特許第6048263号(P6048263)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6048263表示装置、消費電力管理方法及び消費電力管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6048263
(24)【登録日】2016年12月2日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】表示装置、消費電力管理方法及び消費電力管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/28 20060101AFI20161212BHJP
   G06F 1/32 20060101ALI20161212BHJP
   G09G 3/34 20060101ALI20161212BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20161212BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20161212BHJP
【FI】
   G06F1/28 Z
   G06F1/32 Z
   G09G3/34 C
   G09G5/00 530T
   G06F3/041 570
【請求項の数】9
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-63079(P2013-63079)
(22)【出願日】2013年3月25日
(65)【公開番号】特開2014-186701(P2014-186701A)
(43)【公開日】2014年10月2日
【審査請求日】2015年12月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099885
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 健市
(72)【発明者】
【氏名】鈴江 正
(72)【発明者】
【氏名】福王 兆彦
(72)【発明者】
【氏名】杉本 洋彰
(72)【発明者】
【氏名】友野 和明
(72)【発明者】
【氏名】杉山 貴信
【審査官】 征矢 崇
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−190303(JP,A)
【文献】 特開2012−198405(JP,A)
【文献】 特開2009−229912(JP,A)
【文献】 特開2007−233260(JP,A)
【文献】 特開2005−215499(JP,A)
【文献】 特開2005−164672(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/67181(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F1/26−1/32
G06F3/14−3/147
G06F3/03;3/041−3/047
G09G3/16;3/20;3/34
G09G5/00−5/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源部と、
それぞれ1頁または複数頁からなる複数の文書コンテンツのうちのいずれかの文書コンテンツにおけるいずれかの頁のデータの表示状態を、前記電源手段の電力を消費することなく保持すると共に、前記電源部の電力を消費して前記表示頁の切り替えを行う表示手段と、
前記電源部の電力を消費して前記表示手段の画面にデータを手書きし表示させるための手書き手段と、
前記文書データの頁切り替え量に応じた第1の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第1の消費電力量決定手段と、
前記手書き手段による手書き量に応じた第2の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第2の消費電力量決定手段と、
各文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断するコンテンツ種別判断手段と、
コンテンツ種別判断手段により、文書コンテンツが読書用文書コンテンツと判断された場合は、前記第1の消費電力量決定手段により決定された前記第1の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当て、文書コンテンツが手書き用文書コンテンツと判断された場合は、前記第2の消費電力量決定手段により決定された前記第2の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当てる割り当て手段と、
前記割り当て手段により割り当てられた各文書コンテンツに使用可能な消費電力量に基づいて、各文書コンテンツ毎の電力消費を管理する管理手段と、
