(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来のような構成では、一般的に、電源電圧を被電源供給回路ブロック用電圧に変換する電圧変換部を制御するための制御用電圧と、遮断解除信号を監視する監視部を制御するための制御用電圧とを、別々のレギュレータにより個別に生成する構成であった。このため、回路構成の規模の低減を図ることが難しいという問題があった。
【0005】
本明細書では、電圧変換部および監視部に制御用電圧を印加するための回路構成の規模を抑制することが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書によって開示される画像処理装置は、画像に関する処理を実行する画像処理部と、駆動電圧を出力する電力供給部と、前記駆動電圧が供給され前記画像処理部を制御する画像制御部と、操作指令を受け付ける受付部と、を備え、前記電力供給部は、前記受付部が前記操作指令を受け付けたか否かを判断する監視動作を実行し、当該操作指令を受け付けたと判断した場合に、起動指令を出力する監視部と、前記起動指令を受けたことにより、外部電源から供給される電圧を前記駆動電圧に変換する電圧変換動作を実行する電圧変換部と、前記外部電源から供給される電圧から、前記監視部および前記電圧変換部それぞれを制御するのに必要な制御用電圧を生成し、前記監視部および前記電圧変換部それぞれに印加する電圧生成部と、を有する。
【0007】
この画像処理装置によれば、監視部および電圧変換部は、共通の電圧生成部により生成された制御用電圧が印加されて動作可能になる。このため、電圧変換部および監視部それぞれに電圧生成部を備える構成に比べて、電圧変換部および監視部に制御用電圧を印加するための回路構成の規模を抑制することが可能になる。
【0008】
上記画像処理装置では、前記電力供給部は、更に、クロック信号を出力する発振部を有し、前記監視部は、前記クロック信号を用いて前記監視動作を実行し、前記電圧変換部は、前記クロック信号を用いて前記電圧変換動作を実行してもよい。
【0009】
この画像処理装置によれば、監視部および電圧変換部は、共通の発振部から出力されたクロック信号を用いてそれぞれの動作を実行する。このため、電圧変換部および監視部それぞれに専用の発振部を備える構成に比べて、クロック信号を出力するための回路構成の規模を抑制することが可能になる。
【0010】
上記画像処理装置では、前記監視部は、前記クロック信号に応じた周期で前記受付部からの入力信号レベルを読み込んで、当該入力信号レベルとノイズ判定用閾値と比較してノイズを除去するノイズキャンセル部を有してもよい。
【0011】
この画像処理装置によれば、監視部は、クロック信号に応じた周期で受付部からの入力信号レベルを読み込んで、当該入力信号レベルとノイズ判定用閾値と比較してノイズを除去する。これにより、電圧変換部に与えるクロック信号を利用して、監視部におけるノイズ除去を行うことができる。
【0012】
上記画像処理装置では、前記監視部は、更に、前記クロック信号のクロック周期を分周する分周部を有し、前記ノイズキャンセル部は、前記分周部による分周後のクロック周期で前記受付部からの入力信号レベルを読み込んで、当該入力信号レベルとノイズ判定用閾値と比較してノイズを除去してもよい。
【0013】
この画像処理装置によれば、ノイズキャンセル部は、分周部による分周後のクロック周期で前記受付部からの入力信号レベルを読み込んで、当該入力信号レベルとノイズ判定用閾値と比較してノイズを除去する。これにより、電圧変換部とノイズキャンセル部とで、共通の発振回路のクロック信号を利用しつつ、互いに異なる周期でそれぞれの動作を行うことができる。
【0014】
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記画像に関する処理を実行するための駆動源を有する構成であり、前記電力供給部は、更に、前記制御用電圧が印加され、前記クロック信号を用いて前記駆動源の動作を制御する駆動制御部を有してもよい。
【0015】
この画像処理装置によれば、駆動制御部は、制御用電圧が印加され、クロック信号を用いて駆動源の動作を制御する。これにより、駆動制御部に対し専用の電圧生成部や発振部を備える構成に比べて回路構成の規模を抑制することができる。
【0016】
