【文献】
Moresi V. et al.,Myogenin and Class II HDACs Control Neurogenic Muscle Atrophy by Inducing E3 Ubiquitin Ligases,Cell,2010年,Vol.143,pp.35-45
【文献】
Mihaylova M. M. et al.,Class IIa Histone Deacetylases Are Hormone-Activated Regulators of FOXO and Mammalian Glucose Homeostasis,Cell,2011年 5月13日,Vol.145,pp.607-621
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
少なくとも1つの医薬的に許容可能な担体または賦形剤を伴って、医薬有効成分として請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩を含む医薬組成物。
神経変性、筋萎縮またはメタボリックシンドロームの治療または予防において使用するための、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
神経変性、筋萎縮またはメタボリックシンドロームの治療または予防用医薬の製造のための、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩の使用。
【発明を実施するための形態】
【0059】
本発明は、HDAC4の阻害によってモジュレートされる疾患、状態および/または障害の治療または予防において有用となり得る、化合物およびその医薬組成物を提供する。
【0060】
実施形態1:本発明の第一の態様において上記で定義した通りの式(I)の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0061】
実施形態2:本発明の第二の態様において上記で定義した通りの式(I)の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0062】
実施形態3:Lが−C(=O)−を表す、実施形態1もしくは実施形態2による化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0063】
実施形態4:Lが−S(=O)
2−を表す、実施形態1もしくは実施形態2による化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0064】
実施形態5:R
1が、C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、ハロゲンC
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシ、C
1〜6アルコキシC
1〜6アルキル、C
1〜6アルキルカルボニルC
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシカルボニルC
1〜6アルキル、ヒドロキシC
1〜6アルキル、アミノC
1〜6アルキル、C
1〜4アルキルアミノC
1〜6アルキル、ジC
1〜4アルキルアミノC
1〜6アルキル、アミノカルボニルC
1〜6アルキル、C
1〜4アルキルアミノカルボニルC
1〜6アルキル、ジC
1〜4アルキルアミノカルボニルC
1〜6アルキル、C
3〜8シクロアルキルC
0〜6アルキル、フェニルC
0〜6アルキル、ヘテロアリールC
0〜6アルキル{ここで、前記ヘテロアリール部分は、N、OおよびSから個々に選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含む5または6員の芳香族環である}、ヘテロシクリルC
0〜6アルキル{ここで、前記ヘテロシクリル部分は、N、OおよびSから個々に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5または6員の非芳香族環である}、または−CR
7R
8{ここで、R
7はフェニルC
0〜5アルキルを表し、R
8はジC
1〜2アルキルアミノC
1〜4アルキルを表す}を表し、ここで、前記シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル部分のいずれかは、R
9から選択される同じであっても異なっていてもよい1、2、3、4または5個の置換基によって場合により置換されている、実施形態1、3もしくは4のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0065】
実施形態6:R
1が、C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、ハロゲンC
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシ、C
1〜6アルコキシC
1〜6アルキル、C
1〜6アルキルカルボニルC
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシカルボニルC
1〜6アルキル、ヒドロキシC
1〜6アルキル、アミノC
1〜6アルキル、C
1〜4アルキルアミノC
1〜6アルキル、ジC
1〜4アルキルアミノC
1〜6アルキル、アミノカルボニルC
1〜6アルキル、C
1〜4アルキルアミノカルボニルC
1〜6アルキルまたはジC
1〜4アルキルアミノカルボニルC
1〜6アルキルを表す、実施形態1から4のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0066】
実施形態7:R
1が、C
1〜4アルキルアミノC
1〜6アルキルまたはジC
1〜4アルキルアミノC
1〜6アルキルを表す、実施形態1から4のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0067】
実施形態8:R
1が、−CR
7R
8{ここで、R
7はフェニルC
0〜5アルキルを表し、R
8はジC
1〜2アルキルアミノC
1〜4アルキルを表す}を表し、ここで、前記フェニルは、R
9から選択される同じであっても異なっていてもよい1、2または3個の置換基によって場合により置換されている、実施形態1から4のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0068】
実施形態9:R
1が、C
3〜8シクロアルキルC
0〜6アルキル、フェニルC
0〜6アルキル、ヘテロアリールC
0〜6アルキル{ここで、前記ヘテロアリール部分は、N、OおよびSから個々に選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含む5または6員の芳香族環である}、ヘテロシクリルC
0〜6アルキル{ここで、前記ヘテロシクリル部分は、N、OおよびSから個々に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5または6員の非芳香族環である}、または−CR
7R
8{ここで、R
7はフェニルC
0〜5アルキルを表し、R
8はジC
1〜2アルキルアミノC
1〜4アルキルを表す}を表し、ここで、前記シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル部分のいずれかは、R
9から選択される同じであっても異なっていてもよい1、2、3、4または5個の置換基によって場合により置換されている、実施形態1から4のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0069】
実施形態10:R
1およびR
2が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、NおよびOから選択される1個の付加的なヘテロ原子環員を場合により含む5または6員の非芳香族ヘテロ環式環を形成し、ここで、前記ヘテロ環式環は、R
9から選択される同じであっても異なっていてもよい1、2、3、4または5個の置換基によって場合により置換されている、実施形態1から4のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0070】
実施形態11:R
2が水素を表す、実施形態1から9のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0071】
実施形態12:R
2がメチルを表す、実施形態1から9のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0072】
実施形態13:R
9が、シアノ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜4アルキル、C
2〜4アルケニル、C
2〜4アルキニル、ハロゲンC
1〜4アルキル、C
1〜4アルコキシ、C
1〜4アルキルアミノ、ジC
1〜4アルキルアミノ、C
1〜4アルキルカルボニル、C
1〜4アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C
1〜4アルキルアミノカルボニル、ジC
1〜4アルキルアミノカルボニルまたはC
1〜4アルコキシカルボニルアミノを表す、実施形態5または8から10のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0073】
実施形態14:R
9が、シアノ、アミノ、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、メチルまたはメトキシを表す、実施形態5または8から10のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0074】
実施形態15:R
9が、C
3〜8シクロアルキルC
0〜6アルキル、フェニルC
0〜6アルキル、ヘテロアリールC
0〜6アルキル{ここで、前記ヘテロアリール部分は、N、OおよびSから個々に選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含む5または6員の芳香族環である}、ヘテロシクリルC
0〜6アルキル{ここで、前記ヘテロシクリル部分は、N、OおよびSから個々に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5または6員の非芳香族環である}を表し、ここで、前記シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル部分のいずれかは、R
10から選択される同じであっても異なっていてもよい1、2、3、4または5個の置換基によって場合により置換されている、実施形態5または8から10のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0075】
実施形態16:nが1を表し、R
3およびR
4の両方が水素を表す、実施形態1から15のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0076】
実施形態17:nが0を表す、実施形態1から15のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0077】
実施形態18:R
5およびR
6が、個々に、水素、フルオロまたはクロロを表す、実施形態1から17のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0078】
実施形態19:R
5およびR
6が、個々に、水素またはフルオロを表す、実施形態1から17のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0079】
実施形態20:R
5およびR
6の一方がフルオロを表し、他方が水素を表す、実施形態1から17のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0080】
実施形態21:R
5およびR
6の両方がフルオロを表す、実施形態1から17のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0081】
実施形態22:R
5およびR
6の一方がクロロを表し、他方が水素を表す、実施形態1から17のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0082】
実施形態23:R
5およびR
6の両方が水素を表す、実施形態1から17のいずれか1つによる化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
【0083】
実施形態24:式(Ia)の実施形態1もしくは実施形態2による化合物、またはその医薬的に許容可能な塩
【0084】
【化3】
[式中、
R
1は、C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、ハロゲンC
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシ、C
1〜6アルコキシC
1〜6アルキル、C
1〜6アルキルカルボニルC
1〜6アルキル、C
1〜6アルコキシカルボニルC
1〜6アルキル、ヒドロキシC
1〜6アルキル、アミノC
1〜6アルキル、C
1〜4アルキルアミノC
1〜6アルキル、ジC
1〜4アルキルアミノC
1〜6アルキル、アミノカルボニルC
1〜6アルキル、C
1〜4アルキルアミノカルボニルC
1〜6アルキル、ジC
1〜4アルキルアミノカルボニルC
1〜6アルキル、または−CR
7R
8{ここで、R
7はフェニルC
0〜5アルキルを表し、R
8はジC
1〜2アルキルアミノC
1〜4アルキルを表す}を表し、ここで、前記フェニルは、R
9から選択される同じであっても異なっていてもよい1、2または3個の置換基によって場合により置換されており;
R
2は水素またはメチルを表し;
R
5は水素またはフルオロを表し;
R
9は、シアノ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜4アルキル、C
2〜4アルケニル、C
2〜4アルキニル、ハロゲンC
1〜4アルキル、C
1〜4アルコキシ、C
1〜4アルキルアミノ、ジC
1〜4アルキルアミノ、C
1〜4アルキルカルボニル、C
1〜4アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C
1〜4アルキルアミノカルボニル、ジC
1〜4アルキルアミノカルボニルまたはC
1〜4アルコキシカルボニルアミノを表す]。
【0085】
実施形態25:式(Ia)の実施形態1もしくは実施形態2による化合物、またはその医薬的に許容可能な塩
[式中、
R
1は、C
1〜4アルキルアミノC
1〜6アルキル、ジC
1〜4アルキルアミノC
1〜6アルキル、または−CR
7R
8{ここで、R
7はフェニルC
0〜5アルキルを表し、R
8はジC
1〜2アルキルアミノC
1〜4アルキルを表す}を表し、ここで、前記フェニルは、R
9から選択される同じであっても異なっていてもよい1、2または3個の置換基によって場合により置換されており;
R
2は水素またはメチルを表し;
R
5は水素またはフルオロを表し;
R
9は、シアノ、アミノ、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、メチルまたはメトキシを表す]。
【0086】
実施形態26:
N,N−ジメチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−メチル−2−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−アセトアミド;
N,N−ジメチル−2−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−アセトアミド;
N−イソプロピル−2−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−アセトアミド;
N−ブチル−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド;
N−(2−メトキシエチル)−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド;
エチル 2−(2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド)アセテート;
1−モルホリノ−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エタノン;
1−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エタノン;
N−メトキシ−N−メチル−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド;
N−エチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−ヒドロキシエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−エチル−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−メトキシエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(3−ヒドロキシプロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−メトキシエチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−シクロプロピル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−イソプロピル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(3−メトキシプロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−フルオロエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
ピロリジン−1−イル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
N−イソプロピル−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−シクロブチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(シクロプロピルメチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−イソブチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−シクロペンチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ペンタン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
モルホリノ(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
ピペリジン−1−イル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
N−シクロヘキシル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−フェニル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(4−メチルピペラジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
N−(3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(4−フェニルピペラジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
(4−ベンジルピペリジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
N−(4−(モルホリノメチル)ベンジル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−フェネチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−ベンジル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−((1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)プロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
tert−ブチル4−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート;
N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−ヒドロキシ−4−メチルペンタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンゾイルアミノ]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル;
tert−ブチル(2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド)シクロヘキシル)カルバメート;
N−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
tert−ブチル3−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド)ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
tert−ブチル3−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド)ピロリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−メトキシピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(tert−ブチル)ピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−メチルピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−ヒドロキシピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−シアノピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−N−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)ベンズアミド;
N−(2−クロロピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−アミノシクロヘキシル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピペリジン−2−イルメチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピペリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)−4−メチルペンタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
2−フルオロ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)−3−フェニルプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
2−フルオロ−N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−ベンジル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(ピリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(シクロヘキシルメチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−o−トリル−4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド;
N−(2−クロロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−m−トリル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−クロロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−p−トリル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(4−フルオロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(4−クロロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(2−フルオロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N,N−ジメチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−((1−メチルピロリジン−3−イル)メチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−ヒドロキシプロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)−3−フェニルプロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)プロピル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2,6−ジフルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
2−クロロ−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
2−フルオロ−N−(1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
2−フルオロ−N−(1−(ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジエチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジエチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(エチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジプロピルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(メチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(エチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジプロピルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
2−フルオロ−N−(1−(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
2−フルオロ−N−(1−(メチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(エチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(エチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−モルホリノプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
2−フルオロ−N−(1−モルホリノプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−メチルピペリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ブチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ブチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(エチル(イソプロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−メチルピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ベンジル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(メチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(フェニルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
および薬学的に許容されるこれらの塩から選択される、実施形態1による化合物。
【0087】
実施形態27:
N,N−ジメチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−メチル−2−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−アセトアミド;
N,N−ジメチル−2−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−アセトアミド;
N−イソプロピル−2−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−アセトアミド;
N−ブチル−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド;
N−(2−メトキシエチル)−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド;
エチル 2−(2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド)アセテート;
1−モルホリノ−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エタノン;
1−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エタノン;
N−メトキシ−N−メチル−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド;
N−エチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−ヒドロキシエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−エチル−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−メトキシエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(3−ヒドロキシプロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−メトキシエチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−シクロプロピル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−イソプロピル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(3−メトキシプロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−フルオロエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
ピロリジン−1−イル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
N−イソプロピル−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−シクロブチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(シクロプロピルメチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−イソブチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−シクロペンチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ペンタン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
モルホリノ(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
ピペリジン−1−イル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
N−シクロヘキシル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−フェニル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(4−メチルピペラジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
N−(3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(4−フェニルピペラジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
(4−ベンジルピペリジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
N−(4−(モルホリノメチル)ベンジル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−フェネチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−ベンジル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−((1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(S)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)プロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン;
tert−ブチル4−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート;
N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−ヒドロキシ−4−メチルペンタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンゾイルアミノ]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル;
tert−ブチル(2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド)シクロヘキシル)カルバメート;
N−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
tert−ブチル3−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド)ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
