特許第6047124号(P6047124)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6047124情報表示装置、配信装置、情報表示方法および情報表示プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6047124
(24)【登録日】2016年11月25日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】情報表示装置、配信装置、情報表示方法および情報表示プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/048 20130101AFI20161212BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20161212BHJP
   G09F 19/00 20060101ALI20161212BHJP
【FI】
   G06F3/048
   G06Q30/02 380
   G09F19/00 Z
【請求項の数】16
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2014-143674(P2014-143674)
(22)【出願日】2014年7月11日
(65)【公開番号】特開2016-21094(P2016-21094A)
(43)【公開日】2016年2月4日
【審査請求日】2014年9月12日
【審判番号】不服-3614(P-3614/J1)
【審判請求日】2016年3月8日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】瀧 知惠美
(72)【発明者】
【氏名】小林 大介
(72)【発明者】
【氏名】木村 圭佑
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 辰顕
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼田 健介
【合議体】
【審判長】 新川 圭二
【審判官】 和田 志郎
【審判官】 稲葉 和生
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−134494(JP,A)
【文献】 特開2012−212194(JP,A)
【文献】 特表2008−519382(JP,A)
【文献】 特開2011−82650(JP,A)
【文献】 木村 菱治,Keynoteプレゼンテーション実践ガイド for iPad&iPhone,日本,株式会社ラトルズ,2012年 2月29日,初版,108−114頁
【文献】 A.e.Suck,Flashモーションタイポグラフィ 50サンプル&チュートリアル,日本,ソフトバンククリエイティブ株式会社,2012年 2月29日,初版,131−135頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01 - 3/153
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブコンテンツと、当該ウェブコンテンツと共に表示される広告に関する第1コンテンツと、当該ウェブコンテンツと共に表示される広告に関する第2コンテンツとを、それぞれ個別にあらかじめ取得しておく取得部と、
前記ウェブコンテンツと共に、前記第1コンテンツを表示領域に表示する表示部と、
端末装置の物理的な状態として、前記端末装置の傾き、前記端末装置に対して加えられた衝撃、前記端末装置に加えられた加速度、前記端末装置に対する所定の操作、前記端末装置の周囲の温度、前記端末装置の周囲の照度、または、前記端末装置の周囲の音量を検知する検知部と、
前記検知部による検知結果に応じて、前記表示部に、前記第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで表示態様を変更することで、または、前記第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで表示態様を変更することで、前記表示領域にあらかじめ取得された前記第2コンテンツを表示させる表示制御部と
を有することを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
前記検知部は、前記端末装置の傾きを検知し、
前記表示制御部は、前記端末装置の傾きに応じて、前記第1コンテンツの表示態様を変更しつつ前記表示領域に前記第2コンテンツを表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記端末装置の傾きが検知された場合は、前記第1コンテンツの表示態様を変更しつつ前記表示領域に前記第2コンテンツを表示させる
ことを特徴とする請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項4】
前記表示部は、前記第1コンテンツと前記第2コンテンツとを重ねて配置し、
前記表示制御部は、前記検知部による検知結果に応じて、前記第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域の面積を徐々に減少させることで、または、前記第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域の面積を徐々に増加させることで、前記第2コンテンツを表示させる
ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の情報表示装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで当該領域の幅を徐々に減少させることで、または、前記第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで当該領域の幅を徐々に増加させることで、前記第2コンテンツを表示させることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の情報表示装置。
【請求項6】
前記表示部は、前記第1コンテンツと前記第2コンテンツとを重ねて配置し、
前記表示制御部は、前記検知部による検知結果に応じて、前記第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに透過度を変更することで、または、前記第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに透過度を変更することで、前記第2コンテンツを表示させる
ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の情報表示装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに透過度の変化の態様が異なるように当該第1コンテンツの表示態様を変更することで、または、前記第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに透過度の変化の態様が異なるように当該第2コンテンツの表示態様を変更することで、前記第2コンテンツを表示させることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の情報表示装置。
【請求項8】
前記表示部は、前記第1コンテンツと前記第2コンテンツとを重ねて配置し、
前記表示制御部は、前記第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なる態様で表示態様を変更し、かつ、前記第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとにそれぞれ異なる態様で表示態様を変更することで、前記第2コンテンツを表示させる
ことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の情報表示装置。
【請求項9】
前記表示制御部は、前記表示領域に前記第2コンテンツが表示されている場合は、前記検知部による検知結果に応じて、前記第2コンテンツの表示態様を変更しつつ前記表示領域に前記第1コンテンツを表示させる
ことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の情報表示装置。
【請求項10】
前記検知部は、前記端末装置の傾きを検知し、
前記表示制御部は、前記端末装置が傾いた方向に応じた態様で、前記第1コンテンツの表示態様を変更する
ことを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の情報表示装置。
【請求項11】
前記検知部は、前記端末装置の傾きの大きさを検知し、
前記表示制御部は、前記検知部が検知した傾きの大きさに応じた態様で、前記第1コンテンツの表示態様を変更する
ことを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1つに記載の情報表示装置。
【請求項12】
前記表示部は、前記表示制御部が前記第1コンテンツまたは前記第2コンテンツの表示態様を変更している間に、利用者が前記表示領域を選択した場合は、当該選択した位置に表示されているコンテンツに対応する新たなコンテンツを表示することを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の情報表示装置。
【請求項13】
前記表示部は、利用者が前記第1コンテンツを選択した場合には、所定のコンテンツを表示し、利用者が前記第2コンテンツを選択した場合には、前記所定のコンテンツとは異なるコンテンツを表示することを特徴とする請求項1〜12のうちいずれか1つに記載の情報表示装置。
【請求項14】
制御情報を端末装置に配信する配信部を備え、
前記制御情報は、
ウェブコンテンツと、当該ウェブコンテンツと共に表示される広告に関する第1コンテンツと、当該ウェブコンテンツと共に表示される広告に関する第2コンテンツとを、それぞれ個別にあらかじめ取得しておく取得手順と、
前記ウェブコンテンツと共に、前記第1コンテンツを前記端末装置の表示領域に表示する表示手順と、
前記端末装置の物理的な状態として、前記端末装置の傾き、前記端末装置に対して加えられた衝撃、前記端末装置に加えられた加速度、前記端末装置に対する所定の操作、前記端末装置の周囲の温度、前記端末装置の周囲の照度、または、前記端末装置の周囲の音量を検知する検知手順と、
前記検知手順による検知結果に応じて、前記第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで表示態様を変更することで、または、前記第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで表示態様を変更することで、前記表示領域にあらかじめ取得された前記第2コンテンツを表示させる表示制御手順と
を前記端末装置に実行させることを特徴とする配信装置。
【請求項15】
端末装置が実行する情報表示方法であって、
ウェブコンテンツと、当該ウェブコンテンツと共に表示される広告に関する第1コンテンツと、当該ウェブコンテンツと共に表示される広告に関する第2コンテンツとを、それぞれ個別にあらかじめ取得しておく取得工程と、
前記ウェブコンテンツと共に、前記第1コンテンツを表示領域に表示する表示工程と、
前記端末装置の物理的な状態として、前記端末装置の傾き、前記端末装置に対して加えられた衝撃、前記端末装置に加えられた加速度、前記端末装置に対する所定の操作、前記端末装置の周囲の温度、前記端末装置の周囲の照度、または、前記端末装置の周囲の音量を検知する検知工程と、
前記検知工程による検知結果に応じて、前記第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで表示態様を変更することで、または、前記第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで表示態様を変更することで、前記表示領域にあらかじめ取得された前記第2コンテンツを表示させる表示制御工程と
を含むことを特徴とする情報表示方法。
【請求項16】
コンピュータに、
ウェブコンテンツと、当該ウェブコンテンツと共に表示される広告に関する第1コンテンツと、当該ウェブコンテンツと共に表示される広告に関する第2コンテンツとを、それぞれ個別にあらかじめ取得しておく取得手順と、
前記ウェブコンテンツと共に、前記第1コンテンツを表示領域に表示する表示手順と、
端末装置の物理的な状態として、前記端末装置の傾き、前記端末装置に対して加えられた衝撃、前記端末装置に加えられた加速度、前記端末装置に対する所定の操作、前記端末装置の周囲の温度、前記端末装置の周囲の照度、または、前記端末装置の周囲の音量を検知する検知手順と、
前記検知手順による検知結果に応じて、前記第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで表示態様を変更することで、または、前記第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで表示態様を変更することで、前記表示領域にあらかじめ取得された前記第2コンテンツを表示させる表示制御手順と
を実行させることを特徴とする情報表示プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示装置、配信装置、情報表示方法および情報表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットを介した情報配信が盛んに行われている。例えば、ウェブページの所定の位置に企業や商品等に関する静止画像、動画像、テキスト等の広告コンテンツを配置して表示する技術が知られている。また、情報配信に関する技術として、第1のレイヤに動画像やウェブページ等のコンテンツを表示し、第1のレイヤと重ねて表示される第2のレイヤに広告コンテンツを表示する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2010−526494号公報