上記画像処理装置では、前記電力供給部は、更に、前記電圧生成部が生成した前記制御用電圧が印加される記憶部を有し、前記監視部は、前記監視動作の監視結果を前記記憶部に記憶し、前記画像制御部は、前記記憶部に記憶された前記監視結果により前記画像処理部を制御してもよい。
【0017】
この画像処理装置によれば、監視結果が記憶される記憶部にも制御用電圧を印加される。これにより、電圧変換部および監視部とは異なる別の電圧生成部により生成した電圧を記憶部に印加する構成に比べて、電圧を印加するための回路構成の規模を抑制することが可能になる。
【0018】
上記画像処理装置では、前記画像制御部は、オフ指令情報を前記記憶部に書き込み、前記監視部は、オン指令情報を前記記憶部に書き込み、前記電圧変換部は、前記記憶部に前記オフ指令情報が書き込まれていると判断した場合に前記電圧変換動作を停止し、前記起動信号を受け、且つ、前記記憶部に前記オン指令情報が書き込まれていると判断した場合に前記電圧変換動作を開始してもよい。
【0019】
この画像処理装置によれば、電圧変換部は、記憶部にオフ指令情報が書き込まれていると判断した場合に電圧変換動作を停止し、起動信号を受け、且つ、記憶部にオン指令情報が書き込まれていると判断した場合に電圧変換動作を開始する。これにより、共通の記憶部を利用して、監視結果の記憶とオンオフ指令情報の記憶を行うことで回路構成の規模を抑制することができる。
【発明の効果】
【0020】
本明細書によって開示される発明によれば、電圧変換部および監視部に制御用電圧を印加するための回路構成の規模を抑制することが可能である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
実施形態1の印刷装置1について
図1〜
図3を参照しつつ説明する。印刷装置1は、印刷用紙等のシートに画像を印刷する印刷機能を有するプリンタである。印刷装置1は画像処理装置の一例である。以下の説明では、
図1の紙面左斜め下側を印刷装置1の前側(F)とし、紙面右斜め下側を印刷装置1の右側(R)とし、紙面上側を印刷装置1の上側(U)とする。
【0023】
(印刷装置の外観構成)
図1に示すように、印刷装置1は、箱状のケーシング2を有し、このケーシング2の底部には、印刷前のシートを複数枚収容可能な収容カセット3が前方に引き出し可能に設けられている。ケーシング2の上面には、排出口2Aおよび排出トレイ2Bが設けられており、印刷済シートは、排出口2Aから排出トレイ2B上に排出される。
【0024】
排出トレイ2Bの前側には、操作パネル4が設けられている。操作パネル4は受付部の一例である。操作パネル4には複数の操作ボタン4Aや液晶ディスプレイ4Bなどが設けられている。ユーザは操作パネル4を操作することにより、印刷装置1の各種動作の設定や実行指示等を行うことができる。また、ケーシング2の右側面の下方には電源スイッチ5が設けられている。この電源スイッチ5は、機械式のスイッチ(リレー)である。
【0025】
(印刷装置の電気的構成)
図2に示すように、印刷装置1は、低圧電源6を介して、例えば商用電源7に接続される構成になっている。低圧電源6は、外部電源の一例であり、商用電源7からの交流電力(AC100V)をAC/DC変換し、第1駆動電圧V1(例えば24V)の直流電圧(直流電力の電圧)を出力する。第1駆動電圧V1は、後述する印刷部10等を駆動させるのに必要な電圧である。
【0026】
ケーシング2内には、印刷部10、印刷制御部11、および、電力供給部12を備えられている。印刷部10は、例えば電子写真方式やインクジェット方式等により印刷前シートに印刷を行う印刷機構である。印刷部10は、画像処理部の一例である。
【0027】
印刷制御部11は、例えば中央処理装置(以下、CPU)11A、メモリ11Bおよび画処理部11Cを有する。メモリ11Bには、例えばRAMやROMを有し、印刷装置1の各種の動作を実行するためのプログラムや画像データ等が記憶されている。CPU11Aは、メモリ11Bから読み出したプログラムに従って、印刷装置1の各部を制御する。なお、上記各種のプログラムが記憶される媒体は、メモリ11B以外に、CD−ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリでもよい。
【0028】