tert−ブチル3−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド)ピロリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−メトキシピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(tert−ブチル)ピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−メチルピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−ヒドロキシピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−シアノピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−N−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)ベンズアミド;
N−(2−クロロピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−アミノシクロヘキシル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピペリジン−2−イルメチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピペリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(S)−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(S)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)−4−メチルペンタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(S)−N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
2−フルオロ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−フェニルプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(S)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−フェニルプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−2−フルオロ−N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−フェニル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−ベンジル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(ピリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(シクロヘキシルメチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−o−トリル−4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド;
N−(2−クロロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−m−トリル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−クロロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−p−トリル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(4−フルオロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(4−クロロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(2−フルオロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N,N−ジメチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−((1−メチルピロリジン−3−イル)メチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−ヒドロキシプロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
(S)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−フェニルプロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−フェニルプロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(ジメチルアミノ)プロピル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2,6−ジフルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−2−クロロ−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(S)−N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−2−フルオロ−N−(1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−2−フルオロ−N−(1−(ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(S)−N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジエチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジエチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(エチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジプロピルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(メチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(エチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ジプロピルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−2−フルオロ−N−(1−(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−2−フルオロ−N−(1−(メチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(エチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(エチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−モルホリノプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−2−フルオロ−N−(1−モルホリノプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(1−メチルピペリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ブチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ブチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(エチル(イソプロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−メチルピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−メチルピペリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
(R)−N−(1−(ベンジル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(メチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−(2−(フェニルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド;
およびその医薬的に許容可能な塩から選択される、実施形態1による化合物。
【0088】
式(I)の化合物中に存在し得る1つまたは1つを超える不斉炭素原子を理由として、式(I)の対応する化合物は、純粋な光学活性形態で、または光学異性体の混合物の形態で、例えばラセミ混合物の形態で存在し得る。そのような純粋な光学異性体のすべておよびラセミ混合物を包含するそれらの混合物のすべては、本発明の一部である。
【0089】
本明細書において使用される場合、用語「異性体」は、同じ分子式を有するが原子の配列および配置が異なる、異なる化合物を指す。また、本明細書において使用される場合、用語「光学異性体」または「立体異性体」は、本発明の所与の化合物について存在し得る種々の立体異性配置のいずれかを指し、幾何異性体を包含する。置換基が炭素原子のキラル中心に結合していてよいことが理解される。用語「キラル」は、それらの鏡像パートナーの上に重ね合わせることができないという特性を有する分子を指し、一方、用語「アキラル」は、それらの鏡像パートナーの上に重ね合わせることができる分子を指す。したがって、本発明は、化合物の鏡像異性体、ジアステレオマーまたはラセミ体を包含する。「鏡像異性体」は、互いに重ね合わせることができない鏡像である立体異性体の対である。鏡像異性体の対の1:1混合物が「ラセミ」混合物である。該用語は、適切な場合には、ラセミ混合物を指定するために使用される。「ジアステレオ異性体」は、少なくとも2個の不斉原子を有するが互いに鏡像ではない立体異性体である。絶対立体化学は、カーン・インゴルド・プレローグR−Sシステムに従って特定される。化合物が純粋な鏡像異性体である場合、各キラル炭素における立体化学は、RまたはSのいずれかによって特定され得る。絶対配置が未知である分割された化合物は、ナトリウムD線の波長における平面偏光を回転させる方向(右旋性または左旋性)に応じて、(+)または(−)を指定することができる。本明細書において記述されているある特定の化合物は、1つまたは複数の不斉中心または軸を含有し、故に、鏡像異性体、ジアステレオマー、および(R)−または(S)−等の絶対立体化学の観点から定義され得る他の立体異性形態を生み出すことができる。
【0090】
出発材料および手順の選択に応じて、化合物は、考えられる異性体の1つの形態で、またはそれらの混合物として、例えば、不斉炭素原子の数に応じて、純粋な光学異性体として、またはラセミ体およびジアステレオ異性体混合物等の異性体混合物として存在し得る。本発明は、ラセミ混合物、ジアステレオマー(diasteriomeric)混合物および光学的に純粋な形態を包含するすべてのそのような考えられる異性体を包含することになっている。光学活性(R)−および(S)−異性体は、キラルシントンもしくはキラル試薬を使用して調製されてよく、または従来の技術を使用して分割されてよい。化合物が二重結合を含有するのであれば、置換基はEまたはZ配置であり得る。化合物が二置換シクロアルキルを含有するのであれば、シクロアルキル置換基はシス−またはトランス−配置を有し得る。
【0091】
本明細書において、1つまたは複数のキラル中心を含む実施例の化合物が、描かれている構造において指示されている立体化学とともに描かれている場合、個々の光学異性体が意図されている。本明細書において、1つまたは複数のキラル中心を含む実施例の化合物が、描かれている構造において指示されている立体化学なしで描かれている場合、光学異性体の混合物が意図されている。
【0092】
本発明の一実施形態において、R配置の単離された立体異性体としての、1つのキラル中心を有する実施例の化合物が提供される。
【0093】
本発明の一実施形態において、S配置の単離された立体異性体としての、1つのキラル中心を有する実施例の化合物が提供される。
【0094】
本発明の一実施形態において、ラセミ混合物としての、1つのキラル中心を有する実施例の化合物が提供される。
【0095】
本発明の中間体および化合物が異なる互変異性形態で存在し得ることも可能であり、すべてのそのような形態は、本発明の範囲内に内包される。用語「互変異性体」または「互変異性形態」は、低エネルギー障壁を介して相互交換可能である異なるエネルギーの構造異性体を指す。例えば、プロトン互変異性体(プロトトロピック互変異性体としても公知である)は、ケト−エノールおよびイミン−エナミン異性化等のプロトンの移動を介する相互変換を包含する。プロトン互変異性体の具体例は、プロトンが2つの環窒素間を移動し得るイミダゾール部分である。原子価互変異性体は、結合電子のいくつかの再編成による相互変換を包含する。
【0096】
任意の得られた異性体の混合物は、構成要素の物理化学的差異に基づいて、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶により、純粋なまたは実質的に純粋な幾何または光学異性体、ジアステレオマー、ラセミ体に分離され得る。
【0097】
任意の得られた最終生成物または中間体のラセミ体は、公知の方法によって、例えば、光学的に活性な酸または塩基を用いて取得されたそのジアステレオマー塩の分離、および、光学的に活性な酸性または塩基性化合物を遊離させることによって、光学対掌体に分割され得る。特に、このように塩基性部分を用いて、本発明の化合物を、例えば光学的に活性な酸、例えば酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジ−O,O’−p−トルオイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸またはカンファー−10−スルホン酸と形成された塩の分別結晶によって、それらの光学対掌体に分割することができる。ラセミ生成物も、キラルクロマトグラフィー、例えばキラル吸着剤を使用する高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって、分割することができる。
【0098】
本明細書において使用される場合、用語「塩(複数可)」は、本発明の化合物の酸付加塩を指す。「塩」は、特に「薬学的な(pharmaceutical)許容される塩」を包含する。用語「医薬的に許容可能な塩」は、本発明の化合物の生物学的有効性および特性を保持し、典型的には、生物学的にも別様にも望ましくないものでない塩を指す。本発明の化合物は、アミノ基またはそれに類似する基の存在によって、酸塩を形成することができる。
【0099】
一実施形態において、本発明は、遊離形態の、本明細書において定義されている通りの式(I)または(Ia)の化合物に関する。別の実施形態において、本発明は、塩形態の、本明細書において定義されている通りの式(I)または(Ia)の化合物に関する。別の実施形態において、本発明は、酸付加塩形態の、本明細書において定義されている通りの式(I)または(Ia)の化合物に関する。さらなる実施形態において、本発明は、医薬的に許容可能な塩形態の、本明細書において定義されている通りの式(I)または(Ia)の化合物に関する。またさらなる実施形態において、本発明は、薬学的に許容される酸付加塩形態の、本明細書において定義されている通りの式(I)または(Ia)の化合物に関する。またさらなる実施形態において、本発明は、遊離形態の、実施例の化合物のいずれか1つに関する。またさらなる実施形態において、本発明は、塩形態の、実施例の化合物のいずれか1つに関する。またさらなる実施形態において、本発明は、酸付加塩形態の、実施例の化合物のいずれか1つに関する。またさらなる実施形態において、本発明は、医薬的に許容可能な塩形態の、実施例の化合物のいずれか1つに関する。さらに別の実施形態において、本発明は、薬学的に許容される酸付加塩形態の、実施例の化合物のいずれか1つに関する。
【0100】
薬学的に許容される酸付加塩は、無機酸および有機酸と形成され得、例えば、酢酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、臭化物/臭化水素酸塩、重炭酸塩/炭酸塩、重硫酸塩/硫酸塩、カンファースルホン酸塩、塩化物/塩酸塩、クロルテオフィロネート(chlortheophyllonate)、クエン酸塩、エタンジスルホネート(ethandisulfonate)、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グロクロン酸塩、馬尿酸塩、ヨウ化水素酸塩/ヨウ化物、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、ナフトエ酸塩、ナプシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オクタデカン酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、リン酸塩/リン酸水素塩/リン酸二水素塩、ポリガラクツロ酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、スルホサリチル酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩およびトリフルオロ酢酸塩であってよい。
【0101】
塩が由来し得る無機酸は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等を包含する。
【0102】
塩が由来し得る有機酸は、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルホサリチル酸等を包含する。医薬的に許容可能な塩基付加塩は、無機および有機塩基と形成され得る。
【0103】
本発明の医薬的に許容可能な塩は、酸性部分から、従来の化学的方法によって合成され得る。概して、そのような塩は、これらの化合物の遊離塩基形態を、化学量論量の適切な酸と反応させることによって調製され得る。そのような反応は、典型的には、水中もしくは有機溶媒中、または2つの混合物中で行われる。概して、実践可能な場合、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノールまたはアセトニトリルのような非水性媒質の使用が望ましい。さらなる好適な塩のリストは、例えば、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」、第20版、Mack Publishing Company、Easton、Pa.、(1985)において;ならびに「Handbook of Pharmaceutical Salts: Properties, Selection, and Use」、StahlおよびWermuth著(Wiley-VCH、Weinheim、Germany、2002)において見られる。
【0104】
さらに、それらの塩を包含する本発明の化合物は、それらの水和物の形態で取得することもできる、またはそれらの結晶化に使用される他の溶媒を包含してよい。本発明の化合物は、本質的にまたは意図的に、薬学的に許容される溶媒(水を包含する)と溶媒和物を形成することができ;したがって、本発明は、溶媒和および非溶媒和形態の両方を内包することが意図されている。用語「溶媒和物」は、本発明の化合物(その医薬的に許容可能な塩を包含する)と1つまたは複数の溶媒分子との分子錯体を指す。そのような溶媒分子は、薬学分野において一般に使用される、レシピエントに無害であることが公知であるものであり、例えば、水、エタノール等である。用語「水和物」は、溶媒分子が水である場合の錯体を指す。
【0105】
水素結合のための供与体および/または受容体として作用することができる基を含有する本発明の化合物、すなわち式(I)の化合物は、好適な共結晶形成体と共結晶を形成することができる。これらの共結晶は、式(I)の化合物から、公知の共結晶形成手順によって調製され得る。そのような手順は、式(I)の化合物を、共結晶形成体と、結晶化条件下、溶液中で、粉砕し、加熱し、共昇華させ、共融解させ、または接触させ、それによって形成された共結晶を単離することを包含する。好適な共結晶形成体は、WO2004/078163において記述されているものを包含する。それ故、本発明は、式(I)の化合物を含む共結晶をさらに提供する。
【0106】
その塩、水和物および溶媒和物を包含する本発明の化合物は、本質的にまたは意図的に、多形体を形成することができる。
【0107】
本明細書において記されている任意の式は、化合物の非標識形態および同位体標識形態を表すことも意図されている。同位体標識化合物は、1個または複数の原子が、選択された原子質量または質量数を有する原子によって置きかえられていることを除き、本明細書において記されている式によって描写されている構造を有する。本発明の化合物に組み込まれ得る同位体の例は、
2H、
3H、
11C、
13C、
14C、
15N、
18F
31P、
32P、
35S、
36Cl、
125I等、それぞれ水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体を包含する。本発明は、本明細書において定義されている通りの種々の同位体標識化合物、例えば、
3Hおよび
14C等の放射性同位体、または
2Hおよび
13C等の非放射性同位体が存在するものを包含する。そのような同位体標識化合物は、代謝研究(
14Cを用いるもの)、反応速度論研究(例えば、
2Hまたは
3Hを用いるもの)、陽電子放射断層撮影(PET)等の検出もしくは撮像技術、または薬物もしくは基質組織分布アッセイを包含する単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)において、あるいは患者の放射線治療において有用である。特に、
18Fまたは標識化合物は、PETまたはSPECT研究に特に望ましい場合がある。式(I)の同位体標識化合物は、概して、当業者に公知である従来の技術によって、または以前用いられていた非標識試薬の代わりに適切な同位体標識試薬を使用する、添付の実施例および調製において記述されているものに類似のプロセスによって調製され得る。
【0108】
さらに、より重い同位体、特に重水素(すなわち、
2HまたはD)による置換は、より優れた代謝安定性から生じるある特定の治療上の利点、例えばインビボ半減期の増大または必要投薬量の低減または治療指数の改善を生じさせ得る。この文脈における重水素は、式(I)の化合物の置換基とみなされることが理解される。そのようなより重い同位体、具体的には重水素の濃度は、同位体濃縮係数(isotopic enrichment factor)によって定義され得る。用語「同位体濃縮係数」は、本明細書において使用される場合、特定同位体の同位体存在度と天然存在度との比率を意味する。本発明の化合物中の置換基が重水素と表示されている場合、そのような化合物は、各指定された重水素原子について、少なくとも3500(各指定された重水素原子において52.5%重水素取り込み)、少なくとも4000(60%重水素取り込み)、少なくとも4500(67.5%重水素取り込み)、少なくとも5000(75%重水素取り込み)、少なくとも5500(82.5%重水素取り込み)、少なくとも6000(90%重水素取り込み)、少なくとも6333.3(95%重水素取り込み)、少なくとも6466.7(97%重水素取り込み)、少なくとも6600(99%重水素取り込み)、または少なくとも6633.3(99.5%重水素取り込み)の同位体濃縮係数を有する。
【0109】
本発明に従う薬学的に許容される溶媒和物は、結晶化の溶媒が同位体置換されていてよいもの、例えば、D
2O、d
6−アセトン、d
6−DMSOを包含する。
【0110】
本発明の化合物は、化学分野において周知のものに類似するプロセスを包含する合成経路によって、特に本明細書に含有される記述を踏まえて合成され得る。出発材料は、概して、Sigma−Aldrich等の商業的供給源から入手可能であるか、または当業者に周知の方法を使用して容易に調製される(例えば、概して、Louis F. FieserおよびMary Fieser、Reagents for Organic Synthesis、第1〜19巻、Wiley、New York (1967〜1999編)、または付録を包含するBeilsteins Handbuch der organischen Chemie、第4版、Springer-Verlag、Berlin(Beilsteinオンラインデータベースを介しても入手可能)において記述されている方法によって調製される)。
【0111】
例証目的のために、以下で描写する反応スキームは、本発明の化合物および重要中間体を合成するための潜在的経路を提供する。個々の反応ステップのより詳細な記述については、以下の実施例の項を参照されたい。当業者であれば、本発明の化合物を合成するために他の合成経路を使用してよいことが分かるであろう。特定の出発材料および試薬がスキームにおいて描写され以下で論じられているが、多様な誘導体および/または反応条件を提供するために他の出発材料および試薬で簡単に代用することができる。加えて、以下に記述する方法によって調製される化合物の多くは、本開示を踏まえ、当業者に周知である従来の化学を使用してさらに修飾され得る。
【0112】
さらなる態様において、本発明は、遊離形態での、または医薬的に許容可能な塩形態での、式(I)の化合物の調製のためのプロセスであって、
(a)式(II)の化合物
【0113】
【化4】
[式中、L、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6およびnは、式(I)について定義されている通りである]の、トリフルオロ酢酸無水物との反応、あるいは
(b)式(III)の化合物
【0114】
【化5】
[式中、L、R
3、R
4、R
5、R
6およびnは、式(I)について定義されている通りである]の、式(IV)の化合物[式中、R
1およびR
2は、式(I)について定義されている通りである]との反応、
ならびにその後、
i)得られた化合物の任意選択の還元、酸化もしくは他の機能化、
ii)存在する任意の保護基(複数可)の開裂、
iii)そのようにして取得できる遊離形態でのもしくは医薬的に許容可能な塩形態での式(I)の化合物の回収、および/または
iv)光学活性異性体の混合物の、それらの個々の光学活性異性形態への任意選択の分離
を含むプロセスに関する。
【0115】
上記の反応は、従来の方法に従って達成することができる。例えば、ステップ(a)において記述されている反応は、好適な有機溶媒、例えばピリジンまたはテトラヒドロフランの存在下、好適な温度、例えば10から100℃、より好適には50から100℃で行われ得る。
【0116】
ステップ(b)において記述されている反応は、好適なカップリング剤、例えばTFFH(テトラメチルフルオロホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート)、HATU O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート、COMU(1−シアノ−2−エトキシ−2−オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ−モルホリノ−カルベニウムヘキサフルオロホスフェート)もしくはDCC(ジシクロヘキシルカルボジイミド)、HOBt(1−ヒドロキシベンゾトリアゾール)を使用して、または塩化オキサリルによるインサイチュ活性化によって、行われ得る。反応は、さらに、好適な溶媒、例えばDCM、DMFまたはNMP、好適な塩基、例えばDIPEAまたはNMMの存在下、好適な温度で行われる。TFFH、HATU、COMU、DCCまたはHOBtを使用する場合、好適な温度は、例えば10から90℃である。塩化オキサリルを使用する場合、好適な温度は、0℃から室温である。
【0117】
式(II)の化合物は、以下のスキーム1に従い、文献において記述されている式(V)の化合物から調製され得るか、市販されているか、または当業者に公知の方法を使用して作製することができる。
スキーム1:式(II)の化合物の合成のための一般的手順:
【0119】
式(III)の化合物は、以下のスキーム2に従い、式(V)の化合物から調製され得る。
スキーム2:式(III)の化合物の合成のための一般的手順:
【0121】
式(IIIa)の化合物[式中、R
5およびR
6の一方はフルオロである]は、以下のスキーム2aにおいて記述されている通りに調製され得る。
スキーム2a
【0123】
式(IIIb)の化合物[式中、Lは−C(=O)−を表し、nは0を表し、R
5およびR
6の両方はフルオロである]は、以下のスキーム2bにおいて記述されている通りに調製され得る。
スキーム2b
【0125】
式(IIIc)の化合物[式中、R
5およびR
6の一方はクロロである]は、以下のスキーム2cにおいて記述されている通りに調製され得る。
スキーム2c
【0127】
式(IV)の化合物は、文献において記述されているか、例えばFlukaもしくはBachemから(Boc保護形態で)市販されているか、当業者に公知の方法を使用して作製できるか、または実施例において記述されている手順に従ってもしくはそれに類似する手順によって作製できる。例えば、式(IVa)のキラル化合物[式中、R
1aはC
1〜4アルキルまたはベンジルを表す]は、スキーム3に従って作製できる。
スキーム3:式(IVa)のキラル化合物の合成のための一般的手順:
【0129】
式(I)の化合物のさらなる任意選択の還元、酸化または他の機能化は、当業者に周知の方法に従って行われ得る。
【0130】
本テキストの範囲内では、文脈上別段の定めがある場合を除き、本発明の化合物の特定の所望の最終生成物の構成要素ではない容易に除去可能な基のみが、「保護基」と指定されている。そのような保護基による官能基の保護、保護基自体、およびそれらの開裂反応は、例えば、J. F. W. McOmie、「Protective Groups in Organic Chemistry」、Plenum Press、LondonおよびNew York 1973、T. W. GreeneおよびP. G. M. Wuts、「Protective Groups in Organic Synthesis」、第3版、Wiley、New York 1999、「The Peptides」; 第3巻(E. GrossおよびJ. Meienhofer編)、Academic Press、LondonおよびNew York 1981、「Methoden der organischen Chemie」(Methods of Organic Chemistry)、Houben Weyl、第4版、第15/I巻、Georg Thieme Verlag、Stuttgart 1974、ならびにH.-D. JakubkeおよびH. Jeschkeit、「Aminosauren, Peptide, Proteine」(Amino acids, Peptides, Proteins)、Verlag Chemie、Weinheim、Deerfield BeachおよびBasel 1982等の標準的な参考文献において記述されている。保護基の特徴は、それらが、例えば、加溶媒分解、還元、光分解によって、または代替として生理学的条件下で(例えば酵素的開裂によって)、容易に(すなわち、望ましくない二次反応の出現なしに)除去され得ることである。
【0131】
少なくとも1つの塩形成基を有する本発明の化合物の塩は、当業者に公知の様式で調製され得る。例えば、本発明の化合物の酸付加塩は、慣習的な様式で、例えば、化合物を、酸または好適なアニオン交換試薬で処理することによって取得される。
【0132】
塩は、当業者に公知の方法に従って、かつ実施例において記述されている通りに、遊離化合物に変換され得る。酸付加塩は、例えば、好適な塩基性剤による処理によって変換され得る。
【0133】
不斉炭素原子を含有する化合物については、化合物は個々の光学活性異性形態で、またはそれらの混合物として、例えばラセミもしくはジアステレオマー混合物として存在する。ジアステレオマー混合物は、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶等の当業者に周知の方法により、それらの物理的化学的差異に基づいて、それらの個々のジアステレオ異性体に分離され得る。鏡像異性体は、適切な光学活性化合物(例えば、キラルアルコールまたはモッシャーの酸クロリド等のキラル補助基)との反応によって鏡像異性混合物をジアステレオマー混合物に変換し、ジアステレオ異性体を分離し、個々のジアステレオ異性体を対応する純粋な鏡像異性体に変換する(例えば、加水分解する)ことによって、分離され得る。鏡像異性体は、市販のキラルHPLCカラムの使用によって分離することもできる。
【0134】
本発明は本プロセスの任意の変異形をさらに包含し、ここで、反応成分は、それらの塩または光学的に純粋な材料の形態で使用される。本発明の化合物および中間体も、当業者に概して公知の方法に従って互いに変換され得る。
【0135】
以後、多くの場合「本発明の作用物質」と称される遊離形態でのまたは医薬的に許容可能な塩形態での式(I)の化合物は、インビトロで試験された際に有益な薬理学的特性を呈し、したがって、医薬において、療法においてまたは研究用化学物質として、例えばツール化合物として使用するために有用となり得る。
【0136】
生物学的アッセイ
本発明の作用物質は、HDAC4の阻害剤である。本発明の化合物のHDAC4対HDAC1およびHDAC6についての阻害特性は、以下に記述するアッセイにおいて評価され得る。
【0137】
試験1:HDAC4アッセイ記述
バック・ツー・バック(Bac-to-Bac)システム(Invitrogen)により発生させたバキュロウイルスを使用して、ヒト組換えHDAC4をSf9昆虫細胞(ATCCから取得されたもの)に完全長形態(aa2−1084)で発現させた。試験化合物を連続希釈して、0.003μMから100μMまでの最終試験濃度に到達させた。HDAC4および試験化合物を、137mMのNaCl、2.7mMのKCl、1mMのMgCl
2および0.05%(w/v)のウシ血清アルブミン(albumine)を含有する25mMのトリス緩衝液pH8.0中、最終体積200μlの10μMのアセチル−Gly−Ala−Lys(ε−トリフルオロアセチル)−AMC(AMC=7−アミノ−4−メチルクマリン)の存在下、室温で2時間インキュベートした。対照ウェルにHDAC4のみを加えて(陽性対照)およびHDAC4を加えずに(陰性対照)、マイクロプレート上でインキュベートした。ウシトリプシン(10μlの0.4mg/ml溶液)を添加し、プレートを追加で15分間、室温でインキュベートした。プレートを蛍光マイクロプレートリーダーに入れ、435nmのカットオフフィルターを用い、360nmの励起波長および450nmの発光波長で読み取った。HDAC4を含有するすべてのウェル(陽性対照および試験化合物を加えたウェル)についての蛍光値を、陰性対照蛍光値を減算することによって補正し、用量応答曲線を4パラメーターロジスティック関数に当てはめることによってIC
50値を算出した。
【0138】
試験2:HDAC4アッセイ記述
バック・ツー・バックシステム(Invitrogen)により発生させたバキュロウイルスを使用して、ヒト組換えHDAC4をSf9昆虫細胞(ATCCから取得されたもの)に完全長形態(aa2−1084)で発現させた。試験化合物を連続希釈して、0.000128μMから10μMまでの最終試験濃度に到達させた。HDAC4および試験化合物を、137mMのNaCl、2.7mMのKCl、1mMのMgCl
