権主張番号】13/731,730

(32)【優先日】2012年12月31日

(33)【優先権主張国】US

(73)【特許権者】

【識別番号】502208397

【氏名又は名称】グーグル インコーポレイテッド

(74)【代理人】

【識別番号】100108453

【弁理士】

【氏名又は名称】村山 靖彦

(74)【代理人】

【識別番号】100064908

【弁理士】

【氏名又は名称】志賀 正武

(74)【代理人】

【識別番号】100089037

【弁理士】

【氏名又は名称】渡邊 隆

(74)【代理人】

【識別番号】100110364

【弁理士】

【氏名又は名称】実広 信哉

(72)【発明者】

【氏名】アジュマル・アスヴァー

(72)【発明者】

【氏名】マシュー・エリック・ワッデル

(72)【発明者】

【氏名】マシュー・スタイナー

(72)【発明者】

【氏名】デニス・ホ

(72)【発明者】

【氏名】ザカリー・イェスケル

(72)【発明者】

【氏名】カヴィ・ハルシャワット

(72)【発明者】

【氏名】ジェームス・ギャラガー

(72)【発明者】

【氏名】デイヴ・コーエン

(72)【発明者】

【氏名】アントン・ロピレヴ

(72)【発明者】

【氏名】ドブロミール・モントーク

【審査官】 山下 剛史

(56)【参考文献】

【文献】 米国特許出願公開第２０１２／０１２４４５８（ＵＳ，Ａ１）

【文献】 特開２００７−９４５５１（ＪＰ，Ａ）

【文献】 特開２００８−８５６８１（ＪＰ，Ａ）

【文献】 国際公開第２０１２／０６１３１８（ＷＯ，Ａ１）

(58)【調査した分野】（Int.Cl.，ＤＢ名）

Ｇ０６Ｑ １０／００−９９／００

Ｇ０６Ｆ １３／００

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

コンピュータにより実施される方法であって、
1つまたは複数のコンピューティングデバイスを使用して、特定のイベントに対応するイベントページを生成するステップであって、前記イベントページがソーシャルネットワークと関連付けられる、ステップと、
前記ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、前記イベントページへのアクセスを許可するステップと、
前記イベントページに関連付けられている招待リストに基づいて、前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの部分集合を決定するステップと、
前記イベントページに関連付けられている前記招待リストに基づいて、前記イベントページを編集するための許可を前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの前記部分集合に与えるステップと、
前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの前記部分集合から前記イベントページに対するリアルタイムの更新を受け取るステップと、
前記部分集合の一部ではない前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーが前記イベントページを編集するのを制限するステップと、
を含み、
編集が、前記イベントページへの写真の追加、ビデオの追加、およびコメントの追加のうちの少なくとも1つを含む、コンピュータにより実施される方法。

【請求項2】

コンピュータにより実施される方法であって、
1つまたは複数のコンピューティングデバイスを使用して、特定のイベントに対応するイベントページを生成するステップであって、前記イベントページがソーシャルネットワークと関連付けられる、ステップと、
前記ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、前記イベントページへのアクセスを許可するステップと、
前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの部分集合を決定するステップと、
前記イベントページを編集するための許可を前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの前記部分集合に与えるステップと、
前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの前記部分集合から前記イベントページに対するリアルタイムの更新を受け取るステップと、
提供者と人気度の少なくとも１つに基づいて前記イベントページをフィルタリングするステップと、
を含む、コンピュータにより実施される方法。

【請求項3】

与えるステップが、前記イベントページに写真を追加するための許可を前記部分集合に与えるステップを含む、請求項2に記載のコンピュータにより実施される方法。

【請求項4】

与えるステップが、前記イベントページにコメントを追加するための許可を前記部分集合に与えるステップを含む、請求項2に記載のコンピュータにより実施される方法。

【請求項5】

与えるステップが、前記イベントページにビデオを追加するための許可を前記部分集合に与えるステップを含む、請求項2に記載のコンピュータにより実施される方法。

【請求項6】

前記イベントページを編集するための許可を前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの前記部分集合に与える前記ステップは、前記特定のイベントに関連する前記許可を記述する説明のバブルを備えるユーザインターフェースを提供するステップを含む、請求項2に記載のコンピュータにより実施される方法。

【請求項7】

前記イベントページの少なくとも1つの局面にソーシャルアノテーションを行うことを、前記1人または複数のメンバーの少なくとも1人に許可するステップをさらに含む、請求項2に記載のコンピュータにより実施される方法。

【請求項8】

前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーに、前記イベントが現在行われていることの指示を与えるステップをさらに含む、請求項2に記載のコンピュータにより実施される方法。

【請求項9】

前記イベントをカレンダーに追加するためのオプションを、前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーに与えるステップをさらに含む、請求項2に記載のコンピュータにより実施される方法。