を備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記コンテンツ種別判断手段は、文書コンテンツの総頁数に基づいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断する請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記コンテンツ種別判断手段は、文書コンテンツの題名、タグ情報、分類の少なくともいずれかに読書用文書コンテンツまたは手書き用文書コンテンツを想定させるものが含まれているか否かによって、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断する請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記コンテンツ種別判断手段は、各頁の白紙部において手書き可能な最大の矩形領域を全頁で合計したときの合計値と文書コンテンツの全領域との比率に基づいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断し、前記合計値の文書コンテンツの全領域に対する比率が一定以上の場合は手書き用文書コンテンツと判断する請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記管理手段は、前記割り当て手段により読書用文書コンテンツと判断された文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、頁切り替えを禁止する請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置。
【請求項6】
前記管理手段は、前記割り当て手段により手書き用文書コンテンツと判断された文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、手書き入力を禁止する請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置。
【請求項7】
前記管理手段は、前記割り当て手段により文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、他の文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量を充当する請求項1〜6のいずれかに記載の表示装置。
【請求項8】
電源部と、
それぞれ1頁または複数頁からなる複数の文書コンテンツのうちのいずれかの文書コンテンツにおけるいずれかの頁のデータの表示状態を、前記電源手段の電力を消費することなく保持すると共に、前記電源部の電力を消費して前記表示頁の切り替えを行う表示手段と、
前記電源部の電力を消費して前記表示手段の画面にデータを手書きし表示させるための手書き手段と、
を備えた表示装置で実施される消費電力管理方法であって、
前記文書データの頁切り替え量に応じた第1の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第1の消費電力量決定ステップと、
前記手書き手段による手書き量に応じた第2の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第2の消費電力量決定ステップと、
各文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断するコンテンツ種別判断ステップと、
コンテンツ種別判断ステップにおいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツと判断された場合は、前記第1の消費電力量決定ステップにおいて決定された前記第1の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当て、文書コンテンツが手書き用文書コンテンツと判断された場合は、前記第2の消費電力量決定ステップにおいて決定された前記第2の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当てる割り当てステップと、
前記割り当てステップにおいて割り当てられた各文書コンテンツに使用可能な消費電力量に基づいて、各文書コンテンツ毎の電力消費を管理する管理ステップと、
を備えたことを特徴とする消費電力管理方法。
【請求項9】
電源部と、
それぞれ1頁または複数頁からなる複数の文書コンテンツのうちのいずれかの文書コンテンツにおけるいずれかの頁のデータの表示状態を、前記電源手段の電力を消費することなく保持すると共に、前記電源部の電力を消費して前記表示頁の切り替えを行う表示手段と、
前記電源部の電力を消費して前記表示手段の画面にデータを手書きし表示させるための手書き手段と、
を備えた表示装置のコンピュータに、
前記文書データの頁切り替え量に応じた第1の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第1の消費電力量決定ステップと、
前記手書き手段による手書き量に応じた第2の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第2の消費電力量決定ステップと、
各文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断するコンテンツ種別判断ステップと、
コンテンツ種別判断ステップにおいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツと判断された場合は、前記第1の消費電力量決定ステップにおいて決定された前記第1の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当て、文書コンテンツが手書き用文書コンテンツと判断された場合は、前記第2の消費電力量決定ステップにおいて決定された前記第2の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当てる割り当てステップと、
