(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6047788
(24)【登録日】2016年12月2日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】ルアー
(51)【国際特許分類】
A01K 85/16 20060101AFI20161212BHJP
【FI】
A01K85/16
【請求項の数】11
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-21866(P2016-21866)
(22)【出願日】2016年2月8日
【審査請求日】2016年2月19日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】512057633
【氏名又は名称】株式会社コアマン
(74)【代理人】
【識別番号】100125645
【弁理士】
【氏名又は名称】是枝 洋介
(74)【代理人】
【識別番号】100166774
【弁理士】
【氏名又は名称】右田 敏之
(72)【発明者】
【氏名】泉 裕文
【審査官】
門 良成
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭52−005979(JP,U)
【文献】
特開2015−198634(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3160505(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 85/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
尾部背面側が欠落するように形成された薄肉部を尾側に有する金属製のルアー本体と、
前記薄肉部に設けられ、前記ルアー本体の尾部を水中で下降させるウエイト部と、
を備え、
前記ルアー本体は、前記ルアー本体が尾側から頭部側に向かう進行方向に水中を進行し、前記尾部が前記進行方向に対して横方向の一方に振れた場合に水流が衝突する第1側面と、前記尾部が他方に振れた場合に水流が衝突する第2側面と、前記ウエイト部の重量によって前記尾部を下げた場合に水流が衝突する底面とを有する、
ルアー。
【請求項2】
前記ウエイト部は、前記薄肉部の上面に設けられている、
請求項1に記載のルアー。
【請求項3】
前記ウエイト部は、前記薄肉部の進行方向反対側端に設けられている、
請求項1又は2に記載のルアー。
【請求項4】
前記ウエイト部は、前記ルアーの進行方向に延び、縦方向に扁平な板状をなす、
請求項1乃至3の何れかに記載のルアー。
【請求項5】
前記薄肉部の上面は、扁平に形成されている、
請求項1乃至4の何れかに記載のルアー。
【請求項6】
前記薄肉部は、前記ルアー本体が背部から尾部へ向けて円弧状に湾曲して欠落するように構成されている、
請求項1乃至5の何れかに記載のルアー。
【請求項7】
前記ルアー本体は、進行方向に垂直な方向に切断したときの断面形状において、底面が半円状に湾曲するように構成されている、
請求項1乃至6の何れかに記載のルアー。
【請求項8】
前記ルアー本体は、底面が進行方向に直線的に延びるように構成されている、
請求項1乃至7の何れかに記載のルアー。
【請求項9】
前記ルアー本体は、背部にフックアイが設けられている、
請求項1乃至8の何れかに記載のルアー。
【請求項10】
前記ルアー本体は、腹部にフックアイが設けられていない、
請求項9に記載のルアー。
【請求項11】
前記フックアイは、前記薄肉部の進行方向側端に設けられている、
請求項9又は10に記載のルアー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣りに用いられるルアーに関する。
【背景技術】
【0002】
金属製のルアーには、メタルジグ、金属製のバイブレーションプラグ等がある(例えば、特許文献1)。これらの金属製のルアーは、プラスチック製、木製等の他のルアーに比べて重量が大きく、遠投性に優れる。このため、スズキ、ハマチ、シイラ等の海水魚をターゲットにした海でのルアー釣りにおいてよく使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−157531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
魚を引きつけるためにはルアーに小魚のような自然な動きをさせることが重要である。しかしながら、メタルジグはその形状が単純な棒状であり、一定速度でリールを巻くステディーリトリーブでは動きに乏しかったり、単調な回転動作を繰り返したりする。他方、バイブレーションプラグは、ステディーリトリーブにより水中で小刻みに振動する。これらの金属製のルアーの動きは何れも単調で不自然なため、魚が警戒して興味を示さなくなることがある。
【0005】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、遠投性に優れ、且つ、ステディーリトリーブでも小魚のような自然な動きをすることができるルアーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様のルアーは、尾部背面側が欠落するように形成された薄肉部を尾側に有する金属製のルアー本体と、前記薄肉部に設けられ、前記ルアー本体の尾部を水中で下降させるウエイト部と、を備え、
