特許6047224IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

鉱油系基油、当該鉱油系基油を用いた潤滑油組成物、並びに、当該潤滑油組成物を用いた内燃機関及び内燃機関の潤滑方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】低温での省燃費性やエンジンの低温始動性といった低温粘度特性が良好であると共に、添加剤として重合体成分を配合した際に、当該重合体成分に起因したピストンの高温清浄性の低下の抑制効果に優れたエンジン油となり得る鉱油系基油、及び当該鉱油系基油を含有する潤滑油組成物、並びに当該潤滑油組成物を用いた内燃機関及び内燃機関の潤滑方法を提供する。
【解決手段】100℃における動粘度が2mm2/s以上7mm2/s未満であり、粘度指数が100以上であり、回転型レオメータを用いて、角速度6.3rad/s、歪み量0.1〜100%の条件下で計測した、−10℃と−25℃の2点間における複素粘度の温度勾配|Δη*|が、60Pa・s/℃以下である、鉱油系基油。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、低温粘度特性の向上のために、潤滑油基油に、流動点降下剤や粘度指数向上剤として、重合体成分を配合して、エンジン油の低温粘度特性の向上を図ることが一般的に行われている。
しかしながら、流動点降下剤や粘度指数向上剤として配合される重合体成分の存在は、エンジン油のピストンの高温清浄性を低下させる要因ともなる。
特許文献1〜4に記載の潤滑油基油を用いたエンジン油は、ピストンの高温清浄性に問題があると共に、低温粘度特性についても更なる向上し得る余地がある。
そのため、低温粘度特性及びピストンの高温清浄性を共にバランス良く向上させたエンジン油として使用し得る潤滑油組成物が求められている。 本発明は、低温での省燃費性やエンジンの低温始動性といった低温粘度特性が良好であると共に、ピストンの高温清浄性に優れたエンジン油となり得る鉱油系基油、鉱油系基油を用いた潤滑油組成物、並びに当該潤滑油組成物を用いた内燃機関及び内燃機関の潤滑方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、所定の動粘度及び粘度指数を有すると共に、−10℃と−25℃の2点間における複素粘度の温度勾配|Δη*|を所定値以下に調整した鉱油系基油が、課題を解決し得ることを見出した。本発明は、この知見を元に、完成されたものである。
【発明の効果】
本発明の鉱油系基油を用いることで、低温での省燃費性やエンジンの低温始動性といった低温粘度特性が良好であると共に、ピストンの高温清浄性に優れた潤滑油組成物を容易に調製することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】実施例2の鉱油系基油(2)、比較例1の鉱油系基油(a)、及び比較例2の鉱油系基油(b)について、温度と複素粘度η*との関係を示したグラフである。

【図2】ピストンリング及びライナーを備えた摺動機構の構成の概略を示す模式図である。

1:摺動機構   2:ブロック   2a:ピストン運動路   2b:クランクシャフト収容部   4:ピストン   6、8:ピストンリング   10:クランクシャフト   12:ライナー

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