前記割り当てステップにおいて割り当てられた各文書コンテンツに使用可能な消費電力量に基づいて、各文書コンテンツ毎の電力消費を管理する管理ステップと、
を実行させるための消費電力管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電子ペーパー、タブレット端末等の表示装置、該表示装置で実施される消費電力管理方法及び消費電力管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
資料等のデータを表示する表示装置として、内蔵電源の電力を消費することなく表示状態を維持することが可能な例えば電子ペーパーやタブレット端末等が用いられている。
【0003】
このような表示装置は、昨今では多くの文書コンテンツを保存できるようになっているが、ユーザが自由に複数の文書コンテンツの閲覧や大量の手書き入力を行うと、消費電力が電源部の容量を超えてしまい、特定の重要な文書の閲覧や重要な文書に対する手書き入力を行おうとしても、電力不足のためできなくなるという問題がある。
【0004】
なお、特許文献1には、バッテリ駆動の携帯機器に関して、アプリケーション毎に仮想的に消費可能な電力を割り当てる技術が開示されている。
【0005】
この技術では、ユーザ設定やバッテリ残量や前回残量との差分から各アプリケーションに割り当てる電力量を決定するものとなされている。これにより、各々のアプリケーション駆動に関して割り当てられる電力量が決まるため、ユーザは安心して複数のアプリケーションを決められた電力量だけ使用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−111759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、電子ペーパー等の表示装置は、文書コンテンツを閲覧することを主目的とすることも多く、このためアプリケーションとして閲覧用のアプリケーションを使用することが多い上、紙の代替利用としての手書き入力が必須となる。このため、前記特許文献1に記載されているように、アプリケーション毎に電力を割り当てる技術を参照しても、ユーザが自由に複数の文書コンテンツの閲覧や大量の手書き入力を行うと、消費電力が電源部の容量を超えてしまうという問題を解決することはできなかった。
【0008】
より詳しく説明すると、文書コンテンツによっては数百頁にも及んで頁切り替えが必要なものがあり、集中して読書をする場合に、頁切り替えに大量の電力を消費してしまう場合がある。この場合、アプリケーション毎に消費電力を割り当てて電力管理を行うと、この数百頁の文書コンテンツに電力が適切に割り当てられず、読書途中でアプリケーションを使用できなくなってしまうという問題がある。
【0009】
また、読書が中心の文書コンテンツは手書き入力できる範囲が少ない等の特性を有するため、手書き入力が必須であっても文書コンテンツの種類によっては、必ずしも手書き用電力を必要としない場合も多く、このためアプリケーション毎に消費電力を割り当てて電力管理を行う場合には、割当量が過大になる場合もある。
【0010】
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、文書コンテンツ毎に使用可能な消費電力量の割り当てを行うことができると共に、頁数が多い文書コンテンツや手書き入力が必要な文書コンテンツに対して、適切な割り当てを行うことができる表示装置及び消費電力管理方法を提供し、さらには前記消費電力管理方法を表示装置のコンピュータに実行させるための消費電力管理プログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)電源部と、それぞれ1頁または複数頁からなる複数の文書コンテンツのうちのいずれかの文書コンテンツにおけるいずれかの頁のデータの表示状態を、前記電源手段の電力を消費することなく保持すると共に、前記電源部の電力を消費して前記表示頁の切り替えを行う表示手段と、前記電源部の電力を消費して前記表示手段の画面にデータを手書きし表示させるための手書き手段と、前記文書データの頁切り替え量に応じた第1の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第1の消費電力量決定手段と、前記手書き手段による手書き量に応じた第2の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第2の消費電力量決定手段と、各文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断するコンテンツ種別判断手段と、コンテンツ種別判断手段により、文書コンテンツが読書用文書コンテンツと判断された場合は、前記第1の消費電力量決定手段により決定された前記第1の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当て、文書コンテンツが手書き用文書コンテンツと判断された場合は、前記第2の消費電力量決定手段により決定された前記第2の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当てる割り当て手段と、前記割り当て手段により割り当てられた各文書コンテンツに使用可能な消費電力量に基づいて、各文書コンテンツ毎の電力消費を管理する管理手段と、を備えたことを特徴とする表示装置。