【請求項10】

コンピューティングシステムであって、
１つまたは複数のプロセッサと、
ソフトウェア命令を具備するメモリと、
を具備し、
前記ソフトウェア命令は、前記１つ又は複数のプロセッサにより実行されたときに、前記１つ又は複数のプロセッサに、
特定のイベントに対応するイベントページを生成するステップであって、前記イベントページがソーシャルネットワークと関連付けられる、ステップと、
前記ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、前記イベントページへのアクセスを許可するステップと、
前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの部分集合を決定するステップと、
前記イベントページを編集するための許可を前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの前記部分集合に与えるステップと、
前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの前記部分集合から前記イベントページに対するリアルタイムの更新を受け取るステップと、
提供者と人気度の少なくとも１つに基づいて前記イベントページをフィルタリングするステップと、
を含む動作を実行させる、コンピューティングシステム。

【請求項11】

与えるステップが、前記イベントページに写真を追加するための許可を前記部分集合に与えるステップを含む、請求項10に記載のコンピューティングシステム。

【請求項12】

与えるステップが、前記イベントページにコメントを追加するための許可を前記部分集合に与えるステップを含む、請求項10に記載のコンピューティングシステム。

【請求項13】

与えるステップが、前記イベントページにビデオを追加するための許可を前記部分集合に与えるステップを含む、請求項10に記載のコンピューティングシステム。

【請求項14】

前記イベントページを編集するための許可を前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの前記部分集合に与える前記ステップは、前記特定のイベントに関連する前記許可を記述する説明のバブルを備えるユーザインターフェースを提供するステップを含む、請求項10に記載のコンピューティングシステム。

【請求項15】

前記動作が、前記イベントページの少なくとも1つの局面にソーシャルアノテーションを行うことを、前記1人または複数のメンバーの少なくとも1人に許可するステップをさらに含む、請求項10に記載のコンピューティングシステム。

【請求項16】

前記動作が、前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーに、前記イベントが現在行われていることの指示を与えるステップをさらに含む、請求項10に記載のコンピューティングシステム。

【請求項17】

前記動作が、前記イベントをカレンダーに追加するためのオプションを、前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーに与えるステップをさらに含む、請求項10に記載のコンピューティングシステム。

【請求項18】

命令が格納された非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記命令は、プロセッサにより実行されると、
特定のイベントに対応するイベントページを生成するステップであって、前記イベントページがソーシャルネットワークと関連付けられる、ステップと、
前記ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、前記イベントページへのアクセスを許可するステップと、
前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの部分集合を決定するステップと、
前記イベントページを編集するための許可を前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの前記部分集合に与えるステップと、
前記ソーシャルネットワークの前記1人または複数のメンバーの前記部分集合から前記イベントページに対するリアルタイムの更新を受け取るステップと、
提供者と人気度の少なくとも１つに基づいて前記イベントページをフィルタリングするステップと、
を含む１つ又は複数の動作を実施する、非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【請求項19】

与えるステップが、前記イベントページに写真を追加するための許可を前記部分集合に与えるステップを含む、請求項18に記載の非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【請求項20】

与えるステップが、前記イベントページにコメントを追加するための許可を前記部分集合に与えるステップを含む、請求項18に記載の非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本開示はイベントのホスティングに関し、より具体的には、リアルタイムのイベントのホスティングのためのコンピュータにより実施される方法に関する。

【0002】

［関連出願の相互参照］
本出願は、2012年6月26日に出願された出願番号第61/664,684号を有する米国仮出願、および2012年12月31日に出願された出願番号第13/731,730号を有する米国出願の利益を主張し、これらの内容の全体が参照によって本明細書に組み込まれる。

【背景技術】

【0003】

大規模な公開イベントは、テレビおよびインターネットなどの様々な媒体を使用して放送されることが多い。視聴者がイベントで何が起きているかを見ることができるようにする、リアルタイムの機構を提供することが望ましいことが多い。イベントへのコメントおよび写真の提供をあまりにも多くの参加者に許可すると、負担となることがあり、望まれないコメント(たとえば、スパムなど)をもたらし得る。

【発明の概要】

【課題を解決するための手段】

【0004】

第1の実装形態では、コンピュータにより実施される方法は、1つまたは複数のコンピューティングデバイスを使用して、特定のイベントに対応するイベントページを生成するステップを含み、このイベントページはソーシャルネットワークと関連付けられる。方法はまた、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、イベントページへのアクセスを許可するステップと、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合を決定するステップとを含み得る。方法はさらに、イベントページを編集するための許可をソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合に与えるステップと、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合からイベントページに対するリアルタイムの更新を受け取るステップとを含み得る。方法はまた、部分集合ではないソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーがイベントページを編集するのを制限するステップを含んでよく、編集は、イベントページへの写真の追加、ビデオの追加、およびコメントの追加のうちの少なくとも1つを含む。