前記ルアー本体は、前記ルアー本体が尾側から頭部側に向かう進行方向に水中を進行し
、前記尾部が前記進行方向に対して横方向の一方に振れた場合に水流が衝突する第1側面と、前記尾部が他方に振れた場合に水流が衝突する第2側面と、前記ウエイト部の重量によって前記尾部を下げた場合に水流が衝突する底面とを有する。
【0007】
この態様において、前記ウエイト部は、前記薄肉部の上面に設けられていてもよい。
【0008】
上記態様において、前記ウエイト部は、前記薄肉部の進行方向反対側端に設けられていてもよい。
【0009】
上記態様において、前記ウエイト部は、前記ルアーの進行方向に延び、縦方向に扁平な板状をなしていてもよい。
【0010】
上記態様において、前記薄肉部の上面は、扁平に形成されていてもよい。
【0011】
上記態様において、前記薄肉部は、前記ルアー本体が背部から尾部へ向けて円弧状に湾曲して欠落するように構成されていてもよい。
【0012】
上記態様において、前記ルアー本体は、進行方向に垂直な方向に切断したときの断面形状において、底面が半円状に湾曲するように構成されていてもよい。
【0013】
上記態様において、前記ルアー本体は、底面が進行方向に直線的に延びるように構成されていてもよい。
【0014】
上記態様において、前記ルアー本体は、背部にフックアイが設けられていてもよい。
【0015】
上記態様において、前記ルアー本体は、腹部にフックアイが設けられていなくてもよい。
【0016】
上記態様において、前記フックアイは、前記薄肉部の進行方向側端に設けられていてもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係るルアーによれば、遠投性に優れ、且つ、ステディーリトリーブでも小魚のような自然な動きすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】実施の形態に係るルアーの構成を示す斜視図。
【
図2】実施の形態に係るルアーの構成を示す平面図。
【
図3】実施の形態に係るルアーの構成を示す側面図。
【
図4】実施の形態に係るルアーの動作を説明するための平面図。
【
図5】実施の形態に係るルアーの動作を説明するための背面図。
【
図6A】他の実施の形態に係るルアーの構成を示す側面図。
【
図6B】さらに他の実施の形態に係るルアーの構成を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本実施の形態に係るルアーの構成を示す斜視図であり、
図2は、その平面図であり、
図3は、その側面図である。なお、
図1中において、矢印により方向を示している。ルアー1の水中での進行方向を「前方」、進行方向とは逆方向を「後方」とする。また、ルアーの背側を「上側」、ルアーの腹側を「下側」とする。また、ルアーの進行方向に向かって右側を「右側」、左側を「左側」とする。
【0021】
図1乃至3に示すように、ルアー1は、ルアー本体2と、フック31,32とを備える。
【0022】
ルアー本体2は、小魚の体を模した形状をなしている。具体的には、ルアー本体2は、頭部が滑らかな半球状をなし、頭部から胴部に近づくにしたがって太くなっている。また、胴部から尾部にかけては、背部側が欠落しており、薄肉部21となっている。ルアー本体2は、タングステン製であり、その比重は19.3である。なお、ルアー本体2を鉛製、又は他の金属製としてもよい。
【0023】
薄肉部21についてさらに詳細に説明する。薄肉部21は、ルアー本体2の前後方向中央よりも若干前側の位置から後端にかけて設けられる。薄肉部21の前側部分は、ルアー本体2が背部から尾部へ向けて円弧状に湾曲して欠落するように構成されている。また、薄肉部21の後側部分は、前後方向に実質的に直線状に延びており、円弧状に湾曲した前側部分と滑らかに繋がっている。また、薄肉部21の上面は、左右方向に平らに形成されている。
【0024】
ルアー本体2の底部は、正面視(前側から後側を見たとき)において下方に凸状の円弧面とされている。また、ルアー本体2の底部は、側面視において前後方向に直線状に形成されている。つまり、ルアー本体2の底部は、前後方向の全体に亘って上述した円弧面が続くように形成されている。このように構成することにより、左右方向の水流に対するルアー本体2の底部の抵抗が小さくなる。
【0025】
薄肉部21の後端部上面には、ウエイト部22が設けられている。ウエイト部22は、前後方向に延び、上下方向(縦方向)に扁平な板状をなしている。ウエイト部22は、ルアー1が進行しているときに錘として機能する。また、ウエイト部22は、横方向からの水流に対する抵抗としても機能する。
【0026】
ルアー本体2の前端には、前方に突出するようにラインアイ23が設けられている。ラインアイ23は、ラインを連結するための金属製のリング状部材である。
【0027】
ルアー本体2の背部には、フックアイ24が設けられている。さらに詳細には、薄肉部21の前端部分に、半円状に突出するようにフックアイ24は設けられている。フックアイ24は、フック(釣り針)を連結するための金属製の部材である。また、ルアー本体2の後端には、フックアイ25が設けられている。また、ルアー本体2の腹側にはフックアイが設けられていない。