(2)前記コンテンツ種別判断手段は、文書コンテンツの総頁数に基づいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断する前項1に記載の表示装置。
(3)前記コンテンツ種別判断手段は、文書コンテンツの題名、タグ情報、分類の少なくともいずれかに読書用文書コンテンツまたは手書き用文書コンテンツを想定させるものが含まれているか否かによって、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断する前項1に記載の表示装置。
(4)前記コンテンツ種別判断手段は、各頁の白紙部において手書き可能な最大の矩形領域を全頁で合計したときの合計値と文書コンテンツの全領域との比率に基づいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断し、前記合計値の文書コンテンツの全領域に対する比率が一定以上の場合は手書き用文書コンテンツと判断する前項1に記載の表示装置。
(5)前記管理手段は、前記割り当て手段により読書用文書コンテンツと判断された文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、頁切り替えを禁止する前項1〜4のいずれかに記載の表示装置。
(6)前記管理手段は、前記割り当て手段により手書き用文書コンテンツと判断された文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、手書き入力を禁止する前項1〜4のいずれかに記載の表示装置。
(7)前記管理手段は、前記割り当て手段により文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、他の文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量を充当する前項1〜6のいずれかに記載の表示装置。
(8)電源部と、それぞれ1頁または複数頁からなる複数の文書コンテンツのうちのいずれかの文書コンテンツにおけるいずれかの頁のデータの表示状態を、前記電源手段の電力を消費することなく保持すると共に、前記電源部の電力を消費して前記表示頁の切り替えを行う表示手段と、前記電源部の電力を消費して前記表示手段の画面にデータを手書きし表示させるための手書き手段と、を備えた表示装置で実施される消費電力管理方法であって、前記文書データの頁切り替え量に応じた第1の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第1の消費電力量決定ステップと、前記手書き手段による手書き量に応じた第2の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第2の消費電力量決定ステップと、各文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断するコンテンツ種別判断ステップと、コンテンツ種別判断ステップにおいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツと判断された場合は、前記第1の消費電力量決定ステップにおいて決定された前記第1の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当て、文書コンテンツが手書き用文書コンテンツと判断された場合は、前記第2の消費電力量決定ステップにおいて決定された前記第2の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当てる割り当てステップと、前記割り当てステップにおいて割り当てられた各文書コンテンツに使用可能な消費電力量に基づいて、各文書コンテンツ毎の電力消費を管理する管理ステップと、を備えたことを特徴とする消費電力管理方法。
(9)電源部と、それぞれ1頁または複数頁からなる複数の文書コンテンツのうちのいずれかの文書コンテンツにおけるいずれかの頁のデータの表示状態を、前記電源手段の電力を消費することなく保持すると共に、前記電源部の電力を消費して前記表示頁の切り替えを行う表示手段と、前記電源部の電力を消費して前記表示手段の画面にデータを手書きし表示させるための手書き手段と、を備えた表示装置のコンピュータに、前記文書データの頁切り替え量に応じた第1の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第1の消費電力量決定ステップと、前記手書き手段による手書き量に応じた第2の消費電力量を文書コンテンツ毎に予め決定する第2の消費電力量決定ステップと、各文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断するコンテンツ種別判断ステップと、コンテンツ種別判断ステップにおいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツと判断された場合は、前記第1の消費電力量決定ステップにおいて決定された前記第1の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当て、文書コンテンツが手書き用文書コンテンツと判断された場合は、前記第2の消費電力量決定ステップにおいて決定された前記第2の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当てる割り当てステップと、前記割り当てステップにおいて割り当てられた各文書コンテンツに使用可能な消費電力量に基づいて、各文書コンテンツ毎の電力消費を管理する管理ステップと、を実行させるための消費電力管理プログラム。