電力供給部12は、互いに異なる機能を実行する複数の回路が実装された複合回路であり、具体的には、DC/DCコンバータ20、監視回路21,レジスタ22(記憶部の一例),発振回路23,レギュレータ24,および、モータ制御回路25を有する。
【0029】
レギュレータ24は、電圧生成部の一例であり、上記第1駆動電圧V1から内部電圧V3(例えば5V)を生成し、この内部電圧V3を、DC/DCコンバータ20、監視回路21,レジスタ22,発振回路23、および、モータ制御回路25に印加する。内部電圧V3は、制御用電圧の一例であり、これらの回路20〜25を動作させる、或いは、それぞれの機能に対する制御を実行させるのに必要な電圧である。なお、レギュレータ24は、リニアレギュレータおよびスイッチングレギュレータのいずれでもよい。
【0030】
発振回路23は、発振部の一例であり、予め定められた周波数のクロック信号CLを出力し、DC/DCコンバータ20、監視回路21,レジスタ22,および、モータ制御回路25に与える。なお、発振回路23は、公知の各種の構成を採用することができる。
【0031】
DC/DCコンバータ20は、電力変換部の一例であり、上記低圧電源6から出力された第1駆動電圧V1を、第2駆動電圧V2(例えば3.3V)に電圧変換する電圧変換動作を実行する。第2駆動電圧V2は、印刷制御部11を駆動させるのに必要な電圧(動作電圧)である。具体的には、DC/DCコンバータ20は、制御用ロジック回路20Aを有する。この制御用ロジック回路20Aは、上記内部電圧V3が印加されることにより、上記クロック信号CLのクロック周期に同期して、スイッチング動作など、DC/DCコンバータ20の電圧変換動作を制御することが可能になる。
【0032】
監視回路21は、監視部の一例であり、上記内部電圧V3が印加されることにより動作可能となり、上記操作パネル4の操作ボタン4Aが押下されたか否かを判断する。監視回路21は、操作パネル4からの操作信号SG1に基づき、操作ボタン4Aが押下されたと判断した場合、オン指令信号SG2を出力する。オン指令は起動信号の一例である。
【0033】
また、監視回路21は、分周回路21A(分周部の一例)およびノイズキャンセル回路21B(ノイズキャンセル部の一例)を有する。分周回路21Aは、発振回路23からのクロック信号CLのクロック周期を分周する。ノイズキャンセル回路21Bは、分周回路21Aによる分周後のクロック周期に同期したタイミングで、監視回路21に入力される信号から、チャタリングや周辺機器からの電磁気等によるノイズ信号を除去する回路である。このノイズキャンセル回路21Bにより、監視回路21は、操作ボタン4Aの押下による信号を精度よく監視することができる。また、分周回路21Aは、分周後のクロック周期を利用することにより、分周前のクロック周期を利用する構成に比べて、ノイズ信号であるかどうかの判断を適切に行いつつ、ノイズキャンセル動作による消費電力を抑制することができる。
【0034】
レジスタ22は、記憶部の一例であり、上記内部電圧V3が印加されることにより、上記クロック信号CLのクロック周期に同期して書き込み動作を実行することが可能になり、印刷制御部11によるオフ指令情報と、監視回路21によるオン指令情報とが選択的に書き込まれる。モータ制御回路25は、駆動制御部の一例であり、上記内部電圧V3が印加されることで、上記クロック信号CLのクロック周期に同期したタイミングで印刷部10が有する駆動源(図示せず)の駆動を実行することが可能になる。なお、駆動源には、例えばシートを搬送する搬送機構の駆動モータや光走査装置が有するポリゴンモータなどが含まれる。
【0035】
(印刷制御部および電力供給部の動作)
ユーザが、低圧電源6を商用電源7に接続し、電源スイッチ5をオン操作すると、
図3に示すように、低圧電源6は第1駆動電圧V1の電力を出力する。そして、レギュレータ24は、第1駆動電圧V1から内部電圧V3を生成し出力する。また、発振回路23は、内部電圧V3が印加されることにより、クロック信号CLを出力する。
【0036】
制御用ロジック回路20Aは、内部電圧V3が印加されることで、クロック信号CLのクロック周期に同期して、DC/DCコンバータ20に電圧変換動作を実行させ、第2駆動電圧V2を印刷制御部11に印加し始める。また、制御用ロジック回路20Aは、レジスタ22にオフ指令情報およびオン指令信号のいずれが書き込まれているかを確認するオンオフ確認処理を、定期的に繰り返し実行する。なお、次述する通常モードでは、レジスタ22にはオン指令情報が書き込まれている。