【特許文献2】特開2003−022042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、広告コンテンツの広告効果を向上させることができない場合がある。例えば、従来技術では、スマートフォン等のスマートデバイスに広告コンテンツを表示させた場合、表示画面が小さいので、広告コンテンツに対するユーザの関心を引き起こさせることができない。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、広告コンテンツの広告効果を向上させる情報表示装置、配信装置、情報表示方法および情報表示プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報表示装置は、ウェブコンテンツと、当該ウェブコンテンツと共に表示される広告に関する第1コンテンツと、当該ウェブコンテンツと共に表示される広告に関する第2コンテンツとを、それぞれ個別にあらかじめ取得しておく取得部と、前記ウェブコンテンツと共に、前記第1コンテンツを表示領域に表示する表示部と、端末装置の物理的な状態として、前記端末装置の傾き、前記端末装置に対して加えられた衝撃、前記端末装置に加えられた加速度、前記端末装置に対する所定の操作、前記端末装置の周囲の温度、前記端末装置の周囲の照度、または、前記端末装置の周囲の音量を検知する検知部と、前記検知部による検知結果に応じて、前記表示部に、前記第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで表示態様を変更することで、または、前記第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに異なるタイミングで表示態様を変更することで、前記表示領域にあらかじめ取得された前記第2コンテンツを表示させる表示制御部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、広告コンテンツの広告効果を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る広告データベースに格納された情報の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る端末装置が実行するスリット表示の一例を説明する図である。
図8図8は、実施形態に係る端末装置が実行する時間差スリット表示の一例を説明する図である。
図9図9は、実施形態に係る端末装置が実行するパララックス表示の一例を説明する図である。
図10図10は、実施形態に係る端末装置が実行する表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11図11は、広告配信サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報表示装置、配信装置、情報表示方法および情報表示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報表示装置、配信装置、情報表示方法および情報表示プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.表示処理〕
まず、図1を用いて、情報表示装置の一例である端末装置100が実行する処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。図1では、端末装置100によって、ウェブページC10および複数の広告コンテンツC11a、C11bが表示される例を示す。なお、以下の説明では、複数の広告コンテンツC11a、C11bを広告コンテンツC11と記載する場合がある。
【0011】
図1に示した端末装置100は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置100は、液晶ディスプレイ等の出力部130を有する。なお、端末装置100には、タッチパネルが採用されているものとする。すなわち、端末装置100のユーザは、指や専用ペンで出力部130の表示面をタッチすることにより各種操作を行う。
【0012】
ここで、端末装置100は、端末装置100の状態を測定することができる物理センサ140を有する。例えば、端末装置100は、端末装置100にかかる各軸方向の傾きを測定することができるジャイロセンサを物理センサ140として有する。そして、端末装置100は、かかるジャイロセンサを用いて、端末装置100に対する各軸方向の傾きを測定することで、端末装置100の傾きを検知することができる。なお、以下の説明では、端末装置100が有する画面の左右方向をX軸、上下方向をY軸、奥方向および手前方向をZ軸として、端末装置100が実行する処理を説明する。
【0013】
ウェブページC10は、例えば、ニュース、天気予報、受信メールのインデックスや内容、フォトビュワー、その他各種のコンテンツが独立したタイル状に配置されたコンテンツであり、タイル状に配置されたコンテンツごとに操作や更新等を行うことができる。ここで、ウェブページC10に配置される各タイルの大きさや配置位置は、タイルごとに自動で変更されてもよく、利用者の操作に応じて変更されてもよい。なお、ウェブページC10は、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)等で記述されたウェブページであってもよい。このようなウェブページC10には、検索キーワードを入力するための入力欄や、他のウェブページへのリンク等が含まれる。
【0014】
例えば、ウェブページC10には、「新着ニュース」や、「ニュース一覧」といった表示の下に箇条書きで各ニューストピックが表示される。係るニューストピックは、他のウェブページへのリンクが張られているアンカーテキスト(anchor text)に該当する。
【0015】
また、ウェブページC10には、「路線」、「オークション」、「お買いもの」等、各種サービスを提供するウェブページへのリンクが設定されたボタンが配置される。また、ウェブページC10には、「サービス」と表示されたボタンが配置され、かかるボタンを選択した場合には、他の各種サービスを提供するウェブページへのリンクがプルダウン式に表示される。
【0016】
また、ウェブページC10には、広告コンテンツを表示する表示領域である広告枠50が他のコンテンツと同様に、独立したタイルの一つとして配置されている。端末装置100は、ウェブページC10の配信を受けると、広告コンテンツの配信を行う広告配信サーバ20に広告コンテンツの配信要求を送信する。そして、端末装置100は、広告配信サーバ20から広告コンテンツの配信を受けると、ウェブページC10を表示するとともに、配信された広告コンテンツを表示されたウェブページC10のうち、広告枠50が配置された範囲に表示する。
【0017】
広告コンテンツC11は、例えば、広告の一部となる静止画像や動画像であり、広告主によって提供される画像である。図1に示す例では、広告コンテンツC11は、複数の広告コンテンツC11a、C11bを含む広告コンテンツである。各広告コンテンツC11a、C11bは、広告枠50と同じ大きさの画像であり、例えば、広告対象となるシャンプーや衣類の写真、イラスト、広告対象となる商品の名称等が配置された画像である。また、各広告コンテンツC11a、C11bは、広告コンテンツC11aを最前面として、広告コンテンツC11a、広告コンテンツC11bの順に重ねて表示される。
【0018】
具体例を説明すると、広告コンテンツC11aは、商品であるシャンプーと女性とが描画され、「あなたのための○○シャンプー」等といった広告対象の広告文が配置された画像である。また、広告コンテンツC11bは、商品である衣類を着用した女性が描画され、「新しい季節に新しい服を。」、「リネンコレクション」等といった広告対象の広告文が配置された画像である。
【0019】
ここで、広告コンテンツC11aと広告コンテンツC11bとには、それぞれ異なるウェブページ(いわゆるランディングページ)へのリンクが設定されている。例えば、端末装置100は、画面上に表示された広告コンテンツC11aを利用者がタップ等の操作により選択した場合には、広告コンテンツC11aと対応する第1のランディングページを表示し、広告コンテンツC11bを利用者がタップ等の操作により選択した場合には、広告コンテンツC11bと対応する第2のランディングページを表示する。なお、広告コンテンツC11aと広告コンテンツC11bとには、同一のランディングページが設定されていてもよい。また、端末装置100は、広告コンテンツC11a、C11bが選択された場合は、ランディングページ等のウェブページ以外にも、所定の動画像等を表示する等してもよい。
【0020】
〔2.端末装置100が実行する処理〕
ここで、端末装置100は、広告に対するユーザの関心を引き起こすため、以下の処理を行う。まず、端末装置100は、ウェブページC10のうち、広告枠50内に第1のコンテンツとして広告コンテンツC11aを配置し、ウェブページC10を画面全体に表示する。また、端末装置100は、端末装置100の物理的な状態を検知する。そして、端末装置100は、検知した状態に応じて、広告コンテンツC11aの表示態様を変更しつつ、第2コンテンツとして広告コンテンツC11bを新たに表示する。すなわち、端末装置100は、検知した状態に応じて、広告コンテンツC11aの表示態様を変更する演出とともに、新たな広告コンテンツC11bを広告枠50内に新たに表示する演出処理を実行する。
【0021】
〔2−1.演出処理〕
例えば、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知する。そして、端末装置100は、検知した傾きに応じて、広告枠50に表示された広告コンテンツC11aの表示態様を変更する演出とともに、広告コンテンツC11bを表示する演出処理を実行する。例えば、端末装置100は、端末装置100の傾きが所定の閾値以上となった場合は、広告コンテンツC11aを複数の領域に分け、各領域ごとに透過度の変化の態様が異なるように、広告コンテンツC11aの表示態様を変更する。
【0022】
より具体的な例を説明すると、端末装置100は、広告コンテンツC11bを広告コンテンツC11aの背面に配置する。また、端末装置100は、広告コンテンツC11aを複数の小領域(例えば、縦方向に7つ、横方向に6つの少領域)に分割し、縦方向に並んだ少領域を一つのグループとする。そして、端末装置100は、利用者がY軸を中心として端末装置100を左側に傾けた場合、画面上の右側に位置するグループから左側に位置するグループまで順に、各グループに含まれる少領域の透過度を、異なるタイミングで変化させることで、広告コンテンツC11aの表示態様を変更する。
【0023】
以下、少領域の表示態様を変更する演出処理の一例について説明する。例えば、端末装置100は、所定の透過度を有する所定の太さの白線(例えば、少領域の縦方向または横方向の長さの半分の太さを有する白線)を少領域の周囲に配置する。そして、端末装置100は、少領域に含まれる領域の透過度と、少領域の周囲に配置した白線の透過度とをさらに上げるとともに、白線の太さを細くする。その後、端末装置100は、少領域に含まれる領域の透過度と白線の透過度とを100%となるまで徐々に上げるとともに、白線の太さが0になるまで徐々に細くする。
【0024】
また、端末装置100は、画面上の右側に位置するグループから左側に位置するグループまで段階的に上述した演出処理を開始する。この結果、端末装置100は、画面上の右側から左側へと、各少領域が白色の光を発するとともに、徐々に広告コンテンツC11bへと切り替わる演出で、表示する広告コンテンツC11の切り替えを行う。このため、端末装置100は、利用者に対し、広告への興味を引き起こすことができる。
【0025】
〔2−2.演出処理による表示の一例〕
以下、図1を用いて、端末装置100が演出処理を実行した際に表示される画面の一例を説明する。なお、以下の説明では、利用者の操作により、端末装置100が広告コンテンツC11の表示態様の変化の一例を第1状態〜第4状態に分けて説明する。
【0026】
まず、端末装置100は、ウェブページC10および広告コンテンツC11a、C11bを受信する。かかる場合、端末装置100は、第1状態に示すように、広告コンテンツC11aを広告枠50内に表示するとともに、広告コンテンツC11bを広告コンテンツC11aの背面に配置する、この結果、端末装置100は、第1状態に示すように、広告枠50内に広告コンテンツC11aのみを表示する。
【0027】
続いて、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知する。ここで、端末装置100は、利用者がY軸を中心として、端末装置100を左側に傾けた場合、すなわち、利用者がXZ平面上で反時計回りに端末装置100を所定の角度以上傾けた場合は、第2状態に示すように、演出処理を開始する。具体的には、端末装置100は、広告コンテンツC11aのうち、画面上で最も右側に位置するグループ(以下、第1のグループと記載する)の少領域を囲むように、所定の透過度を有する所定の太さの白線を少領域の周囲に配置する。そして、端末装置100は、少領域に含まれる領域の透過度と、少領域の周囲に配置した白線の透過度とをさらに上げるとともに、白線の太さを細くする。
【0028】
また、端末装置100は、第1のグループの少領域について演出処理を開始してから所定の時間が経過した後で、第1のグループの左側に位置するグループ(以下、第2のグループと記載する)の少領域について演出処理を開始する。また、端末装置100は、第2のグループの少領域について演出処理を開始してから所定の時間が経過した後で、第2のグループの左側に位置するグループ(以下、第3のグループと記載する)の少領域について演出処理を開始する。この結果、端末装置100は、図1の第2状態に示すように、各少領域が白色に光る演出とともに、広告コンテンツC11aが右側から徐々に広告コンテンツC11bに切り替わる画面表示を行う。
【0029】
また、端末装置100は、第1のグループから最も左側に位置するグループまで順に、演出処理を開始する。この結果、端末装置100は、図1中の第3状態に示すように、広告コンテンツC11aを徐々に広告コンテンツC11bへと切り替える。そして、端末装置100は、全てのグループについて演出処理を実行することで、広告コンテンツC11a全体の透過度を100%まで上げる。この結果、端末装置100は、図1の第4状態に示すように、広告枠50内に広告コンテンツC11bを表示する。
【0030】
このように、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知すると、広告コンテンツC11aの表示態様を変更する演出とともに、広告コンテンツC11bを新たに表示する。このため、端末装置100は、利用者に対し、広告に対する関心を引き起こすことができる。
【0031】
〔2−3.演出処理のバリエーション〕
ここで、端末装置100は、画面上に表示された広告コンテンツC11が、広告コンテンツC11aから広告コンテンツC11bに切り替わった後で、端末装置100が傾けられた場合には、広告コンテンツC11bに対して上述した演出処理を行うことで、広告コンテンツC11bの表示態様を変更するとともに、広告コンテンツC11aを新たに表示してもよい。
【0032】