2、0.05%(w/v)のウシ血清アルブミンおよび0.005%(v/v)のトリトン−X−100を含有する25mMのトリス緩衝液pH8.0中、最終体積9μlの5μMのアセチル−Gly−Ala−Lys(ε−トリフルオロアセチル)−AMC(AMC=7−アミノ−4−メチルクマリン)の存在下、室温で2時間インキュベートした。対照ウェルにHDAC4のみを加えて(陽性対照)およびHDAC4を加えずに(陰性対照)、マイクロプレート上でインキュベートした。ウシトリプシン(4.5μlの300nM溶液)を添加し、プレートを追加で15分間、室温でインキュベートした。プレートを蛍光マイクロプレートリーダーに入れ、10nmのバンドパスを用い、360nmの励起波長および450nmの発光波長で読み取った。HDAC4を含有するすべてのウェル(陽性対照および試験化合物を加えたウェル)についての蛍光値を、陰性対照蛍光値を減算することによって補正し、用量応答曲線を4パラメーターロジスティック関数に当てはめることによってIC
50値を算出した。
【0139】
試験3:HDAC1アッセイ記述
試験2において記述されているのと同様のアッセイ手順を、HDAC1に使用した。バキュロウイルス発現系において発現されたヒト組換え完全長HDAC1は、BPS BioSciences(San Diego、CA、U.S.A.)から購入した。HDAC1アッセイにおいて使用された基質は、5μMのアセチル−Gly−Ala−Lys(アセチル)−AMCであった。
【0140】
試験4:HDAC6アッセイ記述
試験2において記述されているのと同様のアッセイ手順を、HDAC6に使用した。バキュロウイルス発現系において発現されたヒト組換え完全長HDAC6は、BPS BioSciences(San Diego、CA、U.S.A.)から購入した。HDAC1アッセイにおいて使用された基質は、5μMのアセチル−Gly−Ala−Lys(アセチル)−AMCであった。
【0141】
実施例の化合物は、HDACアッセイにおいて試験した際に、以下の表1に提示されるIC
50値を示した。HDAC4のIC
50値は、試験1を使用して取得されたアスタリスクによって指示されている値を除き、試験2を使用して取得された。NT=無試験
【0143】
HDAC4活性を阻害するそれらの能力により、本発明の作用物質は、脳虚血によって生じる神経変性;パーキンソン病、ダウン症候群、認知症、例えば老年性認知症、レビー小体型認知症もしくは前頭側頭型認知症、認知障害、認知機能障害、例えば軽度認知機能障害、記憶機能障害、アミロイドニューロパシー、末梢性ニューロパシー、アルツハイマー病、ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー症候群、ニーマン・ピック病、例えばニーマン・ピック病C型、脳の炎症、脳、脊髄もしくは神経の損傷、例えば外傷性脳損傷(TBI)、神経外傷もしくは脳外傷、血管アミロイドーシス、アミロイドーシスを伴う脳出血、ハンチントン舞踏病、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症もしくは脆弱性X症候群等、神経系の急性、外傷性もしくは慢性変性過程;スクレイピー;脳アミロイド血管症;脳症、例えば感染性海綿状脳症;または脳卒中の治療または予防において有用となり得る。本発明の作用物質は、例えばアルツハイマー病等の認知症状態に罹患している対象において認知を強化させる上で;またはリガンド、例えば放射性リガンドもしくは陽電子放射断層撮影(PET)リガンドとしても有用となり得る。
【0144】
HDAC4活性を阻害するそれらの能力により、本発明の作用物質は、メタボリックシンドローム(脂質異常症、肥満およびインスリン抵抗、高血圧症、微量アルブミン尿、高尿酸血症および凝固性亢進を包含するがこれらに限定されない)、症候群X、糖尿病、インスリン抵抗、糖耐能低下、インスリン非依存性真性糖尿病、II型糖尿病、I型糖尿病、糖尿病性合併症、体重障害(肥満、過体重、悪液質、過食症および拒食症を包含するがこれらに限定されない)、体重損失、消耗病、体格指数およびレプチン関連疾患の治療または予防においても有用となり得る。
【0145】
HDAC4活性を阻害するそれらの能力により、本発明の作用物質は、グルココルチコイドの異化副作用の結果として見られるもの等の筋萎縮;慢性疲労症候群;慢性筋肉痛;骨折;急性疲労症候群;患者が待機手術を受ける場合または疾患による長期入院等、床上安静による固定化;悪液質;慢性異化状態;摂食障害;化学療法の副作用;骨折に続発する消耗;慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性肝疾患、AIDS、無重力、がん悪液質、熱傷および外傷回復、昏睡等の慢性異化状態、拒食症等の摂食障害および化学療法に関連する消耗;腎不全に関連する消耗;肝不全の結果としての消耗;低いテストステロンまたは低いIGF1または低い成長ホルモンレベルの治療または予防においても有用となり得る。該療法は、リポジストロフィー(lipodistrophy);肥満;筋肉の加齢による衰弱または加齢による喪失として定義されるサルコペニア;筋肉の強度および機能の低減の状況においても有用となり得る。該療法は、封入体筋炎、または炎症性筋炎(myosites)のいずれか等、筋肉損失につながる筋炎の状況においても役立つものとなり得る。
【0146】
前述の適応症では、適切な投薬量は、例えば、医薬有効成分として用いられる化合物、宿主、投与モード、状態、疾患もしくは障害の性質および重症度、または所望される効果に応じて変動することになる。しかしながら、概して、動物が動物体重の約0.1から約100、好ましくは約1から約50mg/kgまでの1日投薬量で取得されることが指示されるという満足な結果をもたらす。より大型の哺乳動物、例えばヒトにおいて、指示されている1日投薬量は、例えば、最大1日4回の分割用量で、または持続放出形態で好都合に投与される、約0.5から約2000まで、好ましくは約2から約200mgまでの範囲内の本発明の作用物質である。
【0147】
本発明の作用物質は、任意の従来の経路によって、特に腸内に、好ましくは経口で、例えば、錠剤もしくはカプセル剤の形態で、または非経口的に、例えば、注射用溶液剤もしくは懸濁剤の形態で投与され得る。
【0148】
さらなる態様において、本発明は、少なくとも1つの医薬的に許容可能な担体または賦形剤を伴って、場合により、シトクロムP450酵素の阻害剤、シトクロムP450による医薬有効成分の分解を防止する作用物質、医薬有効成分の薬物動態を改善させるまたは強化する作用物質、医薬有効成分のバイオアベイラビリティを改善させるまたは強化する作用物質等の他の補助物質、例えばグレープフルーツジュース、ケトコナゾールまたは好ましくはリトナビルを伴って、医薬有効成分として本発明の作用物質を含む医薬組成物に関する。そのような組成物は、従来の様式で、例えば、その成分を混合することによって製造され得る。単位剤形は、例えば、約0.1から約1000まで、好ましくは約1から約500mgまでの本発明の作用物質を含有する。
【0149】
加えて、本発明の医薬組成物は、固体形態(カプセル剤、錠剤、丸剤、顆粒剤、散剤または坐剤を包含するがこれらに限定されない)で、または液体形態(液剤、懸濁剤または乳剤を包含するがこれらに限定されない)で構成され得る。医薬組成物は、滅菌等の従来の製薬工程に供されてよく、かつ/または従来の不活性賦形剤、滑沢剤または緩衝剤、ならびに保存剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤(emulsifers)および緩衝液等のアジュバントを含有していてよい。
【0150】
典型的には、医薬組成物は、有効成分を、
a)賦形剤、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン;
b)滑沢剤、例えば、シリカ、タルカム、ステアリン酸、そのマグネシウムまたはカルシウム塩および/またはポリエチレングリコール;錠剤ではまた、
c)結合剤、例えば、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、デンプン糊、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムおよび/またはポリビニルピロリドン;所望ならば、
d)崩壊剤、例えば、デンプン、寒天、アルギン酸もしくはそのナトリウム塩、または発泡性混合物;ならびに/あるいは
e)吸収剤、着色剤、香味剤および甘味剤
と一緒に含む、錠剤またはゼラチンカプセル剤である。
【0151】
錠剤は、当技術分野において公知の方法に従って、フィルムコーティングされているかまたは腸溶コーティングされているかのいずれかであってよい。
【0152】
経口投与に好適な組成物は、有効量の本発明の化合物を、錠剤、ロゼンジ剤、水性もしくは油性懸濁剤、分散性の散剤もしくは顆粒剤、乳剤、硬もしくは軟カプセル剤、またはシロップ剤もしくはエリキシル剤の形態で包含する。経口使用が意図されている組成物は、医薬組成物の製造のための当技術分野において公知である任意の方法に従って調製され、そのような組成物は、薬学的に上品で口当たりのよい調製物を提供するために、甘味剤、香味剤、着色剤および保存剤からなる群から選択される1つまたは複数の作用物質を含有し得る。錠剤は、有効成分を、錠剤の製造に好適な、非毒性の薬学的に許容される添加剤と混合して含有し得る。これらの添加剤は、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウム等の不活性賦形剤;造粒および崩壊剤、例えば、コーンスターチまたはアルギン酸;結合剤、例えば、デンプン、ゼラチンまたはアカシア;ならびに平滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクである。錠剤は、コーティングされていないか、または胃腸管における崩壊および吸収を遅延させるための公知の技術によってコーティングされており、それにより、より長期間にわたって持続作用を提供する。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリル等の時間遅延材料を用いることができる。経口使用のための製剤は、硬ゼラチンカプセルとして提示することができ、ここで、有効成分は、不活性固体賦形剤、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリンと混合し、あるいは軟ゼラチンカプセルとして、有効成分は、水または油性媒質、例えばピーナッツ油、流動パラフィンもしくはオリーブ油と混合する。
【0153】
ある特定の注射用組成物は、等張水溶液または懸濁液であり、坐剤は、脂肪エマルションまたは懸濁液から有利に調製される。前記組成物は、滅菌されていてよく、かつ/または保存、安定化、湿潤もしくは乳化剤、溶液プロモーター、浸透圧を調節するための塩、および/または緩衝液等のアジュバントを含有していてよい。加えて、それらは他の治療的に価値のある物質を含有していてもよい。前記組成物は、従来の混合、造粒またはコーティング方法に従って調製され、それぞれ、約0.1〜75%、または約1〜50%の有効成分を含有する。
【0154】
経皮適用に好適な組成物は、有効量の本発明の化合物を好適な担体とともに包含する。経皮送達に好適な担体は、宿主の皮膚の通過を補助するために、吸収性の薬理学的に許容される溶媒を包含する。例えば、経皮デバイスは、支持部材と、化合物を場合により担体とともに含有するレザバーと、場合により宿主の皮膚の化合物を制御された所定の速度で長時間にわたって送達するための速度制御障壁と、デバイスを皮膚に固定するための手段とを備える包帯の形態である。
【0155】
例えば皮膚および目への局所適用に好適な組成物は、水溶液、懸濁剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、または例えばエアゾール等による送達のためのスプレー可能な製剤を包含する。そのような局所送達システムは、特に、皮膚適用に、例えば皮膚がんの治療に、例えば日焼け止めクリーム剤、ローション剤、スプレー剤等における予防的使用に適切となる。故に、該組成物は、化粧品を包含する、当技術分野において周知の局所製剤における使用に特に適合する。そのようなものは、可溶化剤、安定剤、張性増強剤、緩衝液および保存剤を含有し得る。
【0156】
本明細書において使用される場合、局所適用は、吸入または鼻腔内適用にも関係し得る。それらは、好都合なことに、乾燥粉末吸入器からの乾燥粉末(単独で、混合物、例えばラクトースとの乾式混和物、または例えばリン脂質との混合成分粒子としてのいずれかで)、または加圧コンテナ、ポンプ、スプレー、噴霧器もしくはネブライザーからのエアゾールスプレー提示物の形態で、好適な噴射剤を使用してもしくは使用せずに、送達され得る。
【0157】
本発明は、水がある特定の化合物の分解を容易にし得ることから、本発明の化合物を有効成分として含む無水医薬組成物および剤形をさらに提供する。
【0158】
本発明の無水医薬組成物および剤形は、無水または低水分含有成分および低水分または低湿度条件を使用して調製され得る。無水医薬組成物は、その無水性質が維持されるように調製され保管される。したがって、無水組成物は、好適な処方キットに含めることができるような、水への暴露を防止することが公知である材料を使用して包装される。好適な包装の例は、密封ホイル、プラスチック、単位用量コンテナ(例えば、バイアル)、ブリスターパックおよびストリップパックを包含するがこれらに限定されない。
【0159】
本発明は、有効成分としての本発明の化合物が分解する速度を低減させる、1つまたは複数の作用物質を含む医薬組成物および剤形をさらに提供する。そのような作用物質は、本明細書において「安定剤」と称され、アスコルビン酸等の酸化防止剤、pH緩衝液、または塩緩衝液等を包含するがこれらに限定されない。
【0160】
前述に従って、さらなる態様において、本発明は、例えば、神経変性、筋萎縮またはメタボリックシンドロームの治療または予防用医薬として使用するための、本発明の作用物質に関する。さらなる実施形態において、本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または障害の治療において使用するための、本発明の作用物質に関する。一実施形態において、本発明は、ハンチントン病、筋萎縮または糖尿病の治療において使用するための、本発明の作用物質に関する。
【0161】
さらなる態様において、本発明は、例えば、神経変性、筋萎縮またはメタボリックシンドロームの治療または予防用医薬における医薬有効成分としての、本発明の作用物質の使用に関する。さらなる実施形態において、本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または障害の治療または予防用医薬における医薬有効成分としての、本発明の作用物質の使用に関する。一実施形態において、本発明は、ハンチントン病、筋萎縮または糖尿病の治療または予防用医薬における医薬有効成分としての、本発明の作用物質の使用に関する。
【0162】
さらなる態様において、本発明は、神経変性、筋萎縮またはメタボリックシンドロームの治療または予防用医薬の製造のための、本発明の作用物質の使用に関する。さらなる実施形態において、本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または障害の治療または予防用医薬の製造のための、本発明の作用物質の使用に関する。一実施形態において、本発明は、ハンチントン病、筋萎縮または糖尿病の治療または予防用医薬の製造のための、本発明の作用物質の使用に関する。
【0163】
さらなる態様において、本発明は、そのような治療または予防を必要としている対象における、神経変性、筋萎縮またはメタボリックシンドロームの治療または予防のための方法であって、そのような対象に、有効量の本発明の作用物質を投与するステップを含む方法に関する。一実施形態において、本発明は、対象においてHDAC4活性をモジュレートする方法であって、該対象に治療有効量の本発明の作用物質を投与するステップを含む方法に関する。別の実施形態において、本発明は、そのような治療または予防を必要としている対象における、HDAC4活性によって媒介される疾患の治療または予防のための方法であって、そのような対象に有効量の本発明の作用物質を投与するステップを含む方法に関する。また別の実施形態において、本発明は、そのような治療または予防を必要としている対象における、ハンチントン病、筋萎縮または糖尿病の治療または予防のための方法であって、そのような対象に有効量の本発明の作用物質を投与するステップを含む方法に関する。
【0164】
本発明の作用物質は、例えば、神経変性、筋萎縮またはメタボリックシンドロームの治療または予防において、唯一の医薬有効成分として、または少なくとも1つの他の有効な医薬有効成分との組合せとして投与され得る。そのような組合せ医薬は、単位剤形の形態であってよく、この単位剤形は、少なくとも1つの医薬的に許容可能な担体または賦形剤を伴って、所定分量の少なくとも2つの活性成分の各々を含む。代替として、組合せ医薬は、少なくとも2つの活性成分を別々に含む包装、例えば、少なくとも2つの活性成分の同時または別個投与に適応しているパックまたはディスペンサーデバイスの形態であってよく、ここで、これらの活性成分は別々に配列されている。さらなる態様において、本発明は、そのような組合せ医薬に関する。
【0165】
さらなる態様において、本発明は、したがって、同時または順次投与のための、治療有効量の本発明の作用物質と第二の薬物物質とを含む組合せ医薬に関する。
【0166】
一実施形態において、本発明は、療法における同時、別個または順次使用のための組合せ調製物としての、本発明の作用物質と少なくとも1つの他の治療剤とを含む生成物を提供する。一実施形態において、該療法は、HDAC4活性によって媒介される疾患または状態の治療である。
【0167】
一実施形態において、本発明は、本発明の作用物質と別の治療剤(複数可)とを含む医薬組成物を提供する。場合により、医薬組成物は、上述した通りの医薬的に許容可能な担体または賦形剤を含んでよい。
【0168】
一実施形態において、本発明は、そのうち少なくとも1つが本発明の作用物質を含有する、2つ以上の別個の医薬組成物を含むキットを提供する。一実施形態において、キットは、コンテナ、分割されたボトルまたは分割されたホイル小包等、前記組成物を別々に保持するための手段を備える。そのようなキットの例は、典型的には錠剤、カプセル剤等の包装に使用されるような、ブリスターパックである。本発明のキットは、異なる剤形、例えば経口および非経口で投与するため、別個の組成物を異なる投薬間隔で投与するため、または別個の組成物を互いに対して滴定するために使用され得る。服薬遵守を補助するために、本発明のキットは、典型的には、投与指示書を備える。
【0169】
本発明の併用療法において、本発明の作用物質および他の治療剤は、同じまたは異なる製造業者によって製造および/または製剤化されてよい。その上、本発明の化合物および他の治療薬を、(i)医師への併用製品の販売前に(例えば、本発明の化合物および他の治療剤を含むキットの事例において);(ii)医師自身によって(または医師の指導の下)投与直前に;(iii)患者自身において、例えば、本発明の化合物および他の治療剤の順次投与中に、まとめて併用療法としてよい。したがって、本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または状態の治療において使用するための本発明の作用物質を提供し、ここで、医薬は、別の治療剤とともに投与するために調製される。本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または状態を治療するための別の治療剤の使用も提供し、ここで、医薬は、本発明の作用物質とともに投与される。
【0170】
本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または状態を治療する方法において使用するための本発明の作用物質も提供し、ここで、本発明の作用物質は、別の治療剤とともに投与するために調製される。本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または状態を治療する方法において使用するための別の治療剤も提供し、ここで、他の治療剤は、本発明の作用物質とともに投与するために調製される。本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または状態を治療する方法において使用するための本発明の作用物質も提供し、ここで、本発明の作用物質は、別の治療剤とともに投与される。本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または状態を治療する方法において使用するための別の治療剤も提供し、ここで、他の治療剤は、本発明の作用物質とともに投与される。
【0171】
本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または状態を治療するための本発明の作用物質の使用も提供し、ここで、患者は、予め(例えば24時間以内に)別の治療剤で治療されている。本発明は、HDAC4活性によって媒介される疾患または状態を治療するための別の治療剤の使用も提供し、ここで、患者は、予め(例えば24時間以内に)本発明の作用物質で治療されている。
【0172】
一実施形態において、本発明は、別の治療剤と組み合わせた本発明の化合物に関し、ここで、他の治療剤は、
(a)ドネペジル(Aricept(商標))、リバスチグミン(Exelon(商標))およびガランタミン(Razadyne(商標))等のアセチルコリンエステラーゼ阻害剤;
(b)メマンチン(Namenda(商標))等のグルタミン酸アンタゴニスト;
(c)シタロプラム(Celexa(商標))、フルオキセチン(Prozac(商標))、パロキセイン(paroxeine)(Paxil(商標))、セルトラリン(Zoloft(商標))およびトラゾドン(Desyrel(商標))等の気分の落ち込みおよび興奮性用抗鬱薬;
(d)ロラゼパム(Ativan(商標))およびオキサゼパム(Serax(商標))等の不安、不穏状態、言語破壊的行動および抵抗用抗不安薬;
(e)アリピプラゾール(Abilify(商標))、クロザピン(Clozaril(商標))、ハロペリドール(Haldol(商標))、オランザピン(Zyprexa(商標))、クエチアピン(Seroquel(商標))、リスペリドン(Risperdal(商標))およびジプラシドン(Geodon(商標))等の幻覚、妄想、攻撃性、激越、敵意および非協調性用抗精神病薬;
(f)カルバマゼピン(Tegretol(商標))およびジバルプロエクス(Depakote(商標))等の気分安定剤;
(g)ニコチン性アルファ−7アゴニスト;
(h)mGluR5アンタゴニスト;
(i)H3アゴニスト;ならびに
(j)アミロイド療法ワクチン
から選択される。
【0173】
故に、別の実施形態において、本発明は、
i)本発明の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩と;
ii)
(a)アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、
(b)グルタミン酸アンタゴニスト、
(c)抗鬱薬、
(d)抗不安薬、
(e)抗精神病薬、
(f)気分安定剤、
(g)ニコチン性アルファ−7アゴニスト、
(h)mGluR5アンタゴニスト、
(i)H3アゴニスト
から選択される少なくとも1つの化合物と;
ii)1つまたは複数の医薬的に許容可能な担体または賦形剤と
を含む医薬組成物を提供する。
【0174】
別の実施形態において、本発明は、別の治療剤と組み合わせた本発明の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩に関し、ここで、他の治療剤は、
a)抗糖尿病剤、例として、インスリン、インスリン誘導体および模倣薬;スルホニル尿素、例えば、グリピジド、グリブリドおよびアマリール等のインスリン分泌促進剤;メグリチニド、例えば、ナテグリニドおよびレパグリニド等のインスリン分泌促進スルホニル尿素受容体リガンド;PTP−112等のタンパク質チロシンホスファターゼ−1B(PTP−1B)阻害剤;SB−517955、SB−4195052、SB−216763、NN−57−05441およびNN−57−05445等のGSK3(グリコーゲン合成酵素キナーゼ−3)阻害剤;GW−0791およびAGN−194204等のRXRリガンド;T−1095等のナトリウム依存性グルコース共輸送体阻害剤;BAY R3401等のグリコーゲンホスホリラーゼA阻害剤;メトホルミン等のビグアニド;アカルボース等のアルファ−グルコシダーゼ阻害剤;GLP−1(グルカゴン様ペプチド−1)、エキセンジン−4およびGLP−1模倣薬等のGLP−1類似体;ならびにビルダグリプチン等のDPPIV(ジペプチジルペプチダーゼIV)阻害剤;
b)脂質低下剤、例として、3−ヒドロキシ−3−メチル−グルタリル補酵素A(HMG−CoA)還元酵素阻害剤、例えば、ロバスタチン、ピタバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、セリバスタチン、メバスタチン、ベロスタチン、フルバスタチン、ダルバスタチン、アトルバスタチン、ロスバスタチンおよびリバスタチン;スクアレン合成酵素阻害剤;FXR(ファルネソイドX受容体)およびLXR(肝臓X受容体)リガンド;コレスチラミン;フィブラート;コレスチラミン等のニコチン酸胆汁酸結合樹脂;フィブラート;ニコチン酸および他のGPR109アンタゴニスト;エゼチミブ等のコレステロール吸収阻害剤;CETP阻害剤(コレステロール−エステル−転送タンパク阻害剤)、ならびにアスピリン;
c)抗肥満剤、例として、オルリスタット、シブトラミンおよびカンナビノイド受容体1(CB1)アンタゴニスト、例えばリモナバン;ならびに
d)抗高血圧剤、例えば、エタクリン酸、フロセミドおよびトルセミド等のループ利尿薬;ベナゼプリル、カプトプリル、エナラプリル、フォシノプリル、リシノプリル、モエキシプリル、ペリノドプリル(perinodopril)、キナプリル、ラミプリルおよびトランドラプリル等のアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤;ジゴキシン等のNa−K−ATPアーゼ膜ポンプの阻害剤;中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤;オマパトリラト、サムパトリラトおよびファシドトリル等のACE/NEP阻害剤;カンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、テルミサルタンおよびバルサンタン、特にバルサンタン等のアンジオテンシンIIアンタゴニスト;ジテキレン、ザンキレン、テルラキレン、アリスキレン、RO66−1132およびRO−66−1168等のレニン阻害剤;アセブトロール、アテノロール、ベタキソロール、ビソプロロール、メトプロロール、ナドロール、プロプラノロール、ソタロールおよびチモロール等のβ−アドレナリン受容体遮断薬;ジゴキシン、ドブタミンおよびミルリノン等の強心剤;アムロジピン、ベプリジル、ジルチアゼム、フェロジピン、ニカルジピン、ニモジピン、ニフェジピン、ニソルジピンおよびベラパミル等のカルシウムチャネル遮断薬;アルドステロン受容体アンタゴニスト;ならびにアルドステロン合成酵素阻害剤
e)ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体のアゴニスト、例として、フェノフィブラート、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、テサグリタザル、BMS−298585、L−796449、特許出願WO2004/103995において具体的に記述されている化合物、すなわち、実施例1から35の化合物もしくは請求項21において具体的に挙げられている化合物、または特許出願WO03/043985において具体的に記述されている化合物、すなわち、実施例1から7の化合物もしくは請求項19において具体的に挙げられている化合物、およびとりわけ(R)−1−{4−[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンゼンスルホニル}−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−カルボン酸またはその塩
から選択される。
【0175】
故に、一実施形態において、本発明は、
i)本発明の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩と;
ii)
a)抗糖尿病剤、
b)脂質低下剤、
c)抗肥満剤、
d)抗高血圧剤、
e)ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体のアゴニスト
から選択される少なくとも1つの化合物と;
ii)1つまたは複数の医薬的に許容可能な担体または賦形剤と
を含む医薬組成物を提供する。
【0176】
他の具体的な抗糖尿病化合物は、Patel Mona著、Expert Opin Investig Drugs、2003、12(4)、623〜633、
図1から7において記述されている。
【0177】
別の実施形態において、本発明は、別の治療剤と組み合わせた本発明の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩に関し、ここで、他の治療剤は、
a)ミオスタチン受容体(複数可)の阻害剤、
b)IGF1受容体の活性化剤、
c)ベータ2アドレナリン受容体の活性化剤、
d)TNFの阻害剤、および
e)アンドロゲン受容体の活性化剤
から選択される。
【0178】
故に、一実施形態において、本発明は、
i)本発明の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩と;
ii)
a)ミオスタチン受容体(複数可)の阻害剤;
b)IGF1受容体の活性化剤;
c)ベータ2アドレナリン受容体の活性化剤;
d)TNFの阻害剤;および
e)アンドロゲン受容体の活性化剤
から選択される少なくとも1つの化合物と;
ii)1つまたは複数の医薬的に許容可能な担体または賦形剤と
を含む医薬組成物を提供する。
【0179】
コード番号、一般名または商標名によって特定される治療剤の構造は、標準的な概論「The Merck Index」の現行版から、またはデータベース、例えばPatents International (例えばIMS World Publications)から抜粋することができる。
【実施例】
【0180】
NMR方法
プロトンスペクトルは、別段の注記がない限り、Bruker400 MHzウルトラシールド分光計で記録する。化学シフトは、メタノール(δ3.31)、ジメチルスルホキシド(δ2.50)またはクロロホルム(δ7.26)に対してppmで報告される。少量の乾燥試料(2〜5mg)を、適切な重水素化溶媒(0.7mL)に溶解する。シミングは自動化されており、スペクトルは32回以上の走査で取得される。
クロマトグラフィーおよびLC/MS方法:
フラッシュクロマトグラフィーシステム:ISCOシステム、コンビフラッシュコンパニオン(CombiFlash Companion);IG Instrumenten−Gesellschaft AG.Cartuschシステム。
HPLC分取クロマトグラフィーシステム:Waters分取機器
LC−MSシステム(分析的):Watersアライアンス(Alliance)HT(Rt
MS1−4)/Agilent LC 1100シリーズ(Rt
MS5)
UPLC−MSシステム(分析的):Watersアクイティ(Acquity)UPLC
LC/MS−方法I:Rt
MS1
カラム: サンファイア(SunFire)C18;20×4.6mm、3.5μm、逆相;
溶離液: 水(+0.1%TFA):アセトニトリル(+0.1%TFA)、95:5から5:95、4分間;
流速: 3ml/分;温度45℃。
LC/MS−方法2:Rt
MS2
カラム: アセンティスエクスプレス(Ascentis Express)C18、2.4um、2.1×30mm;
溶離液: 水(+0.05%ギ酸+3.75mM酢酸アンモニウム):アセトニトリル(+0.04%ギ酸)、98:2から2:98、1.4分間;
流速: 1.2ml/分;温度50℃。
LC/MS−方法I:Rt
MS3
カラム: サンファイアC18;20×4.6mm、3.5μm、逆相;
溶離液: 水(+0.1%TFA):アセトニトリル(+0.1%TFA、1.5から35%、3.1分間、35%から100%、0.1分間;
流速: 3ml/分;温度45℃。
LC/MS−方法I:Rt
MS4
カラム: サンファイアC18;20×4.6mm、3.5μm、逆相;
溶離液: 水(+0.1%TFA):アセトニトリル(+0.1%TFA)、5:95から100:0、8分間;
流速: 2ml/分;温度45℃。
LC/MS−方法:Rt
MS5
カラム: Watersエクセレクト(Xselect)CSH C18、3.5um、4.6×50mm
溶離液 水(+0.1%TFA);アセトニトリル(+0.08%TFA)、95:5から5:95、8.5分間、1分間持続
流速: 37℃で1.0mL/分
UPLC/MS−方法I:Rt
UPLC
カラム: WaterアクイティHSS T3 1.8um、2.1×50mm;
溶離液: 水(+0.05%ギ酸+3.75mM酢酸アンモニウム):アセトニトリル(+0.04%ギ酸)、98:2から2:98、1.4分間;
流速: 1.2ml/分;温度50℃。
【0181】
略号:
AcOH 酢酸
ACN アセトニトリル
Boc tert−ブトキシカルボニル
COMU 1−シアノ−2−エトキシ−2−オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ−モルホリノ−カルベニウムヘキサフルオロホスフェート
d 日(複数可)
DCM ジクロロメタン
DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
EDC 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド
ESI/MS エレクトロスプレーイオン化/質量分析
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
Et
2O ジエチルエーテル
eq 当量
h 時間(複数可)
HATU O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
Hept ヘプタン
Hex ヘキサン
HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール三水和物
HPLC 高圧液体クロマトグラフィー
HV 高真空
IC50 50%阻害の濃度
i.p. 腹腔内(投与)
K ケルビン
LAH 水素化アルミニウムリチウム
LCMS 液体クロマトグラフィー質量分析
MeOH メタノール
min 分(複数可)
mL ミリリットル
MS 質量分析
NBoc 窒素結合tert−ブチルオキシカルボニル基
NMM N−メチルモルホリン
NMP N−メチルピロリドン
NMR 核磁気共鳴分析法
p.o. (経口投与)
quant. 定量的
Rt 保持時間
rt 室温
s.c. 皮下(投与)
THF テトラヒドロフラン
TFA トリフルオロ酢酸
TFAA トリフルオロ酢酸無水物
TFFH テトラメチルフルオロホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート
Ts トシル
UPLC 超高速液体クロマトグラフィー
【実施例1】
【0182】
N,N−ジメチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0183】
【化12】
4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−N,N−ジメチル−ベンズアミド(100mg、0.483mmol)をピリジン(1mL)に溶解した。TFAA(0.081mL、0.579mmol)を添加し、反応混合物を75℃で3時間撹拌した。反応混合物を25mLのEtOAcおよび5mLの水で希釈した;相分離なし。ピペットで10滴の0.1M HClを添加した。相を分離し、有機相を、5mLの水、次いで5mLのブラインで洗浄した。Na
2SO
4で脱水し、粗生成物を得た。粗生成物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライして、30mgを白色粉末として産出した。
Rt
MS4=3.85分、ESIMS[M+H]
+=286.1
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.13(d, J=6.85Hz, 2H), 7.65(d, J=6.85Hz, 2H), 2.97-3.13(m, 3H), 2.69-2.97(m, 3H).
