特許第6046825号(P6046825)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6046825
(24)【登録日】2016年11月25日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】携帯電話用防水ケース
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/11 20060101AFI20161212BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20161212BHJP
   A45C 11/00 20060101ALI20161212BHJP
【FI】
   H04M1/11 Z
   H04M1/02 C
   A45C11/00 Z
   A45C11/00 E
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-540620(P2015-540620)
(86)(22)【出願日】2014年2月19日
(65)【公表番号】特表2015-535158(P2015-535158A)
(43)【公表日】2015年12月7日
(86)【国際出願番号】KR2014001346
(87)【国際公開番号】WO2015037799
(87)【国際公開日】20150319
【審査請求日】2015年4月30日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0112001
(32)【優先日】2013年9月16日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515117811
【氏名又は名称】クォン テヨン
【氏名又は名称原語表記】GWON,Tae Young
(73)【特許権者】
【識別番号】515117822
【氏名又は名称】クォン テウォン
【氏名又は名称原語表記】GWON,Tae Won
(74)【代理人】
【識別番号】110000981
【氏名又は名称】アイ・ピー・ディー国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】クォン テヨン
(72)【発明者】
【氏名】クォン テウォン
【審査官】 中村 信也
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3063420(JP,U)
【文献】 特開2001−240077(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3062309(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/02−1/23
A45C 1/00−15/08
A45F 3/00−3/12
B65D 30/00−33/38
B65D 57/00−59/08
B65D 81/00−81/17
B65D 85/30−85/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下側と左右両側の周縁密封され、上側に開封部が設けられた防水ケース1と、
前記防水ケース1の前記上側を前記防水ケース1の両面側から挟み込む密閉部2と、
前記密閉部2を覆うカバー部10と、
を備え、
前記密閉部2は、
細長い帯状の形状を有し、且つ、前記密閉部2の幅方向における中央に前記密閉部2の長さ方向に沿って形成された折り部3と、
前記折り部3において前記密閉部2を折りたたんだ際に外側に位置する外表面と、内側に位置する内表面と、
前記外表面に、前記折り部3を挟むように前記外表面に形成された複数の凸部4からなる2つの凸部列と、
前記内表面に、前記凸部列の一方に前記密閉部を挟んで対向するように形成された突起5と、
前記内表面に、前記凸部列の他方に前記密閉部を挟んで対向するように形成された凹溝6と、
を有し、
前記カバー部10は、
前記折り部3において前記密閉部2を折りたたんだ状態での前記密閉部2の前記外表面を覆い、
前記密閉部2を挟む2つのユニット(unit)(10a、10b)を有し
前記各ユニットは、
他方の前記ユニットと対向する内側面と、前記内側面と対向する外側面とを有し、
一方の前記ユニットの前記内側面の上側には、ガイド凸部11が設けられ、
他方の前記ユニットの前記内側面の上側には、前記ガイド凸部11と係合するガイド凹溝12が設けられ、
前記各ユニットの前記内側面の下側には、折りたたまれた状態の前記密閉部2の形状に対応する形状を持つ圧着溝13が設けられ、
前記ガイド凸部11と前記ガイド凹溝12の下側にスプリング14装着され
前記カバー部10の両側の上部には開口部15が形成されているヒンジ部16が設けられ
前記ヒンジ部16の外側には、傾斜するように形成されている挿入溝17が設けられ
前記ヒンジ部16に圧着部20挿入固定されており
前記圧着部20側面にヒンジ21が形成されており、前記ヒンジ21の外側には突起部22が形成され、
前記圧着部20の下側の内部に突顎23が設けられ前記突顎23と対応するように前記カバー部10の下側に凹溝24が設けられ