例えば、端末装置100は、広告コンテンツC11aを広告コンテンツC11bの背面に配置するとともに、広告コンテンツC11bを少領域に分割する。そして、端末装置100は、画面上の右側に位置する少領域のグループから左側に位置するグループまで段階的に上述した演出処理を実行することで、広告コンテンツC11bの各少領域が白色の光を発するとともに、徐々に広告コンテンツC11aへと切り替わる演出で、表示する広告コンテンツC11の切り替えを行う。
【0033】
なお、かかる処理は、広告コンテンツC11aの透過度を下げることで実現されてもよい。例えば、端末装置100は、画面上に広告コンテンツC11aを表示するとともに、広告コンテンツC11bを広告コンテンツC11aの背面に配置する。また、端末装置100は、端末装置100が所定の角度以上傾けられた場合は、上述した演出処理を実行することで、広告コンテンツC11aの表示態様を変更しつつ、広告コンテンツC11bを表示する。かかる処理を実行した場合、端末装置100は、最終的に広告コンテンツC11aの透過度を100%とすることで、広告コンテンツC11bを表示する。
【0034】
ここで、端末装置100は、端末装置100が左側に傾けられた場合は、透過度が100%となり、表示されていない広告コンテンツC11aを各少領域に分け、画面上の最も右側のグループから最も左側のグループまで順に、以下の処理を実行する。まず、端末装置100は、所定の透過度を有する所定の太さの白線を少領域の周囲に配置する。そして、端末装置100は、少領域に含まれる領域の透過度を下げるとともに、少領域の周囲に配置した白線の透過度をさらに上げ、白線の太さを細くする。
【0035】
その後、端末装置100は、少領域に含まれる領域の透過度が0%となるまで徐々に下げるとともに、白線の透過度とを100%となるまで徐々に上げ、白線の太さが0になるまで徐々に細くする。すなわち、端末装置100は、各少領域が光る演出とともに、各少領域に含まれる広告コンテンツC11aを徐々に表示する。この結果、端末装置100は、各少領域が白色の光を発するとともに、広告コンテンツC11bが徐々に広告コンテンツC11aへと切り替わる演出で、表示する広告コンテンツC11の切り替えを行う。
【0036】
〔2−4.傾きの方向について〕
また、端末装置100は、利用者がY軸を中心として、端末装置100を右側に傾けた場合、すなわち、利用者がXZ平面上で時計回りに端末装置100を所定の角度以上傾けた場合は、広告コンテンツC11aの各少領域のうち、画面上で最も左側に位置するグループから、画面上で最も右側の位置するグループへと順に、演出処理を実行する。この結果、端末装置100は、画面上の右側から左側へと、広告コンテンツC11aの各少領域が白色の光を発するとともに、徐々に広告コンテンツC11bへと切り替わる演出で、表示する広告コンテンツC11の切り替えを行う。
【0037】
また、端末装置100は、利用者がX軸を中心として端末装置100の上側を奥へ傾けた場合、すなわち、利用者がYZ平面上で時計回りに端末装置100を所定の角度以上傾けた場合は、広告コンテンツC11aの各少領域うち、画面上で最も下側に位置するグループから、画面上で最も上側に位置するグループへと順に、演出処理を実行してもよい。また、端末装置100は、利用者がX軸を中心として端末装置100の上側を手前に傾けた場合、すなわち、利用者がYZ平面上で反時計回りに端末装置100を所定の角度以上傾けた場合は、広告コンテンツC11aの各少領域うち、画面上で最も上側に位置するグループから、画面上で最も下側に位置するグループへと順に、演出処理を実行してもよい。すなわち、端末装置100は、端末装置100が傾けられた方向に応じた態様で、広告コンテンツC11の表示様態を変更してもよい。
【0038】
〔2−5.ランディングページ等について〕
なお、端末装置100は、上述した演出処理を実行中に、利用者が広告コンテンツC11a、C11bを選択した場合には、ランディングページや動画像等、選択された広告コンテンツC11と対応するコンテンツを表示する。例えば、端末装置100は、演出処理を実行中に利用者が画面上をタップした場合には、タップした位置に表示されている広告コンテンツが広告コンテンツC11aであるか広告コンテンツC11bであるかを判定する。
【0039】
例えば、端末装置100は、タップした位置に表示されている広告コンテンツC11aの透過度が50%以下である場合には、タップした位置に表示されている広告コンテンツが広告コンテンツC11aであると判定する。一方、端末装置100は、タップした位置に表示されている広告コンテンツC11aの透過度が50%よりも大きい場合には、タップした位置に表示されている広告コンテンツが広告コンテンツC11bであると判定する。そして、端末装置100は、判定した広告コンテンツC11と対応するコンテンツを表示する。
【0040】
〔2−6.実行主体について〕
なお、上記では説明を省略したが、端末装置100は、上述した処理を任意の手法で実現することができる。例えば、端末装置100は、ウェブページC10の表示と、上述した演出処理とを端末装置100に実行させるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、任意のタイミングでアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。また、端末装置100は、ウェブページC10や広告コンテンツC11の配信と同時に、上述した演出処理を実行させる制御情報の配信を受け付ける。そして、端末装置100は、制御情報に従って上記した演出処理を行う。以下、このような制御情報に従って、上述した演出処理を実行する端末装置100等について説明する。
【0041】
〔3.広告配信システムの構成〕
以下、上記した表示処理を実現する端末装置100等について説明する。まず、図2を用いて、実施形態に係る広告配信システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。図2に示すように、広告配信システム1は、端末装置100と、広告主端末10と、広告配信サーバ20と、コンテンツ配信サーバ30とを含む。端末装置100、広告主端末10、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す広告配信システム1には、複数台の端末装置100や、複数台の広告主端末10や、複数台の広告配信サーバ20や、複数台のコンテンツ配信サーバ30が含まれてもよい。
【0042】
端末装置100は、ウェブページを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置100は、スマートフォン等の携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC等である。端末装置100は、ユーザによる操作にしたがって、コンテンツ配信サーバ30からウェブページC10を取得し、取得したウェブページC10を表示する。また、端末装置100は、ウェブページC10とともに後述する広告取得命令が含まれる場合には、広告配信サーバ20から広告コンテンツC11を取得し、取得した広告コンテンツC11をウェブページC10とともに表示する。
【0043】
広告主端末10は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末10は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。広告主端末10は、広告主による操作にしたがって、広告コンテンツC11を広告配信サーバ20に入稿する。例えば、広告主端末10は、広告コンテンツC11として、静止画像や、動画像や、テキストデータや、広告コンテンツC11と対応するコンテンツを取得するためのURL(Uniform Resource Locator)などを広告配信サーバ20に入稿する。
【0044】
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告配信サーバ20に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末10だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
【0045】
広告配信サーバ20は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、広告配信サーバ20は、端末装置100からアクセスを受付けると、端末装置100の場所や利用者の属性等から広告のマッチングを行い、マッチングの結果配信対象となる広告コンテンツを端末装置100に配信する。また、広告配信サーバ20は、配信対象となる広告コンテンツの表示態様を指示する制御情報を広告コンテンツとともに端末装置100に配信する。この制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により記述される。
【0046】
コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100にウェブページを配信するウェブサーバ等である。例えば、コンテンツ配信サーバ30は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報が配置タイルを含むウェブページC10を端末装置100に配信する。なお、コンテンツ配信サーバ30は、各種サイトのウェブページを個別に端末装置100へ送信するサーバであってもよい。
【0047】
ここで、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページC10は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)により記述されたHTMLファイルや、XML(Extensible Markup Language)により記述されたXMLファイル等により形成される。また、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページC10には、広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページC10を形成するHTMLファイル等には、広告配信サーバ20のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、端末装置100は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得する。
【0048】
なお、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データは、実際にはウェブページを形成するHTMLファイルや画像、ウェブページと重ねて表示される動画像等であるが、以下では、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データをコンテンツと表記する場合がある。
【0049】
〔4.広告配信サーバの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告配信サーバ20の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。図3に示すように、広告配信サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
【0050】
通信部21は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告主端末10やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
【0051】
記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部22は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツに関する各種情報が格納されたデータベースである広告データベース24を記憶する。
【0052】
ここで、図4は、実施形態に係る広告データベースに格納された情報の一例を示す図である。図4に示した例では、広告データベース24は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「入札価格」、「CTR(Click Through Rate)」といった項目を有する。
【0053】
「広告主ID」は、広告主または広告主端末10を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを示す。図4では「広告コンテンツ」に「C11」、「C12」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
【0054】
「入札価格」は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に指定する広告料金を示す。例えば、「入札価格」は、広告コンテンツがウェブページに1回表示された際に広告主から広告配信者(例えば、広告配信サーバ20またはコンテンツ配信サーバ30の管理者)に支払われる単価に該当する。なお、例えば、「入札価格」は、広告コンテンツがユーザに1回クリックされた際に広告主から広告配信者に支払われる単価に該当する額であってもよい。
【0055】
「CTR」は、広告コンテンツがクリックされた回数を広告コンテンツの表示回数によって除算した値を示す。なお、端末装置100に配信されたことがない広告コンテンツのCTRには、予め決められている固定値や、全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値や、同一の広告カテゴリ(例えば、車、旅行)に属する全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値などが記憶される。また、「CTR」には、CTRの予測モデル等から予測される予測CTRが記憶されてもよい。このような予測CTRは、例えば、広告コンテンツの種別や、広告コンテンツが表示されるウェブページの種別等によって予測される。
【0056】
すなわち、図4では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、入札価格「100」を指定するとともに、広告コンテンツ「C11」を入稿した例を示している。また、図4では、広告コンテンツ「C11」のCTRが「0.02」である例を示している。
【0057】
ここで、広告データベース24には、広告コンテンツとして、広告枠50に表示される広告コンテンツと、各広告コンテンツをどのように表示するかを指示する表示指示が登録される。例えば、図4に示す例では、広告データベース24には、広告コンテンツC11として、図1に例示した広告コンテンツC11a、C11bが登録されている。また、広告データベース24には、広告コンテンツC11として、端末装置100の傾きを検出した際に、上述した演出処理を実行することで、広告コンテンツC11aの表示態様を変更し、広告コンテンツC11bを表示させる表示指示が登録されているものとする。
