特許第6047068号(P6047068)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6047068
(24)【登録日】2016年11月25日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】染毛料用補助剤および染毛用キット
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/20 20060101AFI20161212BHJP
   A61K 8/41 20060101ALI20161212BHJP
   A61K 8/24 20060101ALI20161212BHJP
   A61Q 5/06 20060101ALI20161212BHJP
【FI】
   A61K8/20
   A61K8/41
   A61K8/24
   A61Q5/06
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-118486(P2013-118486)
(22)【出願日】2013年6月5日
(65)【公開番号】特開2014-234381(P2014-234381A)
(43)【公開日】2014年12月15日
【審査請求日】2015年12月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】592255176
【氏名又は名称】株式会社ミルボン
(74)【代理人】
【識別番号】100111187
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 秀忠
(74)【代理人】
【識別番号】100142882
【弁理士】
【氏名又は名称】合路 裕介
(72)【発明者】
【氏名】豊田 彬
【審査官】 團野 克也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−035493(JP,A)
【文献】 Londa, Germany,"Hair Colourant",Mintel GNPD,2011年 1月,ID#1458977,[検索日:2016年10月31日]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC A61K 8/00−8/99
A61Q 1/00−90/00
DB等 DWPI(Thomson Innovation)
CAplus/REGISTRY(STN)
Mintel GNPD
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール及びリン酸塩を配合したpH6.5以上8.0以下の染毛料を使用する際に用いられる染毛料用補助剤であって、
塩化マグネシウムが配合され、前記染毛料の前処理剤、後処理剤又は用時混合剤として用いられることを特徴とする染毛料用補助剤。
【請求項2】
ニガリにより前記塩化マグネシウムの配合が行われた請求項1に記載の染毛料用補助剤。
【請求項3】
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール及びリン酸塩を配合したpH6.5以上8.0以下の染毛料と、
塩化マグネシウムが配合され、前記染毛料の前処理剤、後処理剤又は用時混合剤として用いられる染毛料用補助剤と、
を備えることを特徴とする染毛用キット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールが配合された染毛料を使用する際に用いられる染毛料用補助剤、および当該補助剤を備える染毛用キットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
2001年の化粧品規制緩和以来、市販のヘアカラー剤へのHC染料など複数の染料の配合が許容されるようになっている。その染料の多くは、前述の規制緩和前から使用されていた酸化染料や酸性染料よりも小さい分子なので、毛髪に浸透しやすいといった特徴がある。その反面、分子が小さいがために、洗髪による毛髪の褪色が早いといった短所がある。
【0003】
特許文献1に記載されている染毛料に配合されている2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール(段落0065参照)も上述の規制緩和された染料であり、毛髪に浸透しやすいが、色落ちが早い短所がある。また、pHを6.0前後に低くすれば2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールによる染色性が良好になる一方で、その染料析出が生じやすくなり、この析出を抑えるためには、染毛料のpHを染色性には最適ではない6.5以上に設定することが求められる場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−35493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの析出抑制に適するpHに設定された染毛料の染色性を向上させる技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等が、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの析出抑制のためにpH6.5以上に設定した染毛料に関して、染色性を向上させるべく鋭意検討を行った結果、染毛料をpH8.0以下としたリン酸塩が配合されたものとし、染毛料を使用する際の補助剤として塩化マグネシウムが配合されたものを所定態様で用いれば、染色性が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。また、本発明によれば、褪色抑制に優れる知見も得られた。