【発明の効果】
【0012】
前項(1)に記載の発明によれば、文書データの頁切り替え量に応じた第1の消費電力量と、手書き手段による手書き量に応じた第2の消費電力量を、文書コンテンツ毎に予め決定しておくとともに、文書コンテンツが読書用文書コンテンツである場合は、前記第1の消費電力量をその文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当て、文書コンテンツが手書き用文書コンテンツである場合は、前記第2の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当て、この割り当てられた各文書コンテンツに使用可能な消費電力量に基づいて、各文書コンテンツ毎の電力消費が管理される。従って、頁数が多い読書用文書コンテンツや手書き入力が必要な手書き用文書コンテンツに対して、適切な割り当てを行うことができる。その結果、読書途中で消費電力量の割り当てがなくなったり、逆に割当量が過大になるという不都合を解消できる。
【0013】
前項(2)に記載の発明によれば、文書コンテンツの総頁数に基づいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを容易に判断できる。
【0014】
前項(3)に記載の発明によれば、文書コンテンツの題名、タグ情報、分類の少なくともいずれかに読書用文書コンテンツまたは手書き用文書コンテンツを想定させるものが含まれているか否かによって、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを的確に判断できる。
【0015】
前項(4)に記載の発明によれば、各頁の白紙部において手書き可能な最大の矩形領域を全頁で合計したときの合計値と文書コンテンツの全領域との比率に基づいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断し、前記合計値の文書コンテンツの全領域に対する比率が一定以上の場合は手書き用文書コンテンツであることを的確に判断できる。
【0016】
前項(5)に記載の発明によれば、読書用文書コンテンツと判断された文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、頁切り替えが禁止される。
【0017】
前項(6)に記載の発明によれば、手書き用文書コンテンツと判断された文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、手書き入力が禁止される。
【0018】
前項(7)に記載の発明によれば、割り当て手段により文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、他の文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が充当されるから、重要な文書コンテンツについて使用可能な消費電力量が不足するときであっても、閲覧や手書き入力が不可能となるような事態を回避できる。
【0019】
前項(8)に記載の発明によれば、頁数が多い読書用文書コンテンツや手書き入力が必要な手書き用文書コンテンツに対して、適切な割り当てを行うことができ、読書途中で消費電力量の割り当てがなくなったり、逆に割当量が過大になるという不都合を解消できる。
【0020】
前項(9)に記載の発明によれば、頁数が多い読書用文書コンテンツや手書き入力が必要な手書き用文書コンテンツに対して、適切な割り当てを行うことができる処理を、表示装置のコンピュータに実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】この発明の一実施形態に係る表示装置としての電子ペーパーの正面図である。
図2】電子ペーパーの電気的な構成を示すブロック図である。
図3】電子ペーパーにおいて実行される各文書コンテンツに対する使用可能な消費電力量の割り当て処理を示すフローチャートである。
図4図3のステップS2で示した、頁切り替え量に応じた消費電力量の決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図5図3のステップS3で示した、手書き量に応じた消費電力量の決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図6図3のステップS4で示した、文書コンテンツの内容を精査してその文書コンテンツについて消費電力量の割り当てを決定する処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図7】読書用文書コンテンツのマッチングテーブルの一例を示す。
図8】文書コンテンツに割り当てた消費電力量が不足した場合の処理を示すフローチャートである。
図9】文書データ内にリンク先が存在している場合の文書コンテンツを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は、この発明の一実施形態に係る表示装置としての電子ペーパー1の正面図である。なお、表示装置は電子ペーパーに限定されることはなく、タブレット端末等であっても良い。
【0024】
この電子ペーパー1は表示部を備えると共に、下端部には頁戻しボタン12と、実行/更新ボタン13と、頁送りボタン14が配設されている。
【0025】