【0058】
図3に戻って、説明を続ける。制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0059】
図3に示すように、制御部23は、入稿受付部25と、要求受付部26と、広告選択部27と、配信部28とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0060】
入稿受付部25は、広告主端末10から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部25は、入札価格の指定とともに広告コンテンツの入稿を受け付ける。また、入稿受付部25は、広告コンテンツC11a、C11bを受付けるとともに、端末装置100の傾きを検出した際に、上述した演出処理を実行することで、広告コンテンツC11aの表示態様を変更し、広告コンテンツC11bを表示させる表示指示を受付ける。かかる場合、入稿受付部25は、広告コンテンツC11a、C11b、および表示指示を、広告主IDと、受付けた入札価格とともに広告データベース24に登録する。
【0061】
なお、入稿受付部25は、広告コンテンツの入稿の際、各コンテンツC11a、C11bに対して設定されるランディングページ等の所在を示すURLを広告主端末10から受信する。そして、入稿受付部25は、受信したランディングページ等の所在を示すURLを、各広告コンテンツC11a、C11bとともに広告データベース24に登録するものとする。
【0062】
要求受付部26は、端末装置100から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部26は、広告コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
【0063】
広告選択部27は、要求受付部26によって広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信候補の広告コンテンツを広告データベース24から選択する。例えば、広告選択部27は、端末装置100の位置や利用者の属性に基づいて、広告データベース24に登録されている広告コンテンツから配信対象となる広告コンテンツのマッチングを行う。かかるマッチングにおいては、入札価格またはCTRが高い広告コンテンツや、入札価格およびCTRの双方が高い広告コンテンツが優先的に選択されてもよい。そして、広告選択部27は、配信対象として選択された広告コンテンツを配信部28に出力する。
【0064】
なお、広告選択部27は、ウェブページが検索ページである場合には、検索ページに指定された検索キーワードとマッチする広告コンテンツを抽出する検索連動型広告と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。また、広告選択部27は、ユーザの属性情報(サイコグラフィック属性、デモグラフィック属性など)とマッチする広告コンテンツを抽出するターゲティング配信と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。
【0065】
配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツとともに、端末装置100に対して制御情報を配信する。具体的には、配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツを受信すると、受信した広告コンテンツに含まれる表示指示を抽出する。そして、配信部28は、抽出した表示指示が示す表示態様で、広告コンテンツを表示させるための制御情報を生成する。
【0066】
例えば、配信部28は、広告コンテンツC11aを最初に表示させる表示処理と、端末装置100の物理的な状態を検出する検出処理と、広告コンテンツC11aの表示態様を変更しつつ、広告コンテンツC11bを新たに表示させる表示制御処理とを端末装置100に実行させる制御情報を生成する。より具体的には、配信部28は、広告コンテンツC11aをウェブページC10の広告枠50に表示させる表示処理を実行させる制御情報を生成する。また、配信部28は、端末装置100の傾きを検出する検出処理を実行させる制御情報を生成する。また、配信部28は、端末装置100の傾きが検出された場合は、上述した演出処理を実行することで、広告コンテンツC11aの表示態様を変更し、広告コンテンツC11bを新たに表示させる表示制御処理を実行させる制御情報を生成する。
【0067】
また、配信部28は、各広告コンテンツC11a、C11bに対して設定されるランディングページ等のURLが広告データベース24に登録されている場合には、以下の処理を端末装置100に実行させる制御情報を生成する。例えば、配信部28は、各広告コンテンツC11a、C11bに対応するURLへのリンクを設定し、利用者が広告コンテンツC11a、C11bを選択した場合は、対応するURLが示すランディングページ等を表示する処理を端末装置100に実行させる制御情報を生成する。その後、配信部28は、生成した制御情報と、広告コンテンツに含まれる画像や動画像のデータとを端末装置100に対して配信する。
【0068】
〔5.コンテンツ配信サーバ30の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成について説明する。図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。図5に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
【0069】
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告配信サーバ20との間で情報の送受信を行う。
【0070】
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部32は、コンテンツの一例であるウェブページを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部32は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。なお、コンテンツ記憶部32に記憶されるウェブページには、端末装置100に対し、各タイルに表示される情報を任意のサーバから取得し、取得した情報を対応するタイルに表示させる処理や、広告枠50に表示される広告コンテンツを取得するための広告取得命令等が含まれるものとする。
【0071】
制御部33は、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0072】
図5に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0073】
受付部34は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
【0074】
配信部35は、受付部34によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページを端末装置100に配信する。具体的には、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象のウェブページを取得し、取得したウェブページを端末装置100に配信する。上記の通り、コンテンツ記憶部32に記憶されているウェブページには、各タイルに表示する情報を取得して表示させる命令や、広告取得命令が含まれている。このため、端末装置100は、ウェブページC10を受信すると、図示を省略した任意のサーバ等から情報を取得し、取得した情報を対応するタイルに配置して表示するとともに、広告配信サーバ20に対して、広告の配信要求を送信し、応答として受信した広告コンテンツを広告枠50に表示することとなる。
【0075】
〔6.端末装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。図6に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、物理センサ140と、制御部150とを有する。
【0076】
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、広告配信サーバ20やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
【0077】
入力部120は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部130は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部130は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部120と出力部130とは一体化される。
【0078】
物理センサ140は、端末装置100の物理的な状態を検知するセンサである。例えば、物理センサ140は、端末装置100の3軸方向の傾きを測定するジャイロセンサである。なお、物理センサ140は、ジャイロセンサに限定されるものではなく、例えば、加速度センサ、温度センサ、音量センサ、明度センサ等、任意のセンサが適用可能である。
【0079】
制御部150は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部150は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0080】
図6に示すように、制御部150は、要求部151と、操作制御部152と、画面制御部153とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部150の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部150が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0081】
要求部151は、操作制御部152からウェブページC10のURLを受信した場合は、コンテンツ配信サーバ30に対して受信したURLが示すウェブページC10の取得要求を送信する。また、要求部151は、図示を省略した任意のサーバに対し、ウェブページC10の各タイルに表示させる情報の取得要求を送信する。また、要求部151は、コンテンツ配信サーバ30から受信したウェブページに広告取得命令が含まれる場合に、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する。
【0082】
操作制御部152は、入力部120を介して受け付けたユーザ操作にしたがって、各種制御を実行する。例えば、操作制御部152は、ユーザが入力部120に対してウェブページC10の表示操作を行った場合は、表示対象となるウェブページC10のURLを要求部151に出力する。また、操作制御部152は、入力部120を介して受け付けたユーザ操作の内容を画面制御部153に出力する。また、操作制御部152は、画面制御部153が受信したウェブページC10に、各タイルに配置する情報を取得させる命令や広告取得命令が含まれる場合は、要求部151に対して、各タイルに配置する情報の取得要求を任意のサーバに対して送信するよう指示するとともに、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20へ送信するよう指示する。
【0083】
画面制御部153は、受信したウェブページおよび広告コンテンツを出力部130に表示する処理を実行する。例えば、画面制御部153は、制御部150が、広告コンテンツとともに配信される制御情報を実行することで、図6に示すように表示部154と検知部155と、表示制御部156として動作する。表示部154と表示制御部156とは、例えば、CPUやMPU等によって、制御情報がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。すなわち、表示部154は、上記した表示手順を実行し、検知部155は、上述した検知手順を実行し、表示制御部156は、上述した変更手順を実行する。
【0084】
表示部154は、出力部130に広告コンテンツC11を表示する。具体的には、表示部154は、要求部151による処理の結果、ウェブページC10と広告コンテンツC11aと広告コンテンツC11bとを受信した場合は、ウェブページC10を出力部130に表示させる。
【0085】
また、表示部154は、広告枠50内に広告コンテンツC11aを配置して表示させるとともに、広告コンテンツC11bを広告コンテンツC11bの背面に配置する。すなわち、初期状態においては、表示部154は、広告コンテンツC11aのみが広告枠50に表示されるように、ウェブページC10と広告コンテンツC11とを表示させる。
【0086】
また、表示部154は、操作制御部152からユーザ操作の内容を受信した場合は、受信したユーザ操作にしたがって、出力部130の表示内容を制御する。例えば、表示部154は、出力部130の表示領域全体にウェブページC10を表示している際に、縦方向のスクロール操作が行われた場合は、ウェブページC10をスクロールさせる。
【0087】
なお、表示部154は、広告枠50がいわゆるカルーセル表示に対応している際に、横方向のスクロール操作が行われた場合は、広告枠50に表示する広告コンテンツを変更する。例えば、端末装置100は、図4に示す広告コンテンツC11、C12、C13等を取得する。かかる場合、表示部154は、広告コンテンツC11、C12、C13等を画面上横方向に配置し、利用者が広告枠50上で横方向のスクロール操作を行う度に、広告枠50上に表示する広告コンテンツの切り替えを行う。なお、かかるカルーセル表示は、演出処理とともに行われる広告コンテンツの切り替えとは個別に実行される処理である。
【0088】
また、表示部154は、表示制御部156からの指示に従って、広告枠50に表示された各広告コンテンツC11a、C11bの表示態様を変更する。例えば、表示部154は、表示制御部156からの指示に従って、広告コンテンツC11aの表示態様を変更する演出処理を実行しつつ、新たに広告コンテンツC11bを広告枠50内に表示する。
【0089】
また、表示部154は、利用者が広告コンテンツを選択した場合は、選択した広告コンテンツと対応する所定のコンテンツを表示する。例えば、表示部154は、図3に示す広告データベース24に、広告コンテンツC11a、C11bと紐付けて登録されたURLをリンクとして広告コンテンツC11a、C11bに設定する。
【0090】