【0037】
印刷制御部11は、通常モードとオフモードとの間で移行可能である。通常モードは、印刷制御部11が、第2駆動電圧V2が印加され印刷部10の印刷動作を制御可能な動作モードである。オフモードは、第2駆動電圧V2が印加されず印刷部10の印刷動作を制御不能な省電力モードである。なお、印刷制御部11は、オフモードに限らず、通常モードよりも消費電力が少ない省電力モードに移行可能な構成でもよい。印刷制御部11は、DC/DCコンバータ20から第2駆動電圧V2が印加されることで、通常モードになり、例えば、監視回路21を介して、操作パネル4の操作ボタン4Aが押下されたか否かを監視し、その監視結果から、印刷指令を受けたと判断した場合に、印刷部10に印刷動作を開始させる。
【0038】
また印刷制御部11は、通常モード時において、予め定められた移行条件を満たすかどうかを判断する移行判断処理を、定期的に繰り返し実行する。移行条件は、例えば、印刷指令など、操作パネル4でのユーザによる入力操作を受け付けない待機状態が基準時間継続したこと等が挙げられる。印刷制御部11は、移行条件を満たしたと判断した場合、オフ指令情報をレジスタ22に書き込む書き込み処理を実行する。
【0039】
制御用ロジック回路20Aは、上記オンオフ監視処理により、レジスタ22にオフ指令情報が書き込まれたことを確認すると、オンオフ確認処理を停止し、DC/DCコンバータ20に電圧変換動作を停止させる。これにより、印刷制御部11は、オフモードに移行する。モータ制御回路25も、内部電圧V3が印加されることで、駆動源の制御動作を実行可能となり、また、レジスタ22にオフ指令情報およびオン指令信号のいずれが書き込まれているかを確認するオンオフ確認処理を、定期的に繰り返し実行する。
【0040】
監視回路21は、上記内部電圧V3が印加されることにより、印刷制御部11が通常モードであるかオフモードであるかどうかにかかわらず、上記操作パネル4の操作ボタン4Aが押下されたか否かを判断する操作監視処理を実行する。なお、監視回路21は、オフモード時には、複数の操作ボタン4Aのうち、ソフト電源スイッチとして機能する特定の操作ボタン4Aのみを監視対象とする構成でもよい。具体的には、監視回路21は、例えば分周回路21Aによる分周後のクロック周期で繰り返し操作信号SG1を読み込む。
【0041】
ノイズキャンセル回路21Bは、分周後のクロック周期ごとに、読み込んだ各操作信号SG1の信号レベルを操作判定用閾値(ノイズ判定用閾値の一例)と比較する。そして、ノイズキャンセル回路21Bは、信号レベルが操作判定用閾値以上であることが、基準回数(例えば3回)以上連続した場合、操作ボタン4Aが押下されたと判断し、信号レベルが操作判定用閾値以上であることが、基準回数未満である場合、ノイズ信号であるとして、操作ボタン4Aが押下されていないと判断する。
【0042】
通常モード時において、監視回路21は、上記操作監視処理の監視結果を逐次、レジスタ22に書き込み、印刷制御部11は、レジスタ22の書き込み内容を逐次、確認し、印刷部10の制御に反映させる。一方、オフモード時において、監視回路21は、操作監視処理により、操作ボタン4Aが押下されたと判断した場合、制御用ロジック回路20Aに起動信号SG3を与えるとともに、オン指令情報をレジスタ22に書き込む書き込み処理を実行する。
【0043】
制御用ロジック回路20Aは、起動信号SG3を受けることにより、オンオフ監視処理を再開する。そして、制御用ロジック回路20Aは、レジスタ22にオン指令情報が書き込まれたことを確認し、再び、DC/DCコンバータ20に電圧変換動作を実行させ、第2駆動電圧V2を印刷制御部11に印加し始める。これにより、印刷制御部11は、オフモードから通常モードに復帰する。
【0044】
