【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様では、本発明の一実施形態は、通信サービスを処理するための方法を提供し、本方法は、
同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるかどうかを判断するステップと、
マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるときに、あらかじめ設定されたルールに従って通信サービスを処理するステップと
を含む。
【0006】
第1の態様に関して、第1の可能な実施方法では、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるかどうかを判断するステップの前に、本方法は、周波数内測定レポート、端末のアクティブセット情報、または端末によって開始された無線リソース制御接続要求において伝達されている、端末が位置するロケーションにおけるマクロ基地局の信号品質およびミクロ基地局の信号品質を取得するステップをさらに含む。
【0007】
第1の態様の第1の可能な実施方法に関して、第2の可能な実施方法では、
マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアは、端末によって維持されるアクティブセットに含まれる基地局情報に従ってマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアおよびマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに分割され、端末がマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、マクロ基地局のみの情報を含み、端末がマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、ミクロ基地局とマクロ基地局の両方の情報を含み、
同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるかどうかを判断するステップは特に、周波数内測定レポートが取得されたときに、端末がすでに、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに入っているときの接続状態にあると判断し、かつ端末の通信サービスがマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアにあると判断するステップを含む。
【0008】
第1の態様の第1の可能な実施方法に関して、第3の可能な実施方法では、
マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアは、端末によって維持されるアクティブセットに含まれる基地局情報に従ってマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアおよびマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに分割され、端末がマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、マクロ基地局のみの情報を含み、端末がマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、ミクロ基地局とマクロ基地局の両方の情報を含み、
同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるかどうかを判断するステップは特に、端末のアクティブセット情報が取得され、端末のアクティブセット情報がマクロ基地局とミクロ基地局の両方の情報を含むときに、端末がすでに、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに入っているときの接続状態にあると判断し、かつ端末の通信サービスがマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアにあると判断するステップを含む。
【0009】
第1の態様の第1の可能な実施方法に関して、第4の可能な実施方法では、
同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるかどうかを判断するステップは特に、端末が位置するロケーションにおけるミクロ基地局の信号品質と無線リソース制御接続要求において伝達されている固定信号品質オフセットとの合計が、端末が位置するロケーションにおけるマクロ基地局の信号品質と同等以上であるときに、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間に通信サービスがあると判断し、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアにおいて端末の無線リソース制御接続要求が開始されていると判断するステップを含む。
【0010】
第1の態様の第2または第3の可能な実施方法に関して、第5の可能な実施方法では、
あらかじめ設定されたルールに従って通信サービスを処理するステップは特に、周波数間共通カバレージマクロ基地局に通信サービスをハンドオーバするステップを含む。
【0011】
第1の態様の第4の可能な実施方法に関して、第6の可能な実施方法では、
あらかじめ設定されたルールに従って通信サービスを処理するステップは特に、無線リソース制御プロトコルを使用することによって、周波数間共通カバレージマクロ基地局に通信サービスを転送するステップを含む。
【0012】
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実施方法から第4の可能な実施方法のいずれか1つに関して、第7の可能な実施方法では、
あらかじめ設定されたルールに従って通信サービスを処理するステップは特に、
感度抑圧度を計算するために使用されるパラメータを取得し、感度抑圧度を計算するために使用されるパラメータに従って感度抑圧度を計算するステップと、
計算された感度抑圧度に従ってミクロ基地局の受信機感度を低減して、マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界およびダウンリンク境界を一致させるステップと
を含む。
【0013】
第1の態様の第5または第6の可能な実施方法に関して、第8の可能な実施方法では、通信サービスのハンドオーバまたは転送が失敗した後に、本方法は、感度抑圧度を計算するために使用されるパラメータを取得し、感度抑圧度を計算するために使用されるパラメータに従って感度抑圧度を計算するステップと、計算された感度抑圧度に従ってミクロ基地局の受信機感度を低減して、マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界およびダウンリンク境界を一致させるステップとをさらに含む。
【0014】
第1の態様の第7または第8の可能な実施方法に関して、第9の可能な実施方法では、本方法は、
同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアにおける通信サービスを周期的に照会するステップと、
同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがないことが把握されたときに、ミクロ基地局の受信機感度を回復して、マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界を元のロケーションに戻すステップと
をさらに含む。
【0015】
第1の態様の第2または第3の可能な実施方法に関して、第10の可能な実施方法では、
あらかじめ設定されたルールに従って通信サービスを処理するステップは特に、
通信サービスに関与する端末がマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアにあるときに、端末の送信電力を直接的または間接的に低減するステップ
を含む。