そして、表示部154は、利用者が広告コンテンツC11aをタップした場合は、広告コンテンツC11aに設定されたURLが示すコンテンツ(例えば、広告コンテンツC11aと対応するランディングページ)を表示し、利用者が広告コンテンツC11bをタップした場合は、広告コンテンツC11bに設定されたURLが示すコンテンツを表示する。ここで、各広告コンテンツC11a、C11bと対応するコンテンツは、同一のコンテンツであってもよく、異なるコンテンツであってもよい。
【0091】
また、表示部154は、表示制御部156の制御により広告コンテンツC11aの表示態様や、広告コンテンツC11bの表示態様を変更している間に、利用者が画面上をタップした場合は、タップした位置に表示されているコンテンツに対応する新たなコンテンツを表示する。例えば、表示部154は、演出処理を実行中にタップした位置に表示されている広告コンテンツC11aの透過度を特定する。
【0092】
そして、表示部154は、特定した透過度が50%以下である場合には、タップした位置に表示されている広告コンテンツが広告コンテンツC11aであると判定する。一方、端末装置100は、特定した透過度が50%よりも大きい場合には、タップした位置に表示されている広告コンテンツが広告コンテンツC11bであると判定する。そして、端末装置100は、判定した広告コンテンツC11と対応するコンテンツを表示する。なお、かかる広告コンテンツC11と対応するコンテンツは、図示を省略した任意のサーバから取得されるコンテンツであり、各広告コンテンツC11a、C11bに対して設定されたURLが示すコンテンツであるものとする。
【0093】
検知部155は、端末装置100の物理的な状態を検知する。例えば、検知部155は、物理センサ140を用いて、端末装置100の傾きを検知した場合には、端末装置100が傾けられた旨の検知結果を表示制御部156に通知する。
【0094】
なお、検知部155は、端末装置100が傾いた方向、および、端末装置100傾いた角度を検知し、検知した方向および角度を表示制御部156に通知してもよい。また、検知部155は、端末装置100が所定の閾値以上、傾けられた場合は、端末装置100が傾けられた旨の検知結果を表示制御部156に通知してもよい。
【0095】
また、検知部155は、物理センサ140を用いて、端末装置100に対して加えられた衝撃を検知してもよい。例えば、検知部155は、物理センサ140を用いて、端末装置100に対して加えられた加速度を測定し、測定した加速度の変化量が所定の閾値よりも大きい場合には、端末装置100に対して衝撃が加えられた旨の検知結果を表示制御部156に通知してもよい。
【0096】
また、例えば、検知部155は、入力部120と物理センサ140とを用いて、利用者による所定の操作を検知してもよい。具体例を説明すると、検知部155は、物理センサ140により衝撃が検知されたと同時に、入力部120により利用者が画面上をタッチした旨が検知された場合は、利用者が画面上をノックした旨の検知結果を表示制御部156に通知してもよい。
【0097】
なお、上述した検知部155が実行する処理は、あくまで一例であり、検知部155は、端末装置100に備えられた任意のセンサを用いて、端末装置100の物理的な任意の状態を検知することができる。
【0098】
表示制御部156は、検知部155による検知結果に応じて、表示部154に、広告コンテンツC11aの表示態様を変更しつつ広告枠50に新たな広告コンテンツC11bを表示させる。具体的には、表示制御部156は、端末装置100の傾きが検知された場合は、広告コンテンツC11aの表示態様を変更しつつ新たな広告コンテンツC11bを表示させる。
【0099】
例えば、表示制御部156は、広告コンテンツC11aの少領域ごとに、透過度の変化の態様が異なるように広告コンテンツC11aの表示態様を変更することで、広告コンテンツC11bを表示させる。より詳細には、表示制御部156は、広告コンテンツC11aの各少領域の透過度を、0%から100%まで徐々に上げることで、広告コンテンツC11aを不可視状態にするとともに、広告コンテンツC11bを広告枠50に表示する処理を実行させる。また、表示制御部156は、所定の透過度を有する所定の太さの白線を表示し、各白線の透過度を徐々に上げるとともに、各白線の太さを徐々に細くする処理を実行させる。すなわち、表示制御部156は、上述した演出処理を実行させる。
【0100】
また、表示制御部156は、広告コンテンツC11bが広告枠50に表示されている際に、端末装置100は、端末装置100の傾きが検知された場合は、以下の演出処理を実行する。すなわち、表示制御部156は、広告コンテンツC11aの少領域の周囲に、所定の透過度を有する所定の太さの白線を表示し、各白線の透過度を徐々に上げるとともに、各白線の太さを徐々に細くする処理を実行させる。さらに、表示制御部156は、少領域に含まれる広告コンテンツC11aの透過度を徐々に下げることで、広告コンテンツC11bの表示態様を変更しつつ、広告枠50に広告コンテンツC11aを表示させる。なお、表示制御部156は、広告コンテンツC11bを広告コンテンツC11aの全面に配置し、広告コンテンツC11bに対して演出処理を実行することで、広告コンテンツC11の切り替えを行ってもよい。
【0101】
なお、表示制御部156は、検出された端末装置100の傾きに応じて、広告コンテンツC11aの表示態様を変更しつつ新たな広告コンテンツC11bを表示させてもよい。例えば、表示制御部156は、端末装置100が傾いた方向に応じた態様で、広告コンテンツC11aの表示態様を変更させてもよい。より具体的には、表示制御部156は、端末装置100がY軸を中心として左側に傾けられた場合は、画面上の右側に位置する少領域から左側に位置する少領域まで順に、演出処理を開始することで、画面上の右側から左側へと向けて広告コンテンツC11aの表示態様を変更させてもよい。
【0102】
また、表示制御部156は、検知部155が検知した傾きの大きさに応じた態様で、広告コンテンツC11aの表示態様を変更してもよい。例えば、表示制御部156は、傾きが第1の閾値以上である場合には、画面上の右側に位置する少領域から左側に位置する少領域まで順に、第1の時間間隔で、演出処理を開始させる。一方、表示制御部156は、傾きが、第1の閾値よりも大きな値である第2の閾値以上となる場合は、画面上の右側に位置する少領域から左側に位置する少領域まで順に、第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、演出処理を開始させる。すなわち、表示制御部156は、検知した傾きが大きいほど、広告コンテンツC11aの表示態様を変更する速度を早くしてもよい。
【0103】
また、表示制御部156は、広告コンテンツC11bの小領域ごとに透過度の変化の態様が異なるように広告コンテンツC11bの表示態様を変更することで、広告コンテンツC12bを表示させてもよい。例えば、表示制御部156は、広告コンテンツC11aを広告コンテンツC11bの背面に配置し、広告コンテンツC11bの透過度を100%に設定させる。続いて、表示制御部156は、端末装置100の傾きが検知された場合は、広告コンテンツC11bの各少領域の透過度を、100%から0%まで徐々に下げることで、広告コンテンツC11bを広告枠50に表示する処理を実行させてもよい。
【0104】
このように、上述した演出処理を行う際、表示制御部156は、広告コンテンツC11aを広告コンテンツC11bよりも前面に表示してもよく、背面に配置してもよい。すなわち、表示制御部156は、広告コンテンツC11aと広告コンテンツC11bとの配置関係によらず、広告コンテンツC11aまたは広告コンテンツC11bの透過度を変更することで、広告コンテンツC11の切り替えを行うことができる。
【0105】
このように、端末装置100は、広告コンテンツC11aを表示し、端末装置100の物理的な状態の検知結果に応じて、広告コンテンツC11aの表示態様を変更しつつ、新たな広告コンテンツC11bを表示する。このため、端末装置100は、端末装置100の物理的な状態に応じて、演出と共に広告コンテンツC11の切り替えを行うことができるので、利用者の広告に対する興味を生じさせることができる。
【0106】
〔7.演出処理のバリエーション〕
上記では、図1に例示した表示態様を用いながら、端末装置100による演出処理について説明した。具体的には、上記した例では、端末装置100は、所定の透過度を有する所定の太さの白線を少領域の周囲に配置し、少領域に含まれる領域の透過度と、少領域の周囲に配置した白線の透過度とを徐々に上げるとともに、白線の太さを徐々に細くする処理を行った。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、端末装置100が実行する演出処理のバリエーションについて説明する。なお、以下に説明する演出処理は、例えば表示制御部156が表示部154を制御することにより実現されてもよい。
【0107】
〔7−1.表示面積の変動〕
例えば、端末装置100は、検知結果に応じて、広告コンテンツC11aを表示する領域の面積を徐々に減少させることで、または、広告コンテンツC11bを表示する領域の面積を徐々に増加させる演出処理を実行し、広告コンテンツC11bを表示させてもよい。例えば、端末装置100は、広告コンテンツC11aの背面に広告コンテンツC11bを配置し、端末装置100の傾きを検出した場合は、広告コンテンツC11aを表示する領域の面積を徐々に減少させる演出処理を実行し、コンテンツC11bを表示させてもよい。
【0108】
また、端末装置100は、初期状態において、広告コンテンツC11bの背面に広告コンテンツC11aを配置し、広告コンテンツC11bを表示する幅を0に設定することで、広告コンテンツC11aを表示する。そして、端末装置100は、端末装置100の傾きを検出した場合は、広告コンテンツC11bを表示する幅を徐々に増加させる演出処理を実行し、広告コンテンツC11bを表示させてもよい。
【0109】
〔7−2.スリット表示〕
また、端末装置100は、広告コンテンツC11aを複数の領域に分けた各領域の幅を徐々に減少させることで、または、広告コンテンツC11bを複数の領域に分けた各領域の幅を徐々に増加させることで、広告コンテンツC11bを表示させるスリット表示を含む演出処理を実行してもよい。以下、スリット表示を含む演出処理について、図7を用いて説明する。
【0110】
図7は、実施形態に係る端末装置が実行するスリット表示の一例を説明する図である。なお、図7に示す例では、端末装置100が実行するスリット表示を含む演出処理の一例を、第1状態から第4状態に分けて記載した。なお、第1状態においては、端末装置100が図1に示す演出処理を同様の処理を実行するものとして、説明を省略する。
【0111】
例えば、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知する。ここで、端末装置100は、利用者がY軸を中心として、端末装置100を左側に傾けた場合は、第2状態に示すように、スリット表示を含む演出処理を開始する。具体的には、端末装置100は、広告コンテンツC11aを横幅が均等となる複数の領域(例えば、4つの領域)に分け、画面上の右側から左側へと各領域を表示する幅を減少させる。
【0112】
また、端末装置100は、第3状態に示すように、広告コンテンツC11aの各領域を表示する幅を徐々に減少させることで、広告枠50に表示させる広告コンテンツを広告コンテンツC11aから広告コンテンツC11bへと徐々に切り替える。そして、端末装置100は、各領域の幅を0まで縮小させることで、広告枠50に広告コンテンツC11bのみを表示する。
【0113】
なお、かかる処理は、広告コンテンツC11bを複数の領域に分けた各領域の幅を徐々に増加することで実現することもできる。例えば、端末装置100は、広告コンテンツC11bの背面に広告コンテンツC11aを配置し、広告コンテンツC11bを複数の領域に分けた各領域の幅を0に設定することで、図7の第1状態を実現する。そして、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知した場合は、広告コンテンツC11bの各領域の幅を徐々に増加させることで、第2状態〜第4状態に示す演出処理を実現してもよい。
【0114】
〔7−3.時間差スリット表示〕
また、端末装置100は、上述したスリット表示を含む演出表示において、各領域の幅を徐々に減少させるタイミングや、各領域の幅を徐々に増加させるタイミングを領域ごとに変更することで、各スリットにおける広告コンテンツC11が時間差で切り替わるといった時間差スリット表示を含む演出処理を実現してもよい。
【0115】
例えば、図8は、実施形態に係る端末装置が実行する時間差スリット表示の一例を説明する図である。なお、図8に示す例では、端末装置100が実行する時間差スリット表示を含む演出処理の一例を、第1状態から第4状態に分けて記載した。なお、第1状態においては、端末装置100が図1に示す演出処理を同様の処理を実行するものとして、説明を省略する。
【0116】
例えば、端末装置100は、利用者がY軸を中心として、端末装置100を左側に傾けた場合は、第2状態に示すように、時間差スリット表示を含む演出処理を開始する。具体的には、端末装置100は、広告コンテンツC11aを複数の領域に分け、画面上の右側に位置する領域から左側に位置する領域へと順に、各領域を表示する幅を減少させる処理を開始する。すなわち、端末装置100は、画面上の最も右側の領域、右から2番目の領域、右から3番目の領域、画面上の最も左側の領域の順に、所定の時間間隔で、広告コンテンツC11aを表示する幅を減少させる処理を開始する。
【0117】
この結果、端末装置100は、図8中の第2状態および第3状態に示すように、領域ごとに異なる態様で、広告コンテンツC11aの各領域の幅を減少させる。そして、端末装置100は、図8中の第4状態に示すように、各領域の幅を0まで縮小させることで、広告枠50に広告コンテンツC11bのみを表示する。
【0118】
〔7−4.スリット表示および時間差スリット表示のバリエーション〕
なお、図7、8に示す例では、端末装置100は、広告コンテンツC11aの各領域の幅を画面上の右側から左側へと減少させる処理の一例について記載したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、端末装置100が右側に傾いた場合には、各領域の左側から右側へと減少させてもよい。また、端末装置100は、表示領域を複数の領域に分け、各領域の中心から各領域の左右両側方向へ、広告コンテンツC11aが表示される領域の幅を減少、あるいは、広告コンテンツC11bが表示される領域の幅を増加させる処理を行ってもよい。
【0119】
また、端末装置100は、端末装置100の傾きの大きさに応じて、各領域の幅を変更する速さを変化させてもよい。例えば、端末装置100は、傾きの大きさが所定の閾値よりも小さい場合は、各領域の幅を所定の速さで変化させ、傾きの大きさが所定の閾値よりも大きい場合は、各領域の幅を所定の速さよりも早く変化させてもよい。