【0007】
すなわち、本発明に係る染毛料用補助剤は、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール及びリン酸塩を配合したpH6.5以上8.0以下の染毛料を使用する際に用いられるものであって、塩化マグネシウムが配合され、前記染毛料の前処理剤、後処理剤又は用時混合剤として用いられることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る染毛用キットは、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール及びリン酸塩を配合したpH6.5以上8.0以下の染毛料と、塩化マグネシウムが配合され、前記染毛料の前処理剤、後処理剤又は用時混合剤として用いられる染毛料用補助剤と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの析出抑制に適した所定pHの染毛料にリン酸塩が配合されていると共に、塩化マグネシウムが配合された染毛料用補助剤を特定態様で使用するので、染色性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施例1a〜1c及び比較例1で処理した毛束の図面代用写真である。
図2】参考例1a〜1gで処理した毛束の図面代用写真である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態にかかる染毛用キットに基づき、本発明を以下に説明する。
本実施形態に係る染毛用キットは、染毛料と、染毛料用補助剤(以下、「補助剤」と称することがある。)を備える。
【0012】
(染毛料)
染毛料は、所定pHの2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール及びリン酸塩が水と配合されたものであり、更に、公知の染毛料に配合されている原料を任意原料として配合されていても良い(水の配合量は、例えば80質量%以上)。
【0013】
pH
本実施形態の染毛料のpHは、6.5以上8.0以下であり、7.0以上7.5以下が良い。pHを6.5以上にすることで、特に低温で生じやすい2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの析出が抑えられ、pHが8.0以下であると、良好な染色性に適する。なお、染毛料のpHを調整するには、リン酸、リン酸塩、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、アンモニア水、水酸化ナトリウムなどの公知の酸、塩、アルカリを用いると良い。
【0014】
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールは、染毛料における染料として配合される。本実施形態の染毛料における2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの配合量は、適宜設定されるべきものであるが、例えば0.01質量%以上0.5質量%以下である。
【0015】
リン酸塩
本実施形態の染毛料には、公知のリン酸塩から選ばれた一種又は二種以上が配合される。そのリン酸塩としては、例えば、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸アンモニウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸カリウムが挙げられる。本実施形態の染毛料におけるリン酸塩の配合量は、特に限定されないが、例えば0.5質量%以上2質量%以下である。
【0016】
任意原料
本実施形態の染毛料には、上記の通り、任意原料を配合しても良い。この任意原料としては、塩基性染料、HC染料、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、多価アルコール、高級アルコール、炭化水素、ロウ、エステル油、シリコーン、高分子化合物、香料などである。
【0017】
剤型
本実施形態の染毛料の使用時の剤型は、公知の染毛料と同じ剤型であると良く、液状、クリーム状、ゲル状、フォーム状などである。好適な剤型は、粘性が低い染毛料であると毛髪に浸透し易いから、液状又はフォーム状である。
【0018】
(補助剤)
本実施形態の補助剤は、塩化マグネシウムが水と配合されたものである。本実施形態の補助剤に配合する塩化マグネシウムは、ニガリとして配合するものであると良い。ニガリは、海水から塩化ナトリウムを除去した液であり、塩化マグネシウムを主成分とする溶液である。また、本実施形態の染毛料に配合する任意原料を、本実施形態の補助剤の任意原料として配合しても良い。