【0016】
第1の態様の第2または第3の可能な実施方法に関して、第11の可能な実施方法では、
あらかじめ設定されたルールに従って通信サービスを処理するステップは特に、
通信サービスに関与する端末がマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアにあるときに、マクロ基地局の専用物理制御チャネルの電力オフセットを再設定するステップ
を含む。
【0017】
第2の態様では、本発明の一実施形態はネットワーク制御装置を提供し、本装置は、
同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるかどうかを判断するように構成された判断ユニットと、
マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあると判断ユニットが判断したときに、あらかじめ設定されたルールに従って通信サービスを処理するように構成された処理ユニットと
を含む。
【0018】
第2の態様に関して、第1の可能な実施方法では、本装置は取得ユニットをさらに含み、
取得ユニットは、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるかどうかを判断ユニットが判断する前に、周波数内測定レポート、端末のアクティブセット情報、または端末によって開始された無線リソース制御接続要求において伝達されている、端末が位置するロケーションにおけるマクロ基地局の信号品質およびミクロ基地局の信号品質を取得するように構成される。
【0019】
第2の態様の第1の可能な実施方法に関して、第2の可能な実施方法では、
マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアは、端末によって維持されるアクティブセットに含まれる基地局情報に従ってマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアおよびマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに分割され、端末がマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、マクロ基地局のみの情報を含み、端末がマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、ミクロ基地局とマクロ基地局の両方の情報を含み、
判断ユニットは特に、取得ユニットが周波数内測定レポートを取得したときに、端末がすでに、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに入っているときの接続状態にあると判断し、かつ端末の通信サービスがマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアにあると判断するように構成される。
【0020】
第2の態様の第1の可能な実施方法に関して、第3の可能な実施方法では、
マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアは、端末によって維持されるアクティブセットに含まれる基地局情報に従ってマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアおよびマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに分割され、端末がマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、マクロ基地局のみの情報を含み、端末がマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、ミクロ基地局とマクロ基地局の両方の情報を含み、
判断ユニットは特に、取得ユニットが端末のアクティブセット情報を取得し、端末のアクティブセット情報がマクロ基地局とミクロ基地局の両方の情報を含むときに、端末がすでに、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに入っているときの接続状態にあると判断し、かつ端末の通信サービスがマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアにあると判断するように構成される。
【0021】
第2の態様の第1の可能な実施方法に関して、第4の可能な実施方法では、
判断ユニットは特に、取得ユニットによって取得されて無線リソース制御接続要求において伝達されている、端末が位置するロケーションにおけるミクロ基地局の信号品質と固定信号品質オフセットとの合計が、端末が位置するロケーションにおけるマクロ基地局の信号品質と同等以上であるときに、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間に通信サービスがあると判断し、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアにおいて端末の無線リソース制御接続要求が開始されていると判断するように構成される。
【0022】
第2の態様の第2または第3の可能な実施方法に関して、第5の可能な実施方法では、
処理ユニットは特に、周波数間共通カバレージマクロ基地局に通信サービスをハンドオーバするように構成される。
【0023】
第2の態様の第4の可能な実施方法に関して、第6の可能な実施方法では、
処理ユニットは特に、無線リソース制御プロトコルを使用することによって、周波数間共通カバレージマクロ基地局に通信サービスを転送するように構成される。
【0024】
第2の態様および第2の態様の第1から第6の可能な実施方法のいずれか1つに関して、第7の可能な実施方法では、
処理ユニットは、
感度抑圧度を計算するために使用されるパラメータを取得するように構成された取得サブユニットと、
取得サブユニットによって取得され、感度抑圧度を計算するために使用されるパラメータに従って感度抑圧度を計算するように構成された計算サブユニットと、
計算サブユニットによって計算された感度抑圧度に従ってミクロ基地局の受信機感度を低減して、マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界およびダウンリンク境界を一致させるように構成された感度調整ユニットと
を含む。
【0025】
第2の態様の第7の可能な実施方法に関して、第8の可能な実施方法では、
処理ユニットは、
同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアにおける通信サービスを周期的に照会するように構成された照会サブユニット
をさらに含み、
感度調整ユニットは、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがないことを照会サブユニットが把握したときに、ミクロ基地局の受信機感度を回復して、マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界を元のロケーションに戻すように構成される。
【0026】
第2の態様の第2または第3の可能な実施方法に関して、第9の可能な実施方法では、
処理ユニットは特に、通信サービスに関与する端末がマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアにあるときに、端末の送信電力を直接的または間接的に低減するように構成される。
【0027】
第2の態様の第2または第3の可能な実施方法に関して、第10の可能な実施方法では、
処理ユニットは特に、通信サービスに関与する端末がマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアにあるときに、マクロ基地局の専用物理制御チャネルの電力オフセットを再設定するように構成される。
【0028】
第3の態様では、本発明の一実施形態はコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータ記憶媒体はプログラムを記憶することができ、プログラムは実行されたときに、通信サービスを処理するための上記方法のステップの一部または全部を含む。