【0120】
また、端末装置100は、スリット表示および時間差スリット表示が行われている際に、利用者が画面をタップした場合は、タップした位置に表示されている広告コンテンツが広告コンテンツC11aであるか広告コンテンツC11bであるかを判定する。そして、端末装置100は、表示されている広告コンテンツが広告コンテンツC11aである場合は、広告コンテンツC11aと対応するコンテンツを表示し、表示されている広告コンテンツが広告コンテンツC11bである場合は、広告コンテンツC11bと対応するコンテンツを表示する。
【0121】
〔7−5.透過度の変動〕
また、端末装置100は、広告コンテンツC11aを表示し、検知結果に応じて、広告コンテンツC11aの透過度、または、広告コンテンツC11bの透過度を変更することで、広告コンテンツC11bを新たに表示してもよい。例えば、端末装置100は、広告コンテンツC11aの背面に広告コンテンツC11bを配置し、端末装置100が傾いた場合は、広告コンテンツC11aの透過度を0%から100%まで増加させることで、広告コンテンツC11bを表示してもよい。また、例えば、端末装置100は、広告コンテンツC11bの背面に広告コンテンツC11bを配置し、端末装置100が傾いた場合は、広告コンテンツC11bの透過度を100%から0%まで減少させることで、広告コンテンツC11bを表示してもよい。
【0122】
なお、端末装置100は、任意の態様で透過度を変動させることができる。例えば、端末装置100は、端末装置100がY軸を中心として左に傾いた場合は、画面上の左側から右側に向けて、広告コンテンツC11の透過度を徐々に変動させてもよい。また、端末装置100は、端末装置100がX軸を中心として奥に傾いた場合は、画面上の下側から上側に向けて、広告コンテンツC11の透過度を徐々に変動させてもよい。また、端末装置100は、広告コンテンツC11の中心から外側に向けて、透過度を徐々に変動させてもよい。
【0123】
〔7−6.複数コンテンツに対する演出処理〕
また、端末装置100は、広告コンテンツC11aと広告コンテンツC11bとの表示態様をそれぞれ変更し、広告コンテンツC11aから広告コンテンツC11bへの切り替えを行ってもよい。例えば、端末装置100は、図1に示す少領域や、図7、8に示す領域等、広告コンテンツC11aを複数の領域に分け、各領域ごとに異なる態様で表示態様を変更する。同様に、端末装置100は、広告コンテンツC11bを複数の領域に分け、各領域ごとに異なる態様で表示態様を変更する。
【0124】
例えば、端末装置100は、広告コンテンツC11aの背面に広告コンテンツC11bを配置し、広告コンテンツC11bの背面に背景画像を配置する。また、端末装置100は、広告コンテンツC11aの各領域の透過度を0%から100%まで徐々に上昇させるとともに、広告コンテンツC11bの各領域の透過度を0%から所定の値まで徐々に上昇させ、その後、透過度を再度0%に戻す。かかる処理を実行することで、端末装置100は、傾きを検出した際に、半透明な広告コンテンツC11aと広告コンテンツC11bとを通して背景画像を表示した後で、広告コンテンツC11bを表示するといった演出を行うことができる。
【0125】
〔7−7.パララックス表示〕
また、端末装置100は、複数の広告コンテンツを任意の表示態様で表示するとともに、検知結果に応じて、各広告コンテンツを異なる移動量で移動させるパララックス表示を含む演出処理を行ってもよい。例えば、端末装置100は、第1の広告コンテンツと第2の広告コンテンツとを重ねて表示するとともに、第1の広告コンテンツを第2の広告コンテンツよりも遅い移動量で移動させる演出処理とともに、第1の広告コンテンツと第2の広告コンテンツとを同時に表示してもよい。
【0126】
以下、図9を用いて、パララックス表示を含む演出処理の一例について説明する。図9は、実施形態に係る端末装置が実行するパララックス表示の一例を説明する図である。なお、図9に示す例では、端末装置100が実行するパララックス表示を含む演出処理の一例を、第1状態から第4状態に分けて記載した。
【0127】
例えば、端末装置100は、ウェブページC10とともに、複数の広告コンテンツC12a〜12cを含む広告コンテンツC12を受信する。具体例を説明すると、広告コンテンツC12aは、「あなたにピッタリなスマホ」等という広告文とともに、広告対象となるスマートフォンが斜め正面から描画された画像である。また、広告コンテンツC12bは、「お気に入りの一台が見つかる」等という広告文とともに、スマートフォンを背面から描画した画像が、画像上の右側に配置された画像である。
【0128】
また、広告コンテンツC12cは、スマートフォンを正面から描画した画像が、画面上の右側に配置された画像である。なお、広告コンテンツC12cは、第1の広告コンテンツとして表示される広告コンテンツであり、広告コンテンツC12aと広告コンテンツC12bとは、第2の広告コンテンツとして表示される広告コンテンツである。
【0129】
かかる広告コンテンツC12を受信した場合、端末装置100は、広告コンテンツC12aを広告枠50内に表示するとともに、広告コンテンツC11c広告コンテンツC11aよりも前面に配置する。この結果、端末装置100は、図9中の第1状態に示すように、広告コンテンツC12aに広告コンテンツC12cをオーバーラップした画像を表示する。
【0130】
ここで、端末装置100は、端末装置100がY軸を中心として左側に傾けられた場合は、図9中の第2状態に示すように、広告コンテンツC12aを画面上の右側から左側へと移動させるとともに、広告コンテンツC12aと同一の移動量で広告コンテンツC12bを画面上の左側から右側へと移動させる。すなわち、端末装置100は、広告コンテンツC12aと広告コンテンツC12bとを、あたかも一つの画像のようにして、画面上の右側から左側へと移動させる。
【0131】
さらに、端末装置100は、広告コンテンツC12cを、画面上の右側から左側へと、広告コンテンツC12a、C12bの移動量よりも少ない移動量(例えば、半分の移動量)で移動させる。また、端末装置100は、図9中の第3状態に示すように、端末装置100がY軸を中心として左側に傾けられている間、上述した処理を継続する。この結果、端末装置100は、図9中の第4状態に示すように、広告コンテンツC12bに広告コンテンツC11cをオーバーラップした画像を表示する。
【0132】
より具体的には、広告コンテンツC12bに描画されたスマートフォンの背面と、広告コンテンツC12cに描画されたスマートフォンの正面とが並んで描画されたような画像を表示する。かかる演出処理を実行することで、端末装置100は、あたかも第1状態において表示される広告の一部が移動し、第4状態において表示される広告の一部となるような演出で、広告コンテンツの切り替えを行うことができる。
【0133】
以下、図9に示すパララックス表示を実現するために端末装置100が実行する処理の一例について説明する。まず、端末装置100は、図9の第1状態において、広告コンテンツC12aが表示された画面上の位置の座標を初期座標として特定する。例えば、端末装置100は、画面上の左上に位置する頂点を原点として、広告コンテンツC12aの左上に位置する頂点の位置を特定する。
【0134】
続いて、端末装置100は、端末装置100が傾けられた場合には、図9中の第2状態および第3状態に示すように、端末装置100が傾けられた角度に応じて、広告コンテンツC12aを左側に移動させる。ここで、端末装置100は、初期座標を基準として、広告コンテンツC12aを移動させた移動量を特定する。そして、端末装置100は、特定した移動量を所定の値(例えば、2)で除算した値を広告コンテンツC12cの移動量とする。
【0135】
なお、端末装置100は、広告コンテンツC12aの移動量を所定の値で除算した値以外にも、広告コンテンツC12aの移動量に基づく任意の移動量を広告コンテンツC12cの移動量として採用してもよい。例えば、端末装置100は、広告コンテンツC12aの移動量に対して指数関数的に移動させてもよく、第1状態から第2状態、第2状態から第3状態、第3状態から第4状態までで、それぞれ異なる移動量を適用することとしてもよい。
【0136】
〔8.広告配信システムの処理フロー〕
次に、図10を用いて、制御情報を実行した端末装置100が実行する処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る端末装置が実行する表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0137】
図10に示す例では、端末装置100は、ユーザの操作に応じてコンテンツ配信サーバ30にウェブページC10の配信を要求し、コンテンツ配信サーバ30からウェブページC10を受信する(ステップS101)。次に、端末装置100は、配信されたウェブページC10に広告取得命令が含まれる場合は、広告配信サーバ20に対して配信要求を送信する(ステップS102)。次に、端末装置100は、第1の広告コンテンツと第2の広告コンテンツとを受信したか否かを判定する(ステップS103)。例えば、端末装置100は、広告コンテンツC11aと広告コンテンツC11bとを受信したか否かを判定する。そして、端末装置100は、第1の広告コンテンツと第2の広告コンテンツとを受信していないと判定した場合は(ステップS103:No)、再度ステップS103を実行する。
【0138】
また、端末装置100は、第1の広告コンテンツと第2の広告コンテンツとを受信した場合は(ステップS103:Yes)、ウェブページを表示するとともに、受信した第1の広告コンテンツを広告枠50に表示する(ステップS104)。次に、端末装置100は、物理センサ140を用いて、傾きが検出されたか否かを判定し(ステップS105)、傾きが検出された場合は(ステップS105:Yes)、演出処理を実行して、第1の広告コンテンツの表示態様を変更するとともに、第2の広告コンテンツを表示し(ステップS106)、処理を終了する。一方、端末装置100は、傾きが検出されていない場合は(ステップS105:No)、再度、傾きが検出されたか否かを判定する(ステップS105)。
【0139】
〔9.変形例〕
上記した実施形態に係る広告配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告配信システム1の他の実施形態について説明する。
【0140】
〔9−1.傾きについて〕
上述した端末装置100は、傾きを検知すると、広告コンテンツC11、C12の表示態様を変更した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、検知した傾きが所定の閾値以上となった場合に、広告コンテンツC11a、C11bの表示態様を変更してもよい。
【0141】
また、端末装置100は、端末装置100が傾けられた方向に応じて、各コンテンツC11を表示される領域の面積を変動させる態様を変更してもよい。例えば、端末装置100は、端末装置100がX軸を中心として奥側に傾けられた場合は、画面上の下側から上側へと、少領域の表示態様の変更、スリット表示、時間差スリット表示、透過度の変更等を適用してもよい。
【0142】
また、端末装置100は、端末装置100が傾けられた角度に応じて、異なる演出で広告コンテンツC11、C12の表示態様を変更してもよい。例えば、端末装置100は、端末装置100が傾けられた角度が第1の閾値以上となる場合は、図7図8に示す演出処理で広告コンテンツC11の表示態様を変更し、端末装置100が傾けられた角度が第1の閾値よりも大きい第2の閾値以上となる場合は、図1に示す演出処理で、広告コンテンツC11の表示態様を変更してもよい。
【0143】
また、端末装置100は、端末装置100が傾けられた角度に応じて、演出処理の進行を変更してもよい。例えば、端末装置100は、端末装置100が所定の方向に90度傾けられるまでは、端末装置100が傾けられた角度に応じて、コンテンツC11aの透過度やコンテンツC11aを表示する領域の幅を変動させる。そして、端末装置100は、端末装置100が所定の方向に90度傾けられた場合は、演出処理を最後まで実行し、コンテンツC11aをコンテンツC11bに切り替えてもよい。
【0144】
また、端末装置100は、所定の時間以上端末装置100が傾けられた場合は、演出処理を変化させ、かかる状態において利用者が出力部130の画面をタッチした場合や、画面から指を離した場合等に、対応するランディングページを表示してもよい。
【0145】
〔9−2.物理センサについて〕
上述した例では、端末装置100は、物理センサ140を用いて、端末装置100の傾きを検知し、検知結果に応じて、上述した演出処理を実行した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、物理センサ140を用いて、端末装置100に加えられた加速度、端末装置100に対する衝撃、所定の操作、端末装置の周囲の温度、照度、音量等、端末装置100の物理センサ140が測定できる任意の物理的な状態を測定する。そして、端末装置100は、任意の測定結果をトリガとして、上述した演出処理を行えばよい。また、端末装置100は、測定結果に応じて、任意の演出処理を組み合わせてもよい。
【0146】
例えば、端末装置100は、端末装置100に対する操作の内容や周囲の温度、照度、音量等に応じて異なる演出処理を実行してもよい。また、端末装置100は、振動などから利用者が歩いているか否かを検出する。また、端末装置100は、利用者が歩いていると判定した場合は、振動に応じて、図1図7図9に示す第1状態と第2状態とを繰り返すといった処理を実行する。そして、端末装置100は、利用者が端末装置100を大きく傾けたことをトリガとして、演出処理を最後まで実行し、広告コンテンツの切り替えを行ってもよい。
【0147】
〔9−3.表示態様について〕
上述した実施形態において説明した演出処理や、広告コンテンツC11、C12の表示態様は、あくまで一例であり、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、初期状態において、図1に示す第2状態や第3状態といった演出処理の途中画面を表示する。そして、端末装置100は、検出した傾きの方向に応じて、広告コンテンツC11の表示態様を、第1状態や第4状態に遷移させてもよい。
【0148】
例えば、端末装置100は、端末装置100がY軸を中心として右に傾けられた場合は、広告コンテンツC11の表示態様を第3状態、第2状態、第1状態の順に遷移させ、広告コンテンツC11aを表示し、端末装置100がY軸を中心として左に傾けられた場合は、広告コンテンツC11の表示態様を第3状態、第4状態の順に遷移させ、広告コンテンツC11bを表示してもよい。
