特許6048263IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、電子ペーパー、タブレット端末等の表示装置、該表示装置で実施される消費電力管理方法及び消費電力管理プログラム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、電子ペーパー等の表示装置は、文書コンテンツを閲覧することを主目的とすることも多く、このためアプリケーションとして閲覧用のアプリケーションを使用することが多い上、紙の代替利用としての手書き入力が必須となる。このため、前記特許文献1に記載されているように、アプリケーション毎に電力を割り当てる技術を参照しても、ユーザが自由に複数の文書コンテンツの閲覧や大量の手書き入力を行うと、消費電力が電源部の容量を超えてしまうという問題を解決することはできなかった。 より詳しく説明すると、文書コンテンツによっては数百頁にも及んで頁切り替えが必要なものがあり、集中して読書をする場合に、頁切り替えに大量の電力を消費してしまう場合がある。この場合、アプリケーション毎に消費電力を割り当てて電力管理を行うと、この数百頁の文書コンテンツに電力が適切に割り当てられず、読書途中でアプリケーションを使用できなくなってしまうという問題がある。 また、読書が中心の文書コンテンツは手書き入力できる範囲が少ない等の特性を有するため、手書き入力が必須であっても文書コンテンツの種類によっては、必ずしも手書き用電力を必要としない場合も多く、このためアプリケーション毎に消費電力を割り当てて電力管理を行う場合には、割当量が過大になる場合もある。 この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、文書コンテンツ毎に使用可能な消費電力量の割り当てを行うことができると共に、頁数が多い文書コンテンツや手書き入力が必要な文書コンテンツに対して、適切な割り当てを行うことができる表示装置及び消費電力管理方法を提供し、さらには前記消費電力管理方法を表示装置のコンピュータに実行させるための消費電力管理プログラムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題は、以下の手段によって解決される。 (1)電源部と、それぞれ1頁または複数頁からなる複数の文書コンテンツのうちのいずれかの文書コンテンツにおけるいずれかの頁のデータの表示状態を、前記電源手段の電力を消費することなく保持すると共に、前記電源部の電力を消費して前記表示頁の切り替えを行う表示手段と、前記電源部の電力を消費して前記表示手段の画面にデータを手書きし表示させるための手書き手段と、・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
前項(1)に記載の発明によれば、文書データの頁切り替え量に応じた第1の消費電力量と、手書き手段による手書き量に応じた第2の消費電力量を、文書コンテンツ毎に予め決定しておくとともに、文書コンテンツが読書用文書コンテンツである場合は、前記第1の消費電力量をその文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当て、文書コンテンツが手書き用文書コンテンツである場合は、前記第2の消費電力量を、その文書コンテンツに使用可能な消費電力量として割り当て、この割り当てられた各文書コンテンツに使用可能な消費電力量に基づいて、各文書コンテンツ毎の電力消費が管理される。従って、頁数が多い読書用文書コンテンツや手書き入力が必要な手書き用文書コンテンツに対して、適切な割り当てを行うことができる。その結果、読書途中で消費電力量の割り当てがなくなったり、逆に割当量が過大になるという不都合を解消できる。 前項(2)に記載の発明によれば、文書コンテンツの総頁数に基づいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを容易に判断できる。 前項(3)に記載の発明によれば、文書コンテンツの題名、タグ情報、分類の少なくともいずれかに読書用文書コンテンツまたは手書き用文書コンテンツを想定させるものが含まれているか否かによって、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを的確に判断できる。 前項(4)に記載の発明によれば、各頁の白紙部において手書き可能な最大の矩形領域を全頁で合計したときの合計値と文書コンテンツの全領域との比率に基づいて、文書コンテンツが読書用文書コンテンツか手書き用文書コンテンツかを判断し、前記合計値の文書コンテンツの全領域に対する比率が一定以上の場合は手書き用文書コンテンツであることを的確に判断できる。 前項(5)に記載の発明によれば、読書用文書コンテンツと判断された文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、頁切り替えが禁止される。 前項(6)に記載の発明によれば、手書き用文書コンテンツと判断された文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、手書き入力が禁止される。 前項(7)に記載の発明によれば、割り当て手段により文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が不足するときは、他の文書コンテンツに割り当てられた使用可能な消費電力量が充当されるから、重要な文書コンテンツについて使用可能な消費電力量が不足するときであっても、閲覧や手書き入力が不可能となるような事態を回避できる。 前項(8)に記載の発明によれば、頁数が多い読書用文書コンテンツや手書き入力が必要な手書き用文書コンテンツに対して、適切な割り当てを行うことができ、読書途中で消費電力量の割り当てがなくなったり、逆に割当量が過大になるという不都合を解消できる。 前項(9)に記載の発明によれば、頁数が多い読書用文書コンテンツや手書き入力が必要な手書き用文書コンテンツに対して、適切な割り当てを行うことができる処理を、表示装置のコンピュータに実行させることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】この発明の一表示装置としての電子ペーパーの正面図である。

【図2】電子ペーパーの電気的な構成を示すブロック図である。

【図3】電子ペーパーにおいて実行される各文書コンテンツに対する使用可能な消費電力量の割り当て処理を示すフローチャートである。

【図4】図3のステップS2で示した、頁切り替え量に応じた消費電力量の決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。

【図5】図3のステップS3で示した、手書き量に応じた消費電力量の決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。

【図6】図3のステップS4で示した、文書コンテンツの内容を精査してその文書コンテンツについて消費電力量の割り当てを決定する処理のサブルーチンを示すフローチャートである。

【図7】読書用文書コンテンツのマッチングテーブルの一例を示す。

【図8】文書コンテンツに割り当てた消費電力量が不足した場合の処理を示すフローチャートである。

【図9】文書データ内にリンク先が存在している場合の文書コンテンツを示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 電子ペーパー(表示装置)   2 手書き入力装置   11 表示部   101 CPU   102 RAM   103 ROM   105 外部記憶装置   106 操作部   107 電源管理部   108 電源部

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