【0005】

別の実装形態では、コンピュータにより実施される方法は、1つまたは複数のコンピューティングデバイスを使用して、特定のイベントに対応するイベントページを生成するステップであって、イベントページがソーシャルネットワークと関連付けられる、ステップと、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーにイベントページへのアクセスを許可するステップとを含み得る。方法はさらに、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合を決定するステップと、イベントページを編集するための許可をソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合に与えるステップとを含み得る。方法はまた、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合から、イベントページに対するリアルタイムの更新を受け取るステップを含み得る。

【0006】

以下の特徴のうちの1つまたは複数が含まれ得る。いくつかの実施形態では、与えるステップは、イベントページに写真を追加するための許可を部分集合に与えるステップを含み得る。いくつかの実施形態では、与えるステップは、イベントページにコメントを追加するための許可を部分集合に与えるステップを含み得る。いくつかの実施形態では、与えるステップは、イベントページにビデオを追加するための許可を部分集合に与えるステップを含み得る。方法はさらに、部分集合ではないソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーがイベントページを編集するのを制限するステップを含み得る。方法はまた、イベントページの少なくとも1つの局面にソーシャルアノテーションを行うことを、1人または複数のメンバーの少なくとも1人に許可するステップを含み得る。方法はまた、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、イベントが現在行われていることの指示を提供するステップを含み得る。方法はさらに、イベントをカレンダーに追加するためのオプションを、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに与えるステップを含み得る。

【0007】

別の実装形態では、コンピューティングシステムは、1つまたは複数のコンピューティングデバイスを使用して、特定のイベントに対応するイベントページを生成するステップであって、イベントページがソーシャルネットワークと関連付けられる、ステップと、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、イベントページへのアクセスを許可するステップとを含む動作を実行するように構成される、プロセッサおよびメモリを含む。動作はさらに、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合を決定するステップと、イベントページを編集するための許可をソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合に与えるステップとを含み得る。動作はまた、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合からイベントページに対するリアルタイムの更新を受け取るステップを含み得る。

【0008】

以下の特徴のうちの1つまたは複数が含まれ得る。いくつかの実施形態では、与えるステップは、イベントページに写真を追加するための許可を部分集合に与えるステップを含み得る。いくつかの実施形態では、与えるステップは、イベントページにコメントを追加するための許可を部分集合に与えるステップを含み得る。いくつかの実施形態では、与えるステップは、イベントページにビデオを追加するための許可を部分集合に与えるステップを含み得る。動作はさらに、部分集合ではないソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーがイベントページを編集するのを制限するステップを含み得る。動作はまた、イベントページの少なくとも1つの局面にソーシャルアノテーションを行うことを、1人または複数のメンバーの少なくとも1人に許可するステップを含み得る。動作はまた、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、イベントが現在行われていることの指示を提供するステップを含み得る。動作はさらに、イベントをカレンダーに追加するためのオプションを、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに与えるステップを含み得る。

【0009】

別の実装形態では、プロセッサによって実行されると1つまたは複数の動作をもたらす命令を記憶した、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を、コンピュータプログラム製品が含む。動作は、1つまたは複数のコンピューティングデバイスを使用して、特定のイベントに対応するイベントページを生成するステップであって、イベントページがソーシャルネットワークと関連付けられる、ステップと、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、イベントページへのアクセスを許可するステップとを含み得る。動作はまた、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合を決定するステップと、イベントページを編集するための許可をソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合に与えるステップとを含み得る。動作はさらに、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合からイベントページに対するリアルタイムの更新を受け取るステップを含み得る

【0010】

いくつかの実施形態では、与えるステップは、イベントページに写真を追加するための許可を部分集合に与えるステップを含み得る。与えるステップはまた、イベントページにコメントを追加するための許可を部分集合に与えるステップを含み得る。

【0011】

1つまたは複数の実装形態の詳細が、添付の図面および以下の説明に記載される。他の特徴および利点が、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。

【図面の簡単な説明】

【0012】

【図1】本開示のある実施形態による、ホスティング処理を実行するコンピューティングデバイスを含む、分散型コンピューティングネットワークの線図である。

【図2】本開示のホスティング処理と一致する動作のフローチャートである。

【図3】図1のホスティング処理にふさわしいインターフェースの線図である。

【図4】図1のホスティング処理にふさわしいインターフェースの線図である。

【図5】図1のホスティング処理にふさわしいインターフェースの線図である。

【図6】図1のホスティング処理にふさわしいインターフェースの線図である。

【図7】図1のホスティング処理にふさわしいインターフェースの線図である。

【図8】本明細書で説明されるホスティング処理に従って使用され得る、コンピューティングシステムの線図である。

【発明を実施するための形態】

【0013】

様々な図面における同様の参照記号は同様の要素を示す。

【0014】

図1を参照すると、ホスティング処理10が示されている。以下の議論では、ホスティング処理10が様々な方法で実施され得ることが理解されることが意図される。たとえば、ホスティング処理10は、サーバ側処理、クライアント側処理、またはサーバ側/クライアント側処理として実施され得る。本開示の実施形態は、大規模なイベントの公開利用を可能にしつつ、参加を制限して悪用を防止することができる。たとえば、招待リスト上にない公開の視聴者は、制限されたアクセス権を有し得る。