表示部11は、後述する電源部の電力を消費することなく文書データの表示状態を保持する一方、表示頁を切り替える際には電力を消費する公知の構成のものである。「電力を消費することなく」とは、電力を全く消費しない場合はもとより、電力消費がわずかである場合も許容する概念である。
【0026】
この表示部11の表面にはタッチパネル(図示せず)が設けられており、ユーザーはタッチパネルを手書きペン等の手書き入力装置2でなぞって文字や図形等のメモを文書データに手書き入力することができる構成となされている。なお、手書き入力装置2により手書き入力したメモ等の表示は、頁切り替えと同様に電力消費を伴って行われる。
【0027】
頁戻しボタン12は、表示されている頁を1つ前の頁に切り替えるためのボタンであり、実行/更新ボタン13は、例えば複数の文書コンテンツの中からいずれかの文書コンテンツを選択し表示させるとき等に用いられ、頁送りボタン14は、表示されている頁を次の頁に切り替えるためのボタンである。
【0028】
図2は、電子ペーパー1の電気的な構成を示すブロック図である。
【0029】
電子ペーパー1は、上述した表示部11の他、CPU101、RAM102、ROM103、画像処理部104、外部記憶装置105、操作部106、電源管理部107、電源部108、ネットワークインターフェース(図面ではネットワークIFと記されている)109を備えている。
【0030】
CPU101は、ROM103や外部記憶装置105などに保存されているプログラムをRAM103にロードして実行することにより、電子ペーパー1の全体を統括的に制御する。たとえば、ユーザー操作に基づいて、外部記憶装置105に記憶された複数の文書コンテンツのうちのいずれかの文書コンテンツの任意の頁を表示部11に表示させたり、表示頁を切り替えたり、画面に対して手書き入力装置2による手書きが行われたときは、それを取り込んで入力し表示させる等の制御を行う。
【0031】
さらにこの実施形態では、外部記憶装置105に記憶された複数の文書コンテンツのそれぞれについて、文書データの頁切り替え量に応じた第1の消費電力量と、手書き入力装置2による手書き量に応じた第2の消費電力量を予め決定したり、各文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断したり、判断結果に応じて、各文書コンテンツに使用可能な消費電力量を割り当てる等の処理を行うが、詳細は後述する。
【0032】
RAM102は、CPU101が動作用プログラムに従って動作する際の作業領域を提供する記憶媒体であり、ROM103は、CPU101が実行する動作プログラムやその他のデータを保存する記憶媒体である。
【0033】
画像処理部104は、外部記憶装置105に記憶される画像データ等に所定の画像処理を実行する。
【0034】
外部記憶装置105は例えばSDカード等の可搬性記録媒体等からなり、表示部11に表示される1頁または複数頁からなる複数の文書コンテンツを保存する。
【0035】
操作部106は前述したタッチパネルからなり、タッチパネルがタッチされた時のタッチ位置の座標の読み取り等を行う。
【0036】
電源管理部107は電源部108の状態を管理するものであり、各文書コンテンツ毎に割り当てた使用可能な消費電力量を管理する。この電源管理部107はCPU101の機能の一部として構成されている。なお、電源部108は電子ペーパー1の各部に電力を供給するものであり、充電可能に構成されている。また、表示部11に表示される頁の切り替えや手書き入力装置2による画面へのメモ書きがあった場合等には、電源部108の電力が消費され、電源管理部107は消費された電力量を使用可能な電力量から差し引く等の処理を行う。
【0037】
ネットワークインターフェース109は、電子ペーパー1と他の外部機器との間で、ネットワークを介してデータの送受信を行う通信手段として機能する。
【0038】
次に、電子ペーパー1において実行される各文書コンテンツに対する使用可能な消費電力量の割り当て処理を、図3のフローチャートを参照して説明する。この割り当て処理は、電源の立ち上げ時、文書コンテンツの登録時、文書コンテンツの内容を変更したとき等に実行される。
【0039】
なお、図3のフローチャートに示される処理は、CPU101がROM103等の記録媒体に記録された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
【0040】
ステップS1では、全ての文書コンテンツに対してステップS2〜4の処理を行うために、全ての文書コンテンツに対して処理が完了したかどうかを判断する。完了していなければ(ステップS1でNO)、ステップS2で、1つの文書コンテンツについて、頁切り替え量に応じた消費電力量(第1の消費電力量)を決定する。この決定処理については後述する。
【0041】
次いで、ステップS3で、同じ文書コンテンツについて、手書き入力装置2による手書き量に応じた消費電力量(第2の消費電力量)を決定する。この決定処理については後述する。
【0042】
次に、ステップS4で、文書コンテンツの内容を精査して、その文書コンテンツについて消費電力量の割り当てを決定したのち、ステップS1に戻る。この決定処理については後述する。
【0043】
このようなステップS2〜4の処理を全ての文書コンテンツに対して行う。
【0044】
ステップS1において、全ての文書コンテンツに対して処理が終了すると(ステップS1でYES)、ステップS5で、消費電力量の割り当てが完了したかどうかを調べ、完了していなければ(ステップS5でNO)、ステップS6で、割り当てられていない文書コンテンツに対して、全文書コンテンツ数を基にして均等に割り当てる。割り当てが完了していれば(ステップS5でYES)、本処理を終了する。
