特許6048041IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

入床後の使用者が入眠し易く入眠後の使用者の体温の過剰な低下を抑える睡眠環境制御システムに関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1では、使用者の睡眠状態を判定する睡眠状態取得システムとしてドップラレーダーセンサーと云ったセンサーを使用して呼吸、心拍、体動などの生体状態情報を取得している。ところが、呼吸、心拍などを測定するセンサーは高価であり、睡眠環境制御システムが高価になると云う問題がある。 また、特許文献2では、使用者の発汗の増減が湿度の増減に反映されるまでに時間を要する為、寝室の温度湿度の調整に遅れが出る。即ち、使用者の発汗停止後に汗の蒸発に代わって体温が過剰に奪われるのを低減するタイミングでの寝室の温度上昇設定が間に合わないおそれがある。 また、特許文献3では、使用者の睡眠判定を行なう体動検知手段として、赤外線センサーと云ったセンサーを使用して体動の頻度を取得している。ところが、体動の頻度では発汗量を測定することは難しく、使用者の発汗停止後に汗の蒸発に代わって体温が過剰に奪われるのを低減するタイミングでの寝室の温度上昇設定が間に合わないおそれがある。 そこで本発明は、課題を解決するためになされたものであって、安価な荷重センサーを使用し使用者の入床後の体動数を把握してタイムリーに寝室の温度降下を行なうと共に入床後の使用者の入眠を促進し、タイムリーに寝室の温度上昇を行なうと共に発汗停止後の使用者の体温が過剰に奪われるのを低減する、睡眠環境制御システムを提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するために、本発明において講じた第1の課題解決手段は、脚を具備するベッドと、前記脚に設置され前記脚に掛かる荷重を検出する荷重センサーと、ベッドを収容する部屋を空調する空調機と、前記荷重センサーにて検出された荷重の変動に基づきベッド上にいる人の睡眠状態を判定し、前記人の睡眠状態に基づき前記空調機の設定温度を決定する温度決定部と、前記部屋の温度が前記温度決定部によって決定され設定温度に・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
第1の課題解決手段によれば、本発明の睡眠環境制御システムは、ベッドの脚に設置され脚に掛かる荷重を検出する荷重センサーと、ベッドを収容する部屋を空調する空調機と、荷重センサーにて検出された荷重の変動に基づきベッド上にいる人の睡眠状態を判定し、人の睡眠状態に基づき空調機の設定温度を決定する温度決定部と、部屋の温度が温度決定部によって決定され設定温度になる様に空調機を制御する制御部と、を有する構成である。これにより、睡眠環境制御システムは荷重計と云った安価な荷重センサーを使用し、人の入床後の体動数を把握してタイムリーに部屋の温度降下を行なうと共に入床後の人の入眠を促進することが出来る。更に、睡眠環境制御システムは汗の蒸発を湿度センサーよりも素早く測定可能な荷重計と云った応答性の良い荷重センサーは、タイムリーに寝室の温度上昇を行なうと共に発汗停止後の人の体温が過剰に奪われるのを低減することが出来る。 また、本発明の睡眠環境制御システムは、温度決定部は、荷重センサーにて検出された荷重の変動数から体動数を算出する体動数算出部と、体動数が所定数を超えているか否かを判定する体動数判定部と、体動数が所定数を超えているときに人が入力した初期設定温度を読み込み設定温度を初期設定温度よりも低い温度へ変更する第1の温度変更部と、を有する構成である。これにより、制御部は人の体動数から人の寝苦しさを判定し、人の体動数が所定数を超えているときに部屋の室温を低くして人が寝入り易くすることが出来る。 また、本発明の睡眠環境制御システムは、温度決定部は、荷重センサーにて検出された荷重の減少量から前記人の体重の減少量を算出する体重減少量算出部と、体重の減少量が所定量を超えているか否かを判定する体重減少判定部と、体重の減少量が所定量以下であるときに制御部が部屋の設定温度を初期設定温度よりも高い温度へ変更する第2の温度変更部と、を有する構成である。これにより、制御部は人の体動数から人の寝苦しさを判定し、人の体動数が所定数を超えているときに部屋の室温を低くして人が寝入り易くすることが出来る。更に、制御部は人の体重減少量の有無から人の発汗と人の体に付着した汗の有無を判定し、人の体が冷えすぎることを低減することが出来る。 