【0149】
また、端末装置100は、他の任意の広告コンテンツを表示してもよい。例えば、端末装置100は、初期状態において、モデルの顔だけが描画された広告コンテンツを表示し、端末装置100の傾きを検出した場合は、演出処理とともに、モデルの前身が描画された広告コンテンツを表示するといった表示処理を行ってもよい。
【0150】
また、他の例では、広告コンテンツC11は、広告コンテンツC11bと、色違いの衣料を着用した女性の画像を含む広告コンテンツとを含んでいてもよい。かかる例では、端末装置100は、初期状態において所定の衣料を着用した女性の画像を含む広告コンテンツを表示し、端末装置100の傾きを検出すると、演出処理とともに、色違いの衣料を着用した女性の画像を含む広告コンテンツを表示してもよい。
【0151】
なお、端末装置100は、演出処理とともに、表示される広告コンテンツを、同一広告主によって提供される広告コンテンツに切り替えてもよく、異なる広告主によって提供される広告コンテンツに切り替えてもよい。すなわち、広告コンテンツC11、C12には、任意の画像や広告文等が配置されてもよい。また、広告コンテンツC11、C12は、任意の数の広告コンテンツを含むことができる。
【0152】
〔9−4.演出処理について〕
また、上述した例では、端末装置100は、広告コンテンツC11を表示する幅や透過度等を変更する演出処理や、広告コンテンツ12を移動させる演出処理を実行したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、検知した傾きの方向や角度に応じて、広告コンテンツC11、C12の明度、彩度、色彩、透過度等を変更してもよい。また、端末装置100は、演出処理の際に、広告コンテンツC11、C12に対し、任意の図形、画像、色彩等を任意の態様で表示してもよい。
【0153】
すなわち、端末装置100は、表示する広告コンテンツを第1の広告コンテンツから第2の広告コンテンツへと切り替える際に、第2の広告コンテンツを引き立てるような表示態様であるならば、第1の広告コンテンツの表示態様を任意の態様で変化させる演出処理を採用することができる。
【0154】
また、端末装置100は、端末装置100を傾けた際に上述した演出処理が実行させることを利用者に気づかせるため、アテンション表示を行ってもよい。例えば、端末装置100は、広告枠50が表示されている状態で、利用者の指が画面上に触れている場合は、利用者の指が触れている箇所に、端末装置100を傾ける動作を利用者に促す図形や文字等をアテンション表示として表示してもよい。
【0155】
〔9−5.広告コンテンツの選択について〕
上述した例では、端末装置100は、利用者が広告コンテンツC11aを選択した際と、広告コンテンツC11bを選択した際とで、異なるランディングページ等のコンテンツを表示した。ここで、端末装置100は、利用者が広告コンテンツC11aを選択した際と、広告コンテンツC11bを選択した際とで、同一のランディングページを表示してもよい。また、端末装置100は、利用者が広告コンテンツC11aを選択した際と、広告コンテンツC11bを選択した際とで、同一のランディングページを表示するものの、かかるランディングページに配置される動画等のコンテンツを異なるコンテンツに変更してもよい。
【0156】
また、端末装置100は、利用者が広告コンテンツC11、C12を選択した際の演出処理の進行度合いに応じて、異なるランディングページを表示してもよい。例えば、端末装置100は、図1に示す第1状態と第2状態において、利用者が広告枠50内をタップした場合は、広告コンテンツC11aに対応するランディングページを表示し、図1に示す第2状態と第3状態において、利用者が広告枠50内をタップした場合は、広告コンテンツC11bに対応する第2のランディングページを表示してもよい。
【0157】
〔9−6.ログについて〕
ここで、端末装置100は、実際に表示された広告コンテンツや、利用者によって選択された広告コンテンツのログを取ってもよい。例えば、端末装置100は、利用者が端末装置100を傾けずに、ウェブページC10の表示を終了した場合は、広告コンテンツC11aのみが閲覧された旨のログを取得する。一方で、端末装置100は、利用者が端末装置100を傾けて、広告コンテンツC11aを広告コンテンツC11bに切り替えた場合は、広告コンテンツC11aと広告コンテンツC11bとが閲覧された旨のログを取得する。また、端末装置100は、初期状態や、演出処理を実行中に利用者が広告枠50内をタップした場合は、上述した処理により利用者が選択した広告コンテンツを特定し、特定した広告コンテンツが選択された旨のログを取得する。
【0158】
このように端末装置100が取得したログは、各広告コンテンツのCTRの更新や、広告主に広告効果を報告する際等に有用なログとなる。また、端末装置100が取得したログは、ランディングページに配置されるコンテンツの変更に用いられてもよい。例えば、端末装置100は、利用者が広告コンテンツC12a〜12cを選択した場合は、同一のランディングページを取得するとともに、かかるランディングページを配信するサーバに対して、利用者が選択した広告コンテンツがどの広告コンテンツであったかを通知する。かかる際、ランディングページを配信するサーバは、通知された広告コンテンツに応じた動画像等のコンテンツを特定し、特定したコンテンツをランディングページに配置するよう端末装置100に指示する。この結果、端末装置100は、利用者が選択した広告コンテンツに応じたコンテンツを表示することができる。
【0159】
また、端末装置100は、取得したログの状況に応じて、広告コンテンツC12a〜C12cを表示する順序を変更してもよい。例えば、図9において、端末装置100は、広告コンテンツC12aのCTRが広告コンテンツC12bのCTRよりも大きい場合には、第1状態を初期状態として表示し、広告コンテンツC12bのCTRが広告コンテンツC12aのCTRよりも大きい場合には、第4状態を初期状態として表示してもよい。
【0160】
また、端末装置100は、各広告コンテンツC12a〜12cに対し、最低限表示する回数が設定されている場合には、現在表示された回数と最低限表示する回数との差分(すなわち、広告在庫数)に応じて、最初に表示する広告コンテンツを変更してもよい。例えば、端末装置100は、広告コンテンツC12aの広告在庫数よりも広告コンテンツC12bの広告在庫数の方が多い場合には、図9の第4状態を初期状態として表示してもよい。
【0161】
また、端末装置100は、ログの状況や広告在庫数に基づいて、広告コンテンツC12のランディングページを変更してもよい。例えば、端末装置100は、広告コンテンツC12aのCTRが広告コンテンツC12bのCTRよりも大きい場合には、広告コンテンツC12b、C12cが選択されたとしても、広告コンテンツC12aと対応するランディングページを表示してもよい。
【0162】
このように、端末装置100は、ログの状況およびログに基づく処理においては、各広告コンテンツC12a〜12cを一体の広告として扱ってもよく、異なる広告として扱ってもよい。また、端末装置100は、上述した処理を矛盾しない範囲で組み合わせることで、ログに応じた広告表示処理およびランディングページの遷移を実行することができる。
【0163】
〔9−7.制御情報について〕
上記した端末装置100は、広告配信サーバ20が広告コンテンツとともに配信する制御情報を用いて、上記した表示処理を実行した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、上記した制御情報をコンテンツ配信サーバ30からウェブページとともに受信し、広告配信サーバ20から広告コンテンツとともに表示指示を受信する。そして、端末装置100は、コンテンツ配信サーバ30から受信した制御情報を実行するとともに、受信した表示指示に従って広告コンテンツの表示態様を変更してもよい。
【0164】
また、端末装置100は、ウェブページC10の表示処理、上述した演出処理等を端末装置100に実行されるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、かかるアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。
【0165】
〔9−8.広告コンテンツとウェブページとについて〕
上記実施形態では、広告コンテンツがウェブページの広告枠に表示される例を示したが、広告コンテンツが表示されるのはウェブページに限られない。例えば、上記してきた広告コンテンツ等は、携帯電話ゲーム等の画面に表示されてもよい。また、端末装置100は、広告コンテンツ以外にも、任意のコンテンツについて、上述した処理を実行してもよい。
【0166】
〔9−9.装置構成〕
また、上記実施形態では、広告配信システム1に、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とが含まれる例を示したが、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とは1個の装置として形成されてもよい。この場合、図3に示した広告配信サーバ20は、例えば、図5に示したコンテンツ記憶部32、受付部34、配信部35を有する。そして、広告配信サーバ20は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付けた場合に、広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
【0167】
また、上記実施形態では、広告配信サーバ20から端末装置100に広告コンテンツが配信される例を示したが、コンテンツ配信サーバ30が、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得してもよい。この場合、広告配信サーバ20の要求受付部26は、コンテンツ配信サーバ30から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。また、広告配信サーバ20は、コンテンツ配信サーバ30に広告コンテンツを配信する。また、コンテンツ配信サーバ30は、広告配信サーバ20から取得した広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
【0168】
〔9−10.端末装置の操作記録〕
また、上述してきた端末装置100は、実施形態に係る広告コンテンツが配置されているウェブページに対して、ユーザがどれだけ端末装置100を操作したかという記録を広告配信サーバ20に送信してもよい。具体的には、端末装置100は、広告コンテンツが配置されているウェブページに対してユーザが行うスクロール操作や、ウェブページの拡大縮小操作、物理センサ140が測定した傾きの有無や角度等の端末装置100の物理的状態などを記録する。
【0169】
また、端末装置100は、広告コンテンツに対するクリック操作や、ウェブページをリロードした回数や、広告コンテンツを特定する情報について端末装置からの発信操作(例えば、SNSへの書き込みなど)など、ユーザが端末装置100に対して行う種々の操作を記録することもできる。そして、端末装置100は、操作履歴に関する情報を広告配信サーバ20に送信する。
【0170】
かかる場合、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された操作履歴に関する情報を集計し、かかる情報について分析した情報をさらに取得する。例えば、広告配信サーバ20は、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツとかかる制御情報を伴わない広告コンテンツとについて、スクロール操作の回数や、利用者が端末装置100を傾けた回数や角度、CTRなどの広告効果の指標を比較した情報などを取得する。
【0171】
ここで、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツが表示されるウェブページに対する操作履歴は、広告効果を示す指標となりうる。すなわち、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツが表示されるウェブページにおいては、ユーザによって広告コンテンツ自体がクリックされることにより広告コンテンツ先のウェブページが表示されることのみならず、かかるウェブページに対してユーザがどれだけ端末装置100を傾けたか(つまり、ユーザがどれだけウェブページの表示態様を変化させたか)という操作履歴自体がユーザの広告コンテンツへの興味を示す指標といえる。
【0172】
例えば、広告配信サーバ20は、利用者が端末装置100を傾かせた回数、角度、時間等を比較することで、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツを表示した際に、広告に対する関心をどれくらい発生させたかを示す指標を提供することができる。したがって、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報を送信することにより、実施形態に係る広告コンテンツの表示されるウェブページに対する広告効果の指標を示すレポートとすることができる。なお、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報をそのまま送信してもよい。
【0173】
これにより、広告配信サーバ20は、端末装置100における実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツの表示態様の有用性を広告主に示すことができる。
【0174】
ここで、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された操作履歴に基づいて、広告主への課金を行ってもよい。例えば、広告配信サーバ20は、広告コンテンツの表示回数や広告コンテンツの選択回数、ランディングページへの遷移回数等に基づいて、広告主への課金を行ってもよい。また、広告配信サーバ20は、所定回数以上広告コンテンツが選択されたことを条件に、あるいは、所定の時間以上広告コンテンツが表示又は操作されたことを条件に、広告主への課金を行ってもよい。た、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された操作履歴に基づいて、広告主への課金額を動的に変更してもよい。
【0175】
このように、広告配信サーバ20は、広告コンテンツの選択回数、広告コンテンツの表示時間、端末装置100の利用者が広告コンテンツに対して行った操作等に基づいて、広告主への課金を行う。すなわち、広告配信サーバ20は、広告コンテンツを利用者が認知したか否かをより客観的に示すことができる情報、すなわち、ブランディングの度合いを示す指標に基づいて、広告主への課金を行うことができる。この結果、広告配信サーバ20は、ブランディングの度合いを適切に示すことができない場合があるという従来の広告配信技術の課題を解決できる。このため、広告配信サーバ20は、適切なブランディングの度合いの提示や、適切なブランディングの度合いに基づく課金を行うことができる。