【0015】

たとえば、ホスティング処理10は、ホスティング処理10sを介した純粋なサーバ側処理として実施され得る。あるいは、ホスティング処理10は、クライアント側アプリケーション10c1、クライアント側アプリケーション10c2、クライアント側アプリケーション10c3、およびクライアント側アプリケーション10c4のうちの1つまたは複数を介した純粋なクライアント側処理として実施され得る。あるいはまた、ホスティング処理10は、クライアント側アプリケーション10c1、クライアント側アプリケーション10c2、クライアント側アプリケーション10c3、およびクライアント側アプリケーション10c4のうちの1つまたは複数と組み合わされたホスティング処理10sを介した、サーバ側/クライアント側処理として実施され得る。

【0016】

したがって、本開示で使用されるようなホスティング処理10は、ホスティング処理10s、クライアント側アプリケーション10c1、クライアント側アプリケーション10c2、クライアント側アプリケーション10c3、およびクライアント側アプリケーション10c4の任意の組合せを含み得る。

【0017】

図2も参照すると、また以下でより詳細に論じられるように、ホスティング処理10は、1つまたは複数のコンピューティングデバイスを使用して、特定のイベントに対応するイベントページを生成するステップ(102)を含んでよく、このイベントページはソーシャルネットワークと関連付けられる。ホスティング処理10はさらに、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、イベントページへのアクセスを許可する(104)ステップと、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合を決定する(106)ステップとを含み得る。ホスティング処理10はまた、イベントページを編集するための許可をソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合に与える(108)ステップと、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合からイベントページに対するリアルタイムの更新を受け取る(110)ステップとを含み得る。

【0018】

ホスティング処理10sは、サーバアプリケーションであってよく、コンピューティングデバイス12上に存在してよく、コンピューティングデバイス12によって実行されてよく、コンピューティングデバイス12はネットワーク14(たとえば、インターネットまたはローカルエリアネットワーク)に接続され得る。コンピューティングデバイス12の例は、限定はされないが、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、一連のサーバコンピュータ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、または専用ネットワークデバイスを含み得る。

【0019】

コンピューティングデバイス12に結合される記憶デバイス16に記憶され得る、ホスティング処理10sの命令セットおよびサブルーチンは、コンピューティングデバイス12内に含まれる1つまたは複数のプロセッサ(図示されず)および1つまたは複数のメモリアーキテクチャ(図示されず)によって実行され得る。記憶デバイス16の例は、限定はされないが、ハードディスクドライブ、テープドライブ、光学ドライブ、RAIDデバイス、NASデバイス、ストレージエリアネットワーク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、およびすべての形態のフラッシュメモリ記憶デバイスを含み得る。

【0020】

ネットワーク14は、1つまたは複数の二次的ネットワーク(たとえば、ネットワーク18)に接続されてよく、二次的ネットワークの例は、限定はされないが、たとえば、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、またはイントラネットを含み得る。

【0021】

クライアント側アプリケーション10c1、10c2、10c3、10c4の例は、限定はされないが、ウェブブラウザ、ゲームコンソールのユーザインターフェース、テレビのユーザインターフェース、または特別なアプリケーション(たとえば、モバイルプラットフォーム上で実行されるアプリケーション)を含み得る。クライアント電子デバイス28、30、32、34に(それぞれ)結合される記憶デバイス20、22、24、26に(それぞれ)記憶され得る、クライアント側アプリケーション10c1、10c2、10c3、10c4の命令セットおよびサブルーチンは、クライアント電子デバイス28、30、32、34に(それぞれ)組み込まれた、1つまたは複数のプロセッサ(図示されず)および1つまたは複数のメモリアーキテクチャ(図示されず)によって実行され得る。記憶デバイス20、22、24、26の例は、限定はされないが、ハードディスクドライブ、テープドライブ、光学ドライブ、RAIDデバイス、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、およびすべての形態のフラッシュメモリ記憶デバイスを含み得る。

【0022】

クライアント電子デバイス28、30、32、34の例は、限定はされないが、デスクトップコンピュータ28、ラップトップコンピュータ30、データ対応携帯電話32、ノートブックコンピュータ34、サーバコンピュータ(図示されず)、個人用ゲームデバイス(図示されず)、データ対応テレビコンソール(図示されず)、個人向け音楽プレイヤー(図示されず)、および専用ネットワークデバイス(図示されず)を含み得る。クライアント電子デバイス28、30、32、34は各々オペレーティングシステムを実行してよく、オペレーティングシステムの例は、限定はされないが、Microsoft Windows（登録商標）、Android（登録商標）、WebOS、iOS（登録商標）、Redhad Linux（登録商標）、またはカスタムオペレーティングシステムを含み得る。