【0028】
フック31が、フックアイ24に取り付けられており、フック32が、フックアイ25に取り付けられている。フック31,32のそれぞれは、一本の金属製の線状部材がJ字状に湾曲されて形成されたシングルフックである。フック31,32のそれぞれは、アラミド繊維等からなる編み込み糸の接続紐31a,32aが基端部に接続されている。フックアイ24には、スプリットリング41が取り付けられており、スプリットリング41に接続紐31aの端部が接続されている。同様に、フックアイ25には、スプリットリング42が取り付けられており、スプリットリング42に接続紐32aの端部が接続されている。また、かかるルアー1においては、腹側にフックアイが設けられておらず、フックが取り付けられない。
【0029】
本実施の形態に係るルアー1の動作について説明する。
図4は、ルアー1の動作を説明するための平面図であり、
図5は、その背面図である。
【0030】
ルアー1の前端のラインアイ23においてラインが接続されているため、ラインによってルアー1が水中で前方へ引っ張られると、ルアー1が頭部(前側部分)を上げるように傾いた状態で進行方向(前方)へ進行する。ここで、薄肉部21が設けられているルアー本体2の尾側部分では背側部分が欠落しているためルアー1の全体において重心位置は腹側にある。したがって、ルアー1は、水中を進行している間、腹側が下になるような姿勢を維持しようとする。つまり、ルアー1は、頭部を上げ、尾部を下げるように傾き、腹側を下に向けた姿勢を取る。
【0031】
上記の姿勢でルアー1が水中を進行すると、水流がルアー1の底部に衝突し、これによってルアー1に横方向(右方又は左方)への力が作用する。ルアー1の頭部はラインによって引っ張られているため、頭部は横方向に移動せず、尾部(後側部分)が横方向(右方又は左方)に移動する。つまり、頭部を中心として尾部が平面視において円弧状に横方向へ振れる(
図4参照)。
【0032】
また、水流がルアー1の底部に衝突することで、尾部が上昇するような力が作用する。この結果、上記の尾部の横方向の移動と上昇とが組み合わされ、背面視において尾部が円弧状の軌跡を描くように移動する(
図5参照)。
【0033】
ルアー1の尾部が右方へ振れた場合、ルアー1が進行していることからルアー1の右側面に前方からの水流が衝突する。このため、ルアー1はある程度の角度まで右方に傾斜すると、尾部の移動方向が反転し、尾部が左方に振れる。また、ルアー1の尾部が上昇すると、ルアー1が水平姿勢に近くなり、ルアー1の底部における水流の衝突が軽減される。これに加えて、ルアー本体2の尾部にはウエイト部22が設けられているため、このウエイト部22の重さによってルアー本体2の尾部には下向きの力が作用する。ルアー本体2の尾部側に薄肉部21が設けられていることから、ルアー本体2の重心は頭部側にある。また、ウエイト部22が薄肉部21の後端部に設けられているため、ウエイト部22は重心位置から離れており、ウエイト部22には大きな力のモーメントが作用する。この結果、ルアー1の尾部が上昇しなくなり、下降を始める。尾部の横方向の移動と下降とが組み合わされ、背面視において尾部が円弧状の軌跡を反転するように移動する。
【0034】
ルアー1の尾部が元の位置(頭部の進行方向下流側の位置)に復帰すると、ルアー1は、頭部を上げ、尾部を下げるように傾き、腹側を下に向けた姿勢を取っている。このとき、ルアー1の尾部には左方に移動する慣性力が作用しているため、尾部はそのまま左方に移動する。また、ルアー1の底部に衝突する水流が増し、尾部が再度上昇をし始める。この結果、ルアー1の尾部の左方への移動と上昇とが組み合わされ、背面視において尾部が左上方向に円弧状の軌跡を描くように移動する。
【0035】
上記のような動作が繰り返されることで、ルアー1は背面視において尾部が円弧状の軌跡を描くように往復運動を繰り返し行う(ウォブリング)。
【0036】
上記のような動作において、尾部が横方向(例えば、右方)に移動すると、相対的に反対方向(左方向)の水流が尾部に衝突する。薄肉部21は横長の薄い板状であるため横方向の水流に対して抵抗が少ない。その一方で、ウエイト部22は縦方向に長い板状であるため水流に対する抵抗が大きい。この抵抗差によって、ルアー1は前後方向に延びる回転軸を中心として回転(ローリング)する。つまり、尾部が右方向に移動したとき、底部が右を向くようにルアー1がローリングし、尾部が左方向に移動したとき、底部が左を向くようにルアー1がローリングする。
【0037】
また、上述のようにルアー本体2の背部にはフック31が取り付けられている。ルアー1がローリングを行うと、フック31に水流が衝突するため、フック31は水流に対する抵抗となる。その一方、ルアー本体2の底部は、正面視において下方に凸状の滑らかな円弧面であるため、ローリングの際に底部に沿って水が流れる。また、ルアー本体2の底部(腹側)にはフックが取り付けられておらず、底部に沿った水の流れがフックによって阻害されることがない。つまり、フック31が設けられた背部の方が、滑らかな面で構成され、且つフックが設けられていない腹部よりも水流に対する抵抗が大きい。したがって、上記のローリングの動作が促進される。