【0045】
図4は、図3のステップS2で示した前記第1の消費電力量の決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0046】
ステップS21では、その文書コンテンツの全頁数を取得し、ステップS22で、1頁当たりの切り替えに要する消費電力量×全頁数を第1の消費電力量として決定する。そして、ステップS23で、決定した消費電力量を文書コンテンツと関連付けて登録したのちリターンする。
【0047】
図5は、図3のステップS3で示した、手書き量に応じた消費電力量の決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0048】
ステップS31では、その文書コンテンツの各頁に対して、検出していない手書き領域が残っているかどうかを調べる。残っていれば(ステップS31でYES)、ステップS32で、手書き可能な最大の矩形領域を検出する。つまり、1頁毎に白紙部において手書き可能な最大の矩形領域を検出する。次いでステップS33で、検出した手書き可能な最大の矩形領域の値を、これまでに検出した各頁の矩形領域の値に追加したのち、ステップS31に戻る。
【0049】
このようなステップS32及びS33の処理を全ての頁に対して行い、その文書コンテンツについての手書き可能な最大の矩形領域の合計値を求める。
【0050】
ステップS31で、検出していない手書き領域が残っていなければ(ステップS31でNO)、ステップS34で、手書き可能な最大の矩形領域の合計値のその文書コンテンツの全領域に対する比率を、文書コンテンツと関連付けて登録する。
【0051】
次いで、ステップS35で、手書き可能な最大の矩形領域の合計値から手書きに必要な消費電力量を算出して前記第2の消費電力量として決定し、ステップS36で、決定した第2の消費電力量を文書コンテンツと関連付けて登録したのちリターンする。
【0052】
図6は、図3のステップS4で示した、文書コンテンツの内容を精査してその文書コンテンツについて消費電力量の割り当てを決定する処理のサブルーチンを示すフローチャートである。この処理では、文書コンテンツの種別が読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断し、判断結果に応じた消費電力量の割り当てを行うものとなされている。
【0053】
ステップS41では、文書コンテンツの題名、タグ情報(整理情報)、分類について、照合用テーブルとマッチングする。題名、タグ情報(整理情報)、分類のいずれかが存在していない場合は、存在している情報を基にマッチングする。次に、ステップS42で、手書き用文書コンテンツか否かを判断する。
【0054】
図7に読書用文書コンテンツのマッチングテーブルの一例を示す。このテーブルには、題名(A)として、「今読みたい本のリスト」「読むだけで十分な題名リスト」「一気に読みふけった本の題名リスト」「徹夜して読んだ本の題名リスト」が例示されている。また、タグ情報(B)として、「推薦図書」「読書感想」「小説」「純文学」が例示され、ICBN(International Standard Book Number)分類記号一覧表20に基づく分類(C)として、「全集」「文書」「コミックス」「文学」が例示されている。
【0055】
そして、図7の例では、照合対象の文書コンテンツは、題名が「一気に読みふけった本の題名リスト」に挙げられている題名に該当し((A)−3)、タグ情報が「純文学」に該当し((B)−4)、分類が「文庫」に該当((C)−2)することが示されている。
【0056】
この実施形態では、ステップS42における手書き用文書コンテンツか否かの判断は次のようにして行われる。
【0057】
即ち、文書コンテンツと読書用文書コンテンツのマッチングテーブルとで、題名、タグ情報、分類の一致比率が一定値以上の場合は、手書き用文書コンテンツではない、つまり読書用文書コンテンツであると判断される。なお、文書コンテンツの題名、タグ情報、分類の少なくともいずれかが読書用文書コンテンツのマッチングテーブルと一致した場合に、読書用文書コンテンツであると判断してもよい。
【0058】
また、手書き用文書コンテンツを想定させる題名、タグ情報、分類が予め設定された手書き用文書コンテンツのマッチングテーブルを用意し、このテーブルと文書コンテンツとの一致比率を基に、あるいは文書コンテンツの題名、タグ情報、分類の少なくともいずれかが手書き用文書コンテンツのマッチングテーブルと一致した場合に、手書き用文書コンテンツであると判断してもよい。
【0059】
あるいは、他の判別方法として、図5のフローチャートにおけるステップS34で登録した、矩形領域の比率が一定値以上の場合に、手書き用文書コンテンツであると判断しても良い。
【0060】
このように、文書コンテンツの題名、タグ情報、分類をマッチングテーブルと照合することにより、あるいは矩形領域の比率を調べることにより、簡単にかつ的確に、手書き用文書コンテンツか読書用文書コンテンツかを判断することができる。
【0061】
あるいはさらに他の判別方法として、一般に読書用文書コンテンツの総頁数は比較的多いことから、文書コンテンツの総頁数が一定値以上の場合に読書用文書コンテンツと判断しても良い。これにより、簡単に手書き用文書コンテンツか読書用文書コンテンツかを判断することができる。
【0062】