【0023】

ユーザ36、38、40、42は、ネットワーク14または二次的ネットワーク18を通じて直接、ホスティング処理10にアクセスすることができる。さらに、ホスティング処理10は、リンク線44を介して二次的ネットワーク18を通じてアクセスされ得る。

【0024】

様々なクライアント電子デバイス(たとえば、クライアント電子デバイス28、30、32、34)は、ネットワーク14(またはネットワーク18)に直接または間接的に結合され得る。たとえば、デスクトップコンピュータ28は、有線のネットワーク接続を介してネットワーク14に直接結合されるように示されている。ラップトップコンピュータ30は、ラップトップコンピュータ30(それぞれの)と、ネットワーク14に直接結合されるように示されているワイヤレスアクセスポイント(すなわち、WAP)48との間で確立されている、ワイヤレス通信チャネル46を介して、ネットワーク14にワイヤレスに結合されるように示されている。WAP 48は、たとえば、IEEE 802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、Wi-Fi、および/または、ラップトップコンピュータ30とWAP 48との間でワイヤレス通信チャネル46を確立することが可能なBluetooth（登録商標）デバイスであってよい。さらに、データ対応携帯電話32は、データ対応携帯電話32と、ネットワーク14に直接結合されるように示されているセルラーネットワーク/ブリッジ52との間で確立されている、ワイヤレス通信チャネル50を介して、ネットワーク14にワイヤレスに結合されるように示されている。加えて、ノートブックコンピュータ34は、有線のネットワーク接続を介してネットワーク18に直接結合されるように示されている。

【0025】

ホスティング処理10は、ソーシャルネットワーク54と対話するように構成され得る。ソーシャルネットワーク54の例は、限定はされないが、Google+（登録商標）、Facebook（登録商標）などを含み得る。したがって、ホスティング処理10は、ソーシャルネットワーク54の一部となるように/ソーシャルネットワーク54内に含まれるように構成され得る。あるいは、ホスティング処理10は、ソーシャルネットワーク54と(たとえばAPIを介して)対話する、スタンドアロンの処理となるように構成され得る。ソーシャルネットワーク54は、ユーザ(たとえば、ユーザ36、38、40、42)がソーシャルネットワーク54を介して1つまたは複数のロボット(たとえば、ロボット56)と通信すること、および/またはロボットを制御することを可能にするように構成され得る。

【0026】

上で論じられたように、および図2〜図4も参照すると、本開示の実施形態と一致するホスティング処理10は、「オンエアイベント」を作成する能力を可能にし得る。たとえば、いくつかの実施形態では、ホスティング処理10は、1つまたは複数のソーシャルネットワーキングウェブサイトと関連付けられ得る。以下でさらに詳細に論じられるように、これらの「オンエアイベント」は、公衆が視聴可能であるが招待者のみが写真およびコメントを追加できるような、特別なタイプのイベントを指し得る。

【0027】

ここで図3を参照すると、ホスティング処理10は、1つまたは複数のコンピューティングデバイスを使用して、特定のイベントに対応するイベントページ300を生成するステップを含み得る。いくつかの実施形態では、イベントページはソーシャルネットワーク(たとえば、Google+など)と関連付けられ得る。イベントページは、図1に示されるサーバコンピューティングデバイス12のような、任意の適切なコンピューティングデバイスによってホストされ得る。イベントページ300は、イベントの説明302、この特定の例では、日本料理店での夕食を含み得る。イベントの説明302は、任意の適切なタイプの情報を含んでよく、それらの情報の一部は、限定はされないが、イベントの名前、イベントの日付、イベントの時刻、招待者のリスト、イベントの場所、イベントと関連付けられる写真、イベントのオプションなどを含み得る。イベントオプションウィンドウ304に示されるように、ホスティング処理10は、「オンエアイベント」を作成するオプションをユーザに与えることができ、「オンエアイベント」は、ソーシャルネットワークと関連付けられる任意のメンバーにより視聴され得る。したがって、ホスティング処理10は、ソーシャルネットワークネットワークの1人または複数のメンバーに、イベントページ300へのアクセスを許可するように構成され得る。

【0028】

いくつかの実施形態では、ホスティング処理10は、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合を決定するように構成され得る。部分集合は、イベントページ300と関連付けられる招待者に対応し得る。このようにして、招待者は、ソーシャルネットワークと関連付けられるその他の人が持っていない、イベントページ300に関する追加の許可を与えられ得る。たとえば、いくつかの許可は、限定はされないが、イベントページを編集できること、イベントページに写真を追加できること、イベントページにコメントを追加できること、イベントページにビデオを追加できることなどを含み得る。