【0184】
中間体1a:4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−N,N−ジメチル−ベンズアミド
4−シアノ−N,N−ジメチルベンズアミド(200mg、1.148mmol)、炭酸カリウム(952mg、6.89mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(479mg、6.89mmol)をEtOH(11.4mL)に溶解した。反応混合物を80℃で25時間撹拌した。混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄し、水相をEtOAc(20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を除去して、188mgの白色結晶性針を得た。粗材料をさらに精製することなく使用した。
【実施例2】
【0185】
N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0186】
【化13】
4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−N−メチル−ベンズアミド(100mg、0.518mmol)をピリジン(1ml)に溶解した。TFAA(0.086ml、0.621mmol)を添加し、反応混合物を75℃で3時間撹拌した。3時間後、もう0.040mLのTFAAを添加し、加熱を2時間続けた。反応混合物を25mLのEtOAcおよび5mLの水で希釈した;相分離なし。ピペットで20滴の0.1M HClを添加した。相を分離し、有機相を、5mLの水、次いで5mLのブラインで洗浄した。Na
2SO
4で脱水し、粗生成物を得た。粗生成物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライして、49mgを白色粉末として産出した。
Rt
MS4=3.63分、ESIMS[M+H]
+=272.1
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.67(br. s., 1H), 8.16(d, J=8.07Hz, 2H), 8.05(d, J=8.07Hz, 2H), 2.81(d, J=4.16Hz, 3H).
【0187】
中間体2a:4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−N−メチル−ベンズアミド
4−シアノ−N−メチルベンズアミド(200mg、1.249mmol)、炭酸カリウム(1035mg、7.49mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(521mg、7.49mmol)をEtOH(12.6mL)に溶解した。反応混合物を80℃で25時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄し、水相をEtOAc(20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を除去して、227mgの白色粉末状固体を産出した。粗材料をさらに精製することなく使用した。
【0188】
実施例3〜11:HATUカップリング一般的方法
[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−酢酸(70mg、0.257mmol)、DMAP(3.14mg、0.026mmol)および適切なアミン(−、0.386mmol)をNMP(0.3mL)に溶解し、ヒューニッヒ(Huenig)塩基(135μL、0.772mmol)を添加し、溶液を撹拌した。NMP(0.55mL)に溶解したHATU(147mg、0.386mmol)を30分後に添加し、混合物を終夜撹拌した。反応混合物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。得られた材料をACN/MeOHの混合物に溶解し、PL−HCO3 MPカートリッジに(StratoSpheres(商標)SPEから)装填し、ACN(3ml)で溶離した。溶離物を水(10ml)で希釈し、フリーズドライして、最終化合物を産出した。
【0189】
[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−酢酸の調製
中間体3a:(4−シアノ−フェニル)−酢酸メチルエステル
塩化チオニル(1.1mL、15.07mmol)を添加して、MeOH(70mL)を0℃で冷却した。5分後、2−(4−シアノフェニル)酢酸(1g、6.21mmol)を添加した。30分後、冷却剤(cooling)を除去し、混合物を室温で21時間撹拌した。溶媒を除去し、トルエンを添加し、3回蒸発させて、粘着性黄色固体を得た。生成物を粗製のまま次のステップに使用した。
Rt
MS1=1.48分、ESIMS[M+H]
+=176.1、粘着性黄色固体
1H NMR(400MHz, クロロホルム-d) δ ppm: 7.65(m, J=8.31Hz, 2H), 7.42(m, J=8.56Hz, 2H), 3.69-3.76(m, 5H).
【0190】
中間体3b:[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−フェニル]−酢酸メチルエステル
(4−シアノ−フェニル)−酢酸メチルエステル(1.054g、6.02mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.690g、9.93mmol)および重炭酸ナトリウム(0.834g、9.93mmol)を、MeOH(12.03mL)に室温で溶解した。混合物を60℃で5時間撹拌し、EtOAc(200mL)で希釈し、40mlの水を添加した。水層をEtOAc(100mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(40mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を除去して1.2g(5.76mmol)の黄色油を産出し、これを終夜高真空で乾燥させた。粗混合物をさらに精製することなく使用した。
【0191】
中間体3c:[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−酢酸メチルエステル
[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−フェニル]−酢酸メチルエステル(1.2g、5.76mmol)をTHF(24.01mL)に溶解し、0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸無水物(0.977mL、6.92mmol)を一度に添加し、混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで冷却剤を除去し、撹拌を21.5時間続けた。
【0192】
溶媒を回転蒸発によって除去した。1H NMRは推定構造と一致しており、19F NMRはおよそ15%の残留TFAを示した。粗混合物をさらに精製することなく使用した。
【0193】
中間体3d:[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−酢酸
[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−酢酸メチルエステル(1.333g、4.66mmol)をTHF(8.28mL)に溶解し、4M HCl(12.42mL)を添加した。混合物を室温で24時間撹拌した。次いで、反応混合物を60℃で29時間撹拌した。溶媒を回転蒸発によって除去した。HClの完全除去を確実にするために、生成物をトルエンに溶解し、再度3回蒸発させた。次いで、物質を水:アセトニトリル 1:1に溶解し、週末にわたって凍結乾燥した。分析目的で、小試料を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライして、生成物を白色塩として産出した。
Rt
MS1=2.07分、ESIMS[M+H]
+=273。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 12.48(br. s., 1H), 8.02(d, J=8.07Hz, 2H), 7.52(d, J=8.07Hz, 2H), 3.72(s, 2H).
【実施例3】
【0194】
N−メチル−2−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−アセトアミド
【0195】
【化14】
Rt
MS1=3.63分、ESIMS[M+H]
+=286、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 7.92-8.15(m, 3H), 7.50(d, J=8.31Hz, 2H), 3.52(s, 2H), 2.60(d, J=4.65Hz, 3H).
【実施例4】
【0196】
N,N−ジメチル−2−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−アセトアミド
【0197】
【化15】
Rt
MS1=3.99分、ESIMS[M+H]
+=300、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.00-8.02(m, J=8.07Hz, 2H), 7.46(d, J=8.07Hz, 2H), 3.82(s, 2H), 3.04(s, 3H), 2.85(s, 3H).
【実施例5】
【0198】
N−イソプロピル−2−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−アセトアミド
【0199】
【化16】
Rt
MS1=4.24分、ESIMS[M+H]
+=314、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 7.94-8.09(m, 3H), 7.49(d, J=8.07Hz, 2H), 3.81(m, 1H), 3.49(s, 2H) 1.06(d, J=6.60Hz, 6H).
【実施例6】
【0200】
N−ブチル−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド
【0201】
【化17】
Rt
MS1=4.61分、ESIMS[M+H]
+=328、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.10(t, J=5.01Hz, 1H), 8.01(d, J=8.31Hz, 2H), 7.50(d, J=8.07Hz, 2H), 3.52(s, 2H), 3.00-3.14(m, 2H), 1.33-1.49(m, 2H), 1.14-1.33(m, 2H), 0.86(t, J=7.21Hz, 3H).
【実施例7】
【0202】
N−(2−メトキシエチル)−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド
【0203】
【化18】
Rt
MS1=3.81分、ESIMS[M+H]
+=330、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.24(br. s., 1H), 8.00(d, J=8.07Hz, 2H), 7.50(d, J=8.07Hz, 2H), 3.55(s, 2H), 3.35(t, J=5.62Hz, 2H), 3.19-3.27(m, 5H).
【実施例8】
【0204】
エチル2−(2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド)アセテート
【0205】
【化19】
Rt
MS1=4.12分、ESIMS[M+H]
+=358、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.60(t, J=5.75Hz, 1H), 8.01(d, J=8.07Hz, 2H), 7.52(d, J=8.31Hz, 2H), 4.09(q, J=7.09Hz, 2H), 3.86(d, J=5.87Hz, 2H), 3.62(s, 2H), 1.17(t, J=7.09Hz, 3H).
【実施例9】
【0206】
1−モルホリノ−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エタノン
【0207】
【化20】
Rt
MS1=3.94分、ESIMS[M+H]
+=342、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.02(d, J=8.07Hz, 2H), 7.47(d, J=8.07Hz, 2H), 3.86(s, 2H), 3.40-3.61(m, 8H).
【実施例10】
【0208】
1−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)エタノン
【0209】
【化21】
Rt
MS1=2.92分、ESIMS[M+H]
+=355、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.01(d, J=8.31Hz, 2H), 7.47(d, J=8.31Hz, 2H), 3.85(s, 2H), 3.50(m, 4H), 2.17-2.25(m, 7H).
【実施例11】
【0210】
N−メトキシ−N−メチル−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)アセトアミド
【0211】
【化22】
Rt
MS1=4.33分、ESIMS[M+H]
+=316、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.01(d, J=8.07Hz, 2H), 7.49(d, J=8.07Hz, 2H), 3.87(s, 2H), 3.34(s, 2H), 3.13(s, 3H).
【0212】
実施例12から69および76〜80:HATUカップリングに使用される一般的方法
DMF(500μL)中の4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−安息香酸(40mg、0.155mmol)に、HATU(70.7mg、0.186mmol)およびNMM(34.1μL、0.310mmol)を添加した。反応物を30分間撹拌し、適切なアミン(0.186mmol)を添加し、次いでもう1時間撹拌した。反応混合物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。得られた材料をACN/MeOHの混合物に溶解した。それらをPL−HCO3 MPカートリッジに(StratoSpheres(商標)SPEから)装填し、ACN(3ml)で溶離した。溶離物を水(10ml)で希釈し、フリーズドライして、最終化合物を産出した。
【0213】
4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−安息香酸の調製
中間体12a:4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−安息香酸
EtOH(150mL)中の4−シアノ安息香酸(5g、34.0mmol)に、水(15mL)中のNH2OH.HCl(4.96g、71.4mmol)および水(30mL)中のK2CO3(7.51g、54.4mmol)、次いで8−ヒドロキシキノリン(0.064g、0.442mmol)を添加した。反応物を還流温度で4時間撹拌した。溶媒を真空除去した。水(150mL)を添加し、2M HClを使用してpHを3に調整した。白色沈殿物を濾過除去し、水で洗浄して、E−50734−EXP037(3.37g、18.71mmol、55.0%収率)を白色固体として産出した。母液を酢酸エチル(75mL)で2回抽出した。合わせた有機物を乾燥させ、濾過し、真空で凝縮して、571mg(2.54mmol、8.0%、80%純度)を緑色固体として取得した。
Rt
MS2=2.08分、ESIMS[M+H]
+=181、白色塩
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ ppm: 12.98(br. s., 1H), 9.86(s, 1H), 7.93(d, J=8.31Hz, 2H), 7.79(d, J=8.31Hz, 2H), 5.91(s, 2H).
【0214】
中間体12b:4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−安息香酸
乾燥THF(62.4mL)中の4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−安息香酸(3.37g、18.71mmol)に、TFAA(3.96mL、28.1mmol)を(30分間かけて)滴下添加した。白色不溶性出発材料が添加中に可溶化した。薄黄色溶液を、不活性雰囲気下、室温で2時間撹拌した。2時間後、反応混合物を真空で凝縮した。粗製物をEtOAc(100ml)で洗浄して、E−50734−EXP042(3.72g、14.41mmol、77%収率)を白色固体として生じさせた。
Rt
MS1=2.11。ESIMS[M+H]
+イオン化なし。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6): ppm: 8.14-8.23(m, 4H) 13.39(br. s., 1H).
19F NMR(377MHz, DMSO-d
6): -64.69(s, 3 F).
【実施例12】
【0215】
N−エチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0216】
【化23】
Rt
MS1=2.08分、ESIMS[M+H]
+=286、白色粉末
1H NMR
(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.71(t, J=5.38Hz, 1H), 8.16(d, J=8.80Hz, 2H), 8.06(d, J=8.56Hz, 2H), 3.32(m, 2H), 1.15(t, J=7.21Hz, 3H).
【実施例13】
【0217】
N−(2−ヒドロキシエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0218】
【化24】
Rt
MS1=1.65分、ESIMS[M+H]
+=302、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.69(t, J=5.14Hz, 1H), 8.16(d, J=8.56Hz, 2H), 8.08(d, J=8.56Hz, 2H), 4.76(t, J=5.62Hz, 1H), 3.35(m, 2H), 3.53(m, 2H).
【実施例14】
【0219】
N−エチル−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0220】
【化25】
Rt
MS1=2.18分、ESIMS[M+H]
+=300、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.12(d, J=8.56Hz, 2H), 7.62(m, 2H, 回転異性体), 3.18-3.49(2q, J=6.80Hz, 2H, 回転異性体), 2.89+3.31(2s, 3H, 回転異性体), 1.14+1.07(2t, J=6.80Hz, 3H, 回転異性体).
【実施例15】
【0221】
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0222】
【化26】
Rt
MS1=1.67分、ESIMS[M+H]
+=316、無色樹脂
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.03-8.19(m, 2H, 回転異性体), 7.59-7.69(m, 2H, 回転異性体), 4.84(t, J=5.62Hz, 1H), 3.54+3.66(2q, J=5.62Hz, 2H, 回転異性体), 3.24-3.51(m, 2H), 2.91+3.06(2s, 3H, 回転異性体).
【実施例16】
【0223】
N−(2−メトキシエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0224】
【化27】
Rt
MS1=1.98分、ESIMS[M+H]
+=316、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.78(m, 1H), 8.17(d, J=8.56Hz, 2H), 8.07(d, J=8.80Hz, 2H), 3.43-3.50(m, 4H), 3.28(s, 3H).
【実施例17】
【0225】
N−(3−ヒドロキシプロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0226】
【化28】
Rt
MS1=1.73分、ESIMS[M+H]
+=316、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.69(t, J=5.38Hz, 1H), 8.16(d, J=8.31Hz, 2H), 8.06(d, J=8.31Hz, 2H), 4.50(t, J=5.01Hz, 1H), 3.48(m, 2H), 3.30-3.38(m, 2H), 1.70(m, 2H).
【実施例18】
【0227】
N−(2−メトキシエチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0228】
【化29】
Rt
MS1=2.08分、ESIMS[M+H]
+=330、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.12(m, 2H, 回転異性体), 7.62(m, 2H, 回転異性体), 3.58-3.64(m, 2H, 回転異性体), 3.35-3.45(m, 2H, 回転異性体), 3.12+3.33(2s, 3H, 回転異性体), 2.92+3.05(2s, 3H, 回転異性体).
【実施例19】
【0229】
N−シクロプロピル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0230】
【化30】
Rt
MS1=2.08分、ESIMS[M+H]
+=298、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.68(d, J=4.40Hz, 1H), 8.15(d, J=8.80Hz, 2H), 8.04(d, J=8.56Hz, 2H), 2.88(m, 1H), 0.67-0.80(m, 2H) 0.54-0.63(m, 2H).
【実施例20】
【0231】
N−イソプロピル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0232】
【化31】
Rt
MS1=2.26分、ESIMS[M+H]
+=300、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.48(d, J=8.31Hz, 1H), 8.16(d, J=8.56Hz, 2H), 8.06(d, J=8.56Hz, 2H), 4.07-4.17(m, 1H), 1.20(s, 3H), 1.13(s, 3H).
【実施例21】
【0233】
N−(3−メトキシプロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0234】
【化32】
Rt
MS1=2.06分、ESIMS[M+H]
+=330、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.71(t, J=5.50Hz, 1H) 8.16(d, J=8.80Hz, 2H), 8.06(d, J=8.80Hz, 2H), 3.39(t, J=6.36Hz, 2H), 3.29-3.36(m, 2H), 3.25(s, 3H), 1.74-1.82(五重線, J=6.40Hz, 2H).
【実施例22】
【0235】
N−(2−フルオロエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0236】
【化33】
Rt
MS1=2.04分、ESIMS[M+H]
+=303、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.96(t, J=5.99Hz, 1H), 8.18(d, J=8.56Hz, 2H), 8.09(d, J=8.80Hz, 2H), 4.64-4.61(m, 1H), 4.52-4.50(m, 1H), 3.65-3.55(m, 2H).
【実施例23】
【0237】
ピロリジン−1−イル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン
【0238】
【化34】
Rt
MS1=2.18分、ESIMS[M+H]
+=312、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.12(d, J=8.56Hz, 2H), 7.75(d, J=8.56Hz, 2H), 3.50(t, J=6.72Hz, 2H), 3.39(t, J=6.48Hz, 2H), 1.79-1.93(m, 4H).
【実施例24】
【0239】
N−イソプロピル−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0240】
【化35】
Rt
MS1=2.34分、ESIMS[M+H]
+=314、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.12(d, J=8.07Hz, 2H), 7.60(m, 2H), 3.76-4.74(m, 1H, 回転異性体), 2.69-2.89(2s, 3H, 回転異性体), 1.11-1.18(m, 6H).
【実施例25】
【0241】
N−シクロブチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0242】
【化36】
Rt
MS1=2.36分、ESIMS[M+H]
+=312、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.86(d, J=7.34Hz, 1H), 8.16(d, J=8.31Hz, 2H), 8.07(d, J=8.07Hz, 2H), 4.45(m, 1H), 2.21-2.24(m, 2H) 2.07-2.13(m, 2H), 1.66-1.74(m, 2H).
【実施例26】
【0243】
N−(シクロプロピルメチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0244】
【化37】
Rt
MS1=2.32分、ESIMS[M+H]
+=312、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.82(t, J=5.50Hz, 1H), 8.17(d, J=8.80Hz, 2H), 8.08(d, J=8.56Hz, 2H), 3.17(m, 2H), 1.00-1.11(m, 1H), 0.40-0.48(m, 2H), 0.21-0.28(m, 2H).
【実施例27】
【0245】
N−イソブチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0246】
【化38】
Rt
MS1=2.44分、ESIMS[M+H]
+=314、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.71(t, J=5.62Hz, 1H), 8.16(d, J=8.56Hz, 2H), 8.06(d, J=8.56Hz, 2H), 3.11(m, 2H), 1.87(m, 1H), 0.92(s, 3H), 0.90(s, 3H).
【実施例28】
【0247】
(R)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0248】
【化39】
Rt
MS1=1.77分、ESIMS[M+H]
+=316、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.36(d, J=8.07Hz, 1H), 8.16(d, J=8.56Hz, 2H), 8.08(d, J=8.80Hz, 2H), 4.76(t, J=5.75Hz, 1H), 4.00-4.10(m, 1H), 3.44-3.52(m, 1H), 3.34-3.41(m, 1H), 1.15(d, J=6.85Hz, 3H).