前記圧着部20の側面に取っ手部25が設けられている
ことを特徴とする、携帯電話用防水ケース。
【請求項2】
前記密閉部2の上、下側に形成されている凸部30を各々分離して前記折り部3を削除して前記防水ケース1の反物が折り部31の役割を果たすようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話用防水ケース。
【請求項3】
前記密閉部2の上部の両側に前記凸部40を各々分離して装着して、前記密閉部2を畳む機能を取り除いて前記凸部40を互いに結合した後に前記カバー部10を利用して前記密閉部2を挿入固定されるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話用防水ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話のような貴重品を水から保護できるように発明した携帯電話用防水ケースに関し、特に水泳をしたり雨が降る時に貴重品を前記携帯電話用防水ケースに保管すれば、水から保護できるように発明したもので、特に作動方法が簡単で防水効果を高めることができるように発明したものである。
【背景技術】
【0002】
従来にはファスナーを利用して密閉をした後に巻いて防水処理する構造があったが、使用中に前記巻いて密閉する部分がしっかり固定できず緩む問題点があって、長時間使用時に水が内部に流入する問題点が発生した。
【0003】
また、本出願人が開発した韓国特許登録出願番号10-2013-0027900号は、構造は簡単であるが長時間使用時に上側にある圧着部の圧力が弱くなって、防水効果が落ちる問題点があった。
【0004】
このような場合に内部にある携帯電話のような貴重品が水によって損傷する問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国特許登録出願番号10-2013-0027900号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は前記のような問題点を解決するためのものであって、携帯電話のような貴重品を水から保護できるように携帯電話用防水ケースを発明したもので、特に作動方法が簡単で防水効果を増大して水中のプールでも携帯電話を安全に保護できる携帯電話用防水ケースを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記のような目的を達成するために、本発明は携帯電話用防水ケースの上側に硬質の合成樹脂で製作された密閉部を折り畳んで1次防水を行い、前記密閉部の外側面を取り囲んで固定されるカバー部を装着して2次防水を行う。
【0008】
前記カバー部は、両側に圧着部を形成して、前記密閉部を圧迫して水が内部に全く染み込まないようにするため、防水効果を最大化させるように発明したものである。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明は、携帯電話のような貴重品を水から保護できるように携帯電話用防水ケースを発明し、プールでも携帯電話のような高価な製品を保護することができる。
【0010】
携帯電話用防水ケースの上側に位置するカバー部に圧着部を形成して、前記圧着部によって防水ケースの上側をさらに圧迫して防水効果を高めるため、外部の水が防水ケースの内部に全く流入しない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の密閉部の斜視図である。
図2】本発明の密閉部を畳んだ時の縦断面図である。
図3】本発明の密閉部がカバー部に固定される時の縦断面図である。
図4】本発明のカバー部の縦断面図である。
図5】本発明の全体斜視図である。
図6】本発明の圧着部を上側に回動する時の使用状態図である。
図7】本発明の圧着部の突顎部を示した一部縦断面図である。
図8】本発明のカバー部と圧着部の全体構成図である。
図9】本発明のヒンジ部を示した一部切開図である。
図10】本発明の圧着部がカバー部を圧迫する状態を示した一実施形態である。
図11】本発明の圧着部がカバー部を解除する状態を示した一実施形態である。
図12】本発明の密閉部の他の実施形態の装着状態図である。
図13】本発明の密閉部の他の実施形態の分離斜視図である。
図14】本発明の密閉部のさらに他の実施形態の縦断面図である。
図15】本発明の密閉部のさらに他の実施形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について添付例示図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
下側と両側の周縁を密封して、上側に開封部を形成した防水ケース1において、防水ケース1の上側面に密閉部2を形成し、密閉部2は、横中心部を薄く形成して、密閉部2が折り畳まれるように折り部3を形成し、前記折り部3の上、下側に多数の凸部4を形成し、前記密閉部2の中心部の内側に突起5と凹溝6を形成して、密閉部2を折り畳む時に前記突起5と凹溝6によって密着効果を高めるようにする。
【0014】