【0029】

したがって、本開示の実施形態は、大規模なイベントの公開利用を可能にしつつ、参加を制限して悪用を防止することができる。いくつかの実施形態では、「オンエアイベント」は、イベントの招待者が正規のイベント投稿(以後正規の投稿)と対話し続けることを許可し得る。追加の「ブロードキャスト」公開イベント投稿(以後ブロードキャスト投稿)が、ブロードキャストイベントが作成されるときに作成されてよく、コメントは無効にされる。いくつかの実施形態では、招待者は、限定はされないが、RSVP、コメント、写真の追加、さらなる招待などを含む、イベントのACLが招待者に許可する任意のことを行うことができる。

【0030】

加えて、および/または代替的に、ソーシャルネットワークの任意のメンバーが、自分のカレンダーにイベントを追加することを許可され得る。加えて、および/または代替的に、ホスティング処理10は、視聴者のために「カレンダーに追加」ボタンを表示し得る。これにより、イベントは任意のカレンダーイベントとして扱われ、通常のカレンダーリマインダー(たとえば、Google Calendar)が送信される。本明細書で説明されるホスティング処理は、1つまたは複数のソーシャルネットワーキングアプリケーションとともに使用され得る。

【0031】

さらに、図4〜図7に示されるように、ソーシャルネットワークの任意のメンバーが、イベントページの少なくとも1つの局面にソーシャルアノテーションを行うことを許可され得る。ホスティング処理10はさらに、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーに、イベントが現在行われていること、またはまもなく行われることの指示を与えるように構成され得る。

【0032】

いくつかの実施形態では、図4〜図7に示されるように、ホスティング処理10は、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバーの部分集合(たとえば、招待者)から、イベントページ300に対するリアルタイムの更新を受け取るように構成され得る。この例では、図4〜図7に示されるように、イベントページ400は屋外のバーベキューに対応する。したがって、特定のイベントへの招待者は、イベントに対応する多数の写真および関連するコメントを投稿している。

【0033】

加えて、および/または代替的に、ホスティング処理10は、ソーシャルネットワークの1人または複数のメンバー(たとえば、非招待者など)がイベントページを編集するのを制限するように構成され得る。たとえば、招待者リスト上にない公衆の視聴者は、制限されたアクセス権を有し得る。したがって、いくつかの実施形態では、公衆の視聴者は、イベントの詳細を見ること、イベントの客のリストを見ること、コメント(たとえば、ブロードキャスト投稿からのものではない、正規のコメント)を見ること、イベントの写真にソーシャルアノテーション(たとえば、+1)を提供すること、イベントを共有する(たとえば、ブロードキャスト投稿を再共有する)こと、ブロードキャスト投稿を共有する「イベントを共有する」ボタンを見せること、フィルタ(たとえば、提供者、顔、人気度などによるフィルタ)を使用すること、システム投稿を見ること(たとえば、システム投稿が自分のストリームにプッシュされた場合、たとえば「ZachがEventNameに3個の写真を追加しました」)を許可されてよく、これらの投稿は公開であり得る。

【0034】

加えて、および/または代替的に、いくつかの実施形態では、ホスティング処理10は、ある動作を防ぐように構成され得る。これらのいくつかは、限定はされないが、1人または複数のユーザがRSVPを行うのを防ぐこと、1人または複数のユーザが写真を追加するのを防ぐこと、1人または複数のユーザがイベントページにコメントを追加するのを防ぐこと、1人または複数のユーザがイベントの写真にコメントするのを防ぐこと、1人または複数のユーザが他の参加者を招待するのを防ぐことなどを含み得る。

【0035】

本明細書で開示されるホスティング処理10の実施形態は、「オンエア」モードの1つまたは複数の指示を提供するように構成され得る。図4〜図7を再び参照すると、「オンエア」指示のいくつかの例は、限定はされないが、イベントの詳細のページ上の、「公開/非公開イベント」ではなく、「オンエアイベント」(たとえば、これをクリックすると説明の情報バブル(info bubble)が現れ得る:「公衆はこのイベントを見ることだけが可能です。誰でもイベントを見て、イベントの写真に+1を加えることができます。招待されたゲストだけが返答、コメント、および写真の追加を行うことができます。」)を含み得る。ユーザは、確認の受け入れの選択肢、たとえば、図4〜図7に示される「OK、わかりました」を与えられ得る。指示のいくつかの例はまた、特定の視聴者が行うことを許可されていない動作に対応する任意のボタン/テキストフィールドをユーザが見るのを防ぐことを含み得る。また、ホスティング処理10は、適宜、「公衆はこのイベントを見ることだけが可能です。誰でもイベントを見て、写真にソーシャルアノテーションを行うことができます。招待されたゲストだけが返答、コメント、および写真の追加を行うことができます。」という、簡単なメッセージを表示するように構成され得る。どのユーザがイベントに寄与できるか、およびどのユーザが現在イベントを見ているかというリストが、利用可能であり得る。