【0029】
第4の態様では、本発明の一実施形態はネットワーク制御装置を提供し、ネットワーク制御装置は入力装置と、出力装置と、メモリと、プロセッサとを含み、
プロセッサは以下のステップ、すなわち、
同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるかどうかを判断するステップと、
マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるときに、あらかじめ設定されたルールに従って通信サービスを処理するステップと
を実行する。
【0030】
第4の態様に関して、第1の可能な実施方法では、プロセッサは以下のステップ、すなわち、
周波数内測定レポート、端末のアクティブセット情報、または端末によって開始された無線リソース制御接続要求において伝達されている、端末が位置するロケーションにおけるマクロ基地局の信号品質およびミクロ基地局の信号品質を取得するステップ
をさらに実行する。
【0031】
第4の態様の第1の可能な実施方法に関して、第2の可能な実施方法では、
マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアは、端末によって維持されるアクティブセットに含まれる基地局情報に従ってマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアおよびマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに分割され、端末がマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、マクロ基地局のみの情報を含み、端末がマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、ミクロ基地局とマクロ基地局の両方の情報を含み、
周波数内測定レポートを取得したときに、プロセッサは、端末がすでに、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに入っているときの接続状態にあると判断し、かつ端末の通信サービスがマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアにあると判断する。
【0032】
第4の態様の第1の可能な実施方法に関して、第3の可能な実施方法では、
マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアは、端末によって維持されるアクティブセットに含まれる基地局情報に従ってマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアおよびマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに分割され、端末がマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、マクロ基地局のみの情報を含み、端末がマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアに位置するとき、端末のアクティブセットは、ミクロ基地局とマクロ基地局の両方の情報を含み、
端末のアクティブセット情報を取得し、端末のアクティブセット情報がマクロ基地局とミクロ基地局の両方の情報を含むときに、プロセッサは、端末がすでに、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに入っているときの接続状態にあると判断し、かつ端末の通信サービスがマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアにあると判断する。
【0033】
第4の態様の第1の可能な実施方法に関して、第4の可能な実施方法では、
プロセッサが、端末によって開始された無線リソース制御接続要求において伝達されている、端末が位置するロケーションにおけるマクロ基地局の信号品質およびミクロ基地局の信号品質を取得し、端末が位置するロケーションにおけるミクロ基地局の、無線リソース制御接続要求において伝達されている信号品質と固定信号品質オフセットとの合計が、端末が位置するロケーションにおけるマクロ基地局の信号品質と同等以上であるときに、プロセッサは、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間に通信サービスがあると判断し、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアにおいて端末の無線リソース制御接続要求が開始されていると判断する。
【0034】
第4の態様の第2または第3の可能な実施方法に関して、第5の可能な実施方法では、
プロセッサは、周波数間共通カバレージマクロ基地局に通信サービスをハンドオーバする。
【0035】
第4の態様の第4の可能な実施方法に関して、第6の可能な実施方法では、
プロセッサは、無線リソース制御プロトコルを使用することによって、周波数間共通カバレージマクロ基地局に通信サービスを転送する。
【0036】
第4の態様および第4の態様の第1から第6の可能な実施方法のいずれか1つに関して、第7の可能な実施方法では、
プロセッサは、感度抑圧度を計算するために使用されるパラメータを取得し、感度抑圧度を計算するために使用されるパラメータに従って感度抑圧度を計算し、計算された感度抑圧度に従ってミクロ基地局の受信機感度を低減して、マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界およびダウンリンク境界を一致させる。
【0037】
第4の態様の第7の可能な実施方法に関して、第8の可能な実施方法では、
プロセッサは、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアにおける通信サービスを周期的に照会し、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがないことを把握したときに、ミクロ基地局の受信機感度を回復して、マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界を元のロケーションに戻す。
【0038】
第4の態様の第2または第3の可能な実施方法に関して、第9の可能な実施方法では、
プロセッサは、通信サービスに関与する端末がマクロ/ミクロ非ソフトハンドオーバエリアにあるときに、端末の送信電力を直接的または間接的に低減する。
【0039】
第4の態様の第2または第3の可能な実施方法に関して、第10の可能な実施方法では、
プロセッサは、通信サービスに関与する端末がマクロ/ミクロソフトハンドオーバエリアにあるときに、マクロ基地局の専用物理制御チャネルの電力オフセットを再設定する。
【0040】
第5の態様では、本発明はネットワークシステムと、ネットワーク制御装置と、端末と、マクロ基地局と、ミクロ基地局とを提供し、
ネットワーク制御装置は、上記の技術的解決策におけるネットワーク制御装置である。
【0041】
本発明の実施形態では、同じ周波数を共有するマクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるかどうかが判断され、マクロ基地局およびミクロ基地局のアップリンク境界とダウンリンク境界との間のエリアに通信サービスがあるときに、あらかじめ設定されたルールに従って通信サービスが処理される。マクロ基地局およびミクロ基地局が同じ周波数で配備されているときに干渉が存在する先行技術と比較して、本発明の実施形態において提供される方法を使用することによって、あらかじめ設定されたルールに従って通信サービスが処理され、それにより、マクロ基地局の端における通信に関与する端末によってミクロ基地局に引き起こされる干渉を低減し、マクロ基地局のサービススループットレートを改善することができる。