第2の課題解決手段によれば、本発明の睡眠環境制御システムは、温度決定部は、荷重センサーにて検出された荷重に基づいて体重を算出する体重算出部と、荷重センサーにて検出された荷重の減少量から人の体重の減少量を算出する体重減少量算出部と、体重の減少量が所定量を超えているか否かを判定する体重減少判定部と、体重の減少量が所定量以下であるときに制御部が前記部屋の設定温度を初期設定温度よりも高い温度へ変更する第2温度変更部と、を有する構成である。これにより、制御部は人の体重減少量の有無から人の発汗と人の体に付着した汗の有無を判定し、人の体が冷えすぎることを低減することが出来る。 第3の課題解決手段によれば、本発明の睡眠環境制御システムは、ベッドの脚に設置された荷重センサーにより前記ベッドの前記脚に掛かる荷重を検出する荷重検出ステップと、空調機によりベッドを収容する部屋を空調する空調ステップと、荷重センサーにて検出された荷重の変動に基づきベッド上にいる人の睡眠状態を判定し、人の睡眠状態に基づき空調機の設定温度を決定する温度決定ステップと、部屋の温度が温度決定ステップによって決定された設定温度になる様に空調機を制御する制御ステップと、を有する睡眠環境制御方法である。これにより、睡眠環境制御システムは荷重計と云った安価な荷重センサーを使用し、人の入床後の体動数を把握してタイムリーに部屋の温度降下を行なうと共に入床後の人の入眠を促進することが出来る。更に、睡眠環境制御システムは汗の蒸発を湿度センサーよりも素早く測定可能な荷重計と云った応答性の良い荷重センサーは、タイムリーに寝室の温度上昇を行なうと共に発汗停止後の人の体温が過剰に奪われるのを低減することが出来る。 また、本発明の睡眠環境制御システムは、温度決定ステップは、荷重センサーにて検出された荷重の変動数から体動数を算出する体動数算出ステップと、体動数が所定数を超えているか否かを判定する体動数判定ステップと、体動数が所定数を超えているときに人が入力した初期設定温度を読み込み設定温度を初期設定温度よりも低い温度へ変更する第1の温度変更ステップと、を有する睡眠環境制御方法である。これにより、制御部は人の体動数から人の寝苦しさを判定し、人の体動数が所定数を超えているときに部屋の室温を低くして人が寝入り易くすることが出来る。 また、本発明の睡眠環境制御システムは、温度決定ステップは、荷重センサーにて検出された荷重の減少量から前記人の体重の減少量を算出する体重減少量算出ステップと、体重の減少量が所定量を超えているか否かを判定する体重減少判定ステップと、体重の減少量が所定量以下であるときに制御部が部屋の設定温度を初期設定温度よりも高い温度へ変更する第2の温度変更ステップと、を有する睡眠環境制御方法である。これにより、制御部は人の体動数から人の寝苦しさを判定し、人の体動数が所定数を超えているときに部屋の室温を低くして人が寝入り易くすることが出来る。更に、制御部は人の体重減少量の有無から人の発汗と人の体に付着した汗の有無を判定し、人の体が冷えすぎることを低減することが出来る。 第4の課題解決手段によれば、本発明の睡眠環境制御システムは、温度決定ステップは、荷重センサーにて検出された荷重に基づいて体重を算出する体重算出ステップと、荷重センサーにて検出された荷重の減少量から前記人の体重の減少量を算出する体重減少量算出ステップと、体重の減少量が所定量を超えているか否かを判定する体重減少判定ステップと、体重の減少量が所定量以下であるときに制御部が部屋の設定温度を初期設定温度よりも高い温度へ変更する第2の温度変更ステップと、を有する睡眠環境制御方法である。これにより、制御部は人の体重減少量の有無から人の発汗と人の体に付着した汗の有無を判定し、人の体が冷えすぎることを低減することが出来る。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本実施形態に於ける、睡眠環境制御システムの説明図

【図2】本実施形態に於ける、睡眠環境制御システムの動作フローチャート

【図3】本実施形態に於ける、使用者の体動数と体重、および睡眠環境制御システムのシステム動作と制御温度のタイミングチャート例

【図4】本実施形態に於ける、睡眠環境制御システムの睡眠判定式例

【図5】本実施形態に於ける、睡眠環境制御システム内部の睡眠判定結果例で、(a)は睡眠判定結果例、(b)は体重変動量の結果例

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 睡眠環境制御システム   2 床面   3 壁面   4 ベッド   5 フレーム   6 脚   7 マットレス   8 ヘッドボード   11 荷重計(荷重センサー)   12 制御基板(制御部)   13 エアコン(空調機)

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