【0019】
pH
本実施形態の補助剤のpHは、例えば、5.0以上9.0以下である。また、そのpHが6.5以上8.5以下であっても良い。
【0020】
剤型
本実施形態の補助剤の使用時の剤型は、特に限定されず、液状、クリーム状、ゲル状、フォーム状などである。好適な剤型は、染毛料が毛髪に浸透させやすい、液状又はフォーム状である。
【0021】
(使用方法)
本実施形態の染毛料と補助剤を備える染毛用キットは、次の使用方法(1)〜(3)のいずれかにより使用される。好ましい使用方法は、使用方法(1)及び(3)であり、より好ましい使用方法は、使用方法(1)である。
【0022】
使用方法(1)
使用方法(1)は、補助剤を染毛料の前処理剤として使用する方法である。すなわち、染色対象である毛髪に補助剤を塗布した後に、染毛料を塗布する(補助剤を塗布してから染毛料を塗布する間に毛髪を水洗しても良いが、この水洗を行わずに補助剤と染毛料を連続塗布するのが好ましい。)。
【0023】
使用方法(2)
使用方法(2)は、補助剤を染毛料の後処理剤として使用する方法である。すなわち、染色対象である毛髪に染毛料を塗布した後に、補助剤を塗布する(染毛料を塗布してから補助剤を塗布する間に毛髪を水洗しても良いが、この水洗を行わずに染毛料と補助剤を連続塗布するのが好ましい。)。
【0024】
使用方法(3)
使用方法(3)は、補助剤を染毛料の用時混合剤として使用する方法である。すなわち、染毛料を毛髪に塗布する前に、補助剤と染毛料を混合し、この混合したものを毛髪に塗布する。
【0025】
上記の使用方法(1)〜(3)においては、毛髪への塗布後又は毛髪への塗布前に、染毛料と補助剤とが混合されることになる。染毛料のpHは、補助剤が混合されると、混合前に比べて低下する。2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの染色性は、pHの低下に伴い向上するのが一般的であるから、補助剤との混合による染毛料のpHの低下は、染色性向上の一要因になると考えられる。また、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの析出は、pHの低下に伴い向上するのが一般的であるから、補助剤との混合による染毛料のpHの低下は、褪色抑制の一要因となる毛髪内での2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの固定(析出)を促進させると考えられる。
【実施例】
【0026】
以下、実施例などに基づき本発明を詳述するが、下記実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるものではない。
【0027】
(実施例1a〜1c)
pH7.4の染毛料と、pH7.0の補助剤を準備した。染毛料は、配合比が2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール0.1質量部、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル(5E.O.)0.1質量部、ポリオキシエチレンセチルエーテル(40E.O.)0.3質量部、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(23E.O.)0.2質量部、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン0.2質量部、塩化セチルトリメチルアンモニウム0.5質量部、セタノール2質量部、流動パラフィン1質量部、パラフィン0.2質量部、ミリスチン酸イソプロピル0.3質量部、ステアリン酸ブチル0.2質量部、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体0.2質量部、ジエチレングリコールモノエチルエーテル1質量部、グリセリン0.1質量部、リン酸水素二アンモニウム1質量部、香料0.2質量部、水92質量部のものとした。また、補助剤は、市販のニガリ(赤穂化成社製業務用にがり)とした。
【0028】
実施例1a〜1cは、後記の「染色処理」、「前処理」、「後処理」を単独又は組合せて行った後に、毛束を水洗し、乾燥させた。実施例1aでは、前処理の後に染色処理を行った。実施例1bでは、染色処理の後に後処理を行った。実施例1cでは、pHが5.5になるように補助剤を混合した染毛料を使用して染色処理を行った。
【0029】
(比較例1)
実施例1aにおける染毛料を使用し、染毛処理を行った(補助剤を不使用)。
【0030】
(染色処理)
ヤク毛の白色毛束(ビューラックス社製「BM−YK」)一本に対して染毛料5gを塗布し、室温で5分間放置した。これを染色処理とした。
【0031】
(前処理)
染色処理対象の毛束に補助剤を噴霧してから、一分間放置した。これを前処理とした。
【0032】
(後処理)
染色処理した毛束に補助剤を噴霧してから、一分間放置した。これを後処理とした。
【0033】