【0036】

本明細書で開示されるホスティング処理10の実施形態は、この設定の有効化および/または無効化を可能にするように構成され得る。たとえば、ホスティング処理10は、イベントオプションメニューにおける設定(たとえば、イベント作成の間の)を含み得る。

【0037】

本明細書で開示されるホスティング処理10の実施形態は、図1を参照して上で示されたもののような、モバイルデバイスとの使用のために構成され得る。したがって、ホスティング処理10は、上で論じられたような同様の方式で動作することができる。

【0038】

図8も参照すると、コンピューティングシステム12の線図が示されている。コンピューティングシステム12がこの図で示されるが、これは例示のためのみのものであり、他の構成が可能であるので、本開示の限定であることは意図されない。たとえば、画像比較処理10を全体または一部実行することが可能な任意のコンピューティングデバイスが、図8の中のコンピューティングデバイス12の代わりにされてよく、その例は、限定はされないが、クライアント電子デバイス28、30、32、34を含み得る。

【0039】

コンピューティングシステム12は、たとえば画像比較処理10のためにデータを処理しかつ命令/コードを実行するように構成される、マイクロプロセッサ650を含み得る。マイクロプロセッサ650は、記憶デバイス16に結合され得る。上で論じられたように、記憶デバイス16の例は、限定はされないが、ハードディスクドライブ、テープドライブ、光学ドライブ、RAIDデバイス、NASデバイス、ストレージエリアネットワーク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、およびすべての形態のフラッシュメモリ記憶デバイスを含み得る。IOコントローラ652は、キーボード656、マウス658、USBポート(図示されず)、プリンタポート(図示されず)などの様々なデバイスとマイクロプロセッサ650を結合するように構成され得る。ディスプレイアダプタ660は、ディスプレイ662(たとえば、CRTまたはLCDモニタ)をマイクロプロセッサ650と結合するように構成されてよく、ネットワークアダプタ664(たとえば、イーサネット（登録商標）アダプタ)は、マイクロプロセッサ650をネットワーク14(たとえば、インターネットまたはローカルエリアネットワーク)に結合するように構成されてよい。

【0040】

当業者により理解されるように、本開示は、方法(たとえば、コンピューティングデバイス12で全体または一部が実行される)、システム(たとえば、コンピューティングデバイス12)、またはコンピュータプログラム製品(たとえば、記憶デバイス16内に符号化される)として具現化され得る。したがって、本開示は、完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、または、すべてが本明細書では「回路」、「モジュール」、または「システム」と全般に呼ばれ得る、ソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形式をとり得る。さらに、本開示は、媒体中に具現化されたコンピュータ使用可能プログラムコードを有する、コンピュータ使用可能記憶媒体(たとえば、記憶デバイス16)上のコンピュータプログラム製品の形式をとり得る。

【0041】

任意の適切なコンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体(たとえば、記憶デバイス16)が利用され得る。コンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体は、たとえば限定はされないが、電子式、磁気式、光学式、電磁式、赤外線式、または半導体のシステム、装置、デバイス、または伝搬媒体であり得る。コンピュータ可読媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)は、1つまたは複数の配線を有する電気接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶デバイス、インターネットまたはイントラネットをサポートする送信媒体のような送信媒体、または磁気記憶デバイスを含み得る。コンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体はまた、プログラムが印刷される紙または別の適切な媒体であってよく、それは、プログラムが、たとえば紙または他の媒体の光学的なスキャンを介して電子的に記録され、次いでコンパイルされ、翻訳され、または別様に適切な方式で処理されて、必要であれば、次いでコンピュータメモリに記憶され得るからである。本文書の文脈では、コンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用される、またはそれらに関連するプログラムを、格納し、記憶し、通信し、伝搬し、または移送することができる、任意の媒体であり得る。コンピュータ使用可能媒体は、ベースバンドの中で、または搬送波の一部として、コンピュータ使用可能媒体により具現化されるコンピュータ使用可能プログラムコードを伴う、伝搬されるデータ信号を含み得る。コンピュータ使用可能プログラムコードは、限定はされないが、インターネット、有線、光ファイバケーブル、RFなどを含む、任意の適切な媒体を使用して送信され得る。

【0042】

本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java（登録商標）、Smalltalk、C++などのような、オブジェクト指向プログラミングで書かれ得る。しかしながら、本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語などの、従来の手続き型プログラミング言語でも書かれ得る。プログラムコードは、全体がユーザのコンピュータ上で、一部がユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして、一部がユーザのコンピュータ上、一部がリモートコンピュータ上で、または全体がリモートコンピュータもしくはサーバ上で実行され得る。後者の状況では、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク/ワイドエリアネットワーク/インターネット(たとえば、ネットワーク14)を通じてユーザのコンピュータに接続され得る。