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、DC/DCコンバータ20および監視回路21は、共通のレギュレータ24により生成された内部電圧V3が印加されて動作可能になる。このため、DC/DCコンバータ20および監視回路21それぞれにレギュレータ等の電圧生成部を備える構成に比べて、DC/DCコンバータ20および監視回路21に制御用電圧を印加するための回路構成の規模を抑制することが可能になる。しかも、レジスタ22,発振回路23、および、モータ制御回路25も、共通のレギュレータ24により生成された内部電圧V3が印加されて動作可能になる。このため、電圧供給部12全体の回路構成の規模を、更に抑制し、また、消費電力を低減することができる。
【0045】
また、DC/DCコンバータ20、監視回路21,レジスタ22,および、モータ制御回路25は、共通の発振回路23からのクロック信号CLを用いて各種の動作を実行する。このため、監視回路21,レジスタ22,および、モータ制御回路25それぞれに専用の発振部を備える構成に比べて、クロック信号を出力するための回路構成の規模を抑制し、また、消費電力を低減することができる。
【0046】
また、ノイズキャンセル回路21Bは、分周回路21Aによる分周後のクロック周期で操作信号レベルを読み込んで、当該操作信号レベルと操作判定用閾値と比較してノイズを除去する。これにより、DC/DCコンバータ20とノイズキャンセル回路21Bとで、共通の発振回路23のクロック信号CLを利用しつつ、互いに異なる周期でそれぞれの動作を行うことができる。
【0047】
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
【0048】
「画像処理装置」は、印刷装置1以外の画像形成装置でもよい。例えば、画像形成装置には、ファクシミリ装置、コピー装置、印刷機能に加えて読取機能などの他の機能をも有する複合機、例えば図示しない表示画面等の表示媒体に画像を表示させる画像表示装置等も含まれる。更に、「画像処理装置」には、原稿シート上の画像を読み取る画像読取装置、画像データに対して変換や編集等の加工を施す画像データ処理装置でもよい。
【0049】
「受付部」は、操作パネル4など、ユーザの入力操作による操作指令を受け付ける操作部に限らず、外部機器から遮断解除信号等の外部信号を、操作指令として受け付ける信号受信部などでもよい。また、操作ボタン4Aは、押しボタンなどの機械式ボタ式でもよいし、タッチパネルなどのソフトボタン式なでもよい。
【0050】
「画像処理部」は、印刷部10に限らず、画像を表示媒体に表示させる表示部、画像読取部、画像データ変換部などでもよい。要するに、「画像処理部」は、画像に関する処理を実行する構成を有するものあればよい。
【0051】
上記実施形態では、印刷制御部11は、CPU11Aおよび画処理部11Cにより印刷部10の動作を制御する構成であった。しかし、これに限らず、印刷制御部11は、複数のCPUにより印刷部10の動作を制御する構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみにより印刷部10の動作を制御する構成でもよい。
【0052】
「記憶部」は、レジスタ22などのロジック回路に限らず、RAMやフラッシュメモリ等でもよい。
【0053】
「電圧生成部」は、レギュレータ24に限らず、他の公知の定電圧回路でもよい。
【0054】
「監視部」は、監視回路21のようなハード回路に限らず、CPUおよびメモリを有し、このCPUにより監視動作を制御する構成や、CPUおよびハード回路により監視動作を制御する構成でもよい。また、「監視部」は、ノイズキャンセル回路を有しない構成でもよい。
【0055】
「駆動制御部」は、モータ制御回路25に限られない。例えば印刷部10が、感光体等に印刷用のバイアス電圧を印加する印加回路を備える構成であって、「駆動制御部」は、上記バイアス電圧の印加の有無等を制御する電圧制御回路などでもよい。
【0056】
制御用ロジック回路20Aは、レジスタ22にオフ指令情報が書き込まれたことを確認した場合、オンオフ確認処理を続行しつつ、DC/DCコンバータ20に電圧変換動作を停止させる構成でもよい。
【0057】
電圧供給部12は、レギュレータ24とは別のレギュレータを有し、レジスタ22,発振回路23、および、モータ制御回路25の少なくとも1つを、別のレギュレータにより生成された内部電圧で動作可能になる構成でもよい。
【0058】
電圧供給部12は、発振回路23とは別の発振回路を有し、レジスタ22,および、モータ制御回路の少なくとも1つを、別の発振回路からのクロック信号を用いて動作する構成でもよい。