【実施例29】
【0249】
N−シクロペンチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0250】
【化40】
Rt
MS1=2.48分、ESIMS[M+H]
+=326、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.54(d, J=7.34Hz, 1H), 8.15(d, J=8.56Hz, 2H), 8.06(d, J=8.56Hz, 2H), 4.18-4.31(m, 1H), 1.84-1.98(m, 2H), 1.65-1.79(m, 2H), 1.47-1.62(m, 4H).
【実施例30】
【0251】
N−(ペンタン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0252】
【化41】
Rt
MS1=2.56分、ESIMS[M+H]
+=328、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.29(d, J=8.31Hz, 1H), 8.16(d, J=8.31Hz, 2H), 8.07(d, J=8.07Hz, 2H), 3.76-3.82(m, 1H), 1.41-1.61(m, 4H), 0.87(t, J=7.34Hz, 6H).
【実施例31】
【0253】
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0254】
【化42】
Rt
MS1=1.37分、ESIMS[M+H]
+=329、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.64(t, J=5.62Hz, 1H), 8.17(d, J=8.56Hz, 2H), 8.06(d, J=8.80Hz, 2H), 3.35-3.41(m, 2H), 2.42(t, J=6.85Hz, 2H), 2.18(s, 6H).
DCM(20ml)中の中間体12b(1g、3.87mmol)の懸濁液に、COMU(1.891g、4.26mmol)およびDIPEA(0.812ml、4.65mmol)を添加した。黄色溶液を室温で2分間撹拌すると、赤色になった。2−ジメチルアミノエチルアミン(0.518ml、4.65mmol)を添加し、反応混合物を1時間撹拌還流した。室温に冷却した後、混合物を、水、飽和NH
4Cl水溶液で洗浄し、EtOAcで抽出した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、溶媒を真空除去した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ISCOコンビフラッシュRf、120gシリカゲル;A=ジクロロメタン、B=DCM:MeOH中7N NH
3(9:1)、2%で5分間持続、15分間かけて50%Bに勾配)によって精製した。生成物を含有する画分を合わせて、1.355gを産出した。ヘプタンからの結晶化後に、最終生成物(1.015g)が白色固体として取得された。
【実施例32】
【0255】
モルホリノ(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン
【0256】
【化43】
Rt
MS1=1.95分、ESIMS[M+H]
+=327、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.14(d, J=8.56Hz, 2H), 7.66(d, J=8.56Hz, 2H), 3.50-3.75(m, 6H), 3.28-3.43(m, 2H).
【実施例33】
【0257】
ピペリジン−1−イル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン
【0258】
【化44】
Rt
MS1=2.44分、ESIMS[M+H]
+=326、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.13(d, J=8.56Hz, 2H), 7.61(d, J=8.56Hz, 2H), 3.2-3.68(m, 4H), 1.37-1.69(m, 6H).
【実施例34】
【0259】
N−シクロヘキシル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0260】
【化45】
Rt
MS1=2.64分、ESIMS[M+H]
+=340、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.46(d, J=7.58Hz, 1H), 8.15(d, J=8.80Hz, 2H), 8.06(d, J=8.56Hz, 2H), 3.77(m, 1H), 1.83-1.59(m, 5H), 1.26-1.39(m, 4H), 1.14(m, 1H).
【実施例35】
【0261】
N−フェニル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0262】
【化46】
Rt
MS1=2.61分、ESIMS[M+H]
+=334、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.49(s, 1H), 8.24(d, J=8.56Hz, 2H), 8.18(d, J=8.80Hz, 2H), 7.80(d, J=7.58Hz, 2H), 7.38(dd, J=7.58Hz, 2H), 7.14(dd, J=7.58Hz, 1H).
【実施例36】
【0263】
(4−メチルピペラジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン
【0264】
【化47】
Rt
MS1=1.29分、ESIMS[M+H]
+=341、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.13(d, J=8.56Hz, 2H), 7.63(d, J=8.56Hz, 2H), 3.28-3.70(m, 4H), 2.24-2.42(m, 4H), 2.20(s, 3H).
【実施例37】
【0265】
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0266】
【化48】
Rt
MS1=1.37分、ESIMS[M+H]
+=343、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.13(d, J=8.07Hz, 2H), 7.61(d, J=8.07Hz, 2H), 3.23-3.61(m, 2H), 2.88+3.04(2s, 3H, 回転異性体), 2.30-2.56(m, 2H) 1.90+2.28(2s, 6H, 回転異性体).
【実施例38】
【0267】
N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0268】
【化49】
Rt
MS1=1.41分、ESIMS[M+H]
+=355、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.51(d, J=7.58Hz, 1H), 8.15(d, J=8.56Hz, 2H), 8.06(d, J=8.80Hz, 2H), 3.69-3.81(m, 1H), 2.76-2.79(m, 2H), 2.17(s, 3H), 1.95(t, J=11.13Hz, 2H), 1.72-1.82(m, 2H), 1.51-1.68(m, 2H).
【実施例39】
【0269】
(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン
【0270】
【化50】
Rt
MS1=1.37分、ESIMS[M+H]
+=369、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.13(d, J=8.56Hz, 2H), 7.63(d, J=8.31Hz, 2H), 4.44(m, 1H), 3.55(m, 1H), 3.05(m, 1H), 2.88(m, 1H), 2.42(m, 1H), 2.18(s, 6H), 1.83(m, 1H), 1.68(m, 1H), 1.37(m, 2H).
【実施例40】
【0271】
N−(3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0272】
【化51】
Rt
MS1=1.43分、ESIMS[M+H]
+=366、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.76(t, J=5.87Hz, 1H), 8.17(d, J=8.31Hz, 2H), 8.07(d, J=8.31Hz, 2H), 7.68(s, 1H), 7.23(s, 1H), 6.90(s, 1H), 4.04(t, J=6.85Hz, 2H), 3.24-3.29(m, 2H), 1.95-2.02(m, 2H).
【実施例41】
【0273】
N−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0274】
【化52】
Rt
MS1=1.67分、ESIMS[M+H]
+=377、暗灰色
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.23(s, 1H) 8.21(d, J=8.56Hz, 2H), 8.17(d, J=8.56Hz, 2H), 7.60(d, J=9.54Hz, 2H), 6.75(d, J=9.05Hz, 2H), 2.89(s, 6H).
【実施例42】
【0275】
(4−フェニルピペラジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン
【0276】
【化53】
Rt
MS1=2.44分、ESIMS[M+H]
+=403、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.16(d, J=8.31Hz, 2H), 7.64-7.75(m, 2H), 7.24(dd, J=8.68, 7.21Hz, 2H), 6.97(d, J=7.82Hz, 2H), 6.82(t, J=7.34Hz, 1H), 3.80(br. s., 2H) 3.49(br. s., 2H), 3.06-3.29(m, 4H).
【実施例43】
【0277】
(4−ベンジルピペリジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン
【0278】
【化54】
Rt
MS1=3.03分、ESIMS[M+H]
+=416、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.12(d, J=8.56Hz, 2H), 7.60(d, J=8.31Hz, 2H), 7.28(t, J=7.58Hz, 2H), 7.17-7.19(m, 3H), 4.47(m, 1H), 3.51(m, 1H), 3.01(m, 1H), 2.75(m, 1H), 2.53-2.55(m, 2H), 1.81(m, 1H), 1.06-1.74(m, 4H).
【実施例44】
【0279】
N−(4−(モルホリノメチル)ベンジル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0280】
【化55】
Rt
MS1=1.59分、ESIMS[M+H]
+=447、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 9.27(t, J=5.87Hz, 1H), 8.18(d, J=8.56Hz, 2H), 8.11(d, J=8.56Hz, 2H), 7.28(m, 4H), 4.49(d, J=5.87Hz, 2H), 3.53-3.58(m, 4H), 3.43(s, 2H), 2.33(m, 4H).
【実施例45】
【0281】
N−フェネチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0282】
【化56】
Rt
MS1=2.60分、ESIMS[M+H]
+=362、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.82(t, J=5.87Hz, 1H), 8.16(d, J=8.56Hz, 2H), 8.04(d, J=8.56Hz, 2H), 7.18-7.34(m, 5H), 3.48-3.55(m, 2H) 2.87(t, J=7.46Hz, 2H).
【実施例46】
【0283】
N−ベンジル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0284】
【化57】
Rt
MS1=2.52分、ESIMS[M+H]
+=348、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 9.30(t, J=5.75Hz, 1H), 8.18(d, J=8.80Hz, 2H), 8.12(d, J=8.56Hz, 2H), 7.35(d, J=4.40Hz, 4H), 7.25(m, 1H), 4.51(d, J=5.87Hz, 2H).
【実施例47】
【0285】
N−(ピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0286】
【化58】
Rt
MS1=1.57分、ESIMS[M+H]
+=335、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.83(s, 1H), 8.51(d, J=6.36Hz, 2H), 8.26(d, J=8.80Hz, 2H), 8.19(d, J=8.80Hz, 2H), 7.79-7.82(d, J=6.36Hz, 2H).
【実施例48】
【0287】
N−(ピリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0288】
【化59】
Rt
MS1=1.53分、ESIMS[M+H]
+=335、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.70(s, 1H), 8.95(m, 1H), 8.35(dd, J=4.65Hz, 1.47Hz, 1H), 8.19-8.27(m, 5H), 7.43(dd, J=8.56, 4.89Hz, 1H).
【実施例49】
【0289】
N−((1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0290】
【化60】
Rt
MS1=1.43分、ESIMS[M+H]
+=369、白色粉末
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.71(t, J=5.62Hz, 1H), 8.16(d, J=8.56Hz, 2H), 8.06(d, J=8.56Hz, 2H), 3.17(dd, J=6.36Hz, 2H), 2.75(m, 2H), 2.14(s, 3H), 1.80(t, 2H), 1.65(m, 2H), 1.47-1.56(m, 1H), 1.13-1.24(m, 2H).
【実施例50】
【0291】
(S)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0292】
【化61】
Rt
MS1=1.77分、ESIMS[M+H]
+=316.2、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.36(d, J=7.83Hz, 1H), 8.15-8.17(m, 2H), 8.04-8.10(m, 2H), 4.76(t, J=5.75Hz, 1H), 4.05(m, 1H), 3.34-3.53(m, 2H), 1.15(d, J=6.85Hz, 3H).
【実施例51】
【0293】
N−(2−(ジメチルアミノ)プロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0294】
【化62】
Rt
MS1=1.41分、ESIMS[M+H]
+=343、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.54(t, J=5.62Hz, 1H), 8.13-8.20(m, 2H), 8.04-8.06(m, J=8.60Hz, 2H), 3.15-3.41(m, 2H), 2.80(m, 1H), 2.20(s, 6H), 0.92(d, J=6.60Hz, 3H).
【実施例52】
【0295】
N−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0296】
【化63】
Rt
MS1=1.78分、ESIMS[M+H]
+=343、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.79(t, J=5.87Hz, 1H), 8.15-8.24(m, 2H) 8.07-8.14(m, 2H), 4.14(d, J=5.87Hz, 2H), 3.03(s, 3H), 2.87(s, 3H).
【実施例53】
【0297】
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0298】
【化64】
Rt
MS1=1.43分、ESIMS[M+H]
+=343、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.40(d, J=8.31Hz, 1H), 8.14-8.19(m, 2H), 8.03-8.10(m, 2H), 4.09-4.27(m, 1H), 2.18-2.44(m, 2H), 2.17(s, 6H), 1.15(d, J=6.60Hz, 3H).
【実施例54】
【0299】
(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタノン
【0300】
【化65】
Rt
MS1=1.67分、ESIMS[M+H]
+=328、無色樹脂
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.13(d, J=8.56Hz, 2H), 7.75(dd, J=8.56, 4.40Hz, 2H), 4.98+5.06(2d, J=3.67Hz, 1H, 回転異性体), 4.18-4.42(m, 1H), 3.50-3.67(m, 2.5H, 回転異性体), 3.40(m, 1H), 3.19(m, 0.5H, 回転異性体), 1.72-2.04(m, 2H).
【実施例55】
【0301】
Tert−ブチル4−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート
【0302】
【化66】
Rt
MS1=2.58分、ESIMS[M+H]
+=427.1、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.14(d, J=8.60Hz, 2H), 7.66(m, J=8.60Hz, 2H), 3.34-3.72(m, 8H), 1.41(s, 9H).
【実施例56】
【0303】
N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0304】
【化67】
Rt
MS1=1.19分、ESIMS[M+H]
+=330.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.27(d, J=8.56Hz, 1H), 8.13-8.19(m, 2H), 8.06-8.11(m, 2H), 4.71(t, J=5.87Hz, 1H), 3.90(m, 1H), 3.37-3.53(m, 2H), 1.40-1.74(m, 2H), 0.89(t, J=7.34Hz, 3H).
【実施例57】
【0305】
N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0306】
【化68】
Rt
MS1=2.02分、ESIMS[M+H]
+=342.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.57(d, J=7.58Hz, 1H), 8.13-8.21(m, 2H), 8.04-8.11(m, 2H), 3.96-4.11(m, 1H), 3.84-3.94(m, 2H), 3.35-3.45(m, 2H), 1.73-1.87(m, 2H), 1.52-1.69(m, 2H).
【実施例58】
【0307】
N−(1−ヒドロキシ−4−メチルペンタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0308】
【化69】
Rt
MS1=2.26分、ESIMS[M+H]
+=358.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.26(d, J=8.56Hz, 1H), 8.12-8.19(m, 2H), 8.04-8.11(m, 2H), 4.71(t, J=5.75Hz, 1H), 4.08(m, 1H), 3.35-3.48(m, 2H), 1.62(m, 1H), 1.34-1.53(m, 2H), 0.90(t, J=6.72Hz, 6H).
【実施例59】
【0309】
4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンゾイルアミノ]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【0310】
【化70】
Rt
MS1=2.62分、ESIMS[M+H]
+=441.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.54(d, J=7.83Hz, 1H), 8.13-8.20(m, 2H), 8.02-8.11(m, 2H), 3.87-4.10(m, 3H), 2.73-2.98(m, 2H), 1.75-1.87(m, 2H), 1.36-1.50(m, 11H).
【実施例60】
【0311】
tert−ブチル(2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド)シクロヘキシル)カルバメート
【0312】
【化71】
Rt
MS1=2.78分、ESIMS[M+H]
+=455.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.34(d, J=8.80Hz, 1H), 8.10-8.15(m, 2H), 7.99-8.06(m, 2H), 6.74(d, J=9.05Hz, 1H), 3.71(m, 1H), 3.40(m, 1H), 1.74-1.87(m, 2H), 1.64-1.74(m, 2H), 1.17-1.46(m, 13H).
【実施例61】
【0313】
N−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0314】
【化72】
Rt
MS1=2.13分、ESIMS[M+H]
+=356.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.13-8.20(m, 2H), 8.06-8.12(m, 3H), 4.70(d, J=3.67Hz, 1H), 3.83-3.92(m, 2H), 1.25-1.85(m, 8H).
【実施例62】
【0315】
Tert−ブチル3−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド)ピペリジン−1−カルボキシレート
【0316】
【化73】
Rt
MS1=2.66分、ESIMS[M+H]
+=441.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.52(d, J=7.09Hz, 1H), 8.14-8.20(m, 2H), 8.03-8.11(m, 2H), 3.57-4.12(m, 3.7H, 回転異性体), 2.75-3.08(m, 1.7H, 回転異性体), 1.91(m, 1H), 1.73(m, 1H), 1.56(m, 1H), 1.46(m, 1H), 1.38(br. s., 9H).
【実施例63】
【0317】
N−(2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0318】
【化74】
Rt
MS1=1.63分、ESIMS[M+H]
+=329.2、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.99(t, J=5.75Hz, 1H), 8.19(d, J=8.31Hz, 2H), 8.12(d, J=8.56Hz, 2H), 7.88(m, 1H), 3.86(d, J=6.11Hz, 2H), 2.61(d, J=4.65Hz, 3H).
【実施例64】
【0319】
N−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0320】
【化75】
Rt
MS1=1.86分、ESIMS[M+H]
+=383.2、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.55(d, J=7.82Hz, 1H), 8.16-8.18(m, 2H) 8.06-8.08(m, J=8.56Hz, 2H), 4.35(m, 1H), 4.03(m, 1H) 3.82(m, 1H), 3.15(m, 1H), 2.70(m, 1H), 2.02(s, 3H), 1.77-1.95(m, 2H), 1.32-1.57(m, 2H).
【実施例65】
【0321】
N−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0322】
【化76】
Rt
MS1=1.59分、ESIMS[M+H]
+=411.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.44(d, J=7.58Hz, 1H), 8.12-8.18(m, 2H), 8.03-8.09(m, 2H), 4.20(m, 1H), 2.19(s, 3H), 1.71(m, 2H), 1.40-1.50(m, 2H), 1.10(s, 6H), 1.05(s, 6H).
【実施例66】
【0323】
Tert−ブチル3−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド)ピロリジン−1−カルボキシレート
【0324】
【化77】
Rt
MS1=2.53分、ESIMS[M+H]
+=427.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.80(d, J=6.60Hz, 1H), 8.14-8.21(m, 2H), 8.04-8.11(m, 2H), 4.45(m, 1H), 3.16-3.64(m, 4H), 1.85-2.19(m, 2H), 1.41(s, 9H).
【実施例67】
【0325】
N−(2−メトキシピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0326】
【化78】
Rt
MS1=1.79分、ESIMS[M+H]
+=365.2、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.76(s, 1H), 8.22-8.27(m, 2H), 8.15-8.21(m, 2H), 8.11(d, J=5.87Hz, 1H), 7.37(m, J=5.60Hz, 1H), 7.34(m, J=1.20Hz, 1H), 3.86(s, 3H).
【実施例68】
【0327】
N−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0328】
【化79】
Rt
MS1=1.67分、ESIMS[M+H]
+=363.2、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.63(s, 1H), 8.21-8.28(m, 2H), 8.15-8.20(m, 2H), 7.49(s, 2H), 2.42(s, 6H).
【実施例69】
【0329】
N−(2−(tert−ブチル)ピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0330】
【化80】
Rt
MS1=1.89分、ESIMS[M+H]
+=391.2、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.73(br. s., 1H), 8.46(d, J=5.62Hz, 1H), 8.23-8.28(m, 2H), 8.17-8.22(m, 2H), 7.78-7.89(m, 1H), 7.65-7.76(m, 1H), 1.33(s, 12H).
【実施例70】
【0331】
N−(2−メチルピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0332】
【化81】
DMF(516μL)中の化合物12b、4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−安息香酸(40mg、0.155mmol)に、TFFH(82mg、0.310mmol)、2−メチルピリジン−4−アミン(33.5mg、0.310mmol)およびDIPEA(81μL、0.465mmol)を添加した。反応物を50℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/MeCN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。得られた材料をACN/MeOHの混合物に溶解した。それらをPL−HCO3 MPカートリッジに(StratoSpheres(商標)SPEから)装填し、ACN(3ml)で溶離した。溶離物を水(10ml)で希釈し、フリーズドライして、最終化合物を産出した。
Rt
MS1=1.61分、ESIMS[M+H]
+=349.2、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.72(s, 1H), 8.37(m, 1H), 8.22-8.28(m, 2H), 8.16-8.21(m, 2H), 7.70(m, 1H), 7.60(m, 1H), 2.46(s, 3H).
【実施例71】
【0333】
N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0334】
【化82】
N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミドは、実施例70において使用されているものに類似するプロセスを使用して調製した。
Rt
MS1=2.46分、ESIMS[M+H]
+=353.2、白色粉末。
【0335】
実施例72〜75:TFFHによるアミド結合形成の一般的方法
DMF(387μL)中の化合物12b、4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−安息香酸(30mg、0.116mmol)に、TFFH(61.4mg、0.232mmol)およびDIPEA(60.9μL、0.349mmol)を添加した。これを室温で1時間撹拌した後、適切なアミノピリジン(0.232mmol)を添加し、反応物を70℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/MeCN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。それらの(適度な)揮発性により、化合物を試験1においてTFA塩として試験した。
【実施例72】
【0336】
N−(2−ヒドロキシピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0337】
【化83】
Rt
MS1=1.79分、ESIMS[M+H]
+=351.2、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6)(TFA塩として) δ ppm: 11.35(br. s., 1H), 10.53(s, 1H), 8.23-8.25(m, 2H), 8.12-8.14(m, 2H), 7.37(d, J=7.09Hz, 1H), 6.94(d, J=1.96Hz, 1H), 6.61(dd, J=7.21, 1.83Hz, 1H).
【実施例73】
【0338】
N−(2−シアノピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0339】
【化84】
Rt
MS1=1.89分、ESIMS[M+H]
+=360.2、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6)(TFA塩として) δ ppm: 11.17(s, 1H), 8.69(d, J=5.62Hz, 1H), 8.36(d, J=2.20Hz, 1H), 8.28(m, 2H), 8.21(m, 2H), 8.06(dd, J=5.62, 1.96Hz, 1H).
【実施例74】
【0340】
4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−N−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)ベンズアミド
【0341】
【化85】
Rt
MS1=2.72分、ESIMS[M+H]
+=403.2、白色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6)(TFA塩として) δ ppm: 11.15(s, 1H), 8.71(d, J=5.38Hz, 1H), 8.20-8.34(m, 6H), 8.08(d, J=5.38Hz, 1H).
【実施例75】
【0342】
N−(2−クロロピリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0343】
【化86】
Rt
MS1=2.53分、ESIMS[M+H]
+=369.1、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6)(TFA塩として) δ ppm: 11.02(s, 1H, 8.35(d, J=5.62Hz, 1H), 8.27(m, 2H), 8.20(m, 2H), 7.98(d, J=1.47Hz, 1H), 7.77(dd, J=5.62, 1.71Hz, 1H).
