特許6048306IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

圧電素子を駆動して振動板を振動させることにより、圧力室内のインクを外部に吐出させるインクジェットヘッドおよびその駆動方法と、そのインクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタとに関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、図12は、特許文献2における圧電素子の駆動信号と、その圧電素子の駆動に伴って振動する圧力室上方の振動板の振動波形とを模式的に示している。同図のように、1画素周期内で、圧電素子に印加する2つの吐出パルス(第1パルスP1、第2パルスP2)の電位が、それぞれ待機電位V1よりも低いV0で同電位であると、振動板の振動振幅は、第1パルスP1の印加時(第1振動)よりも第2パルスP2の印加時(第2振動)のほうが大きくなる。これは、第2振動では、第1振動後の振動板の残響振動に、第2パルスP2の印加による振動が上乗せされるためである。なお、特許文献2では、振動板の振動波形は図示されていないが、の理由により、第1振動と第2振動とで振動板の振動振幅が変化すると言える。 このように、第1振動と第2振動とで振動板の振動振幅が変化すると、連続駆動を行ったときに圧電素子の圧電特性(例えば圧電定数d31)が変化し、連続駆動前とは異なるインク吐出特性となる。この結果、連続駆動の前後でインクの吐出速度が変化し、描画する画素によってインクの吐出位置がずれる、いわゆる画素ズレ(描画乱れ)が生じる。 本発明は、の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、高速で(高い駆動周波数で)、多階調表示が可能で、かつ、連続駆動時の圧電特性の変動を抑え、これによって描画乱れを抑えることができるインクジェットヘッドおよびその駆動方法と、そのインクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタとを提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の一側面に係るインクジェットヘッドは、インクを収容する圧力室と、駆動信号に基づいて駆動される圧電素子と、前記圧電素子の駆動に伴って振動し、前記圧力室内のインクに圧力を付与して前記インクを外部に吐出させる振動板とを備え、前記駆動信号に含まれる、1画素を描画する周期内の吐出パルスの数に応じた階調表示を行うインクジェットヘッドであって、1画素を描画する周期内で、前記吐出パルスとして、第1パル・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
したインクジェットヘッドおよびその駆動方法によれば、高速かつ多階調表示が可能で、連続駆動時の圧電特性の変動を抑えて描画乱れを抑えることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施の一形態に係るインクジェットプリンタの概略の構成を示す説明図である。

【図2】インクジェットプリンタが備えるインクジェットヘッドのアクチュエータの概略の構成を示す平面図、およびその平面図におけるA−A’線矢視断面図である。

【図3】インクジェットヘッドの断面図である。

【図4】インクジェットヘッドの製造工程を示す断面図である。

【図5】インクジェットヘッドの圧電素子に印加される駆動信号の一例を示す説明図である。

【図6】駆動信号と、圧電素子の駆動に伴って振動する振動板の振動波形と、インクの吐出タイミングとを併せて示した説明図である。

【図7】駆動信号の他の例を示す説明図である。

【図8】駆動信号のさらに他の例を示す説明図である。

【図9】駆動信号のさらに他の例を示す説明図である。

【図10】駆動信号のさらに他の例を示す説明図である。

【図11】駆動信号のさらに他の例を示す説明図である。

【図12】従来の圧電素子の駆動信号と、圧電素子の駆動に伴って振動する振動板の振動波形とを模式的に示す説明図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 インクジェットプリンタ   21 インクジェットヘッド   22a 圧力室   22b 振動板   27 圧電素子   P1 第1パルス   P2 第2パルス   P3 第3パルス

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