【0043】

本開示は、本開示の実施形態による、方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品の、フローチャートの図および/またはブロック図を参照して説明される。フローチャートの図および/またはブロック図の各ブロック、およびフローチャートの図および/またはブロック図におけるブロックの組合せは、コンピュータプログラム製品によって実装され得る。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ/専用コンピュータ/他のプログラム可能データ処理装置(たとえば、コンピューティングデバイス12)のプロセッサ(たとえば、プロセッサ350)に提供され得るので、コンピュータのプロセッサ(たとえば、プロセッサ200)または他のプログラム可能データ処理装置を介して実行される命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて規定される機能/動作を実施するための手段を作成する。

【0044】

コンピュータ(たとえば、コンピューティングデバイス12)または他のプログラム可能データ処理装置にある特定の方式で機能するように指示し得る、これらのコンピュータプログラム命令も、コンピュータ可読メモリ(たとえば、記憶デバイス16)に記憶され得るので、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロック図において規定される機能/動作を実施する命令手段を含む、製造物品を生成する。

【0045】

フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて規定される機能/動作を実施するためのステップを、コンピュータまたは他のプログラム可能装置上で実行される命令が提供するように、コンピュータで実施される処理を生成するために、一連の動作ステップがコンピュータまたは他のプログラム可能装置上で実行されるようにするための、コンピュータプログラム命令も、コンピュータ(たとえば、コンピューティングデバイス12)または他のプログラム可能データ処理装置にロードされ得る。

【0046】

図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施形態による、システム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装形態の、アーキテクチャ、機能、および動作を例示し得る。この点において、フローチャートまたはブロック図の中の各ブロックは、規定された論理機能を実装するための1つまたは複数の実行可能命令を含む、モジュール、セグメント、またはコードの一部を表し得る。いくつかの代替的な実装形態では、ブロック中に記載された機能は、図面の記載された順序以外で実行され得ることにも留意されたい。たとえば、連続して図示される2つのブロックは、実際には、実質的に同時に実行されてよく、またはブロックは、場合によっては、関与する機能に応じて、逆の順序で実行され得る。ブロック図および/またはフローチャートの図の各ブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャートの図の中のブロックの組合せは、規定された機能もしくは動作、または専用ハードウェアとコンピュータ命令の組合せを実行する、専用のハードウェアベースのシステムによって実装され得ることにも留意されたい。

【0047】

本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明することを目的としており、本開示を限定することは意図されない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」、および「the」は、別段文脈が明確に示さない限り、複数形も含むことが意図される。本明細書で使用される場合、「含む」および/または「含んでいる」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/またはコンポーネントの存在を規定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネント、および/またはこれらのグループの存在または追加を排除しないことがさらに理解されるだろう。

【0048】

対応する構造、材料、動作、および、以下の特許請求の範囲におけるすべてのmeans plus functionまたはstep plus functionの要素の等価物は、具体的に特許請求されるような他の特許請求される要素と組み合わせてその機能を実行するための、任意の構造、材料、または動作を含むことが意図される。本開示の説明は、例示および説明のために提示されているが、網羅的であること、または開示された形式の開示に限定されることは意図されていない。本開示の範囲および趣旨から逸脱することなく、多くの修正および変更が当業者には明らかであろう。実施形態は、本開示の原理および実際の適用形態を最良に説明するために、および、他の当業者が、企図される特定の使用法に適するような様々な修正を伴う様々な実施形態の開示を理解できるようにするために、選択され説明された。

【0049】

本出願の開示を詳細に、およびその実施形態を参照してこのように説明してきたので、添付の特許請求の範囲で定義される本開示の範囲から逸脱することなく、修正および変更が可能であることが明らかである。

【符号の説明】

【0050】

10c1 クライアント側アプリケーション
10c2 クライアント側アプリケーション
10c3 クライアント側アプリケーション
10c4 クライアント側アプリケーション
10s ホスティング処理
12 コンピューティングデバイス
14 ネットワーク
16 記憶デバイス
18 ネットワーク
20 記憶デバイス
22 記憶デバイス
24 記憶デバイス
26 記憶デバイス
28 クライアント電子デバイス
30 クライアント電子デバイス
32 クライアント電子デバイス
34 クライアント電子デバイス
36 ユーザ
38 ユーザ
40 ユーザ
42 ユーザ
44 リンク線
46 ワイヤレス通信チャネル
48 WAP
50 ワイヤレス通信チャネル
52 セルラー/ネットワークブリッジ
54 ソーシャルネットワーク
650 マイクロプロセッサ
652 IOコントローラ
656 キーボード
658 マウス
660 ディスプレイアダプタ
662 ディスプレイ
664 ネットワークコントローラ

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】