【0038】
上記のようなウォブリングとローリングとは同期して行われる(ウォブンロール)。
【0039】
なお、上記のようなローリングの際、フック31が水流に対する抵抗となるため、できるだけ同じ位置、即ちローリング運動の中心に近い位置にあることが好ましい。したがって、フックアイ24は、頭部(ルアー本体2の薄肉部21よりも前側の部分)又は薄肉部21の前端近傍に設けられていることが好ましい。
【0040】
以上のように、本実施の形態に係るルアー1では、金属製であるため遠投性に優れ、且つ、ステディーリトリーブでも小魚の動きに似たウォブンロールの動作を行うため、自然な動きをすることができる。
【0041】
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態においては、ルアー本体2の尾部に薄肉部21を設け、この薄肉部21に扁平な板状のウエイト部22を設ける構成について述べたが、これに限定されるものではない。ウエイト部22は、直方体、半球など、どのような形状であってもよい。ただし、ルアー1のローリングを促進するためにはウエイト部の側部で効率よく水流を受けることが可能な形状とすることが有利であり、この観点からはウエイト部の側部を扁平な面とすることが好ましい。
【0042】
また、上記の実施の形態においては、薄肉部21の上面にウエイト部22を設ける構成について述べたが、これに限定されるものではない。板状のウエイト部を、薄肉部21の前後方向全体に亘って設ける構成としてもよい。ただし、ウエイト部における力のモーメントを大きくする観点から、ウエイト部を薄肉部21の後端に設けることが好ましい。
【0043】
また、例えば、薄肉部21の底面等、上面以外の位置にウエイト部を設けてもよい。ただし、ウエイト部22が底面に設けられた場合、ルアー本体2の底部に沿った水の流れがウエイト部22によって妨げられ、ローリング動作が阻害される。このため、ウエイト部22は薄肉部21の上面に設けることが好ましい。
【0044】
また、上記の実施の形態においては、薄肉部21が左右方向に扁平な上面を有する構成について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、薄肉部を前後方向に垂直な面によって切断したときの断面において上方に凸状の円弧となるように、薄肉部の上面を円弧面としてもよい。また、同断面において、下方に凹状の円弧となるように、薄肉部の上面を窪んだ円弧面としてもよいし、それ以外の形状としてもよい。
【0045】
また、上記の実施の形態においては、ルアー本体2が背部から尾部へ向けて円弧状に湾曲して欠落し、薄肉部21が形成される構成について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、ルアー本体2の背部から尾部へ直線的に傾斜して欠落するようにしてもよいし(
図6A参照)、ルアー本体2の背部後側が、側面視において直角に屈曲するように欠落するようにしてもよい(
図6B参照)。
【0046】
また、上記の実施の形態においては、ルアー本体2の前後方向中央よりも若干前側の位置から後端にかけて薄肉部21が設けられる構成について述べたが、これに限定されるものではない。ルアー本体2の全体に対する薄肉部21の大きさは、ウォブリングの大きさに影響を与える。例えば、ルアー本体2の全体に対する薄肉部21が大きさの比率が高ければ、薄肉部21の重量が小さいのでウォブリングの動作が大きくなる。反対にルアー本体2の全体に対する薄肉部21が大きさの比率が低ければ、ウォブリングの動作が小さくなる。したがって、所望のウォブリングの大きさが得られるように、薄肉部21の大きさを設定すればよい。
【0047】
また、上記の実施の形態においては、ルアー本体2の底面が、進行方向に垂直な方向に切断したときの断面形状において、下方に半円状に突出した円弧面である構成について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、ルアー本体2の底面を上下方向に垂直な平面としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明のルアーは、魚釣り用のルアーとして有用である。
【符号の説明】
【0049】
1 ルアー
2 ルアー本体
21 薄肉部
22 ウエイト部
23 ラインアイ
24,25 フックアイ
31,32 フック
31a,32a 接続紐
41,42 スプリットリング
【要約】
【課題】遠投性に優れ、且つ、ステディーリトリーブでも小魚のような自然な動きをすることができるルアーを提供する。
【解決手段】
ルアー1は金属製のルアー本体2を有する。ルアー本体2は、尾部背面側が欠落するように形成され、これによってルアー本体2の尾部には薄肉部21が設けられる。薄肉部21の上面には、前後方向に扁平な板状のウエイト部22が設けられる。ルアー本体2の頭部先端にはラインアイ23が、薄肉部21の前端にはフックアイ24が、ルアー本体2の後端にはフックアイ25が、それぞれ設けられる。フックアイ24,25には、スプリットリング41,42及び接続紐31a,32aを介してシングルフックであるフック31,32がそれぞれ連結される。
【選択図】
図1