【0176】
〔9−11.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0177】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図6に示した要求部151および操作制御部152は統合されてもよい。
【0178】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0179】
〔9−12.プログラム〕
また、上記してきた実施形態に係る端末装置100、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告配信サーバ20を例に挙げて説明する。図11は、広告配信サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1400、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0180】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0181】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、係るプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1400は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0182】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0183】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、係るプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0184】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告配信サーバ20として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部23の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部22内のデータ、すなわち広告データベース24が格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からこれらのプログラムを取得してもよい。
【0185】
なお、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。
【0186】
なお、コンピュータ1000が実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部33の機能を実現する。また、HDD1400には、コンテンツ記憶部32内のデータが格納される。
【0187】
〔10.効果〕
上述したように、端末装置100は、画面上に第1コンテンツ(例えば、広告コンテンツC11aや広告コンテンツC12a、C12c)を表示する。また、端末装置100は、物理センサ140等を用いて、端末装置100の物理的な状態を検知する。そして、端末装置100は、検知結果に応じて、第1コンテンツの表示態様を変更する演出処理を実行しつつ画面上に新たな第2コンテンツ(例えば、広告コンテンツC11bや広告コンテンツC12b)を表示させる。この結果、端末装置100は、利用者が端末装置100に対して物理的な状態の変動を与えた場合に、様々な演出とともに、第1コンテンツを第2コンテンツに切り替えることができる。このため、端末装置100は、利用者に対し、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0188】
また、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知し、端末装置100の傾きに応じて、第1コンテンツの表示態様を変更しつつ画面上に第2コンテンツを表示させる。例えば、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知した場合は、第1コンテンツの表示態様を変更しつつ画面上に第2コンテンツを表示させる。このため、端末装置100は、広告コンテンツの切り替えに気づいた利用者が、能動的に端末装置100を傾ける等してコンテンツの切り替えを行うといった動作を実行させることができる。この結果、端末装置100は、利用者に対し、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0189】
また、端末装置100は、第1コンテンツと第2コンテンツとを重ねて配置する。そして、端末装置100は、検知結果に応じて、第1コンテンツを表示する領域の面積を徐々に減少させることで、または、第2コンテンツを表示する領域の面積を徐々に増加させることで、第2コンテンツを表示する。このため、端末装置100は、表示されるコンテンツが徐々に変化する演出で、コンテンツの切り替えを行うことができるので、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0190】
また、端末装置100は、第1コンテンツが表示される領域の幅を徐々に減少させることで、または、第2コンテンツが表示される領域の幅を徐々に増加させることで、第2コンテンツを表示する。このため、端末装置100は、表示されるコンテンツがスライド式に変化する演出で、コンテンツの切り替えを行うことができるので、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0191】
また、端末装置100は、第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域の幅を徐々に減少させることで、または、第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域の幅を徐々に増加させることで、第2コンテンツを表示する。すなわち、端末装置100は、スリット表示を含む演出処理を実行し、コンテンツの切り替えを行う。この結果、端末装置100は、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を強く生じさせることができる。
【0192】
また、端末装置100は、第1コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに、異なるタイミングで、各領域の幅を徐々に減少させることで、または、第2コンテンツを複数の領域に分けた各領域ごとに、異なるタイミングで、各領域の幅を徐々に増加させることで、第2コンテンツを表示する。すなわち、端末装置100は、時間差スリット表示を含む演出処理を実行し、コンテンツの切り替えを行う。この結果、端末装置100は、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味をさらに強く生じさせることができる。
【0193】
また、端末装置100は、検知結果に応じて、第1コンテンツの透過度を変更することで、または、第2コンテンツの透過度を変更することで、第2コンテンツを表示させる。このため、端末装置100は、第1コンテンツを徐々に第2コンテンツへと変化させる演出で、コンテンツの切り替えを行うことができるので、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0194】
また、端末装置100は、第1コンテンツを複数の少領域に分け、少領域ごとに透過度の変化の態様が異なるように第1コンテンツの表示態様を変更することで、または、第2コンテンツを複数の少領域に分け、少各領域ごとに透過度の変化の態様が異なるように第2コンテンツの表示態様を変更し、第2コンテンツを表示させる。例えば、端末装置100は、図1に示した演出処理のように、透過度を変化させるタイミングが少領域ごとに異なる態様で、広告コンテンツC11aの表示態様を変更し、広告コンテンツC11bを表示する。このため、端末装置100は、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味をさらに強く生じさせることができる。
【0195】
また、端末装置100は、第1コンテンツを複数の領域に分けた少領域ごとに異なる態様で表示態様を変更し、かつ、第2コンテンツを複数の領域に分けた少領域ごとにそれぞれ異なる態様で表示態様を変更する。このため、端末装置100は、第1コンテンツおよび第2コンテンツの背面に配置された他のコンテンツを見せる演出や、第1コンテンツおよび第2コンテンツの表示態様をそれぞれ異なる態様で変化させる等の演出処理を実現できる。この結果、端末装置100は、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味をさらに強く生じさせることができる。
【0196】
また、端末装置100は、検知結果に応じて、第1コンテンツと第2コンテンツとを異なる移動量で移動させる。例えば、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知すると、第1コンテンツと第2コンテンツとを異なる移動量で移動させるパララックス表示を行う。このため、端末装置100は、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0197】
また、端末装置100は、検知結果に応じて、第1コンテンツを第2コンテンツよりも少ない移動量で移動させ、第1コンテンツと第2コンテンツとを画面上に表示する。例えば、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知すると、広告コンテンツC12aとC12bとを所定の移動量で移動させるとともに、広告コンテンツC12cを所定の移動量の半分の移動量で移動させる。このため、端末装置100は、あたかも第1コンテンツの一部が第2コンテンツの一部となるかのような演出で、広告コンテンツ等を表示することができる。この結果、端末装置100は、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0198】
また、端末装置100は、画面上に第2コンテンツが表示されている場合は、検知結果に応じて、第2コンテンツの表示態様を変更しつつ画面上に第1コンテンツを表示する。この結果、端末装置100は、利用者に対し、何度もコンテンツの切り替えを行わせることができるので、コンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0199】
また、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知し、端末装置100が傾いた方向に応じた態様で、第1コンテンツの表示態様を変更する。例えば、端末装置100は、端末装置100が傾いた方向に応じて、第1コンテンツの透過度、第1コンテンツを表示する領域の幅、第1コンテンツの位置等を変更する方向を変更する。このため、端末装置100は、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0200】
また、端末装置100は、端末装置100の傾きを検知し、検知した傾きの大きさに応じた態様で、第1コンテンツの表示態様を変更する。例えば、端末装置100は、検知した傾きの大きさに応じて、異なる演出処理を実行し、表示するコンテンツの切り替えを行う。このため、端末装置100は、コンテンツを切り替えるために利用者に何度も試行錯誤させる動機づけを提供できる結果、利用者のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0201】
また、端末装置100は、第1コンテンツまたは第2コンテンツの表示態様を変更している間に、利用者が画面上を選択した場合は、選択した位置に表示されているコンテンツに対応する新たなコンテンツを表示する。例えば、端末装置100は、利用者が選択した位置に表示されているコンテンツがどちらのコンテンツであるかを判定し、判定結果となるコンテンツに対応するランディングページを表示する。このため、端末装置100は、様々なタイミングでコンテンツを選択させるための動機づけを利用者に提供できる結果、利用者のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0202】
また、端末装置100は、利用者が第1コンテンツを選択した場合には、所定のコンテンツを表示し、利用者が第2コンテンツを選択した場合には、所定のコンテンツとは異なるコンテンツを表示する。例えば、端末装置100は、第1コンテンツと第2コンテンツとで異なるランディングページを表示する。このため、端末装置100は、利用者のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0203】
また、広告配信サーバ20は、第1コンテンツと第2コンテンツと制御情報とを端末装置100に配信する。ここで、制御情報は、画面上に第1コンテンツを表示する処理と、端末装置100の物理的な状態を検知する処理と、検知結果に応じて、第1コンテンツの表示態様を変更しつつ画面上に第2コンテンツを表示させる処理とを端末装置100に実行させる。このため、広告配信サーバ20は、利用者に対し、広告コンテンツ等の任意のコンテンツに対する興味を生じさせることができる。
【0204】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0205】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、配信部は、配信手段や配信回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0206】
1 広告配信システム
10 広告主端末
20 広告配信サーバ
21、31、110 通信部
22 記憶部
23、33、150 制御部
24 広告データベース
25 入稿受付部
26 要求受付部
27 広告選択部
28 配信部
30 コンテンツ配信サーバ
32 コンテンツ記憶部
34 受付部
35 配信部
100 端末装置
120 入力部
130 出力部
140 物理センサ
151 要求部
152 操作制御部
153 画面制御部
154 表示部
155 検知部
156 表示制御部
図2
図3
図4
図5
図6
図9
図10
図11
図1
図7
図8