図6に戻って、ステップS42で、手書き用文書コンテンツであると判断された場合は(ステップS42でYES)、ステップS43で、登録した第2の消費電力量を、その文書コンテンツに対して使用可能な消費電力量として割り当てたのち、リターンする。一方、ステップS42において、手書き用文書コンテンツでないと判断された場合は(ステップS42でNO)、ステップS44に進み、読書用文書コンテンツか否かを判断する。
【0063】
読書用文書コンテンツであると判断された場合は(ステップS44でYES)、ステップS45で、登録した第1の消費電力量を、その文書コンテンツに対して使用可能な消費電力量として割り当てたのち、リターンする。読書用文書コンテンツでないと判断された場合は(ステップS44でNO)、ステップS46で、割り当てを保留する。
【0064】
このように、各文書コンテンツに使用可能な消費電力量が割り当てられ、文書コンテンツが表示され頁が切り替えられる毎に、あるいは手書き入力が行われる毎に、使用可能な消費電力量が減算されていく。頻繁に表示されあるいは手書きが行われる文書コンテンツについては、その都度電力が消費されるため、例えば頁を最後まで切り替えるためには割り当てられた消費電力量では不足することがある。
【0065】
なお、電力量が不足するかどうかは、表示部11に文書コンテンツが表示される毎に、チェックが行われる。
【0066】
図8は、このような文書コンテンツに割り当てた消費電力量が不足した場合の処理を示すフローチャートである。この処理も、CPU101がROM103等の記録媒体に記録された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
【0067】
ステップS11では、電力量が不足している文書コンテンツが手書き用文書コンテンツか否かを判断する。手書き用文書コンテンツでなければ(ステップS11でNO)、ステップS12で、残りの頁数の切り替えに必要な電力量を算出した後、ステップS14に進む。手書き用文書コンテンツであれば(ステップS11でYES)、ステップS13で、残りの手書き領域から必要な電力量を算出した後、ステップS14に進む。
【0068】
ステップS14では、初期値をゼロとして割り当て可能な消費電力量を求める。まず、ステップS15で、必要電力量に達したか否かを判断し、達していなければ(ステップS15でNO)、ステップS16で、他の文書コンテンツに割り当てた電力量を順次合算し充当したのち、ステップS17で、他に残っている文書コンテンツが存在しているかどうかを調べる。存在していれば(ステップS17でYES)、ステップS15に戻る。存在していなければ(ステップS17でNO)、ステップS18に進む。
【0069】
ステップS18では、消費電力量が不足している当該文書コンテンツは手書き用文書コンテンツかどうかを調べる。手書き用文書コンテンツでなければ(ステップS18でNO)、ステップS19で、電力量が不足する場合は、頁切り替えを禁止するように設定を行って、処理を終了する。手書き用文書コンテンツであれば(ステップS18でYES)、ステップS20で、電力量が不足する場合は、手書き入力を禁止するように設定を行って、処理を終了する。
【0070】
ステップS15で、必要電力量に達していれば(ステップS15でYES)、処理を終了する。
【0071】
このように、割り当てた使用可能な消費電力量が不足する場合は、他の文書コンテンツに割り当てた使用可能な消費電力量を充当利用するから、重要な文書コンテンツについて使用可能な消費電力量が不足するときであっても、閲覧や手書き入力が不可能となるような事態を回避できる。
【0072】
また、他の文書コンテンツに割り当てた使用可能な消費電力量を利用しても、消費電力量の不足を解消できないときは、読書用文書コンテンツの頁切り替えが禁止され、または手書き用文書コンテンツの手書き入力が禁止されるから、ユーザは電源部108の電力が不足していることを認識することができる。
【0073】
ただし、この実施形態では図9に示すように、文書データ内にリンク先が存在している場合(図9の例では例えば「学術論文の構成とその要素」というリンク先が存在している)は、当該リンク先の文書ドキュメントとの関連性を高めるため、その文書コンテンツについては、電力量が不足している他の文書コンテンツの電力量確保のための充当対象(図8のステップS16)から外す設定がなされている。このため、リンク先が存在している文書コンテンツの使用可能な消費電力量は確実に確保されることになり、当該リンク先に接続してその内容を表示させる動作を確実に行うことができる。なお、文書データ中にリンク先は存在していても、リンク先に文献が存在しない場合は、リンク先が存在しないものとして扱われる。
【0074】
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。
【0075】
例えば、文書コンテンツ毎に使用可能な消費電力量を割り当てたが、手書き量等はユーザによって相違する。そのため、手書きあるいは頁切り替えに際しての実際の電力消費量を測定し、割り当てられた使用可能な消費電力量を、前記測定した実際の電力消費量を基に補正しても良い。
【符号の説明】
【0076】
1 電子ペーパー(表示装置)
2 手書き入力装置
11 表示部
101 CPU
102 RAM
103 ROM
105 外部記憶装置
106 操作部
107 電源管理部
108 電源部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9