【0344】
実施例76〜80:BOC保護基の開裂のための一般的方法
実施例76から80は、Boc保護生成物をDCM(0.2モル濃度)に溶解し、TFAを添加したことを除き、実施例12において記述されている一般的方法を使用して作製した。反応物を室温で1時間撹拌した後、溶媒を真空で凝縮した。反応混合物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/MeCN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。得られた材料をACN/MeOHの混合物に溶解した。それらをPL−HCO3 MPカートリッジに(StratoSpheres(商標)SPEから)装填し、ACN(3ml)で溶離した。溶離物を水(10ml)で希釈し、フリーズドライして、最終化合物を産出した。
【実施例76】
【0345】
N−(ピペリジン−4−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0346】
【化87】
Rt
MS1=1.40分、ESIMS[M+H]
+=341.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.50(d, J=8.31Hz, 1H), 8.12-8.18(m, 2H), 8.04-8.10(m, 2H), 3.85(m, 1H), 2.92-3.00(m, 2H), 2.52-2.57(m, 2H), 1.71-1.79(m, 2H), 1.37-1.50(m, 2H).
【実施例77】
【0347】
N−(2−アミノシクロヘキシル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0348】
【化88】
Rt
MS1=1.52分、ESIMS[M+H]
+=355.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.39(d, J=8.07Hz, 1H), 8.15-8.17(m, 2H), 8.08-8.10(m, 2H), 3.48(m, 1H), 2.60(m, 1H), 1.63-1.88(m, 5.5H, 回転異性体), 1.09-1.29(m, 4.5H, 回転異性体).
【実施例78】
【0349】
N−(ピペリジン−2−イルメチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0350】
【化89】
Rt
MS1=1.44分、ESIMS[M+H]
+=355.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.63(t, J=5.62Hz, 1H), 8.15-8.17(m, 2H), 8.06-8.08(m, 2H), 3.12-3.29(m, 2H), 2.93(m, 1H), 2.62(m, 1H), 2.43(m, 1H), 1.74(m, 1H), 1.61(m, 1H), 1.48(m, 1H), 1.18-1.36(m, 2H), 1.00(m, 1H).
【実施例79】
【0351】
N−(ピペリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0352】
【化90】
Rt
MS1=1.42分、ESIMS[M+H]
+=341.6、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.38(d, J=7.83Hz, 1H), 8.10-8.20(m, 2H), 8.02-8.10(m, 2H), 3.83(m, 1H), 2.97(d, J=15.16Hz, 1H), 2.80(d, J=12.23Hz, 1H), 2.60(m, 1H), 2.33-2.44(m, 2H) 1.88(m, 1H) 1.65(m, 1H) 1.31-1.49(m, 2H).
【実施例80】
【0353】
N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0354】
【化91】
Rt
MS1=1.37分、ESIMS[M+H]
+=327.3、白色粉末。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.57(d, J=8.56Hz, 1H), 8.12-8.21(m, 2H), 8.02-8.12(m, 2H), 4.32(m, 1H), 2.84-3.06(m, 2H), 2.61-2.82(m, 2H), 2.54(m, 1H), 1.63-2.01(m, 2H).
【実施例81】
【0355】
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0356】
【化92】
DCM(1549μL)中の化合物12b、4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−安息香酸(120mg、0.465mmol)の溶液に、COMU(268.0mg、0.604mmol)およびDIPEA(243μL)を室温で添加した。15分後、中間体81d(90mg、0.511mmol)を添加し、溶液を50℃で1.5時間撹拌した。揮発性溶媒を除去し、粗製物をMeOHに溶解し、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供した。所望生成物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。得られた材料をACN/MeOHの混合物に溶解し、PL−HCO3 MPカートリッジに(StratoSpheres(商標)SPEから)装填し、ACN(3ml)で溶離した。溶離物を水(10ml)で希釈し、フリーズドライして、生成物81(58.4mg、0.169mmol、36.3%収率)を白色固体として産出した。
Rt
MS1=3.03分、ESIMS[M+H]
+=343.2、白色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.38(m, 1H), 8.16-8.20(m, 2H), 8.01-8.07(m, 2H), 4.16(m, 1H), 2.41(m, 1H), 2.17-2.30(m, 7H), 1.15(d, J=6.60Hz, 3H).
【0357】
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミドの合成において使用されるキラルアミンは、次の通りに調製した。最初の2ステップは、Chirality (2003)、第15巻(9)、777〜782において記述されている通りに行った。
【0358】
中間体81a:(R)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオン酸
水(5.6mL)/MeOH(2.80mL)(2:1)中のD−アラニン(1g、11.22mmol)の懸濁液に、K
2CO
3(1.55g、11.22mmol)を0〜5℃で、続いてMeOH(2.80mL)中のBoc
2O(2.61mL、11.22mmol)の溶液を5分間かけて添加した。得られた懸濁液を室温で23時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ入れ、クエン酸水溶液でpH=3に酸性化した。白濁溶液をDCM(3×)で抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、溶媒を除去して、1.78g、9.43mmolの(R)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオン酸を産出した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 12.14-12.63(m, 1H), 6.97-7.19(m, 1H), 3.76-4.00(m, 1H), 1.38(s, 9H), 1.22(d, J=7.09Hz, 3H).
【0359】
中間体81b:((R)−1−ジメチルカルバモイル−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
DCM(7.85mL)中の(R)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオン酸(1.78g、9.43mmol)の溶液に、氷浴中で冷却したDCC(2.14g、10.37mmol)を小分けにして添加した。室温で30分間撹拌した後、ジメチルアミン(THF中2M)(6.13mL、12.25mmol)を添加した。得られた溶液を、反応が完了するまで終夜(18時間)撹拌した。反応混合物をシリカゲルに通して濾過し、酢酸エチルで溶離した。次いで、濾液を蒸発除去した。溶媒を除去して、(1.71g、7.12mmol、76%収率、90%純度)の((R)−1−ジメチルカルバモイル−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを黄色油として産出した。生成物をさらに精製することなく次のステップにおいて使用した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 6.84(m, 1H), 4.32(m, 1H). 3.00(s, 3H), 2.82(s, 3H), 1.37(s, 9H), 1.12(d, J=6.85Hz, 3H).
【0360】
中間体81c:((R)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
還元は、Chem. Eur. J. (2008)、14(17)、51116〜5119に従って行った。氷冷した水素化アルミニウムリチウム(Et
2O中)(21.35mL、21.35mmol)溶液に、Et
2O(2〜3mL)中の((R)−1−ジメチルカルバモイル−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.7105g、7.12mmol)の溶液を滴下添加した。反応混合物を、出発材料の消失まで0℃で撹拌した。反応混合物を、水(1.2mL)、15%(w/w)NaOH(1.2mL)および水(3.6mL)の順次添加によって慎重にクエンチした。次いで、EtOAcを添加し、固体を濾過し、EtOAcで洗浄した。濾過したものをMgSO
4で脱水し、濾過し、蒸発除去した。次いで、粗製物をDCMに溶解し、濾過し、蒸発除去して、1.4543g、6.47mmol、91%収率の((R)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを帯黄色油として得た。粗製物を、さらに精製および特徴付けすることなく使用した。
【0361】
中間体81d:(R)−N,N−ジメチル−プロパン−1,2−ジアミン
HCl(ジオキサン中4M)中の((R)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.42g、6.30mmol)の溶液(15.74mL、63.0mmol)を室温で20時間撹拌すると、白色沈殿物が形成された。白色固体を濾過し、EtOAcに懸濁した。白濁溶液を濾過し、乾燥させて、(R)−N,N−ジメチル−プロパン−1,2−ジアミン(777.1mg、4.39mmol、69.8%収率)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.65-11.23(m, 1H), 8.63(br. s., 3H), 3.77(br.s.,1H), 3.41(dd, J=13.69, 7.58Hz, 1H), 3.25(dd, J=13.69, 3.67Hz, 1H), 2.83(br. s., 6H), 1.33(d, J=6.60Hz, 3H).
【0362】
実施例82〜87:塩化オキサリルによるアミド結合形成の一般的方法
乾燥DCM(1mL)中の、化合物12b、4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−安息香酸(80mg、0.310mmol)、塩化オキサリル(81μL、0.930mmol)および触媒DMF(2〜3液滴)の溶液を、室温で3時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、次いで、乾燥DCM(1mL)中の適切なアミン(0.372mmol)およびDIPEA(173μL、0.992mmol)の溶液をゆっくり添加し、反応混合物を0℃で5〜10分間撹拌した。得られた溶液を室温まで終夜加温させた。反応混合物を高真空下で濃縮し、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。得られた材料をACN/MeOHの混合物に溶解し、次いでPL−HCO3 MPカートリッジに(StratoSpheres(商標)SPEから)装填し、ACN(3ml)で溶離した。溶離物を水(10ml)で希釈し、フリーズドライして、最終化合物を産出した。
【実施例82】
【0363】
(S)−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0364】
【化93】
Rt
MS1=3.03分、ESIMS[M+H]
+=343.2、白色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.38(m, 1H), 8.12-8.20(m, 2H), 8.00-8.11(m, 2H), 4.16(m, 1H), 2.41(m, 1H), 2.17-2.30(m, 7H), 1.15(d, J=6.60Hz, 3H).
【実施例83】
【0365】
(S)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0366】
【化94】
Rt
MS1=3.53分、ESIMS[M+H]
+=371.2、白色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.23(m, 1H), 8.13-8.19(m, 2H), 8.02-8.09(m, 2H), 4.02(m, 1H), 2.29(m, 1H), 2.16(s, 6H), 1.84(m, 1H), 0.91(t, J=7.09Hz, 6H).
【実施例84】
【0367】
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0368】
【化95】
Rt
MS1=3.53分、ESIMS[M+H]
+=371.2、白色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δppm: 8.24(m, 1H), 8.13-8.19(m, 2H), 8.02-8.10(m, 2H), 4.03(m, 1H), 2.45(m, 1H), 2.28(m, 1H), 2.16(s, 6H), 1.84(m, 1H), 0.91(t, J=7.09Hz, 6H).
【実施例85】
【0369】
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)−4−メチルペンタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0370】
【化96】
Rt
MS1=3.85分、ESIMS[M+H]
+=385.2、白色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.30(m, 1H), 8.13-8.20(m, 2H), 8.00-8.09(m, 2H), 4.22(m, 1H), 2.34(m, 1H), 2.22(m, 1H), 2.16(s, 6H), 1.33-1.50(m, 2H) 1.57-1.68(m, 1H), 0.90(d, J=6.60Hz, 6H).
【実施例86】
【0371】
(R)−N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0372】
【化97】
Rt
MS1=1.41分、ESIMS[M+H]
+=327.3、白色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.15-8.17(m, 2H), 8.06-8.08(m, 2H), 4.45(m, 0.2H, 回転異性体), 4.34(m, 0.8H, 回転異性体), 3.4-3.7(m, 1.2H, 回転異性体), 2.91-3.00(m, 1.2H, 回転異性体), 2.69-2.78(m, 1.6H), 2.0(m, 1.4H), 1.66-1.72(m, 0.6H, 回転異性体).
【実施例87】
【0373】
(S)−N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0374】
【化98】
Rt
MS1=1.41分、ESIMS[M+H]
+=327.3、白色固体。
1H NMR(400MHz, MeOD-d
4) δ ppm: 8.24(d, J=8.56Hz, 2H), 8.04(d, J=8.56Hz, 2H), 4.50-4.58(m, 1H), 3.26-3.31(m, 1H), 3.15-3.24(m, 1H), 3.02-3.10(m, 1H), 2.94-3.02(m, 1H), 2.19-2.33(m, 1H), 1.84-2.00(m, 1H).
【実施例88】
【0375】
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0376】
【化99】
DCM(966μL)中の中間体88b(80mg、0.29mmol)の溶液に、COMU(167mg、0.377mmol)およびDIPEA(101μL)を室温で添加した。中間体81d(55.8mg、0.319mmol)を15分後に添加し、溶液を50℃で1.5時間撹拌した。揮発性溶媒を除去し、粗製物をMeOHに溶解し、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供した。所望生成物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。得られた材料をACN/MeOHの混合物に溶解し、PL−HCO3 MPカートリッジに(StratoSpheres(商標)SPEから)装填し、ACN(3ml)で溶離した。溶離物を水(10ml)で希釈し、フリーズドライして、生成物88(72.8mg、0.198mmol、68.3%収率)を黄色油として産出した。
Rt
MS1=3.09分、ESIMS[M+H]
+=361.2、黄色油
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.44(d, J=5.14Hz, 1H), 7.91-8.06(m, 2H), 7.86(t, J=7.34Hz, 1H), 4.27(br. s., 1H), 3.57(s, 6H), 3.32(s, 2H), 1.18(d, J=6.60Hz, 3H).
【0377】
COMUとのカップリング反応において使用される2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)安息香酸は、次の通りに調製した。
【0378】
中間体88a:2−フルオロ−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−安息香酸
EtOH(10.09mL)中の4−シアノ−2−フルオロ安息香酸(1g、6.06mmol)の溶液に、水(5mL)に予め溶解したNH2OH.HCl(0.884g、12.72mmol)および水(15mL)中のK
2CO
3水溶液(1.339g、9.69mmol)を添加した。次いで、8−ヒドロキシキノン(0.011g、0.079mmol)を添加した。得られた溶液を4時間撹拌還流した。EtOHを反応混合物から蒸発させ、次いでHCl(2N)水溶液でpH3に酸性化した。沈殿物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、2−フルオロ−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−安息香酸(786.3mg、3.89mmol、64.2%収率)を帯黄色固体として産出した。粗製物をさらに精製することなく使用した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 13.21(m, 1H), 10.01(s, 1H), 7.85(t, J=7.95Hz, 1H), 7.44-7.69(m, 2H), 5.99(br. s., 2H).
【0379】
中間体88b:2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)安息香酸
THF(13ml)中の2−フルオロ−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−安息香酸(786.3mg、3.89mmol)の懸濁液に、TFAA(0.824ml、5.83mmol)を30分間かけて滴下添加した。溶液を4時間撹拌した。蒸発後、粗生成物をEtOAcで洗浄し、ガラス焼結漏斗上で濾過した。乾燥させた後、2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)安息香酸(1.044g、3.71mmol、95%収率)が帯緑色固体として取得された。
Rt
MS1=2.30分、ESIMS[M+H]
+=250.1、帯緑色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 13.66(m, 1H), 8.11(t, J=7.70Hz, 1H), 8.00(d, J=8.31Hz, 1H), 7.94(d, J=11.00Hz, 1H).
【0380】
実施例89〜95:COMUとカップリングするための一般的方法
DCM中の2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)安息香酸(1当量)およびCOMU(1当量)の懸濁液に、DIPEA(1当量)を添加した。赤色溶液を室温で撹拌し、次いで、DCM+DIPEA(1当量)に予め溶解した適切なアミン(1当量)を添加した。得られた溶液を50℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を高真空下で濃縮し、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。得られた材料をジオキサンに溶解し、PL−HCO3 MPカートリッジに(StratoSpheres(商標)SPEから)装填し、ジオキサン(3ml)で溶離した。溶離物を水(3ml)で希釈し、フリーズドライして、最終化合物を産出した。
【実施例89】
【0381】
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0382】
【化100】
Rt
MS1=3.57分、ESIMS[M+H]
+=389.2、黄色油
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.43(d, J=9.05Hz, 1H), 7.89-8.13(m, 3H), 4.25(m, 1H), 3.26-3.34(m, 2H), 2.75-2.94(m, 6H), 1.85(m, 1H), 0.96(t, J=7.34Hz, 6H).
【実施例90】
【0383】
N−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0384】
【化101】
Rt
MS1=3.58分、ESIMS[M+H]
+=381.1、帯黄色油
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.83(s, 1H), 7.97-8.12(m, 2H), 7.92(t, J=7.46Hz, 1H), 7.38(s, 2H), 2.41(s, 6H).
【実施例91】
【0385】
2−フルオロ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0386】
【化102】
Rt
MS1=3.98分、ESIMS[M+H]
+=334.1、濃ピンク色固体
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.28(d, J=8.07Hz, 1H), 7.86-8.03(m, 2H), 7.82(t, J=7.58Hz, 1H), 4.78(t, J=5.62Hz, 1H), 4.00(ddd, J=13.57, 6.72, 6.60Hz, 1H), 3.46(m, 1H), 3.44(m, 1H), 1.14(d, J=6.85Hz, 3H).
【実施例92】
【0387】
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−フェニルプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0388】
【化103】
Rt
MS1=3.83分、ESIMS[M+H]
+=419.2、白色固体
1H NMR(400MHz, MeOD) δ ppm: 8.13-8.29(m, 2H), 7.87-7.98(m, 2H), 7.14-7.29(m, 5H), 4.64(m, 1H), 2.69-3.04(m, 4H), 2.62(s, 6H).
【実施例93】
【0389】
(S)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−フェニルプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0390】
【化104】
Rt
MS1=3.82分、ESIMS[M+H]
+=419.2、帯黄色固体
1H NMR(400MHz, MeOD) δ ppm: 8.21(m, 2H), 7.92(m, 2H), 7.26-7.37(m, 4H), 7.21(m, 1H), 4.65(m, 1H), 2.96-3.15(m, 2H), 2.78-2.96(m, 2H), 2.62(br. s., 6H).
【実施例94】
【0391】
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0392】
【化105】
Rt
MS1=3.56分、ESIMS[M+H]
+=357.2、帯黄色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6, 373K) δ ppm: 8.07-8.09(m, 2H), 7.54-7.56(m, 2H), 4.40(bs, 1H), 2.90-2.94(m, 2H), 2.79(s, 3H), 2.15(s, 6H), 1.15(m, 3H).
【実施例95】
【0393】
(R)−2−フルオロ−N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0394】
【化106】
Rt
MS1=1.39分、ESIMS[M+H]
+=345.3、帯黄色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 7.24(d, J=1.47Hz, 1H), 7.15(d, J=10.76Hz, 1H), 7.07(t, 1H), 3.71(m, 1H), 2.45-2.55(m, 3H), 2.34(m, 1H), 2.24(m, 1H), 2.13(m, 1H), 1.45(m, 1H), 1.07(m, 1H).
【実施例96】
【0395】
N−フェニル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0396】
【化107】
N−ヒドロキシ−4−フェニルスルファモイル−ベンズアミジン(175mg、0.571mmol)をピリジン(1902μL)に溶解した。TFAA(161μL、1.141mmol)を添加し、反応混合物を75℃で12時間撹拌した。混合物をEtOAcおよび水+0.1N HClで希釈した。相を分離し、水性相を抽出し、合わせた有機層を0.1N HClおよびブラインで洗浄した。硫酸マグネシウムで脱水した後、溶液を真空下で濃縮して、黄色固体を得た。粗生成物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/MeCN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。得られた混合物をジオキサン/水の混合物に溶解した。それらをPL−HCO3 MPカートリッジに(StratoSpheres(商標)SPEから)装填し、ジオキサンで溶離した。溶離物をフリーズドライして、最終化合物を産出した。
Rt
UPLC=1.17分、ESIMS[M+H]
−=338、白色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.46(s, 1H), 8.23(m, J=8.56Hz, 2H), 7.96(m, J=8.80Hz, 2H), 7.24(m, 2H), 7.08(m, 3H).
【0397】
中間体96a:4−シアノ−N−フェニル−ベンゼンスルホンアミド
ピリジン(4960μL)中の4−シアノベンゼン−1−スルホニルクロリド(200mg、0.992mmol)の溶液に、アニリン(100μL、1.091mmol)を添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcおよび水+0.1N HClで希釈した。相を分離し、水性相を抽出し、合わせた有機層を0.1N HClおよびブラインで洗浄した。硫酸マグネシウムで脱水した後、溶液を真空下で濃縮して、4−シアノ−N−フェニル−ベンゼンスルホンアミド198mg(0.652mmol)の黄色油を産出した。
Rt
UPLC=0.92分、ESIMS[M+H]
+=259、黄色油
1H NMR(400MHz, クロロホルム-d) δ ppm: 7.86(d, J=8.56Hz, 2H), 7.74(d, J=8.56Hz, 2H), 7.31(s, 2H), 7.19(m, 1H), 7.07(d, J=9.54Hz, 2H).
【0398】
中間体96b:N−ヒドロキシ−4−フェニルスルファモイル−ベンズアミジン
4−シアノ−N−フェニル−ベンゼンスルホンアミド(粗製物)(198mg、0.652mmol)、重炭酸ナトリウム(547mg、6.52mmol)およびNH
2OH.HCl(453mg、6.52mmol)をEtOH(2172μL)に溶解し、得られた溶液を60℃で終夜撹拌した。混合物をEtOAcおよび水で希釈した。水相を抽出し、合わせた有機相をブラインで洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで脱水した。溶媒の蒸発後、175mg(0.571mmol)の白色固体が取得された。生成物を精製することなく次のステップにおいて使用した。
Rt
UPLC=0.67分、ESIMS[M+H]
+=292
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.30(s, 1H), 9.92(s, 1H), 7.80(m, J=8.56Hz, 2H), 7.73(m, J=8.56Hz, 2H), 7.22(t, J=7.83Hz, 2H), 7.09(d, J=7.82Hz, 2H), 7.02(m, 1H).
【0399】
下記の実施例97〜102は、実施例96について上述したものに類似する方法を使用して作製した。
【実施例97】
【0400】
N−ベンジル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0401】
【化108】
Rt
UPLC=1.19分、ESIMS[M+H]
−=382、白色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.42(t, J=6.36Hz, 1H), 8.24(m, 2H), 8.00(m, 2H), 7.26(m, 5H), 4.06(d, J=6.36Hz, 2H).
【実施例98】
【0402】
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0403】
【化109】
Rt
UPLC=0.71分、ESIMS[M+H]
+=365、白色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6)(TFA塩として) δ ppm: 9.57(br. s., 1H), 8.32(m, 2H), 8.25(m, 1H), 8.06(d, J=8.56Hz, 2H), 3.15(m, 4H), 2.79(s, 6H).
【実施例99】
【0404】
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0405】
【化110】
Rt
UPLC=0.75分、ESIMS[M+H]
+=379、無色油。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 9.50(br. s., 1H), 8.34(m, J=8.56Hz, 2H), 8.08(m, J=8.56Hz, 2H), 3.34(br. s., 4H), 2.86(s, 6H), 2.76(s, 3H),
【実施例100】
【0406】
N−(ピリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0407】
【化111】
Rt
UPLC=0.99分、ESIMS[M+H]
+=371、白色固体
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 10.76(s, 1H), 8.24-8.28(m, 4H), 7.98(d, J=8.31Hz, 2H), 7.51(d, J=8.31Hz, 1H), 7.30(d, J=12.72Hz, 1H).