図1は、実施例1a〜1c及び比較例1で処理した毛束を示している。染色の濃淡について毛束を目視確認した結果、実施例1a〜1cは比較例1よりも染色性が良く、特に前処理又は用時混合した実施例1aと実施例1cの染色性が良好であった。
【0034】
(実施例2)
前処理及び染色処理を実行する実施例1aと同様にして、毛束を染色した。
【0035】
(比較例2)
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの配合比を比較例1の3倍量とした以外は比較例1と同様にして、毛束を染色した(配合比を3倍量としたのは、実施例2の毛束と同程度に染色するため。)。
【0036】
(褪色試験)
実施例2及び比較例2による染色した毛束について、褪色試験を行った。褪色試験は、毛束一本を80gの3%シャンプー水溶液(シャンプー:ミルボン社製「ディーセス ノイ ウィローリュクス シャンプー」)に浸漬させ、恒温振盪機(LAB−THERMO SHAKER TS−20、SHAKER CONTROL設定6、温度設定40℃)の条件で5分間、10分間又は20分間振盪してから、毛束を水洗、乾燥させた。褪色試験においては、褪色試験前及び各振盪時間の褪色試験終了後のL、a、b、及び褪色試験前を基準としたΔEabを分光測色計を用いて算出した(算出値は、測定6回の平均値)。
【0037】
下表1に、実施例2及び比較例2の毛束の褪色試験結果を示す。表1に示す通り、ΔEabに関して、実施例2の方が比較例2よりも小さな値であることから、補助剤により褪色抑制が向上したことを確認できる。
【表1】
【0038】
(参考例1a〜1g)
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールを0.5質量%含ませた上記基本組成の参考例1a〜1gの染毛料を使用し、上記染色方法により毛束を処理し、水洗、温風乾燥させた。ここで使用した各参考例の染毛料はリン酸及び/又は2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールを使用してpHを調整したものであり、参考例1aのpH1.8はとし、参考例1bのpH2.7はとし、参考例1cのpH3.7はとし、参考例1dのpH5.9はとし、参考例1eのpH6.9はとし、参考例1fのpH8.8はとし、参考例1gのpH9.6はとした。
【0039】
図2は参考例1a〜1gの染毛料で処理した毛束を示すものであり、毛束により染色の濃淡に差が生じていることを確認できる。すなわち、pHが5.9である参考例1dの染毛料で処理した毛束が最も濃く染まり、そのpHとの差が大きな程に毛束の色が薄まっていた。
【0040】
(参考例2a〜2b)
pHが異なる参考例2a〜2bの染毛料を製造した。pHと配合比は、下記の通りとした。
参考例2a:
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール 0.5質量部
ジエチレングリコールモノエチルエーテル 1質量部
水 99.5質量部
pH 4.5
参考例2b:
2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール 0.5質量部
リン酸水素二アンモニウム 1質量部
pH 7.0
【0041】
参考例2a〜2bの染毛料を収容した透明の密栓容器を温度−2℃で3日間放置してから、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの析出有無を確認した結果、pH4.5の参考例2aの染毛料には析出が確認され、pH7.0の参考例2bの染毛料には析出が確認されなかった。
【0042】
(参考例3a〜3d)
リン酸水素二アンモニウム1質量%水溶液(参考例3a、pH7.9)、リン酸二水素アンモニウム1質量%水溶液(参考例3b、pH7.9)、リン酸水素二ナトリウム1質量%水溶液(参考例3c、pH9.2)、クエン酸ナトリウム1質量%水溶液(参考例3d、pH8.1)を調製した。参考例3a〜3dの水溶液のいずれか9質量部と、ニガリ(pH7.0)1質量部とを混合し、pHを測定した。
【0043】
下記表2は、上記混合後のpHなどを示すものである。
【表2】
【0044】
上記表の通り、リン酸塩水溶液である参考例3a〜3cを混合した場合は、クエン酸塩水溶液である参考例3dでは認められないpHの低下傾向を示した。この傾向は、リン酸塩が配合された染毛料のpHを低下させると想定されるものであるから、染料(2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール)の染色性向上を期待できる結果であると共に、色落ち抑制に必要となる毛髪内での染料析出の促進を期待できる結果でもある。
【0045】
(参考例4)
参考例4として、リン酸水素二アンモニウム1質量%水溶液(pH7.9)、及び塩化マグネシウム1質量%水溶液(pH5.5)を調製した。そして、リン酸水素二アンモニウム1質量%水溶液:塩化マグネシウム1質量%水溶液=9:1の質量比で混合してpHを測定した。
【0046】
下記表3は、上記混合後のpHなどを示すものである。参考例4の混合液においても、参考例3a〜3cと同様の傾向が認められた。
【表3】

図1
図2