前記密閉部2の外側面を取り囲んで固定されるようにカバー部10を形成し前記カバー部10は、2つのユニット(unit)(10a、10b)で形成されて、前記ユニット(unit)(10a、10b)の上側の内部にはガイド凸部11とガイド凹溝12を各々形成して、2つのユニット(unit)(10a、10b)が結合する時に結合し易くする。
【0015】
折り畳まれている密閉部2の形状に合うようにカバー部10の内側には圧着溝13を形成して前記密閉部2が側面で圧着溝13に挟まれるようにする。前記ガイド凸部11とガイド凹溝12の下側には、スプリング14を装着して前記2つのユニット(unit)(10a、10b)が互いに分離して圧着溝13をより広く形成するようにして、密閉部2が挿入される時に挿入し易くする。
【0016】
前記カバー部10の両側の上部には、開口部15が形成されているヒンジ部16を形成し、ヒンジ部16の外側には傾斜するように形成されている挿入溝17を形成する。
【0017】
前記ヒンジ部16に圧着部20を挿入固定して、前記圧着部20は、側面にヒンジ21が形成されていて、前記ヒンジ21の外側には前記挿入溝17に結合されるように直角に突起部22を形成する。
【0018】
圧着部20が水平を維持する時には、前記突起部22がヒンジ部16の外側を圧迫して前記2つのユニット(unit)(10a、10b)が圧着されるようにして密閉部2の密封状態を強化する。
【0019】
圧着部20をヒンジ部16を中心に上側に回動すると、突起部22が回転しながら前記挿入溝17に位置し、前記スプリングの力で2つのユニット(unit)(10a、10b)は、外側に広がるようになる。
【0020】
この時、密閉部2がカバー部10から抜け出しながら容易に分離される。
【0021】
前記圧着部20の下側の内部に突顎23が形成されて、これと対応するカバー部10の下側に凹溝24を形成して、前記圧着部20が下側に移動する時に突顎23が凹溝24に挿入固定されるため、圧着部20が上側に簡単に移動しない。
【0022】
圧着部20の側面に取っ手部25を形成して、前記圧着部20を回動する時に指で取っ手部25を取って上側に回動させるようにする。
【0023】
図12図13は、密閉部の他の実施形態であり、密閉部2の上、下側に形成されている凸部30を各々分離して、前記折り部3を削除して、防水ケース1の反物が折り部31の役割を果たすことができるようにする。
【0024】
前記防水ケース1の反物は、軟質の材質で形成されているので、折りたたみ易い長所がある。
【0025】
図14図15は、密閉部2のさらに他の実施形態であり、密閉部2の上部の両側に前記凸部40を各々分離して装着したもので、このような構造は、密閉部2を折り畳む機能を取り除いて前記凸部40を互いに結合した後にカバー部10を利用して前記密閉部2を挿入固定されるようにする。
【0026】
前記のように構成された本発明の作用を説明すると下記の通りである。
【0027】
カバー部10の両側にある圧着部20を上側に移動すると、前記圧着部20の突起部22に挿入溝17が挿入しながら前記2つのユニット(10a、10b)に形成されている圧着溝13がスプリング14の力で広がるようになる。
【0028】
防水ケース1の内側に携帯電話を挿入した後、上側に形成されている密閉部2を畳んだ後に前記カバー部10の圧着溝13に側面に挿入して挟むようになる。
【0029】
この時、前記圧着部20を下側に移動すると、圧着部20の突起部22が挿入溝17から抜け出しながら前記2つのユニット(10a、10b)を圧迫して、これにより、圧着溝13に圧迫を受けながら密閉部2をより密着させて防水効果を高めるようにしたものである。
【0030】
防水ケース1をカバー部10から引き出す時には、圧着部20をヒンジ部16を中心に上側に回動すると、前記突顎23がカバー部10に形成されている凹溝24から抜け出しながら上側に移動する。
【0031】
前記圧着部20の突起部22にカバー部10の挿入溝17が位置して、前記カバー部10は、スプリング14の力で両側に広がって、これにより防水ケース1の密閉部2を容易に側面に分離できる。
【0032】
このように圧着部20の突起部22とカバー部10の挿入溝17の位置によって、前記カバー部10を圧迫して解除できる。
【0033】
図12図13で説明したように、密閉部2の上、下側に形成されている凸部30を各々分離して、防水ケース1の反物が折り部31の役割を果たせるようにしたもので、
【0034】
前記防水ケース1の反物は、軟質の材質で形成されているので、折りたたみ易い長所がある。
【0035】
図14図15で説明したように、密閉部2の上部の両側に前記凸部40を各々分離して装着したもので、このような構造は、密閉部2を畳む機能を取り除いて、前記凸部40を互いに結合した後にカバー部10を利用して前記密閉部2を挿入固定するので、作業し易くなる。
【符号の説明】
【0036】
2 密閉部
3 折り部
4 凸部
5 突起
6 凹溝
10 カバー部
13 圧着溝
14 スプリング
16 ヒンジ部
17 挿入溝
20 圧着部
21 ヒンジ
22 突起部
23 突顎
24 凹溝
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15