【実施例101】
【0408】
N−(シクロヘキシルメチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0409】
【化112】
Rt
UPLC=1.32分、ESIMS[M+H]
−=388、白色固体
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.28(m, J=8.56Hz, 2H), 8.01(m, J=8.80Hz, 2H), 2.63(d, J=6.85Hz, 2H), 1.58-1.64(m, 5H), 1.32(br. s., 1H), 1.07-1.12 m, 2H), 0.78-0.83(m, 2H).
【実施例102】
【0410】
(R)−N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0411】
【化113】
(R)−N−(ピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミドを、(R)−3−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンゼンスルホニルアミノ]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルとして合成し、Boc保護基を次の通りに除去した:(277mg、0.612mmol)の粗カップリング生成物を、ジオキサン中HCl(1531μL、6.12mmol)に溶解し、12時間撹拌した。これを濃縮乾固して、褐色固体を得た。粗生成物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/MeCN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライした。得られた混合物をAcCN/水の混合物に溶解した。それらをPL−HCO3 MPカートリッジに(StratoSpheres(商標)SPEから)装填し、ACNで溶離した。溶離物をフリーズドライして、最終化合物を産出した。
Rt
UPLC=1.19分、ESIMS[M+H]
+=363、白色固体
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm: 8.29(d, J=8.56Hz, 2H), 8.03-8.07(m, 2H), 3.74(m, 0.3, 回転異性体), 3.56(m, 0.7H, 回転異性体), 3.27(m, 1.5H, 回転異性体), 3.15(m, 0.3H, 回転異性体), 2.96(m, 0.2H, 回転異性体), 2.76(s, 1H), 2.68(m, 1H), 2.38(m, 0.8H, 回転異性体), 2.33(m, 0.2H, 回転異性体), 1.90(m, 0.3H, 回転異性体), 1.73(s, 1H), 1.36(m, 0.7H, 回転異性体).
【実施例103】
【0412】
N−o−トリル−4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド
【0413】
【化114】
ピリジン(3mL)中のN−ヒドロキシ−4−o−トリルスルファモイル−ベンズアミジン(171mg、0.56mmol)の溶液に、TFAA(0.79mL、5.6mmol)をゆっくり添加した(強い発熱反応)。透明黄色溶液を撹拌し、75℃で18時間加熱した。その後、反応混合物を室温に冷却した。水およびジクロロメタンを添加し、混合物を6M塩酸で酸性化した。水層を分離し、ジクロロメタンで2回再抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。得られた褐色油を、フラッシュクロマトグラフィー(ISCOコンビフラッシュRf、12gシリカゲル;A=ジクロロメタン、B=エタノール、A:B 100:0から95:5)によって精製して、N−o−トリル−4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド(213mg、0.54mmol;96%収率)をベージュ色の固体として得た。
Rt
UPLC=7.950分、ESIMS[M−1]+=382;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.86(s, 1H), 8.17-8.32(m, 2H), 7.78-7.92(m, 2H), 7.03-7.23(m, 3H), 6.95(m, 1H), 1.99(s, 3H).
【0414】
中間体103a:4−シアノ−N−o−トリル−ベンゼンスルホンアミド
O−トルイジン(Fluka;0.118mL、1.1mmol)を、ピリジン(5mL)中の4−シアノ−ベンゼンスルホニルクロリド(ABCR GmbH&Co.KG;202mg、1mmol)の透明薄黄色溶液に添加した。次いで、得られた透明赤褐色溶液を室温で18時間撹拌した。その後、反応混合物を水(50mL)および酢酸エチル(50mL)で希釈した。液体層を分離し、水性画分を酢酸エチル(25mL)で2回再抽出した。合わせた有機層を0.1M塩酸およびブライン(各50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残留物を高真空下で乾燥させて、4−シアノ−N−o−トリル−ベンゼンスルホンアミド(314mg、0.92mmol、92%収率)を淡褐色油として得た。
Rt
UPLC=0.96分、ESIMS[M−1]+=271;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.93(br. s., 1H), 7.95-8.15(m, 2H), 7.75-7.86(m, 2H), 7.39(m, 1H), 7.03-7.24(m, 2H) 6.82-6.99(m, 1H), 1.98(s, 2H).
【0415】
中間体103b:N−ヒドロキシ−4−o−トリルスルファモイル−ベンズアミジン
エタノール(3mL)中の4−シアノ−N−o−トリル−ベンゼンスルホンアミド(214mg、0.629mmol)の溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(437mg、6.29mmol)および炭酸水素ナトリウム(528mg、6.29mmol)を添加し、得られた懸濁液を60℃で18時間撹拌した。その後、反応混合物を濾過した。沈殿物をエタノールで洗浄し、合わせた溶離液を減圧下で蒸発させた。残留物を高真空下で乾燥させて(45℃、3時間)、N−ヒドロキシ−4−o−トリルスルファモイル−ベンズアミジン(345mg、0.56mmol、89%粗収率、純度49.6%)をベージュ色の固体として得た。
Rt
UPLC=1.879分、ESIMS[M+1]+=306.1
【0416】
下記の実施例104〜116は、実施例103について上述したものに類似する方法を使用して作製した。
【実施例104】
【0417】
N−(2−クロロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0418】
【化115】
Rt
UPLC=7.977分;ESIMS[M−1]+=402;ベージュ色の固体;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.32(s, 1H), 8.19-8.31(m, 2H), 7.91(m, J=8.53Hz, 2H), 7.41(dd, J=7.84, 1.44Hz, 1H), 7.17-7.36(m, 3H).
【実施例105】
【0419】
N−m−トリル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0420】
【化116】
Rt
UPLC=7.983分;ESIMS[M−1]+=382;ベージュ色の固体;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.43(s, 1H), 8.24-8.22(m, J=8.16Hz, 2H), 7.98-7.96(m, J=8.28Hz, 2H), 7.14(m, 1H), 6.71-6.98(m, 3H), 2.19(s, 3H).
【実施例106】
【0421】
N−(3−フルオロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0422】
【化117】
Rt
UPLC=7.833分;ESIMS[M−1]+=386;白色固体;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.80(s, 1H), 8.27-8.25(m, J=8.16Hz, 2H) 8.01-7.99(m, J=8.28Hz, 2H) 7.28(d, J=8.16Hz, 1H), 6.77-6.99(m, 3H).
【実施例107】
【0423】
N−(3−クロロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0424】
【化118】
Rt
UPLC=8.153分;ESIMS[M−1]+=402;白色固体;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.80(s, 1H), 8.25-8.27(m, J=8.41Hz, 2H), 8.01-7.99(m, J=8.41Hz, 2H) 7.30(m, 1H), 6.99-7.19(m, 3H).
【実施例108】
【0425】
N−p−トリル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0426】
【化119】
Rt
MS5=7.369分;ESIMS[M−1]+=382;白色固体;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.31(s, 1H), 8.15-8.30(m, 2H), 7.86-7.97(m, 2H), 7.00-7.09(m, 2H), 6.90-7.00(m, 2H), 2.18(s, 3H).
【実施例109】
【0427】
N−(4−フルオロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0428】
【化120】
Rt
MS5=7.150分;ESIMS[M−1]+=386;白色固体;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.44(s, 1H), 8.15-8.31(m, 2H), 7.83-7.99(m, 2H), 6.99-7.18(m, 4H).
【実施例110】
【0429】
N−(4−クロロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0430】
【化121】
Rt
MS5=7.552分;ESIMS[M−1]+=402;白色固体;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.64(br. s., 1H), 8.23-8.25(m, J=8.16Hz, 2H), 7.95-7.97(m, J=8.16Hz, 2H) 7.31-7.33(m, J=8.28Hz, 2H) 7.10-7.12(m, J=8.41Hz, 2H).
【実施例111】
【0431】
N−(2−フルオロフェニル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0432】
【化122】
Rt
MS5=7.328分;ESIMS[M−1]+=386;白色固体;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.42(s, 1H), 8.25(d, J=6.90Hz, 2H), 7.93(d, J=8.16Hz, 2H), 7.25(s, 2H), 7.16(s, 2H).
【実施例112】
【0433】
N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0434】
【化123】
Rt
MS5=4.507分;ESIMS[M+1]+=393;淡褐色樹脂;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.37(m, 1H), 8.22-8.43(m, 2H), 7.90-8.14(m, 2H), 3.08(q, J=6.61Hz, 4H), 2.80(d, J=4.52Hz, 6H), 2.74(s, 3H), 1.77-2.01(m, 2H).
【実施例113】
【0435】
N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド(TFA塩)
【0436】
【化124】
Rt
MS5=4.330分;ESIMS[M+1]+=379;淡褐色樹脂;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.39(m, 1H), 8.26-8.36(m, 2H), 7.98-8.08(m, 3H), 2.99-3.12(m, 2H), 2.85(q, J=6.61Hz, 2H), 2.74(d,J=4.64Hz, 6H), 1.67-1.84(m, 2H).
【実施例114】
【0437】
N,N−ジメチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0438】
【化125】
Rt
MS5=6.640分;ESIMS[M−1]+=322;褐色樹脂;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.22-8.40(m, 2H), 7.87-8.09(m, 2H), 2.67(s, 6H).
【実施例115】
【0439】
N−((1−メチルピロリジン−3−イル)メチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0440】
【化126】
Rt
MS5=4.362分;ESIMS[M+1]+=391;淡褐色樹脂;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.81(br. s., 1H), 8.26-8.36(m, 2H), 8.14(q, J=6.27Hz, 1H), 8.02(dd, J=8.47, 1.69Hz, 2H), 3.64(m, 1H), 3.40(m, 1H), 3.07(m, 1H), 2.77-2.94(m, 4H), 2.69(d, J=10.04Hz, 1H), 2.41(d, J=7.15Hz, 1H).
【実施例116】
【0441】
N−(3−ヒドロキシプロピル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド
【0442】
【化127】
Rt
MS5=5.697分;ESIMS[M+1]+=352;白色固体;
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.21-8.37(m, 2H), 7.94-8.10(m, 2H), 7.81(m, 1H), 4.44(t, J=5.02Hz, 1H), 3.22-3.44(m, 2H), 2.72-2.95(m, 2H), 1.38-1.63(m, 2H).
【0443】
実施例117〜123:COMUによるアミド結合形成の一般的方法
実施例117〜118および120から122は、実施例88において記述されているものに類似する手順を使用して調製されたのに対し、実施例119および123は、最後のカップリングステップがCOMUを用いて実施されたことを除き、実施例3において記述されているものに類似する手順を使用して調製された。アミン、カップリング試薬および塩基の正確な当量は各実施例について指示されている。
【実施例117】
【0444】
(S)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−フェニルプロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0445】
【化128】
アミン1.05当量、COMU 1当量、DIPEA 2当量。
Rt
MS4=3.87分;[M+H]+=437.2;ピンク色固体。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.37(m, 1H), 7.86-7.97(m, 2H), 7.63(m, 1H), 7.16-7.33(m, 5H), 4.30(m, 1H), 2.95(m, 1H), 2.74(m, 1H), 2.27-2.43(m, 2H), 2.21(s, 6H).
【実施例118】
【0446】
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)−3−フェニルプロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0447】
【化129】
アミン1.05当量、COMU 1当量、DIPEA 2当量。
Rt
MS4=3.86分、[M+H]+=437.2、ピンク色固体として。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.37(m, 1H), 7.86-7.98(m, 2H), 7.63(m, 1H), 7.16-7.32(m, 5H), 4.28(m, 1H), 2.96(m,1H), 2.73(m, 1H), 2.28-2.43(m, 2H), 2.21(s, 6H).
【実施例119】
【0448】
N−(1−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0449】
【化130】
アミン1.05当量、COMU 1.25当量、DIPEA 2当量。
Rt
MS4=3.24分、[M+H]+=357.3、黄色固体として。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.10-8.15(m, 2H), 7.99(d, J=8.56Hz, 2H), 7.85(s, 1H), 2.63(s, 2H), 2.25(s, 6H), 1.36(s, 6H).
【実施例120】
【0450】
N−(1−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0451】
【化131】
アミン1.05当量、COMU 1.25当量、DIPEA 2当量。
Rt
MS4=3.24分、[M+H]+=357.3、黄色固体として。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.01(m, 1H), 7.96(m, 1H), 7.89(m, 1H), 7.76(m, 1H), 2.59(s, 2H), 2.29(s, 6H), 1.34(s, 6H).
【実施例121】
【0452】
N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0453】
【化132】
アミン1.05当量、COMU 1.25当量、DIPEA 2当量。
Rt
MS4=3.26分、[M+H]+=388.36、黄色固体として。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.24(m, 1H), 7.95-8.00(m, 1H), 7.92(m, 1H), 7.80(m, 1H), 4.06(m, 1H), 2.35(m,1H), 1.16(d, J=6.60Hz, 3H), 0.97(t, J=7.09Hz, 6H)、1プロトン[(CH
3)CH−CH
2−N−(CH
2CH
3)
2]はDMSO溶媒ピークに隠れている。
【実施例122】
【0454】
N−(2−(ジメチルアミノ)プロピル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0455】
【化133】
アミン1.5当量、COMU 1.3当量、DIPEA 2当量。
Rt
MS4=3.10分、[M+H]+=361.3、黄色油として。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.35(m, 1H) 7.90-8.01(m, 2H) 7.85(m, 1H) 3.25(m, 2H) 2.74(m, 1H) 2.20(s, 6H) 0.94(d, J=6.60Hz, 3H).
【実施例123】
【0456】
N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0457】
【化134】
アミン2当量、COMU 1.2当量、DIPEA 3当量。
Rt
MS4=3.37分、[M+H]+=370.0、白色固体として。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.30-8.39(m, 1H) 8.16(d, J=8.31Hz, 2H) 8.01-8.09(m, 2H) 4.05-4.19(m, 1H) 1.17(d, J=6.60Hz, 3H) 0.96(t, J=7.09Hz, 6H).
【0458】
実施例124〜156 EDC(HOBT DIPEA)によるアミド結合形成のための一般的方法
THF(1.700ml)中の適切な酸(150mg、0.510mmol)の溶液に、EDC.HCl(147mg、0.765mmol)、HOBT(102mg、0.663mmol)、適切なアミン(1.1当量、0.561mmol)およびDIPEA(0.267ml、1.530mmol)を添加した。得られた溶液を75℃で撹拌した。3時間後、反応混合物を水に注ぎ入れ、飽和NaHCO
3水溶液で塩基性化し、酢酸エチル(4×30ml)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、蒸発させた。粗生成物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供する[方法A]か、またはプレパックレディセプト(Redisept)Si=2カラムならびに溶離液としてEtOAcおよびヘプタン[方法B]もしくはDCM EtOAc[方法C]のいずれかを使用する順相液体クロマトグラフィーを介して精製するかのいずれかとした。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライするか、または有機溶媒をHVで除去した。
【0459】
下記の実施例は、上記の方法に従って調製した。アミン、カップリング試薬および塩基の正確な当量は、標準的な手順(1.1当量のアミン、1.5当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、3当量のDIPEA)と異なっていれば、各実施例について個々に指示されている。
【実施例124】
【0460】
(R)−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2,6−ジフルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0461】
【化135】
Rt
MS1=1.45分、[M+H]+=378.00、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 7.81(d, J=7.34Hz, 2H), 4.28(m, 1H), 2.50(d, J=7.34Hz, 1H), 2.41(d, J=6.36Hz, 1H), 2.32(s, 6H), 1.28(d, J=6.60Hz, 3H).
【0462】
実施例124の合成において使用される酸中間体は、以下に記述する通りに調製した。
【0463】
中間体124a:4−シアノ−2,6−ジフルオロ安息香酸
THF(35ml)中の3,5−ジフルオロベンゾニトリル(3.48g、25mmol、Fluorochem)の溶液に、ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M)(15.63ml、25.00mmol)を−75℃でゆっくり添加した。得られた溶液を−70〜75℃で1時間撹拌した。次いで、この溶液を、新たに砕いたドライアイスCO2(44.0g、1000mmol)上に注いだ。内容物を、ドライアイス消失まで室温で撹拌した。溶媒をHV下で蒸発除去した。次いで、残留有機層を水に懸濁し、酢酸エチル(3×50ml)で抽出した。生成物含有水層をHCl水溶液で酸性化し、生成物を有機層中、酢酸エチル(4×50ml)で再抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、蒸発させて、白色結晶性固体(2.5731g、13.91mmol、55.6%収率)を得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 14.32(br. S., 1H), 7.78-8.01(m, 2H).
生成物をさらに精製することなく次のステップにおいて使用した。
【0464】
中間体124b:2,6−ジフルオロ−4−(N’−ヒドロキシカルバミミドイル)安息香酸
EtOH(23.42mL)中の中間体124a(2.5731g、14.05mmol)の溶液に、水およびK
2CO
3水溶液(3.11g、22.48mmol)に溶解したヒドロキシルアミン塩酸塩(2.051g、29.5mmol)を添加した。8−ヒドロキシキノン(0.027g、0.183mmol)を添加した。得られた溶液を4時間撹拌還流した後、EtOHをHV下で除去した。水層をHCl(2M)水溶液で酸性化し、酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、蒸発させて、中間体118b(326.8mg、1.436mmol、10.22%収率)をオフホワイトの固体として得た。生成物をそれ以上精製することなく使用した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 13.87(br. S., 1H) 10.10(s, 1H) 7.47(d, J=9.54Hz, 2H) 6.06(br. S., 2H).
【0465】
中間体124c:2,6−ジフルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)安息香酸
THF(5.040ml)中の中間体124b(326.8mg、1.512mmol)の激しく撹拌した懸濁液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.320ml、2.268mmol)を5分間かけて滴下添加した。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。反応混合物を蒸発させて、中間体124c(410.5mg、1.326mmol、88%収率)をピンク色固体として取得した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 14.32(br. S., 1H), 7.91-7.85(m, 2H).
【実施例125】
【0466】
(R)−2−クロロ−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0467】
【化136】
[方法C]
Rt
MS1=1.50分、[M+H]+=376.00、薄橙色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.20(d, J=1.47Hz, 1H), 8.13(s, 1H) 7.73(d, J=8.07Hz, 1H), 4.31(m, 1H), 2.54(m, 1H), 2.34(s, 7H), 1.28(d, J=6.60Hz, 3H).
【0468】
実施例125の合成において使用される酸中間体は、以下に記述する通りに調製した。
【0469】
中間体125a:メチル4−アミノ−2−クロロベンゾエート
MeOH(55.5mL)中の4−アミノ−2−クロロ安息香酸(2g、11.66mmol)の溶液に、塩化チオニル(3.40mL、46.6mmol)を0℃で滴下添加した。得られた溶液を室温で撹拌した。32時間後、溶媒を除去した。粗生成物をEtOAcに溶かし、飽和NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、蒸発乾固させて、中間体125a(2.146g、11.45mmol、98%収率)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.64(d, J=8.56Hz, 1H), 6.64(d, J=2.20Hz, 1H), 6.51(dd, J=8.80, 2.20Hz, 1H), 6.16(bs, 2H), 3.73(s, 3H).
【0470】
中間体125b:メチル2−クロロ−4−シアノベンゾエート
中間体125a(2.146g、11.56mmol)を水(8mL)およびHCl(12ml、96mmol)中に分散させ、混合物を0℃に冷却した。亜硝酸ナトリウムの水溶液(0.885g、12.83mmol)を、温度が5℃を決して超えないような様式で滴下添加した。得られた溶液を0〜5℃で45分間撹拌し、固体NaHCO
3の添加によって中和した。ジアゾニウム塩を、水(25mL)中のシアン化銅(I)(1.294g、14.45mmol)およびシアン化ナトリウム(1.383g、28.2mmol)の水溶液に75℃で添加した。内容物を75〜80℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、生成物をトルエン(4×100ml)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、溶媒を真空除去した。粗生成物を、Iscoコンビフラッシュ:80gレディセップカラム、溶離液ヘプタン/酢酸エチル(A/B)、254nmでの検出、移動相:5分間(0%B)、0から20%Bで10分間、次いで20%Bで10分間を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。プリダクト(priduct)含有画分を合わせ、蒸発乾固させて、中間体125b(939mg、4.76mmol、41.1%収率)を橙色固体として産出した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.23(s, 1H), 7.96(bs, 2H), 3.91(s, 3H).
Rt
MS1=1.80分、[M+H]+=196.1
【0471】
中間体125c:2−クロロ−4−シアノ安息香酸
中間体125bを、MeOH/THFおよびLiOH.H
2Oの0.5モル濃度1:1混合物(302mg、7.21mmolに溶解した。反応物を5時間撹拌した後、溶媒を真空下で除去した。残留物を水に懸濁し、HCl水溶液(2M)で酸性化した。ピンク色沈殿物を濾過除去し、HV+冷却トラップ下で乾燥させて、中間体125c(569.2mg、3.04mmol、63.3%収率)をピンク色がかった固体として産出した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 13.95(br. S., 1H), 8.18(s, 1H), 7.85-7.96(m, 2H).
Rt
MS1=1.21分、[M+H]+=182.1。
【0472】
中間体125d:(E)−2−クロロ−4−(N’−ヒドロキシカルバミミドイル)安息香酸
ヒドロキシルアミン塩酸塩(457mg、6.58mmol)を5.2mlの水に溶解した後、K
2CO
3(693mg、5.02mmol)を添加した。この溶液を、EtOH(5225μL)中の中間体3(569.2mg、3.13mmol)の撹拌溶液に添加した。次いで、8−ヒドロキシキノン(5.92mg、0.041mmol)を添加した。得られた混合物を4時間還流させた後、EtOHを蒸発除去した。水層を酸性化させ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、蒸発させて、中間体129d(276.9mg、1.161mmol、37.0%収率)を橙色固体として産出した。生成物をさらに精製することなく次のステップにおいて使用した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 13.41(br. S.,1H), 9.98(s, 1H), 7.77-7.83(m, 2H), 7.73(d, 1H) 6.01(br. S., 2H).
【0473】
中間体125e:2−クロロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)安息香酸
THF(4.301ml)中の中間体125d(276.9mg、1.290mmol)の激しく撹拌した懸濁液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.273ml、1.935mmol)を5分間かけて滴下添加した。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。反応混合物を蒸発乾固させて、中間体125e(335.6mg、1.032mmol、80%収率)を薄橙色固体として産出した。粗生成物をさらに精製することなくカップリング反応において使用した。
Rt
MS1=2.23分、イオン化なし。
【0474】
以下の実施例126〜156の合成において使用される酸中間体は、実施例3(非フッ素化安息香酸中間体)または実施例88(フッ素化安息香酸中間体)において記述されている通りに調製した。
【実施例126】
【0475】
(R)−N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0476】
【化137】
(1.1当量のアミン、1.5当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.54分、[M+H]+=388.0.00、黄色油として。
NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.05(m, 1H), 7.88-7.99(m, 2H), 4.30(m, 1H), 2.75-2.69(m, 5H), 2.60(m, 1H), 1.30(d, J=6.60Hz, 3H), 1.11(t, J=7.21Hz, 6H).
【実施例127】
【0477】
(S)−N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0478】
【化138】
(1.2当量のアミン、1.5当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.55分、[M+H]+=389.4、黄色油として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.05(dd, J=8.07, 1.47Hz, 1H), 7.87-7.99(m, 2H), 4.26(m, 1H), 2.57-2.72(m, 5H), 2.54(d, J=6.11Hz, 1H), 1.29(d, J=6.60Hz, 3H), 1.08(t, J=7.21Hz, 6H).
【実施例128】
【0479】
(R)−2−フルオロ−N−(1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0480】
【化139】
(1.2当量のアミン、1.5当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.50分、[M+H]+=387.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.04(d, J=8.07Hz, 1H), 7.85-7.99(m, 2H), 4.32(m, 1H), 2.51-2.80(m, 6H), 1.77-1.91(m, 4H), 1.30(d,J=6.60Hz, 3H).
【実施例129】
【0481】
(R)−2−フルオロ−N−(1−(ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0482】
【化140】
(1.2当量のアミン、1.5当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.56分、[M+H]+=401.3、黄色濃厚油として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.04(d, J=1.47Hz, 1H), 7.87-7.99(m, 2H), 4.33(m, 1H), 2.35-2.63(m, 6H), 1.57-1.69(m, 4H), 1.43-1.54(m, 2H), 1.28(d, J=6.60Hz, 3H).
【実施例130】
【0483】
(R)−N−(1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0484】
【化141】
アミン:1.2当量、EDC:1.3当量 HOBT:1.15 DIPEA:3当量[方法C]
Rt
MS1=1.56分、[M+H]+=369.3、黄色濃厚油として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.23(d, J=8.31Hz, 2H), 8.05(d, J=8.07Hz, 2H), 4.38(m, 1H), 2.81(m, 1H), 2.57-2.74(m, 4H), 2.53(m, 1H), 1.77-1.89(m, 4H), 1.29(d, J=6.60Hz, 3H).
【実施例131】
【0485】
(R)−N−(1−(ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0486】
【化142】
アミン:1.2当量、EDC:1.3当量 HOBT:1.15 DIPEA:3当量[方法C]
Rt
MS1=1.57分、[M+H]+=383.4、黄色濃厚油として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.23(d, J=8.31Hz, 2H), 8.03(d, J=8.31Hz, 2H), 4.38(m, 1H), 2.33-2.68(m, 6H), 1.55-1.68(m, 4H), 1.48(d, J=5.62Hz, 2H), 1.27(d, J=6.60Hz, 3H).
【実施例132】
【0487】
(R)−N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0488】
【化143】
アミン:1.2当量、EDC:1.3当量 HOBT:1.15 DIPEA:3当量[方法C]
Rt
MS1=1.54分、[M+H]+=371.0、オフホワイトの固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.23(d, J=8.31Hz, 2H), 8.02(d, J=8.31Hz, 2H), 4.30(m, 1H), 2.59-2.75(m, 5H), 2.48-2.59(m, 1H), 1.29(d, J=6.60Hz, 3H), 1.08(t, J=7.09Hz, 6H).
【実施例133】
【0489】
(S)−N−(1−(ジエチルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0490】
【化144】
アミン:1.2当量、EDC:1.3当量 HOBT:1.15 DIPEA:3当量[方法C]
Rt
MS1=1.54分、[M+H]+=371.3、オフホワイトの固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.21(d, J=8.56Hz, 2H), 8.01(d, J=8.31Hz, 2H), 4.30(m, 1H), 2.41-2.80(m, 6H), 1.29(d, J=6.60Hz, 3H), 1.08(t, J=7.21Hz, 6H).
【実施例134】
【0491】
(R)−N−(1−(ジエチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0492】
【化145】
アミン:1.0当量、EDC:1.3当量 HOBT:1.15 DIPEA:3当量[方法C]
Rt
MS1=1.78分、[M+H]+=398.4、黄色濃厚油として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.24(d, J=8.56Hz, 2H), 8.03(d, J=8.56Hz, 2H), 4.19(m, 1H), 2.56-2.76(m, 6H), 1.96(m, 1H), 0.96-1.12(m, 12H).
【実施例135】
【0493】
(R)−N−(1−(ジエチルアミノ)−3−メチルブタン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0494】
【化146】
(1.0当量のアミン、1.5当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.77、2.10分、[M+H]+=417.4、黄色濃厚油として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.05(d, J=8.07Hz, 1H), 7.96(d, J=10.51Hz, 1H), 7.87(t, J=7.58Hz, 1H), 4.18(m, 1H), 2.55-2.74(m, 6H), 1.97(m, 1H), 0.96-1.12(m, 12H).
【実施例136】
【0495】
(R)−N−(1−(エチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0496】
【化147】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、4当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.48分、[M+H]+=357.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.19-8.22(m, 2H), 8.02-8.04(m, 2H), 4.36(m, 1H), 2.36-2.71(m, 4H), 2.31(d, J=2.45Hz, 3H), 1.21-1.31(m, 3H), 1.01-1.16(m, 3H).
【実施例137】
【0497】
(R)−N−(1−(ジプロピルアミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0498】
【化148】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、4当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.76分、[M+H]+=399.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.23(d, J=8.56Hz, 2H), 8.01(d, J=8.56Hz, 2H), 4.29(m, 1H), 2.65(m, 1H), 2.42-2.57(m, 5H), 1.45-1.58(m, 4H), 1.28(d, J=6.60Hz, 3H), 0.91(t, J=7.34Hz, 6H).
【実施例138】
【0499】
(R)−N−(1−(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0500】
【化149】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、4当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.53分、[M+H]+=371.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.18-8.25(m, 2H), 7.99-8.05(m, 2H), 4.28(m, 1H), 2.91(m, 1H), 2.63(dd, J=12.84, 7.70Hz, 1H), 2.48(dd, J=12.72, 6.11Hz, 1H), 2.31(s, 3H), 1.28(d, J=6.60Hz, 3H), 1.06(d, J=6.60Hz, 6H).
【実施例139】
【0501】
(R)−N−(1−(メチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0502】
【化150】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、4当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.58分、[M+H]+=371.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.21(d, J=8.56Hz, 2H), 8.02(d, J=8.56Hz, 2H), 4.35(d, J=7.83Hz, 1H), 2.65(dd, J=12.72, 8.31Hz, 1H), 2.35-2.50(m, 3H), 2.32(s, 3H), 1.48-1.60(m, 2H), 1.24-1.30(m, 3H), 0.92(t, J=7.34Hz, 3H).
【実施例140】
【0503】
(R)−N−(1−(エチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0504】
【化151】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、3.5当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.47分、[M+H]+=378.3、黄色油として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.05(dd, J=7.95, 1.59Hz, 1H), 7.87-7.99(m, 2H), 4.32(m, 1H), 2.60(d, J=7.82Hz, 1H), 2.48-2.58(m, 2H), 2.45(q, 1H), 2.33(s, 3H), 1.28(d, J=6.60Hz, 3H), 1.11(t, J=7.21Hz, 3H).
【実施例141】
【0505】
(R)−N−(1−(ジプロピルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0506】
【化152】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.3当量のHOBT、4当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.75分、[M+H]+=417.4、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.05(m, 1H), 7.87-7.98(m, 2H), 4.23(m, 1H), 2.62(m, 1H), 2.43-2.54(m, 5H), 1.46-1.57(m, 4H), 1.28(d, J=6.60Hz, 3H), 0.92(t, J=7.46Hz, 6H).
【実施例142】
【0507】
(R)−2−フルオロ−N−(1−(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0508】
【化153】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、4当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.52分、[M+H]+=389.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.05(dd, J=8.07, 1.47Hz, 1H), 7.86-8.00(m, 2H), 4.24(m, 1H), 2.90(m, 1H), 2.58(m, 1H), 2.49(m, 1H), 1.29(d, J=6.60Hz, 3H), 1.06(d, J=6.60Hz, 6H).
【実施例143】
【0509】
(R)−2−フルオロ−N−(1−(メチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0510】
【化154】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、4当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.57分、[M+H]+=389.3、黄色油として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.04(dd, J=8.07, 1.47Hz, 1H), 7.86-7.97(m, 2H), 4.30(m, 1H), 2.60(dd, J=12.72, 8.07Hz, 1H), 2.35-2.50(m, 3H), 2.32(s, 3H), 1.48-1.61(m, 2H), 1.28(d, J=6.60Hz, 3H), 0.93(t, J=7.34Hz, 3H).
【実施例144】
【0511】
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0512】
【化155】
(1.5当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3.1当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.51分、[M+H]+=375.3、油として。
回転異性体1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.07(d, J=7.82Hz, 1H), 7.98(br. S., 1H), 7.68(m, 1H), 5.01(m, 0.5H), 3.72(m, 0.5H), 3.01(s, 1.4H), 2.82(s, 1.9H), 2.74(m, 0.5H), 2.57(m, 0.5H), 2.35(s, 3H), 2.27(m, 0.7H), 2.08(br. S., 3H), 1.24(t, J=7.46Hz, 3H).
【0513】
N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−N−メチル−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミドの調製において使用される式(IV)のアミン中間体は、以下で提示する通りに調製した。
【0514】
中間体144a:2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロパン酸
Bachemから購入したN−Me−DL−アラニン(1.5g、14.55mmol)を、水(5.4ml)/MeOH(2.7ml)に溶解した後、Boc
2O(3.38mL、14.55mmol)を一度に添加した。MeOH(2.7ml)中のBoc
2O(3.38mL、14.55mmol)の追加の溶液を5分間かけて添加した。得られた懸濁液を室温で23時間撹拌した後、反応混合物を水に注ぎ入れ、クエン酸水溶液でpH=3に酸性化した。混合物をDCM(3×50ml)で抽出し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過した。HVでの溶媒の除去により、透明油(2.6161g、12.87mmol、88%収率)を産出し、これをさらに精製することなく使用した。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 4.25-4.76(m, 1H) 2.87(br. s., 3H) 1.47(d, J=2.45Hz, 9H) 1.42(d, J=6.60Hz, 3H).
【0515】
中間体144b:tert−ブチル(1−(ジメチルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)(メチル)カルバメート
THF(30mL)中の中間体144a(2.6161g、12.87mmol)の溶液に、EDC.HCl(3.70g、19.31mmol)、HOBT(2.56g、16.73mmol)、ジメチルアミン(THF中2M)(12.87mL、25.7mmol)を添加した。次いで、得られた溶液を75℃で4〜5時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ入れ、飽和NaHCO
3水溶液で塩基性化し、次いでEtOAc(4×70ml)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、蒸発させて、tert−ブチル(1−(ジメチルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)(メチル)カルバメート(1.7619g、7.65mmol、59.4%収率)を透明油として得た。生成物をさらに精製することなく次のステップにおいて使用した。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 4.86-5.14(m, 1H) 3.06(br. s., 3H) 2.96(s, 3H) 2.77(br. s., 3H) 1.48(s, 9H) 1.27(br. s., 3H).
【0516】
中間体144c:N
1,N
1,N
2−トリメチルプロパン−1,2−ジアミン
Et
2O中の粗製中間体144b(2.96g、12.87mmol)の氷冷溶液に、LAHの溶液(Et
2O中1M)(19.31mL、19.31mmol)を滴下添加した。混合物を、出発材料の消失まで0℃で撹拌した。反応物を、水(0.5mL)、15%(w/w)NaOH(0.5mL)の順次添加によって慎重にクエンチした。次いで、ジエチルエーテルを添加し、懸濁液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、固体を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄した。溶媒をHVで除去し、粗材料をジオキサン(20ml)に溶解し、0℃に冷却した。HCl(ジオキサン中4M)(16.09mL、64.4mmol)をゆっくり添加し、反応物を室温まで加温させ、2〜3時間撹拌した。HCl/ジオキサンの混合物をHV下で蒸発除去し、冷却トラップ内に捕捉して、N
1,N
1,N
2−トリメチルプロパン−1,2−ジアミン(1.7276g、9.13mmol、71.0%収率)をHCl塩(粘性赤色油)として産出した。アミンを精製することなくカップリングステップに使用した。
【実施例145】
【0517】
(R)−N−(1−(エチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0518】
【化156】
(1.5当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3.1当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.64分、[M+H]+=385.4、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.21(d, J=8.31Hz, 2H), 8.00(d, J=8.31Hz, 2H), 4.27(m, 1H), 2.56-2.70(m, 3H), 2.43-2.54(m, 2H), 1.61-1.43(m, 2H), 1.26(d, J=6.60Hz, 3H), 1.05(t, J=7.21Hz, 3H), 0.89(t, J=7.34Hz, 3H).
【実施例146】
【0519】
(R)−N−(1−(エチル(プロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0520】
【化157】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.64分、[M+H]+=403.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.05(dd, J=8.07, 1.47Hz, 1H), 7.86-7.99(m, 2H), 4.25(m, 1H), 2.58-2.69(m, 3H), 2.44-2.55(m, 3H), 1.45-1.59(m, 2H), 1.27(d, J=6.60Hz, 3H), 1.07(t, J=7.21Hz, 3H), 0.92(t, J=7.46Hz, 3H).
【実施例147】
【0521】
(R)−N−(1−モルホリノプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0522】
【化158】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.45分、[M+H]+=385.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.22(d, J=8.31Hz, 2H), 8.01(d, J=8.31Hz, 2H), 4.35(m, 1H), 3.67(t, J=4.77Hz, 4H), 2.54-2.63(m, 3H), 2.49(br. S., 2H), 2.41(dd, 1H), 1.26(d, J=6.60Hz, 3H).
【実施例148】
【0523】
(R)−2−フルオロ−N−(1−モルホリノプロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0524】
【化159】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.44分、[M+H]+=403.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δppm 8.05(dd, J=7.95, 1.59Hz, 1H), 7.96(dd, J=10.76, 1.47Hz, 1H), 7.88(dd, J=7.83, 7.09Hz, 1H), 4.35(m, 1H), 3.71(t, J=4.65Hz, 4H), 2.46-2.65(m, 5H), 2.41(dd, J=12.59, 5.75Hz, 1H), 1.28(d, J=6.60Hz, 3H).
【実施例149】
【0525】
N−(1−メチルピペリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0526】
【化160】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.58分、[M+H]+=371.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.23(d, J=8.56Hz, 2H), 8.03(d, J=8.80Hz, 2H), 4.10-4.26(m, 1H), 2.88-3.06(m, 1H), 2.61-2.83(m, 1H), 2.34(s, 3H), 2.04-2.26(m, 2H), 1.96(m, 1H), 1.84(m, 1H), 1.71(m, 1H), 1.49(m, 1H).
【実施例150】
【0527】
(R)−N−(1−(ブチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0528】
【化161】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.70分、[M+H]+=385.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.16-8.27(m, 2H), 7.98-8.07(m, 2H), 4.30-4.42(m, 1H), 2.66(dd, J=12.72, 8.31Hz, 1H), 2.39-2.53(m, 3H), 2.32(s, 3H), 1.45-1.56(m, 2H), 1.30-1.41(m, 2H), 1.27(d, J=6.60Hz, 3H), 0.94(t, J=7.34Hz, 3H).
【実施例151】
【0529】
(R)−N−(1−(ブチル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0530】
【化162】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.70分、[M+H]+=403.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.05(dd, J=7.95, 1.59Hz, 1H), 7.95(dd, J=10.76, 1.47Hz, 1H), 7.87-7.93(m, 1H), 4.25-4.37(m, 1H) 2.60,(dd, J=12.72, 8.07Hz, 1H) 2.36-2.52(m, 3H) 2.32(s, 3H) 1.45-1.56(m, 2H) 1.31-1.42(m, 2H) 1.28(d, J=6.60Hz, 3H) 0.95(t, J=7.34Hz, 3H).
【実施例152】
【0531】
(R)−N−(1−(エチル(イソプロピル)アミノ)プロパン−2−イル)−2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0532】
【化163】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.61分、[M+H]+=403.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.05(dd, J=7.95, 1.59Hz, 1H), 7.96(dd, J=10.88, 1.34Hz, 1H), 7.91(m, 1H), 4.16(d, J=6.60Hz, 1H), 3.05(m, 1H), 2.55-2.64(m, 3H) 2.51(dd, 1H), 1.29(d, J=6.60Hz, 3H), 1.02-1.11(m, 9H).
【実施例153】
【0533】
(R)−N−(1−メチルピロリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0534】
【化164】
この化合物の調製において使用される(R)−1−メチルピロリジン−3−アミン出発材料は、WO2009/056551A1(参考例5)において記述されている。
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法A]
Rt
MS1=1.39分、[M+H]+=341.2、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.18-8.27(m, 2H), 8.00-8.07(m, 2H), 4.60(dt, J=7.21, 4.46Hz, 1H), 2.89-3.06(m, 2H), 2.64-2.81(m, 2H), 2.50(s, 3H), 2.43(m, 1H), 1.95(m, 1H).
【実施例154】
【0535】
(R)−N−(1−メチルピペリジン−3−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0536】
【化165】
この化合物の調製において使用される(R)−1−メチルピペリジン−3−アミンは、WO2009/056551A1(参考例5)において記述されているものに類似する方法によって調製された(R)−tert−ブチル(1−メチルピペリジン−3−イル)カルバメートの脱保護によって取得した。出発材料、(R)−tert−ブチルピペリジン−3−イルカルバメートは、CNH Technologies Inc.から購入した(ロット13614)。
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.45分、[M+H]+=355.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.19-8.27(m, 2H), 7.99-8.06(m, 2H), 4.18(m, 1H), 2.95(m, 1H), 2.71(m, 1H), 2.34(s, 3H), 2.17(br. S., 2H), 1.96(m, 1H), 1.84(m, 1H), 1.71(m, 1H), 1.50(m, 1H).
【実施例155】
【0537】
N−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0538】
【化166】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法A]
Rt
MS1=1.48分、[M+H]+=357.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.22(d, J=7.83Hz, 2H), 7.97-8.04(m, 2H), 3.54(t, J=7.09Hz, 2H), 2.74(t, J=6.97Hz, 2H), 2.61-2.71(m, 4H), 1.05-1.15(m, 6H).
【実施例156】
【0539】
(R)−N−(1−(ベンジル(メチル)アミノ)プロパン−2−イル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0540】
【化167】
(1.2当量のアミン、1.3当量のEDC.HCl、1.15当量のHOBT、3当量のDIPEA)。[方法C]
Rt
MS1=1.78分、[M+H]+=419.3、白色固体として。
1H NMR(400MHz, MeOH-d
4) δ ppm 8.24(d, J=8.56Hz, 2H), 8.02(d, J=8.56Hz, 2H), 7.18-7.37(m, 5H), 4.41(m, 1H), 3.50-3.70(m, 2H), 2.63(dd, J=12.47, 8.31Hz, 1H), 2.46(dd, J=12.59, 5.99Hz, 1H), 2.29(s, 3H), 1.27(d, J=6.85Hz, 3H).
【実施例157】
【0541】
N−(2−(メチルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0542】
【化168】
中間体157a(761mg、1.836mmol)をDCM(5ml)に溶解した。0℃に冷却した後(水/氷浴)、TFA(2ml)を滴下添加した。反応混合物を同じ温度で1時間撹拌した。水を添加し、混合物のpHを1N LiOHでpH7に調整した。相分離後、水層をDCMで2回抽出し、合わせ、MgSO
4で脱水し、濾過し、溶媒を真空で除去した。34mgの粗製物を、逆相分取HPLC(勾配溶離、いずれも0.1%TFAを含有する水/ACN)による精製に供した。所望の化合物を含有する画分を合わせ、フリーズドライして、生成物を白色塩として産出した。
Rt
MS2=2.14分、[M+H]+=315.1、白色固体として。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.91(t, J=5.62Hz, 1H), 8.51(br. S., 2H), 8.17-8.25(m, 2H), 8.06-8.14(m, 2H), 3.59(q, J=5.75Hz, 2H), 3.13(br.s., 2H), 2.63(br. S., 3H).
【0543】
中間体157a:tert−ブチルメチル(2−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド)エチル)カルバメート
DCM(10ml)中の4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)安息香酸(1g、3.87mmol)の懸濁液に、COMU(1.825g、4.26mmol)およびDIPEA(0.812ml、4.65mmol)を添加した。黄色溶液を室温で2分間撹拌すると、赤色になった。N−Boc−N−メチル−エチレンジアミン(0.810g、4.65mmol)を添加し、反応混合物を1時間撹拌還流し、室温に冷却させ、水、飽和NH
4Cl水溶液で洗浄し、EtOAcで抽出した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、溶媒を真空で除去した。最終生成物を、実施例124〜156の一般的方法における方法Bに従って精製した。
【実施例158】
【0544】
N−(2−(フェニルアミノ)エチル)−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンズアミド
【0545】
【化169】
実施例158は、実施例157を作製するために使用したものに類似する様式で調製した。
Rt
MS2=4.73分、[M+H]+=377.1、白色固体として。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.82(t, J=5.62Hz, 1H), 8.13-8.22(m, 2H), 8.04-8.13(m, 2H), 7.09(dd, J=8.31, 7.34Hz, 2H), 6.63(d, J=7.70Hz, 2H), 6.54(t, J=7.21Hz, 1H), 5.73(t, J=5.87Hz, 1H), 3.47(q, J=6.52Hz, 2H), 3.24(q, J=6.36Hz, 2H).